JPH07247695A - 高構造物の施工方法とそれに使用される施工装置 - Google Patents

高構造物の施工方法とそれに使用される施工装置

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JPH07247695A
JPH07247695A JP6911594A JP6911594A JPH07247695A JP H07247695 A JPH07247695 A JP H07247695A JP 6911594 A JP6911594 A JP 6911594A JP 6911594 A JP6911594 A JP 6911594A JP H07247695 A JPH07247695 A JP H07247695A
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JP
Japan
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anchor
formwork
frame
concrete
frames
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Application number
JP6911594A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Kitsuta
敏之 橘田
Hideyuki Wakishima
秀行 脇島
Yoshio Saga
美夫 佐賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SAGA KOGYO KK
Kumagai Gumi Co Ltd
Original Assignee
SAGA KOGYO KK
Kumagai Gumi Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多くの利点を持つクライミングフォーム工法
を生かしつつ、同工法で問題となっていたアンカーボル
トの取り付け作業、及びアンカーボルトの付け替え作業
を無くして、安全で且つ早い施工作業を行える高架橋の
構造物施工方法とそれに使用される施工装置を提供する
こと。 【構成】 固定具4により構造物1の外周に固定される
上下2段のアンカーフレーム21 、22 と、同フレーム
1 、22 に支持されて構造物1の上部に配置されるコ
ンクリート打設用型枠3と、上下いずれかのアンカーフ
レーム21 、22 に連結された柱材10と、構造物1へ
の固定具4の固定の解除時にアンカーフレーム21 、2
2 を交互に動かしてこれらを移動前より高い位置に移動
させる駆動装置11とを備え、前記コンクリート打設用
型枠3をアンカーフレーム21、22 により支持される
外型枠31 と内型枠支持体5により支持される内型枠3
2 と分けて、内型枠支持体5に内型枠32 を昇降させる
昇降装置6を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリートを段階的
に打設して煙突、タワー、橋脚、高架水槽等の高構造物
を施工するための施工方法とそれに使用される施工装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】煙突、タワー、橋脚、高架水槽等の高構
造物を施工する方法としてはこれまでも種々の施工方法
が開発されているが、ここでは高さが数十〜百メートル
に達するような高架橋用の高橋脚を施工する方法に限っ
て説明する。従来、高橋脚を施工する方法としては、総
足場工法、スリップフォーム工法、クライミングフォー
ム工法があった。
【0003】1.総足場工法は、施工する橋脚の周囲に
地上面から完成時の橋脚の高さに等しい所まで足場を組
み上げ、この足場を利用して橋脚施工用の型枠を地上側
から段階的に上昇させ、各段階で補強鉄筋・支持鋼棒の
組み立てや、型枠のセット、型枠へのコンクリート打
設、型枠の取り外しを行って橋脚のコンクリートを完成
させるものである。
【0004】2.スリップフォーム工法は、橋脚用に組
み立てられた垂直支持鋼棒を利用して既設橋脚の上部に
足場及び型枠を備えた構造物を吊り下げ、この吊り下げ
た構造物を油圧式クライミングジャッキにより微小量
(3〜5cm)ずつ引き上げながら前記型枠内に連続的
にコンクリートを打設して、橋脚のコンクリートを完成
させるものである。
【0005】3.クライミングフォーム工法は、足場及
び型枠を備えた構造物の下端を既設橋脚の外壁(固まっ
たコンクリート)に設けたアンカーボルトに固定して同
構造物を既設橋脚の上部に自立させ、この構造物内で補
強鉄筋・支持鋼棒の組み立てや、型枠のセット、そして
型枠へのコンクリート打設を行ったら、この型枠を新し
く設けたアンカーボルトに固定すると共に、構造物の下
端のアンカーボルトを切り離して、型枠と上下スライド
可能に継合した構造物を次なる施工位置へと上昇させ、
所定の位置にてこの構造物の下端をより高い位置のアン
カーボルトに付け替えて同構造物を自立させる。これら
の作業を繰り返して段階的に橋脚のコンクリートを完成
させる。なお、アンカーボルトは橋脚を施工する段階で
橋脚の外壁面に取り付けていく。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記の総
足場工法では、橋脚の高さが高くなると足場の材料も多
く必要になりコスト高となる他、足場の組み立てや解体
の時間と手間も多くかかり、工期と工費が膨れ上がると
いう問題があった。
【0007】前記のスリップフォーム工法では、弱材令
(硬化しつつある)のコンクリートが連続的な型枠の引
き上げによりこすられながら脱型されるため、コンクリ
ートの養生管理面での品質確保が難しい。またコンクリ
ート表面が粗面となり、美観を損ねる。この他、垂直方
向の傾斜補正が難しく、正確さを求めるためには常時正
確な計測作業が必要となり作業が面倒である。また施工
装置が非常に高価である。
【0008】前記のクライミングフォーム工法では、総
足場工法やスリップフォーム工法の問題はないが、構造
物を取り付けるアンカーボルトの埋め込み位置に僅かで
もズレがあると、構造物を連結し固定することができな
い。従ってアンカーボルトを毎回正確に橋脚の外壁コン
クリートに取り付けなければならないが、この作業には
手間と時間がかかる。また構造物とアンカーフレームを
連結したり外したりする付け替え作業は非常に危険であ
る。
【0009】本発明の目的は、多くの利点を持つクライ
ミングフォーム工法を生かしつつ、同工法で問題となっ
ていたアンカーボルトの取り付け作業、及びアンカーボ
ルトの付け替え作業を無くして、安全で且つ早い施工作
業を行える高構造物の施工方法とそれに使用される施工
装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項1の
高構造物の施工方法は図1に示されるように、構造物1
の外周に固定されるアンカーフレーム2に支持されて同
構造物1の上部に配置されるコンクリート打設用型枠3
内に、コンクリートを打設して同構造物1の上に構造物
ブロックを施工し、その後、アンカーフレーム2を上昇
させて構造物1に再固定し、この上昇に伴って上昇した
コンクリート打設用型枠3内にコンクリートを打設して
前記施工の構造物ブロックの上に次の構造物ブロックを
施工し、これらアンカーフレーム2及びコンクリート打
設用型枠3の上昇とコンクリートの打設による構造物ブ
ロックの施工を繰返して、段階的に高構造物を形成する
ようにした高構造物の施工方法において、前記アンカー
フレーム2を上下2段のアンカーフレーム21 、22
し、一方のアンカーフレーム21 の固定具4を構造物1
に固定し他方のアンカーフレーム22 の固定具4の固定
を解除して同アンカーフレーム22 を上昇させて、同ア
ンカーフレーム22 をその固定具4により構造物1に再
固定し、次にこの固定具4を構造物1に固定したまま他
方のアンカーフレーム21 の固定具4の固定を解除して
同アンカーフレーム21 を上昇させて、同アンカーフレ
ーム21 をその固定具4により構造物1に再固定し、こ
れら両アンカーフレーム21 、22 の上昇によりコンク
リート打設用型枠3を上昇させ、その状態でコンクリー
ト打設用型枠3内にコンクリートを打設して前記施工に
よる構造物1の上に次の構造物ブロックを施工し、以
後、前記アンカーフレーム21 、22 及びコンクリート
打設用型枠3の上昇、コンクリートの打設による構造物
ブロックの施工を繰返して段階的に高構造物を形成する
ことを特徴とするものである。
【0011】本発明のうち請求項2の高構造物の施工方
法は、請求項1におけるコンクリート打設用型枠3を、
アンカーフレーム21 、22 により支持される外型枠3
1 と、内型枠支持体5により支持される内型枠32 とに
分け、外型枠31 の上昇は、アンカーフレーム21 、2
2 の上昇により行い、内型枠32 の上昇は、内型枠支持
体5を介してアンカーフレーム21 、22 の上昇により
行うことを特徴とするものである。
【0012】本発明のうち請求項3の高構造物の施工方
法は、請求項1におけるコンクリート打設用型枠3を、
アンカーフレーム21 、22 により支持される外型枠3
1 と、内型枠支持体5により支持される内型枠32 とに
分け、外型枠31 の上昇は、アンカーフレーム21 、2
2 の上昇により行い、内型枠32 の上昇は内型枠支持体
5に設けた昇降装置6により行うことを特徴とするもの
である。
【0013】本発明のうち請求項4の高構造物施工装置
は図1、6のように、固定具4により構造物1の外周に
固定される上下2段のアンカーフレーム21 、22 と、
同アンカーフレーム21 、22 に支持されて構造物1の
上部に配置されるコンクリート打設用型枠3と、上下い
ずれかのアンカーフレーム21 、22 に連結された柱材
10と、構造物1への固定具4の固定の解除時にアンカ
ーフレーム21 、22を交互に動かしてこれらアンカー
フレーム21 、22 を移動前より高い位置に移動させる
駆動装置11を備えてなるものである。
【0014】本発明のうち請求項5の高構造物施工装置
は図2のように、アンカーフレーム21 、22 が構造物
1の全外周を囲む様に配置されてなるものである。
【0015】本発明のうち請求項6の高構造物施工装置
は、アンカーフレーム21 、22 が構造物1の対向面に
配置されてなるものである。
【0016】本発明のうち請求項7の高構造物施工装置
は図2のように、固定具4が構造物1の外周面に横方向
から押し付け可能なものである。
【0017】本発明のうち請求項8の高構造物施工装置
は図2、3のように、固定具4が、アンカーフレーム2
1 、22 に設けた油圧ジャッキ12により、構造物1の
外周面に横方向から押し付け可能になっているものであ
る。
【0018】本発明のうち請求項9の高構造物施工装置
は図2、3のように、アンカーフレーム21 、22 のう
ち構造物1の幅方向外側に対向して配置される二つの幅
方向フレーム13が緊結材14で連結され、同緊結材1
4にそれを締付けて幅方向フレーム13をその対向方向
に移動させる幅方向緊結体15を設けてなるものであ
る。
【0019】本発明のうち請求項10の高構造物施工装
置は図2、3のように、アンカーフレーム21 、22
うち構造物1の厚さ方向外側に対向して配置される二つ
の厚さ方向フレーム16が緊結材14で連結され、同緊
結材14にそれを締付けて厚さ方向フレーム16をその
対向方向に移動させる厚さ方向緊結体17を設けてなる
ものである。
【0020】本発明のうち請求項11の高構造物施工装
置は図6のように、コンクリート打設用型枠3を面板1
8の組合わせにより方形の枠状に形成し、各辺の面板1
8の端部19を重ねておき、その重ね代を増減させるこ
とによりコンクリート打設用型枠3の全体幅を調節可能
としたものである。
【0021】本発明のうち請求項12の高構造物施工装
置は図6、7のように、コンクリート打設用型枠3を、
複数の短冊状面板20をその幅方向に横並べして構成し
た面板18の組合わせにより方形の枠状に形成し、各面
板18の短冊状面板20を着脱することにより同面板1
8の全体幅を可変可能として、コンクリート打設用型枠
3の全体幅と全体厚を夫々調節可能としたものである。
【0022】本発明のうち請求項13の高構造物施工装
置は図1のように、コンクリート打設用型枠3の上下
に、その垂直方向の傾斜角度を調整するための角度調整
用駆動体21、22を設けてなるものである。
【0023】本発明のうち請求項14の高構造物施工装
置は図2、6のように、アンカーフレーム21 、22
に、構造物1の外周面に形成された凹部23に挿抜可能
な係止突起24を設けてなるものである。
【0024】本発明のうち請求項15の高構造物施工装
置は図2のように、アンカーフレーム21 、22 に同フ
レーム21 、22 の水平曲げモーメントを打ち消す補助
緊結装置25を設けてなるものである。
【0025】本発明のうち請求項16の高構造物施工装
置は、コンクリート打設用型枠3が、アンカーフレーム
1 、22 により支持される外型枠31 と、内型枠支持
体5により支持される内型枠32 とからなり、前記内型
枠支持体5は上下いずれかのアンカーフレーム21 、2
2 に連結された柱材10に吊り下げられているものであ
る。
【0026】本発明のうち請求項17の高構造物施工装
置は図1のように、コンクリート打設用型枠3が、アン
カーフレーム21 、22 により支持される外型枠31
と、内型枠支持体5により支持される内型枠32 とから
なり、前記内型枠支持体5には、内型枠32 を昇降させ
る昇降装置6が設けられているものである。
【0027】本発明のうち請求項18の高構造物施工装
置は、内型枠支持体5に、同内型枠支持体5を構造物1
の上部に固定可能とする固定装置27が設けられている
ものである。
【0028】
【作用】本発明のうち請求項1の高構造物の施工方法で
は図5(a)〜(c)に示すように、上下2段に設けら
れたアンカーフレーム21 、22 のうち、一方のアンカ
ーフレーム21 の固定具4を構造物1に固定し他方のア
ンカーフレーム22 の固定具4の固定を解除して同アン
カーフレーム22 を上昇させて、同アンカーフレーム2
2 をその固定具4により構造物1に再固定し、次にこの
固定具4を構造物1に固定したまま他方のアンカーフレ
ーム21 の固定具4の固定を解除して同アンカーフレー
ム21 を上昇させて、同アンカーフレーム21 をその固
定具4により構造物1に再固定し、これら両アンカーフ
レーム21 、22 の上昇によりコンクリート打設用型枠
3を上昇させるため、型枠上昇の時にも2つあるアンカ
ーフレーム21 、22 のうち少なくともどちらか一方は
構造物1に固定され、施工中の安定性、安全性が非常に
高い。
【0029】本発明のうち請求項2の高構造物の施工方
法では、コンクリート打設用型枠3がアンカーフレーム
1 、22 により支持される外型枠31 と、内型枠支持
体5により支持される内型枠32 とに分かれているた
め、図1、6に示すような中空の高構造物を構築するこ
とができる。しかも外型枠31 の上昇、及び内型枠32
の上昇が共にアンカーフレーム21 、22 の上昇により
行われるため、タワークレーンを使用せずに型枠の上昇
移動が可能である。
【0030】本発明のうち請求項3の高構造物の施工方
法では、コンクリート打設用型枠3がアンカーフレーム
1 、22 により支持される外型枠31 と、内型枠支持
体5により支持される内型枠32 とに分かれているた
め、図1、6に示すような中空の高構造物を構築するこ
とができる。また内型枠32 はアンカーフレーム21
2 から独立した別の内型枠支持体5により支持させる
構造としたため、外型枠31 と内型枠32 との間に、内
型枠32 をアンカーフレーム21 、22 に支持させるた
めの連結用鋼材等が一切なく、このためタワークレーン
で構造物用の垂直支持鋼棒29を外型枠31 と内型枠3
2 との間に搬入するのが容易である。また内型枠32
内型枠支持体5の昇降装置6により上昇可能となってい
るので、コンクリート打設の度にタワークレーンで内型
枠支持体5を引き上げなくても内型枠32 を上昇させる
ことができ、タワークレーンの作業能率が向上する。
【0031】本発明のうち請求項4の高構造物施工装置
には、固定具4により構造物1の外周に固定される上下
2段のアンカーフレーム21 、22 と、同アンカーフレ
ーム21 、22 に支持されて構造物1の上部に配置され
るコンクリート打設用型枠3と、上下いずれかのアンカ
ーフレーム21 、22 に連結された柱材10と、構造物
1への固定具4の固定の解除時にアンカーフレーム2
1 、22 を交互に動かしてこれらアンカーフレーム2
1 、22 を移動前より高い位置に移動させる駆動装置1
1とが設けられているため、本装置を用いれば請求項1
の施工方法を行うことができると共に、アンカーフレー
ム21 、22 の上昇とコンクリート打設用型枠3の上昇
とが自動的に行うことができる。
【0032】本発明のうち請求項5の高構造物施工装置
では、アンカーフレーム21 、22が構造物1の全外周
を囲む様に配置されてなるものであるため、同アンカー
フレーム21 、22 を構造物1の全外周に安定的に固定
させることができる。即ち施工装置の安定性が高い。
【0033】本発明のうち請求項6の高構造物施工装置
では、アンカーフレーム21 、22が構造物1の対向面
に配置されてなるものであるため、同アンカーフレーム
1、22 を構造物1の全外周に安定的に固定させるこ
とができる。即ち施工装置の安定性が高い。
【0034】本発明のうち請求項7の高構造物施工装置
では、固定具4が構造物1の外周面に横方向から押し付
け可能になっており、固定具4を構造物1の外周面に押
し付けると、固定具4と構造物1との間に摩擦抵抗が発
生し、この摩擦抵抗で固定具4が構造物1の外周面に固
定される。従ってこの施工装置では、固定具4の構造物
1への固定、固定解除が非常に容易となっている。この
施工装置では、これまでのように構造物1にアンカーボ
ルトを取り付ける必要もないし、また施工装置とアンカ
ーボルトとを連結させたり、連結解除させたりする必要
もないため、作業スピードが早く、安全性も高い。
【0035】本発明のうち請求項8の高構造物施工装置
では、固定具4が、アンカーフレーム21 、22 に設け
た油圧ジャッキ12により、構造物1の外周面に横方向
から押し付け可能になっているため、同固定具4を強力
な力で構造物1の外周面に押し付けることができ、高い
固定力を発生させることができる。
【0036】本発明のうち請求項9の高構造物施工装置
では、アンカーフレーム21 、22のうち構造物1の幅
方向外側に対向して配置される2つの幅方向フレーム1
3が緊結材14で連結され、同緊結材14にそれを締付
けて幅方向フレーム13をその対向方向に移動させる幅
方向緊結体15を設けてなるものであるため、横幅が変
化するような構造物でもそれに合わせて幅方向フレーム
13間の間隔を可変させれば、前記アンカーフレーム2
1 、22 を構造物に固定することができる。
【0037】本発明のうち請求項10の高構造物施工装
置では、アンカーフレーム21 、22 のうち構造物1の
厚さ方向外側に対向して配置される2つの厚さ方向フレ
ーム16が緊結材14で連結され、同緊結材14にそれ
を締付けて厚さ方向フレーム16をその対向方向に移動
させる厚さ方向緊結体17を設けてなるものであるた
め、厚みが変化するような構造物でもそれに合わせて厚
さ方向フレーム16間の間隔を可変させれば、前記アン
カーフレーム21 、22 を構造物に固定することができ
る。
【0038】本発明のうち請求項11の高構造物施工装
置では、図6のようにコンクリート打設用型枠3を面板
18の組合わせにより方形の枠状に形成し、各辺の面板
18の端部19を重ねておくため、構造物の幅方向両側
にある面板18を図6の矢印e方向にスライドさせて重
ね代を増減させることによりコンクリート打設用型枠3
の全体幅を調節することができる。従って、横幅が変化
する構造物を構築することができる。
【0039】本発明のうち請求項12の高構造物施工装
置では、図6、7のようにコンクリート打設用型枠3
を、複数の短冊状面板20をその幅方向に横並べして構
成した面板18の組合わせにより方形の枠状に形成し、
各面板18の短冊状面板20を着脱することにより同面
板18の全体幅を可変可能として、コンクリート打設用
型枠3の全体幅と全体厚を夫々調節可能としたため、横
幅と厚みが変化する構造物を構築することができる。
【0040】本発明のうち請求項13の高構造物施工装
置では、コンクリート打設用型枠3の傾斜角度を、その
上下にある角度調整用駆動体21、22により容易に調
整することができるため、垂直方向の傾斜補正が容易で
ある。
【0041】本発明のうち請求項14の高構造物施工装
置では、アンカーフレーム21 、22 に、構造物1の外
周面に形成された凹部23に挿抜可能な係止突起24を
設けてあるため、この係止突起24を構造物1の凹部2
3に差し込んで係止させれば、同アンカーフレーム2
1 、22 の滑落は完全に防止される。また前記係止突起
24をアンカーフレーム21 、22 の長手方向上のたわ
み易い場所(例えば長手方向におけるセンタ)に設けて
おけば、同係止突起24によりアンカーフレーム21
2 のたわみも解消される。
【0042】本発明のうち請求項15の高構造物施工装
置では、アンカーフレーム21 、22 に同フレーム2
1 、22 の水平曲げモーメントを打ち消す補助緊結装置
25を設けられている。前記アンカーフレーム21 、2
2 は幅方向緊結体15、厚さ方向緊結体17による構造
物への締め付け、及びこのときの油圧ジャッキ12によ
る固定具4の構造物1への固定の際に、同アンカーフレ
ーム21 、22 にかかる応力で同フレーム21 、22
水平曲げモーメントによる曲がりが生じるが(アンカー
フレーム21 、22 の中央部が外側に膨らんで弧状にな
るような曲がりが生じる)、これが前記補助緊結装置2
5により阻止されるのでアンカーフレーム21 、22
固定が安定する。また固定具4の片当たりも防止され、
構造物1のコンクリートに悪影響を及ぼす虞もない。
【0043】本発明のうち請求項16の高構造物施工装
置では、コンクリート打設用型枠3が、アンカーフレー
ム21 、22 により支持される外型枠31 と、内型枠支
持体5により支持される内型枠32 とからなり、前記内
型枠支持体5が、上下いずれかのアンカーフレーム2
1 、22 に連結された柱材10に吊り下げられているも
のであるため、本装置を用いれば請求項2の施工方法を
行うことができる。
【0044】本発明のうち請求項17の高構造物施工装
置では、コンクリート打設用型枠3が、アンカーフレー
ム21 、22 により支持される外型枠31 と、内型枠支
持体5により支持される内型枠32 とからなり、前記内
型枠支持体5には、内型枠32 を昇降させる昇降装置6
が設けられているため、本装置を用いれば請求項3の施
工方法を行うことができる。
【0045】本発明のうち請求項18の高構造物施工装
置では、内型枠支持体5に同内型枠支持体5を構造物1
の上部に固定可能とする固定装置27が設けられている
ため、この内型枠支持体5をタワークレーンで構造物1
の上部に吊り降ろした後に固定装置27で内型枠支持体
5を構造物1の上部に固定すれば、後はタワークレーン
を他の作業に自由に使うことができる。しかも、内型枠
2 は昇降装置6により上昇可能となっているため、コ
ンクリート打設の度にタワークレーンで内型枠支持体5
を引き上げなくても内型枠32 を上昇させることができ
るので、タワークレーンを他の作業に使うことができ
る。
【0046】
【実施例1】本発明の高構造物の施工方法を高架橋用橋
脚の施工を例に取って説明する。この施工方法では、図
1〜7に示したように、橋脚(構造物)1の全外周を取
り囲むように四角く配置された上下2段のアンカーフレ
ーム21 、22 と、上下のアンカーフレーム21 、22
を連結してこれらを交互に駆動させる駆動装置(油圧ジ
ャッキ)11と、下側のアンカーフレーム22 に連結固
定され、上側のアンカーフレーム21 とはスライド自在
に連結された柱材10と、同柱材10に取り付けられた
外側のコンクリート打設用型枠(外型枠)31 と、タワ
ークレーンにより吊り下げられる内型枠支持体5と、同
内型枠支持体5に昇降自在に取り付けられた内側のコン
クリート打設用型枠(内型枠)32 とを備えた施工装置
を用いて次のように施工する。
【0047】1.予め施工しておいた基礎部分の橋脚1
の周壁に前記施工装置のアンカーフレーム21 、22
固定して、同施工装置の柱材10や外型枠31 を橋脚1
の上部に配置する。前記アンカーフレーム21 、22
固定は、四角く構成されたアンカーフレーム21 、22
を図2の幅方向緊結体15、厚さ方向緊結体17により
絞って橋脚1の外周面に締め付け、さらに各アンカーフ
レーム21 、22 にある固定具4を油圧ジャッキ12で
突出させて行う。するとアンカーフレーム21、22
その固定具4と橋脚1の外壁との間に発生する摩擦力で
強力に固定される。また、アンカーフレーム21 、22
の係止突起24を油圧ジャッキ33で橋脚1側に突き出
させ、これを橋脚1の外壁に形成された凹部23に差し
込んで、アンカーフレーム21 、22 の滑落と、同フレ
ーム21 、22 の鉛直方向のたわみを防止する。
【0048】2.タワークレーンで吊り降ろした内型枠
支持体5を橋脚1の上部に固定して、内型枠支持体5の
内型枠32 を前記外型枠31 の内側に配置する。内型枠
支持体5の固定は、図1に示すようにその下部に設けら
れている固定装置27の固定バー28を図中の矢印c方
向に突き出させ、内型枠32 を貫通させて橋脚1の上部
に載せることにより行う。内型枠支持体5が橋脚上部に
固定された状態では、タワークレーンによる吊り下げを
解除しても良く、タワークレーンを他の作業に使用する
ことができる(タワークレーンの作業が緩和される)。
【0049】3.外型枠31 、内型枠32 を橋脚上部の
コンクリート打設位置にセットする。外型枠31 のセッ
トは、外型枠31 と柱材10とを連結する角度調整用駆
動体(ターンバックル)21、22を油圧ジャッキ31
の収縮で図1の矢印b方向に回動させ、これにより同外
型枠31 をコンクリート打設位置まで降ろすと共に、降
ろした外型枠31 をターンバックル21、22の長さ調
整によりその傾きや水平位置を調整して行う。内型枠3
2 のセットは、内型枠32 と内型枠支持体5とを連結す
る角度調整用駆動体(油圧ジャッキ)21、22を矢印
c方向に伸ばして、これにより同内型枠32 をコンクリ
ート打設位置まで近づけると共に、近づけた内型枠32
を油圧ジャッキ21、22の長さ調整によりその傾きを
調整して行う。
【0050】4.外型枠31 、内型枠32 を橋脚上部の
コンクリート打設位置にセットする際、外型枠31 、内
型枠32 の全体幅、全体厚を調整する必要がある時は、
図6、7に示すように外型枠31 、内型枠32 を構成し
ている面板18の短冊状面板20を着脱して同面板18
の全体幅を調整する。
【0051】5.両型枠31 、32 のセットが完了した
ら、外型枠31 と内型枠32 との間にコンクリートを流
し込んで1段目の橋脚ブロックを構築する。この橋脚ブ
ロックのコンクリートが硬化したら、外型枠31 を図1
の矢印a方向に動かして退避させ、また内型枠32 を矢
印d方向に動かして退避させて脱型する。ところで外型
枠31 には図2、6に示すような凹み(凹部23)を形
成するための突出部(図示されていない)が設けられて
おり、コンクリートを打設しながら同時に橋脚1の外周
面にアンカーフレーム21 、22 の係止突起24を差し
込ませるための凹部23を形成することができるように
してある。
【0052】6.橋脚ブロックのコンクリートが完全に
硬化したら、図5(a)に示すように上段のアンカーフ
レーム21 の固定具4を、幅方向緊結体15と厚さ方向
緊結体17による締め付けと油圧ジャッキ12による力
で、引き続き橋脚1の外周面に強く押し付けて固定した
まま、下段のアンカーフレーム22 の固定具4を、幅方
向緊結体15と厚さ方向緊結体17による締め付け解除
と油圧ジャッキ12の収縮で、橋脚1の外周面から引き
離し、固定を解除する。下段のアンカーフレーム22
固定を解除する際、同アンカーフレーム22 の係止突起
24も凹部23から引き抜き、同アンカーフレーム22
を可動可能にする。
【0053】7.続いて上下のアンカーフレーム21
2 を繋ぐ油圧ジャッキ11を縮めて可動可能になった
下段のアンカーフレーム22 を図5(b)のように上昇
させる。柱材10及び外型枠31 は下段のアンカーフレ
ーム22 の上昇に伴って上昇する。
【0054】8.続いて図5(b)の下段のアンカーフ
レーム22 の固定具4を、幅方向緊結体15と厚さ方向
緊結体17による締め付けと油圧ジャッキ12による力
で、橋脚1の外周面に強く押し付けて固定する。下段の
アンカーフレーム22 を固定する際、併せて同アンカー
フレーム22 の係止突起24も凹部23に差し込んで、
同アンカーフレーム22 の滑落と、鉛直方向のたわみを
防止する。
【0055】9.続いて上段のアンカーフレーム21
固定具4を、幅方向緊結体15と厚さ方向緊結体17に
よる締め付け解除と油圧ジャッキ12の収縮で、橋脚1
の外周面から引き離し、固定を解除する。上段のアンカ
ーフレーム21 の固定を解除する際、同アンカーフレー
ム21 の係止突起24も凹部23から引き抜き、同アン
カーフレーム21 を可動可能にする。
【0056】10.続いて上下のアンカーフレーム2
1 、22 を繋ぐ油圧ジャッキ11を伸ばして可動可能に
なった上段のアンカーフレーム21 を図5(c)のよう
に上昇させる。この上段のアンカーフレーム21 の固定
具4を、幅方向緊結体15と厚さ方向緊結体17による
締め付けと油圧ジャッキ12による力で、橋脚1の外周
面に強く押し付けて固定する。上段のアンカーフレーム
1 を固定する際、併せて同アンカーフレーム21 の係
止突起24も凹部23に差し込んで、同アンカーフレー
ム21 の滑落と、鉛直方向のたわみを防止する。
【0057】11.上下双方のアンカーフレーム21
2 が橋脚1に固定され、外型枠31が次のコンクリー
ト打設位置へと上昇したら、内型枠支持体5の内型枠3
2 を図1に示す昇降装置6により次のコンクリート打設
位置まで上昇させ、外型枠31と同じ高さにする。
【0058】12.両型枠31 、32 が次のコンクリー
ト打設位置に配置されたら、前記したやり方で両型枠3
1 、32 をコンクリート打設位置に正確にセットし、両
型枠31 、32 の間にコンクリートを打設して2段目の
橋脚ブロックを構築する。以後これらを所望回数繰り返
して希望する高さの橋脚を完成する。
【0059】ところで、内型枠支持体5による内型枠3
2 の上昇範囲は同支持体5の大きさにもよるが通常3回
位が限度である。このため内型枠32 を3回上昇させた
ら、内型枠支持体5をタワークレーンで支持すると共
に、同内型枠支持体5の固定バー28を図1の矢印d方
向に移動させて橋脚1から引き抜き、その後タワークレ
ーンにより内型枠支持体5を吊り上げてこれまでに構築
された橋脚ブロックの上部に再セットする。
【0060】13.橋脚の施工が完了したら、前記アン
カーフレーム21 、22 を交互に動かして降下させなが
ら同アンカーフレーム21 、22 に取り付けられている
柱材10や外型枠31 を地上に降ろす。また内型枠32
を支持している内型枠支持体5はタワークレーンにより
吊り降ろす。
【0061】以上説明した実施例は、内型枠32 を支持
する内型枠支持体5がタワークレーンにより支持される
場合の説明であったが、同内型枠支持体5が外型枠31
と共にアンカーフレーム21 、22 により支持される場
合は、同アンカーフレーム21 、22 により内型枠32
も上昇されるため、タワークレーンや昇降装置6による
内型枠32 の上昇は不要となる。
【0062】
【実施例2】図1〜7は本発明の高構造物施工装置の一
実施例を示したものであり、実施例1と同様高橋脚を施
工するものである。この装置は図1のように、固定具4
により橋脚1の外周に固定される上下2段のアンカーフ
レーム21 、22 と、同アンカーフレーム21 、22
支持されて橋脚1の上部に配置されるコンクリート打設
用型枠3と、下側のアンカーフレーム22 に連結固定さ
れ、上側のアンカーフレーム21 とはスライド自在に連
結された柱材10と、上下のアンカーフレーム2を連結
するように取り付けられ、固定解除時にアンカーフレー
ム21 、22 を交互に動かしてこれらアンカーフレーム
1 、22 を移動前より高い位置に移動させる駆動装置
(油圧ジャッキ)6とを備えており、前記コンクリート
打設用型枠3は、アンカーフレーム21 、22により支
持される外型枠31 と、内型枠支持体5により支持され
る内型枠32 とに分けられ、前記内型枠支持体5には、
内型枠32 を昇降させる昇降装置6が設けられている。
以下にこれら各部についての詳細な説明を行う。
【0063】上下2段のアンカーフレーム21 、22
は、図2に示すように橋脚1の全外周を囲む四角い枠の
ように配置されている。この四角く配置された4本のア
ンカーフレーム2のうち橋脚1の幅方向外側に対向して
配置される2つの幅方向フレーム13は2本の緊結材1
4(金属棒材やワイヤ等)により連結され、橋脚1の厚
さ方向外側に対向して配置される2つの厚さ方向フレー
ム16は2本の緊結材14により連結されている。そし
て前記幅方向フレーム13を連結する緊結材14は同フ
レーム13に設けられた幅方向緊結体15と接続されて
おり、同緊結体15により緊結材14をその長手方向に
駆動すると対向する幅方向フレーム13の間隔を可変さ
せることができるようにしてある。また前記厚さ方向フ
レーム16を連結する緊結材14は同フレーム16に設
けられた厚さ方向緊結体17と接続されており、同緊結
体17により緊結材14をその長手方向に駆動すると対
向する厚さ方向フレーム16の間隔を可変させることが
できるようにしてある。
【0064】このため橋脚1の幅が変化する場合は、対
向する幅方向フレーム13の間隔を変えることによりそ
の変化に対応することができる。また、橋脚1の厚みが
変化する場合は多少ではあるが、2本の厚さ方向フレー
ム16の間隔を変えることによりその変化に対応するこ
とができる。
【0065】前記橋脚1の幅と厚みが夫々大きく変化す
るような場合は、幅方向フレーム13と厚さ方向フレー
ム16とに夫々テレスコピック機構を持たせて、フレー
ム長を独立して可変できるようにすると良い。
【0066】なお前記アンカーフレーム21 、22 の交
差部(即ち幅方向フレーム13と厚さ方向フレーム16
とが交差する図2のA部)は図3に示すようにスライド
可能に立体的に交差している。この交差する部分には図
4に示すようにローラ32を取り付けてある。
【0067】前記幅方向フレーム13、厚さ方向フレー
ム16の橋脚1側の面には、ゴム等の摩擦抵抗の大きい
物質を取り付けた固定具4を取り付けてある。この固定
具4はその付け根側の油圧ジャッキ12により橋脚1の
外周面に向けて垂直に突き出したり引っ込んだりできる
ようになっている。このためアンカーフレーム21 、2
2 を幅方向緊結体15と厚さ方向緊結体17とにより橋
脚1の外周に締め付け、さらに各固定具4の油圧ジャッ
キ12を伸ばすと、アンカーフレーム21 、22 の固定
具4が橋脚1の外周面に強力に押し付けられ、橋脚1と
固定具4との間に発生する摩擦力により、同アンカーフ
レーム21 、22 が橋脚1の外周面に固定される。
【0068】厚さ方向フレーム16の中程の所には橋脚
1の外周面に向かって係止突起24を設けてある。この
係止突起24はその付け根側の油圧ジャッキ33により
橋脚1の外周面に向けて厚さ方向フレーム16から突き
出したり引っ込んだりできるようになっている。このた
めアンカーフレーム21 、22 を幅方向緊結体15と厚
さ方向緊結体17とにより橋脚1の外周に締め付け、さ
らに各係止突起24の油圧ジャッキ33を伸ばすと、ア
ンカーフレーム21 、22 の係止突起24が橋脚1に形
成されている凹部23に差し込まれる。これはアンカー
フレーム21 、22 の滑落防止と、アンカーフレーム2
1 、22 の鉛直曲げモーメント応力の軽減を目的として
いる。なお、幅方向フレーム13にも必要に応じて係止
突起24を設けることができる。
【0069】幅方向フレーム13、厚さ方向フレーム1
6には図2に示すように、各フレーム13、16の水平
曲げモーメントを打ち消す補助緊結装置25を設けてあ
る。この補助緊結装置25はフレーム13、16の長手
方向端部に取り付けられた2つの金具35と、2つの金
具35を緊結する緊結ワイヤ36とからなる。
【0070】前記外型枠31 は柱材10に角度調整用駆
動体(ターンバックル)21、22を介して取り付けら
れており、同外型枠31 は柱材10に取り付けた油圧ジ
ャッキ31で矢印a−b方向に可動できるようにしてあ
る。この外型枠31 はターンバックル21、22の長さ
を変えることにより傾斜角度や位置が調整可能となって
いる。
【0071】前記内型枠32 は、タワークレーンのワイ
ヤ37で吊り上げできる独立した内型枠支持体5に取り
付けられており、同内型枠支持体5の昇降装置6のケビ
ンデスターブ38に取り付けられた角度調整用駆動体
(油圧ジャッキ)21、22に取り付けられている。こ
のため内型枠32 は、昇降装置6により昇降可能である
と共に、油圧ジャッキ21、22により矢印c−d方向
に可動でき、また油圧ジャッキ21、22の伸縮量の調
整で傾斜角度が調整可能となっている。。
【0072】前記外型枠31 、内型枠32 は図6に示す
ように、各々4枚の面板18で四角く構成されている。
各面板18は複数の短冊状面板20をその幅方向に横並
べして構成したものである。この面板18は図7に示す
ように、同面板18から適当な短冊状面板20を引き抜
き、残った短冊状面板20を図中の矢印f方向に寄せる
と同面板18の幅を狭めることができ、これとは反対に
短冊状面板20間に新しく短冊状面板20を差し込むと
同面板18の幅を広げることができる。この面板18の
幅調整により外型枠31 と内型枠32 は、夫々全体幅と
全体厚を可変させることができる。従って図6に示すよ
うな上に向かって徐々に横断面が減少するような橋脚で
もそれに合わせて外型枠31 と内型枠32 とを小さくし
ながら橋脚ブロックの構築を行える。
【0073】なお、前記外型枠31 は、図6のように各
辺の面板18の端部19を重ね、構造物の幅方向両側に
ある面板18を図6の矢印e方向にスライドさせて重ね
代を増減させることにより外型枠31 の全体幅を調節す
ることができるように構成しても良い。但しこの構成で
は内型枠32 の全体幅を調整することはできない。
【0074】前記柱材10は橋脚1を取り囲むように多
数あり、これらには外型枠31 や作業用の足場、ケレン
装置等が取り付けられている。この柱材10もアンカー
フレーム21 、22 と同様に、橋脚1の幅方向外側に対
向して配置される幅方向柱材10と、橋脚1の厚さ方向
外側に対向して配置される厚さ方向柱材10とがあり、
幅方向柱材10は幅方向フレーム13に取り付けられ、
厚さ方向柱材10は厚さ方向フレーム16に取り付けら
れている。このため幅方向フレーム13や厚さ方向フレ
ーム16の間隔が夫々変わると、それに応じて幅方向柱
材10や厚さ方向柱材10の間隔も変わる。
【0075】前記柱材10の上部には橋脚1の垂直支持
鋼棒29に連結し固定可能な連結具39を取り付けてあ
り、垂直支持鋼棒29と連結具39とを固定することに
よりコンクリートの打設中に柱材10が不用意に揺れた
り動いたりするのを防止できるようにしてある。
【0076】なお本発明の施工装置では、図1の柱材1
0の上部にワイヤを取り付け、このワイヤに内型枠32
の内型枠支持体5を吊り下げる構造にしても良い。この
場合、同内型枠支持体5はアンカーフレーム21 、22
の上昇と共に外型枠1 等と一緒に上昇するようになる。
この構成は、型枠が小さい小規模の橋脚を構築する場合
に適している。
【0077】以上説明した施工方法や施工装置は、高橋
脚の施工に使うものとして説明してきたが、本発明の施
工方法とその装置は、煙突、タワー、橋脚、高架水槽等
の各種コンクリート高構造物の施工に応用することがで
きる。
【0078】
【発明の効果】本発明の高構造物の施工方法によれば下
記のような効果がある。 1.総足場を組まなくて良いので高さが数十〜百mに達
するような高い構造物でも安価にしかも早く施工するこ
とができる。 2.クライミングフォーム工法のようにコンクリートを
段階的に打設するのでコンクリートの品質管理や垂直方
向の傾斜補正が容易であり、また外壁面の美観を損なう
こともない。 3.クライミングフォーム工法で問題となっていたアン
カーボルトの取り付け作業や付け替え作業が不要なので
作業能率が高くまた安全性も高い。
【0079】4.特に請求項2の高構造物の施工方法で
は、図1、6に示すような中空の高構造物を構築するこ
とができ、しかも外型枠31 の上昇、及び内型枠32
上昇が共にアンカーフレーム21 、22 の上昇により行
われるため、タワークレーンを使用せずに型枠31 、3
2 の上昇移動が可能である。但し、アンカーフレーム2
1 、22 で2つの型枠31 、32 を支持するため、型枠
1 、32 の小さい小規模な構造物を施工するのに適し
ている。
【0080】5.特に請求項3の高構造物の施工方法で
は、内型枠32 をアンカーフレーム21 、22 から独立
した別の内型枠支持体5で支持しているため、外型枠3
1 と内型枠32 との間に、内型枠32 をアンカーフレー
ム21 、22 に支持させるための連結用鋼材等が一切な
く、このためタワークレーンで構造物用の垂直支持鋼棒
29を外型枠31 と内型枠32 との間に搬入するのが容
易となっている。また内型枠32 が内型枠支持体5の昇
降装置6により上昇可能となっているので、コンクリー
ト打設の度にタワークレーンで内型枠支持体5を引き上
げなくても内型枠32 を上昇させることができ、タワー
クレーンの作業能率が向上する。また内型枠32 をアン
カーフレーム21 、22 によって支持しなくても良いた
め、大型の型枠を用いることができ大規模な構造物を施
工することができる。
【0081】本発明の高構造物施工装置によれば下記の
ような効果がある。 1.請求項4の高構造物施工装置を使用すれば、請求項
1の施工方法を行うことができると共に、アンカーフレ
ーム21 、22 の上昇とコンクリート打設用型枠3の上
昇とを自動的に行うことができる。 2.請求項5、6の装置では、アンカーフレーム21
2 を構造物1の全外周に安定的に固定させることがで
きるので、施工装置の安定性が高い。 3.請求項7、8の装置では、固定具4が摩擦力で構造
物1の外周面に固定されるため、固定具4の固定が容易
であり、また固定解除も容易である。しかもこれまでの
ように構造物1にアンカーボルトを取り付ける必要もな
いし、また施工装置とアンカーボルトとを連結させた
り、連結解除させたりする必要もないので、作業スピー
ドが早まり、安全面でも有利である。
【0082】4.請求項9の装置では、アンカーフレー
ム21 、22 のうち構造物1の幅方向外側に対向して配
置される2つの幅方向フレーム13の間隔が可変である
ため、横幅が変化する構造物1でもアンカーフレーム2
1 、22 を固定することができる。 5.請求項10の装置では、アンカーフレーム21 、2
2 のうち構造物1の厚さ方向外側に対向して配置される
2つの厚さ方向フレーム16の間隔が可変であるため、
厚みが変化する構造物1でもアンカーフレーム21 、2
2 を固定することができる。 6.請求項11の装置では、コンクリート打設用型枠3
の全体幅を調節可能としたため、横幅が変化する構造物
1を施工することができる。
【0083】7.請求項12の装置では、コンクリート
打設用型枠3の全体幅と全体厚を夫々調節可能としたた
め、横幅と厚みが変化する構造物1を施工することがで
きる。 8.請求項13の装置では、コンクリート打設用型枠3
の垂直方向の傾斜補正が容易である。 9.請求項14の装置では、アンカーフレーム21 、2
2 の固定に、固定具4の他、構造物1の凹部23に挿抜
可能となる係止突起24も設けてあるため、アンカーフ
レーム2の滑落が完全に防止される。またこれによりア
ンカーフレーム1 、22 の鉛直方向のたわみが防止され
る。
【0084】10.請求項15の装置では、アンカーフ
レーム21 、22 に補助緊結装置25が設けられている
ため、アンカーフレーム21 、22 固定時の水平方向の
曲げモーメントが軽減される。これによりアンカーフレ
ーム21 、22 の固定が安定し、また固定具4の片当た
りも防止され、構造物1のコンクリートに悪影響を及ぼ
す虞もない。 11.請求項16の装置では、コンクリート打設用型枠
3が、アンカーフレーム21 、22 により支持される外
型枠31 と、内型枠支持体5により支持される内型枠3
2 とからなり、前記内型枠支持体5は上下いずれかのア
ンカーフレーム21 、22 に連結された柱材10に吊り
下げられているため、本装置を用いれば請求項2の施工
方法で中空の構造物1を構築することができる。
【0085】12.請求項17の装置では、コンクリー
ト打設用型枠3が、アンカーフレーム21 、22 により
支持される外型枠31 と、内型枠支持体5により支持さ
れる内型枠32 とに分かれ、前記内型枠支持体5に内型
枠32 を昇降させる昇降装置6を設けため、本装置を用
いれば請求項3の施工方法で中空の構造物1を構築する
ことができる。 13.請求項18の装置では、内型枠支持体5が構造物
1の上部に固定可能であるため、施工中は内型枠支持体
5をタワークレーンで支持しておく必要がない。さらに
内型枠32 は昇降装置6により上昇可能であるため、コ
ンクリート打設の度にタワークレーンで内型枠支持体5
を引き上げなくても内型枠32 を上昇させることができ
るので、タワークレーンの作業が緩和される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高架橋の構造物施工方法に使用される
施工装置の縦断面図。
【図2】本発明の高架橋の構造物施工方法に使用される
施工装置のアンカーフレーム部分の平面図。
【図3】図2におけるA部の拡大図。
【図4】図2におけるB−B断面図。
【図5】(a)〜(c)は本発明の高架橋の構造物施工
方法に使用される施工装置の動きを段階的に説明する説
明図。
【図6】本発明の高架橋の構造物施工方法に使用される
施工装置の概略を示した斜視図。
【図7】図6の施工装置におけるコンクリート打設用型
枠の構造を示した図であり、(a)は上面図、(b)は
側面図。
【符号の説明】
1 構造物 2 アンカーフレーム 3 コンクリート打設用型枠 4 固定具 5 内型枠支持体 6 昇降装置 10 柱材 11 駆動装置 12 油圧ジャッキ 13 幅方向フレーム 14 緊結材 15 幅方向緊結体 16 厚さ方向フレーム 17 厚さ方向緊結体 18 面板 19 端部 20 短冊状面板 21 角度調整用駆動体 22 角度調整用駆動体 23 構造物の凹部 24 係止突起 25 補助緊結装置 27 固定装置

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構造物(1)の外周に固定されるアンカ
    ーフレーム(2)に支持されて同構造物(1)の上部に
    配置されるコンクリート打設用型枠(3)内に、コンク
    リートを打設して同構造物(1)の上に構造物ブロック
    を施工し、その後、アンカーフレーム(2)を上昇させ
    て構造物(1)に再固定し、この上昇に伴って上昇した
    コンクリート打設用型枠(3)内にコンクリートを打設
    して前記施工の構造物ブロックの上に次の構造物ブロッ
    クを施工し、これらアンカーフレーム(2)及びコンク
    リート打設用型枠(3)の上昇とコンクリートの打設に
    よる構造物ブロックの施工を繰返して、段階的に高構造
    物を形成するようにした高構造物の施工方法において、
    前記アンカーフレーム(2)を上下2段のアンカーフレ
    ーム(21 、22 )とし、一方のアンカーフレーム(2
    1 )の固定具(4)を構造物(1)に固定し他方のアン
    カーフレーム(22 )の固定具(4)の固定を解除して
    同アンカーフレーム(22 )を上昇させて、同アンカー
    フレーム(22 )をその固定具(4)により構造物
    (1)に再固定し、次にこの固定具(4)を構造物
    (1)に固定したまま他方のアンカーフレーム(21
    の固定具(4)の固定を解除して同アンカーフレーム
    (21 )を上昇させて、同アンカーフレーム(21 )を
    その固定具(4)により構造物(1)に再固定し、これ
    ら両アンカーフレーム(21 、22 )の上昇によりコン
    クリート打設用型枠(3)を上昇させ、その状態でコン
    クリート打設用型枠(3)内にコンクリートを打設して
    前記施工による構造物(1)の上に次の構造物ブロック
    を施工し、以後、前記アンカーフレーム(21 、22
    及びコンクリート打設用型枠(3)の上昇、コンクリー
    トの打設による構造物ブロックの施工を繰返して段階的
    に高構造物を形成することを特徴とする高構造物の施工
    方法。
  2. 【請求項2】 請求項1におけるコンクリート打設用型
    枠(3)を、アンカーフレーム(21 、22 )により支
    持される外型枠(31 )と、内型枠支持体(5)により
    支持される内型枠(32 )とに分け、外型枠(31 )の
    上昇は、アンカーフレーム(21 、22 )の上昇により
    行い、内型枠(32 )の上昇は、内型枠支持体(5)を
    介してアンカーフレーム(21 、22 )の上昇により行
    うことを特徴とする請求項1の高構造物の施工方法。
  3. 【請求項3】 請求項1におけるコンクリート打設用型
    枠(3)を、アンカーフレーム(21 、22 )により支
    持される外型枠(31 )と、内型枠支持体(5)により
    支持される内型枠(32 )とに分け、外型枠(31 )の
    上昇は、アンカーフレーム(21 、22 )の上昇により
    行い、内型枠(32 )の上昇は内型枠支持体(5)に設
    けた昇降装置(6)により行うことを特徴とする請求項
    1の高構造物の施工方法。
  4. 【請求項4】 固定具(4)により構造物(1)の外周
    に固定される上下2段のアンカーフレーム(21 、2
    2 )と、同アンカーフレーム(21 、22 )に支持され
    て構造物(1)の上部に配置されるコンクリート打設用
    型枠(3)と、上下いずれかのアンカーフレーム(2
    1 、22 )に連結された柱材(10)と、構造物(1)
    への固定具(4)の固定の解除時にアンカーフレーム
    (21 、22)を交互に動かしてこれらアンカーフレー
    ム(21 、22 )を移動前より高い位置に移動させる駆
    動装置(11)を備えてなることを特徴とする高構造物
    施工装置。
  5. 【請求項5】 アンカーフレーム(21 、22 )が構造
    物(1)の全外周を囲む様に配置されてなることを特徴
    とする請求項4の高構造物施工装置。
  6. 【請求項6】 アンカーフレーム(21 、22 )が構造
    物(1)の対向面に配置されてなることを特徴とする請
    求項4の高構造物施工装置。
  7. 【請求項7】 固定具(4)が構造物(1)の外周面に
    横方向から押し付け可能なものであることを特徴とする
    請求項4の高構造物施工装置。
  8. 【請求項8】 固定具(4)が、アンカーフレーム(2
    1 、22 )に設けた油圧ジャッキ(12)により、構造
    物(1)の外周面に横方向から押し付け可能になってい
    ることを特徴とする請求項4の高構造物施工装置。
  9. 【請求項9】 アンカーフレーム(21 、22 )のうち
    構造物(1)の幅方向外側に対向して配置される2つの
    幅方向フレーム(13)が緊結材(14)で連結され、
    同緊結材(14)にそれを締付けて幅方向フレーム(1
    3)をその対向方向に移動させる幅方向緊結体(15)
    を設けてなることを特徴とする請求項4の高構造物施工
    装置。
  10. 【請求項10】 アンカーフレーム(21 、22 )のう
    ち構造物(1)の厚さ方向外側に対向して配置される2
    つの厚さ方向フレーム(16)が緊結材(14)で連結
    され、同緊結材(14)にそれを締付けて厚さ方向フレ
    ーム(16)をその対向方向に移動させる厚さ方向緊結
    体(17)を設けてなることを特徴とする請求項4の高
    構造物施工装置。
  11. 【請求項11】 コンクリート打設用型枠(3)を面板
    (18)の組合わせにより方形の枠状に形成し、各辺の
    面板(18)の端部(19)を重ねておき、その重ね代
    を増減させることによりコンクリート打設用型枠(3)
    の全体幅を調節可能としたことを特徴とする請求項4の
    高構造物施工装置。
  12. 【請求項12】 コンクリート打設用型枠(3)を、複
    数の短冊状面板(20)をその幅方向に横並べして構成
    した面板(18)の組合わせにより方形の枠状に形成
    し、各面板(18)の短冊状面板(20)を着脱するこ
    とにより同面板(18)の全体幅を可変可能として、コ
    ンクリート打設用型枠(3)の全体幅と全体厚を夫々調
    節可能としたことを特徴とする請求項4の高構造物施工
    装置。
  13. 【請求項13】 コンクリート打設用型枠(3)の上下
    に、その垂直方向の傾斜角度を調整するための角度調整
    用駆動体(21、22)を設けてなることを特徴とする
    請求項4の高構造物施工装置。
  14. 【請求項14】 アンカーフレーム(21 、22 )に、
    構造物(1)の外周面に形成された凹部(23)に挿抜
    可能な係止突起(24)を設けてなることを特徴とする
    請求項4の高構造物施工装置。
  15. 【請求項15】 アンカーフレーム(21 、22 )に同
    フレーム(21 、22 )の水平曲げモーメントを打ち消
    す補助緊結装置(25)を設けてなることを特徴とする
    請求項4の高構造物施工装置。
  16. 【請求項16】 コンクリート打設用型枠(3)が、ア
    ンカーフレーム(21 、22 )により支持される外型枠
    (31 )と、内型枠支持体(5)により支持される内型
    枠(32 )とからなり、前記内型枠支持体(5)は上下
    いずれかのアンカーフレーム(21 、22 )に連結され
    た柱材(10)に吊り下げられていることを特徴とする
    請求項4の高構造物施工装置。
  17. 【請求項17】 コンクリート打設用型枠(3)が、ア
    ンカーフレーム(21 、22 )により支持される外型枠
    (31 )と、内型枠支持体(5)により支持される内型
    枠(32 )とからなり、前記内型枠支持体(5)には、
    内型枠(32)を昇降させる昇降装置(6)が設けられ
    ていることを特徴とする請求項4の高構造物施工装置。
  18. 【請求項18】 請求項17の内型枠支持体(5)に、
    同内型枠支持体(5)を構造物(1)の上部に固定可能
    とする固定装置(27)が設けられていることを特徴と
    する高構造物施工装置。
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