JPH059852A - 編機における繊維屑などの集塵・除去装置 - Google Patents

編機における繊維屑などの集塵・除去装置

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JPH059852A
JPH059852A JP3224882A JP22488291A JPH059852A JP H059852 A JPH059852 A JP H059852A JP 3224882 A JP3224882 A JP 3224882A JP 22488291 A JP22488291 A JP 22488291A JP H059852 A JPH059852 A JP H059852A
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好明 五十嵐
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幸作 飯田
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Fukuhara Seiki Seisakusho
FUKUHARA SEIKI SEISAKUSHO KK
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Fukuhara Seiki Seisakusho
FUKUHARA SEIKI SEISAKUSHO KK
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    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04BKNITTING
    • D04B35/00Details of, or auxiliary devices incorporated in, knitting machines, not otherwise provided for
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  • Textile Engineering (AREA)
  • Knitting Machines (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 効率的に繊維屑などを除塵および集塵し、編
立工場内の清潔を保つと共に、編地の糸切れ、編キズを
少なくする。 【構成】 フィルター23と、その底部に配した吸気・
送風手段24とを編成部3の中央上部に設ける。フィル
ターの清掃手段25を回転させる清掃手段駆動手段26
をフィルター23の上部に設ける。また、給糸装置20
に対向して給糸装置20の外側に、送風手段36を移動
させる回転リング駆動手段39を配し、この回転リング
駆動装置39によって送風手段36を往復運動させる。
繊維屑などはフィルター23内壁に付着する。付着した
繊維屑などは剥離手段25hによって剥ぎ取られた後、
ノズルの先端開口部25aによって吸引され、機外の吸
入機29によって集塵される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、丸編機において編成部
(ヤーンキャリア部,シンカー部,シンカーキャップ部
および編針部)および編成部上部に設けられている給糸
装置,糸ガイド部および糸切断事故検出装置などで発生
し、集積する繊維屑(風綿)を除去する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】丸編機で編立てを行う場合には、一度に
数十から百数十のボビン(糸巻コーン)が必要であり、
特に、綿糸で編立てを行う場合に給糸装置および糸案内
装置から空気中に浮遊する繊維屑などはかなりの量とな
る。また、機械の高速化に伴いその繊維屑量は益々増加
の一途をたどっている。
【0003】一旦浮遊した繊維屑などは給糸装置,糸案
内装置,編機の編成部等に再び付着し、また、隣接する
機械にも飛散し、糸切れ、編キズ等の製品の品質低下を
招くことにもなる。
【0004】従来から編機より発生する繊維屑などの除
塵装置は多数考案され、また実施されている。その大部
分は機械上部よりモータファンやエヤーブロワーを用い
て繊維屑などを吹き飛ばすものが主流であった。
【0005】また、各編機全体を個々にカーテン状のも
ので遮蔽すると共に、繊維屑などを排出する排出ダクト
を編機の近傍に装置し、発生した繊維屑などを作業者が
集めて排出ダクトへ排出するようなものがある。
【0006】
【発明が解決しょうとする課題】上記従来技術におい
て、モータファンによって繊維屑などを吹き飛ばす方法
では、繊維屑を収集することが出来ない。
【0007】また、排出ダクトを装置した場合、莫大な
設備費用がかかる。その上、各編機本体が遮蔽されてい
るので作業性や作業環境が悪くなると共に、遮蔽部材に
一旦油などが付着すると繊維屑などが付着し易くなるの
で衛生上良くない。
【0008】本発明は以上の事情に鑑み、構造が簡単で
安価でありながら効率的に繊維屑などを除塵および集塵
し、編立工場内の清潔を保ち、糸切れ、編傷を少なくす
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】後述する第1実施例に見
られる本発明は、編機における繊維屑などの集塵・除去
装置であって、編成部の中央上部に設けられている吸気
・送風手段と、吸気・送風手段の上部に設けられている
フィルター手段と、フィルター手段の清掃手段と、清掃
手段を適宜回転させる清掃手段駆動手段と、吸気・送風
手段の下側に配した吸気筒とからなるようなものであ
る。
【0010】後述する第2実施例に見られる本発明は、
編機における繊維屑などの集塵・除去装置であって、編
成部の中央上部に設けられている吸気・送風手段と、吸
気・送風手段の上部に設けられているフィルター手段
と、フィルター手段を適宜回転させるフィルター駆動手
段と、吸気・送風手段の下側に配した吸気筒とからなる
ようなものである。
【0011】後述する第3実施例に見られる本発明は、
上記構成を有する編機における繊維屑などの集塵・除去
装置であって、吸気・送風手段が、吸気・送風手段の下
側に配した吸気筒内に収容されているようなものであ
る。
【0012】いずれの場合にも、給糸装置に対向して送
風手段を設けると共に、この送風手段を給糸装置の外側
で移動可能とするための給電装置を設けることが好まし
い。この給電装置は、例えば、編機の中央上部に設置さ
れているベアリングハウジングと、ベアリングハウジン
グに回転可能に支持され、かつ、半径方向に配されてい
る水平部材と、水平部材と接続されている伸縮管と、伸
縮管が垂直軸を介して連結されている回転リングからな
るようなものである。
【0013】送風手段としては、モータファンや、先端
開口部からエヤーを噴出させる少なくとも1本のエヤー
噴出管を使用することが出来る。そのエヤー噴出管の先
端部には弾性材料からなるノズルを設けて首振り運動を
行わせるのが好ましい。
【0014】
【作用】本発明の集塵・除去装置によれば、編成上部に
取り付けられた吸気・送風手段が作動すると、編成部上
部で発生した繊維屑は編成上部に近接する吸気筒によっ
て吸引される。吸引された繊維屑などは、フィルターの
内壁に付着する。フィルターの内壁に付着した繊維屑
は、フィルター手段の清掃手段(第1実施例)の回転又
はフィルターの回転(第2,第3実施例)に伴い吸気ノ
ズルによって機外に設置された吸入機に排出される。
【0015】第1,第2,第3実施例では、さらに給糸
装置に対向して送風手段を設けており、この送風手段の
空気の流れが前記吸気・送風手段の空気の流れに誘引さ
れる。したがって、給糸装置で発生した繊維屑も送風手
段によって吹き飛ばされてフィルターに吸引され、同様
にして排出される。
【0016】これによって、編成部および給糸装置で浮
遊している繊維屑などは除去回収することができる。
【0017】
【実施例】以下、添付の図面に基づき本発明の実施例を
説明する。
【0018】図1は、本発明の第1実施例に係わる繊維
屑などの集塵・除去装置を備えた丸編機の正面図であ
る。
【0019】同図において、複数のレッグ1によって支
持されたベッド2の上方に編成部3が設置されている。
編成部3は、図2に示すように、シリンダー針部4と、
ヤーンキャリア部5と,シンカー部6とを備えている。
【0020】シリンダー針部4では、回転シリンダー7
の外周に形成された針溝に沿って編針が垂直方向に摺動
自在である。この回転シリンダー7はその下側に配置さ
れたギヤーリング(図示せず)と同速的に回転する。
【0021】シンカー部6では、シンカーダイアル8内
に形成された多数のシンカー溝に沿ってシンカーが半径
方向に摺動自在である。このシンカー部6の一部分を構
成するシンカーキャップ9がベッド2上で保持された下
部サポート10で支えられている。
【0022】ヤーンキャリア部5では、ヤーンキャリア
11が編針に給糸する。このヤーンキャリア11は、前
記シンカー部6上に保持されているヤーンキャリアリン
グサポート12を介してヤーンキャリアリング13に取
り付けられている。
【0023】図1に戻ると、ベッド2上には複数本のポ
スト14が立てられてあり、その上部を各連結部材15
によって各水平部材16が固定されている。各水平部材
16が集中する中央部はセンター部材17によって連結
されている。さらに各ポスト14には、サポート18を
介してブラケット19が取り付けられており、このブラ
ケット19には給糸装置20が各給糸口に対応して上下
に配されている。この給糸装置20は、隣接するクリル
スタンド(図示せず)から糸導入パイプ21を介して糸
が供給される。
【0024】編成部3の上方には本発明の一特徴部分で
ある集塵・除去装置22が設けられている。集塵・除去
装置22は、固定された円筒状フィルター23と、例え
ばモータファン24を有する吸気・送風手段と、フィル
ター23の内壁に沿って回転する清掃手段25と、この
清掃手段を回転させる清掃手段駆動手段26から構成さ
れる。
【0025】フィルター23は2分割、またはそれ以上
分割されたものをつないで使用してもよい。フィルター
23の面には格子状の多数の孔が穿設されている。孔の
大きさは、1インチ当り20−40メッシュが好まし
く、最も好ましいのは30メッシュである。フィルター
の代わりに同程度の網目を有する金網又は打抜き鋼板を
使用することも出来る。
【0026】フィルター23は、底部が図3に示すよう
に、給糸装置20の上部近傍まで張り出した円形状の底
板27に固定されていて回転不能である。底板27は、
その中央部が開口部28となっている。開口部28の下
側には、空気が矢方向(図1)に流れるような向きにモ
ータファン24が底板27に支持されている。
【0027】図3に示すように、清掃手段25は、先端
開口部25aと、機軸まで水平に伸びる第1水平部分2
5bと、機軸に沿って編機上部に突出する垂直部分25
cと、第2水平部分25dと、方向変換部分に位置する
エルボ25eと、T字管25fと、機外の吸入気29ま
で続くフレキシブルチューブ25gからなる。このう
ち、先端開口部25a、水平部分25b、垂直部分25
c、エルボ25eは一体的に回転可能であり、T字管2
5fと第2水平部材25dは駆動手段26上に固定され
ている。
【0028】先端開口部25aの側部には、フィルター
23の内壁に集積した繊維屑などを掻き集めるコーム部
材25hが取り付けられており、その高さはフィルター
23の高さとほぼ同じである。
【0029】清掃手段25は、フレキシブルチューブ2
5gを介して、機外に設置された吸入機29に連結され
ている。(図1参照)
【0030】清掃手段を回転させる駆動手段26は、ギ
ヤードモータ30の軸端部に取り付けた第1平歯車31
と、その平歯車31と噛合する、清掃手段の垂直部分2
5cの外周に取り付けられた第2平歯車32からなる。
したがって、ギヤードモータ30の回転は、垂直部分2
5cから先端開口部25aまでを一体的に回転させる。
先端開口部25aは、フィルター23の内壁に沿って回
転しながら、除塵する。ギヤードモータ30はモータ台
33を介してセンター部材17上に取り付けられてい
る。このギヤードモータ30は、作動時間をタイマーな
どセットしておくことにより、定期的に低速で回転する
ようになっている。
【0031】再び第1図に戻ると、前記モータファン2
4の下側には、シリンダー7上部まで垂下している吸気
筒34が、ポスト14から機械中心方向に延びる各ステ
イ35によって支持されている。吸気筒34の上部に
は、送風手段36(詳細は後述)の送風通路を得るため
に、上下空間を分離させる遮蔽部材(35’)を設ける
のが好ましい。
【0032】モータファン24の通電時には、矢方向す
なわち上方に向けて送風する。その結果、吸気側では回
転シリンダー7の上部、特に、針やシンカーにより糸が
編目に形成される過程で発生する繊維屑が吹寄せられ、
吹寄せられた繊維屑は空気の流れによってフィルター2
3の内壁に付着する。フィルター23の内壁に集積した
繊維屑などは、清掃手段25の先端開口部25aを駆動
部26によって回転させることにより吸引され除去され
る。
【0033】給糸装置20の外側には、本発明の別の特
徴部分である送風手段36が取り付けられている。図4
ないし図7に示すように、送風手段36は、回転リング
37と、回転リング37に支持されているモータファン
38と、回転リング37を回動させる駆動部39とから
構成される。
【0034】図4において、各水平部材16の先端部分
の直下には、回転リング37が配されている。回転リン
グ37は、各支持ローラ40,41上で回転可能なるよ
うに支持されている。回転リング37上の各ガイドロー
ラ42は回転リング37の上下の動きを規制する。各支
持ローラ40および各ガイドローラ42はそれぞれのブ
ラケット43,44に回転可能に取り付けられている。
ブラケット43,44は各水平部材16の先端部分に取
り付けられている。ブラケット43には、ギヤードモー
タ45が取り付けられており、ギヤードモータ45の軸
部には、ブラケット43を貫通して支持ローラ40が取
り付けられている。このギヤードモータ45の駆動によ
り支持ローラ40とのフリクションで回転リング37が
回動する。
【0035】さらに前記ブラケット43には、図5に示
すように、リミットスイッチ46と、リミットスイッチ
を作動させる、回転リング37に沿って移動可能なスイ
ッチカム47が取り付けられている。このスイッチカム
47を移動させる突起部材48が回転リング37に取り
付けられている。
【0036】回転リング37の外周側面には、図6,7
に示すように、給糸装置20に対向して少なくとも1個
のモータファン38が取り付けられている。モータファ
ン38は垂直軸49を介して上下方向に調整可能なるよ
うにブラケット50に取り付けられている。ブラケット
50は回転リング37の外周側面に取り付けられてい
る。
【0037】上述した構成では、送風手段36のモータ
ファン38は回転リング37と共に移動するようになっ
ているが、別の方法として、モータファン38のみを移
動させることもできる。この場合、モータファン38を
移動させるための回転リング37を固定し、ギヤードモ
ータ45とモータファン38を一体的に取り付ける。そ
して、ギヤードモータ45と共にモータファン38が、
固定された回転リング37を軌道として移動できるよう
にするのである。
【0038】さらに、送風手段36の別の形態として、
モータファン38の代わりに特公平1−38899号の
エヤー噴出管を使用することも可能である。これは、先
端開口部からエヤーを噴出させる少なくとも1本のエヤ
ー噴出管であって、その先端部に弾性材料からなるノズ
ルを設けてこれに首振り運動を行わせるようにしたもの
である。その首振り運動の首振り角度を調節する手段を
設けることも出来る。このエヤー噴出管を給糸装置20
に対向させて取り付け、エヤー噴出管を回転リング37
と共に回転させて給糸装置20で発生した繊維屑を吹き
飛ばすようにするのである。
【0039】回転リング37上に設置されたモータファ
ン38に往復運動を行わせる給電方法は、図8,図9に
示すように、ベアリングハウジング51と、中空パイプ
52と、伸縮管53とから構成される。
【0040】ベアリングハウジング51は、前記T字管
25fに取り付けられている軸部54を介して取り付け
られている。ベアリングハウジング51には、パイプ取
付部材55が回転可能に取り付けられている。パイプ取
付部材55には中空パイプ52が半径方向に設けられて
おり、その先端垂直部が回転リング37の上方に垂下さ
れている。中空パイプ52の先端垂直部は、伸縮管53
の一端に連結されている。伸縮管53の他端は垂直軸5
6の上部に取り付けられている。垂直軸56は軸受57
を介して前記回転リング37の側面に取り付けられてい
る。したがって、モータファン38への配線58は、中
央上部から中空パイプ52を経て、伸縮管53に導かれ
た後、モータファン38に接続される。
【0041】上述した送風手段36の通電時には、ギヤ
ードモータ45に設けられている支持ローラ40によっ
て回転リング37を回動させる。回転リング37が1回
転すると、突起部材48がスイッチカム47に当接して
これを移動させる。移動したスイッチカム47は、リミ
ットスイッチ46を作動させ、これによって、ギヤード
モータ45が逆回転し、回転リング37を逆方向へ回動
させる。したがって、回転リング37に支持されている
モータファン38は、回転リング37の回動に伴い円周
方向へ往復運動する。このとき、ベアリングハウジング
51を中心として配線58を収容している伸縮管53お
よび中空パイプ52はモータファンの運動に追随する。
【0042】モータファンは、給糸装置20から発生す
る繊維屑などをフィルター23の下側に向けて送風する
ので、図1に示すように、給糸装置20から発生した繊
維屑はフィルター23に引き寄せられてフィルターの内
壁に付着する。
【0043】図10,図11は、それぞれ本発明の第
2,第3実施例に係わる繊維屑などの集塵・除去装置を
備えた丸編機の正面図である。以下、第2,第3実施例
について説明するが、第1実施例と同じ構成部品につい
ては同符号を記して説明を省略する。
【0044】図10に示す本発明の第2実施例は、全体
的な構成が第1実施例と似ている。第2実施例が第1実
施例と異なるところは、フィルター60が回転すること
と、繊維屑などを吸引する先端開口部25aがフィルタ
ー60の内壁に近接して固定されていることである。即
ちフィルター60と、先端開口部25aの関係が第1実
施例と逆である。
【0045】同図において、フィルター60の底部と円
形状の底板61が分離されていて、フィルター駆動部2
6Aによりフィルター60が回転可能となっている。
【0046】モータファン24の通電時には、第1実施
例と同様に上方に向けて送風する。その結果、第1実施
例と同様の効果が得られる。
【0047】図11に示す本発明の第3実施例が第2実
施例と異なるところは、第3実施例では吸気筒70内に
吸気・送風手段(例えばモータファン24)を収容した
ことである。
【0048】同図において、フィルター60の下側にお
いて、モータファン24が矢方向に送風されるような向
きにポスト14から機械中心方向に延びる各ステイ33
によって支持されている。モータファン24の外側に
は、シリンダー7の上部まで垂下された吸気筒70が設
けられている。
【0049】モータファン24の通電時には、第1実施
例及び第2実施例と同様に上方に向けて送風する。その
結果、第1実施例,第2実施例と同様の効果が得られ
る。
【0050】上記集塵・除去装置は単なる実施例であっ
て、本発明を制限するものでなく、特許請求の範囲内で
さまざまな変更、改良、修正が可能である。例えば、吸
気・送風手段をフィルター内に収容し、送風方向を下向
きにすることもできる。そして、吸気ノズルはフィルタ
ーの外壁に設け、外壁に集積した繊維屑などを吸引ノズ
ルなどによって除去するようにする。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、吸気・送風手段24を
有する集塵装置によって、シリンダー上部で発生した繊
維屑などを飛散させることなく速やかに吸引除去するこ
とが出来る。
【0052】また、好ましい実施例では、回転リング3
7を往復運動させることによって、これに取り付けられ
ている送風手段36が円周方向へ運動しながら、給糸装
置から発生した繊維屑を機械中心方向に向けて吹き飛ば
す。これによって、吸気・送風手段24付近の空気の流
れが、送風手段36の空気の流れを引き付け、繊維屑な
どの除塵および集塵を効率的に行うことが出来る。
【0053】したがって、本発明は従来技術と異なり、
モータファンで繊維屑を単に吹き飛ばすのではなく、集
塵・回収する装置を編機本体に備えている。これによ
り、編機本体をカーテン状のもので個々に遮蔽する必要
がなくなり、また、隣接の編機またはクリルスタンドか
ら繊維屑などが飛来してきても、編成部に達するまでに
送風手段の空気の流れに乗り繊維屑などが集塵されるの
で、高品質な編地が得られる。また、停台する編機が少
なく稼動率が向上すると共に、カーテン状の遮蔽物がな
くなるので、編立工場内の見通しが良くなり、作業性が
向上する。更に、空気中に浮遊する繊維屑などが少なく
なり作業者に対する環境衛生が良好に保たれる。しかも
構造が簡単で安価である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係わる吸気・送風手段を
フィルター底部に配した集塵装置および給糸装置の外側
に送風手段を配した丸編機の正面図である。
【図2】図1の編成要部の拡大断面図である。
【図3】フィルター手段およびその駆動部及び給電方法
を示す一部分断面図である。
【図4】送風手段を移動させる駆動部の側面図である。
【図5】図4の5矢視を示す駆動部及び往復運動を行わ
せるスイッチカムの正面図である。
【図6】給糸装置の外側を往復運動する送風手段の拡大
側面図である。
【図7】図6の7矢視を示す送風手段の正面図である。
【図8】送風手段の給電方法を示す構成部品の側面図で
ある。
【図9】図8の9矢視を示す平面図である。
【図10】本発明の第2実施例に係わる繊維屑などの集
塵・除去装置を備えた丸編機の正面図である。
【図11】本発明の第3実施例に係わる繊維屑などの集
塵・除去装置を備えた丸編機の正面図である。
【符号の説明】
3 編成部 20 給糸装置 22 集塵・除去装置 23,60 フィルター手段(フィルター) 24 吸気・送風手段(モータファン) 25 清掃手段 25a 先端開口部 26 清掃手段駆動手段(ギヤードモータ) 26A フィルター手段の駆動手段(ギヤードモー
タ) 34,70 吸気筒 36 送風手段(モータファン) 37 回転リング 39 回転リング駆動手段(ギヤードモータ) 40,41 支持ロール 52 中空パイプ 53 伸縮管
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年12月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】 再び図1に戻ると、前記モータファン2
4の下側には、シリンダー7上部まで垂下している吸気
筒34が、ポスト14から機械中心方向に延びる各ステ
イ35によって支持されている。図示の実施例では吸気
筒34は編成部に近接しているが、編成部3からやや距
離をおいて上方に位置させることもできる。吸気筒34
の上部には、送風手段36(詳細は後述)の送風通路を
得るために、上下空間を分離させる遮蔽部材35’を設
けるのが好ましい。吸気筒34は必ずしも円筒に限らず
四角筒などの多角筒でもよい。また、下部直径が大き
く、上部直径が小さい截頭円錐状でもよい。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 編機における繊維屑などの集塵・除去装
    置であって、編成部(3)の中央上部に設けられている
    吸気・送風手段(24)と、吸気・送風手段の上部に設
    けられているフィルター手段(23)と、フィルター手
    段の清掃手段(25)と、清掃手段を適宜回転させる清
    掃手段駆動手段(26)と、吸気・送風手段の下側に配
    した吸気筒(34)とからなる、編機における繊維屑な
    どの集塵・除去装置。
  2. 【請求項2】 編機における繊維屑などの集塵・除去装
    置であって、編成部(3)の中央上部に設けられている
    吸気・送風手段(24)と、吸気・送風手段(24)の
    上部に設けられているフィルター手段(60)と、フィ
    ルター手段(23)を適宜回転させるフィルター駆動手
    段(26A)と、吸気・送風手段(24)の下側に配し
    た吸気筒(34)とからなる、編機における繊維屑など
    の集塵・除去装置。
  3. 【請求項3】 吸気・送風手段(24)が、その下側に
    配された吸気筒(70)内に収容されている請求項1又
    は2の記載の装置。
  4. 【請求項4】 吸気・送風手段(24)において、排気
    側では上向きに送風し、吸気側では編成部(3)及び給
    糸装置(20)で発生した繊維屑を吸引する請求項1な
    いし3のいずれかに記載の装置。
  5. 【請求項5】 フィルター手段の清掃手段(25)が、
    フィルター内壁面に集積した繊維屑などを掻き集める剥
    離部材(25h)と、この剥離部材により掻き集めた繊
    維屑などを吸引する吸引開口部(25a)からなる請求
    項1ないし4のいずれかに記載の装置。
  6. 【請求項6】 給糸装置(20)に対向して送風手段
    (36)を設けると共に、この送風手段を給糸装置(2
    0)の外側で移動可能とするための給電装置を設けた請
    求項1ないし5のいずれかに記載の装置。
  7. 【請求項7】 送風手段(36)に往復運動を可能にす
    る給電装置が、編機の中央上部に設置されているベアリ
    ングハウジング(51)と、ベアリングハウジング(5
    1)に回転可能に支持され、かつ、半径方向に配されて
    いる水平部材(52)と、水平部材(52)と接続され
    ている伸縮管(53)と、伸縮管(53)が垂直軸(5
    6)を介して連結されている回転リング(37)からな
    る請求項6記載の装置。
  8. 【請求項8】 送風手段(36)が、先端開口部からエ
    ヤーを噴出させる少なくとも1本のエヤー噴出管であ
    り、その先端部が弾性材料からなるノズルを設けて首振
    り運動を行わせる請求項6または7記載の装置。
  9. 【請求項9】 送風手段(36)の送風通路を得るため
    に、吸気筒(34,70)の上部に遮蔽板(35’)を
    設けた請求項6ないし8のいずれかに記載の装置。
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