JPH07244358A - レンズ付きフイルムユニット - Google Patents
レンズ付きフイルムユニットInfo
- Publication number
- JPH07244358A JPH07244358A JP3600994A JP3600994A JPH07244358A JP H07244358 A JPH07244358 A JP H07244358A JP 3600994 A JP3600994 A JP 3600994A JP 3600994 A JP3600994 A JP 3600994A JP H07244358 A JPH07244358 A JP H07244358A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main body
- welding
- rear cover
- lens
- film
- Prior art date
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- Pending
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- Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本体部と後カバーとを確実に一体化し、フイ
ルムロール室やパトローネ室の遮光が多少の外力等で損
なわれることがないようにし、また、不適正な再使用を
防ぎ、さらに、仕上がり精度を向上させたレンズ付きフ
イルムユニットを提供する。 【構成】 本体部3の左側面の第2溶着部18には、ホ
ーン挿入穴17a、17bが設けられている。このホー
ン挿入穴17a、17bの裏側には、後カバー5の係合
部が入り込んでいる。そして、先端が2本の棒状になっ
ている超音波ホーン25の先端部25a、25bが、ホ
ーン挿入穴17a、17bに挿入され、第2溶着部18
内部に超音波振動を伝える。なお、ホーン挿入穴17
a、17bを設けずに第2溶着部18を溶着してもよ
い。
ルムロール室やパトローネ室の遮光が多少の外力等で損
なわれることがないようにし、また、不適正な再使用を
防ぎ、さらに、仕上がり精度を向上させたレンズ付きフ
イルムユニットを提供する。 【構成】 本体部3の左側面の第2溶着部18には、ホ
ーン挿入穴17a、17bが設けられている。このホー
ン挿入穴17a、17bの裏側には、後カバー5の係合
部が入り込んでいる。そして、先端が2本の棒状になっ
ている超音波ホーン25の先端部25a、25bが、ホ
ーン挿入穴17a、17bに挿入され、第2溶着部18
内部に超音波振動を伝える。なお、ホーン挿入穴17
a、17bを設けずに第2溶着部18を溶着してもよ
い。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレンズ付きフイルムユニ
ットに関するものであり、さらに詳しくは、レンズ付き
フイルムユニットの本体部への後カバーの取り付けに関
するものである。
ットに関するものであり、さらに詳しくは、レンズ付き
フイルムユニットの本体部への後カバーの取り付けに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】レンズ付きフイルムユニットは、簡単な
撮影機構を備えたユニット本体に予め未露光のパトロー
ネ付き写真フイルムを内蔵させたもので、カメラを携帯
していなくても手軽に写真撮影を行うことができ、本出
願人からも「写ルンですSuper800」(商品名)
などが広く一般に廉価で提供されている。
撮影機構を備えたユニット本体に予め未露光のパトロー
ネ付き写真フイルムを内蔵させたもので、カメラを携帯
していなくても手軽に写真撮影を行うことができ、本出
願人からも「写ルンですSuper800」(商品名)
などが広く一般に廉価で提供されている。
【0003】レンズ付きフイルムユニットは、ユニット
本体と、このユニット本体に収納されるフイルムと、ユ
ニット本体の表面に被せられる紙箱とからなる。ユニッ
ト本体は、各々プラスチック成形で作られた本体部、そ
の前面及び背面に各々組み付けられる前カバー、後カバ
ーとから形成され、本体部にはシャッターやレンズ等の
撮影機構が組み込まれるとともに、フイルムをロール状
にして収納するフイルムロール室と撮影済みフイルムを
巻き込むパトローネの収納室とが設けられている。
本体と、このユニット本体に収納されるフイルムと、ユ
ニット本体の表面に被せられる紙箱とからなる。ユニッ
ト本体は、各々プラスチック成形で作られた本体部、そ
の前面及び背面に各々組み付けられる前カバー、後カバ
ーとから形成され、本体部にはシャッターやレンズ等の
撮影機構が組み込まれるとともに、フイルムをロール状
にして収納するフイルムロール室と撮影済みフイルムを
巻き込むパトローネの収納室とが設けられている。
【0004】後カバーはフイルムロール室とパトローネ
室とを光密に覆うために用いられており、これまでも超
音波溶着などにより本体部と一体に連結されている。従
って、ユーザーは使用を終えた後でも撮影済みのフイル
ムを巻き込んだパトローネをユニット本体から取り出さ
ずに、そのまま現像取扱店に現像、プリント依頼を行う
ようにしている。
室とを光密に覆うために用いられており、これまでも超
音波溶着などにより本体部と一体に連結されている。従
って、ユーザーは使用を終えた後でも撮影済みのフイル
ムを巻き込んだパトローネをユニット本体から取り出さ
ずに、そのまま現像取扱店に現像、プリント依頼を行う
ようにしている。
【0005】現像所ではユニット本体からパトローネを
取り出し、フイルム現像やプリント作業を行う。そし
て、使用済みのユニット本体についてはメーカーが回収
し、分解の後検査を行って、再使用可能な部品やユニッ
トについてはそのまま再使用し、再使用できないものに
ついては、溶融してプラスチックの原材料としてリサイ
クルしている。
取り出し、フイルム現像やプリント作業を行う。そし
て、使用済みのユニット本体についてはメーカーが回収
し、分解の後検査を行って、再使用可能な部品やユニッ
トについてはそのまま再使用し、再使用できないものに
ついては、溶融してプラスチックの原材料としてリサイ
クルしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本体部と後カバーとが
容易に分離することがないように、これらを一体的に連
結することは、使用前から使用後にわたってフイルムを
外光から確実に保護するうえで極めて重要なファクター
である。また、本体部と後カバーとを一体的に連結する
ことにより、レンズ付きフイルムユニットの仕上がり精
度が向上し、撮影レンズからフイルム面に被写体画像の
光路の寸法精度を高めることが出来る。
容易に分離することがないように、これらを一体的に連
結することは、使用前から使用後にわたってフイルムを
外光から確実に保護するうえで極めて重要なファクター
である。また、本体部と後カバーとを一体的に連結する
ことにより、レンズ付きフイルムユニットの仕上がり精
度が向上し、撮影レンズからフイルム面に被写体画像の
光路の寸法精度を高めることが出来る。
【0007】これまでにおいても本体部と後カバーとは
凹凸嵌合部によって遮光が図られるとともに、この両者
を超音波溶着によって強固に一体化している。ところ
が、これまでは本体部と後カバーとの溶着部がフイルム
ロール室やパトローネ室から離れた部分、すなわちフイ
ルムロール室とパトローネ室との底面部分で行っている
だけである。このため、ユニット本体に外力が加わって
歪みが生じたときに凹凸嵌合部にわずかな隙間ができ、
フイルムロール室あるいはパトローネ室に外光が入り込
むおそれがあった。
凹凸嵌合部によって遮光が図られるとともに、この両者
を超音波溶着によって強固に一体化している。ところ
が、これまでは本体部と後カバーとの溶着部がフイルム
ロール室やパトローネ室から離れた部分、すなわちフイ
ルムロール室とパトローネ室との底面部分で行っている
だけである。このため、ユニット本体に外力が加わって
歪みが生じたときに凹凸嵌合部にわずかな隙間ができ、
フイルムロール室あるいはパトローネ室に外光が入り込
むおそれがあった。
【0008】さらに、最近では一部の現像取扱店でユニ
ット本体から撮影済みのフイルムを取り出した後、充分
な性能検査を行うことなしに新たなフイルムをユニット
本体に装填して販売することが行われている。このよう
な再使用品の中には性能的に劣悪なものがかなりの確率
で含まれており、このような再使用に適していないユニ
ット本体を使用することにより正常に撮影が行われず、
一般のユーザーから苦情が出る大きな原因になっている
事情がある。
ット本体から撮影済みのフイルムを取り出した後、充分
な性能検査を行うことなしに新たなフイルムをユニット
本体に装填して販売することが行われている。このよう
な再使用品の中には性能的に劣悪なものがかなりの確率
で含まれており、このような再使用に適していないユニ
ット本体を使用することにより正常に撮影が行われず、
一般のユーザーから苦情が出る大きな原因になっている
事情がある。
【0009】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
で、本体部と後カバーとを確実に一体化し、フイルムロ
ール室やパトローネ室の遮光が多少の外力等で損なわれ
ることがないようにし、さらに不適正な再使用を防ぐこ
とができるようにしたレンズ付きフイルムユニットを提
供することを目的とする。
で、本体部と後カバーとを確実に一体化し、フイルムロ
ール室やパトローネ室の遮光が多少の外力等で損なわれ
ることがないようにし、さらに不適正な再使用を防ぐこ
とができるようにしたレンズ付きフイルムユニットを提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、フイルムロール室またはパトローネ室を取
り囲む本体部の壁面の一部に凹状もしくは凸状の係合部
を形成し、さらに後カバーにこの係合部に対応した形状
をもつ被係合部を形成し、これらの係合部と被係合部と
の嵌合により本体部と後カバーとを係合させ、かつこれ
らの係合部及び被係合部の相互間を溶着により一体に連
結したものである。
するために、フイルムロール室またはパトローネ室を取
り囲む本体部の壁面の一部に凹状もしくは凸状の係合部
を形成し、さらに後カバーにこの係合部に対応した形状
をもつ被係合部を形成し、これらの係合部と被係合部と
の嵌合により本体部と後カバーとを係合させ、かつこれ
らの係合部及び被係合部の相互間を溶着により一体に連
結したものである。
【0011】請求項2においては、この係合部と被係合
部とをパトローネ室の側壁で嵌合したものであり、請求
項3においてはフイルムロール室の底壁で嵌合したもの
である。さらに、請求項4においては、この係合部と被
係合部のいずれかに挿入孔を形成したものである。
部とをパトローネ室の側壁で嵌合したものであり、請求
項3においてはフイルムロール室の底壁で嵌合したもの
である。さらに、請求項4においては、この係合部と被
係合部のいずれかに挿入孔を形成したものである。
【0012】そして、請求項5においては、本体部と後
カバーとを、係合部と被係合部との溶着の外に、フイル
ムロール室とパトローネ室との間の底面部で溶着したも
のであり、請求項6においては、係合部と被係合部に円
形の貫通孔を形成し、この貫通孔に円柱状の溶着片を高
速回転させながら挿入してスピン溶着により本体部と後
カバーとを一体に連結したものである。
カバーとを、係合部と被係合部との溶着の外に、フイル
ムロール室とパトローネ室との間の底面部で溶着したも
のであり、請求項6においては、係合部と被係合部に円
形の貫通孔を形成し、この貫通孔に円柱状の溶着片を高
速回転させながら挿入してスピン溶着により本体部と後
カバーとを一体に連結したものである。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図2は本発明を実施したレンズ付きフイルムユニ
ットの分解斜視図である。ユニット本体2は本体部3及
びこれに前後から爪止めされる前カバ−4、後カバ−5
で構成され、前カバ−4には撮影レンズ6、撮影枚数表
示板7などを露出させるための穴が設けられており、ま
た、上面にレリ−ズボタン8が一体に設けられている。
さらに、前カバ−4の上部には、撮影範囲を確認するた
めのファインダー9が形成されている。
する。図2は本発明を実施したレンズ付きフイルムユニ
ットの分解斜視図である。ユニット本体2は本体部3及
びこれに前後から爪止めされる前カバ−4、後カバ−5
で構成され、前カバ−4には撮影レンズ6、撮影枚数表
示板7などを露出させるための穴が設けられており、ま
た、上面にレリ−ズボタン8が一体に設けられている。
さらに、前カバ−4の上部には、撮影範囲を確認するた
めのファインダー9が形成されている。
【0014】シャッタ機構11等の撮影機構10が取り
付けられる本体部3には、両端部に各々パトロ−ネ室1
2とフイルムロール室13が形成されており、内部にパ
トロ−ネとフイルムロールが各々収納される。後カバ−
5にはパトロ−ネ室底蓋14とフイルムロール室底蓋1
5が各々一体に形成され、本体部2の背面に後カバ−4
を被せた後、パトロ−ネ室底蓋14はパトロ−ネ室12
の底面を、フイルムロール室底蓋15はフイルムロール
室13の底面を各々光密に覆うようになっている。そし
て、後カバ−5の下部中央と本体部3の下部中央には、
相互に係合する係合部61と係合部62がそれぞれ設け
られ、後述する第1溶着部を形成している。
付けられる本体部3には、両端部に各々パトロ−ネ室1
2とフイルムロール室13が形成されており、内部にパ
トロ−ネとフイルムロールが各々収納される。後カバ−
5にはパトロ−ネ室底蓋14とフイルムロール室底蓋1
5が各々一体に形成され、本体部2の背面に後カバ−4
を被せた後、パトロ−ネ室底蓋14はパトロ−ネ室12
の底面を、フイルムロール室底蓋15はフイルムロール
室13の底面を各々光密に覆うようになっている。そし
て、後カバ−5の下部中央と本体部3の下部中央には、
相互に係合する係合部61と係合部62がそれぞれ設け
られ、後述する第1溶着部を形成している。
【0015】本体部3の左側面には、ホーン挿入穴17
a、17bが設けられた第2溶着部18が設けられてお
り、後述する棒状超音波ホーンがホーン挿入穴17a、
17b挿入され、この第2溶着部18の位置で本体部3
と後カバ−5が溶着される。なお、このホーン挿入穴1
7a、17bは、2ヵ所に限らず、1ヵ所以上任意の数
設けることができる。また、ホーン挿入穴を特に設けな
くとも溶着は可能である。
a、17bが設けられた第2溶着部18が設けられてお
り、後述する棒状超音波ホーンがホーン挿入穴17a、
17b挿入され、この第2溶着部18の位置で本体部3
と後カバ−5が溶着される。なお、このホーン挿入穴1
7a、17bは、2ヵ所に限らず、1ヵ所以上任意の数
設けることができる。また、ホーン挿入穴を特に設けな
くとも溶着は可能である。
【0016】図3は本発明を実施したレンズ付きフイル
ムユニットの本体部に後カバ−を結合させた状態での、
底面の溶着の様子を示した説明図である。後カバ−5の
下部の係合部61と、本体部3の係合部62は、相互に
嵌め合わされ、後カバ−5の背面からは超音波ホーン6
3が、本体部3の係合部62には、治具64が各々押し
当てられる。そして、後カバ−5の下部の係合部61
と、本体部3の係合部62からなる第1溶着部65に、
超音波ホーン63から超音波が照射される。
ムユニットの本体部に後カバ−を結合させた状態での、
底面の溶着の様子を示した説明図である。後カバ−5の
下部の係合部61と、本体部3の係合部62は、相互に
嵌め合わされ、後カバ−5の背面からは超音波ホーン6
3が、本体部3の係合部62には、治具64が各々押し
当てられる。そして、後カバ−5の下部の係合部61
と、本体部3の係合部62からなる第1溶着部65に、
超音波ホーン63から超音波が照射される。
【0017】図1は本発明を実施したレンズ付きフイル
ムユニットの左側面の溶着の様子を示した説明図であ
る。また、図4は、その断面図である。本体部3の左側
面には、第2溶着部18まで貫通しているホーン挿入穴
17a、17bが設けられている。このホーン挿入穴1
7a、17bの開口裏側には、後カバー5の係合部24
が入り込んでの第2溶着部18を形成している。そし
て、先端が2本の棒状になっている超音波ホーン25の
先端部25a、25bが、ホーン挿入穴17a、17b
に挿入され、第2溶着部18内部に超音波振動を伝え
る。なお、ホーン挿入穴17a、17bの開口は、本体
部3の左側面に設けられているが、後カバーに設けて
も、両者の継ぎ目に跨がるように設けても、いずれでも
もちろんよい。
ムユニットの左側面の溶着の様子を示した説明図であ
る。また、図4は、その断面図である。本体部3の左側
面には、第2溶着部18まで貫通しているホーン挿入穴
17a、17bが設けられている。このホーン挿入穴1
7a、17bの開口裏側には、後カバー5の係合部24
が入り込んでの第2溶着部18を形成している。そし
て、先端が2本の棒状になっている超音波ホーン25の
先端部25a、25bが、ホーン挿入穴17a、17b
に挿入され、第2溶着部18内部に超音波振動を伝え
る。なお、ホーン挿入穴17a、17bの開口は、本体
部3の左側面に設けられているが、後カバーに設けて
も、両者の継ぎ目に跨がるように設けても、いずれでも
もちろんよい。
【0018】次に、このような構成の実施例の作用を説
明する。レンズ付きフイルムユニットの製造工程では、
まず本体部3に後カバー5が嵌め合わされ、パトロ−ネ
室12とフイルムロール室13に、パトロ−ネとパトロ
−ネから引き出されたフイルムロールが光密環境下で各
々収納される。そして、パトロ−ネ室底蓋14とフイル
ムロール室底蓋15を、パトロ−ネ室12の底面とフイ
ルムロール室13の底面と各々係合させ、パトロ−ネ室
12とフイルムロール室13を光密に塞ぐ。
明する。レンズ付きフイルムユニットの製造工程では、
まず本体部3に後カバー5が嵌め合わされ、パトロ−ネ
室12とフイルムロール室13に、パトロ−ネとパトロ
−ネから引き出されたフイルムロールが光密環境下で各
々収納される。そして、パトロ−ネ室底蓋14とフイル
ムロール室底蓋15を、パトロ−ネ室12の底面とフイ
ルムロール室13の底面と各々係合させ、パトロ−ネ室
12とフイルムロール室13を光密に塞ぐ。
【0019】次に、ユニット本体底面の第1溶着部65
を超音波溶着する。後カバ−5の背面からは超音波ホー
ン63が、本体部3の係合部62には、治具64が各々
押し当てられ、第1溶接部65に、超音波ホーン63か
ら超音波が照射される。なお、この治具64は、使用し
た方が第1溶接部65に無駄なく超音波が照射される
が、なくても実施に差し支えはない。
を超音波溶着する。後カバ−5の背面からは超音波ホー
ン63が、本体部3の係合部62には、治具64が各々
押し当てられ、第1溶接部65に、超音波ホーン63か
ら超音波が照射される。なお、この治具64は、使用し
た方が第1溶接部65に無駄なく超音波が照射される
が、なくても実施に差し支えはない。
【0020】第1溶接部65に超音波が照射されると、
後カバ−5の下部の係合部61と、本体部3の係合部6
2は、相互に激しく擦り合い、接合面が溶解して係合部
61と係合部62は溶着する。このとき、本体部3の係
合部62に治具64が押し当てられているので、第1溶
接部65に効率よく超音波ホーン63からの超音波が照
射される。
後カバ−5の下部の係合部61と、本体部3の係合部6
2は、相互に激しく擦り合い、接合面が溶解して係合部
61と係合部62は溶着する。このとき、本体部3の係
合部62に治具64が押し当てられているので、第1溶
接部65に効率よく超音波ホーン63からの超音波が照
射される。
【0021】第1溶着部65の超音波溶着が完了すると
本体部3の前面に撮影機構10が取りつけられ、さら
に、本体部3の前面に前カバー4が被せられる。そし
て、本体部3の左側面の第2溶着部18の溶着が行われ
る。本体部3の左側面に設けられたホーン挿入穴17
a、17bには、先端が2本の棒状になっている超音波
ホーン25の先端部25a、25bが各々挿入される。
そして、後カバー5の背後に治具31が押し当てられ
る。
本体部3の前面に撮影機構10が取りつけられ、さら
に、本体部3の前面に前カバー4が被せられる。そし
て、本体部3の左側面の第2溶着部18の溶着が行われ
る。本体部3の左側面に設けられたホーン挿入穴17
a、17bには、先端が2本の棒状になっている超音波
ホーン25の先端部25a、25bが各々挿入される。
そして、後カバー5の背後に治具31が押し当てられ
る。
【0022】そして、この超音波ホーン25から超音波
を照射すると、先端部25a、25bを通じて第2溶着
部18の内部に超音波が伝えられ、後カバー5の係合部
24と、本体部3の係合部30が激しく擦れ合い、係合
部24の上方と係合部30の下面が溶着する。また、係
合部24と係合部30の側面も溶着する。このようにし
て、両方の表面が溶解して第2溶着部18は完全に溶着
する。このとき、超音波ホーン25の先端部25a、2
5bが棒状になっており、この先端部25a、25bを
挿入できるホーン挿入穴17a、17bが本体部3の左
側面に設けられているため、超音波は表面に露出してい
ない、後カバー5と本体部3の内部にある係合部24、
30に容易に減衰せずに到達し、第2溶着部18のみを
短時間で効率よく溶着することができ、他の溶着不要な
部分には影響を与えない。
を照射すると、先端部25a、25bを通じて第2溶着
部18の内部に超音波が伝えられ、後カバー5の係合部
24と、本体部3の係合部30が激しく擦れ合い、係合
部24の上方と係合部30の下面が溶着する。また、係
合部24と係合部30の側面も溶着する。このようにし
て、両方の表面が溶解して第2溶着部18は完全に溶着
する。このとき、超音波ホーン25の先端部25a、2
5bが棒状になっており、この先端部25a、25bを
挿入できるホーン挿入穴17a、17bが本体部3の左
側面に設けられているため、超音波は表面に露出してい
ない、後カバー5と本体部3の内部にある係合部24、
30に容易に減衰せずに到達し、第2溶着部18のみを
短時間で効率よく溶着することができ、他の溶着不要な
部分には影響を与えない。
【0023】また、係合部24、30は、相互に嵌合す
る凹凸形状になっているので、溶着強度を強くすること
ができる。さらに、超音波溶着時に第2溶着部18の背
後に治具31が押し当てられるので、超音波の散逸を防
止し、第2溶着部18に超音波を集中させることができ
る。なお、本実施例では2つのホーン挿入穴17a、1
7bを設けたが、ホーン挿入穴を特に設けなくとも、超
音波ホーンの先端部形状を尖らせるなどにより、本実施
例と同様に、表面に露出していない、後カバーと本体部
の内部にある係合部を溶着することができる。
る凹凸形状になっているので、溶着強度を強くすること
ができる。さらに、超音波溶着時に第2溶着部18の背
後に治具31が押し当てられるので、超音波の散逸を防
止し、第2溶着部18に超音波を集中させることができ
る。なお、本実施例では2つのホーン挿入穴17a、1
7bを設けたが、ホーン挿入穴を特に設けなくとも、超
音波ホーンの先端部形状を尖らせるなどにより、本実施
例と同様に、表面に露出していない、後カバーと本体部
の内部にある係合部を溶着することができる。
【0024】このようにして、レンズ付きフイルムユニ
ットの底面に位置する第1溶着部65と、側面に位置す
る第2溶着部18の2ヵ所の係合部で溶着を行うことに
より、ユニット本体2に外力が加わって歪みが生じたと
きでも、本体部3と後カバー5との間に隙間ができず遮
光が確実になり、フイルムロール室13あるいはパトロ
ーネ室12に外光が入り込むということがない。
ットの底面に位置する第1溶着部65と、側面に位置す
る第2溶着部18の2ヵ所の係合部で溶着を行うことに
より、ユニット本体2に外力が加わって歪みが生じたと
きでも、本体部3と後カバー5との間に隙間ができず遮
光が確実になり、フイルムロール室13あるいはパトロ
ーネ室12に外光が入り込むということがない。
【0025】また、従来は溶着箇所が底面1ヵ所だった
ので後カバーを本体部から屈曲させて、新たなフイルム
をユニット本体に装填できたが、第1溶着部65と、側
面に位置する第2溶着部18の2ヵ所の係合部で溶着を
行うことにより、後カバー5を本体部3から屈曲させる
ようにして新たなフイルムをユニット本体2に装填する
ことを防止できる。そして、本体部3と後カバー5とを
2ヵ所で強固に溶着することにより、レンズ付きフイル
ムユニットの全体の寸法精度が向上し、これにより、撮
影レンズ6からフイルムにかけての被写体画像が入射す
るアパーチャの精度が向上して、より鮮明に被写体を記
録することができる。
ので後カバーを本体部から屈曲させて、新たなフイルム
をユニット本体に装填できたが、第1溶着部65と、側
面に位置する第2溶着部18の2ヵ所の係合部で溶着を
行うことにより、後カバー5を本体部3から屈曲させる
ようにして新たなフイルムをユニット本体2に装填する
ことを防止できる。そして、本体部3と後カバー5とを
2ヵ所で強固に溶着することにより、レンズ付きフイル
ムユニットの全体の寸法精度が向上し、これにより、撮
影レンズ6からフイルムにかけての被写体画像が入射す
るアパーチャの精度が向上して、より鮮明に被写体を記
録することができる。
【0026】なお、ユニット本体2にはホーン挿入穴1
7a、17bが露出するが、レンズ付きフイルムユニッ
トの組み立ての最終段階でユニット本体2が紙箱に挿入
されるため、このホーン挿入穴17a、17bは紙箱に
覆われて外観上目立つことはない。
7a、17bが露出するが、レンズ付きフイルムユニッ
トの組み立ての最終段階でユニット本体2が紙箱に挿入
されるため、このホーン挿入穴17a、17bは紙箱に
覆われて外観上目立つことはない。
【0027】図5は本発明を実施したレンズ付きフイル
ムユニットの第2実施例における、本体部に後カバ−を
結合させた状態での、フイルムロール室底面の溶着の様
子を示した説明図である。また、図6は、その断面図で
ある。後カバ−5に一体に設けられたフイルムロール室
底蓋15の係合溝15aには、フイルムロール室13の
開放端側に設けられた係合突条13aが入り込む。そし
て、先端が馬蹄形をした超音波ホーン21の先端部21
aが、フイルムロール室底蓋15の破線で示した領域A
に押し当てられ、係合溝15aと係合突条13aからな
る第1溶着部22に超音波振動を伝える。
ムユニットの第2実施例における、本体部に後カバ−を
結合させた状態での、フイルムロール室底面の溶着の様
子を示した説明図である。また、図6は、その断面図で
ある。後カバ−5に一体に設けられたフイルムロール室
底蓋15の係合溝15aには、フイルムロール室13の
開放端側に設けられた係合突条13aが入り込む。そし
て、先端が馬蹄形をした超音波ホーン21の先端部21
aが、フイルムロール室底蓋15の破線で示した領域A
に押し当てられ、係合溝15aと係合突条13aからな
る第1溶着部22に超音波振動を伝える。
【0028】次に、このような構成の実施例の作用を説
明する。フイルムロール室底蓋15の破線で示した領域
Aに、先端部21aが馬蹄形をした超音波ホーン21を
押し当て超音波を照射する。すると、当接している係合
溝15aと係合突条13aが相互に激しく擦れ合い、両
方の表面が溶解して係合溝15aと係合突条13aは完
全に溶着する。このとき、超音波ホーン21の先端21
aは、フイルムロール室底蓋15の半円状の周縁形状に
沿った形の馬蹄形をしているため、短時間で効率よく溶
着を行うことができる。そして、係合溝15aと係合突
条13aは相互に嵌合する凹凸形状になっているので、
溶着強度を強くすることができる。
明する。フイルムロール室底蓋15の破線で示した領域
Aに、先端部21aが馬蹄形をした超音波ホーン21を
押し当て超音波を照射する。すると、当接している係合
溝15aと係合突条13aが相互に激しく擦れ合い、両
方の表面が溶解して係合溝15aと係合突条13aは完
全に溶着する。このとき、超音波ホーン21の先端21
aは、フイルムロール室底蓋15の半円状の周縁形状に
沿った形の馬蹄形をしているため、短時間で効率よく溶
着を行うことができる。そして、係合溝15aと係合突
条13aは相互に嵌合する凹凸形状になっているので、
溶着強度を強くすることができる。
【0029】図7は、本発明を実施したレンズ付きフイ
ルムユニットの第3実施例における、左側面のスピン溶
着の様子を示した説明図である。また、図8は、その断
面図である。本体部41の左側面の第2溶着部42に
は、スピン振動溶着穴43が設けられている。このスピ
ン振動溶着穴43は、本体部41を貫通して後カバー4
4の一部まで到達している。
ルムユニットの第3実施例における、左側面のスピン溶
着の様子を示した説明図である。また、図8は、その断
面図である。本体部41の左側面の第2溶着部42に
は、スピン振動溶着穴43が設けられている。このスピ
ン振動溶着穴43は、本体部41を貫通して後カバー4
4の一部まで到達している。
【0030】スピン溶着用のモータ45に一体に設けら
れたチャック部45aには、図9に示すように、四角形
の係合突起46が突設されている。そして、融点の低い
樹脂で筒状に形成された溶着片47には、係合突起46
が嵌合可能な四角形の保持穴47aが設けられ、この保
持穴47aに係合突起46が差し込まれる。
れたチャック部45aには、図9に示すように、四角形
の係合突起46が突設されている。そして、融点の低い
樹脂で筒状に形成された溶着片47には、係合突起46
が嵌合可能な四角形の保持穴47aが設けられ、この保
持穴47aに係合突起46が差し込まれる。
【0031】この筒状の溶着片47の直径は、スピン振
動溶着穴43の内径とほぼ同寸法に形成され、また、溶
着片47の長さも、スピン振動溶着穴43の深さと同寸
法に形成されている。そして、溶着時には治具48が後
カバー44の背面に押し当てられる。
動溶着穴43の内径とほぼ同寸法に形成され、また、溶
着片47の長さも、スピン振動溶着穴43の深さと同寸
法に形成されている。そして、溶着時には治具48が後
カバー44の背面に押し当てられる。
【0032】次に、このような構成の実施例の作用を説
明する。スピン溶着によるレンズ付きフイルムユニット
左側面の第2溶着部42の溶着時には、まず、溶着片4
7の保持穴47aを、モータ45の係合突起46にさし
込み固定する。次に治具48に後カバー44の背面を当
接させるようにしてユニット本体51を治具48にセッ
トする。
明する。スピン溶着によるレンズ付きフイルムユニット
左側面の第2溶着部42の溶着時には、まず、溶着片4
7の保持穴47aを、モータ45の係合突起46にさし
込み固定する。次に治具48に後カバー44の背面を当
接させるようにしてユニット本体51を治具48にセッ
トする。
【0033】モータ45を回転させ、高速で回転してい
る溶着片47を保持穴47aに押し込む。すると、保持
穴47aの内面を構成している本体部41の係合部52
と、後カバー44の係合部53が、高速で回転している
溶着片47と激しく擦れ合い、保持穴47aの表面全体
が溶着片47の表面とともに融解して、係合部52と係
合部53は溶着片47とともに溶着する。
る溶着片47を保持穴47aに押し込む。すると、保持
穴47aの内面を構成している本体部41の係合部52
と、後カバー44の係合部53が、高速で回転している
溶着片47と激しく擦れ合い、保持穴47aの表面全体
が溶着片47の表面とともに融解して、係合部52と係
合部53は溶着片47とともに溶着する。
【0034】第2溶着部42の冷却後に係合突起46を
溶着片47の保持穴47aから引き抜けば、スピン振動
溶着穴43の深さと同寸法に形成されている溶着片47
は、保持穴47aを塞いだ形でユニット本体51と一体
となり、これにより、第2溶着部42は、本体部41と
後カバー44が溶着片47を介して溶着した状態とな
る。
溶着片47の保持穴47aから引き抜けば、スピン振動
溶着穴43の深さと同寸法に形成されている溶着片47
は、保持穴47aを塞いだ形でユニット本体51と一体
となり、これにより、第2溶着部42は、本体部41と
後カバー44が溶着片47を介して溶着した状態とな
る。
【0035】このようなスピン溶着では、通常の超音波
溶着のように超音波が他の部分に伝播して溶着箇所以外
の部分が溶着してしまうことがなく、溶着箇所だけを確
実に溶着することが可能となる。
溶着のように超音波が他の部分に伝播して溶着箇所以外
の部分が溶着してしまうことがなく、溶着箇所だけを確
実に溶着することが可能となる。
【0036】なお、上述した実施例では、溶着する複数
の係合部はフイルムロール室底部と、ユニット本体の左
側面となっているが、もちろん、本体部と後カバーとの
複数の係合部のうち、相互に同一平面上か若しくは平行
面上に位置しない複数の係合部であればどの様な位置の
組み合わせでも、また2ヵ所以上何箇所でもよい。
の係合部はフイルムロール室底部と、ユニット本体の左
側面となっているが、もちろん、本体部と後カバーとの
複数の係合部のうち、相互に同一平面上か若しくは平行
面上に位置しない複数の係合部であればどの様な位置の
組み合わせでも、また2ヵ所以上何箇所でもよい。
【0037】また、上述した第3実施例では、スピン溶
着の際の溶着片を保持する係合突起の形状を四角形とし
たが、勿論三角形やそれ以上の多角形であればとのよう
なものでもよい。
着の際の溶着片を保持する係合突起の形状を四角形とし
たが、勿論三角形やそれ以上の多角形であればとのよう
なものでもよい。
【0038】
【発明の効果】以上のように、本発明のレンズ付きフイ
ルムユニットによれば、本体部に後カバーを取り付ける
工程において、レンズ付きフイルムユニットの底面に位
置する溶着部と、側面に位置する溶着部の2ヵ所の係合
部で溶着を行うことにより、ユニット本体に外力が加わ
って歪みが生じたときでも、本体部と後カバーとの間に
隙間ができず遮光が確実になり、フイルムロール室ある
いはパトローネ室に外光が入り込むということがなくな
った。
ルムユニットによれば、本体部に後カバーを取り付ける
工程において、レンズ付きフイルムユニットの底面に位
置する溶着部と、側面に位置する溶着部の2ヵ所の係合
部で溶着を行うことにより、ユニット本体に外力が加わ
って歪みが生じたときでも、本体部と後カバーとの間に
隙間ができず遮光が確実になり、フイルムロール室ある
いはパトローネ室に外光が入り込むということがなくな
った。
【0039】また、従来は溶着箇所が底面1ヵ所だった
ので後カバーを本体部から屈曲させて、新たなフイルム
をユニット本体に装填できたが、上述したような2ヵ所
の係合部で溶着を行うことにより、後カバーを本体部か
ら屈曲させるようにして新たなフイルムをユニット本体
に装填することを防止できるようになった。さらに、本
体部と後カバーとを数カ所で強固に溶着することによ
り、レンズ付きフイルムユニットの全体の寸法精度が向
上し、これにより、撮影レンズからフイルムにかけての
被写体画像が入射するアパーチャの精度が向上して、よ
り鮮明に被写体を記録することができるようになった。
ので後カバーを本体部から屈曲させて、新たなフイルム
をユニット本体に装填できたが、上述したような2ヵ所
の係合部で溶着を行うことにより、後カバーを本体部か
ら屈曲させるようにして新たなフイルムをユニット本体
に装填することを防止できるようになった。さらに、本
体部と後カバーとを数カ所で強固に溶着することによ
り、レンズ付きフイルムユニットの全体の寸法精度が向
上し、これにより、撮影レンズからフイルムにかけての
被写体画像が入射するアパーチャの精度が向上して、よ
り鮮明に被写体を記録することができるようになった。
【0040】ユニット本体に挿入穴を設けたため、表面
に露出していない係合部のみを他の溶着不要な部分には
影響を与えずに短時間で効率よく溶着することができる
ようになった。なお、挿入穴はなくてもよい。また、本
体部と後カバーとの溶着にスピン溶着を用いたので通常
の超音波溶着のように超音波が他の部分に伝播して溶着
箇所以外の部分が溶着してしまうことがなく、溶着箇所
だけを確実に溶着することが可能となった。
に露出していない係合部のみを他の溶着不要な部分には
影響を与えずに短時間で効率よく溶着することができる
ようになった。なお、挿入穴はなくてもよい。また、本
体部と後カバーとの溶着にスピン溶着を用いたので通常
の超音波溶着のように超音波が他の部分に伝播して溶着
箇所以外の部分が溶着してしまうことがなく、溶着箇所
だけを確実に溶着することが可能となった。
【図1】本発明を実施したレンズ付きフイルムユニット
の左側面の溶着の様子を示した説明図である。
の左側面の溶着の様子を示した説明図である。
【図2】本発明を実施したレンズ付きフイルムユニット
の分解斜視図である。
の分解斜視図である。
【図3】本発明を実施したレンズ付きフイルムユニット
の本体部に後カバ−を結合させた状態での、底面の溶着
の様子を示した説明図である。
の本体部に後カバ−を結合させた状態での、底面の溶着
の様子を示した説明図である。
【図4】図1の断面図である。
【図5】本発明を実施したレンズ付きフイルムユニット
の第2実施例の説明図である。
の第2実施例の説明図である。
【図6】図5の断面図である。
【図7】本発明を実施したレンズ付きフイルムユニット
の第3実施例の説明図である。
の第3実施例の説明図である。
【図8】図7の断面図である。
【図9】図7の係合部付近の説明図である。
2 ユニット本体 3 本体部 5 後カバー 13a 係合突条 15a 係合溝 17 ホーン挿入穴 21 超音波ホーン
Claims (6)
- 【請求項1】 ロール状にした未露光の写真フイルムを
収納するフイルムロール室と、露光済みの写真フイルム
を巻き込むパトローネを収納するパトローネ室とが形成
された本体部の背面カバーに後カバーを取り付け、前記
フイルムロール室とパトローネ室とを光密に覆ったレン
ズ付きフイルムユニットにおいて、前記フイルムロール
室もしくはパトローネ室を取り囲む本体部の壁面の一部
に凹状もしくは凸状の係合部を形成するとともに、後カ
バーに前記係合部に対応した形状をもつ被係合部を形成
し、これらの係合部と被係合部との嵌合により本体部と
後カバーとを係合させ、かつこれらの係合部及び被係合
部の相互間を溶着により一体に連結したことを特徴とす
るレンズ付きフイルムユニット。 - 【請求項2】 前記係合部と被係合部とはパトローネ室
の側壁で嵌合していることを特徴とする請求項1記載の
レンズ付きフイルムユニット。 - 【請求項3】 前記係合部と被係合部とはフイルムロー
ル室の底壁で嵌合していることを特徴とする請求項1記
載のレンズ付きフイルムユニット。 - 【請求項4】 前記係合部と被係合部の相互間はピン型
溶着ホーンにより超音波溶着され、前記本体部もしくは
後カバーには挿入孔が形成されていることを特徴とする
請求項2記載のレンズ付きフイルムユニット。 - 【請求項5】 前記本体部と後カバーとは、前記係合部
と被係合部との溶着の外に、フイルムロール室とパトロ
ーネ室との間の底面部で溶着されていることを特徴とす
る請求項2記載のレンズ付きフイルムユニット。 - 【請求項6】 前記係合部と被係合部に円形の貫通孔を
形成し、この貫通孔に円柱状の溶着片を高速回転させな
がら挿入してスピン溶着により本体部と後カバーとを一
体に連結したことを特徴とする請求項1記載のレンズ付
きフイルムユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3600994A JPH07244358A (ja) | 1994-03-07 | 1994-03-07 | レンズ付きフイルムユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3600994A JPH07244358A (ja) | 1994-03-07 | 1994-03-07 | レンズ付きフイルムユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07244358A true JPH07244358A (ja) | 1995-09-19 |
Family
ID=12457769
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3600994A Pending JPH07244358A (ja) | 1994-03-07 | 1994-03-07 | レンズ付きフイルムユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07244358A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5655156A (en) * | 1996-10-07 | 1997-08-05 | Eastman Kodak Company | Apparatus and method for closing a camera body |
JP2003141652A (ja) * | 2001-10-31 | 2003-05-16 | Nohmi Bosai Ltd | 光電式煙感知器 |
-
1994
- 1994-03-07 JP JP3600994A patent/JPH07244358A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5655156A (en) * | 1996-10-07 | 1997-08-05 | Eastman Kodak Company | Apparatus and method for closing a camera body |
JP2003141652A (ja) * | 2001-10-31 | 2003-05-16 | Nohmi Bosai Ltd | 光電式煙感知器 |
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