JPH072478A - エスカレーターの運転方法 - Google Patents

エスカレーターの運転方法

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JPH072478A
JPH072478A JP814194A JP814194A JPH072478A JP H072478 A JPH072478 A JP H072478A JP 814194 A JP814194 A JP 814194A JP 814194 A JP814194 A JP 814194A JP H072478 A JPH072478 A JP H072478A
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wheelchair
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Wahei Kojima
和平 小嶋
Chuichi Saito
忠一 斉藤
Hiroyasu Ogawa
博康 小川
Katsuya Teranishi
勝也 寺西
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、車椅子搭載踏段への車椅子乗
込み時の安全性を向上したエスカレーターの運転方法を
提供することにある。 【構成】上記目的を達成するために本発明は、無端状に
連結した複数の踏段1の少なくとも1つに車椅子搭載用
の特定踏段2を備えたエスカレーターにおいて、前記特
定踏段2の少なくとも下段側端部に車椅子搭載時に突出
する車止め35,38を設け、この車止め35,38
を、上昇運転時には車椅子が乗込んでから突出させ、下
降運転時には車椅子が乗込む前に突出させるように動作
させて運転するのである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般の歩行者だけでは
なく車椅子利用者に対するサービスも可能にしたエスカ
レーターの運転方法に係り、特に、車椅子による乗り降
りが安全に行えるようにしたエスカレーターの運転方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車椅子を運搬できるように構成さ
れたエスカレーターは、例えば特開昭59−12067 号公報
に記載のように、無端状に連結した複数の踏段の少なく
とも1つに車椅子搭載用の特定踏段を備えて、車椅子を
搭載して運搬することを可能としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、特定
踏段上への車椅子の乗込み時の安全性については何等配
慮されていなかった。
【0004】本発明の目的は、車椅子搭載踏段への車椅
子乗込み時の安全性を向上したエスカレーターの運転方
法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、無端状に連結した複数の踏段の少なくとも
1つに車椅子搭載用の特定踏段を備えたエスカレーター
において、前記特定踏段の少なくとも下段側端部に車椅
子搭載時に突出する車止めを設け、この車止めを、上昇
運転時には車椅子が乗込んでから突出させ、下降運転時
には車椅子が乗込む前に突出させるように動作させて運
転するのである。
【0006】
【作用】上記運転方法によれば、下階床から上階床へゆ
く上昇運転時には特定踏段の下段側端部にある車止めは
突出していないので車椅子の乗込みに支障なく、また上
階床から下階床へゆく下昇運転時には特定踏段の下段側
端部にある車止めは既に突出しているので、車椅子を車
止めに当たるまで乗込ませることができる。このよう
に、上昇運転時と下降運転時とで車止めの突出時期を変
える運転とすることで、上昇運転時の場合は車椅子の乗
込みを円滑にし、下降運転時の場合は乗込み過ぎて車椅
子の前輪が特定踏段端から下段側へ脱落するような危険
はなくなる。
【0007】
【実施例】以下、本発明によるエスカレーターの一実施
例を図1,図2について説明する。無端状に連結した複
数の通常踏段1の中に車椅子搭載用の特定踏段2を1つ
連結し、この特定踏段2を次のように構成している。
【0008】即ち、特定踏段2は、踏段本体10に対し
第1の踏板11と第2の踏板12とを備えている。この
第1の踏板11と第2の踏板12とはライザ13側の端
部で結合ピン14を介して回転可能に互いに連結され、
通常運転時には図1に示すように、折畳まれて重ね合わ
されている。そして、車椅子搭載時には図2に示すよう
に、第1の踏板11が結合ピン14を中心に180度反
転して車椅子搭載面を確保するように構成されている。
15,16は第1の踏板11,第2の踏板12を上下方
向に移動可能に支持するクロスリンクで、交差部が結合
ピン17で結合されている。リンク15の上端は第2の
踏板12の下面側に設けた部材18に結合ピン19を介
して連結され、下端は踏段本体10に水平に設けたガイ
ド面20に保持されている。一方、リンク16の上端は
第2の踏板12の下面側に設けたガイド面21に当接
し、下端は結合ピン22を介して踏段本体10に連結さ
れている。23は回動中心を前記部材18に結合ピン2
4を介して連結されたベルクランクで、その一端は結合
ピン25を介してリンク26と連結され、このリンク2
6の他端は結合ピン27を介して前記踏段本体10に連
結されている。また、ベルクランク23の他端は結合ピ
ン28,リンク29,結合ピン30を介して第1の踏板
11に連結されている。また、前記ベルクランク23は
図2のように第1の踏板11が反転して開いたときに、
それ以上の回動を制限するために、第2の踏板12に設
けたストッパ31と係合するように構成されている。
【0009】上記のように構成された特定踏段2におい
て、さらに第1の踏板11の自由端部にはブラケット3
2が設けられている。このブラケット32は第1の踏板
11が折畳まれたとき下面となる位置に設けられ、結合
ピン33を介して車止め用踏板35のブラケット34が
連結されている。この車止め用踏板35は第1の踏板1
1が折畳まれたとき隣接する位置に配置されている。さ
らに、第2の踏板12の反結合ピン14側端には連結ピ
ン36を介して車止め用踏板38のブラケット37が連
結されている。この車止め用踏板38は第1の踏板11
が折畳まれたとき前記車止め用踏板35に隣接する位置
に配置されている。
【0010】上記構成において、通常の運転に際して
は、図1に示す状態で運転するので、特定踏段2の外観
は通常踏段1の外観と殆ど同じであり、一般のエスカレ
ーターと変りなく歩行者のサービスを行うことができ
る。
【0011】次に、車椅子利用者に対する上昇運転のサ
ービスが必要になった場合には、図3に示すフローチャ
ートに示すように、エスカレーターの運行を所定のタイ
ミングで停止させ、特定踏段2がエスカレーターの下部
乗り口に停止するようにする。次に、適当な手段によっ
て第1の踏板11を結合ピン14を中心として反転させ
る。この動作によって、リンク29を介してベルクラン
ク23が回動し、この回動がリンク26によって踏段本
体10に伝えられ、その反力によって結合ピン24を介
して部材18に破線矢印Bの上昇力が発生する。そこ
で、このベルクランク23の形状やリンク26,29の
長さ、結合ピン24,27,30の設置位置を所定の関
係を維持するようにすれば、第1の踏板11の回動に伴
って第2の踏板12は踏段本体10から上昇し、図2に
示すように、車椅子用の搭載面を形成する。
【0012】上述のように、特定踏段2が車椅子用の搭
載面を形成すると同時に、第2の踏板12に連結された
車止め用踏板38を矢印D方向に駆動させる。車止め用
踏板38により車止めが形成された後、車椅子を乗込ま
せ前輪3を車止め用踏板38に当たるまで移動させる。
このようにして車椅子の搭載が完了した後、第1の踏板
11の車止め用踏板35を矢印C方向に回動させて、車
椅子後輪4の車止めを行う。これにより、車止め用踏板
35,38が車止めとして機能するので、仮に、ブレー
キを掛けていなくても特定踏段2の車椅子搭載面に搭載
した車椅子は確実に保持される。この状態で、上部の降
り口まで車椅子は運搬される。上部の降り口では、車止
め用踏板38を戻して第2の踏板12と平行にすること
により、車椅子の前輪3は車止めを解除され、上部階床
に移動できるようになる。車椅子を特定踏段2の車椅子
搭載面から降ろした後、車止め用踏板35を元に戻し、
第1の踏板11を反転させて折畳み、通常の運転サービ
スに復帰させる。
【0013】また、図4は、車椅子利用者に対する下降
運転のサービスが必要になった場合のフローチャート
で、上昇運転のサービスと異なる点は、特定踏段2が上
部乗り口で停止し、第1の踏板11,第2の踏板12が
展開伸長した後、車止め用踏板35が先に回動して車止
めを形成するまで、車止め用踏板38が車椅子の乗込み
を制限する点である。そして、車止め用踏板38は車止
め用踏板35が車止めを形成し終えた後、水平に戻って
車椅子の乗込みを可能とし、車椅子が乗込んだ後、再び
回動して車止めを形成する。尚、下部降り口における動
作順序は、図4に例示するように、図3に示す動作順序
とは車止め用踏板35,38の動作順序が変化するのみ
である。
【0014】以上の動作順序を要約すると、特定踏段2
の車椅子搭載面の少なくとも下段側端部に設けた車止め
用踏板35を、上昇運転時には車椅子が乗込んでから回
動させ、下降運転時には車椅子が乗込む前に回動させた
のである。
【0015】このように本実施例によれば、特に下降運
転時の車椅子の乗込みを安全にすると共に、車椅子運搬
時も車椅子を安全に保持することができ、かつ運転方向
によって車止め用踏板35,38の動作順序を変化させ
たので、上昇或いは下降運転専用のエスカレーターを設
置する必要はない。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、特
定踏段の少なくとも下段側端部に設けた車止めを、上昇
運転時には車椅子が乗込んでから突出させ、下降運転時
には車椅子が乗込む前に突出させるような運転方法とす
ることにより、車椅子の乗込みを安全にすると共に、車
椅子運搬時も車椅子を安全に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例が適用された通常運転時のエ
スカレーターの一部を示す概略側面図。
【図2】本発明の一実施例が適用された車椅子運搬時の
エスカレーターの一部を示す概略側面図。
【図3】上昇運転時の車椅子運搬動作を説明するフロー
チャート。
【図4】下降運転時の車椅子運搬動作を説明するフロー
チャート。
【符号の説明】
1…通常踏段、2…特定踏段、35,38…車止め用踏
板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺西 勝也 茨城県勝田市市毛1070番地 株式会社日立 製作所水戸工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無端状に連結した複数の踏段の少なくとも
    1つに車椅子搭載用の特定踏段を備えたエスカレーター
    において、前記特定踏段の少なくとも下段側端部に車椅
    子搭載時に突出する車止めを設け、この車止めを、上昇
    運転時には車椅子が乗込んでから突出させ、下降運転時
    には車椅子が乗込む前に突出させるようにしたことを特
    徴とするエスカレーターの運転方法。
JP6008141A 1994-01-28 1994-01-28 エスカレーター Expired - Lifetime JP2606577B2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6023285A (ja) * 1983-07-15 1985-02-05 三菱電機株式会社 エスカレ−タ装置
JPS6093089A (ja) * 1983-10-21 1985-05-24 フジテツク株式会社 マンコンベア

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6023285A (ja) * 1983-07-15 1985-02-05 三菱電機株式会社 エスカレ−タ装置
JPS6093089A (ja) * 1983-10-21 1985-05-24 フジテツク株式会社 マンコンベア

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