JPH064739U - 液晶注入装置 - Google Patents

液晶注入装置

Info

Publication number
JPH064739U
JPH064739U JP4947092U JP4947092U JPH064739U JP H064739 U JPH064739 U JP H064739U JP 4947092 U JP4947092 U JP 4947092U JP 4947092 U JP4947092 U JP 4947092U JP H064739 U JPH064739 U JP H064739U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
cell container
reservoir
injection
injection port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4947092U
Other languages
English (en)
Inventor
直繁 杉本
Original Assignee
カシオ計算機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by カシオ計算機株式会社 filed Critical カシオ計算機株式会社
Priority to JP4947092U priority Critical patent/JPH064739U/ja
Publication of JPH064739U publication Critical patent/JPH064739U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 表示性能に悪影響を与える不純物が液晶中に
混入するのを低減できるとともに、必要以上に液晶が無
駄にならず、量産性を高めることのできる液晶注入装置
を提供する。 【構成】 セル容器5の注入口11のみが液晶6中に浸
る液晶溜14が設けられた注入皿12と、液晶溜14内
に液晶6を供給する供給路15とを具備し、チャンバ7
内でセル容器5を減圧してセル容器5内を真空状態に
し、このセル容器5の注入口11のみを液晶溜14内の
液晶6中に浸し、この状態でチャンバ7内を大気圧に戻
しながら供給路15から液晶溜14に液晶6を供給する
ことにより、セル容器5の内圧と大気圧との圧力差で液
晶溜14内の液晶6をセル容器5内に注入する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、液晶表示装置のセル容器への液晶注入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
液晶表示装置の液晶セルは、図3に示すように、対向面に透明電極が形成され た一対の透明なガラス基板1、2を所定間隔で離間対向させ、これらガラス基板 1、2をその周縁部においてシール材3で接合するとともに一側部に注入口4を 形成することにより、セル容器5を形成し、このセル容器5内に注入口4から液 晶6を注入した上、注入口4を封止した構造になっている。 このような液晶セルのセル容器5内に液晶6を注入する液晶注入装置は、従来 、図3および図4に示すように、セル容器5を減圧するチャンバ7内に液晶6が 満たされる注入皿8を配置した構造になっている。この場合、セル容器5の注入 口4はセル容器5の一側部の同一面内に設けられている。このため、液晶6が満 たされる注入皿8は、上面にセル容器5の一側部全体が挿入する長方形状の液晶 収容凹部9が形成されている。 この液晶注入装置では、セル容器5をチャンバ7内で減圧して、セル容器5内 を真空状態にし、この状態でセル容器5の注入口4を注入皿8の液晶収容凹部9 内の液晶6中に浸し、この後、チャンバ7内を徐々に大気圧に戻すことにより、 セル容器5の内圧と大気圧との圧力差によって注入皿8内の液晶6を注入口4か らセル容器5内に注入することができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような液晶注入装置では、セル容器5の注入口4を液晶6 中に浸すと、注入口4が設けられたセル容器5の一側部の全体が液晶6中に浸さ れることになるため、この一側部の汚れ、つまりイオンなどの不純物が液晶6中 に混入する。このため、数多くの液晶セルを量産する場合には、液晶6中に不純 物が蓄積され、液晶6の比抵抗が下がり、液晶セルの表示性能が低下してしまう という問題がある。 また、このような液晶注入装置では、注入口4が設けられたセル容器5の一側 部の全体を液晶6中に浸しているため、液晶6が注入されたセル容器5を引き上 げる際に、液晶6がセル容器5の一側部に付着した状態で引き上げられるので、 液晶6の持出し量が多くなり、液晶6の使用量が多くなるという問題もある。 この考案は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、表示 性能に悪影響を与える不純物が液晶中へ混入するのを低減できるとともに、必要 以上に液晶を使用せず、量産性の良い液晶注入装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この考案は、上記目的を達成するために、減圧室内でセル容器を減圧した状態 でセル容器の注入口を液晶中に浸し、この状態で減圧室内を大気圧に戻すことに より、セル容器の内圧と大気圧との圧力差でセル容器内に液晶を注入する液晶注 入装置において、セル容器の注入口のみが液晶中に浸る液晶溜が設けられた注入 皿と、液晶溜内に液晶を供給する供給路とを具備したことを特徴とする。
【0005】
【作用】
この考案によれば、減圧室内でセル容器を減圧してセル容器内を真空状態にし 、このセル容器の注入口のみを液晶溜内の液晶中に浸し、この状態で減圧室内を 大気圧に戻しながら供給路から液晶溜に液晶を供給することにより、セル容器の 内圧と大気圧との圧力差で液晶溜内の液晶がセル容器内に注入される。
【0006】
【実施例】
以下、図1および図2を参照して、この考案の一実施例を説明する。なお、図 3および図4に示した従来例と同一部分には同一符号を付し、その説明は適宜省 略する。 セル容器5の注入口11は、セル容器5の一側部から少し突出して設けられて いる。すなわち、注入口11は、この部分のガラス基板1、2が少し突出し、こ の突出した部分間の両側がシール材3で接合され、突出した先端側が開口されて いる。また、チャンバ7内に配置される注入皿12の上面にはセル容器5の一側 部が配置される搭載凹部13が形成されており、この搭載凹部13内の中央部に はセル容器5の注入口11が挿入する液晶溜14が設けられている。液晶溜14 は液晶6が満たされるものであり、セル容器5の注入口11のみが挿入するほぼ 楕円形のすり鉢状に形成されている。この液晶溜14には図1に示す供給路15 により液晶6が供給される。供給路15は、一端が注入皿12中を通って液晶溜 14に接続され、他端側が注入皿12の右側に延びて供給用バルブ16を介して 液晶槽(図示せず)に接続されている。さらに、液晶溜14の底部には液晶溜1 4内の液晶6を排出する排出路17が接続されている。この排出路17の他端側 は、排出用バルブ18を介して回収槽(図示せず)に接続されている。
【0007】 つぎに、この液晶注入装置でセル容器5に液晶6を注入する場合について説明 する。 まず、チャンバ7内にセル容器5を配置し、この状態でチャンバ7内を減圧し 、セル容器5内を真空状態にする。この後、セル容器5の注入口11を注入皿1 2の液晶溜14内の液晶6中に浸す。このときには、注入口11の部分が少し突 出しているので、この突出した部分のみが液晶溜14内の液晶6中に浸され、注 入口11が設けられたセル容器5の一側部の他の部分は液晶6に浸されることが ない。この状態で、チャンバ7内を徐々に大気圧に戻すとともに、供給用バルブ 16を開いて液晶槽から液晶6を液晶溜14内に順次供給する。すると、セル容 器5の内圧と大気圧との圧力差により液晶溜14内の液晶6が注入口11からセ ル容器5内に注入される。そして、セル容器5の内圧と大気圧とが同じ圧力にな ると、液晶6の注入が完了することになる。この後は、供給用バルブ16を閉め して液晶溜14への液晶6の供給を停止させ、液晶6が注入されたセル容器5を チャンバ7内から取り出し、再び新たなセル容器5をチャンバ7内に配置して上 述と同じ動作を繰り返す。これにより、順次セル容器5内に液晶6を注入するこ とができる。このようにして、所定個数のセル容器5内に液晶6を注入した後、 排出用バルブ18を開いて液晶溜14内から液晶6を排出し、供給路15から新 たな液晶6を液晶溜14内に供給することにより、量産することができる。
【0008】 このように、この液晶注入装置では、注入口11がセル容器5の一側部から少 し突出しているので、この突出した注入口11のみを液晶溜14内の液晶6中に 浸すことができ、このため従来のものに比べて、セル容器5に付着している汚れ 、つまりイオンなどの不純物が液晶6中に混入する量が少なくてすみ、液晶6中 の不純物の蓄積量を低減でき、したがって繰り返し注入を行っても表示性能の良 い液晶セルを得ることができる。また、従来のようにセル容器の一側部の全体が 液晶6に浸されないので、注入後にセル容器5を引き上げるときに、液晶6の持 出し量が少なく、必要以上に液晶6が無駄にならず、量産性に優れている。
【0009】 なお、上述した実施例では、セル容器5の注入口11を少し突出させたが、必 ずしも、注入口11を突出させる必要はなく、例えば注入口のみを注入皿12の 液晶溜14に浸すことができれば、セル容器5の一側面と同じ平面に形成しても よいことは言うまでもない。
【0010】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によれば、セル容器の注入口のみが液晶中に浸 る液晶溜が設けられた注入皿と、液晶溜内に液晶を供給する供給路とを備え、減 圧室内でセル容器を減圧してセル容器内を真空状態にし、このセル容器の注入口 のみを液晶溜内の液晶中に浸し、この状態で減圧室内を大気圧に戻しながら供給 路から液晶溜に液晶を供給することにより、液晶溜内の液晶をセル容器内に注入 するようにしたので、不純物が液晶中へ混入するのを低減でき、表示性能の良い 液晶セルを得ることができるとともに、必要以上に液晶が無駄にならず、量産性 が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の液晶注入装置の一例を示す要部を破
断した構成図。
【図2】図1の平面図。
【図3】従来の液晶注入装置の要部を破断した構成図。
【図4】図3の平面図。
【符号の説明】
5 セル容器 6 液晶 7 チャンバ 11 注入口 12 注入皿 14 液晶溜 15 供給路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 減圧室内でセル容器を減圧した状態で、
    前記セル容器の注入口を液晶中に浸し、この状態で前記
    減圧室内を大気圧に戻すことにより、前記セル容器の内
    圧と大気圧との圧力差で前記セル容器内に液晶を注入す
    る液晶注入装置において、 前記セル容器の注入口のみが液晶中に浸る液晶溜が設け
    られた注入皿と、 前記液晶溜内に液晶を供給する供給路と、 を具備したことを特徴とする液晶注入装置。
JP4947092U 1992-06-23 1992-06-23 液晶注入装置 Pending JPH064739U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4947092U JPH064739U (ja) 1992-06-23 1992-06-23 液晶注入装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4947092U JPH064739U (ja) 1992-06-23 1992-06-23 液晶注入装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH064739U true JPH064739U (ja) 1994-01-21

Family

ID=12832035

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4947092U Pending JPH064739U (ja) 1992-06-23 1992-06-23 液晶注入装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH064739U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102152776B1 (ko) * 2019-11-08 2020-09-07 씨에스에너지(주) 액정챔버가 구비된 진공챔버를 이용한 액정 진공주입 방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102152776B1 (ko) * 2019-11-08 2020-09-07 씨에스에너지(주) 액정챔버가 구비된 진공챔버를 이용한 액정 진공주입 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
IL40027A (en) Hermetically sealed electrolyte battery and method of manufacturing and filling it without breaking the hermetic seal
JPH064739U (ja) 液晶注入装置
JPH0363049B2 (ja)
JPH1152398A (ja) 液晶表示装置の製造方法
JPH07244289A (ja) 液晶注入方法およびその装置
JPS6391952A (ja) 鉛蓄電池の電解液注液法
JPH01237620A (ja) 液晶表示パネルの製造方法
JPH0212122A (ja) 液晶表示素子の製造方法及びそれに用いる液晶注入容器
JP2009129651A (ja) 色素増感太陽電池の製造方法
JPS62206526A (ja) 液晶セル
KR930003674Y1 (ko) 액정주입장치
JPS5858647B2 (ja) エキシヨウフウニユウソウチ
JPS62219474A (ja) 密閉形鉛蓄電池の製造方法
JPH09231960A (ja) 密閉形鉛蓄電池の製造法
JPH02239225A (ja) 液晶セルに液晶を注入する方法および装置
JPH11183919A (ja) 液晶表示パネルの液晶注入方法
JPS62240925A (ja) 液晶パネルの製造方法
JPS60140215A (ja) 液晶セル
JPS59119325A (ja) 液晶セルの製造方法
JPS61193432U (ja)
JPS60131757A (ja) 密閉形鉛蓄電池
JPH066329Y2 (ja) 液体注入治具
JPH01180520A (ja) 液晶表示素子
JPS634215A (ja) 液晶素子およびその製造方法
JP2000155324A (ja) 液晶表示素子における液晶充填方法及びこれに使用する充填用治具の構造