JPH0724816B2 - クリルスタンドにおける繊維屑などの集塵装置 - Google Patents
クリルスタンドにおける繊維屑などの集塵装置Info
- Publication number
- JPH0724816B2 JPH0724816B2 JP34870991A JP34870991A JPH0724816B2 JP H0724816 B2 JPH0724816 B2 JP H0724816B2 JP 34870991 A JP34870991 A JP 34870991A JP 34870991 A JP34870991 A JP 34870991A JP H0724816 B2 JPH0724816 B2 JP H0724816B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter
- filter means
- stand
- air
- top plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D04—BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
- D04B—KNITTING
- D04B35/00—Details of, or auxiliary devices incorporated in, knitting machines, not otherwise provided for
- D04B35/32—Devices for removing lint or fluff
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、クリルスタンドに浮遊
する繊維屑などを集塵するための装置であって、主とし
て編立工場において環境改善の為に使用するものに関す
る。
する繊維屑などを集塵するための装置であって、主とし
て編立工場において環境改善の為に使用するものに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】丸編機で編立てを行う場合には、１度に
数十から百数十のボビン（糸巻コーン）を使用するの
で、ボビンを保持しているクリルスタンドから空気中に
浮遊する繊維屑などはかなりの量となる。特に、綿糸を
使用して編立てを行う場合に繊維屑が発生しやすい。一
旦、浮遊した繊維屑などはスペアボビン上やスペアボビ
ンの繋ぎ糸に再び付着し、糸切れ、編キズ等の原因とな
る。このため、編地の品質や編機の稼働率の低下を招い
ている。
数十から百数十のボビン（糸巻コーン）を使用するの
で、ボビンを保持しているクリルスタンドから空気中に
浮遊する繊維屑などはかなりの量となる。特に、綿糸を
使用して編立てを行う場合に繊維屑が発生しやすい。一
旦、浮遊した繊維屑などはスペアボビン上やスペアボビ
ンの繋ぎ糸に再び付着し、糸切れ、編キズ等の原因とな
る。このため、編地の品質や編機の稼働率の低下を招い
ている。
【０００３】従来からクリルスタンドより発生する繊維
屑などの除塵対策としては、モータファンによりクリル
スタンド上部から送風して浮遊する繊維屑などを吹き飛
ばしたり、クリルスタンド全体を密閉して内部にモータ
ーファンおよび繊維屑を回収するためにフィルターを設
け、浮遊する繊維屑などを収集するようなものが実用さ
れている。
屑などの除塵対策としては、モータファンによりクリル
スタンド上部から送風して浮遊する繊維屑などを吹き飛
ばしたり、クリルスタンド全体を密閉して内部にモータ
ーファンおよび繊維屑を回収するためにフィルターを設
け、浮遊する繊維屑などを収集するようなものが実用さ
れている。
【０００４】
【発明が解決しょうとする問題点】上記従来技術におい
て、モーターファンによって繊維屑などを吹き飛ばすだ
けでは、隣接のクリルスタンド間で繊維屑を飛ばしあう
だけで、繊維屑を収集する機能が無かった。また、クリ
ルスタンドを密閉して集塵する方法では、大がかりであ
って、コスト、手軽さ、操作性等に問題があった。
て、モーターファンによって繊維屑などを吹き飛ばすだ
けでは、隣接のクリルスタンド間で繊維屑を飛ばしあう
だけで、繊維屑を収集する機能が無かった。また、クリ
ルスタンドを密閉して集塵する方法では、大がかりであ
って、コスト、手軽さ、操作性等に問題があった。
【０００５】本発明は以上の事情に鑑み、構造が簡単で
安価でありながら効率的に繊維屑などを除塵および集塵
し、編立工場内の環境を清潔に保ち、生産する編地に糸
切れ、編キズを少なくすると共に、編機の稼働率や操作
性を向上させる集塵装置を提供することを目的とする。
安価でありながら効率的に繊維屑などを除塵および集塵
し、編立工場内の環境を清潔に保ち、生産する編地に糸
切れ、編キズを少なくすると共に、編機の稼働率や操作
性を向上させる集塵装置を提供することを目的とする。
【０００６】
【問題点を解決するための手段】本発明のクリルスタン
ドにおける繊維屑などの集塵装置は、クリルスタンドの
中央部に回転可能に設けられている第１フィルター手段
と、この第１フィルター手段の高さ領域内に収容されて
いる吸気・送風手段と、この吸気・送風手段の上方に位
置する排気筒部分と、空気の流れを変えるためにクリル
スタンドの頂部に設けられた天板及び外側の少なくとも
一部分に設けられた外側隔壁と、前記第１フィルター手
段を回転させる駆動手段とからなる。
ドにおける繊維屑などの集塵装置は、クリルスタンドの
中央部に回転可能に設けられている第１フィルター手段
と、この第１フィルター手段の高さ領域内に収容されて
いる吸気・送風手段と、この吸気・送風手段の上方に位
置する排気筒部分と、空気の流れを変えるためにクリル
スタンドの頂部に設けられた天板及び外側の少なくとも
一部分に設けられた外側隔壁と、前記第１フィルター手
段を回転させる駆動手段とからなる。
【０００７】本発明においては、第１フィルター手段の
吸気・送風手段が上方に向けて送風し、この送風をクリ
ルスタンドの頂部の天板及び側部の一部に設けられた外
側隔壁によって下向きに方向変換させ、かつ、下向きと
送風された空気の流れを第１フィルター手段に引き寄せ
られるようにする。
吸気・送風手段が上方に向けて送風し、この送風をクリ
ルスタンドの頂部の天板及び側部の一部に設けられた外
側隔壁によって下向きに方向変換させ、かつ、下向きと
送風された空気の流れを第１フィルター手段に引き寄せ
られるようにする。
【０００８】好ましくは、天板の一部分に風力を調節可
能にするための開閉可能なる小天板を設ける。
能にするための開閉可能なる小天板を設ける。
【０００９】好ましくは、外側隔壁との間を連通可能と
した内側隔壁を設け、この内側隔壁に沿って送風の一部
を下降させる。
した内側隔壁を設け、この内側隔壁に沿って送風の一部
を下降させる。
【００１０】好ましくは、第１フィルター手段と対峙さ
せて第２フィルター手段を設ける。
せて第２フィルター手段を設ける。
【００１１】
【作用】本発明のクリルスタンドにおける繊維屑などの
集塵装置によれば、クリルスタンドの中央部に取り付け
られた集塵装置内のモータファンの作動によって、空気
の流れが排気側に案内され、排気側に案内された空気が
クリルスタンドの天板および側壁を介して下方に向けて
送風される。下方に送風された空気の流れは、ボビンお
よび糸導入パイプの糸目から発生する繊維屑などを吹き
飛ばす。吹き飛ばされた繊維屑はモータファンの吸引作
用により第１フィルター面に付着する。第１フィルター
面に付着した繊維屑などはフィルターを適宜に回転させ
て、フィルターの外周に配した吸引ノズルを介してクリ
ルスタンドとは別装置の吸引機により除去回収する。ま
たは、市販の掃除機等を使用して取り除く。これによっ
て、クリルスタンド内で浮遊している繊維屑などを除去
回収することができる。
集塵装置によれば、クリルスタンドの中央部に取り付け
られた集塵装置内のモータファンの作動によって、空気
の流れが排気側に案内され、排気側に案内された空気が
クリルスタンドの天板および側壁を介して下方に向けて
送風される。下方に送風された空気の流れは、ボビンお
よび糸導入パイプの糸目から発生する繊維屑などを吹き
飛ばす。吹き飛ばされた繊維屑はモータファンの吸引作
用により第１フィルター面に付着する。第１フィルター
面に付着した繊維屑などはフィルターを適宜に回転させ
て、フィルターの外周に配した吸引ノズルを介してクリ
ルスタンドとは別装置の吸引機により除去回収する。ま
たは、市販の掃除機等を使用して取り除く。これによっ
て、クリルスタンド内で浮遊している繊維屑などを除去
回収することができる。
【００１２】
【実施例】以下、添付の図面に基づき本発明の実施例を
説明する。図１，図２において、多数の給糸口を備えた
丸編機１に隣接して円形クリルスタンド２が設置されて
いる。円形クリルスタンド２の上下には、大径リング
３，４が配されている。この大径リング３，４の外周に
は軸心方向と平行に複数の支持部材５が等間隔に設けら
れている。
説明する。図１，図２において、多数の給糸口を備えた
丸編機１に隣接して円形クリルスタンド２が設置されて
いる。円形クリルスタンド２の上下には、大径リング
３，４が配されている。この大径リング３，４の外周に
は軸心方向と平行に複数の支持部材５が等間隔に設けら
れている。
【００１３】各支持部材５には、図６に示すように、ホ
ルダー６がネジなどで固定されており、ここにステム７
が取り付けられている。ボビン８は、このステム７に取
り付けられ、外側に回動可能である。
ルダー６がネジなどで固定されており、ここにステム７
が取り付けられている。ボビン８は、このステム７に取
り付けられ、外側に回動可能である。
【００１４】各支持部材５の下側には、円筒状の第２フ
ィルター９が取り付けられている。第２フィルター９の
設置高さは、最も底位置に配されたボビンの設置高さに
よって制限されるが、本実施例では、２００ｍｍ程度の
高さとなっている。
ィルター９が取り付けられている。第２フィルター９の
設置高さは、最も底位置に配されたボビンの設置高さに
よって制限されるが、本実施例では、２００ｍｍ程度の
高さとなっている。
【００１５】第２フィルター９は、２分割、またはそれ
以上分割されたものをつないで使用してもよい。フィル
ター９の面には多数の格子状の孔が穿設されている。フ
ィルターの孔の大きさは、１インチ当り２０−４０メッ
シュが好ましく、最も好ましいのは３０メッシュであ
る。フィルターの代わりに同程度の網目を有する金網ま
たは打ち抜き鋼板を使用することもできる。
以上分割されたものをつないで使用してもよい。フィル
ター９の面には多数の格子状の孔が穿設されている。フ
ィルターの孔の大きさは、１インチ当り２０−４０メッ
シュが好ましく、最も好ましいのは３０メッシュであ
る。フィルターの代わりに同程度の網目を有する金網ま
たは打ち抜き鋼板を使用することもできる。
【００１６】大径リング３の内側には、間隔をおいて小
径リング１０が対設されており、この大径リング３と小
径リング１０は、軸心方向に延びている各水平部材１１
によって接続されている。
径リング１０が対設されており、この大径リング３と小
径リング１０は、軸心方向に延びている各水平部材１１
によって接続されている。
【００１７】小径リング１０の外周には、軸心方向と平
行に複数のチャンネル部材１２が等間隔に配置されてい
る。このチャンネル部材１２の中には、図５に示すよう
に、複数本の糸導入パイプ１３が収容されている。糸導
入パイプ１３の側端開放部には糸導入パイプ１３がはみ
出ないようにボルト１４などが設けられている。このボ
ルト１４の一端には、糸導入パイプ１３をボビン８に対
向させるためのバンド１５が取り付けられている。
行に複数のチャンネル部材１２が等間隔に配置されてい
る。このチャンネル部材１２の中には、図５に示すよう
に、複数本の糸導入パイプ１３が収容されている。糸導
入パイプ１３の側端開放部には糸導入パイプ１３がはみ
出ないようにボルト１４などが設けられている。このボ
ルト１４の一端には、糸導入パイプ１３をボビン８に対
向させるためのバンド１５が取り付けられている。
【００１８】糸導入パイプ１３の先端部分には、ポーセ
レンなどにより作られた糸目１３’がはめ込まれている
（図６参照）。ボビン８より解じょうされた糸は、この
糸目１３’に案内され、そこから糸導入パイプ１３を通
って編機１へ導かれる。
レンなどにより作られた糸目１３’がはめ込まれている
（図６参照）。ボビン８より解じょうされた糸は、この
糸目１３’に案内され、そこから糸導入パイプ１３を通
って編機１へ導かれる。
【００１９】円形クリルスタンド２の上部は、遮蔽部
材、例えば、軟質ビニールシートなどにより天板１６の
全部および外側隔壁１７ａの一部分が遮蔽されている。
また、空気流を分散させるために、内側には内側隔壁１
７ｂを設け、その上部において内壁空間部１７ｃと外壁
隔壁１７ａとの間を連通可能にするのが好ましい。
材、例えば、軟質ビニールシートなどにより天板１６の
全部および外側隔壁１７ａの一部分が遮蔽されている。
また、空気流を分散させるために、内側には内側隔壁１
７ｂを設け、その上部において内壁空間部１７ｃと外壁
隔壁１７ａとの間を連通可能にするのが好ましい。
【００２０】天板１６についても、図３、図４に示すよ
うに小天板１６ａを設け、排気筒２０からの送風が強す
ぎるとき、小天板空間部１６ｃから送風を外部に逃がす
ようにして風力を調整することが好ましい。この小天板
１６ａは開閉可能にするのが好ましく、その場合、天板
１６と小天板１６ａとの間に複数個の支持部材１６ｂを
取り付けるようにする。
うに小天板１６ａを設け、排気筒２０からの送風が強す
ぎるとき、小天板空間部１６ｃから送風を外部に逃がす
ようにして風力を調整することが好ましい。この小天板
１６ａは開閉可能にするのが好ましく、その場合、天板
１６と小天板１６ａとの間に複数個の支持部材１６ｂを
取り付けるようにする。
【００２１】遮蔽されている外側隔壁１７ｂの長さ寸法
は、最も高位置に配されたボビンの設置高さによって制
限されるが、本実施例では５００ｍｍ程度の高さになっ
ている。
は、最も高位置に配されたボビンの設置高さによって制
限されるが、本実施例では５００ｍｍ程度の高さになっ
ている。
【００２２】円形クリルスタンド２の中央部には、集塵
装置１８が設置されている。この集塵装置１８は、図６
に示すように、第１フィルター１９，排気筒２０，モー
タファン２１および第１フィルターを回転させる駆動部
２２で構成される。
装置１８が設置されている。この集塵装置１８は、図６
に示すように、第１フィルター１９，排気筒２０，モー
タファン２１および第１フィルターを回転させる駆動部
２２で構成される。
【００２３】排気筒２０の外形は通常円筒形であるが、
断面が正方形，長方形，多角形の中空体であってもよ
い。排気筒２０は、排気筒よりも大きな円形フレーム２
３に取り付けられており、排気筒と円形フレームとの段
部２４は、遮蔽されている。この段部２４の外周側部
に、前記チャンネル部材１２の下端部が取り付けられて
いる。円形フレーム２３の側部には、複数本の脚部２５
が取り付けられている。円形フレーム２３の内側上部に
は、上方が排気側となるような向きに吸気・送風用モー
タファン２１が取り付けられている。別の変形例では、
排気筒２０と段部２４の間に隙間を設けると共に、排気
筒の形状を下部の直径が大きく上部の直径が小さい略円
錐状とすることもできる。
断面が正方形，長方形，多角形の中空体であってもよ
い。排気筒２０は、排気筒よりも大きな円形フレーム２
３に取り付けられており、排気筒と円形フレームとの段
部２４は、遮蔽されている。この段部２４の外周側部
に、前記チャンネル部材１２の下端部が取り付けられて
いる。円形フレーム２３の側部には、複数本の脚部２５
が取り付けられている。円形フレーム２３の内側上部に
は、上方が排気側となるような向きに吸気・送風用モー
タファン２１が取り付けられている。別の変形例では、
排気筒２０と段部２４の間に隙間を設けると共に、排気
筒の形状を下部の直径が大きく上部の直径が小さい略円
錐状とすることもできる。
【００２４】この集塵装置１８の製作の一例を上げる
と、全体の高さは１．９ｍで、その内、排気筒の高さは
１．４ｍ、直径０．６ｍ、円形フレームの高さは０．５
ｍで直径１ｍである。
と、全体の高さは１．９ｍで、その内、排気筒の高さは
１．４ｍ、直径０．６ｍ、円形フレームの高さは０．５
ｍで直径１ｍである。
【００２５】モータファン２１の下側に、第１フィルタ
ー１９を回転させる駆動部２２が設けられている。モー
タファン２１には、モータファンの側部より懸架された
ブラケット２６が取り付けられている。ブラケット２６
には、垂直軸２７が固定されていると共に、ギヤードモ
ータ２８が取り付けられている。このギヤードモータ２
８は、作動時間をタイマーなどセットしておくことによ
り、定期的に低速で回転するようになっている。ギヤー
ドモータ２８の軸端部に設けた第１プーリ２９の回転
は、ベルト３０を介して軸受け３１と一体になっている
第２プーリ３２を回転させる。
ー１９を回転させる駆動部２２が設けられている。モー
タファン２１には、モータファンの側部より懸架された
ブラケット２６が取り付けられている。ブラケット２６
には、垂直軸２７が固定されていると共に、ギヤードモ
ータ２８が取り付けられている。このギヤードモータ２
８は、作動時間をタイマーなどセットしておくことによ
り、定期的に低速で回転するようになっている。ギヤー
ドモータ２８の軸端部に設けた第１プーリ２９の回転
は、ベルト３０を介して軸受け３１と一体になっている
第２プーリ３２を回転させる。
【００２６】前記垂直軸２７の下端部には、半径方向に
延びている４個のアーム３３が、スナップリングなどに
より取り付けられている。このアーム３３の垂直面に円
筒状の第１フィルター１９が取り付けられている。第１
フィルター１９の設置高さは、本実施例では円形フレー
ム２３とほぼ同じ高さになっている。フィルターは２分
割、またはそれ以上分割されたものをつないで使用して
もよい。フィルターの面には多数の孔が穿設されてい
る。フィルターの孔の大きさは、１インチ当り２０−４
０メッシュが好ましく、最も好ましいのは３０メッシュ
である。フィルターの代わりに同程度の網目を有する金
網または打ち抜き鋼板などを使用することもできる。
延びている４個のアーム３３が、スナップリングなどに
より取り付けられている。このアーム３３の垂直面に円
筒状の第１フィルター１９が取り付けられている。第１
フィルター１９の設置高さは、本実施例では円形フレー
ム２３とほぼ同じ高さになっている。フィルターは２分
割、またはそれ以上分割されたものをつないで使用して
もよい。フィルターの面には多数の孔が穿設されてい
る。フィルターの孔の大きさは、１インチ当り２０−４
０メッシュが好ましく、最も好ましいのは３０メッシュ
である。フィルターの代わりに同程度の網目を有する金
網または打ち抜き鋼板などを使用することもできる。
【００２７】モータファン２１の通電時には、図１の矢
印で示すように、上方に向けて送風される。この空気
は、円形クリルスタンド２の天板１６に遮られて、外周
方向へ流れる。外周方向へ流れた空気は、内側隔壁１７
ｂに沿って下向きに方向転換されるものと、内壁空間部
１７ｃを通ってさらに外周方向へ流れ、天板１６の外周
より垂下された外側隔壁１７ａによって下向きに方向転
換されるものに分流される。
印で示すように、上方に向けて送風される。この空気
は、円形クリルスタンド２の天板１６に遮られて、外周
方向へ流れる。外周方向へ流れた空気は、内側隔壁１７
ｂに沿って下向きに方向転換されるものと、内壁空間部
１７ｃを通ってさらに外周方向へ流れ、天板１６の外周
より垂下された外側隔壁１７ａによって下向きに方向転
換されるものに分流される。
【００２８】その結果、ボビン８および糸導入パイプ１
３の糸目１３’などから発生した繊維屑などは、下向き
に送風された空気の流れと共に下方へ運ばれる。下方へ
運ばれた繊維屑は、内側の第１フィルター１９に吹き寄
せられ、第１フィルター１９に吹き寄せられなかった繊
維屑は外側の第２フィルター９に付着する。
３の糸目１３’などから発生した繊維屑などは、下向き
に送風された空気の流れと共に下方へ運ばれる。下方へ
運ばれた繊維屑は、内側の第１フィルター１９に吹き寄
せられ、第１フィルター１９に吹き寄せられなかった繊
維屑は外側の第２フィルター９に付着する。
【００２９】第１フィルター１９に付着した繊維屑など
は、適宜フィルター１９を回転させて、円形クリルスタ
ンド２の外側に装置した吸入機（図示せず）より吸引し
て除去する。または、第１フィルター１９壁に吸引ノズ
ルを固定するように接触させて、前記吸入機で吸引して
除去してもよい。第１フィルター１９と第２フィルター
９との間には、フィルター壁に集積した繊維屑などを自
動的に掻き落とすために回転可能な剥離手段（図示せ
ず）を設けることも可能である。
は、適宜フィルター１９を回転させて、円形クリルスタ
ンド２の外側に装置した吸入機（図示せず）より吸引し
て除去する。または、第１フィルター１９壁に吸引ノズ
ルを固定するように接触させて、前記吸入機で吸引して
除去してもよい。第１フィルター１９と第２フィルター
９との間には、フィルター壁に集積した繊維屑などを自
動的に掻き落とすために回転可能な剥離手段（図示せ
ず）を設けることも可能である。
【００３０】上述した円形クリルスタンドにおけるフィ
ルター壁は、ボビンが直線上に配列されているサイドク
リルスタンドに対しても、それに応じて直線状のフィル
ター壁を使用することによって適用できる。
ルター壁は、ボビンが直線上に配列されているサイドク
リルスタンドに対しても、それに応じて直線状のフィル
ター壁を使用することによって適用できる。
【００３１】
【発明の効果】本発明の集塵装置によれば、集塵装置を
クリルスタンド内に配し、繊維屑などの集塵を効率的に
行うことができ、これによって、編立工場内の環境が清
潔に保たれると共に、編地の品質の向上及び稼働率の改
善を図ることが出来る。
クリルスタンド内に配し、繊維屑などの集塵を効率的に
行うことができ、これによって、編立工場内の環境が清
潔に保たれると共に、編地の品質の向上及び稼働率の改
善を図ることが出来る。
【図１】編機と、円形クリルスタンドに集塵装置を配し
た立面図である。
た立面図である。
【図２】図１における２−２矢視を示す円形クリルスタ
ンドの平面図である。
ンドの平面図である。
【図３】図１の円型クリルスタンド上部の天板を示し、
この天板の一部分に小天板を設けて開閉可能にした天板
拡大断面図である。
この天板の一部分に小天板を設けて開閉可能にした天板
拡大断面図である。
【図４】図３の小天板取付部を示す拡大断面図である。
【図５】図２のチャンネル部材１２に収容されている糸
導入パイプの取付状態を示した水平断面図である。
導入パイプの取付状態を示した水平断面図である。
【図６】集塵装置の一部分を拡大して示した拡大断面図
である。
である。
１ 編機 ２ 円形クリルスタンド ８ ボビン ９ 第２フィルター手段 １３ 糸導入パイプ １６ 天板 １６ａ 小天板 １７ａ 外側隔壁 １７ｂ 内側隔壁 １８ 集塵装置 １９ 第１フィルター手段 ２０ 排気筒部分 ２１ 吸気・送風手段（モータファン） ２２ 駆動手段（ギヤードモータ）
Claims (4)
- 【請求項１】 クリルスタンドの中央部に回転可能に設
けられている第１フィルター手段（１９）と、この第１
フィルター手段（１９）の高さ領域内に収容されている
吸気・送風手段（２１）と、この吸気・送風手段（２
１）の上方に位置する排気筒部分（２０）と、空気の流
れを変えるためにクリルスタンドの頂部に設けられた天
板（１６）及び側部の少なくとも一部分に設けられた外
側隔壁（１７ａ）と、前記第１フィルター手段（１９）
を回転させる駆動手段（２２）とからなる、クリルスタ
ンドにおける繊維屑などの集塵装置であって、 前記第１
フィルター手段（１９）の吸気・送風手段（２１）が上
方に向けて送風し、この送風をクリルスタンドの頂部の
天板（１６）及び側部の一部に設けた外側隔壁（１７
ａ）によって下向きに方向変換させ、かつ、下向きに送
風された空気の流れが前記第１フィルター手段（１９）
に引き寄せられるようにしたことを特徴とするクリルス
タンドにおける繊維屑などの集塵装置。 - 【請求項２】 天板（１６）の一部分に風力を調整する
ための開閉可能なる小天板（１６ａ）を設けた請求項１
記載の装置。 - 【請求項３】 外側隔壁（１７ａ）との間を連通可能と
した内側隔壁（１７ｂ）を設け、この内側隔壁（１７
ａ）に沿って送風の一部分を下降させる請求項１または
２に記載の装置。 - 【請求項４】 第１フィルター手段（１９）に対峙した
第２フィルター手段（９）が設けられている請求項１な
いし３のいずれか１項に記載の装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3-116850 | 1991-04-19 | ||
| JP11685091 | 1991-04-19 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0557259A JPH0557259A (ja) | 1993-03-09 |
| JPH0724816B2 true JPH0724816B2 (ja) | 1995-03-22 |
Family
ID=14697175
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34870991A Expired - Lifetime JPH0724816B2 (ja) | 1991-04-19 | 1991-12-04 | クリルスタンドにおける繊維屑などの集塵装置 |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5333354A (ja) |
| EP (1) | EP0509483B1 (ja) |
| JP (1) | JPH0724816B2 (ja) |
| KR (1) | KR920019394A (ja) |
| DE (1) | DE69208280T2 (ja) |
| ES (1) | ES2083018T3 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111041707A (zh) * | 2018-10-12 | 2020-04-21 | 盐城航辰纺织有限公司 | 一种纺织机用除尘装置 |
Families Citing this family (18)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05295626A (ja) * | 1992-04-16 | 1993-11-09 | Fukuhara Seiki Seisakusho:Kk | 集塵・除塵装置におけるフィルターの清掃装置 |
| US5749531A (en) * | 1993-01-06 | 1998-05-12 | Alan Shelton Limited | Yarn creels |
| WO1995019463A1 (en) * | 1994-01-15 | 1995-07-20 | Monarch Knitting Machinery (Uk) Limited | Knitting apparatus |
| DE4401834C1 (de) * | 1994-01-22 | 1995-06-14 | Memminger Iro Gmbh | Textilspulengatter mit Luftumwälzung |
| US6295696B1 (en) * | 1999-11-29 | 2001-10-02 | Richard Harmon | Vacuum apparatus for cleaning condensers and the like |
| US6694565B2 (en) * | 2001-10-05 | 2004-02-24 | Quaker Fabric Corporation Of Fall River, Inc. | Cleaning apparatus for chenille production machine |
| CN101914829B (zh) * | 2010-09-04 | 2012-05-23 | 浙江美术地毯制造有限公司 | 地毯织机筒子架 |
| CN104562424B (zh) * | 2015-02-03 | 2016-08-24 | 海宁汉德袜业有限公司 | 织袜机中的除尘装置 |
| CN105803662A (zh) * | 2015-02-03 | 2016-07-27 | 海宁汉德袜业有限公司 | 改进的自动织袜机中的集尘机构 |
| WO2016144280A1 (en) * | 2015-03-11 | 2016-09-15 | Sanko Tekstil Isletmeleri Sanayi Ve Ticaret Anonim Sirketi | Air-jet fancy yarn spinning system |
| CN105197682A (zh) * | 2015-10-08 | 2015-12-30 | 常州市鹰皇冠进出口有限公司 | 清尘型放纱辊 |
| US10816260B2 (en) * | 2016-03-25 | 2020-10-27 | Coilpod Llc | Use of an air-cleaning blower to keep condenser coils clean |
| KR101975677B1 (ko) * | 2017-11-20 | 2019-05-07 | 양진석 | 환편기용 보풀 제거장치 |
| CN108049013A (zh) * | 2018-01-31 | 2018-05-18 | 海盐宏丰针织有限公司 | 一种针织圆机 |
| KR102013594B1 (ko) * | 2018-08-07 | 2019-10-21 | (주)유영산업 | Uv 염색이 적용된 친환경 신발원단 제조장치 |
| KR102125095B1 (ko) * | 2020-04-14 | 2020-06-19 | 임재균 | 편직장치 |
| CN113521852A (zh) * | 2021-07-30 | 2021-10-22 | 高梵(浙江)信息技术有限公司 | 一种羽绒绒毛加工生产用漂浮绒毛回收器 |
| CN114775153B (zh) * | 2022-05-24 | 2023-12-22 | 绍兴百荟纺织有限公司 | 一种大圆机及其纺织工艺 |
Family Cites Families (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| NL113351C (ja) * | 1959-02-10 | |||
| US3667093A (en) * | 1970-01-02 | 1972-06-06 | Clifford Culpepper Jr | Method and apparatus for cleaning a textile creel and winding apparatus |
| DE2625559A1 (de) * | 1976-06-05 | 1977-12-08 | Krupp Gmbh | Vorrichtung zum abscheiden von staub, schmutz, fasern u.dgl. aus einem gasstrom, insbesondere zum reinigen eines luftstromes bei einer spinnmaschine |
| DE2903139A1 (de) * | 1979-01-27 | 1980-08-07 | Schlafhorst & Co W | Verfahren und vorrichtung zum verhindern der abgabe von staub und faserteilen aus den arbeitszonen einer textilmaschine |
| US4551927A (en) * | 1980-11-19 | 1985-11-12 | Alan Shelton Limited | Handling of textile yarn |
| DE3139608A1 (de) * | 1981-10-06 | 1983-04-21 | Trützschler GmbH & Co KG, 4050 Mönchengladbach | Staubabscheider mit langsam umlaufender filtertrommel |
| JPS58116022U (ja) * | 1982-01-28 | 1983-08-08 | 昭和電機株式会社 | 集塵装置 |
| US4881957A (en) * | 1983-04-06 | 1989-11-21 | Ppm, Inc. | Air filtration units and methods employing dust as filtration media and air flow rate as a directly controlled parameter |
| GB8623308D0 (en) * | 1986-09-27 | 1986-10-29 | Shelton Alan Ltd | Yarn creel |
| DE3684925D1 (de) * | 1986-12-05 | 1992-05-21 | Ford New Holland Inc | Vorrichtung zur luftfilterung. |
| DE3728985A1 (de) * | 1987-08-29 | 1989-03-16 | Sipra Patent Beteiligung | Einrichtung zum pneumatischen entstauben fuer textilmaschinen |
| US4922691A (en) * | 1988-09-12 | 1990-05-08 | Shen Hsin Der | Separator of vaporizing oil and smoke |
| DE3833434C1 (en) * | 1988-10-01 | 1989-12-14 | Memminger-Iro Gmbh, 7290 Freudenstadt, De | Enclosed creel for supply bobbins - is provided with an air duct having openings in it, to prevent fibre dust deposition |
| IT1235262B (it) * | 1989-03-22 | 1992-06-26 | Grieco Annamaria Airtec | Dispositivo filtrante per separare polveri da fluidi aeriformi e in particolare per separare polveri tessili. |
| US4948067A (en) * | 1989-12-05 | 1990-08-14 | Alandale Industries, Inc. | Textile Yarn Creel |
-
1991
- 1991-12-04 JP JP34870991A patent/JPH0724816B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1992
- 1992-01-20 KR KR1019920000715A patent/KR920019394A/ko not_active Application Discontinuation
- 1992-04-15 DE DE69208280T patent/DE69208280T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1992-04-15 EP EP92106529A patent/EP0509483B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1992-04-15 ES ES92106529T patent/ES2083018T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1992-04-16 US US07/869,305 patent/US5333354A/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111041707A (zh) * | 2018-10-12 | 2020-04-21 | 盐城航辰纺织有限公司 | 一种纺织机用除尘装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| ES2083018T3 (es) | 1996-04-01 |
| DE69208280T2 (de) | 1996-07-04 |
| EP0509483B1 (en) | 1996-02-14 |
| EP0509483A1 (en) | 1992-10-21 |
| DE69208280D1 (de) | 1996-03-28 |
| KR920019394A (ko) | 1992-11-19 |
| JPH0557259A (ja) | 1993-03-09 |
| US5333354A (en) | 1994-08-02 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0724816B2 (ja) | クリルスタンドにおける繊維屑などの集塵装置 | |
| JPH05295626A (ja) | 集塵・除塵装置におけるフィルターの清掃装置 | |
| US4905340A (en) | Lint control apparatus | |
| JPH0571054A (ja) | 編機における集塵・除去装置およびその制御方法 | |
| EP0510508B1 (en) | Collector/remover of dust of flocks in knitting machine | |
| JPH06287844A (ja) | 丸編機における繊維屑などの吸塵・排出装置およびそれを利用した編成部品冷却装置 | |
| JPH06101146A (ja) | 丸編機における繊維屑などの吸塵・排出装置 | |
| US5557949A (en) | Dust collecting and removing device in a circular knitting machine and a knit fabric manufacturing apparatus | |
| CN215390605U (zh) | 一种复合肥生产用筛分装置 | |
| CN213538217U (zh) | 一种用于纺织加工的纺织尘收集装置 | |
| CN107520220A (zh) | 一种可定时清理棉絮的纺织机 | |
| JPH05287656A (ja) | 編機における繊維屑などの吸塵・排出装置 | |
| JPH059852A (ja) | 編機における繊維屑などの集塵・除去装置 | |
| CN112893319B (zh) | 一种电气自动化除尘设备 | |
| KR200396423Y1 (ko) | 환편기용 집진장치 | |
| JPS63309643A (ja) | 繊維屑等の集塵・除去装置 | |
| CN207951730U (zh) | 一种空气除尘装置 | |
| JP2784140B2 (ja) | 編機の集塵装置 | |
| CN110332377B (zh) | 一种玻璃钢管 | |
| JP2759040B2 (ja) | 編機の除集塵装置 | |
| JPS6262935A (ja) | 精紡機における清掃装置 | |
| JPH06306752A (ja) | クリルスタンドにおける繊維屑などの集塵装置 | |
| JPH06287843A (ja) | 編機用クリール集塵装置 | |
| CN220969999U (zh) | 一种色选机用除尘机构 | |
| CN219951374U (zh) | 易于清理的大圆机除毛絮设备 |