JPH0724147Y2 - パチンコ機の飛距離調整装置 - Google Patents

パチンコ機の飛距離調整装置

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JPH0724147Y2
JPH0724147Y2 JP15022489U JP15022489U JPH0724147Y2 JP H0724147 Y2 JPH0724147 Y2 JP H0724147Y2 JP 15022489 U JP15022489 U JP 15022489U JP 15022489 U JP15022489 U JP 15022489U JP H0724147 Y2 JPH0724147 Y2 JP H0724147Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、パチンコ機の飛距離調整装置に関し、特に
打球発射装置の駆動源としてソレノイドを用いるパチン
コ機の飛距離調整装置に関するものである。
〈従来の技術〉 パチンコ機において、発射杵の駆動源にソレノイドを用
いた打球発射装置は種々開発されており、この打球発射
装置における飛距離の調整は一般にソレノイドに供給す
る電力を制御することにより行なわれている。そして、
上記電力の制御には飛距離調整装置に設けた可変抵抗器
が用いられ、該可変抵抗器の抵抗値をパチンコ機の前面
側に設けた操作レバーの操作によって変化させている。
〈考案が解決しようとする課題〉 ところで、発射された打球がガイドレールで囲まれる遊
技部全体に行き亙るようにするには、ソレノイドの付勢
力の制御範囲を広範囲に設定しなけれはならない。そこ
で、一般に飛距離調整装置においては、抵抗値の変化の
大きな可変抵抗器が用いられ、操作レバーの変位に対す
る抵抗値の変化が大きい。
一方、飛距離を微調整する場合には、ソレノイドに供給
する電力を僅かに変化させればよい訳であるから抵抗値
の変化は微小でよい。そこで、飛距離の微調整に重点を
おくためには、操作レバーの変位に対する抵抗値の変化
を小さく設定すればよい。
従って、飛距離の調整可能範囲を大きく設定した飛距離
調整装置においては、操作レバーの変位に対して抵抗値
が大きく変化するので微調整が困難である。また、飛距
離の微調整を可能に設定した飛距離調整装置において、
飛距離を大きく変化させる場合には、操作レバーの操作
量が多くなるので操作性が悪い。
そこで、広範な飛距離調整が可能であると共に、微調整
も可能な操作性のよい飛距離調整装置が切望されてい
る。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は上記に鑑み提案されたもので、発射杵を駆動す
るソレノイドに供給する電力を制御して、発射杵が弾発
する遊技球の飛距離を変更可能とする飛距離調整装置に
おいて、ソレノイドに電力を供給するソレノイド駆動回
路に、抵抗値変化の大きな可変抵抗器と抵抗値変化の小
さな可変抵抗器とを直列に接続した状態で設け、上記両
可変抵抗器をパチンコ機の前面側から個別に操作可能と
したものである。
〈作用〉 直列に接続した抵抗値変化の大きな可変抵抗器と抵抗値
変化の小さな可変抵抗器との合成抵抗がソレノイド駆動
回路に作用するので、抵抗値変化の大きな可変抵抗器の
抵抗値を変化させればソレノドに供給する電力が大幅に
変化し、抵抗値変化の小さな可変抵抗器の抵抗値を変化
させればソレノイドに供給する電力が僅かに変化し、飛
距離の大幅な調整も微調整も可能である。
〈実施例〉 以下、本考案を図示の実施例により説明すると、第1図
は本考案に係る飛距離調整装置1のブロック図である。
ソレノイド駆動回路2はパルス発生回路3や分周回路
4、電力増幅回路5等からなり、打球発射装置のソレノ
イド6に励磁電力を供給する。尚、上記打球発射装置の
ソレノイド6は、励磁によりプランジャか摺動するスラ
イド式のソレノイドであってもよいし、励磁によりロー
タが回転するロータリー式のソレノイドであってもよ
い。
上記ソレノイド駆動回路2には、抵抗値変化の大きな可
変抵抗器(以下、第1可変抵抗器7という)と抵抗値変
化の小さな可変抵抗器(以下、第2可変抵抗器8とい
う)とを直列に接続した状態で設ける。こららの可変抵
抗器7,8は電力増幅回路5に接続してソレノイド6に流
れる電流を直接制御してもよいし、分周回路4に接続し
てパルス電流のデユーティ比を変化させてもよい。
上記第1可変抵抗器7及び第2可変抵抗器8には遊技者
が外部操作可能なように夫々第1操作部材9及び第2操
作部材10を設ける。両操作部材9,10は第2図ないし第6
図に示す実施例によれば、下皿セット11に突設した操作
ハンンドル12に一部を露出させて収設してあり、上記両
可変抵抗器7,8も操作ハンドル12内に収設してある。
上記操作ハンドル12は、下皿セット11から前方に延出す
るアーム部13に上方を向けて設けてあり、ほゞ円筒状の
ハンドル本体14と、該ハンドル本体14の上面に被着した
グリップカバー15とからなり、上記第1操作部材9及び
第2操作部材10の一部がハンドル本体14に設けた切欠16
a,16bから外部操作可能に露出する。
また、上記操作ハンドル12には打球発射装置の始動スイ
ッチを構成するタッチスイッチ17を設ける。このため、
この実施例では、グリップカバー15にメッキを施して導
電性を付与すると共に、ソレノイド駆動回路2に接続し
たタッチ回路18の配線の先端に設けた端子板19を、当該
グリップカバー15をハンドル本体14に止着するビス20に
よりグリップカバー15の組立ボス21に電気的に接続して
いる。尚、上記端子板19から延びるタッチ回路18の配線
22は配線用通孔23を通してソレノイド駆動回路2に接続
してある。
この実施例において、第1可変抵抗器7及び第2可変抵
抗器8は、回転角度によって抵抗値が変化する回転型の
可変抵抗器を用いており、両可変抵抗器7,8はハンドル
本体14内に突設した取付ボス24に止着してある。また、
各操作部材9,10は、両可変抵抗器7,8の操作軸25,26に設
けたDカット部25′,26′に夫々嵌着してある。尚、各
可変抵抗器7、8の配線も図示していないが上記通孔23
を通してソレノイド駆動回路2に接続してある。
上記のような構成の飛距離調整装置1においては、第1
可変抵抗器7と第2可変抵抗器8とが直列に接続した状
態でソレノイド駆動回路2に接続してあるので、ソレノ
イド駆動回路2には第1可変抵抗器7と第2可変抵抗器
8との合成抵抗が加わる。従って、抵抗値変化の大きな
第1可変抵抗器7の第1操作部材9を操作すれば、ソレ
ノイド6に供給する電力が大きく変化するので飛距離を
大幅に調整することができ、打球を遊技部の全域に亙っ
て発射することができる。そして、上記第1可変抵抗器
7をそのままにして、第2可変抵抗器8の第2操作部材
10を操作すれば、第2可変抵抗器8は抵抗値の変化が小
さいので飛距離の変化が小さく微調整が可能である。即
ち、第1操作部材9の操作で大まかな狙いを定め、第2
操作部材10の操作により飛距離を微調整して特定の位置
を狙うことができる。
また、操作ハンドル12の基部27には、単発打ちスイッチ
28が設けてある。この単発打ちスイッチ28もソレノイド
駆動回路2の単発打ち回路29ち接続してあり、タッチス
イッチ17がオンして打球の発射が可能な状態において上
記単発打ちスイッチ28を操作すると、打球の発射を一時
停止することができると共に、一発づつ発射することが
できる。
尚、図示の実施例では、操作ハンドル12の頂部に打球発
射装置の始動スイッチを構成するタッチスイッチ17を形
成しているので、遊技者は操作ハンドル12に手を載せる
だけで、打球の発射が可能になり、しかも、第1操作部
材9及び第2操作部材10を操作ハンドル12に手を載せた
状態で自然に指が掛る位置に配置してあるので、操作性
が極めて良好である。尚、上記タッチスイッチ17に代え
て、通常の接点式のスイッチをグリップカバー15に設け
て、手を載せると当該スイッチがオンするように構成し
てもよい。
本考案の飛距離調整装置1は、従来の打球発射装置のよ
うに操作レバーに調整装置の付勢バネの反力が作用して
いないので、長時間遊技しても疲れることがない。
第7図ないし第9図は本考案の他の実施例を示し、この
実施例では、第1可変抵抗器7及び第2可変抵抗器8を
下皿30の側方に設けている。即ち、この実施例において
は、下皿30の側方に把持部31を設け、この把持部31内
に、第1可変抵抗器7及び第2可変抵抗器8を収設し
て、両可変抵抗器7,8の操作部材9,10を把持部31の上面
に臨ませている。尚、タッチスイッチ17を構成するよう
に、少なくとも把持部31にはメッキを施し、当該タッチ
スイッチ17の配線を例えば下皿30を前面枠32に取付ける
ための取付ボルト33の位置でソレノイド駆動回路2に接
続する。
この実施例によっても、第1可変抵抗器7の操作による
大幅な飛距離調整と、第2可変抵抗器8の操作による飛
距離の微調整が可能である。また、この実施例のよう
に、操作部材9,10を下皿30の側方に設けると、下皿30の
容量を大幅に増加させることができ、一時に大量の賞球
を排出する近年のパチンコ機に好適である。
以上、本考案を図面の実施例について説明したが本考案
は上記した各実施例に限定されるものではなく、実用新
案登録請求の範囲に記載した構成を変更しない限り適宜
に実施できる。例えば、両可変抵抗器はスライド式の可
変抵抗器であってもよい。
〈考案の効果〉 以上要するに本考案は、ソレノイドに電力を供給するソ
レノイド駆動回路に、抵抗値変化の大きな可変抵抗器と
抵抗値変化の小さな可変抵抗器とを直列に接続した状態
で設け、上記両可変抵抗器をパチンコ機の前面側から個
別に操作可能としたので、僅かな操作量で広範な飛距離
の調整可能であると共に、微調整も可能であって操作性
が極めてよい。従って、本考案によれば、遊技者の意思
に応じて、遊技部内の特定の位置を容易に狙うことがで
き、遊技者に技術介入の喜びを与える興趣の高いパチン
コ機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図はブロック
図、第2図はパチンコ機の概略斜視図、第3図は操作ハ
ンドルの縦断面図、第4図はグリップカバーを外した状
態の平面図、第5図は概略側面図、第6図は第4図のVI
−VI線断面図、第7図は他の実施例を示すパチンコ機の
一部斜視図、第8図は下皿の一部縦断面図、第9図は第
8図のIX−IX線断面図である。 1……飛距離調整装置、2……ソレノイド駆動回路、6
……ソレノイド、7,8……可変抵抗器、9,10……操作部
材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】発射杵を駆動するソレノイドに供給する電
    力を制御して、発射杵が弾発する遊技球の飛距離を変更
    可能とする飛距離調整装置において、 ソレノイドに電力を供給するソレノイド駆動回路に、抵
    抗値変化の大きな可変抵抗器と抵抗値変化の小さな可変
    抵抗器とを直列に接続した状態で設け、上記両可変抵抗
    器をパチンコ機の前面側から個別に操作可能としたこと
    を特徴とするパチンコ機の飛距離調整装置。
JP15022489U 1989-12-28 1989-12-28 パチンコ機の飛距離調整装置 Expired - Fee Related JPH0724147Y2 (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9197735B2 (en) 2007-05-18 2015-11-24 Immersion Corporation Haptically enabled messaging
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