JPH07244289A - 液晶注入方法およびその装置 - Google Patents
液晶注入方法およびその装置Info
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- JPH07244289A JPH07244289A JP5481994A JP5481994A JPH07244289A JP H07244289 A JPH07244289 A JP H07244289A JP 5481994 A JP5481994 A JP 5481994A JP 5481994 A JP5481994 A JP 5481994A JP H07244289 A JPH07244289 A JP H07244289A
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- G02—OPTICS
- G02F—OPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
- G02F1/00—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
- G02F1/01—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour
- G02F1/13—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
- G02F1/133—Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
- G02F1/1333—Constructional arrangements; Manufacturing methods
- G02F1/1341—Filling or closing of cells
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 真空槽を開け閉めするとき、真空槽内に設け
られた液晶皿内の液晶が大気と接触するが、この大気と
の接触による液晶の劣化を少なくする。 【構成】 液晶皿２７には互いに平行する複数の液晶溝
２８が設けられている。液晶セル形成体４１は、横方向
に長くなっていて、切断することにより、複数の液晶セ
ルを得ることができるようになっている。そして、複数
の液晶セル形成体４１をスペーサ４６を介して交互に配
置したものを真空槽２１内に入れる。この場合、スペー
サ４６により、複数の液晶溝２８の間隔と複数の液晶セ
ル形成体４１の配列間隔とを合わせると、複数の液晶セ
ル形成体４１に対して一度に液晶注入を行うことができ
る上、液晶皿２７内の液晶３５の表面積（大気との接触
面積）を小さくすることができる。なお、液晶供給管３
１等によって液晶容器３２内の液晶３４を液晶皿２７の
複数の液晶溝２８に供給することができるようにもなっ
ている。
られた液晶皿内の液晶が大気と接触するが、この大気と
の接触による液晶の劣化を少なくする。 【構成】 液晶皿２７には互いに平行する複数の液晶溝
２８が設けられている。液晶セル形成体４１は、横方向
に長くなっていて、切断することにより、複数の液晶セ
ルを得ることができるようになっている。そして、複数
の液晶セル形成体４１をスペーサ４６を介して交互に配
置したものを真空槽２１内に入れる。この場合、スペー
サ４６により、複数の液晶溝２８の間隔と複数の液晶セ
ル形成体４１の配列間隔とを合わせると、複数の液晶セ
ル形成体４１に対して一度に液晶注入を行うことができ
る上、液晶皿２７内の液晶３５の表面積（大気との接触
面積）を小さくすることができる。なお、液晶供給管３
１等によって液晶容器３２内の液晶３４を液晶皿２７の
複数の液晶溝２８に供給することができるようにもなっ
ている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、液晶セル内に液晶を
注入する液晶注入方法およびその装置に関する。
注入する液晶注入方法およびその装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】液晶パネルは、一般に、相対向する面に
それぞれ透明電極が形成された２枚の透明基板をシール
材を介して貼り合わせ、シール材の内側における両透明
基板間に液晶を封入した構造となっている。
それぞれ透明電極が形成された２枚の透明基板をシール
材を介して貼り合わせ、シール材の内側における両透明
基板間に液晶を封入した構造となっている。
【０００３】ところで、このような液晶パネルの製造に
際して液晶を注入する場合には、一例として図５に示す
ように、まず、２枚の透明基板１、２をシール材３を介
して貼り合わせてなるもの、つまり液晶が封入されてい
ない液晶セル４を用意する。この場合、液晶セル４の下
端部におけるシール材３の中央部には液晶注入口５が形
成されている。そして、液晶セル４を真空槽６内に配置
された液晶皿７の上方に配置し、次いで真空槽６に一端
部を接続された配管８の一方の分岐管８ａに電磁弁９を
介して接続された真空ポンプ１０の駆動により真空槽６
内を真空とすることにより、液晶注入口５を介して液晶
セル４内を真空とする。次に、液晶セル４を下降させて
その下端部を液晶皿７内の液晶１１中に浸し、次いで配
管８の他方の分岐管８ｂに電磁弁１２を介して接続され
た窒素ガス供給源１３からの窒素ガスを真空槽６内に入
れて真空槽６内を大気圧とすることにより、液晶皿７内
の液晶１１を液晶注入口５を介して液晶セル４内に注入
する。次に、液晶セル４を真空槽６から取り出し、次い
で液晶注入口５を封止材（図示せず）で封止している。
際して液晶を注入する場合には、一例として図５に示す
ように、まず、２枚の透明基板１、２をシール材３を介
して貼り合わせてなるもの、つまり液晶が封入されてい
ない液晶セル４を用意する。この場合、液晶セル４の下
端部におけるシール材３の中央部には液晶注入口５が形
成されている。そして、液晶セル４を真空槽６内に配置
された液晶皿７の上方に配置し、次いで真空槽６に一端
部を接続された配管８の一方の分岐管８ａに電磁弁９を
介して接続された真空ポンプ１０の駆動により真空槽６
内を真空とすることにより、液晶注入口５を介して液晶
セル４内を真空とする。次に、液晶セル４を下降させて
その下端部を液晶皿７内の液晶１１中に浸し、次いで配
管８の他方の分岐管８ｂに電磁弁１２を介して接続され
た窒素ガス供給源１３からの窒素ガスを真空槽６内に入
れて真空槽６内を大気圧とすることにより、液晶皿７内
の液晶１１を液晶注入口５を介して液晶セル４内に注入
する。次に、液晶セル４を真空槽６から取り出し、次い
で液晶注入口５を封止材（図示せず）で封止している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
このような液晶注入方法では、複数の液晶セル４に対し
て一度に液晶注入を行う場合、比較的大きな液晶皿７を
用いることとなるが、液晶皿７が単なる凹型であるの
で、液晶皿７内の液晶１１の露出面積（液面の面積）が
比較的大きくなり、この結果真空槽６に対して液晶セル
４を入れたり出したりするとき液晶皿７内の液晶１１が
このときに真空槽６内に混入する大気と接触する面積も
大きくなり、ひいては液晶皿７内の液晶１１中に大気中
の水分等が混入しやすく、液晶皿７内の液晶１１が劣化
しやすくなるという問題があった。また、液晶皿７を真
空槽６内にただ単に配置しているだけであるので、液晶
皿７内の液晶が少なくなった場合には、装置を一旦停止
して人手にて液晶を注ぎ足しており、したがって面倒で
あるばかりでなく、稼動率が低下するという問題があっ
た。この発明の目的は、液晶皿内の液晶の露出面積を小
さくすることができ、また液晶を自動的に供給すること
ができる液晶注入方法およびその装置を提供することに
ある。
このような液晶注入方法では、複数の液晶セル４に対し
て一度に液晶注入を行う場合、比較的大きな液晶皿７を
用いることとなるが、液晶皿７が単なる凹型であるの
で、液晶皿７内の液晶１１の露出面積（液面の面積）が
比較的大きくなり、この結果真空槽６に対して液晶セル
４を入れたり出したりするとき液晶皿７内の液晶１１が
このときに真空槽６内に混入する大気と接触する面積も
大きくなり、ひいては液晶皿７内の液晶１１中に大気中
の水分等が混入しやすく、液晶皿７内の液晶１１が劣化
しやすくなるという問題があった。また、液晶皿７を真
空槽６内にただ単に配置しているだけであるので、液晶
皿７内の液晶が少なくなった場合には、装置を一旦停止
して人手にて液晶を注ぎ足しており、したがって面倒で
あるばかりでなく、稼動率が低下するという問題があっ
た。この発明の目的は、液晶皿内の液晶の露出面積を小
さくすることができ、また液晶を自動的に供給すること
ができる液晶注入方法およびその装置を提供することに
ある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明の液晶注入方法
は、互いに平行する複数の液晶溝およびこれら液晶溝を
相互に連通する連通溝を有する液晶皿を用い、前記複数
の液晶溝内の液晶にそれぞれ液晶セルの液晶注入口を浸
すことによりこの液晶注入口を介して前記液晶セル内に
液晶を注入する液晶注入工程を繰り返し、前記液晶注入
工程を所定回数行った後に前記液晶皿に所定量の液晶を
自動的に供給するようにしたものである。この発明の液
晶注入装置は、互いに平行する複数の液晶溝およびこれ
ら液晶溝を相互に連通する連通溝を有してなり、前記複
数の液晶溝内の液晶にそれぞれ液晶セルの液晶注入口が
浸されることによりこの液晶注入口を介して前記液晶セ
ル内に液晶を注入するための液晶皿と、前記液晶皿に液
晶を供給する液晶供給手段とを具備したものである。
は、互いに平行する複数の液晶溝およびこれら液晶溝を
相互に連通する連通溝を有する液晶皿を用い、前記複数
の液晶溝内の液晶にそれぞれ液晶セルの液晶注入口を浸
すことによりこの液晶注入口を介して前記液晶セル内に
液晶を注入する液晶注入工程を繰り返し、前記液晶注入
工程を所定回数行った後に前記液晶皿に所定量の液晶を
自動的に供給するようにしたものである。この発明の液
晶注入装置は、互いに平行する複数の液晶溝およびこれ
ら液晶溝を相互に連通する連通溝を有してなり、前記複
数の液晶溝内の液晶にそれぞれ液晶セルの液晶注入口が
浸されることによりこの液晶注入口を介して前記液晶セ
ル内に液晶を注入するための液晶皿と、前記液晶皿に液
晶を供給する液晶供給手段とを具備したものである。
【０００６】
【作用】この発明によれば、互いに平行する複数の液晶
溝およびこれら液晶溝を相互に連通する連通溝を有する
液晶皿を用いているので、複数の液晶溝の間隔と複数の
液晶セルの液晶注入時の配列間隔とを対応して合わせる
と、複数の液晶セルに対して一度に液晶注入を行うこと
ができる上、液晶皿内の液晶の露出面積を小さくするこ
とができる。また、液晶供給手段を備えているので、液
晶を自動的に供給することができる。
溝およびこれら液晶溝を相互に連通する連通溝を有する
液晶皿を用いているので、複数の液晶溝の間隔と複数の
液晶セルの液晶注入時の配列間隔とを対応して合わせる
と、複数の液晶セルに対して一度に液晶注入を行うこと
ができる上、液晶皿内の液晶の露出面積を小さくするこ
とができる。また、液晶供給手段を備えているので、液
晶を自動的に供給することができる。
【０００７】
【実施例】図１および図２はこの発明の一実施例におけ
る液晶注入装置の概略構成を示したものである。この液
晶注入装置は真空槽２１を備えている。真空槽２１には
配管２２の一端部が接続されている。配管２２の他端部
は２つに分岐され、一方の分岐管２２ａには第１の電磁
弁２３を介して真空ポンプ２４が接続され、他方の分岐
管２２ｂには第２の電磁弁２５を介して第１の窒素ガス
供給源２６が接続されている。真空槽２１内の所定の個
所には液晶皿２７が設けられている。液晶皿２７は、図
３に示すように、互いに平行する複数の液晶溝２８およ
びこれら液晶溝２８の各一端部を相互に連通する連通溝
２９を備え、かつ連通溝２９の中央部に液晶供給口３０
を備えた構造となっている。液晶供給口３０には液晶供
給管３１の上端部が接続されている。液晶供給管３１の
下端部は、真空槽１１の下方に設けられた密閉構造の液
晶容器３２内の下部に配置されている。液晶供給管３１
の途中には第３の電磁弁３３が介在されている。液晶容
器３２内には液晶３４が収容されている。液晶容器３２
内の上部には配管３５の一端部が配置されている。配管
３５の他端部には第４の電磁弁３６を介して第２の窒素
ガス供給源３７が接続されている。
る液晶注入装置の概略構成を示したものである。この液
晶注入装置は真空槽２１を備えている。真空槽２１には
配管２２の一端部が接続されている。配管２２の他端部
は２つに分岐され、一方の分岐管２２ａには第１の電磁
弁２３を介して真空ポンプ２４が接続され、他方の分岐
管２２ｂには第２の電磁弁２５を介して第１の窒素ガス
供給源２６が接続されている。真空槽２１内の所定の個
所には液晶皿２７が設けられている。液晶皿２７は、図
３に示すように、互いに平行する複数の液晶溝２８およ
びこれら液晶溝２８の各一端部を相互に連通する連通溝
２９を備え、かつ連通溝２９の中央部に液晶供給口３０
を備えた構造となっている。液晶供給口３０には液晶供
給管３１の上端部が接続されている。液晶供給管３１の
下端部は、真空槽１１の下方に設けられた密閉構造の液
晶容器３２内の下部に配置されている。液晶供給管３１
の途中には第３の電磁弁３３が介在されている。液晶容
器３２内には液晶３４が収容されている。液晶容器３２
内の上部には配管３５の一端部が配置されている。配管
３５の他端部には第４の電磁弁３６を介して第２の窒素
ガス供給源３７が接続されている。
【０００８】ところで、この液晶注入装置では、図２に
示すような液晶セル形成体４１を用意する。この液晶セ
ル形成体４１は、比較的長尺な短冊形状である２枚の透
明基板４２、４３を５つのシール材４４を介して貼り合
わせた構造であって、液晶注入後に例えば一点鎖線で示
す箇所で切断することにより、５つの液晶セルを得るこ
とができるようになっている。この場合、液晶セル形成
体４１の下端部における各シール材４４の中央部には液
晶注入口４５が形成されている。また、図１に示すよう
に、複数の液晶セル形成体４１をスペーサ４６を介して
交互に配置したものを用意し、そしてこの用意したもの
を、図示していないが、真空槽２１内の所定の個所に設
けられた昇降手段に保持させる。なお、スペーサ４６
は、液晶皿２７の複数の液晶溝２８の間隔と複数の液晶
セル形成体４１の配列間隔とを対応して合わせるための
ものである。
示すような液晶セル形成体４１を用意する。この液晶セ
ル形成体４１は、比較的長尺な短冊形状である２枚の透
明基板４２、４３を５つのシール材４４を介して貼り合
わせた構造であって、液晶注入後に例えば一点鎖線で示
す箇所で切断することにより、５つの液晶セルを得るこ
とができるようになっている。この場合、液晶セル形成
体４１の下端部における各シール材４４の中央部には液
晶注入口４５が形成されている。また、図１に示すよう
に、複数の液晶セル形成体４１をスペーサ４６を介して
交互に配置したものを用意し、そしてこの用意したもの
を、図示していないが、真空槽２１内の所定の個所に設
けられた昇降手段に保持させる。なお、スペーサ４６
は、液晶皿２７の複数の液晶溝２８の間隔と複数の液晶
セル形成体４１の配列間隔とを対応して合わせるための
ものである。
【０００９】さて、この液晶注入装置によって液晶セル
形成体４１のシール材４４内に液晶３５を注入する場合
には、まず、液晶セル形成体４１を真空槽２１内の昇降
手段に保持させた後、図示しない扉を閉じて真空槽２１
内を密閉状態とする。この場合、液晶皿２７の複数の液
晶溝２８内には所定量の液晶３４が収容されているとす
る。また、この状態では、第１〜第４の電磁弁２３、２
５、３３、３６がすべて閉じている。次に、第１の電磁
弁２３を開けて真空ポンプ２４の駆動により真空槽２１
内を真空とすることにより、液晶注入口４５を介して液
晶セル形成体４１のシール材４４の内側を真空とし、こ
の後第１の電磁弁２３を閉じる。次に、昇降手段の駆動
により液晶セル形成体４１を下降させてその下端部を液
晶溝２８内の液晶３４中に浸らせる。この場合、複数の
液晶セル形成体４１の各下端部がそれぞれ対応する各液
晶溝２８内の液晶３４中に浸らされることになる。次
に、第２の電磁弁２５を開けて第１の窒素ガス供給源２
６からの窒素ガスを真空槽２１内に入れて真空槽２１内
を大気圧とすることにより、液晶溝２８内の液晶３４を
液晶注入口４５を介して液晶セル形成体４１のシール材
４４の内側に注入し、この後第２の電磁弁２５を閉じ
る。次に、昇降手段の駆動により液晶セル形成体４１を
上昇させる。次に、真空槽２１の扉を開けて真空槽２１
から液晶セル形成体４１を取り出し、次いで液晶注入口
４５を図示しない封止材で封止し、次いで液晶セル形成
体４１を図２において一点鎖線で示す箇所で切断する
と、１つの液晶セル形成体４１から５つの液晶セルが得
られる。
形成体４１のシール材４４内に液晶３５を注入する場合
には、まず、液晶セル形成体４１を真空槽２１内の昇降
手段に保持させた後、図示しない扉を閉じて真空槽２１
内を密閉状態とする。この場合、液晶皿２７の複数の液
晶溝２８内には所定量の液晶３４が収容されているとす
る。また、この状態では、第１〜第４の電磁弁２３、２
５、３３、３６がすべて閉じている。次に、第１の電磁
弁２３を開けて真空ポンプ２４の駆動により真空槽２１
内を真空とすることにより、液晶注入口４５を介して液
晶セル形成体４１のシール材４４の内側を真空とし、こ
の後第１の電磁弁２３を閉じる。次に、昇降手段の駆動
により液晶セル形成体４１を下降させてその下端部を液
晶溝２８内の液晶３４中に浸らせる。この場合、複数の
液晶セル形成体４１の各下端部がそれぞれ対応する各液
晶溝２８内の液晶３４中に浸らされることになる。次
に、第２の電磁弁２５を開けて第１の窒素ガス供給源２
６からの窒素ガスを真空槽２１内に入れて真空槽２１内
を大気圧とすることにより、液晶溝２８内の液晶３４を
液晶注入口４５を介して液晶セル形成体４１のシール材
４４の内側に注入し、この後第２の電磁弁２５を閉じ
る。次に、昇降手段の駆動により液晶セル形成体４１を
上昇させる。次に、真空槽２１の扉を開けて真空槽２１
から液晶セル形成体４１を取り出し、次いで液晶注入口
４５を図示しない封止材で封止し、次いで液晶セル形成
体４１を図２において一点鎖線で示す箇所で切断する
と、１つの液晶セル形成体４１から５つの液晶セルが得
られる。
【００１０】次に、この液晶表示装置で液晶皿２７に液
晶３４を供給する場合について説明する。上述したよう
な液晶注入工程で使用する１回分の液晶３４の量は経験
的に分かる。そこで、例えば、上述したような液晶注入
工程において昇降手段の駆動により液晶セル形成体４１
が上昇した後、第３の電磁弁３３を開け、次いで第４の
電磁弁３６を予め設定した一定の時間だけ開けて第２の
窒素ガス供給源３７からの圧縮窒素ガスを液晶容器３２
内に入れる。すると、液晶容器３２内には予め設定した
一定量の圧縮窒素ガスが導入され、この導入量と大気圧
との差に相当する分の液晶容器３２内の液晶３４が液晶
供給管３１、開弁状態の第３の電磁弁３３および液晶皿
２７の液晶供給口３０を介して連通溝２９の中央部に供
給され、次いで各液晶溝２８に供給される。この後、所
定のタイミングで第３の電磁弁３３を閉じる。この場
合、液晶３４をまず連通溝２９の中央部に供給するの
は、液晶３４を各液晶溝２８になるべく均等にかつスム
ーズに供給するためである。かくして、１回の液晶注入
工程ごとに所定量の液晶３４が自動的に供給されること
になる。なお、複数回の液晶注入工程ごとに所定量の液
晶３４を自動的に供給するようにしてもよいが、１回ご
とであるとその都度新しい液晶３４を供給することによ
り、液晶皿２７内における液晶３４が劣化しにくいよう
にすることができる。また、複数回の液晶注入工程ごと
に液晶３４を供給する場合には、例えば昇降手段の駆動
（上昇）回数をカウントしてこれが設定回数となったと
きに行うようにしてもよく、また作業者が真空槽２１か
らの液晶セル形成体４１の取り出しをカウントしてスタ
ートボタンを押すことにより行うようにしてもよい。
晶３４を供給する場合について説明する。上述したよう
な液晶注入工程で使用する１回分の液晶３４の量は経験
的に分かる。そこで、例えば、上述したような液晶注入
工程において昇降手段の駆動により液晶セル形成体４１
が上昇した後、第３の電磁弁３３を開け、次いで第４の
電磁弁３６を予め設定した一定の時間だけ開けて第２の
窒素ガス供給源３７からの圧縮窒素ガスを液晶容器３２
内に入れる。すると、液晶容器３２内には予め設定した
一定量の圧縮窒素ガスが導入され、この導入量と大気圧
との差に相当する分の液晶容器３２内の液晶３４が液晶
供給管３１、開弁状態の第３の電磁弁３３および液晶皿
２７の液晶供給口３０を介して連通溝２９の中央部に供
給され、次いで各液晶溝２８に供給される。この後、所
定のタイミングで第３の電磁弁３３を閉じる。この場
合、液晶３４をまず連通溝２９の中央部に供給するの
は、液晶３４を各液晶溝２８になるべく均等にかつスム
ーズに供給するためである。かくして、１回の液晶注入
工程ごとに所定量の液晶３４が自動的に供給されること
になる。なお、複数回の液晶注入工程ごとに所定量の液
晶３４を自動的に供給するようにしてもよいが、１回ご
とであるとその都度新しい液晶３４を供給することによ
り、液晶皿２７内における液晶３４が劣化しにくいよう
にすることができる。また、複数回の液晶注入工程ごと
に液晶３４を供給する場合には、例えば昇降手段の駆動
（上昇）回数をカウントしてこれが設定回数となったと
きに行うようにしてもよく、また作業者が真空槽２１か
らの液晶セル形成体４１の取り出しをカウントしてスタ
ートボタンを押すことにより行うようにしてもよい。
【００１１】ところで、この液晶注入装置では、互いに
平行する複数の液晶溝２８およびこれら液晶溝２８を相
互に連通する連通溝２９を有する液晶皿２７を用いてい
るので、複数の液晶溝２８の間隔と複数の液晶セル形成
体４１の液晶注入時の配列間隔とを対応して合わせる
と、複数の液晶セル形成体４１に対して一度に液晶注入
を行うことができる上、液晶皿２７内の液晶３４の露出
面積を小さくすることができる。この結果、真空槽２１
に対して液晶セル形成体４１を入れたり出したりすると
き液晶皿２７内の液晶３４が大気と接触する面積も小さ
くなり、したがって液晶皿２７内の液晶３４の大気との
接触に起因する劣化を少なくすることができる。また、
液晶供給管３１等からなる液晶供給手段を備えているの
で、液晶３４を自動的に供給することができる。
平行する複数の液晶溝２８およびこれら液晶溝２８を相
互に連通する連通溝２９を有する液晶皿２７を用いてい
るので、複数の液晶溝２８の間隔と複数の液晶セル形成
体４１の液晶注入時の配列間隔とを対応して合わせる
と、複数の液晶セル形成体４１に対して一度に液晶注入
を行うことができる上、液晶皿２７内の液晶３４の露出
面積を小さくすることができる。この結果、真空槽２１
に対して液晶セル形成体４１を入れたり出したりすると
き液晶皿２７内の液晶３４が大気と接触する面積も小さ
くなり、したがって液晶皿２７内の液晶３４の大気との
接触に起因する劣化を少なくすることができる。また、
液晶供給管３１等からなる液晶供給手段を備えているの
で、液晶３４を自動的に供給することができる。
【００１２】次に、図４はこの発明の他の実施例におけ
る液晶注入装置の概略構成を示したものである。この実
施例では、真空槽２１内に単なる皿からなる液晶回収皿
５１が設けられ、この液晶回収皿５１内に液晶皿２７が
設けられている。また、液晶回収皿５１の所定の個所に
は液晶回収口５２が設けられ、液晶回収口５２には液晶
回収管５３の上端部が接続されている。液晶回収管５３
の下端部は、真空槽２１の下方に設けられた液晶回収容
器５４内の上部に配置されている。液晶回収管５３の途
中には第５の電磁弁５５が介在されている。この実施例
の液晶注入装置では、液晶供給管３１等からなる液晶供
給手段によって液晶容器３２内の液晶３４を液晶皿２７
に供給するとき、第５の電磁弁５５を開けておくと、液
晶皿２７に供給された液晶３４が仮にオーバーフローし
ても、このオーバーフローした液晶３４が液晶回収口５
２、液晶回収管５３および開弁状態の第５の電磁弁５５
を介して液晶回収容器５４内に回収されることになる。
る液晶注入装置の概略構成を示したものである。この実
施例では、真空槽２１内に単なる皿からなる液晶回収皿
５１が設けられ、この液晶回収皿５１内に液晶皿２７が
設けられている。また、液晶回収皿５１の所定の個所に
は液晶回収口５２が設けられ、液晶回収口５２には液晶
回収管５３の上端部が接続されている。液晶回収管５３
の下端部は、真空槽２１の下方に設けられた液晶回収容
器５４内の上部に配置されている。液晶回収管５３の途
中には第５の電磁弁５５が介在されている。この実施例
の液晶注入装置では、液晶供給管３１等からなる液晶供
給手段によって液晶容器３２内の液晶３４を液晶皿２７
に供給するとき、第５の電磁弁５５を開けておくと、液
晶皿２７に供給された液晶３４が仮にオーバーフローし
ても、このオーバーフローした液晶３４が液晶回収口５
２、液晶回収管５３および開弁状態の第５の電磁弁５５
を介して液晶回収容器５４内に回収されることになる。
【００１３】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、互いに平行する複数の液晶溝およびこれら液晶溝を
相互に連通する連通溝を有する液晶皿を用いているの
で、液晶皿内の液晶の露出面積を小さくすることがで
き、このため真空槽に対して液晶セルを入れたり出した
りするとき液晶皿内の液晶が大気と接触する面積も小さ
くなり、したがって液晶皿内の液晶の大気との接触に起
因する劣化を少なくすることができる。また、液晶供給
手段を備えているので、液晶を自動的に供給することが
できる。
ば、互いに平行する複数の液晶溝およびこれら液晶溝を
相互に連通する連通溝を有する液晶皿を用いているの
で、液晶皿内の液晶の露出面積を小さくすることがで
き、このため真空槽に対して液晶セルを入れたり出した
りするとき液晶皿内の液晶が大気と接触する面積も小さ
くなり、したがって液晶皿内の液晶の大気との接触に起
因する劣化を少なくすることができる。また、液晶供給
手段を備えているので、液晶を自動的に供給することが
できる。
【図１】この発明の一実施例における液晶注入装置の概
略構成を示す断面図。
略構成を示す断面図。
【図２】図１のＡ−Ａ線に沿う断面図。
【図３】液晶皿の平面図。
【図４】この発明の他の実施例における液晶注入装置の
概略構成を示す断面図。
概略構成を示す断面図。
【図５】従来の液晶注入装置の概略構成を示す断面図。
２１ 真空槽 ２７ 液晶皿 ２８ 液晶溝 ２９ 連通溝 ３１ 液晶供給管 ４１ 液晶セル形成体 ４５ 液晶注入口
Claims (7)
- 【請求項１】 互いに平行する複数の液晶溝およびこれ
ら液晶溝を相互に連通する連通溝を有する液晶皿を用
い、 前記複数の液晶溝内の液晶にそれぞれ液晶セルの液晶注
入口を浸すことによりこの液晶注入口を介して前記液晶
セル内に液晶を注入する液晶注入工程を繰り返し、 前記液晶注入工程を所定回数行った後に前記液晶皿に所
定量の液晶を自動的に供給する、 ことを特徴とする液晶注入方法。 - 【請求項２】 前記液晶皿への液晶の供給は前記連通溝
に対して行うことを特徴とする請求項１記載の液晶注入
方法。 - 【請求項３】 前記液晶皿への液晶の供給は前記液晶注
入工程を１回行うごとに行うことを特徴とする請求項１
記載の液晶注入方法。 - 【請求項４】 前記液晶皿に液晶を供給するとき、オー
バーフローした液晶を回収することを特徴とする請求項
１記載の液晶注入方法。 - 【請求項５】 互いに平行する複数の液晶溝およびこれ
ら液晶溝を相互に連通する連通溝を有してなり、前記複
数の液晶溝内の液晶にそれぞれ液晶セルの液晶注入口が
浸されることによりこの液晶注入口を介して前記液晶セ
ル内に液晶を注入するための液晶皿と、 前記液晶皿に液晶を供給する液晶供給手段と、 を具備することを特徴とする液晶注入装置。 - 【請求項６】 前記液晶供給手段による液晶の供給は前
記液晶皿の連通溝に対して行うようにしたことを特徴と
する請求項５記載の液晶注入装置。 - 【請求項７】 前記液晶皿からオーバーフローした液晶
を回収する液晶回収手段を備えていることを特徴とする
請求項５記載の液晶注入装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5481994A JPH07244289A (ja) | 1994-03-02 | 1994-03-02 | 液晶注入方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5481994A JPH07244289A (ja) | 1994-03-02 | 1994-03-02 | 液晶注入方法およびその装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07244289A true JPH07244289A (ja) | 1995-09-19 |
Family
ID=12981308
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5481994A Pending JPH07244289A (ja) | 1994-03-02 | 1994-03-02 | 液晶注入方法およびその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07244289A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020040995A (ko) * | 2000-11-25 | 2002-05-31 | 주식회사 현대 디스플레이 테크놀로지 | 액정 소비량을 감소시킨 액정 주입용 그루브 트레이 |
| KR100914195B1 (ko) * | 2002-12-27 | 2009-08-27 | 엘지디스플레이 주식회사 | 액정표시패널 수납장치 및 이를 이용한 액정주입장치 |
| CN103048834A (zh) * | 2012-12-18 | 2013-04-17 | 黄山市中显微电子有限公司 | 一种异形lcd灌晶辅助治具 |
| CN103221883A (zh) * | 2010-12-24 | 2013-07-24 | 富士通先端科技株式会社 | 薄膜基板的液晶注入方法以及薄膜基板的液晶注入装置 |
-
1994
- 1994-03-02 JP JP5481994A patent/JPH07244289A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020040995A (ko) * | 2000-11-25 | 2002-05-31 | 주식회사 현대 디스플레이 테크놀로지 | 액정 소비량을 감소시킨 액정 주입용 그루브 트레이 |
| KR100914195B1 (ko) * | 2002-12-27 | 2009-08-27 | 엘지디스플레이 주식회사 | 액정표시패널 수납장치 및 이를 이용한 액정주입장치 |
| CN103221883A (zh) * | 2010-12-24 | 2013-07-24 | 富士通先端科技株式会社 | 薄膜基板的液晶注入方法以及薄膜基板的液晶注入装置 |
| CN103048834A (zh) * | 2012-12-18 | 2013-04-17 | 黄山市中显微电子有限公司 | 一种异形lcd灌晶辅助治具 |
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