JPH07245236A - 誘電体キャパシタおよびその製造方法 - Google Patents

誘電体キャパシタおよびその製造方法

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JPH07245236A
JPH07245236A JP446195A JP446195A JPH07245236A JP H07245236 A JPH07245236 A JP H07245236A JP 446195 A JP446195 A JP 446195A JP 446195 A JP446195 A JP 446195A JP H07245236 A JPH07245236 A JP H07245236A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 優れた特性を有する誘電体キャパシタを提供
することを目的とする。 【構成】 シリコン基板2の上に、酸化シリコン層4、
下部電極12、強誘電体層8、上部電極10が設けられ
ている。下部電極12は、白金とイリジウムの合金層に
よって形成されている。下部電極12の合金層は、強誘
電体層8の種類や組成に応じて、適切な格子定数とする
ことができる。これにより、優れた特性の強誘電体層8
を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は誘電体キャパシタに関
するものであり、特にその強誘電性の向上に関するもの
である。
【0002】従来の強誘電体キャパシタを、図13に示
す。シリコン基板2の上に、酸化シリコン層4が形成さ
れている。その上に、白金からなる下部電極6が設けら
れている。下部電極6の上には、強誘電体層であるPZ
T(PbZrXTi1-XO3)膜8が設けられ、さらにその上には、
白金からなる上部電極10が設けられている。このよう
にして、下部電極6、PZT膜8、上部電極10によ
り、強誘電体キャパシタが形成される。
【0003】なお、ここで、下部電極6として白金を用
いているのは、次のような理由によるものである。PZ
T膜8は、配向膜の上に形成しなければならない。アモ
ルファス膜の上に形成すると、配向しないため強誘電性
が損なわれてしまうからである。一方、下部電極6は、
シリコン基板2から絶縁した状態で形成しなければなら
ない。このため、シリコン基板2上に酸化シリコン層4
を形成している。この酸化シリコン層4はアモルファス
である。一般に、アモルファスの上に形成した膜は無配
向膜となるが、白金はアモルファスの上においても、配
向膜となる性質を有している。このような理由から、下
部電極として白金が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の強誘電体キャパシタには、次のような問題
点があった。
【0005】第一に、強誘電体の種類や組成によって、
下部電極である白金との格子定数のミスマッチが大きく
なり、強誘電性が劣化するおそれがあった。
【0006】第二に、白金は酸素を透過しやすいため、
強誘電体(PZT)内の酸素の抜け出し、経年変化およ
び分極反転の繰り返しによって強誘電性が低下するとい
う問題があった。つまり、図14に示すように、白金の
柱状結晶の間から、強誘電体中の酸素が抜け出すおそれ
があった。
【0007】また、このような問題は高誘電率を有する
誘電体を用いたキャパシタにおいても同様に生じてい
た。
【0008】この発明は、上記の問題点を解決して、優
れた強誘電性、高誘電性を示すとともに、経年劣化およ
び分極反転の繰り返しによる劣化の少ない強誘電体キャ
パシタまたは高誘電率を有する誘電体キャパシタを提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】なお、この発明におい
て、「キャパシタ」とは絶縁体の両側に電極が設けられ
た構造を指すものであり、電気量の蓄積に用いられると
否とにかかわらず、この構造を有するものを含む概念で
ある。
【0010】請求項1の強誘電体キャパシタおよび請求
項11の高誘電率を有する誘電体キャパシタは、白金と
イリジウムとの合金層を有する下部電極、下部電極の上
に、下部電極の前記合金層に接するように形成された誘
電体層、誘電体層の上に形成された上部電極、を備えて
いる。
【0011】請求項2の強誘電体キャパシタおよび請求
項12の高誘電率を有する誘電体キャパシタは、イリジ
ウム層を有する下部電極、下部電極の上に、下部電極の
前記イリジウム層に接するように形成された誘電体層、
誘電体層の上に形成された上部電極、を備えている。
【0012】請求項3の強誘電体キャパシタおよび請求
項13の高誘電率を有する誘電体キャパシタは、前記下
部電極は、基板の上に形成された酸化シリコン層の上に
形成されており、前記下部電極は、前記酸化シリコン層
に接する接合層を、前記合金層またはイリジウム層の下
に有していることを特徴としている。
【0013】請求項4の強誘電体キャパシタは、前記強
誘電体層としてPbZrTiO3を用い、強誘電体層に接
する下部電極の層としてPtYIr1-Yを用い、Yを0〜
0.5の間としたことを特徴としている。
【0014】請求項5の強誘電体キャパシタは、請求項
4において前記Yを0.2〜0.3の間としたことを特
徴としている。
【0015】請求項6の強誘電体キャパシタは、強誘電
体層としてBi4Ti312を用い、強誘電体層に接する下部
電極の層としてPtYIr1-Yを用い、Yを0.8の間とし
たことを特徴としている。
【0016】請求項7の強誘電体キャパシタおよび請求
項14の高誘電率を有する誘電体キャパシタは、格子定
数の異なる2以上の導電体の合金層を有する下部電極、
下部電極の上に、下部電極の合金層に接するように形成
された強誘電体層、強誘電体層の上に形成された上部電
極、を備えている。
【0017】請求項8の強誘電体キャパシタおよび請求
項15の高誘電率を有する誘電体キャパシタは、前記合
金層は、少なくともイリジウムを含む合金層であること
を特徴としている。
【0018】請求項9の強誘電体キャパシタおよび請求
項16の高誘電率を有する誘電体キャパシタは、下部電
極、下部電極の上に形成された強誘電体層、強誘電体層
の上に形成され、白金とイリジウムの合金層を有する上
部電極、を備えている。
【0019】請求項10の強誘電体キャパシタおよび請
求項17の高誘電率を有する誘電体キャパシタは、下部
電極、下部電極の上に形成された強誘電体層、強誘電体
層の上に形成され、イリジウム層を有する上部電極、を
備えている。
【0020】請求項18の強誘電体キャパシタの製造方
法および請求項23の高誘電率を有する誘電体キャパシ
タの製造方法は、基板上に、スパッタリングによって、
白金とイリジウムとの合金層またはイリジウム層を下部
電極として形成するステップ、前記合金層の上に接する
ように誘電体層を形成するステップ、誘電体層の上に上
部電極を形成するステップ、を備えている。
【0021】請求項19の強誘電体キャパシタの製造方
法および請求項24の高誘電率を有する誘電体キャパシ
タの製造方法は、基板上に、酸化シリコン層を形成する
ステップ、前記酸化シリコン層の上に、接合層を形成す
るステップ、前記チタン層の上に、白金とイリジウムと
の合金層またはイリジウム層を形成し、下部電極を形成
するステップ、前記下部電極の上に誘電体層を形成する
ステップ、誘電体層の上に上部電極を形成するステッ
プ、を備えている。
【0022】請求項20の強誘電体キャパシタの製造方
法および請求項25の高誘電率を有する誘電体キャパシ
タの製造方法は、下部電極を摂氏400度以上で熱処理
するステップを備えたことを特徴としている。
【0023】請求項21の強誘電体キャパシタの製造方
法および請求項26の高誘電率を有する誘電体キャパシ
タの製造方法は、熱処理ステップは、誘電体層形成のた
めの熱処理を兼ねるものであることを特徴としている。
【0024】請求項22の強誘電体キャパシタの製造方
法および請求項27の高誘電率を有する誘電体キャパシ
タの製造方法は、下部電極を格子定数の異なる2以上の
種類の金属の合金とし、合金の構成比率を変えることに
より、合金の格子定数を変えて、誘電体層の格子定数と
合致させるようにしたことを特徴としている。
【0025】
【作用および発明の効果】請求項1の強誘電体キャパシ
タおよび請求項11の高誘電率を有する誘電体キャパシ
タは、白金とイリジウムとの合金層を有する下部電極を
用いたことを特徴としている。したがって、強誘電体や
高誘電率を有する誘電体の種類や組成に応じて、白金と
イリジウムの混合比を変えて、格子定数をマッチングさ
せることができる。また、合金中に含まれるイリジウム
は白金よりも酸化しやすく、酸化したイリジウムによっ
て、強誘電体中の酸素のぬけ出しが防止できる。
【0026】請求項2の強誘電体キャパシタおよび請求
項12の高誘電率を有する誘電体キャパシタは、イリジ
ウム層を有する下部電極を用いたことを特徴としてい
る。したがって、酸化したイリジウムによって、強誘電
体中の酸素の抜け出しを防止できる。
【0027】請求項3の強誘電体キャパシタおよび請求
項13の高誘電率を有する誘電体キャパシタは、酸化シ
リコン層に接する接合層を下部電極の下に有しているこ
とを特徴としている。したがって、強誘電体層および高
誘電率を有する誘電体層の接着性を向上させることがで
きる。
【0028】請求項4の強誘電体キャパシタは、強誘電
体層としてPbZrTiO3を用い、強誘電体層に接する
下部電極の層としてPtYIr1-Yを用い、Yを0〜0.5
の間としている。したがって、両者の格子定数がマッチ
ングして、優れた強誘電性を得ることができる。
【0029】請求項5の強誘電体キャパシタは、Yを
0.2〜0.3の間としている。したがって、両者の格
子定数がさらによくマッチングして、さらに優れた強誘
電性を得ることができる。
【0030】請求項6の強誘電体キャパシタは、強誘電
体層としてBi4Ti312を用い、強誘電体層に接する下部
電極の層としてPtYIr1-Yを用い、Yを0.8の間とし
ている。したがって、両者の格子定数がマッチングし
て、優れた強誘電性を得ることができる。
【0031】請求項7の強誘電体キャパシタおよび請求
項14の高誘電率を有する誘電体キャパシタは、格子定
数の異なる2以上の導電体の合金層を下部電極に有して
いる。したがって、合金の比率を変えることにより、誘
電体層との格子定数のマッチングをとることが容易であ
る。
【0032】請求項8の強誘電体キャパシタおよび請求
項15の高誘電率を有する誘電体キャパシタは、さら
に、前記合金層にイリジウムを含んでいる。したがっ
て、酸化したイリジウムによって、誘電体層からの酸素
の抜け出しを防止できる。
【0033】請求項9、10の強誘電体キャパシタおよ
び請求項16、17の高誘電率を有する誘電体キャパシ
タは、上部電極に白金とイリジウムの合金層またはイリ
ジウム層を備えている。したがって、酸化したイリジウ
ムによって、強誘電体中の酸素が上部電極を解して抜け
出すのを防止できる。
【0034】請求項18の強誘電体キャパシタの製造方
法および請求項23の高誘電率を有する誘電体キャパシ
タの製造方法は、酸化シリコン層に接する接合層を下部
電極の下に形成するステップを有している。したがっ
て、強誘電体層、高誘電率を有する誘電体層の接着性を
向上させることができる。
【0035】請求項19の強誘電体キャパシタの製造方
法および請求項24の高誘電率を有する誘電体キャパシ
タの製造方法は、白金とイリジウムとの合金層またはイ
リジウム層を下部電極として形成し、摂氏700以上で
熱処理するステップを備えている。したがって、イリジ
ウム層または合金層中のイリジウムが酸化され、酸素の
抜け出しを防止することができる。
【0036】請求項20の強誘電体キャパシタの製造方
法および請求項25の高誘電率を有する誘電体キャパシ
タの製造方法は、誘電体層形成のための熱処理によっ
て、下部電極の熱処理をあわせて行うことを特徴として
いる。したがって、工程の簡素化を図って、効率良く製
造を行うことができる。
【0037】すなわち、強誘電性、高誘電性の良好な誘
電体キャパシタを提供することができる。
【0038】
【実施例】図1に、この発明の一実施例による強誘電体
キャパシタの構造を示す。シリコン基板2の上に、酸化
シリコン層4、下部電極12、強誘電体層8、上部電極
10が設けられている。下部電極12は、白金とイリジ
ウムの合金層によって形成されている。
【0039】図2に、白金とイリジウムの物性を比較し
て掲げる。この表からも明らかなように、イリジウムの
物性は白金の物性とほぼ等しい。イリジウムの抵抗率
は、白金よりも小さく、電極として好ましい材料であ
る。また、白金の格子定数が3.923オングストロー
ムであるのに対し、イリジウムの格子定数は3.839
オングストロームである。したがって、混合比を変える
ことにより、白金とイリジウムの合金の格子定数を、
3.923オングストローム〜3.839オングストロ
ームの間に設定することができる。つまり、強誘電体の
種類や組成に応じて、適切な格子定数とすることができ
る。
【0040】たとえば、強誘電体層8としてチタン酸ビ
スマスBi4Ti3O12(以下BITという)を用いる場合に
ついて説明する。BITの格子定数は、a=5.45、
b=5.41、c=32.815である。一方、下部電
極12である白金やイリジウムは、図3に示すように
(111)方向に配向する。したがって、BITのc軸
配向膜を得るためには、下部電極12の(111)面の
原子間距離Lを、a=5.45、もしくはb=5.41
と等しくする必要がある。この実施例では、白金とイリ
ジウムの合金の組成比を、PtXIr1-Xにおいてx=
0.8とすることにより、(111)面の原子間距離L
を5.43とすることができる。つまり、BITの格子
定数とマッチングをとって、強誘電性の高いBIT膜を
形成することができる。
【0041】また、イリジウムは白金に比べると酸化し
やすい。図2の表に示すように、白金が酸素と反応しに
くいのに対し、イリジウムは高温下で酸化する。この白
金とイリジウムの合金を熱処理すれば、イリジウムがわ
ずかに酸化する。この酸化イリジウム20が白金の柱状
結晶の間に形成され、強誘電体8中の酸素の抜け出す通
路を塞ぐので、酸素の欠乏を防止することができる(図
4参照)。
【0042】上記のような強誘電体キャパシタは、たと
えば、図5に示すように、トランジスタ24と組み合わ
せて、不揮発性メモリとして用いることができる。
【0043】図6に、この発明の一実施例による強誘電
体キャパシタの製造工程を示す。シリコン基板2の表面
を熱酸化し、酸化シリコン層4を形成する(図6A)。
ここでは、酸化シリコン層4の厚さを600nmとし
た。次に、白金とイリジウムをターゲットとして用い
て、白金とイリジウムの合金を、酸化シリコン層4の上
に形成する(図6B)。これを下部電極12とする。こ
こでは、200nmの厚さに形成した。
【0044】次に、この下部電極12の上に、ゾルゲル
法によって、強誘電体層8としてPZT膜を形成する
(図6C)。出発原料として、Pb(CH3COO)2・3H2O,Zr(tー
OC4H9)4、Ti(i-OC3H7)4の混合溶液を用いた。この混合溶
液をスピンコートした後、150度(摂氏、以下同じ)
で乾燥させ、ドライエアー雰囲気において400度で3
0秒の仮焼成を行った。これを5回繰り返した後、O2
雰囲気中で、700度以上の熱処理を施した。このよう
にして、250nmの強誘電体層8を形成した。なお、
ここでは、PbZrXTi1-XO3において、xを0.52として
(以下PZT(52・48)と表わす)、PZT膜を形
成している。
【0045】さらに、強誘電体層8の上に、スパッタリ
ングにより白金によって上部電極10を形成する(図6
D)。このようにして、強誘電体キャパシタを得ること
ができる。
【0046】なお、上記実施例では。強誘電体層8を形
成するための熱処理によって(700度以上)によっ
て、下部電極12をあわせて熱処理し、イリジウムを酸
化させるようにしている。しかし、下部電極12の形成
時にこの熱処理を行ってもよい。後述の高誘電性の特性
向上は、400度以上の熱処理を行うことにより顕著に
あらわれることが判明した。もちろん、それ以下の温度
であっても所定の効果は得られる。また、特別な熱処理
を行わなくとも、経年変化によって、徐々にイリジウム
の酸化が進行して効果が得えられる。
【0047】図7に、強誘電体層8としてPZT(52
/48)を用い、下部電極12としてPtXIr1-Xを用い
て、白金とイリジウムの組成比xを変化させた場合の、
残留分極Prと抗電界Ecの変化をグラフで示す。この
図からも明らかなように、下部電極12として、白金の
みを用いた場合(x=1.0の場合)に比べて、イリジ
ウムとの合金を用いた場合の方が、残留分極Prが高い
値を示すことが明らかである。すなわち、強誘電性が向
上しているといえる。白金0%〜50%の範囲において
顕著な特性の改善が得られており、特に白金25%程度
をピークとして、20%〜30%の混合比において、極
めて優れた特性が得られている。
【0048】図8に、下部電極12として白金のみを用
いた場合の、強誘電体キャパシタのヒステリシス特性を
示す。また、図8Bに、下部電極12として白金25
%、イリジウム75%の合金を用いた場合の、強誘電体
キャパシタのヒステリシス特性を示す。なお、ここで
は、酸化シリコン層を600nm、下部電極12を20
0nm、PZTを250nmとした。両グラフを比較す
れば明らかなように、合金を用いた場合の方(図8Bの
方)が、残留分極Prに優れた特性を示している。
【0049】さらに、図9に、下部電極12としてイリ
ジウムのみを用いた場合の、強誘電体キャパシタのヒス
テリシス特性を示す。このように、イリジウムのみを用
いた場合であっても、残留分極Pr、抗電界Ecが改善
されている。これは、イリジウムも白金と同じく柱状結
晶であるが、その表面もしくは結晶間が酸化して、柱状
結晶でない酸化イリジウムに変化するためであると思わ
れる。
【0050】なお、下部電極、上部電極に白金とイリジ
ウムとの合金やイリジウムを用いると、誘電体の特性が
向上する理由は必ずしも明らかではないが、上記で述べ
た理由等が複合的に影響していると思われる。
【0051】図10に、この発明の他の実施例による強
誘電体キャパシタの構造を示す。この実施例では、下部
電極12と酸化シリコン層4との間に、チタン層を接合
層30として設けている。イリジウムと酸化シリコン層
4との密着性はあまり良くない。このため、部分的に合
金層がはがれ、強誘電特性を劣化させるおそれがある。
特に、合金中のイリジウムの比率が高くなるほど、この
ことが顕著となる。そこで、この実施例では、酸化シリ
コン層4と密着性のよいチタン層を接合層30として設
けている。これにより、強誘電特性を改善している。な
お、チタン層は、スパッタリングによって形成すればよ
い。
【0052】図11に、イリジウムによる下部電極12
の下に、チタン層を接合層30として設けた場合の、ヒ
ステリシス特性を示す。ここでは、酸化シリコン層を6
000オングストローム、接合層を5nm、下部電極1
2を200nm、PZTを250nmとした。図から明
らかなように、図9の場合に比較して、残留分極Pr、
抗電界Ecともに改善されている。
【0053】なお、上記実施例では、接合層30として
チタン層を用いたが、接合性を改善する材料であれば、
どのようなものでもよい。例えば、白金層を用いてもよ
い。白金層(100nm)を接合層として用いた場合
の、ヒステリシス特性を図11Bに示す。この場合も、
図9と比べれば明らかなように、残留分極Pr、抗電界
Ecが改善さている。
【0054】なお、上記の実施例では、白金とイリジウ
ムの合金を用いることにより、格子定数のマッチングを
図った。しかし、格子定数の異なる導電体を用いること
により、同様にして格子定数のマッチングを図ることが
できる。
【0055】また、上記各実施例では、下部電極12を
1層の合金等で形成したが、2層以上の層で形成しても
よい。この場合、強誘電体層8に接する層に、白金とイ
リジウムの合金層やイリジウム層を用いれば、格子定数
のマッチングを図って、良好な強誘電体層8を得ること
ができる。また、イリジウムが酸化することによって、
強誘電体層8中の酸素の抜け出しを防ぐ効果について
は、いずれかの層が上記の合金層やイリジウム層であれ
ば得られる。しかし、強誘電体層8に接するように合金
層やイリジウム層を設けたほうが、高い効果を得ること
ができる。
【0056】さらに、イリジウムの酸化による酸素の抜
け出しによる効果は、上部電極10を上記合金層やイリ
ジウム層にした場合も得られる。上下電極10、12と
もに、合金層またはイリジウム層にすれば、さらに大き
な効果を得ることができる。
【0057】この発明の他の実施例によるキャパシタを
図12に示す。この実施例では、強誘電体層8に代え
て、高誘電率を有する誘電体層90を用いている。酸化
シリコン層4の上に、白金とイリジウムの合金(上述の
ようにイリジウムのみでもよい)からなる下部電極12
を設け、その上にSrTiO3,(Sr,Ba)TiO3のペロブスカイト
構造を有する高誘電率薄膜を誘電体層90として形成し
た。この場合も、強誘電体の場合と同様、誘電性の改善
が図られた。つまり、強誘電体層について述べたこと
が、高誘電率を有する誘電体層にも適用できることが明
らかとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による強誘電体キャパシタ
の構図を示す図である。
【図2】白金とイリジウムの物性を表わす図である。
【図3】白金、イリジウムの結晶面を示す図である。
【図4】白金とイリジウムの合金において、酸化イリジ
ウムが酸素の抜け出しを防止する構造を示す図である。
【図5】強誘電体キャパシタ22を用いた不揮発性メモ
リを示す図である。
【図6】強誘電体キャパシタの製造工程を示す図であ
る。
【図7】下部電極12の白金とイリジウムの混合比を変
えた場合の残留分極Prと抗電界Ecの変化を示す図で
ある。
【図8】白金のみを下部電極として用いた場合と、白金
とイリジウムの合金を下部電極として用いた場合のヒス
テリシス特性を比較する図である。
【図9】下部電極としてイリジウムのみを用いた場合の
ヒステリシス特性を示す図である。
【図10】下部電極12と酸化シリコン層4との間に、
接合層30を設けた場合の実施例を示す図である。
【図11】接合層30としてイリジウム層、白金層を用
いた場合のヒステリシス特性を示す図である。
【図12】高誘電率を有する誘電体キャパシタの実施例
を示す図である。
【図13】従来の強誘電体キャパシタの構造を示す図で
ある。
【図14】白金による下部電極6から酸素が抜け出す状
態を示す図である。
【符号の説明】
2...シリコン基板 4...酸化シリコン層 8...強誘電体層 10...上部電極 12...下部電極 90...高誘電率を有する誘電体層

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】白金とイリジウムとの合金層を有する下部
    電極、 下部電極の上に、下部電極の前記合金層に接するように
    形成された強誘電体層、 強誘電体層の上に形成された上部電極、 を備えた強誘電体キャパシタ。
  2. 【請求項2】イリジウム層を有する下部電極、 下部電極の上に、下部電極の前記イリジウム層に接する
    ように形成された強誘電体層、 強誘電体層の上に形成された上部電極、 を備えた強誘電体キャパシタ。
  3. 【請求項3】請求項1または2の強誘電体キャパシタに
    おいて、 前記下部電極は、基板の上に形成された酸化シリコン層
    の上に形成されており、 前記下部電極は、前記酸化シリコン層に接する接合層
    を、前記合金層またはイリジウム層の下に有しているこ
    とを特徴とするもの。
  4. 【請求項4】請求項1の強誘電体キャパシタにおいて、 前記強誘電体層としてPbZrTiO3を用い、 強誘電体層に接する下部電極の層としてPtYIr1-Yを用
    い、Yを0〜0.5の間としたことを特徴とするもの。
  5. 【請求項5】請求項4の強誘電体キャパシタにおいて、 前記Yを0.2〜0.3の間としたことを特徴とするも
    の。
  6. 【請求項6】請求項1の強誘電体キャパシタにおいて、 前記強誘電体層としてBi4Ti312を用い、 強誘電体層に接する下部電極の層としてPtYIr1-Yを用
    い、Yを0.8の間としたことを特徴とするもの。
  7. 【請求項7】格子定数の異なる2以上の導電体の合金層
    を有する下部電極、 下部電極の上に、下部電極の合金層に接するように形成
    された強誘電体層、 強誘電体層の上に形成された上部電極、 を備えた強誘電体キャパシタ。
  8. 【請求項8】請求項7の強誘電体キャパシタにおいて、 前記合金層は、少なくともイリジウムを含む合金層であ
    ることを特徴とするもの。
  9. 【請求項9】下部電極、 下部電極の上に形成された強誘電体層、 強誘電体層の上に形成され、白金とイリジウムの合金層
    を有する上部電極、 を備えた強誘電体キャパシタ。
  10. 【請求項10】下部電極、 下部電極の上に形成された強誘電体層、 強誘電体層の上に形成され、イリジウム層を有する上部
    電極、 を備えた強誘電体キャパシタ。
  11. 【請求項11】白金とイリジウムとの合金層を有する下
    部電極、 下部電極の上に、下部電極の前記合金層に接するように
    形成された高誘電率を有する誘電体層、 高誘電率を有する誘電体層の上に形成された上部電極、 を備えた高誘電率を有する誘電体キャパシタ。
  12. 【請求項12】イリジウム層を有する下部電極、 下部電極の上に、下部電極の前記イリジウム層に接する
    ように形成された高誘電率を有する誘電体層、 高誘電率を有する誘電体層の上に形成された上部電極、 を備えた高誘電率を有する誘電体キャパシタ。
  13. 【請求項13】請求項11または12の高誘電率を有す
    る誘電体キャパシタにおいて、 前記下部電極は、基板の上に形成された酸化シリコン層
    の上に形成されており、 前記下部電極は、前記酸化シリコン層に接する接合層
    を、前記合金層またはイリジウム層の下に有しているこ
    とを特徴とするもの。
  14. 【請求項14】格子定数の異なる2以上の導電体の合金
    層を有する下部電極、 下部電極の上に、下部電極の合金層に接するように形成
    された高誘電率を有する誘電体層、 高誘電率を有する誘電体層の上に形成された上部電極、 を備えた高誘電率を有する誘電体キャパシタ。
  15. 【請求項15】請求項14の高誘電率を有する誘電体キ
    ャパシタにおいて、 前記合金層は、少なくともイリジウムを含む合金層であ
    ることを特徴とするもの。
  16. 【請求項16】下部電極、 下部電極の上に形成された高誘電率を有する誘電体層、 高誘電率を有する誘電体層の上に形成され、白金とイリ
    ジウムの合金層を有する上部電極、 を備えた高誘電率を有する誘電体キャパシタ。
  17. 【請求項17】下部電極、 下部電極の上に形成された高誘電率を有する誘電体層、 高誘電率を有する誘電体層の上に形成され、イリジウム
    層を有する上部電極、 を備えた高誘電率を有する誘電体キャパシタ。
  18. 【請求項18】基板上に、スパッタリングによって、白
    金とイリジウムとの合金層またはイリジウム層を下部電
    極として形成するステップ、 前記合金層の上に接するように強誘電体層を形成するス
    テップ、 強誘電体層の上に上部電極を形成するステップ、 を備えた強誘電体キャパシタの製造方法。
  19. 【請求項19】基板上に、酸化シリコン層を形成するス
    テップ、 前記酸化シリコン層の上に、接合層を形成するステッ
    プ、 前記チタン層の上に、白金とイリジウムとの合金層また
    はイリジウム層を形成し、下部電極を形成するステッ
    プ、 前記下部電極の上に強誘電体層を形成するステップ、 強誘電体層の上に上部電極を形成するステップ、 を備えた強誘電体キャパシタの製造方法。
  20. 【請求項20】請求項18または請求項19の強誘電体
    キャパシタの製造方法において、 下部電極を摂氏400度以上で熱処理するステップを備
    えたことを特徴とするもの。
  21. 【請求項21】請求項20の強誘電体キャパシタの製造
    方法において、 熱処理ステップは、強誘電体層形成のための熱処理を兼
    ねるものであることを特徴とするもの。
  22. 【請求項22】強誘電体層の両端に下部電極および上部
    電極を有する強誘電体キャパシタの製造方法において、 前記下部電極を格子定数の異なる2以上の種類の金属の
    合金とし、合金の構成比率を変えることにより、合金の
    格子定数を変えて、前記強誘電体層の格子定数と合致さ
    せるようにしたことを特徴とする強誘電体キャパシタの
    製造方法。
  23. 【請求項23】基板上に、スパッタリングによって、白
    金とイリジウムとの合金層またはイリジウム層を下部電
    極として形成するステップ、 前記合金層の上に接するように高誘電率を有する誘電体
    層を形成するステップ、 高誘電率を有する誘電体層の上に上部電極を形成するス
    テップ、 を備えた高誘電率を有する誘電体キャパシタの製造方
    法。
  24. 【請求項24】基板上に、酸化シリコン層を形成するス
    テップ、 前記酸化シリコン層の上に、接合層を形成するステッ
    プ、 前記チタン層の上に、白金とイリジウムとの合金層また
    はイリジウム層を形成し、下部電極を形成するステッ
    プ、 前記下部電極の上に高誘電率を有する誘電体層を形成す
    るステップ、 高誘電率を有する誘電体層の上に上部電極を形成するス
    テップ、 を備えた高誘電率を有する誘電体キャパシタの製造方
    法。
  25. 【請求項25】請求項23または請求項24の高誘電率
    を有する誘電体キャパシタの製造方法において、 下部電極を摂氏400度以上の温度で熱処理するステッ
    プを備えていることを特徴とするもの。
  26. 【請求項26】請求項25高誘電率を有する誘電体キャ
    パシタの製造方法において、 熱処理ステップは、高誘電率を有する誘電体層形成のた
    めの熱処理を兼ねるものであることを特徴とするもの。
  27. 【請求項27】高誘電率を有する誘電体層の両端に下部
    電極および上部電極を有する高誘電率を有する誘電体キ
    ャパシタの製造方法において、 前記下部電極を格子定数の異なる2以上の種類の金属の
    合金とし、合金の構成比率を変えることにより、合金の
    格子定数を変えて、前記高誘電率を有する誘電体層の格
    子定数と合致させるようにしたことを特徴とする高誘電
    率を有する誘電体キャパシタの製造方法。
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