JPH07242349A - 自動給紙装置 - Google Patents

自動給紙装置

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JPH07242349A
JPH07242349A JP3563894A JP3563894A JPH07242349A JP H07242349 A JPH07242349 A JP H07242349A JP 3563894 A JP3563894 A JP 3563894A JP 3563894 A JP3563894 A JP 3563894A JP H07242349 A JPH07242349 A JP H07242349A
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gear mechanism
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ホッパにセットされた用紙を、プリンタ等に
給送する自動給紙装置において、ホッパとピックローラ
を一つのモータで駆動できるようにすること。 【構成】 用紙1をプリンタ4等の用紙給紙先に給送す
る際、モータ5を逆転させ、歯車機構8を介してホッパ
昇降機構2aを駆動し、ホッパ2を上昇させる。ホッパ
2が上昇し用紙基準位置に達すると、モータ5を正転さ
せ、歯車機構7、ワンウェイ・クラッチ6を介してピッ
クローラ3を駆動し、用紙1をピックしてプリンタ4等
に給送する。歯車機構7と歯車機構8の歯車7a,8b
は溝7bと突起8bにより係合しており、歯車機構8は
歯車機構7に対して不かん帯特性を持っている。このた
め、モータ5が正転を開始したとき、歯車機構8は停止
しており、ホッパ2は用紙基準位置に保持されている。
そして、用紙1がピックされたのち、歯車機構8がホッ
パ昇降機構2aを駆動してホッパ2を下降させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はホッパに供給された用紙
をピックローラによりピックして、1枚づつプリンタ等
に給送する自動給紙装置に関し、特に本発明は、1つの
モータでホッパとピックローラを駆動できるようにした
自動給紙装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は従来の自動給紙装置の構成を示
す図であり、同図において、13は用紙を供給するホッ
パ、14はホッパにセットされた用紙、15はホッパ1
4を上昇/下降させるカムであり、ホッパ13とカム1
5の接触点におけるホッパ重量によるホッパ回転中心周
りのモーメントのベクトルは常にカム回転中心に向かっ
ており、ホッパ重量によりカム15に回転力は加わらな
い。
【0003】16は用紙をピックするピックローラ、1
7は分離パッド、18はワンウェイ・クラッチであり、
ワンウェイ・クラッチ18はピックローラ16に対して
一方向の駆動力のみを伝達する。22はホッパを駆動す
るホッパ・モータ、24はピックローラを駆動するピッ
ク・モータ、26はピックローラ16が用紙14により
押し上げられたときワンウェイ・クラッチ18の軸を中
心に回動するしゃへい板、25はしゃへい板の動きを検
出するセンサ、50はプリンタ本体である。
【0004】同図において、ホッパ13に用紙14がセ
ットされると、ポッパ・モータ22が回転してカム15
によりホッパ13が上昇する。ホッパ13が上昇し用紙
14が上昇すると、これと共にピックローラ16が上昇
し、しゃへい板26がワンウェイ・クラッチ18の軸を
中心として回動する。しゃへい板26が所定量回動する
と、センサ25が出力を発生し、ポッパ・モータ22が
停止する。これにより、ホッパ13は用紙給紙位置にセ
ットされ、用紙14はピックローラ16により適当な押
圧力で押圧される。
【0005】用紙をピックする際には、ピック・モータ
24を駆動し、ワンウェイ・クラッチ18を介してピッ
クローラ16を回転させ、ピックローラ16により用紙
14をピックする。ピックローラ16によりピックされ
た用紙は分離パッド17により一枚づつ分離されプリン
タ本体50へ給送される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
の自動給紙装置においては、ホッパを駆動するホッパ・
モータとピックローラを駆動するピック・モータがそれ
ぞれ必要であり、また、これらのモータを駆動するドラ
イバ回路がそれぞれ必要となり、制御装置の構成が複雑
になり、装置が高価となるといった問題点があった。
【0007】本発明は上記した従来技術の問題点を考慮
してなされたものであって、ホッパとピックローラを一
つのモータで駆動できるようにし、制御装置の構成を簡
単にし、装置のローコスト化を図ることが可能な自動給
紙装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理図で
あり、同図(a)は全体構成、(b)は(a)における
第1および第2の歯車機構の歯車の構成を示している。
同図において、1は用紙、2は用紙1を積載したホッ
パ、2aはホッパ昇降機構、3は用紙1をピックするピ
ックローラ、4はプリンタ等の用紙給送先、5はホッパ
2とピックローラ3を駆動するモータ、6はピックロー
ラ3に用紙ピック方向の回転力のみを伝達するワンウェ
イ・クラッチである。
【0009】7はモータ5の回転力をワンウェイ・クラ
ッチ6に伝達する第1の歯車機構、7aは第1の歯車機
構の歯車、7bは歯車7aに設けられた溝、8は第1の
歯車機構7に対して不かん帯特性を持って結合された第
2の歯車機構、8aは第2の歯車機構の歯車、8bは歯
車8aに設けられた突起である。また、9は自動給紙装
置を制御する制御手段である。
【0010】上記課題を解決するため、本発明の請求項
1の発明は、用紙1を積載し昇降するホッパ2を備え、
該ホッパ2にセットされた用紙1を、ピックローラ3に
よりピックしてプリンタ等4に給送する自動給紙装置に
おいて、ホッパ2とピックローラ3の両方を駆動するモ
ータ5と、用紙1をピックするピックローラ3と、上記
モータ5が第1の方向に回転したとき、モータ5の回転
力がピックローラ3に伝達されるのを阻止し、モータ5
が第2の方向に回転したとき、モータ5の回転力をピッ
クローラ3に伝達するワンウェイ・クラッチ6と、上記
モータ5の回転力をワンウェイ・クラッチ6に伝達する
第1の歯車機構7と、第1の歯車機構7が回転方向を反
転した際、第1の歯車機構7が所定量回転したのちに第
1の歯車機構7に追随して回転する不かん帯特性を備え
た第2の歯車機構8と、第2の歯車機構8により駆動さ
れホッパ2を昇降させるホッパ昇降機構2aと、上記モ
ータ5を駆動し、給紙動作を制御する制御手段9とを設
け、上記制御手段9が、用紙1を給送する際、モータ5
を第1の方向に回転させて、第2の歯車機構8を介して
ホッパ昇降機構2aを駆動してホッパ2を上昇させ、ピ
ックローラ3が用紙1を所定の押圧力で押圧する用紙基
準位置までホッパ2が上昇したとき、モータ5を第2の
方向に回転させて、第1の歯車機構7を介してピックロ
ーラ3を駆動して用紙1をピックするとともに、第2の
歯車機構8により、モータ5が所定量回転するまでホッ
パ2を上記用紙基準位置に保持し、モータ5が所定量回
転したとき、ホッパ昇降機構2aを駆動しホッパ2を下
降させるように構成したものである。
【0011】本発明の請求項2の発明は、請求項1の発
明において、第1の歯車機構7の歯車7aと第2の歯車
機構8の歯車8aを対向させ、一方の歯車に突起8bを
設けるとともに、他方の歯車に上記突起8bが滑動する
円弧状の溝7bを設けることにより、第2の歯車機構8
に不かん帯特性を持たせたものである。
【0012】
【作用】図1において、用紙1をプリンタ4等の用紙給
紙先に給送する際、制御手段9は、モータ5が第1の方
向に回転させ、歯車機構8を介してホッパ昇降機構2a
を駆動し、ホッパ2を上昇させる。その際、第1の歯車
機構7を介してワンウェイ・クラッチ6は回転するが、
回転方向が逆なためピックローラ3には回転力は伝達さ
れない。
【0013】ホッパ2が上昇し、ピックローラ3が所定
の押圧力で用紙1を押圧する用紙基準位置に達すると、
制御手段9はモータ5は第1の方向とは逆の第2の方向
に回転させる。これにより、第1の歯車機構7を介して
ワンウェイ・クラッチ6が回転し、ピックローラ3によ
り用紙1がピックされ、用紙がプリンタ4等に給紙され
る。
【0014】ここで、第1の歯車機構7と第2の歯車機
構8は、例えば、図1(b)に示すように溝7bと突起
8bにより係合しており、第1の歯車機構7が回転方向
を反転した際、第2の歯車機構8は、第1の歯車機構7
が所定量回転するまで、第1の歯車機構7に追随して回
転しない。このため、モータ5が第2の回転方向の回転
を開始したとき、第2の歯車機構8は第1の歯車機構7
が所定量回転するまで停止しており、ホッパ2は用紙基
準位置に保持されている。
【0015】そして、用紙1がピックされたのち、第2
の歯車機構8が第1の歯車機構に追随して回転し、ホッ
パ昇降機構2aを駆動してホッパ2を下降させる。本発
明の請求項1の発明においては、上記のように、用紙1
を給送する際、モータ5を第1の方向に回転させて、第
2の歯車機構8を介してホッパ昇降機構2aを駆動して
ホッパ2を上昇させ、ピックローラ3が用紙1を所定の
押圧力で押圧する用紙基準位置までホッパ2が上昇した
とき、モータ5を第2の方向に回転させて、第1の歯車
機構7を介してピックローラ3を駆動して用紙1をピッ
クするとともに、第2の歯車機構8により、モータ5が
所定量回転するまでホッパ2を上記用紙基準位置に保持
し、モータ5が所定量回転したとき、ホッパ昇降機構2
aを駆動しホッパ2を下降させるようにしたので、ホッ
パ2とピックローラ3を一つのモータで駆動することが
できる。
【0016】本発明の請求項2の発明においては、請求
項1の発明において、第1の歯車機構7の歯車7aと第
2の歯車機構8の歯車8aを対向させ、一方の歯車に突
起8bを設けるとともに、他方の歯車に上記突起8bが
滑動する円弧状の溝7bを設けたので、簡単な機構によ
り第2の歯車機構に不かん帯特性を持たせることができ
る。
【0017】
【実施例】図2〜図3は本発明の実施例のプリンタ装置
の構成を示す図であり、図2はプリンタ装置の全体の構
成、図3は自動給紙装置の斜視図を示している。図2、
図3において、同一のものには同一の符号が付されてお
り、11はプラテン、12は印字ヘッド、13は用紙を
供給するホッパ、14はホッパにセットされた用紙、1
5はホッパ13を上昇/下降させるカムである。
【0018】16はホッパ13の用紙14をピックする
ピックローラ、17は用紙を1枚づつ分離する分離パッ
ド、18は一方向の回転力のみをピックローラ16に伝
達するワンウェイ・クラッチである。また、19,20
はインサータローラ、21は用紙センサ、22はホッパ
13とピックローラ16を駆動するモータ(以下、ホッ
パ・ピック・モータという)、23は用紙送りを行うL
F(ライン・フィード)モータ、24は排出ローラであ
る。
【0019】25はピックローラ16の動きを検出する
センサ、26はピックローラ16が用紙14により押し
上げられたときピックローラ16と共に動くしゃへい板
である。しゃへい板26はワンウェイ・クラッチ18の
軸を中心として回動可能に取り付けられており、ホッパ
・ピック・モータ22により駆動されるカム15により
ホッパ13が上昇し、用紙14と共にピックローラ16
が上昇すると、それと共にしゃへい板26が上記軸を中
心として回動する。
【0020】そして、ホッパ13が用紙基準位置に達す
ると、しゃへい板26によりセンサ25がしゃへいされ
せンサ25が出力を発生する。これによりホッパ13の
上昇がとまり、ホッパ13は、ピックローラ16が用紙
14を適当な押圧力が押圧する用紙基準位置にセットさ
れる。すなわち、この状態でピックローラ16を回転す
ることにより、用紙14はピックローラ16によりピッ
クされ、分離パッドにより1枚づつ分離されてプリンタ
本体へ給送される。
【0021】35,36および39,40,41(図
3)はホッパ・ピック・モータ22の回転力を伝達する
アイドル・ギヤ、37は溝付きギヤ、38は突起付きギ
ヤである。図4は溝付きギヤ37と突起付きギヤ38の
結合関係を示す図であり、同図(a)に示すように、溝
付きギヤ37と突起付きギヤ38は同軸上に配置されて
おり、溝付きギヤ37には(b)に示すように円弧状の
溝37aが設けられている。また、突起付きギャ38に
は上記溝37aと係合する突起38aが設けられ、突起
38aは溝37a内を滑動する。
【0022】このため、突起付きギヤ38の突起38a
が溝付きギヤ37の溝37aの中間部にあるとき、溝付
きギヤ37の回転力は突起付きギヤ38に伝達されな
い。また、溝付きギヤ37が例えば同図の矢印方向に回
転し、突起38aが溝37aの端部まできたとき、突起
付きギヤ38は同方向に回転し始める。すなわち、突起
付きギヤ38は溝付きギヤ37の回転に対して一定の不
かん帯をもっている。
【0023】ホッパ・ピック・モータ22の回転力は上
記溝付きギヤ37,アイドル・ギヤ36,39,ワンウ
ェイ・クラッチ18,アイドル・ギヤ41を介してピッ
クローラ16に伝達され、ホッパ・ピック・モータ22
が正転すると、ピックローラ16は回転し、用紙14を
ピックする。なお、ワンウェイ・クラッチ18は一方向
の回転力のみを伝達するので、ホッパ・ピック・モータ
22が逆転したとき、ピックローラ16に回転力は伝達
されない。
【0024】また、上記突起付きギヤ38の突起38a
が溝37aの端部に係合しているとき、ホッパ・ピック
・モータ22の回転力は溝付きギヤ37,突起付きギヤ
38,アイドル・ギヤ35,40を介してカム15に伝
達されホッパ13が上下動する。図5は本発明の実施例
の制御装置の構成を示す図であり、図2,図3に示した
もの同一のものには同一の符号が付されており、12は
印字ヘッド、21は用紙センサ、22はホッパおよびピ
ックローラを駆動するホッパ・ピック・モータ、23は
用紙送りを行うLFモータ、25はピックローラの上昇
を検出するセンサ、27はヘッドが搭載されたキャリャ
を駆動するCRモータである。
【0025】28は印字制御部であり、印字制御部28
はCRモータ27を駆動して、印字ヘッド12を搭載し
たキャリァを用紙送り方向と直角方向に移動させ、印字
ヘッド12により、用紙14に印字する。29は改行制
御部であり、改行制御部29は用紙送りを行うLFモー
タ、ホッパ・ピック・モータ22を制御して、用紙を印
字位置に送る。
【0026】30は給紙制御部であり、給紙制御部30
は、用紙センサ21、センサ25の出力に基づきホッパ
・ピック・モータ22を制御して、用紙を給送する。ま
た、31はプリンタ本体装置、32はプリンタを制御す
るプロセッサ、33は印字データ等を格納する記憶装
置、34は制御プログラムを格納する記憶装置である。
【0027】図6は本発明の実施例のプリンタ装置の制
御タイミング・チャートを示す図であり、同図により本
実施例のプリンタ装置の全体動作を説明する。まず、図
5に示す給紙制御部30がホッパ・ピック・モータ22
を逆方向に回転させ、後述するように、図2,図3のホ
ッパ13を上昇させて、ホッパ13を用紙基準位置にセ
ットする。ついで、ホッパ・ピック・モータ22が正転
し、ピックローラ16を回転させて用紙14をピック給
送する(図6の)。
【0028】ついで、用紙センサ21により用紙が検出
されると、図5の改行制御部23によりLFモータ23
が駆動されインサータローラ19,20が回転する。こ
れにより、用紙の先出しが開始され(図6の)、用紙
14が所定位置まで送られ先出しが終了する(図6の
)。ついで、図5に示す印字制御部28がCRモータ
27、印字ヘッド12を駆動し、CRモータ27により
印字ヘッド12を行方向に移動させ、印字ヘッド12に
より用紙に印字する。そして、一行分の印字が終了する
ごとにLFモータ23により用紙が送られ改行が行われ
る(図6の,)。
【0029】そして、1頁分の印字が終了すると、排出
ローラ24により用紙が排出される(図6の,)。
図7,図8は本発明の実施例の自動給紙装置の動作を示
すフローチャート、図9はその動作説明図であり、同図
により本実施例の自動給紙装置の動作について説明す
る。
【0030】給紙コマンドが発行されると、給紙制御部
30は図8のステップS1において、ホッパ・ピック・
モータ22を逆転させる。これにより、図9(a)に示
すように、溝付きギヤ37が同図矢印方向に回転し、溝
付きギヤ37の溝37aが突起付きギヤ38の突起38
aと係合し、突起付きギヤ38が同方向に回転する。そ
の結果アイドル・ギヤ35を介してカム15が回転し、
ホッパ13を上昇させる。なお、溝付きギヤ37が回転
することにより、アイドルギヤ36,ワンウェイ・クラ
ッチ18が回転するが、回転方向が逆なためワンウェイ
・クラッチ18によりピックローラ16には回転力は伝
達されず、ピックローラ16は回転しない(ステップS
2)。
【0031】ホッパ13が上昇すると、用紙14により
ピックローラ16が押し上げられ上昇する。これにより
しゃへい板がワンウェイ・クラッチ18の軸を中心とし
て回動する。ホッパ・ピック・モータ22は、しゃへい
板が所定量回動しセンサ25がオンになるまで逆方向に
駆動され(ステップS3)、センサ25がオンになると
ホッパ・ピック・モータ22は正転する(ステップS
4)。
【0032】これにより、図9(b)に示すように、溝
付きギヤ37が同図矢印方向に回転し、アイドルギヤ3
6,ワンウェイ・クラッチ18が回転しピックローラ1
6は回転する(ステップS5)。そして、用紙14はピ
ックローラ16にピックされ、分離パッド17により1
枚に分離されて給送される。このとき、突起付きギヤ3
8の突起38aは溝付きギヤ37の溝37aの中間部に
あり、突起付きギヤ38は回転せず、ホッパ13は動か
ない。
【0033】ついで、図9(c)に示すように、突起付
きギヤ38の突起38aが溝付きギヤ37の溝37aの
端部に達すると、突起付きギヤ38は同図矢印方向に回
転し、アイドル・ギヤ35を介してカム15が回転し、
ホッパ13を下降させる(ステップS6)。なお、ホッ
パ13の下降量は上記溝付きギヤ37の溝37aの長さ
により定まる。
【0034】一方、ピックローラ16によりピックされ
た用紙が用紙センサ21の位置まで達すると(ステップ
S7)、用紙14をインサータローラ19に突き当てス
キュー矯正を行う(ステップS8)。また、用紙センサ
21がオンになると、ホッパ・ピック・モータ22を停
止させ(ステップS9)、LFモータ23を正転させ
(ステップS10)てインサータローラ19,20を正
転させ、用紙を噛み込ませる(ステップS11)。そし
て、用紙の先出しを行い(ステップS12)、給紙動作
を終了する。
【0035】なお、上記実施例においては、溝付きギヤ
37と突起付きギャ38により不かん帯特性を実現して
いるが、本発明は上記実施例に限定されるものではな
く、例えば、ギヤ37の軸にギャ38を一定のガタを設
けて取り付けることにより上記不かん帯特性を実現する
など、その他の周知な機構を用いることもできる。ま
た、上記実施例においては、自動給紙装置をプリンタ装
置に適用した実施例を示したが、本発明の適用対象はプ
リンタ装置に限定されるものでなく、その他、ホッパに
積載された用紙を給送し処理をするFAX,複写機、ス
キャナー等種々の装置に適用することができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、用紙を積載し昇降するホッパを備え、ホッパにセッ
トされた用紙を、ピックローラによりピックしてプリン
タ等に給送する自動給紙装置において、ホッパとピック
ローラの両方を駆動するモータと、モータの回転力をピ
ックローラに伝達するワンウェイ・クラッチと、モータ
の回転力をワンウェイ・クラッチに伝達する第1の歯車
機構と、第1の歯車機構似対して不かん帯特性を備えた
第2の歯車機構と、第2の歯車機構により駆動されホッ
パを昇降させるホッパ昇降機構とを設け、用紙を給送す
る際、モータを第1の方向に回転させて、第2の歯車機
構を介してホッパ昇降機構を駆動してホッパを上昇さ
せ、ホッパが用紙基準位置まで上昇したとき、モータを
第2の方向に回転させて、第1の歯車機構を介してピッ
クローラを駆動して用紙をピックするとともに、モータ
が所定量回転するまでホッパを上記用紙基準位置に保持
し、モータが所定量回転したとき、ホッパ昇降機構を駆
動しホッパを下降させるようにしたので、ホッパとピッ
クローラを一つのモータで駆動することができ、制御装
置の構成を簡単にし、装置のローコスト化を図ることが
可能となる。
【0037】また、第1の歯車機構の歯車と第2の歯車
機構の歯車を対向させ、一方の歯車に突起を設けるとと
もに、他方の歯車に突起が滑動する円弧状の溝を設ける
ことにより、簡単な機構で第2の歯車機構に不かん帯特
性を持たせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の実施例のプリンタ装置の全体構成を示
す図である。
【図3】本実施例の自動給紙装置の斜視図である。
【図4】本実施例の溝付きギヤ37と突起付きギヤ38
の結合関係を示す図である。
【図5】本実施例の制御装置の構成を示す図である。
【図6】本実施例のプリンタ装置の制御タイミング・チ
ャートを示す図である。
【図7】本実施例の自動給紙装置の動作を示すフローチ
ャートである。
【図8】本実施例の自動給紙装置の動作を示すフローチ
ャート(続き)である。
【図9】本実施例の自動給紙装置の動作説明図である。
【図10】従来例を示す図である。
【符号の説明】
1,14 用紙 2,13 ホッパ 2a ホッパ昇降機構 3,16 ピックローラ 4 用紙給送先 5 モータ 6,18 ワンウェイ・クラ
ッチ 7,8 歯車機構 7a,8a 歯車 7b 歯車に設けられた
溝 8b 歯車に設けられた
突起 9 制御手段 11 プラテン 12 印字ヘッド 15 カム 17 分離パッド 19,20 インサータローラ 21 用紙センサ 22 ホッパ・ピック・
モータ 23 LFモータ 24 排出ローラ 25 センサ 26 しゃへい板 27 CRモータ 28 印字制御部 29 改行制御部 30 給紙制御部 31 プリンタ本体装置 32 プロセッサ 33,34 記憶装置 35,36,39,40,41 アイドル・ギヤ 37 溝付きギヤ 38 突起付きギヤ 37a 溝 38a 突起

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙(1) を積載し昇降するホッパ(2) を
    備え、該ホッパ(2)にセットされた用紙(1) を、ピック
    ローラ(3) によりピックしてプリンタ等(4)に給送する
    自動給紙装置において、 ホッパ(2) とピックローラ(3) の両方を駆動するモータ
    (5) と、 用紙(1) をピックするピックローラ(3) と、 上記モータ(5) が第1の方向に回転したとき、モータ
    (5) の回転力がピックローラ(3) に伝達されるのを阻止
    し、モータ(5) が第2の方向に回転したとき、モータ
    (5) の回転力をピックローラ(3) に伝達するワンウェイ
    ・クラッチ(6) と、 上記モータ(5) の回転力をワンウェイ・クラッチ(6) に
    伝達する第1の歯車機構(7) と、 第1の歯車機構(7) が回転方向を反転した際、第1の歯
    車機構(7) が所定量回転したのちに第1の歯車機構(7)
    に追随して回転する不かん帯特性を備えた第2の歯車機
    構(8) と、 第2の歯車機構(8) により駆動されホッパ(2) を昇降さ
    せるホッパ昇降機構(2a)と、 上記モータ(5) を駆動し、給紙動作を制御する制御手段
    (9) とを設け、 上記制御手段(9) は、用紙(1) を給送する際、モータ
    (5) を第1の方向に回転させて、第2の歯車機構(8) を
    介してホッパ昇降機構(2a)を駆動してホッパ(2)を上昇
    させ、 ピックローラ(3) が用紙(1) を所定の押圧力で押圧する
    用紙基準位置までホッパ(2) が上昇したとき、 モータ(5) を第2の方向に回転させて、第1の歯車機構
    (7) を介してピックローラ(3) を駆動して用紙(1) をピ
    ックするとともに、第2の歯車機構(8) により、モータ
    (5) が所定量回転するまでホッパ(2) を上記用紙基準位
    置に保持し、モータ(5) が所定量回転したとき、ホッパ
    昇降機構(2a)を駆動しホッパ(2) を下降させることを特
    徴とする自動給紙装置。
  2. 【請求項2】 第1の歯車機構(7) の歯車(7a)と第2の
    歯車機構(8) の歯車(8a)を対向させ、一方の歯車に突起
    (8b)を設けるとともに、他方の歯車に上記突起(8b)が滑
    動する円弧状の溝(7b)を設けることにより、第2の歯車
    機構(8) に不かん帯特性を持たせたことを特徴とする請
    求項1の自動給紙装置。
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