JPH07243647A - 蒸気調理装置 - Google Patents

蒸気調理装置

Info

Publication number
JPH07243647A
JPH07243647A JP6030994A JP6030994A JPH07243647A JP H07243647 A JPH07243647 A JP H07243647A JP 6030994 A JP6030994 A JP 6030994A JP 6030994 A JP6030994 A JP 6030994A JP H07243647 A JPH07243647 A JP H07243647A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steam
supply pipe
opening area
opening
cooking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6030994A
Other languages
English (en)
Inventor
Mamoru Watabe
守 渡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoshizaki Electric Co Ltd filed Critical Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority to JP6030994A priority Critical patent/JPH07243647A/ja
Publication of JPH07243647A publication Critical patent/JPH07243647A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Commercial Cooking Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 蒸気発生容器内の蒸気圧力を一定化し、且
つ、蒸気噴出孔の開口径を大きくできるようにする。 【構成】 貯水タンク13から引き出された給水パイプ
21を通って水が蒸気発生容器15に供給され、ヒータ
17により加熱されて蒸気化される。蒸気は絞り開口3
9を通って蒸気供給パイプ30の蒸気噴出孔36から調
理ケース12内の噴出される。絞り開口39の開口面積
は蒸気噴出孔36の総開口面積とほぼ同等又は小さく設
定され、蒸気発生容器15内の蒸気圧力はその絞り開口
39の開口面積により決定されるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は蒸気発生容器にて発生し
た蒸気を複数の蒸気噴出孔を通して調理室に供給するよ
うにした蒸気調理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の蒸気調理装置の一例を図11に
示す。基台1にはヒータ2を備えたカップ状の蒸気発生
容器3が設けられ、その内部に貯水タンク4からの水を
導く給水パイプ5が弁装置5aを介して連結されてい
る。一方、基台1の上方には調理ケース6が設けられ、
ここに蒸し調理する食材を収容したトレイ7が出し入れ
可能に収納される。そして、調理ケース6の内部には蒸
気供給パイプ8が配置され、その横向きに延びる分岐管
部に多数の蒸気噴出孔8aが形成され、蒸気発生容器3
内で発生した蒸気をその蒸気噴出孔8aから調理ケース
6内に噴出させるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の蒸気発生機構
を備えたものでは、蒸気発生容器3内の蒸気圧力は調理
ケース6内への蒸気の安定供給に大きな影響を与える。
すなわち、仮に、蒸気発生容器3内の蒸気圧力が過剰に
高くなると、弁装置5aを開放しても貯水タンク4側か
ら十分な量の水を供給できず、結局、蒸気供給量の不足
を来す。逆に、蒸気圧力が過剰に低くなると、弁装置5
aを開放したときに多量の水が蒸気発生容器3内に流れ
込んで過給水状態となり、蒸気温度が低下したり、蒸気
供給パイプ8を通って蒸気噴出孔8aから熱湯が吹き出
すという湯吹き現象を発生させたりするのである。
【0004】ところで、上記構成では、蒸気発生容器3
内の蒸気圧力はヒータ2の発生熱量を一定とすれば、主
として蒸気噴出孔8aの総開口面積によって決まり、適
切な蒸気圧力を確保するための適切な総開口面積が存在
する。しかるに、蒸気を調理ケース6内に均一に噴出さ
せるために蒸気噴出孔8aは多数設ける必要があるか
ら、適切な総開口面積を得るには、各蒸気噴出孔8aの
孔径は相当に小さくする必要がある。各蒸気噴出孔8a
の孔径を過剰に大きくすると、蒸気噴出孔の総開口面積
が過大になり、結局、適切な蒸気圧力が得られなくなる
からである。しかし、このような極小径の蒸気噴出孔8
aをパイプに形成するには、加工上、困難があり、製造
コストを上昇させるという問題があった。また、各蒸気
噴出孔8aの径寸法が小さいため、調理中に食材から滴
り落ちる汁等によって孔詰まりが発生し易く、その掃除
に苦慮し、また孔詰まりが発生すれば、蒸気噴出孔8a
の有効な総開口面積が小さくなるから、これがために蒸
気の安定供給ができなくなるという問題も発生させる。
しかも、同図に示すように、例えば蒸気供給パイプ8内
の掃除性を高めるため、その先端にキャップ9を着脱可
能に取り付けた構成とすると(この点は公知技術ではな
い)、そのキャップ9の締付が緩い場合には総開口面積
が増大することになるから、蒸気発生容器3内の蒸気圧
力が低下して過給水状態となって蒸気温度の低下や湯吹
き現象を発生させる。
【0005】本発明は、上記問題を一挙に解決すべくな
されたもので、蒸気発生容器内の蒸気圧力を一定化でき
て蒸気の安定供給を可能にでき、しかも製造が簡単にな
る蒸気調理装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の蒸気調理装置は、食材を収容する調理室
と、ヒータを備えた蒸気発生容器と、この蒸気発生容器
に水を供給する給水パイプとを備え、蒸気発生容器にて
発生した蒸気を複数の蒸気噴出孔から調理室内に噴出さ
せるものにおいて、蒸気発生容器から蒸気噴出孔へ至る
蒸気通路に蒸気の絞り開口を設け、その絞り開口の開口
面積を蒸気噴出孔の総開口面積とほぼ同等又は小さく設
定したところに特徴を有する。
【0007】また、請求項2の蒸気調理装置は、上記構
成において、蒸気噴出孔を蒸気発生容器に連通させた蒸
気供給パイプに形成し、蒸気発生容器から蒸気噴出孔へ
の蒸気通路に設けた蒸気の絞り開口の開口面積を蒸気噴
出孔の総開口面積とほぼ同等又は小さく設定すると共
に、蒸気供給パイプの先端部を着脱可能なキャップによ
り閉鎖したところに特徴を有する。
【0008】
【作用】請求項1及び2の構成では、給水パイプから蒸
気発生容器に水が供給されると、ヒータにより加熱され
て蒸気が発生し、これが複数の蒸気噴出孔から調理室内
に供給され、調理室内の食材が蒸し調理される。
【0009】ここで、蒸気発生容器から蒸気噴出孔に至
る蒸気通路には、蒸気の絞り開口が設けられており、そ
の絞り開口の開口面積は蒸気噴出孔の総開口面積とほぼ
同等又は小さく設定されているから、蒸気発生容器内の
蒸気圧力は絞り開口の開口面積に左右される。しかし、
この絞り開口は、単一又は蒸気噴出孔の数に比べたら極
めて少数にできるから、その大きさは蒸気噴出孔に比べ
て十分に大きく、孔開け加工上の困難は全くない。ま
た、食材から滴り落ちる汁等が付着しない位置に形成す
ることができるから、孔詰まり等が発生し難く、使用中
における開口面積の変化がなく、蒸気の安定供給ができ
る。しかも、蒸気発生容器内の蒸気圧力は絞り開口の開
口面積に左右されるのであるから、蒸気噴出孔を大きな
孔径に設定しても蒸気発生容器の蒸気圧力が過剰に低く
なってしまうことがなく、蒸気噴出孔の加工が容易であ
る上に、孔詰まりも発生し難くなる。
【0010】また、蒸気供給パイプの先端に着脱可能な
キャップを設けた請求項2の構成では、そのキャップを
取り外すことにより、蒸気供給パイプの掃除を簡単に行
うことができるようになる。しかも、このように着脱可
能なキャップを設ける構成としても、やはり蒸気発生容
器内の蒸気圧力は絞り開口の開口面積に左右されるか
ら、仮にキャップの取付状態に緩みがあって蒸気が漏れ
るようになったとしても、蒸気発生容器内の蒸気圧力は
過剰に低下することがない。
【0011】
【発明の効果】請求項1及び請求項2の発明によれば、
次の効果が得られる。蒸気噴出孔を小さな径寸法にする
必要がなくなるから、その加工が容易であると共に、孔
詰まりが発生し難く掃除に苦慮することがない。勿論、
蒸気発生容器内の蒸気圧力を適切に設定でき、しかも、
使用中の孔詰まりに起因する蒸気圧力の変動がなくなる
から蒸気の安定供給が可能であり、均一な蒸し調理を行
うことができる。また、請求項2の発明によれば、蒸気
供給パイプからキャップを取り外すことによって簡単に
掃除を行うことができるようになり、しかも、それでい
ながらキャップの装着不良があっても湯吹き現象の発生
等を抑えて蒸気を安定的に供給できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を麺等の蒸し調理にも適用でき
る蒸し器に適用したいくつかの実施例を図面に基づいて
説明する。 <第1実施例>図1ないし図3は本発明の第1実施例を
示す。本実施例の蒸し器は、大きく分けて、基台11
と、この基台11の上部に着脱可能に設けられる調理ケ
ース12とからなっている。基台11の上面の後部側
(図1の右端部)には、貯水タンク13が設置されてお
り、基台11の中央部に蒸気発生容器15が設けられて
いる。この蒸気発生容器15は上面が開口した有底筒状
の加熱ポット16の底部にヒータ17を埋設して構成さ
れ、その上面開口はスチームプレート18によりシール
リング18aを介した気密状態に塞がれると共に、その
加熱ポット16と前記貯水タンク13との間に貯水タン
ク13側から順に給水弁19と逆止弁20とを介設した
給水パイプ21が連結されていて貯水タンク13から加
熱ポット16内に給水できるようになっている。
【0013】また、加熱ポット16の底部側は基台11
の上面板に開口された取付孔11aに嵌められて、上縁
外周のフランジ部16aを取付孔11aの開口周縁に複
数個のスペーサ22を介して載せることによって浮き上
がり状態で支持されている。蒸気発生容器15の上面に
は、外周縁に上向きの嵌合周壁24aを形成した角皿状
をなすケース受板24が取り付けられている。このケー
ス受板24の後部にはドレンパイプ24bが取り付けら
れ、そのドレンパイプ24bの先端が基台11上に設け
た排水受け容器25の上方に臨み、調理ケース12内か
ら流れ出る排水をドレンパイプ24bを通して排水受け
容器25に流し出すことができるようになっている。
【0014】調理ケース12は下面開放の箱形をなし、
その下端縁を嵌合周壁24aの内側に嵌めることによっ
てケース受板24上に取り付けられている。この調理ケ
ース12の前面(図1の左側面)には上下2段の出入口
12aが設けられ、食材である麺を収容するトレイ27
が、その出入口12aから調理ケース12の左右の側面
に設けられたガイド(図示せず)により略水平に案内さ
れて出し入れ可能である。さて、調理ケース12のトレ
イ27の収容空間の少し奥側には、蒸気供給パイプ30
が立上り状態に設けられている。この蒸気供給パイプ3
0は上下に延びる主幹パイプ31から、3本の分岐パイ
プ32を各トレイ27の上下を挟むように位置させて前
向きの分岐状に突設したもので、図3に示すように、主
幹パイプ31の上端には雄ねじ部31aが形成されると
共に、ここに雌ねじ部33aを備えたキャップ33が着
脱可能に取り付けられるようになっており、各分岐パイ
プ32の先端にも同様に雄ねじ部32aと雌ねじ部(図
示せず)との螺合を利用したキャップ34が着脱可能に
取り付けられている。なお、各キャップ33,34の内
部にはシール板35が設けられてキャップ33,34の
装着時の蒸気漏れを防止するようになっている。そし
て、最上段の分岐パイプ32の下面側、中段の分岐パイ
プ32の上下両面側及び最下段の分岐パイプ32の上面
側には、それぞれ複数の蒸気噴出孔36が形成され、各
トレイ27の上下から蒸気を噴出させ得るようになって
いる。
【0015】そして、この蒸気供給パイプ30の下部は
前記したケース受板24を貫通すると共に、蒸気発生容
器15のスチームプレート18の上部に形成した取付孔
37に嵌合され、取付孔37の内周面との間がシールリ
ング38にてシールされている。取付孔37の下部はそ
の径寸法が小さくなって、蒸気発生容器15から蒸気噴
出孔36へ至る蒸気通路に蒸気の絞り開口39を設けた
形態となっている。ここで、この絞り開口39の開口面
積は、蒸気発生容器15内に適切な蒸気圧力が得られる
ような値に設定されており、これは蒸気噴出孔36の総
開口面積よりも小さい値となるように、各蒸気噴出孔3
6の開口面積は比較的大きく設定されている。
【0016】次に、本実施例の作用を説明する。蒸し調
理を行うには、調理ケース12内に食材を入れたトレイ
27を収容しておき、蒸気発生容器15のヒータ17に
通電して加熱ポット16が高温度に加熱する。そして、
その状態で給水弁19を開くと、貯水タンク13内から
水が給水パイプ21を通って蒸気発生容器15の加熱ポ
ット16内に供給され、これが蒸発して蒸気発生容器1
5内の圧力が上昇する。このため、給水パイプ21の逆
止弁20が閉じて蒸気は絞り開口39を通過して蒸気供
給パイプ30内に流入し、分岐パイプ32の蒸気噴出孔
36から調理ケース12内に噴出し、それにより食材が
蒸し調理される。食材の蒸し調理に供された蒸気は調理
ケース12内に充満し、蒸気排出孔29から機外に排出
される。
【0017】蒸気発生容器15内から蒸気が蒸気供給パ
イプ30を通って調理ケース12内に抜ければ、蒸気発
生容器15内の圧力が低下するから、逆止弁20が開
き、貯水タンク13から再び水が給水パイプ21を通っ
て蒸気発生容器15内に給送され、これにて上述の蒸気
発生が継続的に行われる。ところで、この種の構造で
は、蒸気発生容器15内の蒸気圧力の変化は、ヒータ1
7の発熱量が一定であるから、蒸気発生容器15から蒸
気が抜ける速度によって決まる。この点、本実施例で
は、絞り開口39の開口面積は蒸気噴出孔36の総開口
面積よりも小さい値となるように設定されているから、
蒸気発生容器15から蒸気が抜ける速度は、ほとんど絞
り開口39の開口面積によって決定されることになる。
従って、絞り開口39の開口面積は蒸気発生容器15内
に適切な蒸気圧力が得られるような値に設定しておけ
ば、各蒸気噴出孔36の開口面積は単に加工容易性だけ
を考慮した比較的大きな値に設定することができる。こ
のようにしても、蒸気発生容器15内の蒸気圧力は絞り
開口39の開口面積によって適切な値に維持されるか
ら、蒸気が過剰に早く抜けて蒸気発生容器15内の圧力
が低下傾向を来たし、そのために蒸気発生容器15内が
過給水状態となって蒸気温度の低下や湯吹き現象を発生
することを確実に防止することができる。
【0018】このことは、各蒸気噴出孔36の開口径
を、従来のように極めて小さくすることが必要なくなる
ことを意味するから、その加工が容易で製造コストを低
減できることになる。また、上述のように蒸気噴出孔3
6の開口径を大きくできることから、調理中に食材から
滴り落ちる汁等によって蒸気噴出孔36が孔詰まりして
しまうことも未然に防止できる。また、仮に、一部の蒸
気噴出孔36に孔詰まりが発生したとしても、もともと
絞り開口39の開口面積は蒸気噴出孔36の総開口面積
よりも小さい値となるように設定されているから、蒸気
発生容器15内の圧力は、依然として絞り開口39によ
って決定され、孔詰まりにより蒸気の抜けが悪くなって
蒸気発生容器15の圧力が過剰に高まって蒸気供給量が
不足するような事態は確実に防止される。勿論、一部の
蒸気噴出孔36に孔詰まりが発生したとしても、各蒸気
噴出孔36の開口径は大きいから、容易に掃除によって
孔詰まりを解消できることは言うまでもない。
【0019】しかも、特に本実施例では、蒸気供給パイ
プ30にキャップ33,34を着脱可能に設けている。
これにより、そのキャップ33,34を外すことによ
り、蒸気供給パイプ30内を簡単に掃除することがで
き、メンテナンス作業が容易になる。ところが、反面、
キャップ33,34を着脱自在にしていることから、使
用者が掃除後にキャップ33,34を完全に締めること
を怠り、僅かな隙間が生じてしまうことも考えられる。
このような場合、従来の構造では蒸気漏れが発生するた
め、蒸気発生容器15内の蒸気圧力が早期に低下して逆
止弁20が開放傾向となり、蒸気発生容器15内が過給
水状態となって蒸気温度の低下や湯吹き現象を発生させ
るという問題があった。
【0020】これに対して、本実施例では、上述のよう
に蒸気発生容器15から蒸気が抜ける速度は、ほとんど
絞り開口39の開口面積によって決定されるから、仮
に、キャップ33,34の締付けが緩くて蒸気漏れが発
生したとしても、絞り開口39の開口面積が変化しない
以上、蒸気発生容器15内の蒸気圧力も変化せず、蒸気
発生容器15への過給水が発生するおそれもない。 <第2実施例>図4は本発明の第2実施例の要部を示し
ている。蒸気の絞り開口の形成構造が前記第1実施例と
相違するだけで、その他の点は同様であるから、全体構
成の図示及び説明は省略し、第1実施例と同一部分には
同一符号を付して重複説明を省略する。この実施例で、
絞り開口40はスチームプレート18に取付孔37の下
部を薄肉となるように加工して形成されている。
【0021】この構成でも、前記第1実施例と同様な効
果が得られることは勿論である。 <第3実施例>図5は本発明の第3実施例の要部を示し
ている。やはり、蒸気の絞り開口の形成構造が前記第1
実施例と相違するだけで、その他の点は同様であるか
ら、全体構成の図示及び説明は省略し、第1実施例と同
一部分には同一符号を付して重複説明を省略する。この
実施例で、絞り開口50はスチームプレート18にその
厚さ方向に孔を貫通させることで形成されている。蒸気
供給パイプ30は、絞り開口50の周縁に取付溝51を
形成し、ここに0リング52にてシールしながら嵌合す
ることにより連結されている。この構成でも、勿論、前
記第1実施例と同様な効果が得られる。
【0022】<第4及び第5実施例>図6及び図7は本
発明の第4及び第5の各実施例の要部を示す。これも、
蒸気の絞り開口の形成構造が前記第1実施例と相違する
だけで、その他の点は同様であるから、全体構成の図示
及び説明は省略し、第1実施例と同一部分には同一符号
を付して重複説明を省略する。両実施例で蒸気供給パイ
プ60は下端に端板部60aを有する形状であり、第4
実施例では、その端板部60aの中心に絞り開口61を
形成しており、一方、第5実施例では端板部60aの偏
心位置に絞り開口62を形成している。この構成でも、
第1実施例と同様な効果が得られる。
【0023】<第6実施例>図8及び図9は本発明の第
6実施例を示す。これは前記各実施例のような蒸気供給
パイプを使用しないタイプの蒸し器である。図9に示す
ように、蒸気発生容器70が加熱ポット71とその上面
開口を覆うスチームプレート72から構成され、スチー
ムプレート72には円筒ドーム状の隆起部73が設けら
れ、その上部周壁に多数の蒸気噴出孔74が形成されて
いる。また、スチームプレート72の上面には角形の受
け板75が取り付けられ、その周縁に形成した受溝部7
6に下面開放形の調理ケース77(二点鎖線にて示す)
の下縁部が嵌合して載置されている。
【0024】そして、隆起部73の内部空間部78の下
縁開口には下側から絞りキャップ79が嵌合され、ここ
に蒸気の絞り開口80が形成されている。この絞り開口
80の開口面積は、他の実施例と同様に、蒸気噴出孔7
4の総開口面積よりも小さく設定してあり、蒸気発生容
器70から蒸気が抜ける速度は、ほとんど絞り開口80
の開口面積によって決定されるようになっている。この
ような構造であっても、やはり蒸気噴出孔74を小さな
径寸法にする必要がなくなるから、その加工が容易であ
ると共に、孔詰まりが発生し難く、蒸気供給の安定化が
可能で、しかも掃除に苦慮することがないという効果が
得られる。 <他の実施例>本発明は上記し且つ図面に示す実施例に
限定されるものではなく、蒸気の絞り開口の開口面積を
蒸気噴出孔の総開口面積とほぼ同等に設定しても、同様
の効果が得られ、また、例えば図10に示すように、蒸
気供給パイプ81に設けるキャップ82は主幹パイプ8
3及び蒸気噴出孔84a付きの分岐パイプ84の先端部
内にねじ込み、各パイプ83,84の端縁との間にシー
ルリング85を挟み込む構成であってもよい等、要旨を
逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例を示す縦断面図
【図2】 絞り開口部分の拡大断面図
【図3】 蒸気供給パイプを一部断面で示す拡大側面図
【図4】 本発明の第2実施例を示す絞り開口部分の拡
大断面図
【図5】 本発明の第3実施例を示す絞り開口部分の拡
大断面図
【図6】 本発明の第4実施例を示す絞り開口部分の拡
大断面図
【図7】 本発明の第5実施例を示す絞り開口部分の拡
大断面図
【図8】 本発明の第6実施例を示す全体の斜視図
【図9】 絞り開口部分の拡大断面図
【図10】 蒸気供給パイプの他の実施態様を一部断面
で示す拡大側面図
【図11】 従来の蒸気調理器を示す縦断面図
【符号の説明】
15,70…蒸気発生容器 17…ヒータ 21…給水
パイプ 30,60…蒸気供給パイプ 33,34…キ
ャップ 36,74…蒸気噴出孔 39,50,61,
62,80…絞り開口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食材を収容する調理室と、ヒータを備え
    た蒸気発生容器と、この蒸気発生容器に水を供給する給
    水パイプとを備え、前記蒸気発生容器にて発生した蒸気
    を複数の蒸気噴出孔から前記調理室に噴出させることに
    より前記調理室内の食材の蒸し調理を行う蒸気調理装置
    において、前記蒸気発生容器から前記蒸気噴出孔へ至る
    蒸気通路に蒸気の絞り開口を設け、その開口面積を前記
    蒸気噴出孔の総開口面積とほぼ同等又はそれより小さく
    設定したことを特徴とする蒸気調理装置。
  2. 【請求項2】 蒸気噴出孔は蒸気発生容器に連通させた
    蒸気供給パイプに設けられると共に、その蒸気供給パイ
    プの先端部は着脱可能なキャップにより閉鎖されている
    ことを特徴とする請求項1記載の蒸気調理装置。
JP6030994A 1994-03-04 1994-03-04 蒸気調理装置 Pending JPH07243647A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6030994A JPH07243647A (ja) 1994-03-04 1994-03-04 蒸気調理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6030994A JPH07243647A (ja) 1994-03-04 1994-03-04 蒸気調理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07243647A true JPH07243647A (ja) 1995-09-19

Family

ID=13138441

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6030994A Pending JPH07243647A (ja) 1994-03-04 1994-03-04 蒸気調理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07243647A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7261101B2 (en) 2003-09-09 2007-08-28 Samsung Electronics Co., Ltd. Steam oven
JP2009270821A (ja) * 2009-08-20 2009-11-19 Sharp Corp 蒸気調理器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7261101B2 (en) 2003-09-09 2007-08-28 Samsung Electronics Co., Ltd. Steam oven
JP2009270821A (ja) * 2009-08-20 2009-11-19 Sharp Corp 蒸気調理器
JP4633185B2 (ja) * 2009-08-20 2011-02-16 シャープ株式会社 蒸気調理器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101734407B1 (ko) 열에너지 하방분사형 조리장치
KR20040008860A (ko) 제빵기
JPH07243647A (ja) 蒸気調理装置
CN107007130B (zh) 一种蒸汽烹饪设备
JPH0537181Y2 (ja)
JP3992183B2 (ja) 加熱用調理器
KR101552042B1 (ko) 해산물 증숙장치
KR102316020B1 (ko) 찜용 증기발생장치
CN111972972B (zh) 蒸汽加热用烹饪锅具及烹饪器具
CN211609187U (zh) 一种蒸汽加热式厨房电器
JPS5831926B2 (ja) 蒸気発生装置
KR101233643B1 (ko) 떡찜장치의 증기생성기
KR102397548B1 (ko) 자연 압력분사식 성분추출장치
CN220384875U (zh) 烹饪箱和集成灶
TW202000100A (zh) 蒸氣器
KR100347694B1 (ko) 증숙 기능을 갖는 가정용 중탕기 및 이를 이용한 홍삼엑스 제조방법
JPH07158855A (ja) 蒸気調理装置
CN111956083B (zh) 一种蒸制加热结构及具有该结构的蒸制烹饪装置
JP3035494B2 (ja) 低温蒸煮装置
CN217309934U (zh) 一种具有蒸烤功能的多胆式空气炸锅
CN215686969U (zh) 一种加工方便的空气炸锅
CN111345677A (zh) 一种烘烤装置
JPH077859Y2 (ja) 食品蒸し器
KR20100060997A (ko) 떡 제조용 스팀장치
JPS6029901Y2 (ja) 豆腐製造装置