JPH07249116A - 画像処理回路、それを備えた半導体集積回路装置、その半導体集積回路装置を用いた画像記憶処理システムおよびその半導体集積回路装置のためのテスト方法 - Google Patents

画像処理回路、それを備えた半導体集積回路装置、その半導体集積回路装置を用いた画像記憶処理システムおよびその半導体集積回路装置のためのテスト方法

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JPH07249116A
JPH07249116A JP6171047A JP17104794A JPH07249116A JP H07249116 A JPH07249116 A JP H07249116A JP 6171047 A JP6171047 A JP 6171047A JP 17104794 A JP17104794 A JP 17104794A JP H07249116 A JPH07249116 A JP H07249116A
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喜嗣 井上
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  • Memory System Of A Hierarchy Structure (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 種々のグラフィックス処理を高速に行なうこ
とができるようにする。 【構成】 DRAM11、キャッシュメモリ12、画素
処理ユニット13、比較ユニット14およびシリアルア
クセスメモリ15をすべて1枚の半導体基板上に形成し
てワンチップ化する。DRAM11からキャッシュメモ
リ12への256ビットのデータを一度に転送する。画
素処理ユニット13においては、α−ブレンド処理、ラ
スタオペレーションなどを行ない、比較ユニット14に
おいてはZコンペア処理などを行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、画像処理回路、それ
を備えた半導体集積回路装置、その半導体集積回路装置
を用いた画像記憶処理システムおよびその半導体集積回
路装置のためのテスト方法に関し、特にワークステーシ
ョン、パーソナルコンピュータ等において使用される画
像処理機能付きのフレームバッファメモリに関する。
【0002】
【従来の技術】図40は、従来の3次元/2次元グラフ
ィックス処理システムの全体構成を示すブロック図であ
る。
【0003】図40を参照して、このグラフィックス処
理システムは、画素処理ユニット1と、画素キャッシュ
メモリ2と、16個のフレームバッファメモリとを備え
る。
【0004】画素処理ユニット1は、画素キャッシュメ
モリ2から与えられた1画素のデータと、ワークステー
ションなどから座標計算などのジオメトリ処理を経て与
えられた1画素のデータとに基づいて所定の演算処理を
行なうもので、たとえば高速動作可能なLSIなどが用
いられる。
【0005】画素キャッシュメモリ2は、画素処理ユニ
ット1またはフレームバッファメモリ3から与えられる
画素データをストアするためのもので、たとえば記憶容
量は大きくないが、高速アクセス可能なSRAM(スタ
ティックランダムアクセスメモリ)が用いられる。
【0006】16個のフレームバッファメモリ3は、C
RT上に表示される少なくとも1画面分の画素データを
ストアするためのものである。一般にワークステーショ
ン等に用いられるCRTは多数の画素を有するため、こ
のフレームバッファメモリ3としては、1ビットあたり
のコストが安く、かつ記憶容量の大きいDRAM(ダイ
ナミックランダムアクセスメモリ)が主に用いられてい
る。
【0007】図41は、このフレームバッファメモリ3
として用いられたDRAMの全体構成を示すブロック図
である。
【0008】図41を参照して、このDRAM3は、4
つのメモリセルアレイ4と、行デコーダ5と、4つのセ
ンスアンプ6と、列デコーダ7と、制御器8とを備え
る。
【0009】各メモリセルアレイ4は、512行および
512列からなるマトリクス状に配置された(512×
512)個のメモリセルを有する。各メモリセルは1ビ
ットのデータをストアするため、1つのメモリセルアレ
イ4は256Kビットの記憶容量を有する。
【0010】行デコーダ5は、制御器8から与えられた
9ビットの内部行アドレスに応答して各メモリセルアレ
イ4の1行を選択する。各センスアンプ6は、行デコー
ダ5によって選択された1行のメモリセルから読出され
たデータを増幅する。列デコーダ7は制御器8から与え
られた内部列アドレスに応答して、読出時には4つのセ
ンスアンプ6によって増幅された(4×512)ビット
のデータのうち4ビットを選択して出力データDout
として外部に出力するとともに、書込時には外部から入
力された4ビットの入力データDinをセンスアンプ6
を介してメモリセルアレイ4に書込む。なお、この列デ
コーダ7において、読出動作と書込動作とは外部から与
えられる読出/書込信号R/Wに応答して切換えられ
る。
【0011】制御器8は、外部から与えられた9ビット
の外部アドレス、行アドレスストローブ信号/RASお
よび列アドレスストローブ信号/CASに応答して、9
ビットの内部行アドレスおよび9ビットの内部列アドレ
スを生成する。
【0012】次に、このグラフィックス処理システムの
動作について説明する。まずフレームバッファメモリ3
には、現在CRT上に表示されている画面の画素データ
がストアされている。各フレームバッファメモリ3から
画素キャッシュメモリ2へは1画素ずつデータが転送さ
れる。したがって、16個のフレームバッファメモリ3
から画素キャッシュメモリ2へは16画素のデータが一
度に転送される。
【0013】画素処理ユニット1においては、画素キャ
ッシュメモリ2から与えられた1画素のデータと、ワー
クステーションなどから与えられた1画素のデータとが
演算処理される。演算処理されたデータは再び画素キャ
ッシュメモリ2に書き戻される。
【0014】ここで、画素キャッシュメモリ2から与え
られるデータは、現在CRT上に表示されているもの
で、ワークステーションなどから与えられるデータは、
次にCRT上に表示されるべきものである。したがっ
て、画素キャッシュメモリ2に書き戻されたデータは、
古いデータと新しいデータとに基づいて生成されたもの
で、次にCRT上に表示されることになる。
【0015】すなわち、画素キャッシュメモリ2に書き
戻されたデータは16画素ずつ一度にフレームバッファ
メモリ3に書き戻される。
【0016】フレームバッファメモリ3から読出された
データはアナログ信号に変換され、CRTに供給され
る。CRT上には、このアナログ信号に基づいた画面が
表示される。
【0017】ここで、フレームバッファメモリ3として
16チップのDRAMが用いられる理由を詳しく説明す
る。
【0018】近年ワークステーションなどにおいては、
たとえば(1280×1024)画素を有する高解像度
のCRTが多用されている。そのため、フレームバッフ
ァ3には、1ビット当たりのコストが安く、かつ記憶容
量の大きいDRAMが用いられている。また、このよう
なCRTにおいては、1秒間に60枚もの画面が表示さ
れるため、12.7nsec{=1/(1280×10
24×60)}でDRAMをアクセスする必要がある。
【0019】しかしながら、市販されているDRAMの
アクセス時間は200nsec程度に止まるため、複数
のDRAMを並列にアクセスして一度に複数のデータを
読出し、その読出されたデータをマルチプレクスして1
データずつ処理するインタリーズ方式が採用されている
のである。これが、フレームバッファメモリ3に複数の
DRAMが用いられている理由である。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなグラフィ
ックス処理用システムにおいては、多数のフレームバッ
ファメモリ3が使用されるため、ボード上の配線が多く
なるとともに、ボードのサイズが大きくなるという問題
があった。また、この問題はグラフィックス処理システ
ムの価格が高くなる原因にもなっていた。
【0021】ところで、図41に示したDRAMにおい
ては、行デコーダ5によって各メモリセルアレイ4の1
行が選択されると、一度に4×512ビットのデータが
読出され、または書込まれる。しかしながら、DRAM
においては、汎用性を高めるために多くの入出力ピンが
設けられていない。そのため、列デコーダ7によって4
×512ビットのデータの中から4ビットのデータが選
択されている。
【0022】したがって、もしもDRAMに多数の入出
力ピンを設け、4×512ビットのデータを一度に読出
すようにすれば、図40に示すようにDRAMを並列に
設ける必要はない。
【0023】しかしながら、そのような場合には、ボー
ド上に多数の長い配線を設ける必要がある。DRAMの
入出力バッファはそれら配線の寄生容量を充放電するた
め、消費電力が大きくなるという問題が生じ得る。ま
た、多数の入出力バッファを設ける必要があるため、D
RAMのサイズも大きくなるという問題も生じ得る。こ
のような問題があるため、現在まで多数の入出力ピンを
備えたDRAMは製造されていない。
【0024】一方、画素処理ユニット1としては、たと
えばTMS32020(テキサスインスツルメンツ社
製)と呼ばれる汎用DSP(Digital Signal Processe
r)が使用されている。このような汎用DSPは多数の
機能を有するが、グラフィックス処理で多用されるラス
タオペレーションのような画素データ間の論理演算を効
率よく実行することはできない。グラフィックス処理に
おいては、画素を構成するR(赤信号),G(緑信
号),B(青信号)(一般に各信号は8ビットのデータ
である。)を処理する必要があるが、上記TMS320
20はR,G,Bからなる3つのデータ(一般に24ビ
ット)を一度に処理することができないため、3つのT
MS32030を並列に実装することによって処理時間
を短縮するようにしている。
【0025】しかしながら、ボード上の配線を介したチ
ップ間のデータ転送は、それらの配線が大きな寄生容量
を有するため、LSIの内部配線を介したデータ転送に
比べて、多くの時間を必要とする。このことは、システ
ム全体のデータ処理スループットを向上させる障害とな
っている。
【0026】一般に、1つの画素を処理するために必要
な時間tは次の数1で表される。
【0027】
【数1】
【0028】ここで、tprocは画素処理ユニット1とし
て用いられるLSIにおけるデータ処理時間であり、t
ac1 はフレームバッファメモリ3からデータを読出すた
めのアクセス時間であり、tac2 はフレームバッファメ
モリ3へデータを書込むためのアクセス時間であり、さ
らにttrauはボード上の配線を介してデータが転送され
る場合の遅延時間である。
【0029】近年の半導体集積回路技術の向上に伴っ
て、tprocは小さくなる傾向にある。また、tac1 、t
ac2 およびtrau も小さくなる傾向にあるが、その割合
はtpr ocに比べてわずかである。
【0030】したがって、画素処理ユニットとして用い
られるLSIの動作をいくら高速化しても、ボード上の
データ転送が高速化されない限り、処理時間tは短縮さ
れない。すなわち、ボード上のデータ転送が処理速度を
律速しているのである。
【0031】また、このような従来のグラフィックス処
理システムは正常に動作するか否か容易にテストするこ
とができるように設計されていないため、このシステム
をテストするためには多大な時間を必要とするという問
題があった。
【0032】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、その目的はグラフィックス処理
をより高速に行なうことができる回路およびそれを備え
た半導体集積回路装置を提供することである。
【0033】この発明の他の目的は、小さいサイズのグ
ラフィックス処理回路およびそれを備えた半導体集積回
路装置を提供することである。
【0034】この発明のさらに他の目的は、消費電力の
小さいグラフィックス処理回路およびそれを備えた半導
体集積回路装置を提供することである。
【0035】この発明のさらに他の目的は、α−ブレン
ド処理を行なうことができるグラフィックス処理回路お
よびそれを備えた半導体集積回路装置を提供することで
ある。
【0036】この発明のさらに他の目的は、新しい画面
のデータを古い画面のデータに全くブレンド処理したく
ない場合に、その古い画面のデータをそのまま維持する
ことができるグラフィックス処理回路およびそれを備え
た半導体集積回路装置を提供することである。
【0037】この発明のさらに他の目的は、ラスタオペ
レーションを行なうことができるグラフィックス処理回
路およびそれを備えた半導体集積回路装置を提供するこ
とである。
【0038】この発明のさらに他の目的は、Zコンペア
処理を行なうことができるグラフィックス処理回路およ
びそれを備えた半導体集積回路装置を提供することであ
る。
【0039】この発明のさらに他の目的は、多種類のグ
ラフィックス処理をフレキシブルに行なうことができる
グラフィックス処理回路およびそれを備えた半導体集積
回路装置を提供することである。
【0040】この発明のさらに他の目的は、部品点数が
少なく、簡単な構成のグラフィックス処理回路およびそ
れを備えた半導体集積回路装置を提供することである。
【0041】この発明のさらに他の目的は、グラフィッ
クス処理回路が有する機能を容易に変更したり、あるい
は拡張したりできるようにしてその設計時間を短縮する
ことである。
【0042】この発明のさらに他の目的は、容易かつ的
確にテストを行なうことができるグラフィックス処理回
路およびそれを備えた半導体集積回路装置を提供するこ
とである。
【0043】
【課題を解決するための手段】この発明に係る請求項1
に記載の画像処理回路は、現在表示されている画面の現
データDoldと次に表示されるべき画面の次データD
newとの混合率データαを入力するための第1の入力
ノードと、前記現データDoldを入力するための第2
の入力ノードと、(1−α)×Dnewで表される算術
データを入力するための第3の入力ノードと、前記第1
の入力ノードからの前記混合率データと前記第2の入力
ノードからの前記現データとを乗算する乗算手段と、前
記乗算手段からの結果データと前記第3の入力ノードか
らの前記算術データとを加算する加算手段とを備える。
【0044】この発明に係る請求項2に記載の画像処理
回路は、現在表示されている画面の現データと次に表示
されるべき画面の次データとの混合率データを入力する
ための第1の入力ノードと、前記現データを入力するた
めの第2の入力ノードと、前記次データを入力するため
の第3の入力ノードと、前記第2の入力ノードからの前
記現データから前記第3の入力ノードからの前記次デー
タを減算する演算手段と、前記第1の入力ノードからの
前記混合率データと前記演算手段からの結果データとを
乗算する乗算手段と、前記第3の入力ノードからの前記
次データと前記乗算手段からの結果データとを加算する
加算手段とを備える。
【0045】この発明に係る請求項3に記載のグラフィ
ックス処理回路は、現在表示されている画面の現データ
Doldと次に表示されるべき画面の次データDnew
との混合率データαを入力するための第1の入力ノード
と、前記現データDoldを入力するための第2の入力
ノードと、(1−α)×Dnewで表される算術データ
を入力するための第3の入力ノードと、前記混合率デー
タが1であるか否かを示す維持信号を入力するための第
4の入力ノードと、前記第1の入力ノードからの前記混
合率データと前記第2の入力ノードからの前記現データ
とを乗算する乗算手段と、前記第4の入力ノードからの
前記維持信号が前記混合率データは1であると示すとき
は前記第2の入力ノードからの前記現データを選択し、
前記第4の入力ノードからの前記維持信号が前記混合率
データは1でないと示すときは前記乗算手段からの結果
データを選択する第1の選択手段と、前記第1の選択手
段によって選択されたデータと前記第3の入力ノードか
らの前記算術データとを加算する加算手段とを備える。
【0046】この発明に係る請求項4に記載の画像処理
回路は、現在表示されている画面の現データと次に表示
されるべき画面の次データとの混合率データを入力する
ための第1の入力ノードと、前記現データを入力するた
めの第2の入力ノードと、前記次データを入力するため
の第3の入力ノードと、前記混合率データが1であるか
否かを示す維持信号を入力するための第4の入力ノード
と、前記第2の入力ノードからの前記現データから前記
第3の入力ノードからの前記次データを減算する演算手
段と、前記第1の入力ノードからの前記混合率データと
前記演算手段からの結果データとを乗算する乗算手段
と、前記第4の入力ノードからの前記維持信号が前記混
合率データは1であると示すときは前記演算手段からの
結果データを選択し、前記第4の入力ノードからの前記
維持信号が前記混合率データは1でないと示すときは前
記乗算手段からの結果データを選択する第1の選択手段
と、前記第1の選択手段によって選択された結果データ
と前記第3の入力ノードからの前記次データとを加算す
る加算手段とを備える。
【0047】この発明に係る請求項5に記載の画像処理
回路は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のも
のに加えてさらに、前記加算手段からの結果データがゼ
ロよりも小さいときは前記加算手段からの結果データを
ゼロに設定し、前記加算手段がオーバフローを起こした
ときは前記加算手段からの結果データをその最大値に設
定するクランプ手段を備える。
【0048】この発明に係る請求項6に記載の画像処理
回路は、請求項1または請求項5に記載のグラフィック
ス処理回路における第3の入力ノードがさらに、次デー
タを入力するためのものであり、また、請求項1または
請求項5に記載のものに加えてさらに、前記第2の入力
ノードからの前記現データと前記第3の入力ノードから
の前記次データとに基づいてラスタオペレーションを行
なうラスタオペレーション手段と、前記第3の入力ノー
ドに前記算術データが入力されるときは前記加算手段か
らの前記結果データを選択して出力し、前記第3の入力
ノードに前記次データが入力されるときは前記ラスタオ
ペレーション手段からの結果データを選択して出力する
選択手段とを備える。
【0049】この発明に係る請求項7に記載の画像処理
回路は、請求項2または請求項5に記載の画像処理回路
における演算手段が第2の入力ノードからの現データと
第3の入力ノードからの次データとに基づいてラスタオ
ペレーションを行なう手段を含み、また、請求項2また
は請求項5に記載のものに加えてさらに、前記演算手段
が減算するときは前記加算手段からの前記結果データを
選択して出力し、前記演算手段が前記ラスタオペレーシ
ョンを行なうときは前記演算手段からの結果データを選
択して出力する選択手段を備える。
【0050】この発明に係る請求項8に記載の演算処理
回路は、請求項3または請求項5に記載の演算処理回路
における第3の入力ノードがさらに、次データを入力す
るためのものであり、また、請求項3または請求項5に
記載のものに加えてさらに、前記第3の入力ノードはさ
らに、前記次データを入力するためのものであり、前記
第2の入力ノードからの前記現データと前記第3の入力
ノードからの前記次データとに基づいてラスタオペレー
ションを行なうラスタオペレーション手段と、前記第3
の入力ノードに前記算術データが入力されるときは前記
加算手段からの前記結果データを選択して出力し、前記
第3の入力ノードに前記次データが入力されるときは前
記ラスタオペレーション手段からの結果データを選択し
て出力する第2の選択手段とを備える。
【0051】この発明に係る請求項9に記載の演算処理
回路は、請求項4または請求項5に記載の演算処理回路
における演算処理手段が第2の入力ノードからの現デー
タと第3の入力ノードからの次データとに基づいてラス
タオペレーションを行なう手段を含み、また、請求項4
または請求項5に記載のものに加えてさらに、前記演算
手段が減算するときは前記加算手段からの前記結果デー
タを選択して出力し、前記演算手段が前記ラスタオペレ
ーションを行なうときは前記演算手段からの結果データ
を選択して出力する第2の選択手段を備える。
【0052】この発明に係る請求項10に記載の画像処
理回路は、現在表示されている画面の現データを次に表
示されるべき画面の次データと比較し、前記現データが
前記次データに一致するか否かを判別する一致比較手段
と、前記現データを前記次データと比較し、前記現デー
タおよび前記次データの大小関係を判別する大小比較手
段と、前記一致比較手段および前記大小比較手段の結果
に応じて1つの制御信号を生成する手段とを備える。
【0053】この発明に係る請求項11に記載の画像処
理回路は、現在表示されている画面の現データを次に表
示されるべき画面の次データと比較し、前記現データが
前記次データに一致するか否かを判別する一致比較手段
と、前記一致比較手段において前記現データのうち所定
ビットだけが前記次データのうち対応するビットに一致
するか否かが判別されるように制御する一致制御手段
と、前記現データを前記次データと比較し、前記現デー
タおよび前記次データの大小関係を判別する大小比較手
段と、前記大小比較手段において前記現データのうち前
記所定ビット以外のビットだけと前記次データのうち対
応するビットとの大小関係が判別されるように制御する
大小制御手段と、前記一致比較手段および前記大小比較
手段の結果に応じて1つの制御信号を生成する手段とを
備える。
【0054】この発明に係る請求項12に記載の半導体
集積回路装置は、半導体基板と、前記半導体基板上に形
成されかつ複数のデータを記憶する第1の記憶手段と、
前記半導体基板上に形成されかつ複数のデータを記憶す
る第2の記憶手段と、前記半導体基板上に形成されかつ
前記第1および第2の記憶手段の間でデータを相互に転
送する第1の転送手段と、前記半導体基板上に形成され
かつ前記第2の記憶手段から転送された第1のデータと
外部から転送された第2のデータとを演算する画像演算
手段と、前記半導体基板上に形成されかつ前記第2の記
憶手段から前記画像演算手段へ前記第1のデータを転送
する第2の転送手段と、前記半導体基板上に形成されか
つ外部から前記演算手段へ前記第2のデータを転送する
第3の転送手段と、前記半導体基板上に形成されかつ前
記演算手段からの結果データを前記第2の記憶手段へ転
送する第4の転送手段とを備える。
【0055】この発明に係る請求項13に記載の画像処
理回路は、上記請求項12に記載の半導体集積回路装置
に加えてさらに、前記半導体基板上に形成され前記第1
の記憶手段からデータを読出しかつその読出されたデー
タをシリアルに外部へ出力するシリアルアクセスメモリ
手段を含む。前記第2の記憶手段は、所定の制御信号に
応答して前記第4の転送手段によって転送された前記結
果データの書込みが可能になる。
【0056】この発明に係る請求項14に記載の半導体
集積回路装置においては、請求項12に記載の半導体集
積回路装置の画像演算装置が、前記第1のデータと前記
第2のデータと比較する比較手段と、前記第2のデータ
を通過させる通過手段とを備える。前記第2の記憶手段
は、前記比較手段からの結果信号に応答して前記通過手
段から前記第4の転送手段によって転送された前記第2
のデータの書込みが可能になる。
【0057】この発明に係る請求項15に記載の画像処
理回路は、半導体基板と、前記半導体基板上に形成され
かつ複数のデータを記憶する第1の記憶手段と、前記半
導体基板上に形成されかつ複数のデータを記憶する第2
の記憶手段と、前記半導体基板上に形成されかつ前記第
1および第2の記憶手段の間でデータを相互に転送する
第1の転送手段と、前記半導体基板上に形成されかつ前
記第2の記憶手段から転送された第1のデータと外部か
ら転送された第2のデータと比較する比較手段と、前記
半導体基板上に形成されかつ前記第2の記憶手段から前
記比較手段へ前記第1のデータを転送する第2の転送手
段と、前記半導体基板上に形成されかつ外部から前記比
較手段へ前記第2のデータを転送する第3の転送手段
と、前記半導体基板上に形成されかつ前記第1のデータ
を前記第2の記憶手段へ転送する第4の転送手段を備え
る。前記第2の記憶手段は、前記比較手段からの結果信
号に応答して前記第4の転送手段によって転送された前
記第2のデータの書込みが可能になる。
【0058】この発明に係る請求項16に記載の画像処
理回路は、請求項13に記載の半導体集積回路装置に加
えてさらに、前記所定の制御信号を外部から入力するた
めの信号入力端子を備える。
【0059】この発明に係る請求項17に記載の画像処
理回路は、請求項14または請求項15に記載の半導体
集積回路装置に加えてさらに、前記比較手段からの結果
信号を外部へ出力するための信号出力端子をそなえる。
【0060】この発明に係る請求項18に記載の画像処
理回路は、半導体基板と、前記半導体基板上に形成され
かつ複数のデータを記憶する第1の記憶手段と、前記半
導体基板上に形成されかつ複数のデータを記憶する第2
の記憶手段と、前記半導体基板上に形成されかつ前記第
1および第2の記憶手段の間でデータを相互に転送する
第1の転送手段と、前記半導体基板上に形成されかつ前
記第2の記憶手段から転送される第1のデータと外部か
ら転送される第2のデータと演算する画像処理手段と、
前記半導体基板上に形成されかつ前記第2の記憶手段か
ら転送される第1のデータを外部から転送される第2の
データと比較する画像比較手段と、前記半導体基板上に
形成されかつ前記第2の記憶手段から前記演算手段およ
び前記比較手段へ前記第1のデータを転送する第2の転
送手段と、前記半導体基板上に形成されかつ外部から前
記演算手段および前記比較手段へ前記第2のデータを転
送する第3の転送手段と、前記半導体基板上に形成され
かつ前記演算手段からの結果データを前記第2の記憶手
段へ転送する第4の転送手段と、前記半導体基板上に形
成され前記第1の記憶手段からデータを読出しかつその
読出されたデータをシリアルに外部へ出力するシリアル
アクセスメモリ手段と、所定の外部制御信号および前記
比較手段からの結果信号のうちいずれかを内部制御信号
として前記第2の記憶手段へ供給する供給手段とを備え
る。前記第2の記憶手段は、前記内部制御信号に応答し
て、前記第4の転送手段によって転送された前記演算手
段からの結果データの書込みが可能になる。
【0061】この発明に係る請求項19に記載の画像処
理回路は、請求項18に記載の半導体集積回路装置に加
えてさらに、前記供給手段が前記所定の外部制御信号を
前記内部制御信号として前記第2の記憶手段へ供給する
ようにか、あるいは前記供給手段が前記比較手段からの
結果信号を前記内部制御信号として前記第2の記憶手段
へ供給しかつ前記演算手段が前記第2のデータを通過さ
せて前記結果データとして出力するように制御する制御
手段を備える。
【0062】この発明に係る請求項20に記載の画像処
理回路は、請求項18または請求項19の半導体集積回
路装置に加えてさらに、前記所定の外部制御信号を外部
から入力するための信号入力端子と、前記比較手段から
の結果信号を外部へ出力するための信号出力端子とをそ
なえる。
【0063】この発明に係る請求項21に記載の半導体
集積回路装置において、前記第1の転送手段は所定数の
バスを含み、前記第3の転送手段は前記所定数よりも少
ない数のバスを含む。
【0064】この発明に係る請求項22に記載の半導体
集積回路装置においては、前記演算手段からの結果デー
タおよび前記比較手段からの結果信号はそれぞれから同
時に出力される。
【0065】この発明に係る請求項23に記載の半導体
集積回路装置においては、前記演算手段における演算時
間が前記比較手段における比較時間と同じである。
【0066】この発明に係る請求項24に記載の半導体
集積回路装置においては、前記第2の記憶手段は、それ
らデータのうち半数を記憶する上位記憶手段と、それら
でアノードうち残り半数を記憶する下位記憶手段とを含
む。前記第1の転送手段は、前記第2の記憶手段からの
データを半数ずつ前記上記記憶手段および前記下位記憶
手段へ交互に転送する手段と、前記上記記憶手段および
前記下位記憶手段からのデータを前記第1の記憶手段へ
交互に転送する手段とを含む。前記第2の転送手段は、
前記上記記憶手段および前記下位記憶手段からのデータ
を交互に前記演算手段へ転送し得る手段を含む。前記第
4の転送手段は、前記結果データを半数ずつ前記上記記
憶手段および前記下位記憶手段へ交互に転送する手段を
含む。
【0067】この発明に係る請求項25に記載の半導体
集積回路装置においては、前記演算手段が請求項1に記
載の画像処理回路を含む。
【0068】この発明に係る請求項26に記載の半導体
集積回路装置においては、前記演算手段が請求項2に記
載の画像処理回路を含む。
【0069】この発明に係る請求項27に記載の半導体
集積回路装置においては、前記演算手段が請求項3に記
載の画像処理回路を含む。
【0070】この発明に係る請求項28に記載の半導体
集積回路装置においては、前記演算手段が請求項4に記
載の画像処理回路を含む。
【0071】この発明に係る請求項29に記載の半導体
集積回路装置においては、前記演算手段または比較手段
が画像処理回路を含む。
【0072】この発明に係る請求項30に記載の半導体
集積回路装置においては、前記演算手段または比較手段
が請求項11に記載の画像処理回路を含む。
【0073】この発明に係る請求項31に記載の半導体
集積回路装置は、半導体基板と、前記半導体基板上に形
成されかつ複数のデータを記憶する第1の記憶手段と、
前記半導体基板上に形成されかつ複数のデータを記憶す
る第2の記憶手段と、前記半導体基板上に形成されかつ
前記第1および第2の記憶手段の間でデータを相互に転
送する第1の転送手段と、前記半導体基板上に形成され
かつ前記第2の記憶手段から転送された第1のデータと
外部から転送された第2のデータとを演算する演算手段
と、前記半導体基板上に形成されかつ前記第2の記憶手
段から転送された第1のデータを外部から転送された第
2のデータと比較する比較手段と、前記半導体基板上に
形成されかつ前記第2の記憶手段から前記演算手段およ
び前記比較手段へ前記第1のデータを転送する第2の転
送手段と、前記半導体基板上に形成されかつ外部から前
記演算手段および前記比較手段へ前記第2のデータを転
送する第3の転送手段と、前記半導体基板上に形成され
かつ前記演算手段からの結果データを前記第2の記憶手
段へ転送する第4の転送手段と、前記半導体基板上に形
成され前記第1の記憶手段からデータを読出しかつその
読出されたデータをシリアルに外部へ出力するシリアル
アクセスメモリ手段と、各々が複数の外部制御信号のう
ち対応する1つを入力するための複数の信号入力端子
と、前記比較手段からの結果信号を外部へ出力するため
の信号出力端子と、前記複数の外部制御信号および前記
比較手段からの結果信号のうちいずれかを内部制御信号
として前記第2の記憶手段へ供給する供給手段と、前記
供給手段が前記所定の外部制御信号を前記内部制御信号
として前記第2の記憶手段へ供給するようにか、あるい
は前記供給手段が前記比較手段からの結果信号を前記内
部制御信号として前記第2の記憶手段へ供給しかつ前記
演算手段が前記第2のデータを通過させて前記結果デー
タとして出力するように制御する制御手段とを備える。
前記第2の記憶手段は、前記内部制御信号に応答して、
前記第4の転送手段によって転送された前記演算手段か
らの結果データの書込が可能になる。
【0074】この発明に係る請求項32に記載の半導体
集積回路装置においては、前記第1の記憶手段の記憶容
量が前記第2の記憶手段の記憶容量よりも大きく、前記
第2の記憶手段のアクセス速度が前記第1の記憶手段の
アクセス速度よりも速い。
【0075】この発明に係る請求項33に記載の半導体
集積回路装置においては、前記第1の記憶手段がDRA
Mであり、前記第2の記憶手段がSRAMである。
【0076】この発明に係る請求項34に記載の画像記
憶処理システムは、第1および第2の半導体集積回路装
置を備える。前記第1の半導体集積回路装置は、半導体
基板と、前記第1の半導体基板上に形成されかつ複数の
データを記憶する第1の記憶手段と、前記第1の半導体
基板上に形成されかつ複数のデータを記憶する第2の記
憶手段と、前記第1の半導体基板上に形成されかつ前記
第1および第2の記憶手段の間でデータを相互に転送す
る第1の転送手段と、前記第1の半導体基板上に形成さ
れ前記第2の記憶手段から転送された第1のデータと外
部から転送された第2のデータとを演算する演算手段
と、前記第1の半導体基板上に形成され前記第2の記憶
手段から前記演算手段へ前記第1のデータを転送する第
2の転送手段と、前記第1の半導体基板上に形成されか
つ外部から前記演算手段へ前記第2のデータを転送する
第3の転送手段と、前記第1の半導体基板上に形成され
かつ前記演算手段からの結果データを前記第2の記憶手
段へ転送する第4の転送手段と、前記第1の半導体基板
上に形成され、前記第1の記憶手段からデータを読出し
かつその読出されたデータをシリアルに外部へ出力する
シリアルアクセスメモリ手段と、所定の制御信号を外部
から入力するための信号入力端子とを備える。前記第2
の記憶手段は、前記所定の制御信号に応答して、前記第
4の転送手段によって転送された前記演算手段からの結
果データの書込みが可能になる。
【0077】前記第2の半導体集積回路装置は、第2の
半導体基板と、前記第2の半導体基板上に形成されかつ
複数のデータを記憶する第3の記憶手段と、前記第2の
半導体基板上に形成されかつ複数のデータを記憶する第
4の記憶手段と、前記第2の半導体基板上に形成されか
つ前記第3および第4の記憶手段の間でデータを相互に
転送する第5の転送手段と、前記第2の半導体基板上に
形成されかつ前記第4の記憶手段から転送された第1の
データを外部から転送された第2のデータと比較する比
較手段と、前記第2の半導体基板上に形成されかつ前記
第4の記憶手段から前記比較手段へ前記第1のデータを
転送する第6の転送手段と、前記第2の半導体基板上に
形成されかつ外部から前記比較手段へ前記第2のデータ
を転送する第7の転送手段と、前記半導体基板上に形成
されかつ前記第2のデータを前記第4の記憶手段へ転送
する第8の転送手段と、前記第1の半導体集積回路装置
における前記信号入力端子と接続されかつ前記比較手段
からの結果信号を外部へ出力するための信号出力端子を
備える。前記第4の記憶手段は、前記比較手段からの結
果信号に応答して、前記第8の転送手段によって転送さ
れた前記第4のデータの書込みが可能になる。
【0078】この発明に係る請求項35に記載のテスト
方法は、複数のデータをストアするためのメモリ手段
と、1つの命令に応答して所定の演算処理を行なう複数
の演算手段とを備えた半導体集積回路装置のためのもの
であって、前記メモリ手段からデータを読出すステップ
と、前記読出されたデータを前記複数の演算手段にそれ
ぞれ与えるステップと、前記演算手段の各々において前
記与えられたデータに基づいて前記演算処理を行なうス
テップと、前記演算手段の各々からの結果データとその
結果データを生成した演算手段以外の演算手段のうち1
つからの結果データとを比較してそれら結果データが一
致するか否かを判定するステップとを含む。
【0079】この発明に係る請求項36に記載のテスト
方法は、1つの命令に応答して所定の演算処理を行なう
複数の演算手段を備えた半導体集積回路装置のためのも
のであって、内部的にデータを生成するステップと、前
記データを前記複数の演算手段にそれぞれ与えるステッ
プと、前記演算手段の各々において前記データに基づい
て前記演算処理を行なうステップと、前記演算手段の各
々からの結果データをその結果データを生成した演算手
段以外の演算手段のうち1つからの結果データと比較し
てそれら結果データが一致するか否かを判定するステッ
プとを含む。
【0080】
【作用】この発明に係る請求項1に記載の画像処理回路
によれば、第1の入力ノードからの混合率データと第2
の入力ノードからの現データとは乗算手段によって乗算
され、さらに乗算手段からの結果データと第3の入力ノ
ードからの算術データとが加算手段によって加算されて
その結果データが出力される。したがって、このグラフ
ィックス処理回路は1つの乗算手段だけでα−ブレンド
処理を行なうことができ、しかもそのサイズは小さいも
のとなる。
【0081】この発明に係る請求項2に記載の画像処理
回路によれば、第2の入力ノードからの現データから第
3の入力ノードからの次データが演算手段によって減算
され第1の入力ノードからの混合率データと演算手段か
らの結果データとが乗算手段によって乗算され、さらに
第3の入力ノードからの次データと乗算手段からの結果
データとが加算手段によって加算されてその結果データ
が出力される。したがって、この画像処理回路は1つの
乗算手段でα−ブレンド処理を行なうことができ、しか
もそのサイズは小さいものとなる。
【0082】この発明に係る請求項3に記載の画像処理
回路によれば、第4の入力ノードからの維持信号が混合
率データは1であると示すときは第2の入力ノードから
の現データが第1の選択手段によって選択されるため、
次データを現データにブレンド処理したくないときは現
データがそのまま結果データとして出力される。また、
第4の入力ノードからの維持信号が混合率データは1で
ないと示すときは乗算手段からの結果データが第1の選
択手段によって選択されるため、このときは上記請求項
1に記載の画像処理回路と同様に、1つの乗算手段でα
−ブレンド処理を行なうことができ、しかもそのサイズ
は小さいものとなる。
【0083】この発明に係る請求項4に記載の画像処理
回路によれば、第4の入力ノードからの維持信号が混合
データは1であると示すときは演算手段からの結果デー
タが第1の選択手段によって選択されるため、次データ
を現データにブレンド処理したくないときは現データが
そのまま結果データとして出力される。また、第4の入
力ノードからの維持信号が混合率データは1でないと示
すときは乗算手段からの結果データが第1の選択手段に
よって選択されるため、上記請求項2に記載の画像処理
回路と同様に、1つの乗算手段でα−ブレンド処理を行
なうことができ、しかもそのサイズは小さいものとな
る。
【0084】この発明に係る請求項5に記載の画像処理
回路によれば、結果データがゼロよりも小さいときはゼ
ロに設定され、加算手段がオーバフローを起こしたとき
は最大値に設定されるため、結果データの値として規定
されていないものが出力されることはない。
【0085】この発明に係る請求項6に記載の画像処理
回路によれば、第3の入力ノードに次データが入力され
るときはラスタオペレーション手段からの結果データが
選択手段によって選択されて出力されるため、α−ブレ
ンド処理だけでなく、ラスタオペレーションをも選択的
に行なうことができる。
【0086】この発明に係る請求項7に記載の画像処理
回路によれば、演算手段がラスタオペレーションを行な
うときは演算手段からの結果データが選択手段によって
選択されて出力されるため、α−ブレンド処理だけでな
く、ラスタオペレーションをも選択的に行なうことがで
きる。
【0087】この発明に係る請求項8に記載の画像処理
回路によれば、第3の入力ノードに次データが入力され
るときはラスタオペレーション手段からの結果データが
第2の選択手段によって選択されて出力されるため、α
−ブレンド処理だけでなく、ラスタオペレーションをも
選択的に行なうことができる。
【0088】この発明に係る請求項9に記載の画像処理
回路によれば、演算手段がラスタオペレーションを行な
うときは演算手段の結果データが第2の選択手段によっ
て選択されて出力されるため、α−ブレンド処理だけで
なく、ラスタオペレーションをも選択的に行なうことが
できる。
【0089】この発明に係る請求項10に記載の画像処
理回路においては、現データが次データに一致するか否
かが判別されるとともに、それらデータの大小関係も判
別される。したがって、Zコンペア処理などがフレキシ
ブルに行なわれる。
【0090】この発明に係る請求項11に記載の画像処
理回路においては、現データが次データに一致するか否
かが判別されるとともに、それらデータの大小関係が判
別され、さらにそれら判別されるデータの一部がマスク
される。
【0091】この発明に係る請求項12に記載の半導体
集積回路装置はワンチップで構成されているため、第1
の記憶手段および第2の記憶手段間のデータ転送、およ
び第2の記憶手段および画像演算手段間のデータ転送が
迅速に行なわれ、より高速にグラフィックス処理を行な
うことができる。
【0092】この発明に係る請求項13に記載の半導体
集積回路装置においては、第4記憶手段から読出された
カラーデータが画像演算手段によって処理され、その処
理されたデータは所定の制御信号に応答して第2の記憶
手段に書込まれる。
【0093】この発明に係る請求項14に記載の半導体
集積回路装置においては、演算手段の中を通り抜けた第
2のデータは、比較手段からの結果信号に応答して第2
の記憶手段に書込まれる。
【0094】この発明に係る請求項15に記載の半導体
集積回路装置においては、第4の転送手段によって転送
された第2のデータは、比較手段からの結果信号に応答
して第2の記憶手段へ書込まれる。
【0095】この発明に係る請求項16に記載の半導体
集積回路装置においては、第2の記憶手段を書込み可能
にする所定の制御信号は、信号入力端子を介して外部か
ら供給される。
【0096】この発明に係る請求項17に記載の半導体
集積回路装置においては、比較手段からの結果信号は、
信号出力端子を介して外部へ供給される。
【0097】この発明に係る請求項18に記載の半導体
集積回路装置においては、第2の記憶手段から読出され
た第1のデータと外部から供給された第2のデータとは
画像処理手段において演算される。また、第1のデータ
は画像比較手段において第2のデータと比較される。画
像処理手段からの結果データは、画像比較手段からの結
果信号に応答して前記第2の記憶手段に書込まれる。
【0098】この発明に係る請求項19に記載の半導体
集積回路装置においては、上記請求項18に記載の半導
体集積回路装置が上記請求項13に記載の半導体集積回
路装置の機能かあるいは請求項14に記載の半導体集積
回路装置の機能かに切換えられる。
【0099】この発明に係る請求項20に記載の半導体
記憶装置は、所定の制御信号が信号入力端子を介して第
2の記憶手段に供給され、また、比較手段からの結果信
号が信号出力端子を介して外部へ出力される。
【0100】この発明に係る請求項21に記載の半導体
集積回路装置においては、第1の転送手段を構成するデ
ータバスの数が第3の転送手段を構成するデータバスの
数よりも多いため、外部から与えられた第2のデータは
第2の記憶手段に記憶されている一部のデータと演算さ
れる。したがって、外部から与えられる第2のデータは
高速に処理される。
【0101】この発明に係る請求項22に記載の半導体
集積回路装置においては、演算手段からの結果データは
比較手段からの結果信号と同時に出力されるので、その
結果信号に対応する結果データが第2の記憶手段に書込
まれる。
【0102】この発明に係る請求項23に記載の半導体
集積回路装置においては、演算時間が比較時間と同じで
あるため、演算手段からの結果データは比較手段からの
結果信号と同時に出力される。したがって、その結果信
号に対応する結果データは第2の記憶手段に書込まれ
る。
【0103】この発明に係る請求項24に記載の半導体
集積回路装置においては、第2の記憶手段および第1の
転送手段が上位および下位の2つのバンクに分割されて
いるため、効率的にデータが転送される。したがって、
より高速でグラフィックス処理が行なわれる。
【0104】この発明に係る請求項25に記載の半導体
集積回路装置は、請求項1に記載の画像処理回路を備え
ているため、1つの乗算手段でα−ブレンド処理を行な
うことができ、しかもそのサイズは小さいものとなる。
【0105】この発明に係る請求項26に記載の半導体
集積回路装置は、請求項2に記載の画像処理回路を備え
ているため、1つの乗算手段でα−ブレンド処理を行な
うことができ、しかもそのサイズは小さいものとなる。
【0106】この発明に係る請求項27に記載の半導体
集積回路装置は、請求項3に記載の画像処理回路を備え
ているため、現データに次データをブレンド処理したく
ないときは、現データをそのまま結果データとして出力
することができる。
【0107】この発明に係る請求項28に記載の半導体
集積回路装置は、請求項4に記載の画像処理回路を備え
ているため、現データに次データをブレンド処理したく
ないときは、現データをそのまま結果データとして出力
することができる。
【0108】この発明に係る請求項29に記載の半導体
集積回路装置は、請求項10に記載の画像処理回路を備
えているため、たとえばZコンペア処理などを行なうこ
とができる。
【0109】この発明に係る請求項30に記載の半導体
集積回路装置は、請求項11に記載の画像処理回路を備
えているため、次データの一部が対応する現データと一
致するか否かが判別され、他の次データと対応する現デ
ータとの大小関係が判別される。
【0110】この発明に係る請求項31に記載の半導体
集積回路装置においては、複数の制御信号が外部から入
力され得るので、これら外部からの制御信号に応答して
演算手段からの結果データは第2の記憶手段に書込まれ
る。
【0111】この発明に係る請求項32に記載の半導体
集積回路装置においては、第1の記憶手段に1フレーム
のデータがすべて記憶され得るとともに、次データと演
算されるべき第1のデータはアクセス速度の速い第2の
記憶手段から読出されるので、現データと次データとを
高速に演算することができる。
【0112】この発明に係る請求項33に記載の半導体
集積回路装置においては、第1の記憶手段がDRAMで
あるので、ここに1フレームすべてのデータが記憶され
得る。また、第2の記憶手段がSRAMであるので、次
データと演算されるべき現データはSRAMから高速で
読出される。したがって、現データと次データとを高速
に演算することができる。
【0113】この発明に係る請求項34に記載の画像記
憶処理システムにおいては、第1の半導体集積回路装置
においてたとえばカラーデータが演算され、第2の半導
体集積回路装置においてたとえばZデータが比較され
る。第2の半導体集積回路装置から出力されるZデータ
の比較結果信号は第1の半導体集積回路装置の信号入力
端子を介して第2の記憶手段へ供給される。したがっ
て、第1の半導体集積回路装置は、第2の半導体集積回
路装置からの結果信号に応答して、カラーデータを演算
処理する。
【0114】この発明に係る請求項35に記載のテスト
方法によれば、グラフィックス処理を行なう半導体集積
回路装置を容易かつ的確にテストすることができる。
【0115】この発明に係る請求項36に記載のテスト
方法によれば、グラフィックス処理を行なう半導体集積
回路装置を容易かつ的確にテストすることができるとと
もに、メモリ手段からのデータを用いてテストしていな
いので、メモリ手段に不良がある場合にも確実に演算手
段における不良箇所を同定することができる。
【0116】
【実施例】次に、この発明の実施例を図面を参照して詳
しく説明する。なお、図中同一符号は同一または相当部
分を示す。
【0117】[実施例1]図1〜図3は、この発明の実
施例1によるフレームバッファメモリの全体構成を示す
ブロック図である。図2は図1と異なる観点から見たブ
ロック図であり、図3はさらに異なる観点から見たブロ
ック図である。
【0118】図1を参照して、このフレームバッファメ
モリ10は、ダイナミックランダムアクセスメモリ(D
RAM)構成のメインメモリ11と、スタティックラン
ダムアクセスメモリ(SRAM)構成のキャッシュメモ
リ12と、キャッシュメモリ12から供給されるデータ
と外部からデータ入出力端子27を介して供給されるデ
ータDQ0〜DQ31とを演算する演算部23とを少な
くとも1つの半導体基板上に備える。
【0119】メインメモリ11は、図2および図3にも
示されるように、4つのバンク11A〜11Dから構成
される。各バンクは(512×640×8)個のメモリ
セル(図示せず)を備えているので、2.6メガビット
のデータを記憶することができる。したがって、メイン
メモリ11全体は10.5メガビットの記憶容量を有
し、ディスプレイ上の1/4フレームの画像データを記
憶することができる。
【0120】キャッシュメモリ12は、図3に示される
ように8つのメモリブロックから構成される。各メモリ
ブロックは、256ビットのデータを記憶することがで
きる。したがって、このキャッシュメモリ12は2キロ
ビットのデータを記憶することができる。
【0121】メインメモリ11とキャッシュメモリ12
との間には、256本のグローバルバス17が設けられ
ている。グローバルバス17はメインメモリ11からキ
ャッシュ12へデータを256ビットごとに転送すると
ともに、キャッシュメモリ12からメインメモリ11へ
データを256ビットごとに転送する。メインメモリ1
1から転送された256ビットのデータによってキャッ
シュメモリ12の1つのメモリブロックが書換えられ
る。また、キャッシュメモリ12からメインメモリ11
へデータが転送されるときは、キャッシュメモリ12の
1つのメモリブロック内のデータがまとめて転送され
る。
【0122】再び図1を参照して、演算部23は画素処
理ユニット13と比較ユニット14とを備える。画素処
理ユニット13は4つのラスタオペレーション(RO
P)/ブレンドユニット151〜154を備える。画素
処理ユニット13は、キャッシュメモリ12からデータ
バス18を介して与えられた32ビットのデータと、外
部からデータバス21を介して与えられた32ビットの
データDQ0〜DQ31とに基づいて、所定の演算処理
を行なう。この画素処理ユニット13においてはその演
算処理の結果、32ビットの結果データが生成される。
この結果データはデータバス19を介してキャッシュメ
モリ12に書き戻される。ここで、各ROP/ブレンド
ユニットは、キャッシュメモリ12から与えられた32
ビットのデータのうち8ビットのデータと、外部から与
えられた32ビットのデータDQ0〜DQ31のうち8
ビットのデータとを演算する。
【0123】比較ユニット14は、キャッシュメモリ1
2からデータバス18を介して与えられた32ビットの
データを、外部からデータバス21を介して与えられた
32ビットのデータDQ0〜DQ31と比較し、その比
較結果を示すフラグ信号PASS−OUTを生成する。
このフラグ出力信号PASS−OUTは制御信号出力端
子28を介して外部へ出力されるとともに、ANDゲー
ト26に与えられる。このANDゲート26にはフラグ
入力信号PASS−INが制御信号入力端子29を介し
て与えられる。このANDゲート26はそれら信号PA
SS−IN,PASS−OUTの論理積信号をライトイ
ネーブル信号WEとしてキャッシュメモリ12へ供給す
る。このライトイネーブル信号WEがH(ハイ)レベル
のとき、画素処理ユニット13の結果データがキャッシ
ュメモリ12に書込まれる。
【0124】このフレームバッファメモリ10はさら
に、メインメモリ11に記憶されている画像をディスプ
レイ上に表示するためのビデオ出力データVOを生成す
るシリアルアクセスメモリ(SAM)15を備える。こ
のシリアルアクセスメモリ15はメインメモリ11から
データを640ビットごとに読出し、その読出されたデ
ータをビデオクロック信号VCに応答して16ビットご
とにビデオ出力データVOとして出力する。
【0125】シリアルアクセスメモリ15はさらに詳し
くは図2および図3に示されるように、2つに分割され
ている。一方のシリアルアクセスメモリ15Aはメイン
メモリ11Aおよび11Cのどちらか一方からデータを
読出す。他方のシリアルアクセスメモリ15Bは、メイ
ンメモリ11Bおよび11Dのどちらか一方からデータ
を読出す。シリアルアクセスメモリ15Aからのデータ
とシリアルアクセスメモリ15Bからのデータとはマル
チプレクサ42によって交互に選択され、その選択され
たデータはトライステートバッファ43を介してビデオ
出力データVOとして出力される。一方のシリアルアク
セスメモリ15Aからデータが出力されている間に他方
のシリアルアクセスメモリ15Bへ対応するメインメモ
リからデータが転送されるので、ビデオ出力データVO
は高速に出力される。
【0126】このフレームバッファメモリ10はさら
に、コントローラ16を備える。コントローラ16は、
外部から供給される制御信号CTおよびクロック信号C
LKに応答して、メインメモリ11、キャッシュメモリ
12、シリアルアクセスメモリ15および演算部23を
制御するための制御信号を生成する。画素処理ユニット
13は、コントローラから供給される制御信号CNT1
に応答して動作する。比較ユニット14は、コントロー
ラ16から供給される制御信号CNT2に応答して動作
する。
【0127】なお、データ転送バス18はキャッシュメ
モリ12から演算部23へデータを転送するだけでな
く、外部にもデータ入出力端子27を介してデータを転
送することができる。
【0128】また、上述したメインメモリ11、キャッ
シュメモリ12、画素処理ユニット13、比較ユニット
14、シリアルアクセスメモリ15、制御レジスタ群お
よびコントローラ16はすべて、1枚の半導体基板上に
形成されている。
【0129】図2において、11A−1〜11A−4,
11B−1〜11B−4,11C−1〜11C−4,1
1D−1〜11D−4は大容量データメモリであって本
実施例ではDRAMとしている。
【0130】12A〜12Dはキャッシュメモリであ
る。キャッシュメモリ12Aは前記DRAMのうち対応
するバンク11A−1,11B−1,11C−1,11
D−1と接続される。キャッシュメモリ12Bは前記D
RAMのうち対応するバンク11A−2,11B−2,
11C−2,11D−2と接続される。キャッシュメモ
リ12Cは前記DRAMのうち対応するバンク11A−
3,11B−3,11C−3,11D−3と接続され
る。キャッシュメモリ12Dは前記DRAMのうち対応
するバンク11A−4,11B−4,11C−4,11
D−4と接続される。
【0131】14A〜14Dは比較ユニットである。比
較ユニット14Aは、対応するキャッシュメモリ12A
から与えられるデータと外部ピンDQ16〜31から与
えられるデータのうち所望のビット位置データとの一致
/大小比較を行なう。比較ユニット14Bは、対応する
キャッシュメモリ12Bから与えられるデータと外部ピ
ンDQ16〜31から与えられるデータのうち所望のビ
ット位置データとの一致/大小比較を行なう。比較ユニ
ット14Cは、対応するキャッシュメモリ12Cから与
えられるデータと外部ピンDQ0〜15から与えられる
データのうち所望のビット位置データとの一致/大小比
較を行なう。比較ユニット14Dは、対応するキャッシ
ュメモリ12Dから与えられるデータと外部ピンDQ0
〜15から与えられるデータのうち所望のビット位置デ
ータとの一致/大小比較を行なう。
【0132】15A−1〜15A−4は第1のシリアル
アクセスメモリ(SAMと略す)であり、15B−1〜
15B−4は第2のSAMである。
【0133】第1のSAMの構成要素15A−1はDR
AMバンク11A−1,11C−1のどちらか一方から
読出されたデータを取込むことができるように構成され
る。第1のSAMの構成要素15A−2にはDRAMバ
ンク11A−2,11C−2のどちらか一方から読出さ
れたデータを取込むことができるように構成される。第
1のSAMの構成要素15A−3は、DRAMバンク1
1A−3,11C−3のどちらか一方から読出されたデ
ータを取込むことができるように構成される。第1のS
AMの構成要素15A−4は、DRAMバンク11A−
4,11C−4のどちらか一方から読出されたデータを
取込むことができるように構成される。第2のSAMの
構成要素15B−1は、DRAMバンク11B−1,1
1D−1のどちらか一方から読出されたデータを取込む
ことができるように構成される。第2のSAMの構成要
素15B−2は、DRAMバンク11B−2,11D−
2のどちらか一方から読出されたデータを取込むことが
できるように構成される。第2のSAMの構成要素15
B−3は、DRAMバンク11B−3,11D−3のど
ちらか一方から読出されたデータを取込むことができる
ように構成される。第2のSAMの構成要素15B−4
は、DRAMバンク11B−4,11D−4のどちらか
一方から読出されたデータを取込むことができるように
構成される。
【0134】外部出力端子VOには、第1のSAM15
A−1〜15A−4出力と第2のSAM15B−1〜1
5B−4のデータが選択的に出力される。
【0135】151〜154は演算処理ユニットであ
る。演算処理ユニット151は、キャッシュメモリ12
Aから与えられるデータと、外部データ端子DQ16〜
31から与えられるデータのうち所望のビット位置デー
タとを入力とし、その出力はキャッシュメモリ12Aに
接続される。演算処理ユニット152は、キャッシュメ
モリ12Bから与えられるデータと、外部データ端子D
Q16〜31から与えられるデータのうち所望のビット
位置データとを入力とし、その出力はキャッシュメモリ
12Bに接続される。演算処理ユニット153は、キャ
ッシュメモリ12Cから与えられるデータと外部データ
端子DQ0〜15から与えられるデータのうち所望のビ
ット位置データとを入力とし、その出力はキャッシュメ
モリ12Cに接続される。演算処理ユニット154は、
キャッシュメモリ12Dから与えられるデータと外部デ
ータ端子DQ0〜15から与えられるデータのうち所望
のビット位置データとを入力とし、その出力はキャッシ
ュメモリ12Dに接続される。
【0136】900は、4つの比較ユニット14A〜1
4Dの出力信号からPASS−OUT信号を生成するた
めのフラグ発生部である。901は、LSI902内部
で必要となる制御信号を生成するためのコントローラで
ある。51A〜51Dは制御ユニットである。
【0137】図2に示したフレームバッファメモリの動
作を以下に説明する。ここでは、本構成に固有の特徴的
な動作について説明する。
【0138】本実施例における演算処理ユニット151
〜154はそれぞれ図3に示されたROP/ブレンドユ
ニットとする。比較ユニット14A〜14Dは、図3に
示された一致比較ユニット44と大小比較ユニット45
の機能を持つとする。
【0139】説明のために、ROP/ブレンドユニット
151〜154,比較ユニット14A〜14Dはそれぞ
れ8ビット幅のデータを処理する機能を有するとする。
本実施例ではこれらユニット151〜154,14A〜
14Dは各4個を用いる構成を示しているため、合計3
2ビットのデータを処理する機能を持つ。この並列数は
一例であり、処理すべきデータ単位が32ビットでない
場合(8ビット×4でないとき)は各ユニットの扱うビ
ット数およびユニットの並列数が変わり得ることはいう
までもない。
【0140】説明のために、ROP/ブレンドユニット
151,比較ユニット14Aは、32ビット中の最上位
バイト24ビット目〜31ビット目を処理し、ROP/
ブレンドユニット152,比較ユニット14Bは、32
ビット中のその下のバイト16〜23ビット目を処理
し、ROP/ブレンドユニット153,比較ユニット1
4Cは、32ビット中のさらにその下のバイト8〜15
ビット目を処理し、ROP/ブレンドユニット154,
比較ユニット14Dは、32ビット中の最下位バイト0
〜7ビット目を処理するとする。
【0141】各ROP/ブレンドユニット151〜15
4に対応して設けられたDRAMバンク11A−1〜1
1A−4,11B−1〜11B−4,11C−1〜11
C−4,11D−1〜11D−4およびキャッシュメモ
リ12A〜12D,SAM15A−1〜15A−4,1
5B−1〜15B−4もROP/ブレンドユニット15
1〜154のそれぞれと同じ対応するバイトを扱う。
【0142】本実施例の最大の特徴は、対応バイト単位
に各機能ユニットを分割配置していることである。上記
32ビットのデータは、グラフィックスのための各画素
が持つ色データおよび混合率データ(各R,G,B,
α,各8ビット)を表わす。
【0143】色要素Rが最上位バイトに対応し、Gがそ
の1つ下位バイト、BはG成分バイトの1つ下のバイ
ト、αが最下位バイトに与えられるとする。こうした場
合には、ROP/ブレンドユニット151はR成分を処
理し、ROP/ブレンドユニット152はG成分を処理
し、ROP/ブレンドユニット153はB成分を処理
し、ROP/ブレンドユニット154はα成分を処理す
る。
【0144】他のデータ形式としては、32ビットのデ
ータに、上記R,G,B,αのうちのある1成分のみを
4画素分格納する場合もある。それ以外にも色々な場合
が考えられるが、ここではR,G,B,α成分が格納さ
れている場合について説明する。
【0145】各DRAMバンクには、図7に示されてい
る方法で1フレームもしくはその一部分(格納可能な画
面領域は、色成分のビット数、フレームのサイズ等によ
り決まる。)が格納される。画面上にある画素に対応し
てαブレンド処理を行なう場合には、外部よりDRAM
アドレス(図示せず)が入力される。このアドレスによ
りその画素が含まれる頁およびバンク(A,B,C,D
のいずれか)が指定されて、読出される。今、画素がD
RAMバンクAに格納されているとする。本実施例で
は、図のようにDARMバンクAは、バイト単位に4つ
に分割され、それぞれ対応するROP/ブレンドユニッ
ト151〜154、キャッシュメモリ12A〜12Dに
隣接して配置されている。
【0146】上記アドレスデータにより、分割されたD
RAMのバンク11A1〜11A−4から同時に同じ頁
が読出される。そして、次に、画素が含まれるブロック
がキャッシュメモリ12A〜12Dに同時に転送され、
CAD(キャッシュメモリ用アドレスピン)で指定され
るキャッシュメモリ12A〜12D内のアドレスに格納
される。
【0147】一般に3Dグラフィックス処理は、隣接し
た複数画素からなる領域に対して連続的に同一処理を繰
返すことが多いのが特徴である。そのために、フレーム
バッファ(図中のDRAMを指す)から一度に隣接した
複数画素領域分のデータを転送することにより、アクセ
ス速度の遅いフレームバッファの読出/書込速度による
処理性能低下を解消できる。しかし、大量データを同時
にDRAMからキャッシュメモリに転送する必要が生じ
る。
【0148】DRAMとキャッシュメモリの間に長い多
ビットバスを設けた場合には、長いバス配線の持つ大き
な寄生容量を充放電するために高速バス転送が困難にな
るとともに、消費電力が大きくなってしまうという問題
が生じる。
【0149】本実施例では、この問題を解決するため
に、DRAMを細分化して、キャッシュメモリ12A−
12Dに近接配置することで配線長を短くするようにし
て、高速転送と低消費電力化を可能としている。
【0150】上記のようにDRAM,キャッシュメモリ
を細分化し、分散配置した場合には、ROP/ブレンド
ユニット151〜154の処理は高速化できる。
【0151】このとき、32ビットデータとしてZ値を
扱うときに問題が生じる。Z値は32ビットで1単位で
あるからである。そこで、Z値を比較するための比較ユ
ニットも8ビット単位に分割し、対応キャッシュメモリ
に近接配置しなければならない。そして、8ビット単位
に構成された比較ユニット14A〜14Dにより32ビ
ット分のデータの大小比較/一致比較を行なう。このよ
うに比較ユニットを分割配置することで、キャッシュメ
モリ12A〜12Dから読出されたデータを比較ユニッ
トに転送するためのバス配線を短くでき、高速化および
低消費電力が可能である。
【0152】大小比較を行なうときは、上位ビット側の
大小比較結果(あるいは上位ビット側では全ビットが一
致しているという情報)を下位ビットを処理する回路へ
伝える手段が必要である。この情報伝達のための信号線
長が長くなってしまうと、結果的に比較処理時間が長く
なり、処理速度の低下を招く。
【0153】本実施例では、その問題を解決するため
に、最上位バイトを処理する比較ユニット14Aに最も
近い場所に次のバイトを処理する比較ユニット14Bを
配置し、その次のバイトを処理する比較ユニット14C
はこの比較ユニット14Bに最も近い場所に配置し、最
下位バイトを処理するユニット14Dはユニット14C
に最も近い場所に配置する。ここで、「最も近い」とい
う表現は、実現可能な範囲で近い位置を指すことはいう
までもない。
【0154】フレームバッファメモリに格納されている
データ(R,G,B)は表示のためにラスタスキャン方
式に順次読出せる機能を持つことが要求される。そのた
めに、本実施例ではSAMを用いる。上記のようにDR
AMを分割したことにより生ずる他の問題は、SAM配
置に関するものである。
【0155】DARMに画像データを図7の形式に格納
しているとする。このとき、ラスタスキャン方式でデー
タを読出すためにアクセスされるバンクの順は、A→B
→A→B→…→A→B→C→D→C→D→…→C→D→
A→…(A,B,D,Dはバンク)である。
【0156】DRAMのバンクAがSAM15A−1〜
15A−4にデータを与えるためにアクセスされている
間は、演算のためにバンクAをアクセスすることができ
ないために演算効率が低下する。バンクBについても同
じである。バンクA,Bは交互に読出されるためであ
る。
【0157】しかし、この間C,Dは演算に使用可能で
ある。そこで、SAM15A−1〜15A−4はバンク
AとバンクCで共有し、SAM15B−1〜15B−4
はバンクBとバンクDが共有することが回路量を減らす
ために効果がある。
【0158】第1のSAM15A−1〜15A−4から
のデータを出力端子VOに出力している間に、第2のS
AM15B−1〜15B−4にはバンクBあるいはバン
クDのいずれかのデータが転送される。第1のSAM中
のデータ出力が終了すると、絶え間なく次のデータを出
力するために、コントローラ16から与えられる制御信
号により第2のSAMが選択され、出力される。第2の
SAMのデータが出力されている間に、第1のSAMへ
バンクAあるいはバンクCのいずれかのデータが書込ま
れる。各SAMのサイズ(ワード数)の最小値は、「一
方のSAM15A−1〜15A−4あるいは15B−1
〜15B−4中のすべてのデータを出力するために要す
る時間」が「SAMの全リードにDRAMからデータを
書込む時間」以上となるように決める必要がある。
【0159】図2に示したような構成を取ることによる
効果は、以下のとおりである。DRAMの各バンクをデ
ータ処理ユニットが扱うデータに対応付けて分割したこ
とにより、キャッシュメモリとDRAM各バンク間を結
ぶバスの配線長を短くできるので、DRAMとキャッシ
ュメモリ間の転送の高速化および転送に伴なう消費電力
を低減することが可能となる。
【0160】比較ユニットもこれに併わせて分割し、こ
れら分割した比較ユニットを、ユニット間を伝播する信
号の配線長が短くなるように配置することにより、ユニ
ット間の伝播信号の遅延時間を短縮でき、比較処理を高
速化することが可能となる。
【0161】このように分散配置したので、単位データ
に対応する構成要素を追加/削除することにより、機能
変更が容易に行なえる。
【0162】図4は、図1〜図3に示したフレームバッ
ファメモリ10における画像処理ユニット13のROP
/ブレンドユニット151の構成を示すブロック図であ
る。なお、POP/ブレンドユニット152〜153も
POP/ブレンドユニット151と同様の構成である。
【0163】図4を参照して、このROP/ブレンドユ
ニット13は、3つの入力ノード131〜133と、乗
算器134と、加算器135と、クランプ回路136
と、ラスタオペレーション回路137と、マルチプレク
サ(MUX)138と、出力ノード139とを備える。
【0164】乗算器134は、入力ノード131からの
8ビットのデータと入力ノード132からの8ビットの
データとを乗算するためのものである。加算器135
は、乗算器134からの結果データと入力ノード133
からのデータとを加算するためのものである。クランプ
回路136は、加算器135がオーバフローを起こした
ときそのオーバフローフラグ信号OFに応答して加算器
135からの結果データを正の最大値に設定するととも
に、加算器135がアンダフローを起こしたときそのア
ンダフローフラグ信号UFに応答して加算器135から
の結果データをゼロに設定するためのものである。ここ
で、乗算器134、加算器135およびクランプ回路1
36は、3つの入力ノードから供給されたデータに基づ
いてα−ブレンド処理を行なうためのものである。
【0165】一方、ラスタオペレーション回路137
は、入力ノード132からの8ビットのデータと入力ノ
ード133からの8ビットのデータとに基づいて、後述
する所定の論理演算を行なうためのものである。
【0166】マルチプレクサ138は、選択信号SLに
応答してクランプ回路136からの出力か、またはラス
タオペレーション回路137からの出力かを選択して出
力ノード139を介して出力するためのものである。
【0167】図5は、図4に示したROP/ブレンドユ
ニット151におけるラスタオペレーション回路137
の一部構成を示す回路図である。この図5においては、
入力ノード132および133から供給される8ビット
のデータDoldおよびDnewのうち1ビットのデー
タDold1およびDnew1を処理するための回路が
示されている。残りの7ビットのデータDoldおよび
Dnewを処理するための回路も同様の構成になってい
る。
【0168】図5を参照して、このラスタオペレーショ
ン回路137のDold1およびDnew1を処理する
ための回路は、インバータ140および141と、NA
NDゲート142〜145と、NANDゲート146と
を備える。
【0169】入力ノード132からの1ビットのデータ
Dold1はNANDゲート143および145にそれ
ぞれ入力されるとともに、インバータ140を介してN
ANDゲート142および144にそれぞれ入力され
る。また、入力ノード133からの1ビットのデータD
new1はNANDゲート144および145にそれぞ
れ入力されるとともに、インバータ141を介してNA
NDゲート142および143にそれぞれ入力される。
【0170】動作選択信号OPSEL0はNANDゲー
ト145に入力され、動作選択信号OPSEL1はNA
NDゲート144に入力され、動作選択信号OPSEL
2はNANDゲート143に入力され、さらに動作選択
信号OPSEL3はNANDゲート142に入力されて
いる。ここで、これら動作選択信号OPSEL0〜OP
SEL3は、これら1ビットのデータDold1および
Dnew1以外の他のビットデータを処理するためのN
ANDゲート(図示せず)にも同様に入力されている。
これらNANDゲート142〜145の出力信号は、す
べてNANDゲート146に入力されている。
【0171】したがって、このラスタオペレーション回
路137は、動作選択信号OPSEL0〜OPSEL3
に応答して16種類の論理関数の中から1つを選択し、
その選択された論理関数に従って演算処理を行なうため
のものである。
【0172】次の表1は、このラスタオペレーション回
路137の真理値表を示す。
【0173】
【表1】
【0174】表1に示すように、たとえば動作選択信号
OPSEL0〜OPSEL3がすべて「0」のとき、入
力されたデータDoldおよびDnewに関係なく、こ
のラスタオペレーション回路137の出力信号は「0」
となる。
【0175】また、動作選択信号OPSEL0だけが
「1」で、他の動作選択信号OPSEL1〜OPSEL
3がすべて「0」のとき、このラスタオペレーション回
路137は、入力されたデータDoldおよびDnew
の論理積を行なう。したがって、入力されたデータDo
ldおよびDnewがともに「1」であるときだけ、ラ
スタオペレーション回路137の出力信号が「1」とな
る。
【0176】また、動作選択信号OPSEL1だけが
「1」で、他の動作選択信号OPSEL0,OPSEL
2およびOPSEL3が「0」のとき、このラスタオペ
レーション回路137は入力されたデータDnewと入
力されたDoldの反転データ/Doldとの論理積を
行なう。したがって、データDnewが「1」で、かつ
データDoldが「0」のときだけ、ラスタオペレーシ
ョン回路137の出力信号は「1」となる。
【0177】また、動作選択信号OPSEL0およびO
PSEL1が「1」で、他の動作選択信号OPSEL2
およびOPSEL3が「0」のとき、このラスタオペレ
ーション回路137は、入力されたデータDnewをそ
のまま出力信号として出力する。したがって、入力され
たデータDoldに関係なく、入力されたデータDne
wが「1」のときだけ、ラスタオペレーション回路13
7の出力信号は「1」となる。
【0178】また、動作選択信号OPSEL1およびO
PSEL2が「1」で、かつ他の動作選択信号OPSE
L0およびOPSEL3が「0」のとき、このラスタオ
ペレーション回路137は、入力された2つのデータD
oldおよびDnewの排他的論理和を行なう。したが
って、入力された2つのデータDoldおよびDnew
が一致しないときだけ、このラスタオペレーション回路
137の出力信号は「1」となる。
【0179】また、動作選択信号OPSEL0およびO
PSEL2が「1」で、かつ他の動作選択信号OPSE
L3が「0」のとき、このラスタオペレーション回路1
37は、入力された2つのデータDoldおよびDne
wの論理和を行なう。したがって、入力された2つのデ
ータDoldおよびDnewのうち少なくとも一方が
「1」のとき、このラスタオペレーション回路137の
出力信号は「1」となる。
【0180】また、動作選択信号OPSEL0およびO
PSEL3がすべて「1」のとき、このラスタオペレー
ション回路137は、入力されたデータDoldおよび
Dnewに関係なく、「1」の出力信号を出力する。
【0181】なお、上記した動作選択信号OPSEL0
〜OPSEL3の組合わせ以外は、具体的には表1に示
されるようになっている。
【0182】図6は、図1に示されたフレームバッファ
メモリにおける演算部23の比較ユニット14の全体構
成を示すブロック図である。図6を参照して、この比較
ユニット14は、32ビットのデータDnewを32ビ
ットのデータDoldと比較する一致比較回路441
と、同様に32ビットのデータDnewを32ビットの
データDoldと比較する大小比較回路451とを備え
る。ここで、一致比較回路441は、32個のEX−O
Rゲート443と、32個のANDゲート444と、1
個のNORゲート445とを備える。
【0183】この比較ユニット14はさらに、一致比較
回路441における32ビットのデータのうちマスクす
るデータを特定するためのマスクデータが設定可能な一
致マスクレジスタ252を備える。一致マスクレジスタ
252のいずれかのビットに「0」が設定されると、そ
のビットに対応する一致比較回路441のANDゲート
444の出力は、対応するEX−ORゲート443の出
力にかかわらずL(論理ロー)レベルになる。したがっ
て、このビットに対応するEX−ORゲート443の出
力信号はNORゲート445へ与えられない。このよう
に、一致比較回路441においては一致マスクレジスタ
252に設定されたマスクデータに応答して32ビット
のうちいずれかがマスクされる。
【0184】大小比較回路451は、32個のANDゲ
ート453と、32個のANDゲート454と、1個の
大小比較器455とを備える。上記一致マスクレジスタ
252と同様に、大小比較回路451においては、大小
マスクレジスタ253に設定されたマスクデータに応答
して32ビットのうちいずれかがマスクされる。
【0185】この比較ユニット14はさらに、一致比較
回路441の出力信号に応答してフラグ信号を生成する
一致フラグコントローラ442と、大小比較回路451
の出力信号に応答してフラグ信号を生成する大小フラグ
コントローラ452とを備える。
【0186】一致フラグコントローラ442は、4つの
動作モードを有する。第1の動作モードにおいては、デ
ータDnewのうち有効なビットおよびDoldのうち
有効なビットが互いに一致するか否かにかかわらず常に
「1」のフラグ信号が生成される。第2の動作モードに
おいては、データDnewのうち有効なビットおよびD
oldのうち有効なビットが互いに一致するか否かにか
かわらず常に「0」のフラグ信号が生成される。第3の
動作モードにおいては、データDnewのうち有効なビ
ットおよびDoldのうち有効なビットが互いに一致す
る場合に「1」のフラグ信号が生成される。第4の動作
モードにおいては、データDnewのうち有効なビット
およびDoldのうち有効なビットが互いに一致しない
場合に「1」のフラグ信号が生成される。一致フラグコ
ントローラ442の動作モードは、比較制御レジスタ2
55に設定されたデータによって決定される。
【0187】大小比較コントローラ452は8つの動作
モードを有する。第1の動作モードにおいては、データ
Dnew″のうち有効なビットおよびDold″のうち
有効なビットの大小関係にかかわらず常に「1」のフラ
グ信号が生成される。第2の動作モードにおいては、デ
ータDnew″のうち有効なビットがデータDold″
のうち有効なビットよりも大きい場合に「1」のフラグ
信号が生成される。第3の動作モードにおいては、デー
タDnew″のうち有効なビットおよびDold″のう
ち有効なビットが互いに等しい場合に「1」のフラグ信
号が生成される。第4の動作モードにおいては、データ
Dnew″のうち有効なビットがデータDold″のう
ち有効なビット以上の場合に「1」のフラグ信号が生成
される。第5の動作モードにおいては、データDne
w″のうち有効なビットおよびDold″のうち有効な
ビットの大小関係にかかわず常に「0」のフラグ信号が
生成される。第6の動作モードにおいては、データDn
ew″のうち有効なビットがデータDold″のうち有
効なビット以下の場合に「1」のフラグ信号が生成され
る。第7の動作モードにおいては、データDnew″の
うち有効なビットおよびデータDold″のうち有効な
ビットが互いに一致しない場合に「1」のフラグ信号が
生成される。第8の動作モードにおいては、データDn
ew″のうち有効なビットがデータDold″のうち有
効なビットよりも小さい場合に「1」のフラグ信号が生
成される。この大小比較コントローラ452の動作モー
ドは、比較制御レジスタ255に設定されたデータによ
って決定される。
【0188】コントローラ442および452からのフ
ラグ信号はともにANDゲート46に与えられ、その論
理積信号がフラグ出力信号PASS−OUTとして出力
される。
【0189】この比較ユニット14において、外部から
供給されたデータDnew0〜Dnew31はマルチプ
レクサ41を介して一致比較回路441および大小比較
回路451の双方に与えられる。キャッシュメモリ12
から供給されたデータDold0〜Dold31は、一
致比較回路441および大小比較回路451の双方に与
えられる。
【0190】また、必要に応じて、データDnew0〜
Dnew31の代わりに一定データK0〜K31がマル
チプレクサ41を介して一致比較回路441および大小
比較回路451の双方に与えられる。データDnewお
よび一定データKのいずれが供給されるかは、比較制御
レジスタ255に設定されたデータによって決定され
る。この一定データK0〜K31は、図3に示されたコ
ンスタントソースレジスタ251から供給される。
【0191】一致マスクレジスタ252に設定するため
のマスクデータは、外部から供給されるデータDnew
と時分割されて供給される。大小マスクレジスタ253
に設定するためのマスクデータも同様に、外部から供給
されるデータDnewと時分割されて供給される。
【0192】次に、この実施例1によるフレームバッフ
ァメモリの動作を簡単に説明する。なお、このフレーム
バッファメモリは後述するようにパイプライン化されて
いるが、以下ではパイプライン化されていないものとし
てその動作を説明する。
【0193】このフレームバッファメモリ10において
は、まずメインメモリ11にディスプレイ上に表示する
ための画像データを書込む必要がある。メインメモリ1
1に書込まれるべきデータは外部データDQ0〜DQ3
1として入力され、画素処理ユニット13およびデータ
バス19を介して一旦キャッシュメモリ12にストアさ
れる。キャッシュメモリ12にストアされたデータはデ
ータバス17を介して、アドレス信号DADによって指
定されるメモリセルに書込まれる。このような動作がメ
インメモリ11の全てのアドレスについて行なわれる図
7は、ディスプレイ上に表示される画面とメインメモリ
11のメモリ領域との対応関係を示す図である。図7に
示されるように、1フレームは256個のページ群に分
割される。1つのページ群はさらに4つのページに分割
される。各ページ内のデータは、メインメモリ11の対
応するバンクに格納される。各ページはさらに40個の
ブロックに分割される。各ブロックは8つのサブブロッ
クに分割される。各頁を矩形としたことによりヒット率
を向上させたグラフィックにおいては、隣接したデータ
を連続して書替えることが多い。たとえば四角形を描画
する場合などである。このため、キャッシュメモリ上の
データは、ディスプレイ上の矩形ブロックに対応させる
のが好ましい。1行単位でキャッシュメモリにデータを
ストアすると、縦方向に線を引く場合に、DRAMおよ
びSAM間の転送が頻繁に行なわれなければならない。
【0194】メインメモリ11に書込まれたデータは、
アドレス信号DADに応答して256ビットごとにグロ
ーバルバス17を介してキャッシュメモリ12へ転送さ
れる。この256ビットのデータは、図7に示されたブ
ロックに相当する。演算処理はサブブロック単位(1×
4×8)で行なわれ、SAMへの転送は頁の1行単位
(1×80×8)で行なわれる。
【0195】図8および図10は、フレーム内の画像デ
ータとメインメモリのメモリ領域との対応関係を示す図
である。図9は、図8に示されるように画像データが格
納されている場合に、シリアルアクセスメモリ15によ
ってそのデータが読出されかつその読出されたデータが
シリアルに出力される様子を示すタイミングチャートで
ある。図11は、図10に示されるように画像データが
格納されている場合に、シリアルアクセスメモリ15に
よってそのデータが読出されかつその読出されたデータ
がシリアルに出力される様子を示すタイミングチャート
である。1つのバンク(たとえばAバンク)に隣接して
同じバンクが配置されないように配列することによっ
て、同じバンクを続けてアクセスしないようにされてい
る。グラフィックスでは、ランダムにデータを書替える
ことは少なく、連続(隣接)したデータをアクセスする
場合が多いため、上記の配列がスピード的に有効であ
る。
【0196】図9に示されるように、図8の場合は各バ
ンクからデータがインタリーブされて出力されるので、
その実行時間は、図11に示されるようにデータがイン
タリーブされずに出力される場合よりも短くなる。縦に
線を引くときがワーストケースとなる。
【0197】この実施例1では図8に示されるようにデ
ータが格納されているので、シリアルアクセスメモリ1
5から高速にビデオ出力データVOが出力される。デー
タは、A:0,B:0,A:1,B:1…,C:0,
D:0,C:1,D:1…とマルチプレクサ42により
インタリーブ出力される。
【0198】メインメモリ11に書込まれたデータは、
アドレス信号DADに応答して256ビットごと一度に
データバス17を介してキャッシュメモリ12へ転送さ
れる。
【0199】キャッシュメモリ12へ転送されたデータ
は、アドレス信号CADに応答して32ビットごと同時
にデータバス18を介して画素処理ユニット13または
比較ユニット14へ転送される。
【0200】一方、画素処理ユニット13または比較ユ
ニット14には、新しい画像データDQ0〜DQ31が
与えられる。画素処理ユニット13においては、キャッ
シュメモリ12から読出された古い画像データとこの新
しい画像データDQ0〜31とに基づいて、制御信号C
NT1によって指定された演算処理が行なわれる。ま
た、比較ユニット14においては、キャッシュメモリ1
2から読出された古い画像データと新しい画像データD
Q0〜DQ31とに基づいて、制御信号CNT2によっ
て指定された比較処理が行なわれる。
【0201】ここで、画素処理ユニット13において
は、3次元グラフィックス処理の基本であるα−ブレン
ド処理、およびラスタオペレーションと呼ばれる画像デ
ータ間の論理演算処理が選択的に行なわれる。また、比
較ユニット14においては、CRT上の奥行き情報を処
理するZコンペア処理が行なわれる。
【0202】(1) α−ブレンド処理 まず画素処理ユニット13において、α−ブレンド処理
が行なわれる場合について説明する。
【0203】α−ブレンド処理は、3次元グラフィック
スがCRT上に表示されるときにその透明感を表わすた
めに行なわれる。α−ブレンド処理のための演算式は次
の数2で表される。
【0204】
【数2】
【0205】ここで、OUT(R)は実際にCRT上に
表示されるべき画素中の赤の色信号成分の出力値を示
し、OUT(G)は実際にCRT上に表示されるべき画
素中の緑の色信号成分の出力値を示し、OUT(B)は
実際にCRT上に表示されるべき画素中の青の色信号成
分の出力値を示す。
【0206】また、Dnew(R)は新たにCRT上に
表示されるべき画素中の赤の色信号成分の入力値を示
し、Dnew(G)は新たにCRT上に表示されるべき
画素中の緑の色信号成分の入力値を示し、Dnew
(B)は新たにCRT上に表示されるべき画素中の青の
色信号成分の入力値を示す。
【0207】また、Dold(R)は既にCRT上に表
示されている画素中の赤の色信号成分の入力値を示し、
Dold(G)は既にCRT上に表示されている画素中
の緑の色信号成分の入力値を示し、Dold(B)は既
にCRT上に表示されている画素中の青の色信号成分の
入力値を示す。
【0208】αは既にCRT上に表示されている画面の
データDoldと新たにCRT上に表示されるべき画面
のデータDnewとの混合率を示し、新たにCRT上に
表示されるべき画面に既にCRT上に表示されている画
面をどの程度混合するかを示す係数である。
【0209】たとえばこの係数αが「0」のとき、RG
Bの各出力値OUTは新たにCRT上に表示されるべき
データDnewに等しくなる。また、係数αが「1」の
とき、RGBの各出力値OUTは既にCRT上に表示さ
れているデータDoldに等しくなる。RGBの各デー
タが8ビットからなる場合は、1画素において約160
0万色(自然色)が表現され得る。
【0210】次に、図4のブロック図を参照してα−ブ
レンド処理の動作を説明する。画素処理ユニット13に
おいてα−ブレンド処理が行なわれるとき、入力ノード
131には8ビットの係数αが与えられ、入力ノード1
32には既にCRT上に表示されている8ビットの画像
データDold〈R〉、Dold〈G〉またはDold
〈B〉が与えられる。この画像データDoldはキャッ
シュメモリ12から供給される。また、入力ノード13
3には(1−α)×Dnewで表されるデータが与えら
れる。このデータ(1−α)×Dnewは、外部ICな
どにおいて係数αおよびデータDnew〈R〉〈G〉
〈B〉に基づいて演算処理により生成されたものであ
る。したがって、入力ノード133には、Doldの
〈R〉,〈G〉,〈B〉のうち対応する1つが入力され
る。
【0211】入力ノード131に与えられたデータα
と、入力ノード132に与えられたデータDoldと
は、乗算器134によって乗算される。この乗算された
結果データα×Doldは(2×8)ビットからなる
が、本実施例では各色成分を表わすビット数を8ビット
としているため、そのうち上位8ビットの結果データα
×Doldだけが加算器135に与えられる。下位8ビ
ットは誤差として切り捨てるが、2進数なので、0捨1
入を行なう。
【0212】加算器135においては、乗算器134か
ら与えられた結果データα×Doldと、入力ノード1
33に与えられたデータ(1−α)×Dnewとが加算
される。データの減算のため、外部から与えられる(1
−α)Dnewは、「2」の補数をとることも可能であ
る。
【0213】加算器135からの結果データα×Dol
d+(1−α)×Dnewの値がマイナスになるときは
加算器135からクランプ回路136へアンダフローフ
ラグ信号UFが与えられる。また、加算器135からの
結果データα×Dold+(1−α)×Dnewの値が
「255」を超えるときは、加算器135からクランプ
回路136へオーバフローフラグ信号OFが与えられ
る。
【0214】クランプ回路136においては、アンダフ
ローフラグ信号UFが与えられたとき、加算器135か
らの結果データが強制的に「0」に設定され、オーバフ
ローフラグ信号OFが与えられたとき、加算器135か
らの結果データは強制的に「255」に設定される。す
なわち、クランプ回路136は、加算器135からの結
果データの範囲が「0〜255」以外のとき、「0」ま
たは「255」にクランプする。
【0215】画素処理ユニット13においてα−ブレン
ド処理が行なわれるとき、「1」の選択信号SLがマル
チプレクサ138に与えられるため、クランプ回路13
6からのデータが選択され、出力ノード139を介して
出力される。
【0216】(2) ラスタオペレーション 次に、画素処理ユニット13においてラスタオペレーシ
ョンが行なわれる場合について説明する。
【0217】この場合、入力ノード132には上記α−
ブレンド処理の場合と同様に、既にCRT上に表示され
ているデータDoldが与えられる。一方、入力ノード
133には新たにCRT上に表示されるべきデータDn
ewが与えられる。このデータDnewは外部データD
Q0〜DQ31として与えられたものである。
【0218】これらのデータDoldおよびDnewは
ともにラスタオペレーション回路137へ与えられる。
ラスタオペレーション回路137においては、これらの
データDoldおよびDnewに基づいて、動作選択信
号OPSEL0〜OPSEL3によって指定された論理
演算処理が行なわれる。動作選択信号OPSEL0〜O
PSEL3と論理関数との関係は上記表1で既に示した
とおりである。
【0219】画素処理ユニット13においてラスタオペ
レーションが行なわれるときは、「0」の選択信号SL
がマルチプレクサ138に与えられる。これにより、ラ
スタオペレーション回路137からの結果データが選択
され、出力ノード139を介して外部に出力される。
【0220】(3) Zコンペア処理 次に、比較ユニット14においてZコンペア処理が行な
われる場合について説明する。
【0221】一般に、3次元グラフィックスを表示する
場合、各画素はR、G、B、α、Zからなる5つのデー
タを持っている。ここで、R、GおよびBは色データを
示し、αは上記α−ブレンド処理における混合率を示
す。この混合率αは新しいデータDnewにどの程度古
いデータDoldを混合するかを示すものであるから、
透過率を示すものということもできる。さらに、Zは奥
行き情報を示し、たとえばその値が大きいほど画面を見
ている人から遠いことを表わし、その値が小さいほど画
面を見ている人から近いことを表わす。
【0222】図12は、Zコンペア処理を説明するため
の模式図である。図12(A)に示すようなZデータ
(以下「ZA」と表わす)が予めメインメモリ11にス
トアされているとし、図12(B)に示すようなZデー
タ(以下「ZB」と表わすが外部データDQ0〜DQ3
1として与えられるとする。なお、Zデータは表示され
ない。
【0223】メインメモリ11にストアされているデー
タZAは、データバス17を介してキャッシュメモリ1
2へ読出される。キャッシュメモリ12へ読出されたデ
ータZAは、さらにデータバス18を介して比較ユニッ
ト14へ供給される。一方、外部から図12(B)に示
すようなデータZBが比較ユニット14に供給される。
【0224】この比較ユニット14において、キャッシ
ュメモリ12から供給されたデータZAと、外部から供
給されたデータZBとが画素ごとに順次比較される。
【0225】キャッシュメモリ12から供給されたデー
タZAが外部から供給されたデータZBよりも大きいと
きは、その外部から供給されたデータZBがキャッシュ
メモリ12に書込まれる。一方、キャッシュメモリ12
から供給されたデータZAが外部から供給されたデータ
ZBよりも小さいときは、キャッシュメモリ12にスト
アされているデータZAはそのまま維持される。その結
果はメインメモリ11に書き戻される。
【0226】以上のような処理が1画面のすべての画素
について行なわれると、図12(C)に示すように小さ
なZ値を持つデータが優先的にメインメモリ11に書込
まれる。
【0227】以上、Z値の比較処理についてのみ説明し
たが、R,G,B,αなどの他のデータは、このフレー
ムバッファメモリ10のメインメモリ11にストアされ
たり、あるいは他のフレームバッファメモリのメインメ
モリにストアされたりすることができる。
【0228】また、これらR,G,B,αなどのデータ
もZ値と同様にZコンペア処理の結果に従ってメインメ
モリに既にストアされた古いデータと、外部から与えら
れる新しいデータの古いデータとの演算結果とのいずれ
かのデータが選択され、これによりメインメモリにおけ
るデータが更新される必要がある。そのため、比較ユニ
ット14のフラグ出力信号PASS−OUTは外部に出
力されている。このフラグ出力信号PASS−OUTは
他のフレームバッファメモリのキャッシュメモリへフラ
グ入力信号PASS−INとして与えられる。したがっ
て、このフレームバッファメモリ10は他のフレームバ
ッファメモリと連動して動作することができる。また、
このように構成されたフレームバッファメモリ10は単
にZコンペア処理を行なうZバッファに対応できるだけ
でなく、ROP/ブレンド処理を行なうカラーバッファ
にも対応することができるばかりでなく、表示画面のサ
イズに従ってメモリ領域の割付が自由にできる。ワンチ
ップ内で色データとZデータとを持つことも可能であ
る。また、色データ処理はバイト単位(ROP/ブレン
ドユニット単位)で設定することもできる。さらに、比
較処理は色データのビットをマスクすることによって行
なってもよい。
【0229】したがって、このフレームバッファメモリ
10は非常に高いフレキシビリティを有するものとな
る。
【0230】(4) ステンシル動作 ステンシル動作においては、たとえば、表示を書換えた
いところのステンシルビットには「1」が設定され、表
示を書換えたくないところには「0」が設定される。1
画素を特定する32ビットのデータのうち上位8ビット
はこのようなステンシルデータを表わし、下位24ビッ
トは奥行き座標(Zデータ)を表わすものとし、上記図
6に示された比較ユニット14の動作を説明する。
【0231】図6を参照して、一致比較回路441にお
いては下位24ビットがマスクされる。したがって、こ
の一致比較回路441は上位8ビットのデータが互いに
一致するか否かを判別する。一方、大小比較回路451
においては上位8ビットがマスクされる。したがって、
大小比較回路451は下位24ビットのデータの大きさ
を比較する。
【0232】8ビットのステンシルデータと24ビット
のZデータとからなる32ビットのデータDnewおよ
びDoldが、一致比較回路441および大小比較回路
451に与えられる。一致比較回路441においては上
位8ビットのステンシルデータのみが比較される。大小
比較回路451においては下位24ビットのZデータの
みが比較される。
【0233】この場合、ステンシルデータが互いに一致
すると、一致フラグコントローラ442から「1」のフ
ラグ信号が出力される。一致フラグコントローラはデー
タDnewがデータDoldに等しいとき「1」のフラ
グ信号を出力し、大小比較フラグコントローラはデータ
DnewよりもデータDoldのほうが大きいとき
「1」のフラグ信号を出力するように設定する。
【0234】また、Dnew内のZデータがデータDo
ld内のZデータよりも小さいと、大小フラグコントロ
ーラ452から「1」のフラグ信号が生成される。この
とき、フラグ出力信号PASS−OUTは「1」とな
り、キャッシュメモリのデータの書替えが必要なことを
示す。
【0235】(5) カラーインデックス動作 次に、1画素を表わす32ビットのデータが、下位8ビ
ットのカラーインデックスデータと上位24ビットのZ
データとから構成される場合について図1を参照して説
明する。ここで、8ビットのカラーインデックスデータ
は、予め定められた256色の中から1つを特定するた
めのものである。
【0236】この場合はまず、ROP/ブレンドユニッ
ト152,153および154が外部より入力されたデ
ータDQ8〜DQ31を通過する状態にされる。キャッ
シュメモリ12から読出されたカラーインデックスデー
タはROP/ブレンドユニット151に与えられる。こ
のROP/ブレンドユニット151にはさらに外部から
の8ビットのカラーインデックスデータDQ0〜DQ7
が与えられる。
【0237】したがって、ROP/ブレンドユニット1
51に与えられたカラーインデックスデータはたとえば
ラスタオペレーション処理がされるが、ROP/ブレン
ドユニット152〜154に与えられた24ビットの外
部から与えられたZデータはそのまま通過して出力され
る。
【0238】一方、比較ユニット14においては下位8
ビットがマスクされる。したがって、上位24ビットの
ZデータのみがZコンペア処理(一致比較および大小比
較の両方を含む)される。ここで、新しいデータのほう
が古いデータよりもディスプレイ上の手前にある場合
は、比較ユニット14から「1」のフラグ出力信号PA
SS−OUTが出力される。制御信号入力端子29は図
示はされていないが電源電位にプルアップされているの
で、このフラグ出力信号PASS−OUTは書込イネー
ブル信号WEとしてキャッシュメモリ12へ与えられ
る。したがって、α−ブレンド処理された8ビットのカ
ラーインデックスデータと外部から供給された24ビッ
トのZデータとが転送バス19を介してキャッシュメモ
リに書込まれる。
【0239】図13に示されるように、この8ビットの
カラーインデックスデータCIXはフレームバッファメ
モリ10からRAMDAC(ランダム・アクセス・メモ
リ・デジタル・アナログ・コンバータ)55に与えられ
る。RAMDAC55においてそのカラーインデックス
データCIXに応答して予めRAMDAC内のルークア
ップテーブル中に格納された256種類の色の中から1
つが選択される。
【0240】以上のように、このフレームバッファメモ
リ10はラスタオペレーションのみを行なったり、α−
ブレンド処理のみを行なったり、Zコンペア処理のみを
行なったり、あるいはその画素処理ユニット13におい
て色データの処理を行なうと同時に比較ユニット14に
おいてZコンペア処理を行なうことができる。
【0241】図14は、このフレームバッファメモリ1
0にどのような処理を行なわせるかを決定するための制
御レジスタ群を示す図である。図14を参照して、制御
レジスタ群25は、コンスタントソースレジスタ251
と、一致マスクレジスタ252と、大小マスクレジスタ
253と、ROP/ブレンド制御レジスタ254と、比
較制御レジスタ255とを含む。レジスタへの書込み
は、外部から与えられるレジスタ書込オペレーションコ
ードとアドレス信号RADの組合わせによって指定する
レジスタに書込まれる。
【0242】次の表2は、制御レジスタ群25に与えら
れるアドレス信号RADとそのアドレス信号に応答して
選択される制御レジスタとの対応関係を示す。たとえ
ば、「000001」のアドレス信号RADが与えられ
た場合は、コンスタントソースレジスタ251が選択さ
れる。
【0243】
【表2】
【0244】図14を参照して、コンスタントソースレ
ジスタ251がリセットされるときには、「00000
0000H」のデータが強制的に設定される。ここで、
「H」はその前の数字が16進数であることを示す。ま
た、0〜31ビットにはデータ入力端子27から与えら
れた32ビットのデータDQが設定される。32〜35
ビットには4ビットのDX端子に与えられるデータが設
定される。ここで、DX端子は、第4の入力ノード(α
が「1」を表わす)に対応する。DQ24〜31は35
ビット目に対応し、DQ16〜23は34ビット目に対
応し、DQ8〜15は33ビット目に対応し、DQ0〜
7は32ビット目に対応する。
【0245】一致マスクレジスタ252がリセットされ
るときは、「00000000H」のデータが強制的に
設定される。その0〜31ビットにはデータ入力端子2
7に与えられた32ビットのデータが設定される。ここ
で、各ビットの値が「0」の場合は対応するビットがマ
スクされ、各ビットの値が「1」のときは対応するビッ
トがマスクされない。したがって、一致マスクレジスタ
252がリセットされたときはすべてのビットがマスク
される。
【0246】大小比較レジスタ253がリセットされる
ときは、「00000000H」のデータが強制的に設
定される。その他は、上記一致マスクレジスタ252と
同様である。
【0247】ROP/ブレンド制御レジスタ254の第
0〜第7ビットはROP/ブレンドユニット151を制
御する。第8〜第15ビットはROP/ブレンドユニッ
ト152を制御する。第16〜第23ビットはROP/
ブレンドユニット153を制御する。第24〜第31ビ
ットはROP/ブレンドユニット154を制御する。R
OP/ブレンド制御ユニット24がリセットされるとき
には、「03030303H」のデータが強制的に設定
される。外部から入力されたデータが通過状態のモード
に設定される。次の表3は各ユニットを制御する8ビッ
トのデータの役割を示す。
【0248】
【表3】
【0249】比較制御レジスタ255はリセットされる
ときは、「00000000H」のデータが強制的に設
定される。第0〜第2ビットは大小フラグコントローラ
452を制御する。第8および第9ビットは一致フラグ
コントローラ442を制御する。第16ビットはデータ
入力端子27から供給されるデータDQかコンスタント
ソースレジスタ251にストアされている一定データK
かを選択する。次の表4は、第0〜第2,第8,第9お
よび第16ビットの役割を示す。
【0250】
【表4】
【0251】図15は、パイプライン化された演算部を
示す。なお、図中箱内の数字はパイプラインのステージ
数を示す。図16は、図15のパイプライン化された演
算部23をさらに詳細に示すブロック図である。図17
は、図16に示された4つのROP−ブレンドユニット
のみを示すブロック図である。図18は、図16に示さ
れた比較ユニット14のみを示すブロック図である。
【0252】図15〜図18から明らかなように、この
フレームバッファメモリ10は7つのパイプラインステ
ージから構成される。各パイプラインステージの間には
パイプラインレジスタPRが設けられている。
【0253】図19は、図17に示されたROP/ブレ
ンドユニットのパイプライン動作を示すタイミングチャ
ートである。図19を参照して、ROP/ブレンドユニ
ット13による演算処理は第3〜第6ステージにおいて
行なわれる。
【0254】図20は、図18に示された比較ユニット
14のパイプライン動作を示すタイムチャートである。
図20を参照して、比較ユニット14による比較動作は
第3〜第6ステージにおいて行なわれる。
【0255】上記のように、ROP/ブレンドユニット
における演算処理と比較ユニットにおける比較動作はと
もに4サイクルで行なわれるので、画素処理ユニット1
3からの結果データは比較ユニット14からの結果デー
タと同時に出力される。
【0256】この実施例1においては、占有面積が小さ
いにもかかわらず大量のデータを記憶できるメインメモ
リ11が設けられているので、1フレームに相当する1
0.5メガビットのデータすべてをこのメインメモリ1
1にストアすることができる。このメインメモリ11に
ストアされているデータは、32ビットごとに外部から
供給される32ビットのデータと演算されるが、その演
算対象となる32ビットの8倍のデータが一旦キャッシ
ュメモリ12の8ユニットのうちの1ユニットにストア
される。すなわち、メインメモリ11からキャッシュメ
モリ12へ256ビットのデータがまとめて転送され
る。このキャッシュメモリ12は記憶容量は小さいが、
アクセス速度の速いSRAMで構成されているため、演
算対象となる32ビットのデータを高速で供給すること
ができる。
【0257】また、このフレームバッファメモリ10は
ワンチップで構成され、その256ビットのデータを転
送するためのデータバス17が非常に長くなることもな
いため、データ転送速度が遅くなったり、あるいはデー
タを転送するときの消費電力が大きくなることもない。
すなわち、この実施例1は、メインメモリが本来持って
いる「多ビットを同時にアクセスすることができる」と
いう利点を十分に活用することができる。そのため、こ
れら多ビットのデータをインタリーブして処理すること
により、見かけ上メインメモリを高速に動作させること
ができる。
【0258】この実施例1においては、4つのROP/
ブレンドユニット151〜154および比較ユニット1
4A〜14Dは、8ビットデータ処理単位に分割された
ユニット構造としている。また、メインメモリ11が複
数のバンクに分割されているため、ワード線およびビッ
ト線の長さを短くすることができる。ワード線およびビ
ット線の長さが短いと、それらの持つ寄生容量が小さい
ため、メインメモリ11A〜11Dのアクセス時間が短
くなるとともに、キャッシュメモリ12A〜12Dは高
速に動作することができる。
【0259】また、これらバンク数を増減することによ
ってこのフレームバッファメモリ10の機能を容易に拡
張等することができる。そのため、種々のフレームバッ
ファメモリを短時間で設計することができる。
【0260】また、上記のようにキャッシュメモリ12
は1リード/1ライト/1リード・ライトの3ポート構
成を取るため、演算部への読出し、演算結果の書込み、
ならびにメインメモリ11とのデータ転送を同時に実行
することができる。また、キャッシュメモリ12は、図
示はされていないが、画素データを保持するブロック以
外にキャッシュメモリ12内にあるいずれのデータが新
たに書込まれたものであるかを示すフラグデータをも保
持するように構成されている。このフラグは、キャッシ
ュメモリ12に演算結果データの書込みを行なったと
き、そのデータに対応するビットがセットされ、キャッ
シュメモリ12からメインメモリ11ヘデータを書き戻
すとき、フラグビットがセットされているデータのみを
書込み、フラグビットはリセットされているものはデー
タが書込まれない。これにより、不必要な書込バッファ
の動作を取除くことができ、消費電力を小さくすること
ができる。なお、このフラグによるメインメモリ11へ
の書込制御は外部制御信号によって指定することができ
る。このフラグのリセットは、データをメインメモリ1
1からキャッシュメモリ12へ転送したとき、あるいは
外部からの制御信号によって行なわれる。
【0261】[実施例2]図21は、この発明の実施例
2によるフレームバッファメモリの全体構成を示すブロ
ック図である。なお、図中同一符号で示される部分は同
一または相当部分を示す。
【0262】図21を参照して、このフレームバッファ
メモリ30は、メインメモリ11と、2つのキャッシュ
メモリ31Aおよび31Bと、画素処理ユニット13
と、比較ユニット14と、シリアルアクセスメモリ(S
AM)15と、コントローラ32とを備える。これらは
すべて1枚の半導体基板上に形成されている。
【0263】このフレームバッファメモリ30はさら
に、メインメモリ11から読出されたデータをキャッシ
ュメモリ31Aおよび31Bに分配して供給するデマル
チプレクサ(DMUX)33と、キャッシュメモリ31
Aから読出されたデータとキャッシュメモリ31Bから
読出されたデータとを選択してメインメモリ11に供給
するマルチプレクサ(MUX)34とを備える。
【0264】このフレームバッファメモリ30はさら
に、キャッシュメモリ31Aから読出されたデータとキ
ャッシュメモリ31Bから読出されたデータとを選択し
て画素処理ユニット13に供給するマルチプレクサ35
と、画素処理ユニット13からの結果データをレジスタ
ファイル31Aおよび31Bに分配して供給するデマル
チプレクサ36とを備える。マルチプレクサ35からの
データは比較ユニット14および外部へも供給される。
【0265】キャッシュメモリ31Aにおいては、外部
から供給されるアドレス信号RF1ADに応答してデー
タが読出され、または書込まれる。キャッシュメモリ3
1Bにおいては、アドレス信号AF2ADに応答してデ
ータが読出され、または書込まれる。比較ユニット14
の出力信号PASS−OUTは外部に出力されるととも
に、キャッシュメモリ31Aおよび31Bに供給され
る。
【0266】また、別のフレームバッファメモリにおけ
る比較ユニットのフラグ出力信号はフラグ入力信号PA
SS−INとして外部からキャッシュメモリ31Aおよ
び31Bに供給される。コントローラ32は、外部から
供給される制御信号CTに応答してメインメモリ11、
キャッシュレジスタ31Aおよび31B、画素処理ユニ
ット13および比較ユニット14など制御するための制
御信号を生成するためのものである。
【0267】次に、この実施例2によるフレームバッフ
ァメモリ30の動作について説明する。 基本的な動作
は上記実施例1と同様であるので、異なる動作だけを詳
しく説明する。
【0268】上記実施例1では、キャッシュメモリ2の
機能としてリードモディファイライトが必要な場合があ
る。ここで、リードモディファイライトとは、同一アド
レスに対してリード動作とライト動作とが同一マシンサ
イクル内に生じたときリード動作を行なった後ライト動
作を行なうことである。同一マシンサイクル内でリード
動作とライト動作とを行なうことは、キャッシュメモリ
2が高速で動作する場合は非常に困難である。
【0269】これに対し、この実施例2においては、た
とえばキャッシュメモリ31Aを読出動作だけに用い、
キャッシュメモリ31Bを書込動作だけに用いることに
よって、これらキャッシュメモリ31Aおよび31Bの
動作速度を低下させることなく、同一アドレス(つまり
アドレス信号RF1ADおよびRF2ADが同一)に対
してリード動作とライト動作とが同一マシンサイクル内
で行なわれ得る。
【0270】また、キャッシュメモリ31Aをデータ処
理に用い、キャッシュメモリ31Bをメインメモリ11
とのデータ転送に用いることによって、いわゆるバンク
インタリーブが可能となる。このことは、画素処理ユニ
ット13がさらに高速化される場合に問題となる、メイ
ンメモリ11へのアクセス時間と画素処理ユニット13
の処理時間とのギャップを解消するためにも有効であ
る。
【0271】[実施例3]図22は、この発明の実施例
3によるフレームバッファメモリ60の全体構成を示す
ブロック図である。
【0272】図22を参照して、このフレームバッファ
メモリ60は4つのマクロセルブロック61Aないし6
1Dを備える。たとえばマクロセルブロック61Aは、
メインメモリ11Aと、キャッシュメモリ12Aと、画
素処理ユニット13Aと、比較ユニット14Aとを備え
る。他のマクロセルブロック61Bないし61Dも同様
である。
【0273】このフレームバッファメモリ60はさら
に、フラグ発生器62を備える。フラグ発生器62は、
マクロセルブロック61Aないし61Dにおける比較ユ
ニットによる比較結果を示す4つのフラグ信号FAない
しFDに応答して1つのフラグ出力信号PASS−OU
Tを生成するためのものである。
【0274】図23は、図22に示されたマクロセルブ
ロック61Aないし61Dの比較ユニット14Aないし
14D(マクロセルブロック61Bないし61Dの比較
ユニット14Bないし14Dは図22に示されていな
い。)の構成をさらに詳細に示すブロック図である。
【0275】図23を参照して、各比較ユニット14A
ないし14Dは、8ビットの比較回路64A〜64D
と、マルチプレクサ(MUX)65A〜65Dおよび6
6A〜66Dと、インバータ67A〜67Dおよび68
A〜68Dとを備える。
【0276】比較回路64A〜64Dは、8ビットの入
力データA24〜31と8ビットの入力データB24〜
31とを比較するためのものである。比較ユニット14
Aにおけるマルチプレクサ65Aの出力信号は、インバ
ータ67Aを介して比較ユニット14Bにおけるマルチ
プレクサ65Bおよび66Bに与えられる。比較ユニッ
ト14Bにおけるマルチプレクサ65Bの出力信号は、
インバータ67Bを介して比較ユニット14Cにおける
マルチプレクサ65Cおよび66Cに与えられる。比較
ユニット14Cにおけるマルチプレクサ65Cの出力信
号は、インバータ67Cを介して比較ユニット14Dに
おけるマルチプレクサ65Dおよび66Dに与えられ
る。
【0277】各比較ユニット14A〜14Dにおけるマ
ルチプレクサ66A〜66Dの出力信号は、1つの4入
力NANDゲート69に与えられる。このNANDゲー
ト69の出力信号DFLAGはフラグ発生器62に与え
られる。また、比較ユニット14Dにおけるマルチプレ
クサ65Dの出力信号は、インバータ67Dを介してフ
ラグ信号EFLAGとしてフラグ発生器62に与えられ
る。
【0278】図24は、図23に示された比較回路64
Aの構成をさらに詳細に示すブロック図である。なお、
他の比較回路64Bないし64Dもこの比較回路64A
と同様に構成されている。
【0279】図9を参照して、この比較回路64Aは、
4ビットの比較回路641Aおよび641Bと、2入力
NORゲート642と、マルチプレクサ643と、イン
バータ644とを備える。
【0280】比較回路641Aは、1ビットの比較回路
642Aないし645Aと、4入力NORゲート646
Aと、4入力NANDゲート647Aとを備える。各比
較回路642A〜645A、1ビットの入力データA2
8〜A31と、1ビットの入力データB28〜B31と
比較して出力信号DOおよびBOを生成する。各比較回
路642A〜645Aの一方の出力信号DOはNORゲ
ート646Aに入力される。各比較回路642Aの他方
の出力信号POはNANDゲート647Aに入力され
る。比較回路641Bも上記比較回路641Aと同様に
構成されている。
【0281】各比較回路641AにおけるNORゲート
646Aの出力信号はマルチプレクサの一方に入力さ
れ、比較回路641BにおけるNORゲート(図示せ
ず)の出力信号はマルチプレクサ643の他方に入力さ
れる。
【0282】比較回路641AにおけるNANDゲート
647Aの出力信号はNORゲート642の一方に入力
され、比較回路641BにおけるNANDゲート(図示
せず)の出力信号はNORゲート642の他方に入力さ
れる。NORゲート642の出力信号はフラグ信号EF
LGとして出力される。マルチプレクサ643の出力信
号はインバータ644を介してフラグ信号DFLGとし
て出力される。
【0283】図25は、図24に示された比較回路64
3Aまたは645Aの構成をさらに詳細に示す回路図で
ある。
【0284】図25を参照して、この比較回路643A
または645Aは、インバータ650および651と、
NチャネルMOSトランジスタ652と、NチャネルM
OSトランジスタおよびPチャネルMOSトランジスタ
からなる転送ゲート653ないし655と、インバータ
656ないし659と、PチャネルMOSトランジスタ
660と、NチャネルMOSトランジスタおよびPチャ
ネルMOSトランジスタからなる転送ゲート661と、
PチャネルMOSトランジスタ662と、NチャネルM
OSトランジスタおよびPチャネルMOSトランジスタ
からなる転送ゲート663と、インバータ664ないし
666とを備える。
【0285】入力信号AIは転送ゲート653および6
54に供給されるとともに、インバータ651を介して
転送ゲート655に供給される。入力信号BIはトラン
ジスタ652のゲート電極および転送ゲート653を構
成するPチャネルMOSトランジスタのゲート電極に供
給されるとともに、転送ゲート654を構成するNチャ
ネルMOSトランジスタのゲート電極および転送ゲート
655を構成するPチャネルMOSトランジスタのゲー
ト電極に供給される。この入力信号BIはまた、インバ
ータ650を介して転送ゲート653を構成するNチャ
ネルMOSトランジスタのゲート電極および転送ゲート
654を構成するPチャネルMOSトランジスタのゲー
ト電極に供給されるとともに、転送ゲート655を構成
するNチャネルMOSトランジスタのゲート電極に供給
される。
【0286】トランジスタ652および転送ゲート65
3の出力信号は、インバータ657を介して転送ゲート
661に供給される。転送ゲート654および655の
出力信号は、インバータ658を介して転送ゲート66
3を構成するPチャネルMOSトランジスタのゲート電
極に供給される。さらに、このインバータ658の出力
信号は、インバータ659を介してトランジスタ662
のゲート電極および転送ゲート663を構成するNチャ
ネルMOSトランジスタのゲート電極に供給される。こ
のインバータ658の出力信号はまた、インバータ66
6を介して出力信号POとして出力される。
【0287】図24に示されている隣接する比較回路6
42Aまたは644Aからの出力信号EOB(図25の
FIB)は、転送ゲート661を構成するPチャネルM
OSトランジスタのゲート電極に供給されるとともに転
送ゲート663に供給される。この信号EIBはまた、
インバータ656を介してトランジスタ660のゲート
電極および転送ゲート661を構成するNチャネルMO
Sトランジスタのゲート電極に供給される。トランジス
タ660および転送ゲート661の出力信号はインバー
タ664を介して出力信号DOとして出力される。トラ
ンジスタ662および転送ゲート663の出力信号はイ
ンバータ665を介して出力信号EOとして出力され
る。
【0288】次の表5は、この比較回路643Aまたは
645Aの動作を示す真理値表である。
【0289】
【表5】
【0290】図26は、図24に示された比較回路64
2Aまたは644Aの構成をさらに詳細に示す回路図で
ある。
【0291】図26を参照して、この比較回路642A
または644Aは、上記比較回路643Aまたは645
Aと同様に、インバータ650および651と、トラン
ジスタ652と、転送ゲート653ないし655と、イ
ンバータ657ないし659および666とを備える。
この比較回路642Aまたは644Aは、上記比較器6
43Aまたは645Aと異なり、インバータ667と、
PチャネルMOSトランジスタ668と、転送ゲート6
69および670と、NチャネルMOSトランジスタ6
71と、インバータ672および673とを備える。
【0292】トランジスタ652および転送ゲート65
3の出力信号は、インバータ657を介して転送ゲート
669に供給される。入力信号EIは、トランジスタ6
68のゲート電極および転送ゲート669を構成するN
チャネルMOSトランジスタのゲート電極に供給される
とともに、転送ゲート670に供給される。この入力信
号EIはまたは、インバータ667を介して転送ゲート
669を構成するPチャネルMOSトランジスタのゲー
ト電極に供給される。
【0293】トランジスタ668および転送ゲート66
9の出力信号は、インバータ672を介して出力信号D
Oとして出力される。インバータ658の出力信号は転
送ゲート670を構成するPチャネルMOSトランジス
タのゲート電極およびトランジスタ671のゲート電極
に供給される。このインバータ658の出力信号はま
た、インバータ659を介して転送ゲート670を構成
するNチャネルMOSトランジスタのゲート電極に供給
されるとともに、インバータ666を介して出力信号P
Oとして出力される。転送ゲート670およびトランジ
スタ671の出力信号は、インバータ673を介して出
力信号EOBとして出力される。
【0294】次の表6は、この比較回路643Aまたは
645Aの動作を示す真理値表である。
【0295】
【表6】
【0296】図27は、図22に示されたフラグ発生器
62の構成を示す回路図である。図27を参照して、こ
のフラグ発生器62は、インバータ621および622
と、NANDゲート623および625と、インバータ
624および626とを備える。
【0297】この実施例3において、比較回路14A〜
14Dは、2つの32ビットの入力データA0〜31お
よびB0〜31を比較してそれらのいずれが大きいか、
またはそれが一致するか否かを判定する。また、比較回
路14A〜14Dは、32ビットの入力データを8ビッ
トずつ4つに分割してそれらを並列に処理することがで
きるので、高速で比較処理を行なうことができる。
【0298】さらに、8ビットの比較回路14A〜14
Dの構成はマルチプレクサの入力信号と選択信号のみ異
なるだけであるため、設計時間は大幅に短縮される。
【0299】さらに、8ビットの比較回路64Aは2つ
の4ビットの比較回路641Aおよび641Bから構成
され、これら2つの4ビットの比較回路641Aおよび
641Bの構成も全く同一であるため、設計時間はさら
に大幅に短縮される。また、これら4ビットの比較回路
641Aおよび641Bも並列に処理を行なうことがで
きるので、処理時間がさらに高速化される。
【0300】次に、図25に示された1ビットの比較回
路643Aまたは645Aの動作について説明する。
【0301】図25において、入力データAIおよびB
Iは、比較されるべき入力データのうちの第mビット目
のデータである。入力信号EIBは、上位ビットが比較
された結果、第(m+1)ビット目の入力データAI
(m+1)が第(m+1)ビット目の入力データBI
(m+1)に等しければ「0」にセットされ、入力デー
タAI(m+1)が入力データBI(m+1)に等しく
なければ「1」にセットされる。入力信号BIBが
「0」のときだけ入力データAI(m)およびBI
(m)の比較結果が有効となり、入力信号EIBが
「1」のときは、より上位ビットが比較されることによ
って入力データAIおよびBIの大小は決定されている
ため、下位ビットの判定結果は無効となる。すなわち、
入力信号EIBが「1」のとき、入力データAI(m)
BI(m)に関係なく、出力信号DOは「0」となる。
【0302】また、入力データAI(m)が入力データ
BI(m)に等しいとき、出力信号DOは「0」とな
り、出力信号EOは「1」となる。また、入力データA
I(m)が入力データBI(m)よりも大きいとき、出
力信号DOは「1」となり、出力信号EOは「0」とな
る。さらに、入力データAI(m)が入力データBI
(m)よりも小さいとき、出力信号DOは「0」とな
り、出力信号EOは「0」となる。
【0303】入力信号EIBが「0」のとき、出力信号
DOおよびEOの値に基づいて、入力データAI(m)
およびBI(m)の大小を比較した結果を知ることがで
きる。このように、大小比較を行なう場合、上位ビット
から順に比較が行なわれる。したがって、入力データA
Iが入力データBIに等しいことが判明するのに最も時
間がかかる。そのため、入力データAIが入力データB
Iに等しい場合に、出力信号POを採用することによっ
て処理時間が短縮される。
【0304】この出力信号POは、入力データAI
(m)が入力データBI(m)に等しいとき、「1」に
セットされるが、この出力信号POは出力信号EOに比
べて通過するゲートの数が少ないため、その少ない分だ
け早く確定する。出力信号POは入力データAI(m)
およびBI(m)という2つの信号の値によってのみ決
定されるため、上位側ビットの状態を知る必要がなく、
すべてのビットは同時に確定される。そのため、その出
力信号POが「1」にセットされているビットでは、そ
の値が等しいという情報が得られる。
【0305】図26に示される1ビットの比較回路64
2Aまたは644Aは、図26に示される1ビットの比
較回路643Aまたは645Aとペアで用いられる。図
25に示される比較回路643Aまたは645Aは正論
理の出力信号EOを出力するため、この比較回路642
Aまたは644Aには上記入力信号EIBの代わりに正
論理の入力信号EIが入力され、上記出力信号EOの反
転信号である負論理の出力信号EOBが出力される。
【0306】このように、図25に示された比較回路6
43Aまたは645Aと図26に示された比較回路64
2Aまたは644Aとを交互に用いることによって、出
力信号EOの伝達経路上にインバータを挿入することを
回避することができる。これは前述のように、出力信号
EOの伝達経路がこの比較回路642Aまたは644A
のクリティカル経路だからである。
【0307】なお、図26に示された比較回路642A
または644Aの動作は、図25に示された比較回路6
43Aまたは645Aの動作と基本的には同一である。
【0308】次に、図24に示された4ビットの比較回
路641Aの動作について説明する。今、入力データA
28〜31が入力データB28〜31に等しいとき、比
較回路642Aないし645Aの出力信号POはすべて
「1」となる。したがって、これらの出力信号POが入
力されるNANDゲート647Aは「0」を出力する。
【0309】このとき、入力データA24〜27が入力
データB24〜27に等しければ、NORゲート642
の入力信号がともに「0」となるため、フラグ信号EF
LGは「1」にセットされる。そのため、図8に示され
るマルチプレクサ65Aにおいて「1」が選択されて出
力され、比較回路14Bにおけるマルチプレクサ66B
に与えられる。したがって、さらに下位8ビットの入力
データA16〜23およびB16〜23が比較された結
果であるフラグ信号DFLAGが、マルチプレクサ66
Bによって選択される。
【0310】もしも入力データD24〜31が入力デー
タB24〜31に等しくなく、フラグ信号EFLAGが
「0」のときは、マルチプレクサ65Aは「0」を出力
する。そのため、マルチプレクサ66Bは「0」を選択
して出力するので、入力データD16〜23およびB1
6〜23の比較結果は無効となる。このように、入力デ
ータの上位ビットで既にいずれが大きいかが判明したと
きは、速やかに最終的な出力信号であるフラグ信号(4
入力NAND69の出力)DFLAGが出力される。
【0311】もしも比較回路645Aの出力信号EOが
「1」であれば、入力データA28〜31は入力データ
B28〜31に等しいため、マルチプレクサ643は下
位4ビットの比較回路641BにおけるNORゲートの
出力信号を選択して出力する。
【0312】次に、図27および図42に示される32
ビットの比較回路14A〜14Dの動作について説明す
る。
【0313】いま、入力データA24〜31が入力デー
タB24〜31に等しければ、マルチプレクサ65Aは
「1」を選択して出力する。そのため、マルチプレクサ
66Bは入力データA16〜23およびB16〜23の
比較結果であるフラグ信号DFLAG(比較回路64B
の出力)を選択して出力する。
【0314】ここで、入力データA16〜23が入力デ
ータB16〜23よりも大きいとすると、マルチプレク
サ66Bの出力信号は「1」となり、NANDゲート6
9の出力信号DFLAGは「1」となる。さらに、8ビ
ットの比較回路64Bのフラグ信号EFLAGは「0」
となるため、マルチプレクサ65Bは「0」を選択して
出力する。したがって、マルチプレクサ66Cおよび6
6Dは「0」を選択して出力する。これにより、インバ
ータ68Cおよび68Dの出力信号は「1」となり、ま
たフラグ信号EFLAGは「0」となる。
【0315】この実施例3において重要なことは、デー
タが4ビット単位および8ビット単位で並列に処理され
るという点である。これにより、32ビットのデータの
比較処理は大幅に高速化される。さらに、これら比較回
路の構成は規則的であるため、回路設計および/または
レイアウト設計のための時間を大幅に短縮することがで
きる。
【0316】[実施例4]図28は、この発明の実施例
4によるフレームバッファメモリにおける画素処理ユニ
ット13のROP/ブレンドユニット151の構成を示
すブロック図である。画素処理ユニット13の他のRO
P/ブレンドユニット152〜154もROP/ブレン
ドユニット151と同様の構成である。
【0317】図28を参照して、このROP/ブレンド
ユニット151は、α−ブレンド処理における定数αを
入力するための入力ノード201と、現在画面に表示さ
れている画像データDoldを入力するための入力ノー
ド202と、次に画面に表示されるべきデータDnew
を入力するための入力ノード203とを備える。
【0318】このROP/ブレンドユニット151はさ
らに、算術論理演算器(ALU)204と、乗算器20
5と、算術演算器(AU)206と、クランプ回路20
7と、マルチプレクサ208とを備える。
【0319】算術論理演算器204は、入力ノード20
2から与えられたデータDoldから入力ノード203
から与えられたデータDnewを減算するか、またはこ
れらデータDoldおよびDnewに基づいてラスタオ
ペレーションを行なう。
【0320】乗算器205は、算術論理演算器204の
結果データと、入力ノード201から与えられた係数デ
ータαとを乗算する。算術演算器206は、乗算器20
5の結果データα×(Dold−Dnew)と、入力ノ
ード203から与えられたデータDnewとを加算す
る。クランプ回路207が算術演算器206がオーバフ
ローまたはアンダフローを起こしたとき、算術演算器2
06の結果データを強制的に所定の値にクランプする。
【0321】マルチプレクサ208は選択信号SLに応
答して算術論理演算器204の結果データか、またはク
ランプ回路207の出力データのいずれかを選択して出
力ノード209を介して出力する。
【0322】この実施例4によるROP/ブレンドユニ
ット151は、上記数2で表されるα−ブレンド処理を
行なうことができる。すなわち、上記数2は、次の数3
のように変形することができる。
【0323】
【数3】
【0324】この実施例4によるROP/ブレンドユニ
ット151は、上記数3に従ってα−ブレンド処理を行
なうことができる。すなわち、このROP/ブレンドユ
ニット151においては、1つの乗算器205が設けら
れているだけであるが、完全なα−ブレンド処理が行な
われる。
【0325】また、この実施例4によれば、上記実施例
1のように外部ICなどによって予め演算処理されたデ
ータ(1−α)×Dnewを与えなくても、完全なα−
ブレンド処理が行なわれる。実施例4の回路によれば、
ALU204にROP処理に必要な論理演算機能を持た
せているので、ROP処理も行なうことが可能である。
【0326】[実施例5]図29は、この発明の実施例
5によるフレームバッファメモリにおけるROP/ブレ
ンドユニットの構成を示すブロック図である。
【0327】図29を参照して、このROP/ブレンド
ユニット22は、図4に示されたROP/ブレンドユニ
ット151が改良されたものである。このROP/ブレ
ンドユニット151が上記ROP/ブレンドユニット1
51と異なるところは、入力ノード221にα−ブレン
ド処理における8ビットの係数αに1ビットのデータを
加えたデータ*αが与えられている点と、マルチプレク
サ222を備えている点である。マルチプレクサ222
は、係数αに追加された1ビットの2値信号CNに応答
して乗算器134の結果データおよび入力ノード132
のデータDoldを選択して出力する。
【0328】一般に、グラフィックス処理LSIにおい
て画素データは固定小数点で表される。そのため、α−
ブレンド処理を行なう場合において、次の新しい画像デ
ータDnewを全くブレンドせず、現在の古い画像デー
タDoldをそのまま維持したいとき、つまり係数αを
「1」(10進法)としたいとき、演算誤差が発生する
という問題があった。たとえばNビットでα=1(10
進法)を表わすと、実際の係数αは1−1/2N とな
る。したがって、α=1であっても乗算器134の出力
データはDoldにはならず、古い画像データDold
をそのまま維持することができない。
【0329】この実施例5による画素処理ユニット32
は、少ないハードウェアの追加によって、α=1のとき
に上述のようなDoldの変化を起こすことなく、α−
ブレンド処理を行なうことができ、色の劣化を防ぐこと
ができる。
【0330】入力ノード221から入力される係数デー
タ*αは、その最上位に1ビットの維持データCと、そ
の下位側に8ビットの係数データαとを備える。最上位
ビット(MSB)が「1」(2進法)となるのは、係数
αが「1」(10進法)のときだけであり、このとき下
位側の8ビットはすべて「0」とみなし無視される。一
方、係数αが「1」(10進法)よりも小さいときは、
MSBは「0」となり、下位側の8ビットは係数αの値
を表わす。
【0331】この係数データ*αのMSBである維持デ
ータCNは、マルチプレクサ222へ与えられる。この
維持データCNが「1」のとき、入力ノード132から
の古い画像データDoldが選択されて出力される。し
たがって、古い画像データDoldがそのまま出力され
る。
【0332】なお、維持データが「0」のときは、乗算
器134の結果データが選択されて出力されるため、上
記実施例1と同様に、通常通りα−ブレンド処理が行な
われる。
【0333】[実施例6]図30は、この発明の実施例
6によるフレームバッファメモリにおけるROP/ブレ
ンドユニットの構成を示すブロック図である。この実施
例6によるROP/ブレンドユニット151は、上記実
施例4によるROP/ブレンドユニット151が改良さ
れたものである。
【0334】図30を参照して、この画素処理ユニット
151は、上記実施例4と同様に、算術論理演算器20
4と、乗算器205と、算術演算器206と、クランプ
回路207と、マルチプレクサ208とを備え、さらに
上記実施例4と異なりマルチプレクサ242を備える。
【0335】すなわち、この実施例6が上記実施例4と
異なるところは、入力ノード241に、ブレンド処理に
おける係数データαに1ビットの維持データCNが追加
された係数データ*αが入力されている点と、この維持
データCNに応答してマルチプレクサ242が乗算器2
05の結果データと算術論理演算器204の結果データ
とを選択して算術演算器206へ供給している点であ
る。
【0336】上記実施例5と同様に、係数αが「1」
(10進法)のとき、「1」のMSBを持つ係数データ
*αが入力ノード241に与えられる。この係数データ
*αのMSBは維持データCNとしてマルチプレクサ2
42へ供給される。マルチプレクサ242は、維持デー
タCNが「1」であるため、算術論理演算器204の結
果データを選択して算術演算器206へ供給する。した
がって、データDnewの値によらず、加算器206の
出力は古い画像データDoldがそのまま出力される。
【0337】なお、係数データαが「1」(10進法)
よりも小さいときは、その係数データ*αのMSBは
「0」となるため、「0」の維持データCNがマルチプ
レクサ242へ供給される。したがってマルチプレクサ
242は乗算器205の結果データを選択して算術演算
器206へ供給するので、上記実施例4と同様に、通常
通りα−ブレンド処理が行なわれる。
【0338】[実施例7]図31は、この発明の実施例
7による画像記憶処理システムの全体構成を示すブロッ
ク図である。図31を参照して、この画像記憶処理シス
テムは2つのフレームバッファメモリ10,70を備え
る。
【0339】この画像記憶処理システムは、上記実施例
1によるフレームバッファメモリを2つ用いて画素当た
り64ビットのデータを処理するものである。フレーム
バッファメモリ10のデータ入力端子27には、32ビ
ットのカラーデータCDQ0〜CDQ31が与えられ
る。このカラーデータCDQは、たとえば8ビットのR
(赤)データと8ビットのG(緑)データと8ビットの
B(青)データと8ビットのα(透過係数)データとか
ら構成される。一方、フレームバッファメモリ70のデ
ータ入力端子27には、32ビットのZデータZDQ0
〜ZDQ31が与えられる。
【0340】上記のように2つのフレームバッファメモ
リのうち一方をカラーデータの処理専用に用い、他方を
Zデータの処理専用に用いる場合は、図31および図3
2に示されるように、フレームバッファメモリ70の制
御信号出力端子28はフレームバッファメモリ10の制
御信号入力端子29に接続され、フレームバッファメモ
リ10および70のキャッシュメモリの書込みを制御す
る。フレームバッファメモリ70の制御信号入力端子2
9は電源電位にプルアップされる。また、双方のメイン
メモリ11には同一のアドレス信号DADが与えられ、
フレームバッファメモリ10,70の同じDRAMのア
ドレスに1つのピクセルに対応するデータが格納され
る。双方のコントローラ16には同一のクロック信号C
LKが与えられる。
【0341】また、フレームバッファメモリ10の制御
レジスタ群25には所定のデータが与えられ、それによ
りこのフレームバッファメモリ10はカラーデータの処
理専用に設定される。具体的には、比較ユニット14か
らのフラグ出力信号PASS−OUTが「1」に固定さ
れる。さらにROP/ブレンドユニットの動作モードが
設定される。一方、フレームバッファメモリ70の制御
レジスタ群25にも所定データRADが与えられ、それ
によりこのフレームバッファメモリ70はZデータの処
理専用に設定される。具体的には、4つのROP/ブレ
ンドユニット151〜154のすべてが与えられたデー
タを通過させるように設定される。
【0342】次の表7はフラグ入力信号PASS−IN
およびフラグ出力信号PASS−OUTの真理値表を示
す。
【0343】
【表7】
【0344】上記の表7を参照して、フレームバッファ
メモリ10においては「1」のフラグ出力信号PASS
−OUTがANDゲート26に与えられているので、フ
レームバッファメモリ70から供給されるフラグ入力信
号PASS−INが「1」のときキャッシュメモリ12
は書込可能になり、そのフラグ入力信号PASS−IN
が「0」のときそのキャッシュメモリ12は書込不能に
なる。
【0345】一方、フレームバッファメモリ70におい
ては、「1」のフラグ入力信号PASS−INがAND
ゲート26に与えられているので、比較ユニット14か
らのフラグ出力信号PASS−OUTが「1」のときキ
ャッシュメモリ12は書込可能になり、そのフラグ出力
信号PASS−OUTが「0」のときそのキャッシュメ
モリ12は書込不能になる。
【0346】フレームバッファメモリ10のデータ入力
端子27に与えられた32ビットのカラーデータCDQ
0〜CDQ31は、データバス21を介してROP/ブ
レンドユニット151〜154および比較ユニット14
に与えられる。一方、フレームバッファメモリ70にお
いて、キャッシュメモリ12から読出された32ビット
のカラーデータはデータバス18を介して比較ユニット
14に与えられる。外部から与えられたZデータZDQ
0〜ZDQ31はROP/ブレンドユニット151〜1
54にも与えられるが、予め制御レジスタ群25に設定
された情報に従って何らの処理もされずに通り抜ける。
【0347】フレームバッファ70内の比較ユニット1
4においてはキャッシュメモリ12から与えられた32
ビットのZデータと外部から与えられた32ビットのZ
データZDQ0〜ZDQ31とが比較される。ここで、
現在表示されている画面のほうが次に表示される画面よ
りもディスプレイ上で手前にある(キャッシュメモリ1
2から与えられたZデータのほうが外部から与えられた
Zデータよりも小さい)は、比較ユニット14は「0」
のフラグ出力信号PASS−OUTを生成する。比較処
理と並列にROP/ブレンドユニットで処理されたデー
タのキャッシュメモリへの書込みを禁止する。一方、次
に表示される画面のほうが現在表示されている画面より
も手前にある(外部から与えられるZデータのほうがキ
ャッシュメモリ12から与えられるZデータよりも小さ
い)場合は、比較ユニット14は「1」のフラグ出力信
号PASS−OUTを生成する。比較処理と並列にRO
P/ブレンドユニットで処理されたデータのキャッシュ
メモリへの書込みをイネーブルにする。
【0348】図34はZデータ用のフレームバッファメ
モリ70におけるパイプライン動作を示すタイミングチ
ャートである。図34に示されるように、このフレーム
バッファメモリ70は7つのパイプラインステージから
構成される場合を示している。ROP/ブレンドユニッ
ト151〜154および比較ユニット14の各動作は、
第3〜第6ステージにおいて行なわれる。したがって、
外部から与えられたZデータZDQ0〜ZDQ31がR
OP/ブレンドユニット151〜154の中を通り抜け
てそのROP/ブレンドユニット151〜154から出
力されるのと同時に、フラグ出力信号PASS−OUT
が比較ユニット14から出力される。
【0349】上述したように、ROP/ブレンドユニッ
ト151〜154および比較ユニット14はともに4つ
のパイプラインステージから構成されているので、フレ
ームバッファメモリ10に与えられたカラーデータCD
Q0〜CDQ31がROP/ブレンドユニット151〜
154において第6ステージ目の処理をしているときに
フレームバッファメモリ70に与えられたZデータZD
Q0〜ZDQ31がキャッシュメモリ12から与えられ
たZデータとは比較ユニット14において比較されてそ
の比較結果がフラグ出力信号PASS−OUTとして出
力される。
【0350】このフラグ出力信号PASS−OUTはフ
レームバッファメモリ10のPASS−IN端子を通っ
てフレームバッファメモリ10に与えられ、キャッシュ
メモリに対する書込許可信号が生成される。この書込許
可信号の生成は第7ステージにて行なわれる。したがっ
て、フラグ出力信号PASS−OUTが「1」の場合
は、フレームバッファメモリ10のROP/ブレンドユ
ニット151〜154から出力された結果データはキャ
ッシュメモリ12に書込まれる。これと同時に、フレー
ムバッファメモリ70のROP/ブレンドユニット15
1〜154から出力されたZデータZDQ0〜ZDQ3
1は対応するキャッシュメモリ12に書込まれる。
【0351】一方、フラグ出力信号PASS−OUTが
「0」の場合は、フレームバッファメモリ10および7
0のいずれにおいてもそれらROP/ブレンドユニット
151〜154から出力された結果データはキャッシュ
メモリ12に書込まれない。
【0352】上記のように次に表示されるべき画面が現
在表示されている画面よりも手前にある場合はカラーデ
ータおよびZデータともに書換えられるが、現在表示さ
れている画面が次に表示されるべき画面よりも手前にあ
る場合はカラーデータおよびZデータともに書換えられ
ない。
【0353】この実施例7によれば、フレーム当たりの
データ量が大きく、(R,G,B,α)とZ値を1つの
フレームバッファに格納できないときに、Z値と(R,
G,B,α)を別々のチップの入れるようにしても、同
一チップ内にすべてのデータを格納していても同じ性能
で処理を行なうことができる。複数チップ構成にしても
PASS−OUT信号をPASS−INに接続すること
によりZコンペアの結果を伝達できるので、負荷回路が
少なくてかつ容易に複数チップ構成を取ることができ
る。
【0354】図31に示された画像記憶処理システムで
はフレームバッファメモリ10の制御信号出力端子28
には何も接続されず、かつフレームバッファメモリ70
の制御信号入力端子29には電源電位が与えられている
が、図35に示されるように、フレームバッファメモリ
10の制御信号出力端子28がフレームバッファメモリ
70の制御信号入力端子29に接続されてもよい。この
場合は、フレームバッファメモリ10の比較ユニット1
4によって生成された「1」のフラグ出力信号PASS
−OUTがフレームバッファメモリ70のANDゲート
26に与えられる。
【0355】また、フラグ入力信号PASS−INおよ
びフラグ出力信号PASS−OUTは、高速化およびノ
イズ対策のためにディファレンシャル構成にしてもよ
い。
【0356】[実施例8]図36は、この発明の実施例
8による画像記憶処理システムの全体構成を示すブロッ
ク図である。図36を参照して、この画像記憶処理シス
テムは、3つのフレームバッファメモリ71〜73を備
える。このシステム全体には96ビットの画像データが
与えられ、各フレームバッファメモリには32ビットの
画像データが与えられる。
【0357】このフレームバッファメモリ71は2つの
制御信号入力端子75,76と、比較ユニット14から
与えられるフラグ出力信号PASS−OUT、制御信号
入力端子75に与えられるフラグ入力信号PASS−I
N1および制御信号入力端子76に与えられるフラグ入
力信号PASS−IN2を受ける3入力ANDゲート7
4とを備える。
【0358】次の表8は、フラグ入力信号PASS−I
N1、PASS−IN2およびフラグ出力信号PASS
−OUTの真理値表である。
【0359】
【表8】
【0360】なお、図36に示されたフレームバッファ
メモリ71には図示はされていないが、上記実施例1に
よるフレームバッファメモリ10と同様に、メインメモ
リ11、ROP/ブレンドユニット151〜154、シ
リアルアクセスメモリ15なども設けられている。
【0361】この実施例8のように、1つのフレームバ
ッファメモリに複数の制御入力端子が設けられていても
よい。図36に示されるように、2つの制御信号入力端
子75,76が設けられている場合は、他の2つのフレ
ームバッファメモリ72,73のフラグ出力信号PAS
S−IN1およびPASS−IN2がそれら制御信号入
力端子75および76に与えればよい。1つのフレーム
バッファメモリのPASS−OUT信号が他の2つのフ
レームバッファメモリのPASS−IN端子のいずれか
に与えられており、1つのPASS−IN端子に複数の
信号を与えることはない。
【0362】この実施例8においては、各フラグ出力信
号PASS−OUTが他の2つのフレームバッファメモ
リにおけるキャッシュメモリの書込みを制御している。
【0363】なお、制御信号入力端子75および76
は、上記実施例7と同様に必要に応じてプルアップされ
てもよく、あるいはプルダウンされてもよい。
【0364】[実施例9]図37は、この発明の実施例
9によるフレームバッファメモリの全体構成を示すブロ
ック図である。このフレームバッファメモリ80におい
ては、この発明によるテスト方法を実施することができ
る。この実施例9では、フレームバッファメモリの場合
を説明したが、本発明の効果は一般的なSIMD/MI
MD型アーキテクチャあるいはSIMD型処理を行なえ
る構成のものにも適用しても同様の効果が得られること
はいうまでもない。
【0365】図37を参照して、このフレームバッファ
メモリ80はテストが容易に行なえるように設計された
SIMDアーキテクチャを採用するLSIであって、4
つのSIMD型データ処理ブロック81Aないし81D
と、フラグ発生器89とを備える。
【0366】たとえばSIMD型データ処理ブロック8
1Aは、データメモリ82Aと、データ処理ユニット8
3Aとを備える。データメモリ82Aにおけるデータは
データバス84Aを介してデータ処理ユニット83Aに
転送され、データ処理ユニット83Aにおけるデータ
は、データバス85Aを介してデータメモリ82Aに転
送される。また、データ処理ユニット83Aにおけるデ
ータは、データバス86Aを介して外部に出力され、か
つデータ処理ユニット83Aには外部からデータDI0
〜15がデータバス86Aを介して与えられる。他のデ
ータ処理ブロック81Bないし81Dも、このデータ処
理ブロック81Aと同一構成である。
【0367】また、データ処理ユニット83Aの処理結
果は、データバス87Aを介してデータ処理ブロック8
1Bにおけるデータ処理ユニット(図示せず)へ供給さ
れる。データ処理ブロック81Bにおけるデータ処理ユ
ニットの処理結果は、データバス87Bを介してデータ
処理ブロック81Dにおけるデータ処理ユニット(図示
せず)へ供給される。データ処理ブロック81Dにおけ
るデータ処理ユニットの処理結果は、データバス87D
を介してデータ処理ブロック81Cにおけるデータ処理
ユニット(図示せず)へ供給される。さらにデータ処理
ブロック81Cにおけるデータ処理ユニットの処理結果
は、データバス87Cを介してデータ処理ブロック81
Aにおけるデータ処理ユニット83Aへ供給される。
【0368】外部データDI0〜15はまた、データバ
ス86Cを介してデータ処理ブロック81Cにおけるデ
ータ処理ユニットへ供給されるとともに、そのデータ処
理ユニットにおけるデータはデータバス86Cを介して
外部に出力される。
【0369】また、外部から入力されるデータDI16
〜31はデータバス86Bを介してデータ処理ブロック
81Bにおけるデータ処理ユニットへ供給されるととも
に、データバス86Dを介してデータ処理ブロック81
Dにおけるデータ処理ユニットへ供給される。一方、デ
ータ処理ブロック81Bにおけるデータ処理ユニットの
データはデータバス86Bを介して外部へ出力され、ま
たデータ処理ブロック81Dにおけるデータ処理ユニッ
トのデータはデータバス86Dを介して外部に出力され
る。
【0370】データ処理ユニット83Aはテスト回路
(図示せず)を備え、そのテスト回路からの結果データ
はデータバス88Aを介してフラグ発生器89に供給さ
れる。他のデータ処理ブロック81Bないし81Dにお
いても同様に、データ処理ユニットにおけるテスト回路
からの結果データはそれぞれデータバス88Bないし8
8Cを介してフラグ発生器89に供給される。フラグ発
生器89はこれらの結果データに応答してフラグ信号F
LGを生成する。
【0371】図38は、図37に示されたデータ処理ユ
ニット83Aの構成を示すブロック図である。
【0372】図38を参照して、このデータ処理ユニッ
ト83Aは、データ処理回路91Aと一致検出回路92
Aとを備える。データ処理回路91Aは、たとえば図4
に示されたROP/ブレンドユニット151などを備え
る。
【0373】次に、このフレームバッファメモリ80を
テストする方法について説明する。まずテストを行なう
前に、予めテストデータをデータメモリ82Aに外部か
ら書込んでおく。次に、データメモリ82Aからテスト
データを読出し、データバス84Aを介してデータ処理
回路91Aに入力する。
【0374】一方、外部データDI0〜15をデータバ
ス86Aを介してデータ処理回路91Aに入力する。デ
ータ処理回路91Aにおいては、これら2つのデータが
処理され、その処理結果はデータバス85Aを介してデ
ータメモリ82Aに転送される。この処理結果はまた、
一致検出回路92Aへ供給されるとともに、データバス
87Aを介してデータ処理ブロック81Bにおけるデー
タ処理ユニットの一致検出回路(図示せず)へも供給さ
れる。他のデータ処理ブロック81Bないし81Dにお
いても、フレームバッファメモリ80および外部データ
としてデータ処理回路91Aに与えるのと同じデータを
与える。したがって、データ処理ブロック81Aないし
81Dにおけるデータ処理回路の処理結果は、本来的に
すべて一致するはずである。
【0375】データ処理ブロック83Aにおいては、デ
ータ処理回路91Aの処理結果と、隣接するデータ処理
ブロック81Cにおけるデータ処理回路の処理結果とが
一致検出回路92Aに与えられる。同様にして他のデー
タ処理ブロック81Bないし81Dにおいても、それ自
身のデータ処理回路の処理結果と、隣接するデータ処理
ブロックにおけるデータ処理回路の処理結果とがそれ自
身の一致検出回路に与えられる。したがって、すべての
データ処理ブロック81A〜81Dにおける一致検出回
路は、隣接するデータ処理ブロックとの間でその処理結
果が一致するか否かを判定する。もしもそれら処理結果
が一致しなければ、「1」の判定結果がフラグ発生器8
9に与えられる。これら判定結果のうち少なくとも1つ
が「1」であれば、フラグ発生器89は「1」のフラグ
信号FLGをデータバス90を介して出力する。これに
より、このフレームバッファメモリ80が不良であるこ
とが判明する。
【0376】なお、フラグ発生器89はラッチ機能を備
えているため、フラグ信号FLGは一旦「1」にセット
されると、すべてのテストが終了するまでそのまま維持
される。
【0377】この実施例9によるフレームバッファメモ
リ80は簡単な回路構成ではあるが、それら回路に異常
があるか否かを容易かつ迅速にテストすることができ
る。また、複数のデータ処理ブロック81Aないし81
Dを同時にテストすることができるため、テスト時間は
大幅に短縮される。さらに、データメモリ82Aに予め
テストデータを書込むため、LSIを実装状態でテスト
を行なうことが容易である。この実施例9では、データ
のビット数を指定しているが、本発明の効果はビット数
に依らない。本実施例では、テスト対象となるデータ処
理ユニットの数が「4」の場合を示しているが、それ以
外(たとえば2以上)であっても同様の効果が得られる
ことはいうまでもない。
【0378】[実施例10]図39は、この発明の実施
例10によるフレームバッファメモリにおけるデータ処
理ユニットの構成を示すブロック図である。このデータ
処理ユニット93Aは、上記実施例9におけるデータ処
理ユニット83Aに代わるものである。
【0379】図39を参照して、このデータ処理ユニッ
ト93Aは、上記実施例9と同様にデータ処理回路91
Aと、一致検出回路92Aとを備え、さらに上記実施例
9と異なり疑似乱数データを発生するためのLFSR
(Linear Feedhack Shift Re
gister)94Aと、2つのマルチプレクサ95A
および96Aとを備える。
【0380】マルチプレクサ95Aは、データメモリ8
2Aからデータバス84Aを介して読出されたデータ
と、LFSR94Aからの乱数データのうちいずれか一
方を選択してデータ処理回路91Aに与えるためのもの
である。このマルチプレクサ95Aにおいては、テスト
モード信号SL1が「1」のとき、データメモリ82A
から読出されたデータが選択され、テストモード信号S
L1が「0」のとき、LFSR94Aからの乱数データ
が選択される。
【0381】マルチプレクサ96Aは外部からデータバ
ス86Aを介して入力されたデータDI0〜15と、L
FSR94Aからの乱数データのうちいずれか一方を選
択してデータ処理回路91Aに与えるためのものであ
る。このマルチプレクサ96Aにおいては、テストモー
ド信号SL2が「1」のとき、LSFR94Aからの乱
数データが選択され、テストモード信号SL2が「0」
のとき、外部からのデータDI0〜15が選択される。
【0382】この実施例10においては、テスト時にデ
ータ処理回路91Aに与えられる2つのデータの組合わ
せは、次の4通りがある。
【0383】すなわち、(1)データメモリ82Aから
読出されたデータと外部から入力されたデータDI0〜
15とがデータ処理回路91Aに与えられる場合と、
(2)データメモリ82Aから読出されたデータとLF
SR94Aからの乱数データとがデータ処理回路91A
に与えられる場合と、(3)LFSR94Aからの乱数
データと外部から入力されたデータDI0〜15とがデ
ータ処理回路91Aに与えられる場合と、(4)LFS
R94Aからの乱数データとLFSR94Aからの乱数
データとがデータ処理回路91Aに与えられる場合とが
ある。
【0384】いずれの組合せに従って2つのデータがデ
ータ処理回路91Aに与えられるかは、マルチプレクサ
95Aおよび96Aに与えられるテストモード信号SL
1およびSL2によって設定することができる。
【0385】上記実施例9と同様に、一致検出回路92
Aにおいては、データ処理回路91Aの処理結果と、隣
接するデータ処理ブロックにおけるデータ処理回路の処
理結果とが比較され、それらの処理結果が一致しないと
きフラグ信号FLGが「1」にセットされる。
【0386】この実施例10によるフレームバッファメ
モリは、乱数データを発生するためのLFSR94Aを
備えている。したがって、データメモリ82Aの記憶容
量が大きくてデータメモリ82Aに故障が発生する確率
が高い場合においても、データ処理回路91Aに故障が
発生していることを正確に判別することができる。すな
わち、上記実施例9においては、データメモリ82Aに
故障が発生している場合は、データメモリ82Aに故障
が発生しているのか、データ処理回路91Aに故障が発
生しているのか判別することができないが、この実施例
10においては、データメモリ82Aを用いることなく
テストが行なわれるため、確実にデータ処理回路91A
に故障が発生していることを判別することができる。
【0387】なお、上記実施例10においては1つのデ
ータ処理ユニットが1つのLFSRを備えているが、フ
レームバッファメモリ80全体が1つのLFSRを備え
ていてもよい。この場合は、そのLFSRからの乱数デ
ータは各データ処理ブロック81Aないし81Dにおけ
るデータ処理回路に供給される。
【0388】また、LFSRは、テストが行なわれてい
ないときデータレジスタとして使用するようにしてもよ
い。すなわち、LFSRと他のデータレジスタとを兼用
するように構成してもよい。また、実施例8および9に
おける一致検出回路92Aは、EXORゲートにより構
成されていてもよい。さらに、上記実施例9および10
における一致検出回路92Aは、一致検出機能を有する
比較回路により構成されていてもよい。本実施例も、実
施例9と同様に、一般的なSIMD/MIMD型アーキ
テクチャあるいはSIMD型処理を行なえる構成のもの
を適用しても同様の効果が得られる。本実施例はテスト
対象となるデータ処理ユニットの数が2以上であれば、
ここに述べた同様の効果が得られる。
【0389】
【発明の効果】この発明に係る請求項1に記載のグラフ
ィックス処理回路は、1つの乗算手段を用いることによ
ってα−ブレンド処理を行なうことができ、しかもその
サイズは小さいものとなる。
【0390】この発明に係る請求項2に記載のグラフィ
ックス処理回路は、1つの乗算手段を用いることによっ
てα−ブレンド処理を行なうことができ、しかもそのサ
イズは小さいものとなる。
【0391】この発明に係る請求項3に記載のグラフィ
ックス処理回路は、次データを現データにブレンド処理
したくないときは、現データをそのまま結果データとし
て出力することができる。また、上記請求項1と同様
に、1つの乗算手段を用いることによってα−ブレンド
処理を行なうことができ、しかもそのサイズは小さいも
のとなる。
【0392】この発明に係る請求項4に記載のグラフィ
ックス処理回路は、次データを現データにブレンド処理
したくないときは、現データをそのまま結果データとし
て出力することができる。また、上記請求項2と同様
に、1つの乗算手段を用いることによってα−ブレンド
処理を行なうことができ、しかもそのサイズは小さいも
のとなる。
【0393】この発明に係る請求項5に記載のグラフィ
ックス処理回路は、結果データの値として規定されてい
ないものを出力することはない。
【0394】この発明に係る請求項6に記載のグラフィ
ックス処理回路は、α−ブレンド処理だけでなく、ラス
タオペレーションも選択的に行なうことができる。
【0395】この発明に係る請求項7に記載のグラフィ
ックス処理回路は、α−ブレンド処理だけでなく、ラス
タオペレーションをも選択的に行なうことができる。
【0396】この発明に係る請求項8に記載のグラフィ
ックス処理回路は、α−ブレンド処理だけでなくラスタ
オペレーションも選択的に行なうことができる。
【0397】この発明に係る請求項9に記載のグラフィ
ックス処理回路は、α−ブレンド処理だけでなく、ラス
タオペレーションも選択的に行なうことができる。
【0398】この発明に係る請求項10に記載の画像処
理回路は、現データが次データと一致するか否かを判別
できるとともに、それらデータの大小関係も判別するこ
とができる。したがって、Zコンペア処理などを行なう
ことができるとともに、種々のグラフィックス処理をフ
レキシブルに行なうことができる。
【0399】この発明に係る請求項11に記載の画像処
理回路は、現データの一部を対応する次データと比較す
ることができるので、上記請求項10よりもさらにフレ
キシブルに種々のグラフィックス処理を行なうことがで
きる。
【0400】この発明に係る請求項12に記載の半導体
集積回路装置は、第1および第2の記憶手段ならびに演
算手段などがワンチップで構成されているため、より高
速にグラフィックス処理を行なうことができる。
【0401】この発明に係る請求項13に記載の半導体
集積回路装置は、現データと次データとに基づいて、ラ
スタオペレーション、α−ブレンド処理などを行なうこ
とができる。
【0402】この発明に係る請求項14に記載の半導体
集積回路装置は、現データおよび次データに基づいて、
Zコンペア処理などを行なうことができる。
【0403】この発明に係る請求項15に記載の半導体
集積回路装置は、現データおよび次データに基づいて、
Zコンペア処理などを行なうことができる。
【0404】この発明に係る請求項16に記載の半導体
集積回路装置は、別の半導体集積回路装置からのZコン
ペア処理の結果信号に応答して、ラスタオペレーショ
ン、α−ブレンド処理などを行なうことができる。
【0405】この発明に係る請求項17に記載の半導体
集積回路装置は、現データおよび次データに基づいてZ
コンペア処理などを行なうことができるとともに、その
Zコンペア処理の結果信号を他の半導体集積回路装置に
供給し、それにより他の半導体集積回路装置における演
算処理の化データの第2の記憶手段への書込みを制御す
ることができる。
【0406】この発明に係る請求項18に記載の半導体
集積回路装置は、ラスタオペレーション、α−ブレンド
処理などを行なうことができるとともに、Zコンペア処
理なども行なうことができる。
【0407】この発明に係る請求項19に記載の半導体
集積回路装置は、ラスタオペレーション、α−ブレンド
処理などのカラーデータの処理か、Zコンペア処理など
の比較処理かを選択的に行なうことができる。
【0408】この発明に係る請求項20に記載の半導体
集積回路装置は、外部からの制御信号に応答してラスタ
オペレーション、α−ブレンド処理などを行なうことが
できるとともに、Zコンペア処理の結果信号を他の半導
体集積回路装置に供給し、それにより、他の半導体集積
回路装置における演算処理の結果データの第2の記憶手
段への書込みを制御することができる。
【0409】この発明に係る請求項21に記載の半導体
集積回路装置は、現データが大量に第2の記憶手段に記
憶されているので、外部から供給される次データを現デ
ータと高速に処理することができる。
【0410】この発明に係る請求項22に記載の半導体
集積回路装置は、演算手段からの結果データが比較手段
からの結果信号と同時に出力されるので、その結果信号
に対応するデータ信号を確実に第2の記憶手段へ書込む
ことができる。
【0411】この発明に係る請求項23に記載の半導体
集積回路装置は、演算時間が比較時間と同じであるの
で、その比較手段からの結果信号に対応する演算手段か
らの結果データを第2の記憶手段に確実に書込むことが
できる。
【0412】この発明に係る請求項24に記載の半導体
集積回路装置は、第2の記憶手段が2つのバンクから構
成されているため、効率的にデータを転送することがで
き、より高速にグラフィックス処理を行なうことができ
る。
【0413】この発明に係る請求項25に記載の半導体
集積回路装置は、1つの乗算手段を用いることによって
α−ブレンド処理を行なうことができ、しかもそのサイ
ズは小さいものとなる。
【0414】この発明に係る請求項26に記載の半導体
集積回路装置は、1つの乗算手段を用いることによって
α−ブレンド処理を行なうことができ、しかもそのサイ
ズは小さいものとなる。
【0415】この発明に係る請求項27に記載の半導体
集積回路装置は、現データに次データをブレンド処理し
たくないときは、現データをそのまま結果データとして
出力することができる。
【0416】この発明に係る請求項28に記載の半導体
集積回路装置は、現データに次データをブレンド処理し
たくないときは、現データをそのまま結果データとして
出力することができる。
【0417】この発明に係る請求項29に記載の半導体
集積回路装置は、請求項10に記載の画像処理回路が用
いられているので、たとえばZコンペア処理などを行な
うことができる。
【0418】この発明に係る請求項30に記載の半導体
集積回路装置は、請求項11に記載の画像処理回路が用
いられているので、現データの一部を対応する次データ
と比較することができるなど、請求項29よりもさらに
フレキシブルにグラフィックス処理を行なうことができ
る。
【0419】この発明に係る請求項31に記載の半導体
集積回路装置は、複数の信号入力端子が設けられている
ので、複数の半導体集積回路装置におけるZコンペア処
理などの結果信号に応答してラスタオペレーション、α
−ブレンド処理などを行なうことができる。
【0420】この発明に係る請求項32に記載の半導体
集積回路装置は、第1の記憶手段に1フレームすべての
データを記憶することができるとともに、第2の記憶手
段から高速に読出された現データを外部から供給された
次データと高速に演算することができる。
【0421】この発明に係る請求項33に記載の半導体
集積回路装置は、DRAMに大量の描画データを格納で
きるとともに、アクセス時間がDRAMよりも短くする
ことが容易なSRAMにDRAMからの読出データをバ
ッファリングし、そのSRAから読出された現データを
外部から供給された次データと高速に処理することがで
きる。
【0422】この発明に係る請求項34に記載の画像記
憶処理システムは、第1の半導体集積回路装置において
ラスタオペレーション、α−ブレンド処理を行ない、第
2の記憶手段においてZコンペア処理などを行なうこと
ができる。
【0423】この発明に係る請求項35に記載のテスト
方法によれば、同一演算ユニットを複数備えて並列処理
を行なうことができる半導体集積回路装置を容易かつ的
確にテストすることができる。
【0424】この発明に係る請求項36に記載のテスト
方法によれば、同一演算ユニットを複数備えて並列処理
を行なうことができる半導体集積回路装置を容易かつ的
確にテストすることができるとともに、メモリ手段に不
良がある場合も、確実に演算手段における不良箇所を同
定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1による半導体集積回路装
置の全体構成を示すブロック図である。
【図2】 図1に示された半導体集積回路装置の全体構
成を示すもう1つのブロック図である。
【図3】 図1および図2に示された半導体集積回路装
置の全体構成を示すさらにもう1つのブロック図であ
る。
【図4】 図1〜図3に示された半導体集積回路装置に
おけるROP/ブレンドユニットの構成を示すブロック
図である。
【図5】 図4に示されたROP/ブレンドユニットに
おけるラスタオペレーション回路の構成を示す回路図で
ある。
【図6】 図1に示された半導体集積回路装置における
比較ユニットの構成を示すブロック図である。
【図7】 1フレームの画像データの取扱い方法を示す
図である。
【図8】 メインメモリのバンクがインタリーブされる
場合において画像データがメインメモリに格納される様
子を示す図である。
【図9】 図8に示された場合のバンクインタリーブ動
作を示すタイミングチャートである。
【図10】 メインメモリのバンクがインタリーブされ
ていない場合において画像データがメインメモリに格納
される様子を示す図である。
【図11】 図10に示される場合においてバンクのノ
ンインタリーブ動作を示すタイミングチャートである。
【図12】 図1に示された半導体集積回路装置による
Zコンペア処理を説明するための模式図である。
【図13】 図1に示された半導体集積回路装置におい
て8ビットのカラーインデックスデータを含む32ビッ
トのデータを処理するためのシステム構成を示すブロッ
ク図である。
【図14】 図1に示された制御レジスタ群の構成を示
す図である。
【図15】 図1〜図3に示された半導体集積回路装置
のパイプライン構成を示すブロック図である。
【図16】 図15に示されたパイプライン構成をさら
に詳細に示すブロック図である。
【図17】 図16に示されたROP/ブレンドユニッ
トのパイプライン構成を示すブロック図である。
【図18】 図16に示された比較ユニットのパイプラ
イン構成を示すブロック図である。
【図19】 図17に示されたROP/ブレンドユニッ
トのパイプライン動作を示すタイミングチャートであ
る。
【図20】 図18に示された比較ユニットのパイプラ
イン動作を示すタイミングチャートである。
【図21】 この発明の実施例2による半導体集積回路
装置の全体構成を示すブロック図である。
【図22】 この発明の実施例3による半導体集積回路
装置の全体構成を示すブロック図である。
【図23】 図22に示された半導体集積回路装置にお
ける比較ユニットの構成を示すブロック図である。
【図24】 図23に示された比較ユニットにおける比
較回路の構成を示すブロック図である。
【図25】 図24に示された比較回路における1ビッ
トの比較回路の構成を示す回路図である。
【図26】 図24に示された比較回路におけるもう1
つの1ビットの比較回路の構成を示す回路図である。
【図27】 図22に示された半導体集積回路装置にお
けるフラグ発生器の構成を示す回路図である。
【図28】 この発明の実施例4による半導体集積回路
装置におけるROP/ブレンドユニットの構成を示すブ
ロック図である。
【図29】 この発明の実施例5による半導体集積回路
装置におけるROP/ブレンドユニットの構成を示すブ
ロック図である。
【図30】 この発明の実施例6による半導体集積回路
装置におけるROP/ブレンドユニットの構成を示すブ
ロック図である。
【図31】 この発明の実施例7による画像記憶処理シ
ステムの全体構成を示すブロック図である。
【図32】 図31に示された画像記憶処理システムに
おける具体的な配線方法を示すブロック図である。
【図33】 図31に示されたカラーデータを処理する
フレームバッファメモリのパイプライン動作を示すタイ
ミングチャートである。
【図34】 図31に示されたZコンペア処理を行なう
フレームバッファメモリのパイプライン動作を示すタイ
ミングチャートである。
【図35】 図31に示された配線方法と異なる配線方
法を示すブロック図である。
【図36】 この発明の実施例8による画像記憶処理シ
ステムの全体構成を示すブロック図である。
【図37】 この発明の実施例9による半導体集積回路
装置の全体構成を示すブロック図である。
【図38】 図37に示された半導体集積回路装置にお
けるデータ処理ユニットの構成を示すブロック図であ
る。
【図39】 この発明の実施例10による半導体集積回
路装置におけるデータ処理ユニットの構成を示すブロッ
ク図である。
【図40】 従来のグラフィックス処理システムの構成
を示すブロック図である。
【図41】 図40に示されたグラフィックス処理シス
テムにおけるフレームバッファメモリであるメインメモ
リの構成を示すブロック図である。
【図42】 図22に示された半導体集積回路装置にお
けるフラグ発生器の構成を示す回路図である。
【符号の説明】
10,30,60,70〜73,80 フレームバッフ
ァメモリ、11,11A〜11D メインメモリ(DR
AM)、12,12A〜12D,31A,31B キャ
ッシュメモリ(SRAM)、13,13A〜13D 画
素処理ユニット、14,14A〜14D 比較ユニッ
ト、15,15A,15B シリアルアクセスメモリ
(SAM)、17 グローバルバス、18,19,21
データバス、23 演算部、27 データ入力端子、
28 制御信号出力端子、29,75,76 制御信号
入力端子、44 一致比較部、45 大小比較部、13
1〜133,201〜203,221,241 入力ノ
ード、134,205 乗算器、135 加算器、13
6,207 クランプ回路、137 ラスタオペレーシ
ョン回路、204 算術論理演算器(ALU)、206
算術演算器(AU)、82A データメモリ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G09G 5/36 530 D 9471−5G (72)発明者 中村 尚 兵庫県伊丹市瑞原4丁目1番地 三菱電機 株式会社北伊丹製作所内

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現在表示されている画面の現データDo
    ldと次に表示されるべき画面の次データDnewとの
    混合率データαを入力するための第1の入力ノードと、 前記現データDoldを入力するための第2の入力ノー
    ドと、 (1−α)×Dnewで表される算術データを入力する
    ための第3の入力ノードと、 前記第1の入力ノードからの前記混合率データと前記第
    2の入力ノードからの前記現データとを乗算する乗算手
    段と、 前記乗算手段からの結果データと前記第3の入力ノード
    からの前記算術データとを加算する加算手段とを備え
    る、画像処理回路。
  2. 【請求項2】 現在表示されている画面の現データと次
    に表示されるべき画面の次データとの混合率データを入
    力するための第1の入力ノードと、 前記現データを入力するための第2の入力ノードと、 前記次データを入力するための第3の入力ノードと、 前記第2の入力ノードからの前記現データから前記第3
    の入力ノードからの前記次データを減算する演算手段
    と、 前記第1の入力ノードからの前記混合率データと前記演
    算手段からの結果データとを乗算する乗算手段と、 前記第3の入力ノードからの前記次データと前記乗算手
    段からの結果データとを加算する加算手段とを備える、
    画像処理回路。
  3. 【請求項3】 現在表示されている画面の現データDo
    ldと次に表示されるべき画面の次データDnewとの
    混合率データαを入力するための第1の入力ノードと、 前記現データDoldを入力するための第2の入力ノー
    ドと、 (1−α)×Dnewで表される算術データを入力する
    ための第3の入力ノードと、 前記混合率データが1であるか否かを示す維持信号を入
    力するための第4の入力ノードと、 前記第1の入力ノードからの前記混合率データと前記第
    2の入力ノードからの前記現データとを乗算する乗算手
    段と、 前記第4の入力ノードからの前記維持信号が前記混合率
    データは1であると示すときは前記第2の入力ノードか
    らの前記現データを選択し、前記第4の入力ノードから
    の前記維持信号が前記混合率データは1でないと示すと
    きは前記乗算手段からの結果データを選択する第1の選
    択手段と、 前記第1の選択手段によって選択されたデータと前記第
    3の入力ノードからの前記算術データとを加算する加算
    手段とを備える、画像処理回路。
  4. 【請求項4】 現在表示されている画面の現データと次
    に表示されるべき画面の次データとの混合率データを入
    力するための第1の入力ノードと、 前記現データを入力するための第2の入力ノードと、 前記次データを入力するための第3の入力ノードと、 前記混合率データが1であるか否かを示す維持信号を入
    力するための第4の入力ノードと、 前記第2の入力ノードからの前記現データから前記第3
    の入力ノードからの前記次データを減算する演算手段
    と、 前記第1の入力ノードからの前記混合率データと前記演
    算手段からの結果データとを乗算する乗算手段と、 前記第4の入力ノードからの前記維持信号が前記混合率
    データは1であると示すときは前記演算手段からの結果
    データを選択し、前記第4の入力ノードからの前記維持
    信号が前記混合率データは1でないと示すときは前記乗
    算手段からの結果データを選択する第1の選択手段と、 前記第1の選択手段によって選択された結果データと前
    記第3の入力ノードからの前記次データとを加算する加
    算手段とを備える、画像処理回路。
  5. 【請求項5】 前記加算手段からの結果データがゼロよ
    りも小さいときは前記加算手段からの結果データをゼロ
    に設定し、前記加算手段がオーバフローを起こしたとき
    は前記加算手段からの結果データをその最大値に設定す
    るクランプ手段をさらに備える、請求項1から請求項4
    までのいずれかに記載の画像処理回路。
  6. 【請求項6】 前記第3の入力ノードはさらに、前記次
    データを入力するためのものであり、 前記第2の入力ノードからの前記現データと前記第3の
    入力ノードからの前記次データとに基づいてラスタオペ
    レーションを行なうラスタオペレーション手段と、 前記第3の入力ノードに前記算術データが入力されると
    きは前記加算手段からの結果データを選択して出力し、
    前記第3の入力ノードに前記次データが入力されるとき
    は前記ラスタオペレーション手段からの結果データを選
    択して出力する選択手段とをさらに備える、請求項1ま
    たは請求項5に記載の画像処理回路。
  7. 【請求項7】 前記演算手段は、前記第2の入力ノード
    からの前記現データと前記第3の入力ノードからの前記
    次データとに基づいてラスタオペレーションを行なう手
    段を含み、 前記演算手段が減算するときは前記加算手段からの結果
    データを選択し、前記演算手段がラスタオペレーション
    を行なうときは前記演算手段からの結果データを選択す
    る選択手段をさらに備える、請求項2または請求項5に
    記載の画像処理回路。
  8. 【請求項8】 前記第3の入力ノードはさらに、前記次
    データを入力するためのものであり、 前記第2の入力ノードからの前記現データと前記第3の
    入力ノードからの前記次データとに基づいてラスタオペ
    レーションを行なうラスタオペレーション手段と、 前記第3の入力ノードに前記算術データが入力されると
    きは前記加算手段からの結果データを選択し、前記第3
    の入力ノードに前記次データが入力されるときは前記ラ
    スタオペレーション手段からの結果データを選択する第
    2の選択手段とをさらに備える、請求項3または請求項
    5に記載の画像処理回路。
  9. 【請求項9】 前記演算手段は、前記第2の入力ノード
    からの前記現データと前記第3の入力ノードからの前記
    次データとに基づいてラスタオペレーションを行なう手
    段を含み、 前記演算手段が減算するときは前記加算手段からの結果
    データを選択し、前記演算手段がラスタオペレーション
    を行なうときは前記演算手段からの結果データを選択す
    る第2の選択手段をさらに備える、請求項4または請求
    項5に記載の画像処理回路。
  10. 【請求項10】 現在表示されている画面の現データを
    次に表示されるべき画面の次データと比較し、前記現デ
    ータが前記次データに一致するか否かを判別する一致比
    較手段と、 前記現データを前記次データと比較し、前記現データお
    よび前記次データの大小関係を判別する大小比較手段
    と、 前記一致比較手段および前記大小比較手段の結果に応じ
    て1つの制御信号を生成する手段とを備える、画像処理
    回路。
  11. 【請求項11】 現在表示されている画面の現データを
    次に表示されるべき画面の次データと比較し、前記現デ
    ータが前記次データに一致するか否かを判別する一致比
    較手段と、 前記一致比較手段において前記現データのうち所定ビッ
    トだけが前記次データのうち対応するビットに一致する
    か否かが判別されるように制御する一致制御手段と、 前記現データを前記次データと比較し、前記現データお
    よび前記次データの大小関係を判別する大小比較手段
    と、 前記大小比較手段において前記現データのうち前記所定
    ビット以外のビットだけと前記次データのうち対応する
    ビットとの大小関係が判別されるように制御する大小制
    御手段と、 前記一致比較手段および前記大小比較手段の結果に応じ
    て1つの制御信号を生成する手段とを備える、画像処理
    回路。
  12. 【請求項12】 半導体基板と、 前記半導体基板上に形成されかつ複数のデータを記憶す
    る第1の記憶手段と、 前記半導体基板上に形成されかつ複数のデータを記憶す
    る第2の記憶手段と、 前記半導体基板上に形成され前記第1および第2の記憶
    手段の間でデータを相互に転送する第1の転送手段と、 前記半導体基板上に形成されかつ前記第2の記憶手段か
    ら転送された第1のデータと外部から転送された第2の
    データとを演算する画像演算手段と、 前記半導体基板上に形成されかつ前記第2の記憶手段か
    ら前記画像演算手段へ前記第1のデータを転送する第2
    の転送手段と、 前記半導体基板上に形成されかつ外部から前記画像演算
    手段へ前記第2のデータを転送する第3の転送手段と、 前記半導体基板上に形成されかつ前記画像演算手段から
    の結果データを前記第2の記憶手段へ転送する第4の転
    送手段とを備える、半導体集積回路装置。
  13. 【請求項13】 前記半導体基板上に形成され前記第1
    の記憶手段からデータを読出しかつその読出されたデー
    タをシリアルに外部へ出力するシリアルアクセスメモリ
    手段をさらに備え、 前記第2の記憶手段は、所定の制御信号に応答して前記
    第4の転送手段によって転送された前記結果データの書
    込みが可能になる、請求項12に記載の半導体集積回路
    装置。
  14. 【請求項14】 前記画像演算手段は、 前記第1のデータを前記第2のデータと比較する比較手
    段と、 前記第2のデータを通過させる通過手段とを備え、 前記第2の記憶手段は、前記比較手段からの結果信号に
    応答して前記通過手段から前記第4の転送手段によって
    転送された前記第2のデータの書込みが可能になる、請
    求項12に記載の半導体集積回路装置。
  15. 【請求項15】 半導体基板と、 前記半導体基板上に形成されかつ複数のデータを記憶す
    る第1の記憶手段と、 前記半導体基板上に形成されかつ複数のデータを記憶す
    る第2の記憶手段と、 前記半導体基板上に形成されかつ前記第1および第2の
    記憶手段の間でデータを相互に転送する第1の転送手段
    と、 前記半導体基板上に形成されかつ前記第2の記憶手段か
    ら転送された前記第1のデータを外部から転送された前
    記第2のデータと比較する比較手段と、 前記半導体基板上に形成されかつ前記第2の記憶手段か
    ら前記比較手段へ前記第1のデータを転送する第2の転
    送手段と、 前記半導体基板上に形成されかつ外部から前記比較手段
    へ前記第2のデータを転送する第3の転送手段と、 前記半導体基板上に形成されかつ前記第2のデータを前
    記第2の記憶手段へ転送する第4の転送手段とを備え、 前記第2の記憶手段は、前記比較手段からの結果信号に
    応答して前記第4の転送手段によって転送された前記第
    2のデータの書込みが可能になる、半導体集積回路装
    置。
  16. 【請求項16】 前記所定の制御信号を外部から入力す
    るための信号入力端子をさらに備える、請求項13に記
    載の半導体集積回路装置。
  17. 【請求項17】 前記比較手段からの結果信号を外部へ
    出力するための信号出力端子をさらに備える、請求項1
    4または請求項15に記載の半導体集積回路装置。
  18. 【請求項18】 半導体基板と、 前記半導体基板上に形成されかつ複数のデータを記憶す
    る第1の記憶手段と、 前記半導体基板上に形成されかつ複数のデータを記憶す
    る第2の記憶手段と、 前記半導体基板上に形成されかつ前記第1および第2の
    記憶手段の間でデータを相互に転送する第1の転送手段
    と、 前記半導体基板上に形成されかつ前記第2の記憶手段か
    ら転送された第1のデータと外部から転送された第2の
    データと演算する演算手段と、 前記半導体基板上に形成されかつ前記第2の記憶手段か
    ら転送された前記第1のデータを外部から転送された前
    記第2のデータと比較する比較手段と、 前記半導体基板上に形成されかつ前記第2の記憶手段か
    ら前記演算手段および前記比較手段へ前記第1のデータ
    を転送する第2の転送手段と、 前記半導体基板上に形成されかつ外部から前記演算手段
    および前記比較手段へ前記第2のデータを転送する第3
    の転送手段と、 前記半導体基板上に形成されかつ前記演算手段からの結
    果データを前記第2の記憶手段へ転送する第4の転送手
    段と、 前記半導体基板上に形成され前記第1の記憶手段からデ
    ータを読出しかつその読出されたデータをシリアルに外
    部へ出力するシリアルアクセスメモリ手段と、 所定の外部制御信号および前記比較手段からの結果信号
    のうちいずれかを内部制御信号として前記第2の記憶手
    段へ供給する供給手段とを備え、 前記第2の記憶手段は、前記内部制御信号に応答して前
    記第4の転送手段によって転送された前記演算手段から
    の結果データの書込みが可能になる、半導体集積回路装
    置。
  19. 【請求項19】 前記供給手段が前記所定の外部制御信
    号を前記内部制御信号として前記第2の記憶手段へ供給
    するようにか、あるいは前記供給手段が前記比較手段か
    らの結果信号を前記内部制御信号として前記第2の記憶
    手段へ供給しかつ前記演算手段が前記第2のデータを通
    過させて前記結果データとして出力するように制御する
    制御手段をさらに備える、請求項18に記載の半導体集
    積回路装置。
  20. 【請求項20】 前記所定の外部制御信号を外部から入
    力するための信号入力端子と、 前記比較手段からの結果信号を外部へ出力するための信
    号出力端子とをさらに備える、請求項18または請求項
    19に記載の半導体集積回路装置。
  21. 【請求項21】 前記第1の転送手段は所定数のバスを
    含み、 前記第3の転送手段は前記所定数よりも少ない数のバス
    を含む、請求項12から請求項20までのいずれかに記
    載の半導体集積回路装置。
  22. 【請求項22】 前記演算手段からの結果データおよび
    前記比較手段からの結果信号はそれぞれから同時に出力
    される、請求項18から請求項20までのいずれかに記
    載の半導体集積回路装置。
  23. 【請求項23】 前記演算手段における演算時間は前記
    比較手段における比較時間と同じである、請求項18か
    ら請求項20までのいずれかに記載の半導体集積回路装
    置。
  24. 【請求項24】 前記第2の記憶手段は、 それらデータのうち半数を記憶する上位記憶手段と、 それらデータのうち残り半数を記憶する下位記憶手段と
    を含み、 前記第1の転送手段は、 前記第2の記憶手段からのデータを半数ずつ前記上位記
    憶手段および前記下位記憶手段へ交互に転送する手段
    と、 前記上位記憶手段および前記下位記憶手段からのデータ
    を前記第1の記憶手段へ交互に転送する手段とを含み、 前記第2の転送手段は、前記上位記憶手段および前記下
    位記憶手段からのデータを交互に前記演算手段へ転送す
    る手段を含み、 前記第4の転送手段は、前記結果データを半数ずつ前記
    上位記憶手段および前記下位記憶手段へ交互に転送する
    手段を含む、請求項12から請求項23までのいずれか
    に記載の半導体集積回路装置。
  25. 【請求項25】 前記画像演算手段は、 現在表示されている画面の現データDoldと次に表示
    されるべき画面の次データDnewとの混合率データα
    を入力するための第1の入力ノードと、 前記現データDoldを入力するための第2の入力ノー
    ドと、 (1−α)×Dnewで表される算術データを入力する
    ための第3の入力ノードと、 前記第1の入力ノードからの前記混合率データと前記第
    2の入力ノードからの前記現データとを乗算する乗算手
    段と、 前記乗算手段からの結果データと前記第3の入力ノード
    からの前記算術データとを加算する加算手段とを備え
    る、請求項12に記載の半導体集積回路装置。
  26. 【請求項26】 前記画像演算手段は、 現在表示されている画面の現データと次に表示されるべ
    き画面の次データとの混合率データを入力するための第
    1の入力ノードと、 前記現データを入力するための第2の入力ノードと、 前記次データを入力するための第3の入力ノードと、 前記第2の入力ノードからの前記現データから前記第3
    の入力ノードからの前記次データを減算する演算手段
    と、 前記第1の入力ノードからの前記混合率データと前記演
    算手段からの結果データとを乗算する乗算手段と、 前記第3の入力ノードからの前記次データと前記乗算手
    段からの結果データとを加算する加算手段とを備える、
    請求項12に記載の半導体集積回路装置。
  27. 【請求項27】 前記画像演算手段は、 現在表示されている画面の現データDoldと次に表示
    されるべき画面の次データDnewとの混合率データα
    を入力するための第1の入力ノードと、 前記現データDoldを入力するための第2の入力ノー
    ドと、 (1−α)×Dnewで表される算術データを入力する
    ための第3の入力ノードと、 前記混合率データが1であるか否かを示す維持信号を入
    力するための第4の入力ノードと、 前記第1の入力ノードからの前記混合率データと前記第
    2の入力ノードからの前記現データとを乗算する乗算手
    段と、 前記第4の入力ノードからの前記維持信号が前記混合率
    データは1であると示すときは前記第2の入力ノードか
    らの前記現データを選択し、前記第4の入力ノードから
    の前記維持信号が前記混合率データは1でないと示すと
    きは前記乗算手段からの結果データを選択する選択手段
    と、 前記選択手段によって選択されたデータと前記第3の入
    力ノードからの前記算術データとを加算する加算手段と
    を備える、請求項12に記載の半導体集積回路装置。
  28. 【請求項28】 前記画像演算手段は、 現在表示されている画面の現データと次に表示されるべ
    き画面の次データとの混合率データを入力するための第
    1の入力ノードと、 前記現データを入力するための第2の入力ノードと、 前記次データを入力するための第3の入力ノードと、 前記混合率データが1であるか否かを示す維持信号を入
    力するための第4の入力ノードと、 前記第2の入力ノードからの前記現データから前記第3
    の入力ノードからの前記次データを減算する演算手段
    と、 前記第1の入力ノードからの前記混合率データと前記演
    算手段からの結果データとを乗算する乗算手段と、 前記第4の入力ノードからの前記維持信号が前記混合率
    データは1であると示すときは前記演算手段からの結果
    データを選択し、前記第4の入力ノードからの前記維持
    信号が前記混合率データは1でないと示すときは前記乗
    算手段からの結果データを選択する選択手段と、 前記選択手段によって選択された結果データと前記第3
    の入力ノードからの前記次データとを加算する加算手段
    とを備える、請求項12に記載の半導体集積回路装置。
  29. 【請求項29】 前記画像演算手段は、 現在表示されている画面の現データを次に表示されるべ
    き画面の次データと比較し、前記現データが前記次デー
    タに一致するか否かを判別する一致比較手段と、 前記現データを前記次データと比較し、前記現データお
    よび前記次データの大小関係を判別する大小比較手段
    と、 前記一致比較手段および前記大小比較手段の結果に応じ
    て1つの制御信号を生成する手段とを備える、請求項1
    2に記載の半導体集積回路装置。
  30. 【請求項30】 前記画像演算手段は、 現在表示されている画面の現データを次に表示されるべ
    き画面の次データと比較し、前記現データが前記次デー
    タに一致するか否かを判別する一致比較手段と、 前記一致比較手段において前記現データのうち所定ビッ
    トだけが前記次データのうち対応するビットに一致する
    か否かが判別されるように制御する一致制御手段と、 前記現データを前記次データと比較し、前記現データお
    よび前記次データの大小関係を判別する大小比較手段
    と、 前記大小比較手段において前記現データのうち前記所定
    ビット以外のビットだけと前記次データのうち対応する
    ビットとの大小関係が判別されるように制御する大小制
    御手段と、 前記一致比較手段および前記大小比較手段の結果に応じ
    て1つの制御信号を生成する手段とを備える、請求項1
    2に記載の半導体集積回路装置。
  31. 【請求項31】 半導体基板と、 前記半導体基板上に形成されかつ複数のデータを記憶す
    る第1の記憶手段と、 前記半導体基板上に形成されかつ複数のデータを記憶す
    る第2の記憶手段と、 前記半導体基板上に形成されかつ前記第1および第2の
    記憶手段の間でデータを相互に転送する第1の転送手段
    と、 前記半導体基板上に形成されかつ前記第2の記憶手段か
    ら転送された第1のデータと外部から転送された第2の
    データとを演算する演算手段と、 前記半導体基板上に形成されかつ前記第2の記憶手段か
    ら転送された前記第1のデータを外部から転送された前
    記第2のデータと比較する比較手段と、 前記半導体基板上に形成されかつ前記第2の記憶手段か
    ら前記演算手段および前記比較手段へ前記第1のデータ
    を転送する第2の転送手段と、 前記半導体基板上に形成されかつ外部から前記演算手段
    および前記比較手段へ前記第2のデータを転送する第3
    の転送手段と、 前記半導体基板上に形成されかつ前記演算手段からの結
    果データを前記第2の記憶手段へ転送する第4の転送手
    段と、 前記半導体基板上に形成され前記第1の記憶手段からデ
    ータを読出しかつその読出されたデータをシリアルに外
    部へ出力するシリアルアクセスメモリ手段と、 各々が複数の外部制御信号のうち対応する1つを入力す
    るための複数の信号入力端子と、 前記比較手段からの結果信号を外部へ出力するための信
    号出力端子と、 前記複数の外部制御信号および前記比較手段からの結果
    信号のうちいずれかを内部制御信号として前記第2の記
    憶手段へ供給する供給手段とを備え、 前記第2の記憶手段は前記内部制御信号に応答して前記
    第4の転送手段によって転送された前記演算手段からの
    結果データの書込みが可能になる、半導体集積回路装
    置。
  32. 【請求項32】 前記第1の記憶手段の記憶容量は前記
    第2の記憶手段の記憶容量よりも大きく、前記第2の記
    憶手段のアクセス速度は前記第1の記憶手段のアクセス
    速度よりも速い、請求項12から請求項31までのいず
    れかに記載の半導体集積回路装置。
  33. 【請求項33】 前記第1の記憶手段はダイナミックラ
    ンダムアクセスメモリであり、前記第2の記憶手段はス
    タティックランダムアクセスメモリである、請求項12
    から請求項31までのいずれかに記載の半導体集積回路
    装置。
  34. 【請求項34】 第1の半導体基板、 前記第1の半導体基板上に形成されかつ複数のデータを
    記憶する第1の記憶手段、 前記第1の半導体基板上に形成されかつ複数のデータを
    記憶する第2の記憶手段、 前記第1の半導体基板上に形成されかつ前記第1および
    第2の記憶手段の間でデータを相互に転送する第1の転
    送手段、 前記第1の半導体基板上に形成されかつ前記第2の記憶
    手段から転送された第1のデータと外部から転送された
    第2のデータとを演算する演算手段、 前記第1の半導体基板上に形成されかつ前記第2の記憶
    手段から前記演算手段へ前記第1のデータを転送する第
    2の転送手段、 前記第1の半導体基板上に形成されかつ外部から前記演
    算手段へ前記第2のデータを転送する第3の転送手段、 前記第1の半導体基板上に形成されかつ前記演算手段か
    らの結果データを前記第2の記憶手段へ転送する第4の
    転送手段、 前記第1の半導体基板上に形成され前記第1の記憶手段
    からデータを読出しかつその読出されたデータをシリア
    ルに外部へ出力するシリアルアクセスメモリ手段、およ
    び所定の制御信号を外部から入力するための信号入力端
    子を備え、 前記第2の記憶手段は前記所定の制御信号に応答して前
    記第4の転送手段によって転送された前記演算手段から
    の結果データの書込みが可能になる、第1の半導体集積
    回路装置と、 第2の半導体基板、 前記第2の半導体基板上に形成されかつ複数のデータを
    記憶する第3の記憶手段、 前記第2の半導体基板上に形成されかつ複数のデータを
    記憶する第4の記憶手段、 前記第2の半導体基板上に形成されかつ前記第3および
    第4の記憶手段の間でデータを相互に転送する第5の転
    送手段、 前記第2の半導体基板上に形成されかつ前記第3の記憶
    手段から転送された第3のデータを外部から転送された
    第4のデータと比較する比較手段、 前記第2の半導体基板上に形成されかつ前記第4の記憶
    手段から前記比較手段へ前記第1のデータを転送する第
    6の転送手段、 前記第2の半導体基板上に形成されかつ外部から前記比
    較手段へ前記第4のデータを転送する第7の転送手段、 前記第2の半導体基板上に形成されかつ前記第4のデー
    タを前記第4の記憶手段へ転送する第8の転送手段、お
    よび前記第1の半導体集積回路装置における前記信号入
    力端子と接続されかつ前記比較手段からの結果信号を外
    部へ出力するための信号出力端子を備え、 前記第4の記憶手段は前記比較手段からの結果信号に応
    答して前記第8の転送手段によって転送された前記第4
    のデータの書込みが可能になる、第2の半導体集積回路
    装置とを備える、画像記憶処理システム。
  35. 【請求項35】 複数のデータを記憶するための記憶手
    段と、1つの命令に応答して所定の演算処理を行なう複
    数の演算手段とを備えた半導体集積回路装置のためのテ
    スト方法であって、 前記記憶手段からデータを読出すステップと、 前記読出されたデータを前記複数の演算手段にそれぞれ
    与えるステップと、 前記演算手段の各々において前記与えられたデータに基
    づいて前記演算処理を行なうステップと、 前記演算手段の各々からの結果データとその結果データ
    を生成した演算手段以外の演算手段のうち1つからの結
    果データとを比較してそれら結果データが互いに一致す
    るか否かを判定するステップとを含む、半導体集積回路
    装置のためのテスト方法。
  36. 【請求項36】 1つの命令に応答して所定の演算処理
    を行なう複数の演算手段を備えた半導体集積回路装置の
    ためのテスト方法であって、 内部的にデータを生成するステップと、 前記データを前記複数の演算手段にそれぞれ与えるステ
    ップと、 前記演算手段の各々において前記データに基づいて前記
    演算処理を行なうステップと、 前記演算手段の各々からの結果データとその結果データ
    を生成した演算手段以外の演算手段のうち1つからの結
    果データとを比較してそれら結果データが互いに一致す
    るか否かを判定するステップとを含む、半導体集積回路
    装置ためのテスト方法。
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