JP3619361B2 - 給紙装置 - Google Patents
給紙装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3619361B2 JP3619361B2 JP06618198A JP6618198A JP3619361B2 JP 3619361 B2 JP3619361 B2 JP 3619361B2 JP 06618198 A JP06618198 A JP 06618198A JP 6618198 A JP6618198 A JP 6618198A JP 3619361 B2 JP3619361 B2 JP 3619361B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- transfer
- sheet
- storage unit
- transfer member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタ等の画像形成装置に用いられる給紙装置に関し、特に二つの用紙収容部を並列に配置したタンデムタイプの給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
二つの用紙収容部を並列に配置し、第一用紙収容部の用紙がなくなると自動的に第二用紙収容部に収容されていた用紙を第一用紙収容部に移送し、連続的に給紙することで、通常の給紙トレイの2倍の枚数が積載可能ないわゆるタンデムタイプの給紙装置がある。このタンデムタイプの給紙装置における用紙の移送動作は、第一用紙収容部の底板下降、移送部材による用紙移送、移送部材をホーム位置まで逆送、第一用紙収容部の底板上昇、給紙スタートという順になるが、ユーザーにとっては上記の動作時間が待ち時間となる。
【0003】
特に、例えば1500×2枚積載できる大容量タイプのタンデムタイプの給紙装置では、第一用紙収容部の底板の昇降方式をワイヤ等で吊って平行に上昇させるエレベータ方式にするのが一般的であり、このため第一用紙収容部に積載されている用紙の枚数が少ないと上昇させる距離が長くなるので、上述の待ち時間がさらに長くなるという問題がある。上昇及び移送駆動用のモータの動力を大きくすれば上述のような問題は解決できるものの、コストアップにつながってしまうという別の問題が生じてしまう。
【0004】
そこで本発明は、上記従来の問題点に鑑み、上昇及び移送モータの動力を必要以上に大きくすることなく、待ち時間を短くすることができるタンデムタイプの給紙装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
複数枚の用紙を積載する第一用紙収容部と、該第一用紙収容部の用紙を1枚ずつ給紙する給紙手段と、上記第一用紙収容部の用紙を給紙位置まで上昇させる昇降手段と、上記第一用紙収容部の横方向に並列に配置された第二用紙収容部と、該第二用紙収容部の用紙を上記第一用紙収容部へ一括して移送する移送部材と、該移送部材がホーム位置にいることを検知する第一の検知手段と、上記移送部材が移送完了位置にいることを検知する第二の検知手段と、上記移送部材を駆動する駆動手段とを備え、移送完了位置にある移送部材が第一用紙収容部に積載されている用紙の上昇を妨げる給紙装置において、上記駆動手段を正転させて上記移送部材により上記第二用紙収容部の用紙を上記第一用紙収容部に移送し、該移送が完了した後、上記駆動手段を逆転させて上記移送部材をホーム位置方向に退避させ、上記移送部材が上記第一用紙収容部が上昇する際の稼動領域から退避したことを検知手段により検知し、該検知を上記第一用紙収容部の用紙を給紙位置に向けて上昇開始させるトリガーに用いることを特徴とする。
【0007】
同請求項2に係るものは、上記第一用紙収容部の用紙が給紙位置まで上昇した時点で給紙を開始させるように制御することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下参考構成例を図面を参照して説明する。図1は画像形成装置の断面図、図2は図1の装置の第一用紙収容部である右トレイの上昇機構の斜視図、図3は同じく第二用紙収容部である左トレイの移送機構の斜視図である。図中1は第一用紙収容部(以後右トレイという)、2は第二用紙収容部(以後左トレイという)、3は給紙手段、4は画像形成部、5は昇降モータ、6は底板、7は下限センサ、8は移送モータ、9は移送フェンス、10は押し付けセンサ、11はホーム検知センサ、12はフィラー、13はスリット、14は遮蔽部である。
【0009】
右トレイ1は、ワイヤ15で底板6を吊り、昇降モータ5でワイヤ15を巻き取りあるいは巻き出しして底板6を昇降動させるもので、この右トレイ1に積載されている用紙Pは給紙手段3によって一枚ずつ画像形成部4に給紙される。右トレイ1に積載されている用紙Pがなくなると、昇降モータ5が逆転して底板6が下限センサ7で検知されるまで下降する。下限センサ7が底板6を検知すると、左トレイ2側の移送モータ8が正転することで移送フェンス9を右トレイ1側に移動させ、左トレイ2に積載されている用紙Pを右トレイ1の底板6上へ移送し、押し付けセンサ10が移送完了を検知したら、移送モータ8の正転を終了する。
【0010】
ここで、数種類の用紙サイズに対応するために右トレイ1の底板6の移送方向の長さは用紙Pの最大サイズに合わせて長くしなければならないが、通紙サイズによっては、底板6の稼動区域まで移送フェンス9が移送されることになり、底板6の上昇の妨げになる。そこで、移送フェンス9をホーム位置(ホーム検知センサ11が検知する位置)に戻すために移送モータ8を逆転させてから、一定時間(移送と上昇がオーバーラップしている距離に対応する時間)後に底板6を給紙位置まで上昇させるために昇降モータ5を正転スタートさせる。このようにすると、移送フェンス9がホーム位置まで戻る時間を短縮できる。
【0011】
この動作を図4に示すフローチャートで説明する。右トレイ1に積載されている用紙Pがなくなったことを検知すると(ステップ1)、昇降モータ5が逆転し(ステップ2)、底板6を下降させて下限センサ7で下限位置を検知し(ステップ3)、下限センサ7が底板6を検知したら昇降モータ5の動作を停止し(ステップ4)、左トレイ2側の移送モータ8を正転させて移送フェンス9を右トレイ1側に移動させる(ステップ5)。ここで左トレイ2に積載されている用紙Pを右トレイ1の底板6上へ移送し、押し付けセンサ10が移送完了を検知したら(ステップ6)、移送モータ8の正転を終了する(ステップ7)。ついで移送フェンス9をホーム位置に戻すために移送モータ8を逆転させ(ステップ8)、ホーム検知センサ11が移送フェンス9を検知したならば(ステップ9)、移送モータ8の逆転を停止させる(ステップ10)。また、ステップ8の移送モータ8の逆転開始から予め定めた時間(t秒)が経過したかどうかを判断し(ステップ11)、t秒経過後に底板6を給紙位置まで上昇させるために昇降モータ5を正転させ(ステップ12)、図示せぬ上昇検知センサで底板6が給紙位置まで上昇したことを検知したら(ステップ13)、昇降モータ5の正転を停止させ(ステップ14)、再給紙を開始させる(ステップ15)。
【0012】
本発明に係る給紙装置の第1の実施形態としては、上述の動作を時間によるのではなく、移送フェンス9が右トレイ1の用紙Pが上昇する際の稼動領域から退避したかどうかを検知してから底板6の上昇を開始させるように構成する。その場合、移送フェンス9が、底板6の稼動領域外に出たことを検知できるセンサを新たに追加し、そのタイミングをトリガーにして底板6の上昇を開始させる構成とすればよい。あるいは、押し付けセンサ10を遮蔽するフィラー12を図5に示すようにスリット13と遮蔽部14で構成し、スリット13の先の遮蔽部14の長さを移送と上昇がオーバーラップしている長さより長くし、押し付けセンサ10の移送完了検知は遮蔽部14による遮蔽後、スリット13のすきまにより再び押し付けセンサ10が透過する時に行い、移送フェンス9逆送時は、遮蔽部14の先端が押し付けセンサ10を抜けたことを検知し、これをトリガーにして底板6の上昇を開始するように構成してもよい。図6はこの動作を示すタイミングチャートである。
【0013】
また、左トレイ2に積載されている用紙Pが満載されていた時は、この用紙Pを移送された右トレイ1は移送された用紙Pを給紙可能となる給紙位置まですぐに上昇し、右トレイ1が給紙位置まで上昇したことを図示しない上昇検知センサで検知することにより、移送フェンス9がホーム位置まで戻る前に給紙待機状態になる。そこで、移送フェンス9が、右トレイ1が上昇する際の稼動領域から退避したことを検知した後に直ちに右トレイ1の上昇を開始させせ、右トレイ1上の最上位の用紙が給紙位置まで上昇した時点で給紙を再開するように制御すれば待ち時間をさらに短縮できる。
【0014】
【発明の効果】
請求項1の給紙装置においては、以上説明してきたように、駆動手段を正転させて移送部材により第二用紙収容部の用紙を第一用紙収容部に移送完了した後、移送部材が第一用紙収容部が上昇する際の稼動領域から退避したかどうかを検知してから第一用紙収容部の上昇を開始させるので、ユーザーの待ち時間を短縮できるという効果があり、この効果に加え、第一用紙収容部が移送部材にあたって昇降手段の破損、例えばモータロックによるモータ破損、サービスマンコールといった問題が発生するのを防止できるという効果がある。
【0016】
請求項2の給紙装置においては、以上説明してきたように、第一用紙収容部の用紙が給紙位置まで上昇した時点で給紙を開始させるように制御するので、上記共通の効果に加え、ユーザーの待ち時間をさらに短縮できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る給紙装置の一実施形態を用いた画像形成装置の断面図である。
【図2】図1の装置の第一用紙収容部である右トレイの上昇機構の斜視図である。
【図3】同第二用紙収容部である左トレイの移送機構の斜視図である。
【図4】本発明に係る給紙装置の一実施形態の動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明に係る給紙装置の他の実施形態に用いる押し付けセンサとこれを遮蔽するフィラーの構成を示す部分断面図である。
【図6】本発明に係る給紙装置の他の実施形態の動作を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 第一用紙収容部(右トレイ)
2 第二用紙収容部(左トレイ)
3 給紙手段
4 画像形成部
5 昇降モータ
6 底板
7 下限センサ
8 移送モータ
9 移送フェンス
10 押し付けセンサ
11 ホーム検知センサ
12 フィラー
13 スリット
14 遮蔽部
15 ワイヤ
Claims (2)
- 複数枚の用紙を積載する第一用紙収容部と、該第一用紙収容部の用紙を1枚ずつ給紙する給紙手段と、上記第一用紙収容部の用紙を給紙位置まで上昇させる昇降手段と、上記第一用紙収容部の横方向に並列に配置された第二用紙収容部と、該第二用紙収容部の用紙を上記第一用紙収容部へ一括して移送する移送部材と、該移送部材がホーム位置にいることを検知する第一の検知手段と、上記移送部材が移送完了位置にいることを検知する第二の検知手段と、上記移送部材を駆動する駆動手段とを備え、移送完了位置にある移送部材が第一用紙収容部に積載されている用紙の上昇を妨げる給紙装置において、上記駆動手段を正転させて上記移送部材により上記第二用紙収容部の用紙を上記第一用紙収容部に移送し、該移送が完了した後、上記駆動手段を逆転させて上記移送部材をホーム位置方向に退避させ、上記移送部材が上記第一用紙収容部が上昇する際の稼動領域から退避したことを検知手段により検知し、該検知を上記第一用紙収容部の用紙を給紙位置に向けて上昇開始させるトリガーに用いることを特徴とする給紙装置。
- 上記第一用紙収容部の用紙が給紙位置まで上昇した時点で給紙を開始させるように制御することを特徴とする請求項1の給紙装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06618198A JP3619361B2 (ja) | 1998-03-02 | 1998-03-02 | 給紙装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06618198A JP3619361B2 (ja) | 1998-03-02 | 1998-03-02 | 給紙装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11246058A JPH11246058A (ja) | 1999-09-14 |
JP3619361B2 true JP3619361B2 (ja) | 2005-02-09 |
Family
ID=13308429
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06618198A Expired - Fee Related JP3619361B2 (ja) | 1998-03-02 | 1998-03-02 | 給紙装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3619361B2 (ja) |
-
1998
- 1998-03-02 JP JP06618198A patent/JP3619361B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11246058A (ja) | 1999-09-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1971123B1 (en) | Image scanning apparatus and image scanner | |
JP3661783B2 (ja) | 原稿給紙装置及び原稿給紙制御方法 | |
KR101362258B1 (ko) | 인쇄기기의 급지장치 | |
JP4253852B2 (ja) | 画像読取装置及びイメージスキャナ装置 | |
JP2008222430A (ja) | 画像読取装置及びイメージスキャナ装置 | |
JP3276441B2 (ja) | 給紙台装置の昇降制御装置 | |
JPH11189344A (ja) | 手差し給紙装置 | |
JP3619361B2 (ja) | 給紙装置 | |
JP3649553B2 (ja) | シート給送装置 | |
JP3650702B2 (ja) | 給紙装置 | |
US20060033259A1 (en) | Paper storage device, paper feeding device, and printing device comprising paper feeding device | |
JP2012229077A (ja) | 給紙装置及び画像形成装置 | |
JP4575840B2 (ja) | 給紙装置 | |
US20110133391A1 (en) | Paper feeding apparatus, image forming apparatus and paper feeding method | |
JPH0515468Y2 (ja) | ||
JPH10120204A (ja) | 給紙装置 | |
JPH0326615A (ja) | 昇降台を備える給紙装置 | |
JPH10218390A (ja) | 給紙装置 | |
JP3747986B2 (ja) | 原稿給紙装置 | |
JP3274496B2 (ja) | 画像形成装置の給紙装置 | |
JP2008228210A (ja) | 画像読取装置及びイメージスキャナ装置 | |
JP3655100B2 (ja) | 自動原稿搬送装置 | |
JP2628039B2 (ja) | 複写機等の給紙装置 | |
JPH10316251A (ja) | 給紙装置 | |
JP2555795B2 (ja) | 連続用紙オートロード装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040513 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040520 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040716 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040811 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041012 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20041109 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20041112 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071119 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081119 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081119 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091119 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101119 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111119 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111119 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121119 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131119 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |