JP3992183B2 - 加熱用調理器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、ラーメン、うどん、そば等の食材を茹でるための加熱用の調理器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の食材を調理する湯槽を加熱させる管を配設した加熱用の調理器としては、例えば、▲1▼特開平10−276906号公報、▲2▼実登第3077555号公報に開示された技術が公知になっている。
【0003】
前記▲1▼の特開平10−276906号公報に開示された公知技術は、麺を茹でるための湯槽の底部にヒーターを配設し、該ヒーターの上部に噴流口を有するバッフル板を配設し、該バッフル板の噴流口に対向して湯槽の上部にテボ挿入孔を穿設した板体を配設し、該板体と前記バッフル板との間で且つ前記板体のテボ挿入孔の下方にテボの支持部材を配設したものである。
【0004】
この公知技術においては、前記ヒーターは、電気を使用したものであり、該ヒーターの周囲の湯を加熱して、該加熱した湯を前記バッフル板に設けられた噴流口から噴流させて前記テボの内部に導くものである。
【0005】
また、前記▲2▼の実登第3077555号公報に開示された公知技術は、麺を茹でるための湯槽の底部に蒸気加熱管を配設し、該蒸気加熱管の上部に山形部を有する中仕切板を配設し、該中仕切板の山形部は前記蒸気加熱管に沿って直線状に形成されると共に、その上面に複数の噴射孔が形成されているものである。
【0006】
この公知技術においては、屋外等に設置したボイラーで加熱された蒸気を前記蒸気加熱管に送気し、該蒸気の熱によって、前記蒸気加熱管の周囲の湯を加熱して、該加熱した湯を前記中仕切板に設けられた噴射孔から噴射させることにより麺を茹でるものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記▲1▼に開示された公知技術においては、湯を加熱する際に電気を使用したヒーターを使用しているために、電源との接続部分及び内部配線等における防水加工に注意を要すると共に、発熱体がカバーされているため熱効率が悪く、且つ電力の消費によるコストが高いという問題点を有している。
【0008】
また、前記▲2▼に開示された公知技術においては、前記蒸気加熱管の周囲の湯を蒸気によって加熱しているが、その蒸気過熱管は直線状に配設され一方通行で加熱しているため、蒸気が通る始端側と終端側とでは温度差が生じ、中仕切板で仕切られた内部全体を均一に加熱できないと共に、噴出孔から噴出させる湯も均一にならないという問題点を有している。
【0009】
特に、上記▲1▼、▲2▼の公知技術においては、噴出口または噴射孔を有するバッフル板または中仕切板を使用しているが、これらバッフル板または中仕切板には循環口が設けられていないため、複数の噴出口または噴射孔が設けられていても、噴流が生ずる最初の噴流口と次ぐらいの噴流口からは、そのまま熱湯噴流または噴射が継続するが、それ以降の噴流口は先に噴流または噴射したことにより、その噴流または噴射した量に見合った湯が、必然的にバッフル板または中仕切板の下部側に吸い込まれるようになるため、幾つかの噴流口または噴射孔は吸引口の役目をするようになり、熱湯噴流をしない状態になってしまい、全ての噴流口または噴射口から均等に熱湯を噴流または噴射しないという現象が起きてしまうのである。
【0010】
従って、従来技術においては、湯槽における複数の熱湯噴流を形成させるに当たって、複数の熱湯噴流を略均一に加熱・噴流させること、及びエネルギーコストを下げることに解決しなければならない課題を有している。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記した従来例の課題を解決する具体的手段として本発明に係る発明は、少なくとも食材を湯で加熱して調理する湯槽を備えた調理器であって、前記湯槽には、該湯槽の底部側に前記湯を加熱させるための蒸気を流動循環させる熱交換管を配設し、該熱交換管の上部に湯槽内を調理領域と加熱領域とに区分するバッフル板を配設し、該バッフル板には、前記熱交換管で加熱された湯を調理領域に噴流させる複数個の噴流口と、該噴流口の周囲近傍に、調理領域で温度の低下した湯を加熱領域に降流させる複数個の対流口を形成したことを特徴とする加熱用調理器を提供するものである。
【0012】
この発明において、前記バッフル板は、一枚または各熱交換管毎に区分して設けられること;前記バッフル板の下面側には、各噴流口毎に区画する仕切板を設けたこと;前記噴流口は、山形に盛り上げて形成し、その山形の裾部に対流口を設けたこと;前記熱交換管は、U字状に形成し、且つそのU字状が傾斜して配設されていること;前記熱交換管内を流動循環させる蒸気は、前記調理器の外部において加熱手段により加熱生成されること;前記湯槽に供給される水は、バッフル板の下部まで延長して設けた給水管によって供給されること;及び加熱調理する時間と、加熱調理しない時間とを切り替えるための操作部を有すること;を付加的な要件として含むものである。
【0013】
本発明に係る加熱用調理器は、湯槽の底部に蒸気を流動循環させる熱交換管を配設し、その上部に複数個の噴流口と、該噴流口の周囲近傍に複数個の対流口を形成したバッフル板を配設することによって、湯槽内を調理領域と加熱領域とに区分し、調理領域における熱湯の沸騰噴流を設定した位置において均一に噴流させることができ、しかも、系外で加熱した蒸気をU字状に折り返して循環させて加熱することによって、エネルギーコストを下げることができるのである。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の幾つかの具体的な実施の形態に基づいて詳しく説明する。
本発明の第1の実施の形態に係る加熱用の調理器を図1〜図6に示してあり、図1には調理器の略示的な斜視図を示してある。図において調理器1は、その内部の上部側に食材を湯で加熱して調理するための湯槽2が設けられており、該湯槽2には調理用の金網で形成された篭、例えば、テボ篭3が出し入れでき、該テボ篭3の内部に図示しない食材、例えば、うどん、そば等を収容させて湯槽2内の熱湯によって、茹でて調理することができるのである。尚、図1に示した実施の形態においては、6個のテボ篭3を使用できる例を示してある。
【0015】
調理器1の正面側には、例えば、初期段階において湯槽2内に所要量の水または温水を供給するための給水操作部4と、湯温調整操作部4aと、少量で略一定量の水または温水を供給し続けるための少量給水維持操作部5等の調理のために必要な各操作部が配設されると共に、後述する制御操作盤等も配設され、更に、調理器1の下部側に取っ手6a付きのドア6が開閉自在に取り付けられている。
【0016】
調理器1の側面側からみた略示的な断面図を図2に示し、調理器1を正面側からみた略示的な断面図を図3に示してある。湯槽2に水または温水を供給するための蛇口7と給水管8とを調理器1の上部縁部に湯槽2に臨ませて設け、給水管8の吐出口9は、湯槽2内の底部付近に開口するように給水管8を延長して設けてある。
【0017】
そして、初期段階において前記給水操作部4を操作することにより、湯槽2内に設定した所要量の水または温水を供給することができると共に、調理中において湯槽2から蒸発した湯量を補うために、少量給水維持操作部5を操作することによって、蒸発した湯量に相当する分の水または湯を常時補給し続けることができるのである。
【0018】
蛇口7と給水管8とは、図2及び3に示したように直結されるものではなく、所定の間隙をもって配設されている。そのため、湯槽2内の湯等が誤って蛇口7側に逆流することはないのである。
【0019】
また、給水管8の吐出口9は、後述する湯槽2内に配設されるバッフル板15の下部において開口するものであり、常時供給される少量の水または湯によってバッフル板15の上部の湯温を低下させないようにしてある。
【0020】
湯槽2の底部は一部を傾斜させて形成し、その傾斜した一番深い部位に排出管10が配設され、該排出管10の略中間部にドレーンコック11が設けられている。このドレーンコック11は、正面側のドア6aを開いて、手動で操作できるものであるが、例えば、電磁弁等を使用して、操作部を押圧操作すことにより押圧している時間または設定した時間(5〜30秒程度)おいて湯槽2内の湯を排出するすることができるのであり、それによって、湯槽2内の底部側に溜まっている澱等を含む湯を排出し、バッフル板15で仕切られた上部の高温の湯が濁らないように維持できるのである。
【0021】
湯槽2の下部で且つ調理器1の底部には、スチームトラップ12が配設され、該スチームトラップ12には、蒸気供給管13と蒸気と液体の気液混合物返送管14とが配設されており、これら蒸気供給管13と気液混合物返送管14とは、調理器1の外部、例えば、屋外または屋内の換気の良い場所に設置された図示しないボイラー等に接続されている。
【0022】
前記ボイラー等は、例えば、ガスを燃料としたバーナーによって水を加熱して蒸気を生成するものであり、生成された蒸気は前記蒸気供給管13を介して後述する熱交換管に供給され、湯槽2内で熱交換して温度が下がり結露した液体は、まだ結露していない蒸気と共にスチームトラップ12に集まり、気液混合物返送管14を介してボイラーに送り返している。
【0023】
このように、調理器1の外部において加熱し、特に、該加熱用のボイラー等を屋外または換気の良い場所に配設することによって、調理室1内部で加熱しないため、調理室内およびカウンター等の客席近傍の温度上昇を防ぐことができると共に、調理室内及びカウンター等の客席近傍の空気をCO等の燃焼ガスにより汚さないようにできるのである。
【0024】
スチームトラップ12以降、即ち、湯槽2側には、一対の熱交換用管15が接続されている。その一つについて説明すると、この熱交換用管15は、湯槽2の一方の端部側(後部側)の底部から湯槽2の内部に挿通させて該湯槽2の底部側に配設されている。この熱交換用管15は全体としてU字状に形成されており、湯槽2の一方の端部側から他方の端部側(前部側)で上下方向に折り返され、その折り返された端部は湯槽2の一方の端部側から湯槽2の外部に取り出され、その取り出された端部もスチームトラップ12に接続されている。
【0025】
この熱交換用管15は、U字状に折り返された際に、そのU字状が下方側においてわずかに傾斜させて配設してある。このように傾斜させU字状に配設することにより、熱交換用管15の上部側を通る蒸気によって、周囲の湯を加熱して沸騰噴流を生じさせると共に、ある程度熱が奪われU字状に折り返されて下部側を通るまだ熱い状態にある蒸気で更に周囲の湯を予備加熱するのであり、その往復流動によって熱交換用管15の始端側と終端側における周囲の加熱温度を略均一にできるのである。
【0026】
そして、熱交換用管15によって熱交換され、温度が下がることにより一部が結露(凝縮)した蒸気混じりの液体、即ち気液混合物がスチームトラップ12を介してボイラー側に戻されるのであるが、その戻された気液混合物は温度が下がっているとはいえ、それ程低温になっているわけではないので、ボイラー側においては僅かな熱エネルギーを加えることによって速やかに高温の蒸気にすることができるのであり、このようにして蒸気を循環させることで、加熱に要するエネルギーのコストを下げることができるのである。
【0027】
なお、湯槽2の湯温を調整する場合には、例えば、調理器1の前面側に設けた湯温調整操作部4aを操作して、スチームトラップ11を介して循環させる蒸気の量(速度)を調整することによって、任意に遂行できるのである。
【0028】
湯槽2内には、更に、前記熱交換用管15の上部側に、一枚のバッフル板16を配設させるものである。このバッフル板16を配設することによって、湯槽2の内部を、食材を加熱調理する調理領域Aと、湯を加熱して熱湯を生成させるための熱交換用管15が配設される加熱領域Bとに仕切ることができるのである。
【0029】
このバッフル板16を下面側からみた略示的な斜視図を図4に示してある。このバッフル板16には、熱交換用管15で加熱された熱湯を沸騰噴流させるための複数個の噴流口17と、食材を調理して湯温の低下した調理領域Aの湯をバッフル板16の下部の加熱領域Bに戻して対流させるための複数個の対流口18とが形成され、前記複数個の噴流口17は使用されるテボ篭3の数に対応させて、この実施の形態では、一列3個で二列6個が形成されている。
【0030】
また、このバッフル板16の下面側には、格子状に配した仕切板19a、19bが一体的に形成されており、これら仕切板19a、19bは前記各噴流口17毎にそれぞれ区画するように形成され、実質的にバッフル板16の下面側の加熱領域Bを6つに分割するように形成してある。
【0031】
そして、仕切板19bには、長さの異なるスリット20a、20bがそれぞれ形成されており、往路側の熱交換用管15がスリット20aに嵌合し、復路側の熱交換用管15がスリット20bに嵌合するようにしてバッフル板16を湯槽2内に配設させる。
【0032】
つまり、スリット20aと、スリット20bとは、その長さを異ならせて形成したことにより、前述したように、熱交換用管15を上下方向にU字状に折り返した際に、熱交換用管15を傾斜させて配設することができるのである。
【0033】
このようにバッフル板16を配設することにより、各噴流口17は、それぞれが区画されるものであって、前記複数個の対流口18は、区画された各噴流口17毎の周囲近傍に設けられる。この場合、各対流口18は噴流口17よりも小径であるが、各噴流口17の周囲近傍に複数個、例えば、6個の対流口18を設けるようにし、その6個の対流口18の開口面積が1個の噴流口17の開口面積と略等しいかそれよりもやや広めに形成してある。
【0034】
また、噴流口17及び対流口18に関しては、図4のC−C線に沿って拡大した略示的な断面図を図5に示してある。この図5に示したように、バッフル板16における噴流口17を形成する部位は、なだらかな山形に盛り上げた頂部に形成し、その山形を形成した裾部の任意の位置に複数の対流口18を形成するものである。この場合に、裾部というのは、平坦部から山形の傾斜部までの範囲を含むものである。
【0035】
このように構成した調理器1において、使用時における湯槽2内の熱湯の流れについて、図6を参照して説明すると、外部に設けられたボイラーから熱交換用管15に蒸気が供給流動され、該熱交換用管15に接触している周囲の水または温水は加熱されて順次昇温し、最終的には湯槽2内の湯は全面的に熱湯になる。この場合に、湯槽2の内部がバッフル板16によって仕切られているが、加熱された湯は噴流口17から上部の調理領域Aに昇流し、上部の調理領域Aで充分加熱されていない湯は、対流口18から下部の加熱領域Bに降流し、この昇流と降流との対流によって湯槽2内の湯が所定の温度まで上昇する。
【0036】
更に、前記熱交換用管15に蒸気を供給流動し続けることによって、熱交換用管15に接触している周囲の湯が沸騰する状態になり、山形に形成された噴流口17から熱湯が沸騰噴流21として上部の調理領域Aに勢いよく噴流するようになる。調理領域Aの湯22は相当な温度に上昇した熱湯になっているが、それでも、バッフル板16に接触している近傍の湯は、沸騰噴流21に比べて温度が低いため、その低い温度の湯が対流口18から、矢印23で示したように、下部の加熱領域Bに降流するのである。
【0037】
この場合に、各噴流口17は、仕切板19a、19bによって個別に仕切られた状態になっているため、湯槽2内においては、各噴流口17からそれぞれ略均等な状態で沸騰噴流21が発生するのであり、これら各沸騰噴流21の部位に前記テボ篭3に所要量の食材を入れて加熱調理することにより、茹で過ぎまたは茹で不足が生じないように、設定された同じ時間で均等に調理できるのである。
【0038】
要するに、各噴流口17から噴流している沸騰噴流21がどの位置においても略均等な状態になっているため、その沸騰噴流21に接触させて調理される食材の条件が同じであれば、調理時間を一定に設定することにより、どの位置で調理しても、常に同じ状態(好適な状態)で調理できるのである。
【0039】
例えば、調理される食材が麺類である場合に、湯槽2における噴流口17の略真上に麺を入れたテボ篭3を没入させることにより、噴流口17から勢いよく噴流する沸騰噴流21によってテボ篭3内の麺をほぐすと共に加熱して調理するのであり、その加熱調理中に沸騰噴流21によって麺が自然と撹拌されるため茹でむらが生じないでのである。
【0040】
また、湯槽2内がバッフル板16によって調理領域Aと加熱領域Bとに一応区画されており、加熱領域Bで熱交換用管15によって加熱された湯が噴流口17から直ちに上部の調理領域Aに昇流し、調理領域Aにおける低い温度の湯が対流口18から加熱領域Bに降流することにより、実質的に調理領域Aの湯温が加熱領域Bの湯温よりも高くなる。従って、湯槽2における全体の湯温を全部均一に上昇させるものに比べて、加熱領域Bの湯温が低くても、調理領域Aにおける限定された部分に熱湯の沸騰噴流21を生じさせることで、効率の良い調理ができるのであり、エネルギーの節減が図れるのである。
【0041】
次に、本発明に係る第2の実施の形態について図7〜図8に基づき説明する。この第2の実施の形態においては、前記第1の実施の形態に係る一枚のバッフル板に換えて、複数配設した熱交換用管15を個々にカバーするようにしたものである。そして、蛇口31と給水管32とをそれぞれ一個しか使用しない例を示すものであり、その他の構成については前記実施の形態と同一であり、説明が重複するため、同一部分については図示と詳細な説明は省略する。
【0042】
調理器1の一方の端部側で且つ略中央部に蛇口31と給水管32とが配設されており、給水管32の吐出口33は湯槽2の底部における略中央部まで伸びて開口している。
【0043】
バッフル板34は、湯槽2内に配設されている熱交換用管15の数に対応させて略同一構成のものを2個使用するものである。その1個について説明すると、バッフル板34は、全体としてチャンネル形状または断面コ字状を呈するものであり、その上面には、例えば、3個の噴流口35が所定間隔をもって形成されており、該各噴流口35の近傍にそれぞれ複数の対流口36が形成されている。
【0044】
この場合も噴流口35を形成する部位は、前記第1の実施の形態と同様に、なだらかな山形に盛り上げた頂部に形成し、その山形を形成した裾部の任意の位置に複数の対流口36を形成するものである。そして、裾部というのは、平坦部から山形の傾斜部までの範囲を含むものである。
【0045】
更に、バッフル板34の内側(下面側)には、図8に示したように、各噴流口35毎に区画するための仕切板37が形成されている。この仕切板37には、傾斜させて配設した熱交換用管15を挿通するするための長さ(深さ)の異なるスリット38a、38bが形成されており、スリット38aが熱交換用管15の往路側を挿通し、スリット38bが復路側を挿通するようになっている。
【0046】
このように構成したバッフル板34を各熱交換用管15の上部にそれぞれ配設すると、バッフル板34が並列した状態になり、バッフル板34の上部が調理領域Aとなり、各バッフル板34の内側が加熱領域Bとなるのである。そして、前記給水管32が両バッフル板34の間に位置し、その吐出口33が略中央部に位置するようになる。
【0047】
この状態で調理器1を使用した場合に、湯槽2に所要量の水または湯を導入すること、及び各熱交換用管15に蒸気を送気させて加熱調理することは前記第1の実施の形態と同様であって、各バッフル板34の各噴流口35から熱湯が沸騰噴流となって調理領域Aに噴流し、その沸騰噴流によって加熱調理がなされ、加熱領域Aにおいて温度の下がった湯は、対流口36から加熱領域Bに降流するのである。このような湯の対流状況は、前記第1の実施の形態と略同様である。
【0048】
この加熱調理時において、湯槽2から蒸発した湯量を補うために、給水管32の吐出口33から比較的温度の低い少量の水または湯が供給されるが、この供給された水または湯は並列するバッフル板34の間において、両バッフル板34に接触して徐々に加温されるので、両バッフル板34間の上層部側では、相当に温度上昇した湯になってくるのである。従って、供給される水または湯によってバッフル板34の上部における調理領域Aの湯温を低下させることはなく、調理に影響を及ぼさないのである。
【0049】
更に、本発明の調理器1においては、所定の操作部、例えば、図9に示した操作盤41を装備して、運転を制御することができる。この操作盤41には、少なくとも主電源スイッチ42と、クッキングタイムスイッチ43と、アイドルタイムスイッチ44とを備えており、これらを手動により任意にセッティングできるものである。
【0050】
また、この操作盤41には、例えば、主電源のパイロットランプ45、湯槽2の湯温の温度表示部46、加熱調理時間の設定部47、給水操作部48、排水操作部49等を備えさせても良い。そして、この操作盤41は、図1に示した調理器1の前面側に取り付けても良いし、また、別の位置に独立させた状態で設けても良い。
【0051】
主電源のパイロットランプ45は、操作盤41の主電源スイッチ42のオン/オフの状態を視覚的に確認できるようにさせるものであり、例えば、主電源スイッチ42がオンの場合には、前記主電源のパイロットランプ45が点灯し、主電源スイッチ42がオフの場合には、前記主電源のパイロットランプ45を消灯させるものである。
【0052】
前記湯槽2の内部には、図示しない温度検知手段を配設させても良く、これによって検知した湯槽2の湯温は、操作盤41の温度表示部46に表示される。該温度表示部46は、例えば、ディジタル表示で表示できるようになっているものである。
【0053】
また、調理時間を設定して調理を容易にする場合には、加熱調理時間の設定部47を操作して調理時間を設定し、該調理時間が経過した際に、調理器1に配設された図示しないテボ篭3の昇降手段によって、該テボ篭3を湯槽2の上部に上昇させることができる。これによって、常に同じ状態(好適な状態)で調理することができるようになる。
【0054】
更に、湯槽2に水または湯がない初期状態のときには、給水操作部48を操作することによって、前記湯槽2に水または湯を供給することもでき、調理後に湯槽2の湯を排水する場合には、排水操作部49を操作することによって、前記排出管10から排水することができる。
【0055】
主電源スイッチ42をオンにした状態で、クッキングタイムスイッチ43を操作した場合には、熱交換用管15に送気される蒸気の量を増やすようにするものであり、アイドリングタイムスイッチ44を操作した場合には、熱交換用管15に送気される蒸気の量を減らすように制御するものである。
【0056】
また、クッキングタイムスイッチ43を操作して、熱交換用管15に送気される蒸気の量が増えることにより、湯槽2の湯温が上昇し、該湯槽2から蒸発する蒸気の量の増加に伴って、湯槽2の湯量が減少するため、クッキングタイムスイッチ43を操作した場合には、湯槽2の蒸発した湯量に相当する分の水または湯を常時補給し続けるものであり、アイドリングタイムスイッチ44を操作した場合には、湯槽2の湯温の低下を防ぐために前記水または湯の補給は停止させる。
【0057】
これらクッキングタイムスイッチ43またはアイドリングタイムスイッチ44を操作した場合の理解を容易にするために、これらの動作を図10のフローチャートを用いて説明する。
【0058】
まず、操作盤41の主電源スイッチ42を操作して、主電源をオンf1にする。その後、調理をするf2かを選択し、調理をする場合には、クッキングタイムスイッチ43をオンf3にし、調理をしない場合には、アイドリングタイムスイッチ44をオンf4にする。
【0059】
ここで、クッキングタイムスイッチ43をオンf3にした場合には、調理器1に配設された図示しない給気用電磁弁を開f5にすると共に、図示しない注水用電磁弁を開f6にし、湯槽2の湯温を上昇させると共に、湯槽2の蒸発した湯量に相当する分の水または湯を常時補給し続けるようにさせるのである。
【0060】
また、前記調理をするf2かの選択において、アイドリングタイムスイッチ44をオンf4にした場合には、前記給気用電磁弁をサーモスタットによってコントロールして開または閉f7をさせて、湯槽2の湯温が適当な温度に保持されると共に、前記注水用電磁弁を閉f8にして、前記湯槽2の湯温の低下を防ぐのである。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る加熱用調理器は、少なくとも食材を湯で加熱して調理する湯槽を備えた調理器であって、前記湯槽には、該湯槽の底部側に前記湯を加熱させるための蒸気を流動循環させる熱交換管を配設し、該熱交換管の上部に湯槽内を調理領域と加熱領域とに区分するバッフル板を配設し、該バッフル板には、加熱された湯を調理領域に噴流させる複数個の噴流口と、該噴流口の周囲近傍に温度の低下した湯を加熱領域に降流させる複数個の対流口を形成した構成とすることにより、加熱領域で加熱された熱湯が各噴流口を介して調理領域に沸騰噴流し、その沸騰噴流した量に見合う量の湯が速やかに各対流口から加熱領域に降流することによって、複数形成される沸騰噴流が略均一な状態で噴流するようになるという優れた効果を奏する。
【0062】
また、バッフル板の下面側には、各噴流口毎に区画する仕切板を設けたこと、及び前記噴流口は、山形に盛り上げて形成し、その山形の裾部に対流口を設けたことによって、調理領域に噴流する熱湯の沸騰噴流が設定された位置に整然と形成できるという優れた効果を奏する。
【0063】
更に、前記熱交換管は、U字状に形成し、且つそのU字状が傾斜して配設されていることによって、熱交換率を高めると共に、各仕切られた複数の噴流口に対して熱交換による噴流の条件を略均一にすることができるという優れた効果を奏する。
【0064】
更にまた、前記熱交換管内を流動循環させる蒸気は、前記調理器の外部において加熱されることによって、調理室内または店内における空気の汚れを防止し、且つ前記湯槽に供給される水は、バッフル板の下部まで延長して設けた給水管によって供給されることによって、調理領域の湯温を下げることがなく、しかも、加熱に電気ヒーターを使用しないために、エネルギーコストを下げることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る、加熱用調理器を略示的に示した斜視図である。
【図2】同加熱用調理器を側面側からみて略示的に示した断面図である。
【図3】同加熱用調理器を正面側からみて略示的に示した断面図である。
【図4】同加熱用調理器に使用されるバッフル板を下面側からみて略示的に示した斜視図である。
【図5】図4のC−C線に沿う拡大断面図である。
【図6】本発明の加熱調理器における熱湯の沸騰噴流状態を説明するための要部のみを示す説明図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る、加熱用調理器の一部を拡大して略示的に示した斜視図である。
【図8】同加熱用調理器に使用されるバッフル板の1つを下面側からみて略示的に示した斜視図である。
【図9】本発明の加熱用調理器に使用される操作盤を拡大して略示的に示した平面図である。
【図10】同操作盤のクッキングタイムとアイドルタイムとを説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 調理器
2 湯槽
3 テボ篭
4 給水操作部
4a 湯温調整操作部
5 少量給水維持操作部
6 ドア
6a 取っ手
7、31 蛇口
8、32 給水管
9、33 排出口
10 排出管
11 スチームトラップ
12 蒸気供給管
13 熱湯返送管
14 熱交換用管
15、34 バッフル板
16a、16b、37 仕切板
17a、17b、38a、38b スリット
18、35 噴流口
19、36 対流口
20 沸騰噴流
21 調理領域の湯
22 温度の低下した湯の降流を示す矢印
41 操作盤
42 主電源スイッチ
43 クッキングタイムスイッチ
44 アイドルタイムスイッチ
45 主電源のパイロットランプ
46 温度表示部
47 加熱調理時間の設定部
48 給水操作部
49 排水操作部
A 調理領域
B 加熱領域

Claims (7)

  1. 少なくとも食材を湯で加熱して調理する湯槽を備え、
    前記湯槽には、該湯槽の底部側に前記湯を加熱させるための蒸気を流動循環させる熱交換管を配設し、
    該熱交換管の上部に湯槽内を調理領域と加熱領域とに区分するバッフル板を配設し、
    該バッフル板には、前記熱交換管で加熱された湯を調理領域に噴流させる複数個の噴流口と、
    該噴流口の周囲近傍に、調理領域で温度の低下した湯を加熱領域に降流させる複数個の対流口を形成した調理器であって、
    前記熱交換管は、前記湯槽の一方の端部側から他方の端部側で上下方向に折り返すU字状に形成し、
    該U字状に折り返す際に、そのU字状が下方側において傾斜させて配設し、
    前記熱交換管を通る蒸気が、まず上部側の熱交換管を通過した後に下部側の熱交換管を通過する構成にしたこと
    を特徴とする加熱用調理器。
  2. 前記バッフル板は、
    一枚または各熱交換管毎に区分して設けられること
    を特徴とする請求項1に記載の加熱用調理器。
  3. 前記バッフル板の下面側には、
    各噴流口毎に区画する仕切板を設けたこと
    を特徴とする請求項1または2に記載の加熱用調理器。
  4. 前記噴流口は、
    山形に盛り上げて形成し、その山形の裾部に対流口を設けたこと
    を特徴とする請求項1または3に記載の加熱用調理器。
  5. 前記熱交換管内を流動循環させる蒸気は、
    前記調理器の外部において加熱手段により加熱生成されること
    を特徴とする請求項1に記載の加熱用調理器。
  6. 前記湯槽に供給される水は、
    バッフル板の下部まで延長して設けた給水管によって供給されること
    を特徴とする請求項1に記載の加熱用調理器。
  7. 加熱調理する時間と、加熱調理しない時間とを切り替えるための操作部を有することを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の加熱用調理器。
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