JPH07247756A - 自閉扉体における一時停止装置 - Google Patents

自閉扉体における一時停止装置

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JPH07247756A
JPH07247756A JP6066564A JP6656494A JPH07247756A JP H07247756 A JPH07247756 A JP H07247756A JP 6066564 A JP6066564 A JP 6066564A JP 6656494 A JP6656494 A JP 6656494A JP H07247756 A JPH07247756 A JP H07247756A
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    • E05YINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、開放された扉が自閉する際、自閉
を開始するまであらかじめ定められた時間、開放姿勢が
維持される自閉扉体における一時停止装置である。人が
通過できる巾以上扉が開放されれば、常に所定時間開放
姿勢を維持すると共に、開放姿勢が維持されている状態
で誤って閉鎖されても、所定時間経過後自閉した時と何
ら変わる事がなく、使い勝手にすぐれた非常に実用的な
扉体の一時停止装置を提供する事を課題とする。 【構成】 自閉装置を有する自閉扉体において、扉2が
人の通過巾以上開放された時、扉2の移動を受けてタイ
マセットされるタイマー12と、該タイマー12がセッ
トされると自閉装置の機能を一時的に停止される自閉規
制装置5と、タイマー12の作動時に扉2が閉鎖方向に
移動した時、前記自閉規制装置5の機能を停止せしめる
と共に、タイマー12を初期状態になす自閉復帰装置7
よりなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、開放された扉が自閉す
る際、自閉を開始するまであらかじめ定められた時間、
開放姿勢が維持される自閉扉体における一時停止装置で
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に開放された扉体を自動的に閉鎖す
る自閉機構は、一端が扉の支持部材に連結されたワイヤ
ーの他端に錘りをもうけ、扉体に取りつけられた滑車を
介して扉体の動きに応じて錘を上下動せしめ、錘りの下
降によって扉体を自閉せしめるものや、錘りの代わりに
所定の強さでワイヤーを巻取る巻取り弾機を設けたもの
があった。
【0003】この様な自閉扉体は、開放している手を離
せば、扉体は直ちに閉鎖する方向に作動する。従って、
これを病室等の出入口に設置した場合、ベッドの移動
時、あるいは妊婦、幼児等、歩行速度の遅い人が通過す
る場合、あるいは、また車椅子等で通過する場合等、閉
鎖してくる扉体が邪魔になる事があった。
【0004】そこで、開放された扉体を歩行者等が通過
する間、扉が自閉するのを一時的に停止せしめる一時停
止装置について、いくつかの技術が案出されている。そ
の一つとして、扉体を閉鎖方向へ強制移送する自閉機構
に、扉体の開放作動にともない移動する作動体と、該作
動体の移動を受けてタイマセットされるタイマ装置と、
該タイマ装置がセットされることに連繋して自閉機構の
閉鎖作動を規制する規制機構とを設けると共に、前記作
動体と規制機構の間には、作動体がタイマ装置に対して
セット作動範囲に位置する間は規制機構の規制作動に制
限を与える制限手段を設けたものがあった。(実公平5
−33654号公報)
【0005】上記構成によると、扉と共に移動する作動
ピンで、ゼンマイバネを内装したタイマ装置に取付られ
た作動プレ−トと揺動レバーを一体に回動してタイマ装
置をセットするので、作動プレ−トと揺動レバーの回動
時にはゼンマイバネに抗して扉が開放される事となり、
開放力、開放スピードに変化が生じ、扉の開放時にスム
−ズな動きが得られないという問題があった。
【0006】又、作動体がタイマ装置に対してセット作
動範囲に位置する間に、誤って扉が閉鎖されると、扉は
自閉装置(作動ワイヤ)とは無関係となっているので、
ワイヤに取付られた移送部材は戸尻側の巻取装置側に位
置したままとなる。この状態でタイマ装置の作動時間が
きれて自閉機能が復活し、戸先側の巻取装置の巻き取り
作動に伴いワイヤ、つまり移送部材が急激に閉鎖側に移
動すると移送部材が作動ブラケットに衝突する事とな
り、大きな衝突音を発したり、あるいは、作動ブラケッ
ト又は移送部材を破損せしめる事があり、扉の作動にも
影響を与えるという問題があった。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記問題を解
決する事を課題とし、人が通過できる巾以上扉が開放さ
れれば、常に所定時間開放姿勢を維持すると共に、開放
姿勢が維持されている状態で誤って閉鎖されても、所定
時間経過後自閉した時と何ら代わる事がなく、使い勝手
にすぐれた非常に実用的な扉体の一時停止装置を提供す
る事を課題とする。
【0008】
【課題を解決する為の手段】上記課題を解決するため、
本発明が手段とする第1の特徴は、扉が人の通過巾以上
開放された時、扉の移動を受けてタイマセットされるタ
イマーと、該タイマーがセットされると自閉装置の機能
を一時的に停止させる自閉規制装置と、タイマーの作動
時に扉が閉鎖方向に移動した時、前記自閉規制装置の機
能を停止せしめると共に、タイマーを初期状態になす自
閉復帰装置よりなるものである。
【0009】本発明が手段とする第2の特徴は、前記タ
イマーは、扉が人の通過巾以上開開放された時瞬間的に
閉開路する第1リミットスイッチの瞬間的な閉路によっ
て閉路するリレースイッチの閉路にともなってタイマセ
ットされ、前記自閉規制装置は、リレースイッチの閉路
によって作動するソレノイドに連動し、前記自閉復帰装
置は、タイマーの作動時に扉が閉鎖方向に移動した時開
路する第2リミットスイッチによって、タイマーおよび
ソレノイドを初期状態に復帰せしめ、リレースイッチ
は、時限を有して瞬間的に開閉路するタイマ−のタイム
リミットリレーの瞬間的開路によって、開路するもので
ある。
【0010】本発明が手段とする第3の特徴は、自閉規
制装置は、ソレノイドの動きに連動して扉を閉鎖方向に
引っ張るワイヤーに圧接して扉の自閉を阻止する位置
と、ワイヤーから離間して扉が自閉する位置に変移可能
な圧接部材を有しているものである。
【0011】本発明が手段とする第4の特徴は、圧接部
材は、扉が開放する方向へのワイヤーの動きには回転可
能で、ワイヤーの閉鎖方向の動きには回転不能なローラ
よりなるものである。
【0012】本発明が手段とする第5の特徴は、自閉復
帰装置は、扉の一時停止時に扉が閉鎖方向に移動した時
に発生するワイヤーの弛みに伴って、第2リミットスイ
ッチを開路するスイッチ作動体を有しているものであ
る。
【0013】
【作用】本発明が手段とする第1の特徴によれば、タイ
マー作動時に扉が閉鎖方向に移動した場合であっても、
自閉復帰装置によって自閉規制装置の機能を停止せしめ
ると共に、タイマーを初期状態にし、扉が自閉された時
と同じとなる。
【0014】本発明が手段とする第2の特徴によれば、
タイマー、自閉規制装置、自閉復帰装置が各々電気的
に、扉の開放スピ−ドに影響される事がなく瞬時に作動
する。
【0015】本発明が手段とする第3の特徴によれば、
自閉規制装置の圧接部材は、自閉装置のワイヤーに圧接
する位置と、ワイヤーから離間する位置に変移する事に
より、ワイヤーの自閉方向の動きを阻止する場合とそう
でない場合となり、扉は圧接部材の位置によって自閉状
態と自閉不能状態のいずれかになる。
【0016】本発明が手段とする第4の特徴によれば、
圧接部材は扉が開放する方向のワイヤーの動きには回転
可能で、閉鎖方向の動きには回転不能となっているの
で、扉は自閉はしないが、開放方向の動きを阻止する事
はない。
【0017】本発明が手段とする第5の特徴によれば、
タイマー作動時に扉が閉鎖方向に移動した際発生するワ
イヤの弛みに伴って、第2リミットスイッチを開路する
から、タイマー、およびソレノイドが初期状態に復帰す
る。
【0018】
【実施例】本考案の一実施例を図面にもとづいて説明す
る。図1は、本発明の概要を説明する為に本発明を具備
した吊り戸装置より、戸袋パネルとランマパネルを取り
外した状態の概要略図を示している。符号1は、壁面開
口部に取りつけられた三方枠の左右側柱の上部間に配設
された吊り戸支持部材を示し、符号2は吊り戸支持部材
1にもうけられたスライド保持材及びスライド部材を介
してスライド自在に吊り下げられた扉を示している。
【0019】扉2はワイヤー20、滑車21、第2滑車
23、錘体22よりなる自閉装置によって、手動にて開
放された位置で手を放すと自閉する機能を有している。
【0020】すなわち、錘体22は戸袋の端部側内部に
昇降自在に保持され、上端部に取りつけられたワイヤー
20の端部が、吊り戸支持部材1の開放側端部に取付け
られらた滑車21と、吊り戸支持部材1の閉鎖側端部上
方に設けられた第2滑車23を介して、扉2の閉鎖側に
設けられたワイヤー保持部材24に取付けられている。
【0021】そして、図1で扉2が左側方向(戸が開放
する方向)に移動すると、ワイヤー20の端部が扉2の
ワイヤー保持部材24に取付けられているので、第2滑
車23、滑車21を介して、錘体22は扉2の移動と共
に上方に移動する。そして、所望範囲まで移動させた状
態で、手を放すと錘体22の重量がワイヤー20を介し
て滑車21、第2滑車23に負荷され、第2滑車23は
吊り戸支持部材1に取付られているので、ワイヤー20
は扉2を右側方向(閉鎖方向)に引っ張り閉鎖せしめ
る。
【0022】符号5は滑車21に近接して設けられた自
閉規制装置を示している。符号7は第2滑車23を有す
る自閉復帰装置をしめしている。自閉規制装置5は、吊
り戸支持部材1に取りつけられたリミットスイッチ1
1、タイマー12、リレースイッチ13、及び自閉規制
装置5に隣接して取りつけられたソレノイド14によっ
て作動する。符号15は端子盤を示し、符号16は自閉
復帰装置7に近接して設けられた第2リミットスイッチ
をしめしている。又、ワイヤー保持部材24は吊り戸支
持部材の上方に突出して扉2の開放時に、リミットスイ
ッチ11を作動せしめる作動用突起を兼用している。
【0023】そして、扉2の閉鎖状態で、リミットスイ
ッチ11とワイヤー保持部材24の離間寸法は、人の通
過寸法(実施例では60cm)以上に設定されている。
すなわち、自閉規制装置5、自閉復帰装置7、リミット
スイッチ11、第2リミットスイッチ16、タイマー1
2、リレースイッチ13、ソレノイド14等、電気配線
処理が必要な部材がすべて吊り戸支持部材1側(固定部
材側)に取付けられている事により配線作業が容易で、
又、工場等で組立てて一つの部材となし、吊り戸支持部
材1に取りつける様にすれば、尚組付け作業が容易とな
る。
【0024】そして、図9に示す如く扉2の開放側への
移動にともなって、ワイヤー保持部材24によりリミッ
トスイッチ11が瞬間的に閉路すると、リレースイッチ
13(130)が閉路し、これによって所定時限の後瞬
時に開路する、タイマー12に組み込まれたタイムリミ
ットリレー12、及びソレノイド14が作動する。そし
て、ソレノイド14の作動によって自閉規制機構5が作
動し、扉2の開放動作を終えた状態で、タイマー12が
作動した時より所定時間、扉3は開放状態を維持する。
【0025】そして、所定時間が経過すると、タイマー
12に組み込まれたタイムリミットリレー121が瞬時
に開路し、これにともなって、リレースイッチ13(1
30)が開路状態となり、ソレノイド14は復帰し、よ
って自閉規制装置5の作動は停止し、扉2の閉鎖移動が
始まる。
【0026】一方、扉2が開放され一時停止状態(自閉
規制装置5の作動状態)で扉2が誤って閉鎖されると、
ワイヤ20の弛みに伴って、第2リミットスイッチ16
が開路し、これによってリレースイッチ13(130)
が開路し、タイムリミットリレー121も開路し、タイ
マー12、ソレノイド14も初期状態に復帰し、これに
連動して自閉規制装置5の作動は停止し、扉2は自閉に
て閉鎖した時と同じ状態となる。
【0027】自閉規制装置5は、図2〜図5に示す如
く、ソレノイド14、滑車21と共に、基板6に取付け
られており、基板6は前片61、水平片62、及び立ち
上がり片63より形成され、前片61と、水平片62の
裏面にはゴムシート60が貼りつけられ、戸支持部材1
にネジ止めされている。ゴムシート60は、ソレノイド
14の電気的振動を吸収する。
【0028】ソレノイド14は、基板6の水平片62に
固着されたL字形のソレノイド取付座140の裏面側に
とりつけられている。そして、プランジャー141の自
閉規制装置5側の端部に、連結ネジ142をもって連結
金具64が水平方向に回動自在に枢止連結され、連結金
具64の他方側端部には横向きL字形の丸棒よりなる作
動杆65のソレノイド14側の端部が嵌入されている。
【0029】作動杆65は、基板6の水平片62にネジ
にて取付位置が所定寸法変更可能にとりつけられたL字
形の取付座66の前面側に設けられた合成樹脂製の作動
杆保持部材67に左右方向にスライド可能に保持されて
いる。そして、作動杆65のソレノイド14側の端部
は、小径となした支持突部65に外嵌する圧縮バネ65
2と、ゴムシート653を介して、前記連結金具64に
嵌入し、他方側の端部は、上端部が前記基板6の立ち上
がり片63に枢止連結された自閉規制装置5の作動板5
1の下端部前側に当接している。
【0030】作動板51の上端部には前記滑車21側に
位置して、滑車21の周部に形成された凹溝211内に
嵌入可能な外周突縁53を有する圧接部材54が取りつ
けられ、作動板51の下端と基板6の立ち上がり片63
の間に張設された引っ張りバネ56によって、常時は圧
接部材54が滑車21より所定寸法離間する様付勢され
ている。滑車21は、前記基板6の立ち上がり片63に
回転自在にもうけられ、滑車21の回転中心の高さ位置
と作動板51の回転中心の高さ位置は、ほぼ同じで、圧
接部材54はそれよりやや高い位置で滑車21の外周端
部に当接している。
【0031】圧接部材54は、いわゆるワンウェイベア
リングを有した回転体で、図2で反時計廻りには回転可
能であるが、時計廻りには回転しない構造となってい
る。
【0032】自閉規制装置5は、上記の如く構成され、
扉2が開放側へ移動すると、ワイヤー保持部材24でリ
ミットスイッチ11を瞬間的に閉路し、これによってリ
レースイッチ13(130)が閉路し、さらに、所定時
限の後瞬時に開路する、タイマー12に組み込まれたタ
イムリミットリレー121、及びソレノイド14が作動
する。
【0033】そして同時に、ソレノイド14のプランジ
ャー141が戸尻側に突出し、作動杆65を圧縮バネ6
52を介して、戸尻側に移動せしめる。すると、作動杆
65の他方側の端部は、作動板51の下端部を戸尻側に
押し出し、作動板51を回動せしめ、圧接部材54を滑
車21側に押しつけ、凹溝211内でワイヤー20に外
周突縁53を圧接させる。
【0034】この状態で、更に扉2が開放されていく
と、ワイヤー20は、錘体22を上昇せしめる方向に移
動し、滑車21を時計方向に回転する。この時、圧接部
材54は反時計廻りには回転可能に構成されているの
で、ワイヤー20の動きを阻止する事はなく、開放側へ
の扉2の移動は何の支障もなくスムーズに行う事ができ
る。
【0035】そして、開放移動が停止した状態で、錘体
22の重さで扉2が閉鎖方向に移動しようとすると、圧
接部材54の外周突縁53がワイヤー20に圧接し、し
かも、圧接部材54は錘体22が下降する方向(時計廻
りの方向)には回転しない構成となっているので、錘体
22はとワイヤー20を介して圧接部材54と滑車21
で保持された状態となり、扉2は自閉しない。
【0036】そして、所定時間が経過すると、タイマー
12に組み込まれたタイムリミットリレー121が瞬時
に開路し、これに伴って、リレースイッチ13(13
0)が開路状態となり、ソレノイド14は引張りバネ5
6によって作動板51、作動杆65と共に初期の状態に
復帰し、圧接部材54も滑車21より離間して扉2は自
閉する。
【0037】自閉復帰装置7は、図6、図7、図8に示
す様に、吊り戸支持部材1の戸先側にネジ止めされた断
面L字形の取付板71にとりつけられており、第2リミ
ットスイッチ16を作動させるスイッチ作動体72と、
第2滑車23より構成されている。
【0038】取付板71は、スイッチ作動体72を回動
自在に保持する作動体取付部73と、スイッチ作動体7
2の戸先側上方に位置して一体に形成されたスイッチ取
付部74より形成され、スイッチ取付部74には第2リ
ミットスイッチ16がとりつけられ、第2リミットスイ
ッチ16は常時は閉路状態となっている。
【0039】作動体取付部73に取付けられるスイッチ
作動体72は、平板状で裏面側に作動体取付部73の後
方側に位置して、第2滑車23が回転自在に取りつけら
れる平板状の滑車取付部721と、滑車取付部721の
下方部に一体に形成され、前後方向にコ字形をなし、略
中央部が作動体取付部73に回動自在に枢止連結された
スイッチ作動部722より形成されている。
【0040】そして、スイッチ作動部722の下端部が
第2リミットスイッチ16のスイッチ部143に近接し
て、スイッチ作動体72の作動体取付部73との枢止部
分のやや上方と、取付板71の前端にもうけたバネ取付
座710間に引っ張りバネ720を張設せしめる事によ
り、図6においてスイッチ作動体72に常に時計廻りの
方向の回動力が付勢されている。 第2滑車23は、ス
イッチ作動体72の滑車取付部721の裏面側に回転自
在に取付けられている。
【0041】そして、ワイヤー20がワイヤー保持部材
24から第2滑車23、及び滑車21に掛け渡された
後、ワイヤー20の端部に錐体22を取りつける事によ
り、扉2の通常の使用状態で、スイッチ作動体72は第
2滑車23を介して、引っ張りバネ720に抗して反時
計廻りの方向に付勢され、スイッチ作動部722と、第
2リミットスイッチ16のスイッチ部143は所定寸法
離間した状態となっている。符号711はスイッチ作動
体72にとりつけられた第2滑車23が錐体22の重量
によって戸尻側に所定以上移動するのを防止するストッ
パーを示し、符号230は第2滑車23に掛け渡された
ワイヤー20の不測のはずれを防止する外れ止めカバー
を示している。
【0042】自閉復帰装置7は以上の如く構成され、前
述した自閉規制装置5が作動している状態で、扉2が誤
って閉鎖する方向に移動すると、ワイヤー20は滑車2
1と圧接部材54によって保持された状態となっている
ので、滑車21と扉2のワイヤー保持部材24間でワイ
ヤー20にたるみが生じる。すると、第2滑車23に掛
かっていた錐体22の重量が解除されるので、引っ張り
バネ720によって、スイッチ作動体72は図6で時計
廻りの方向に回動し、スイッチ作動部722が第2リミ
ットスイッチ16のスッチ部143に押しつけられる。
【0043】これによって、前述した如く第2リミット
スイッチ16は開路し、さらにリレースイッチ13(1
30)が開路し、タイミリミットリレー121も開路
し、タイマー12、ソレノイド14も初期状態に復帰
し、これに連動して自閉規制装置5の作動は停止し、扉
2は自閉状態となって閉鎖される。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、従来の様に、扉が一時
停止状態で誤って閉鎖されると、扉の一時停止状態が所
定時間後に解除された時、自閉機能が復帰する事に伴い
発生する衝突音、あるいは部材の損傷等が一切なく、開
放姿勢が維持されている状態で誤って閉鎖されても所定
時間経過後、自閉した時と何ら変わる事がなく、使い勝
手にすぐれた非常に実用的なものである。
【0045】(1)そこで、請求項1に記載の本発明に
よれば、タイマーを初期状態になす自閉復帰装置をもう
けた事によりタイマーの作動時に扉が閉鎖されると、自
閉規制装置の機能が停止するので、扉は自閉時と同じ状
態で閉鎖され、その後の開放等に何ら影響を及ぼす事は
なく、非常に使い勝手が良い。
【0046】(2)請求項2の記載の発明によれば、前
述(1)の効果に加えて,タイマー、自閉規制装置、自
閉復帰装置が各々電気的に連携し、瞬時に作動するの
で、扉の開放、閉鎖スピードに影響されることがないの
で、ベッドの移動時、あるいは妊婦、幼児等通過する人
等に関係なく効果的に使用する事が出来る。
【0047】(3)請求項3に記載の発明によれば、前
述(1)(2)の効果に加え、圧接部材がワイヤーに圧
接する位置と、ワイヤーから離間する位置に変移する事
により、ワイヤーの自閉方向への動きを阻止する場合
と、そうでない場合となり、扉を自閉状態にも、またそ
うでない状態にもする事が出来る。
【0048】(4)請求項4に記載の発明によれば、前
述(1)(2)(3)の効果に加え、圧接部材が扉が開
放する方向のワイヤーの動きには回転可能で、閉鎖方向
の動きには回転不能に構成されているので、扉の開放途
中で圧接部材がワイヤーに圧接して自閉規制機能が作動
していても、扉が開放する動きにはワイヤーの移動と共
に圧接部材が回転するので、扉の動きが変化したり、あ
るいは開放力が重くなったりする事が一切ない。
【0049】(5)請求項5に記載の発明によれば、前
述(1)(2)(3)(4)の効果に加え、ワイヤーの
弛みに伴って、第2リミットスイッチを開路するスイッ
チ作動体を有しているから、自閉規制装置が機能してい
る状態で、誤って扉を閉鎖しようとすると、第2滑車に
掛け渡されたワイヤーが弛み、同時にスイッチ作動体が
第2リミットスイッチを開路させ、扉が自閉する時と同
じ状態となり、扉の閉鎖後、再び、所定巾開放すれば、
あらためて自閉規制装置が作動する事となり、使用の仕
方に影響を受ける事がなく、非常に使い勝手が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概要略図
【図2】自閉規制装置部分の正面図
【図3】自閉規制装置部分の平面図
【図4】自閉規制装置部分の側面図
【図5】連結金具部分の要部断面図
【図6】自閉復帰装置部分の正面図
【図7】自閉復帰装置部分の平面図
【図8】自閉復帰装置部分の側面図
【図9】本発明の回路図
【符号の説明】 1 吊り戸支持部材 11 リミットスイッチ 12 タイマー 13 リレースイッチ 14 ソレノイド 2 扉 20 ワイヤー 21 滑車 22 錐体 23 第2滑車 5 自閉規制装置 54 圧接部材 7 自閉復帰装置 72 スイッチ作動体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自閉装置を有する自閉扉体において、扉
    が人の通過巾以上開放された時、扉の移動を受けてタイ
    マセットされるタイマーと、該タイマーがセットされる
    と自閉装置の機能を一時的に停止させる自閉規制装置
    と、タイマーの作動時に扉が閉鎖方向に移動した時前記
    自閉規制装置の機能を停止せしめると共に、タイマーを
    初期状態になす自閉復帰装置よりなる事を特徴とする自
    閉扉体における一時停止装置。
  2. 【請求項2】 前記タイマーは、扉が人の通過巾以上開
    放された時、瞬間的に閉開路する第1リミットスイッチ
    の瞬間的な閉路によって閉路するリレースイッチの閉路
    にともなってタイマセットされ、前記自閉規制装置は、
    前記リレースイッチの閉路によって作動するソレノイド
    に連動し、前記自閉復帰装置は、タイマーの作動時に扉
    が閉鎖方向に移動した時開路する第2リミットスイッチ
    によって、タイマーおよびソレノイドを初期状態に復帰
    せしめ、リレースイッチは、時限を有して瞬間的に開閉
    路するタイマーのタイムリミットリレーの瞬間的開路に
    よって、開路する事を特徴とする請求項1に記載の自閉
    扉体における一時停止装置。
  3. 【請求項3】 前記自閉規制装置は、ソレノイドの動き
    に連動して、常に扉を閉鎖方向に引っ張るワイヤーに圧
    接して扉の自閉を阻止する位置と、ワイヤーから離間し
    て扉が自閉する位置に変移可能な圧接部材を有している
    事を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の自閉扉体
    における一時停止装置。
  4. 【請求項4】 前記圧接部材は、扉が開放する方向のワ
    イヤーの動きには回転可能で、ワイヤーの閉鎖方向の動
    きには回転不能なロ−ラよりなる事を特徴とする請求項
    3に記載の自閉扉体における一時停止装置。
  5. 【請求項5】 前記自閉復帰装置は、扉の一時停止時に
    扉が閉鎖方向に移動した時に発生するワイヤーの弛みに
    伴って、第2リミットスイッチを開路するスイッチ作動
    体を有している事を特徴とする請求項1又は請求項2又
    は請求項3又は請求項4に記載の自閉扉体における一時
    停止装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2449756A (en) * 2007-05-26 2008-12-03 Sew Hing Woo Mechanism controlling the closing of a door for a temperature controlled room
KR101016211B1 (ko) * 2010-08-18 2011-02-25 이문희 터널 비상문
GB2479906A (en) * 2010-04-28 2011-11-02 Christopher Scott Healey Apparatus for use on cable pulling system of a sliding door to selectively oppose pulling of the cable
EP3156574A1 (de) * 2015-10-15 2017-04-19 Frinova GmbH Anordnung mit einer schiebetür und mit einem ortsfesten teil, an welchem die schiebetür verschiebbar geführt ist

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