JPH0724139A - ゲーム機の難易度自動コントロール装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 「目的］ プレイヤーのプレイレベルに応じて得られる
ゲーム結果を自動的に平均化して誰もがゲームの楽しさ
を満喫することができるようにする。 ［構成］ ゲーム起動用投入数値と払い出し数値との関
数値をアップダウンカウンターを介してデコーダに送
り、そのデコーダからの信号をコントローラに送ること
とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はゲーム機、特にゲームの
経過、結果に応じて相応のメダル払い出しや得点が得ら
れるゲーム機にあって、プレイヤーのプレイレベルに応
じて得られる結果を平均化できるゲーム機の難易度（当
たり確率）自動コントロール装置に関する。

【０００２】

【発明の背景】一般的に、各種の施設に配備されている
ゲーム機は硬貨あるいは専用メダル、プリペイカード等
をゲーム機に投入することでスタンバイ状態となり、ゲ
ームの進行（クリア）、標的等への的中等に応じ景品と
の交換用メダルや得点の表示（加えてプリントアウト）
が払い出し（付与】される。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ゲーム機にあっては当該ゲームの習熟度をはじめ器用
さ、視力等によって個人的なプレイレベルに差があり、
どうしてもゲーム時間や投入硬貨等の規準からすると得
られる結果に差がつき、プレイレベルの低い者は常に負
けることとなってしまい、興味をそがれてしまうものと
なっていた。

【０００４】

【発明の目的】そこで、本発明は上記した実情に着目し
てなされたもので、かかる問題点を解消して、プレイヤ
ーのプレイレベルに応じて得られるゲーム結果を自動的
に平均化して誰もがゲームの楽さを満喫することができ
るようにしたゲーム機の難易度自動コントロール装置を
提供することを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明に係るゲーム機の難易度自動コントロール装
置はゲーム起動用投入数値と払い出し数値との関数値を
アップダウンカウンターを介してデコーダに送り、その
デコーダからの信号をコントローラに送ることを特徴と
している。

【０００６】

【作用】上記した構成としたことにより、投入される硬
貨等の数値に比して払い出されるメダル等の数値が少な
ければアップダウンカウンターが作用してレベルを低下
させ、逆の場合にはレベルを向上させていくこととな
り、結果としてプレイヤーのプレイレベルに関係なく総
体的にゲーム結果は平均化されていくこととなるのであ
る。

【０００７】

【実施例】次に、本発明の実施の一例を図面を参照して
説明する。図１は本発明を実施したゲーム機の難易度自
動コントロール装置のブロック図である。

【０００８】この図１にあって１はアップダウンカウン
ターを示している。このアップダウンカウンター１には
アンド回路２ａ、２ｂを介して投入されたコイン数と払
い出されたメダル数の関数値をその演算回路３ａ、３ｂ
から入力されるものとなっている。

【０００９】演算回路３ａはメダル数／コイン数の関係
を、また、演算回路３ｂはコイン数／メダル数の関係を
算出して後述するデコーダ４のレベル信号と共にアンド
回路２ａ、２ｂに入れられるものとなっているもので、
アンド回路２ａからの信号はアップダウンカウンター１
の値をアップさせ、アンド回路２ｂからの信号はダウン
させるものとなっている。

【００１０】また、アップダウンカウンター１からの信
号はデコーダ４に入力され、難易度のレベル設定信号と
して出力されていくが、前記したコイン数とメダル数の
関係によってアップダウンカウンター１からの信号は制
御されているため、デコーダ４からの出力信号は係る数
値関係に相応するものに自動的に変更調整されたものと
なる。

【００１１】本実施例におけるゲーム機の難易度自動コ
ントロール装置は上記のように構成され、作用する。な
お、本実施例ではゲーム起動用投入数値としてコイン
（硬貨）の投入枚数を、また、払い出し数値としてメダ
ル枚数を具体例として示したが、これに限られるもので
はなく、ゲーム専用のメダルやプリペイカードの減算等
をゲーム起動用投入数値とし、得点やその結果としての
プリントアウトシート値等を払い出し数値として設定で
きることは勿論である。

【００１２】また、本実施例にあって、コントロールを
不要とする場合には、デコーダ４の入力値を任意の数値
に固定してしまえば当該ゲーム機の難易度レベルはその
固定された一定の数値に固定することもできる。さら
に、難易度レベルにも最高値、最低値を設定して、それ
をアップダウンカウンター１へ帰還させてやることでゲ
ーム機の難易度に上下のリミットを設定することができ
る。

【００１３】

【発明の効果】本発明に係るゲーム機の難易度自動コン
トロール装置は上述のように構成されている。そのた
め、ゲーム機の設置されている状況に応じての難易度
（当たり確率）の設定もさることながら、プレイヤーの
プレイレベルに即時に呼応してその難易度を自動的に調
整することとなるので、総体的に各プレイヤーのプレイ
結果を平均化させることができ、誰もがゲームの楽しさ
を各人のレベルにより満喫することができるものとなっ
ている。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明を実施したゲーム機の難易度自動コント
ロール装置のブロック図である。

【符号の説明】

１ アップダウンカウンター ２ａ アンド回路 ２ｂ アンド回路 ３ａ 演算回路 ３ｂ 演算回路 ４ デコーダ

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ゲーム起動用投入数値と払い出し数値と
   の関数値をアップダウンカウンターを介してデコーダに
   送り、そのデコーダからの信号をコントローラに送るこ
   とを特徴とするゲーム機の難易度自動コントロール装
   置。
2. 【請求項２】 前記デコーダへの入力を任意数に固定す
   ることでゲーム機の難易度を任意レベルに固定できるこ
   とを特徴とする請求項１に記載のゲーム機の難易度自動
   コントロール装置。
3. 【請求項３】 難易度の最高及び最低値にはリミットを
   設けてあることを特徴とする請求項１または請求項２に
   記載のゲーム機の難易度コントロール装置。