JPH05237739A - 切削油の吸引式収集装置 - Google Patents

切削油の吸引式収集装置

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JPH05237739A
JPH05237739A JP3972792A JP3972792A JPH05237739A JP H05237739 A JPH05237739 A JP H05237739A JP 3972792 A JP3972792 A JP 3972792A JP 3972792 A JP3972792 A JP 3972792A JP H05237739 A JPH05237739 A JP H05237739A
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JP
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cutting oil
chips
suction
cutting
air flow
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JP3972792A
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Sueji Yoshioka
末治 吉岡
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 被加工物を加工する作業部から切削油及び切
粉を収集して、分別させる分別部と、該分別部から分別
した切削油を収納する切削油収納部とを備えた切削油の
収集装置において、前記分別部と連通し、且つ先端が作
業部に配置可能な吸引部材と、該吸引部材を介して作業
部から切削油及び切粉を分別部及び切削油収納部へ導引
する空気流を発生するための負圧発生手段とを備えてい
る。 【効果】 吸引により作業部から切削油及び切粉を収集
し、混入した切粉を分別部にて除去するので、切削油の
収集効率が高く切削油の再利用に適している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】エンドミル加工機、フライス加工
機等の作業部で使用する切削油を収集する切削油の吸引
式収集装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、エンドミル加工機、フライス加
工機、B.T.A 加工機、旋盤等により、被加工物を加工す
る場合、工具又は被加工物に切削油をかけながら行って
いる。この切削油は、工具、被加工物の冷却、潤滑及び
切粉除去のために用いられ、収集して再利用される。収
集した切削油を再利用するには、混入した切粉を除去す
る必要があり、濾過機能を備えた切削油収集装置が用い
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の切削油収集装置
は、装置に到る流路の途中で切粉が滞留する等の理由に
より、切削油の収集に時間がかかる場合が多い。このこ
とは、切削油収集装置で切削油を一旦収集して、再び作
業部へ循環させて使用する場合、切削油の供給が不充分
になって加工機の連続運転を困難にする。また、加工中
に飛散した切削油の収集はほとんど行われないために、
作業部が汚れて、掃除が面倒であるという問題もある。
【0004】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、吸引により切削
油を収集すると共に、切削油に混入した切粉を除去し
て、切削油の再利用を効率良く行える切削油の吸引式収
集装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の切削油の吸引式
収集装置は、被加工物を加工する作業部から切削油及び
切粉を収集して、分別させる分別部と、該分別部から分
別した切削油を収納する切削油収納部とを備えた切削油
の収集装置において、前記分別部と連通し、且つ先端が
作業部に配置可能な吸引部材と、該吸引部材を介して作
業部から切削油及び切粉を分別部及び切削油収納部へ導
引する空気流を発生するための負圧発生手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0006】また、本発明の切削油の吸引式収集装置
は、空気流を装置外部に排出する部分に消音部材を取り
付けてもよい。さらに、移動用のキャスターを取り付け
てもよい。
【0007】
【作用】切削油をかけながら被加工物を加工している作
業部に吸引部材の先端を配置して、負圧発生手段を介し
て吸引部材により使用済みの切削油を加工中に生じた切
粉と共に吸引する。吸引された切粉及び切削油は、負圧
発生手段により発生する空気流に従って分別部へ導引さ
れる。分別部にて切粉は分別除去され、切削油は、さら
に空気流に従って切削油収納部へ導引される。
【0008】切削油収納部には、切粉を除去した切削油
が収納され、この切削油はポンプによって再び作業部へ
供給される。装置を稼働している間、空気流を装置外部
へ排出する部分に取り付けられた消音部材は、負圧発生
手段から生じる騒音を低減する。また、移動用のキャス
ターにより、必要に応じて切削油収集装置を作業部へ適
宜移動できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の切削油の吸引式収集装置の一
実施例を図面に基づいて説明する。図1〜図4は切削油
の吸引式収集装置を、被加工物1及びエンドミル2に切
削油3をかけつつ加工作業している作業部5に使用した
場合を示している。
【0010】上記吸引式収集装置は、箱型のケーシング
40を、側壁41及びフィルター11により、吸引部材
6により作業部5から吸引された切削油と切粉とを分別
する分別部8;分別部8の下方に位置し、分別部8にて
切粉を濾過除去した切削油を収納する切削油収納部1
0;及び分別部8の左側面側に位置し、吸引部材6を介
して作業部5から分別部8及び切削油収納部10へ導引
する空気流の流路13に分割されている。
【0011】分別部8は、ケーシング40を側壁41及
びフィルター11で区切られた右上方に形成されてい
る。分別部8内には網カゴ9が収納されており、網カゴ
9の周囲には、空気流が網カゴ9の側面からも流出でき
るように間隙38が設けられている。分別部8の右側側
面は開閉式ドアになっていて、網カゴ9が取り出せるよ
うになっている。フィルター11も、装置の右側面側に
ある引出口11aから挿脱可能になっている。9aは網
カゴの把手、25は開閉式ドアのノブである。
【0012】分別部8の上方に吸引部材6が取り付けら
れている。吸引部材6は、例えばホースのような可とう
性ある材料からなり、吸引部材6の先端である吸引口7
は作業部5に配置され、吸引部材6の他端は網カゴ9内
に配置されている。吸引部材6の網カゴ9内に配置され
ている部分には、網カゴ9に切粉が満杯になったこと又
は吸引力の低下を検知する風力検出用センサ32が取り
付けられている。
【0013】切削油収納部10はケーシング40をフィ
ルター11で区切られた下側に形成されている。切削油
収納部10は、さらに仕切り板28により、切削油を溜
める貯溜室10aと、貯溜室10aに溜まった切削油を
作業部へ循環するためのポンプ26aを設置したポンプ
室26とに区切られている。仕切り板28は、ポンプ2
6a取り付け位置から切削油取出口たるバルブ27の位
置に向けて斜め下方に傾斜している。貯溜室10aに溜
まった切削油はストレーナ29を通って、ポンプ26a
により、再び作業部5へ供給できるようになっている。
26bはポンプ26aを駆動するためのモータ、27は
バルブ、30はドレン出口、31は油面計である。図1
中、切削油の流れは白抜き矢印で示されている。
【0014】流路13は、分別部8の側壁41とケーシ
ング40の側壁面とで形成されている。流路13の下端
は、フィルター11を介して切削油収納部10と連通し
ている。流路13の上端部には空気流を発生するための
負圧発生手段たるタービン14が設置されていて、該タ
ービン14は、分別部8の上方に配置されたモータ15
で駆動されている。16はタービン駆動用のベルト、1
7はモータ15に取り付けられた大径プーリ、18はタ
ービン14に取り付けられた小径プーリである。モータ
15及びタービン14の上方は吸引式収集装置の天板2
0に相当し、天板20には吸引した空気を装置外へ吐き
出す吐出口21が開設されていて、そこに、モータ15
の騒音及び空気流と共に舞い上げられた粉塵を外部へ洩
らさないようにする消音部材たる消音装置19が設置さ
れている。図中、22はベルトテンション調節ネジ、2
3は電線ハンガー、24は電磁クラッチである。図1
中、空気流の流れは矢印で示されている。
【0015】吸引式収集装置を操作するためのスイッ
チ、風力検出用センサ32が網カゴ9に切粉が満杯にな
ったこと又は吸引力の低下を検知して作業者に知らせる
信号等が配列されている操作部33は、分別部8の上方
で、吸引部材6と同じ側に配置されている。また、吸引
式収集装置の底部には、装置全体として移動可能なよう
にキャスター35が取り付けられている。36は装置運
搬用の把手である。
【0016】以上のような構成を有する吸引式収集装置
は、吸引口7を作業部5付近に配置して使用される。か
かる状態にして、タービン14をモータ15により駆動
すると、流路13、切削油収納部10、分別部8及び吸
引部材6内が負圧になるため、作業部5にて使用済の切
削油及び加工作業中に発生した切粉が、吸引口7から吸
引されて分別部8に取り入れられる。切削油は、さらに
空気流に従って切削油収納部10へ流下するが、切粉は
網カゴ9の目及びフィルター11を通過できないため網
カゴ9内に留まる。このようにして切削油と共に吸引さ
れた切粉は濾過除去され、さらに網カゴ9及びフィルタ
ー11で濾過除去出来ないような微小な切粉や粉塵等の
不純物が、切削油収納部10にてストレーナ29により
濾過除去される。このようにして切粉及び不純物等が除
去された切削油は、再利用に供すべく、ポンプ26で取
り出されて、再び作業部5へ供給される。
【0017】一方、切削油及び切粉を分別部8及び切削
油収納部10へ導引するための空気流は、分別部8及び
切削油収納部10を経て流路13に到り、さらに消音装
置19にて空気流に混じった粉塵等が濾過除去されて、
吐出口21から吐出される。なお、分別部8において網
カゴ9の周囲には間隙38が存在するので、かかる間隙
38を抜けて流路13に到る空気流もある。
【0018】切削油と共に吸引された切粉が網カゴ9に
満杯になると、風力検出用センサ32は網カゴ9内が満
杯になったこと又は吸引力の低下を知らせる信号を操作
部33に発する。この信号が発っせられたら、作業者は
一旦モータ15の運転を停止して吸引を停止し、分別部
8から網カゴ9を取り出して、切粉を処理すればよい。
【0019】本実施例の吸引式収集装置を用いれば、作
業部5から吸引により切粉4及び切削油3を収集するの
で、従来の切削油のように切粉の滞留により切削油が収
集できなくなる事態を回避でき、また従来の切削油収集
装置ではほとんど収集不可能であった飛散した切削油も
収集できる。そして、切削油に混じった切粉は従来通り
分別部8にて分別除去されるわけであるが、負圧を生じ
させる空気流により吸引濾過を行っているので、従来よ
りも濾過効率が高い上に、切削油の収集にかかる時間も
短くて済む。従って、連続作業の場合にも、切削油を循
環させて再利用できる。しかも、本実施例の吸引式収集
装置では、キャスター35がついているので、作業部へ
適宜移動させて使用できる。
【0020】なお、本発明は上記実施例に限定されな
い。例えば、キャスター付の移動可能な収集装置に限ら
ず、収集装置自体が加工機に組み込まれてもよい。ま
た、負圧にするための空気流発生手段としてのタービン
14は、流路13の上端に限らず、流路13の途中、分
別部8内などの適宜位置に取り付けることができる。さ
らに、タービン14に代えて、軸流式又は遠心式の送風
機、その他のものを用いてもよい。網カゴ9に代えて、
パンチングメタル等の濾過機能を有するその他の容器を
用いてもよい。
【0021】
【発明の効果】本発明の切削油の吸引式収集装置によれ
ば、作業部から切削油が切粉と共に吸引されるので、従
来のように切粉が滞留したり、それにより切削油が収集
できなくなったりする事態を回避できる。また作業部周
辺に飛散した切削油も吸引により収集可能となる。従っ
て、従来よりも切削油の収集効率が高い上に、作業部の
汚れも少なくて済む。よって、連続作業する場合にも、
作業に支障を及ぼすことなく、切削油を再利用できる。
【0022】また、空気流を排出する部分に消音部材が
取り付けられることにより、装置稼働の間に生じる負圧
発生手段の騒音を低減できる上に、空気流に含まれる塵
埃の外部排出も防止できる。さらに、移動用のキャスタ
ーを取り付けた収集装置では、適宜作業部へ移動させ
て、切削油を収集できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例の切削油の吸引式収集装置の構
成を示す正面断面図である。
【図2】図1に示す吸引式収集装置の右側面図である。
【図3】図1に示す吸引式収集装置の平面図である。
【図4】図1に示す吸引式収集装置のA−A線断面図で
ある。
【符号の説明】
1 被加工物 3 切削油 4 切粉 5 作業部 6 吸引部材 8 分別部 10 切削油収納部 13 流路 14 タービン 19 消音装置 35 キャスター

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工物を加工する作業部から切削油及
    び切粉を収集して、分別させる分別部と、該分別部から
    分別した切削油を収納する切削油収納部とを備えた切削
    油の収集装置において、 前記分別部と連通し、且つ先端が作業部に配置可能な吸
    引部材と、該吸引部材を介して作業部から切削油及び切
    粉を分別部及び切削油収納部へ導引する空気流を発生す
    るための負圧発生手段とを備えたことを特徴とする切削
    油の吸引式収集装置。
  2. 【請求項2】 空気流を装置外部へ排出する部分に、消
    音部材が取り付けられていることを特徴とする請求項1
    に記載の切削油の吸引式収集装置。
  3. 【請求項3】 移動用のキャスターが取り付けられてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の切削油の吸引式収
    集装置。
JP3972792A 1992-02-26 1992-02-26 切削油の吸引式収集装置 Pending JPH05237739A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010000579A (ja) * 2008-06-20 2010-01-07 Mori Seiki Co Ltd 工作機械の切削粉処理装置
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JP2020163243A (ja) * 2019-03-28 2020-10-08 清水建設株式会社 移動式供給・回収装置および液循環供給リサイクルシステム

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