JPH07241373A - 遊技機の賞球払出装置 - Google Patents

遊技機の賞球払出装置

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JPH07241373A
JPH07241373A JP3470594A JP3470594A JPH07241373A JP H07241373 A JPH07241373 A JP H07241373A JP 3470594 A JP3470594 A JP 3470594A JP 3470594 A JP3470594 A JP 3470594A JP H07241373 A JPH07241373 A JP H07241373A
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sprocket
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locking
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prize ball
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Takatoshi Takemoto
孝俊 武本
Kenji Ishii
健二 石井
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Ace Denken KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】入賞球の処理に基づく賞球の排出を正確かつ高
速に行なえるのみならず、構成の簡素化や小型化を実現
してコストを低減することができ、しかも故障発生率を
低下させることができ、実用的価値が極めて高い遊技機
の賞球払出装置を提供すること。 【構成】入賞球ガイド13内を臨む第1スプロケット2
1が回転しつつ入賞球を排出する入賞球排出部20と、
賞球ガイド15内を臨む第2スプロケット31が回転し
つつ賞球を払出す賞球払出部30と、一の駆動手段41
により駆動する係止部材43A,Bが一往復運動する度
に入賞球が1個排出され、かつ所定数の賞球が払出され
るようるよう前記第1スプロケット21及び第2スプロ
ケット31の回転を制御する回転制御部40とを具備し
て成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ球を遊技媒体
とするパチンコ機等の遊技機において、かかる遊技機の
遊技盤に形成された入賞口に入った入賞球を、前記遊技
盤の裏側にて1個ずつ排出しその都度、所定数の賞球を
遊技者側に払出す賞球払出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般的な遊技機においては、遊技
盤の入賞口に入った入賞球を遊技盤の裏側にて1個ずつ
排出処理する入賞球排出機構と、該入賞球排出機構が入
賞球を1個ずつ排出する度に所定数の賞球を遊技客側に
払出す賞球払出機構とは、別体として遊技盤裏側に設置
されていた。
【0003】具体的に言えば、入賞球排出機構や賞球払
出機構がそれぞれ球の重みにより回転するスプロケット
を有し、その回転により球を逐次払出すタイプの場合、
入賞球1個に対して賞球を所定数払出すべく、入賞球や
賞球を別々に計数する各センサの信号に基づき前記各機
構のスプロケットの回転を制御する係止手段もその動力
系も、全く別々に各機構に設けられていた。すなわち、
各機構はセンサの信号を互いに送受する信号線を介して
連結はされるが、基本的には全く別体として構成されて
おり、それぞれが別個独立に遊技盤裏側に設置されてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の賞球払出装置では、入賞球排出機構と賞球払
出機構とが別体であるから、それぞれ別々に遊技盤裏側
に設置しなければならず、取付け工数が煩わしく時間が
かかると共に、各機構のスプロケットの回転を制御する
動力系等も別々に設けなければならず、構成部品が多く
なり、コストアップの要因となるという問題点があっ
た。
【0005】これに対して、例えば実公昭56ー290
28号公報に示すような賞球払出装置もあるが、このタ
イプでは、入賞球の重さによって長い操作杆が揺動する
というてこの原理を応用して賞球ケースを開放する構成
を採り、それにより複数の動力系が不要となるが、その
反面、装置として比較的大型となるため、スペース的な
余裕のない遊技盤裏側に設置するのが難しく、またその
構成上、賞球を正確かつ高速に払出すのに不向きであ
り、更に構成部品が多く構造が複雑であるために、故障
の可能性が高くなるというおそれがある。
【0006】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたものであり、入賞球の処理に基づく賞球の
排出を正確かつ高速に行なえるのみならず、構成の簡素
化や小型化を実現してコストを低減することができ、し
かも故障発生率を低下させることができ、実用的価値が
極めて高い遊技機の賞球払出装置を提供することを目的
としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、 1 遊技盤に形成された入賞口に入った入賞球を、前記
遊技盤の裏側にて1個ずつ排出しその都度、所定数の賞
球を遊技者側に払出す賞球払出装置(10)において、
外周に入賞球が1個ずつ嵌入する凹部(21a)が形成
された第1スプロケット(21)を、入賞球が逐次1個
ずつ流下する入賞球ガイド(13)内を臨ませて回転可
能に配し、前記凹部(21a)に係合した入賞球の重み
により第1スプロケット(21)が回転しつつ入賞球を
排出する入賞球排出部(20)と、外周に賞球が1個ず
つ嵌入する凹部(31a)が形成された第2スプロケッ
ト(31)を、賞球が1列に整列した状態で流下する賞
球ガイド(15)内を臨ませて回転可能に配し、前記凹
部(31a)に係合した賞球の重みにより第2スプロケ
ット(31)が回転しつつ賞球を払出す賞球払出部(3
0)と、一の駆動手段(41)により往復移動する係止
部材(43A,B)を、その一端側が前記第1スプロケ
ット(21)側に延びる一方、他端側が前記第2スプロ
ケット(31)側に延びるように配し、係止部材(43
A)の一端側に、一往復運動する度に入賞球が1個排出
されるよう前記第1スプロケット(21)の回転を間欠
的に拘束する第1ロック手段(44a,b)を設ける一
方、係止部材(43B)の他端側に、一往復運動のうち
一方向(始期位置→終期位置)へ移動すると前記第2ス
プロケット(31)の回転拘束を解除し、かつ他方向
(終期位置→始期位置)へ移動すると前記第2スプロケ
ット(31)を回転不能に拘束する第2ロック手段(4
6)を設けてなる回転制御部(40)と、を有すること
を特徴とする賞球払出装置(10)に存する。
【0008】2 前記入賞球排出部(20)に、第1ス
プロケット(21)の凹部(21a)に係合した入賞球
を検出して信号を出力する入賞球検出センサ(51)を
設け、該入賞球検出センサ(51)の検出信号に基づき
前記駆動手段(41)が作動して、前記係止部材(43
B)が第2スプロケット(31)の回転拘束を解除する
前記一方向へ移動すべく設定し、前記賞球排出部に、第
2スプロケット(31)の回転に伴い払出される賞球を
計数し、予め定められた個数に達した時に信号を出力す
る賞球検出センサ(52)を設け、該賞球検出センサ
(52)の信号に基づき前記駆動手段(41)が作動し
て、前記係止部材(43B)が第2スプロケット(3
1)を回転不能に拘束する前記他方向へ移動すべく設定
したことを特徴とする1項記載の賞球払出装置(10)
に存する。
【0009】3 前記駆動手段(41)を、正負何れか
一方のパルス信号を受けた時に励磁して一方向へ移動
し、かかる位置にて永久磁石により保持される一方、正
負何れか他方のパルス信号を受けた時に励磁して他方向
へ移動し、かかる位置にて永久磁石により保持されるプ
ランジャ(42)を有する自己保持型ソレノイドから構
成し、前記係止部材(43A,B)を、前記プランジャ
(42)の一端側に連結され前記第1スプロケット(2
1)側に配された第1係止部材(43A)と、前記プラ
ンジャ(42)の他端側に連結され前記第2スプロケッ
ト(31)側に配された第2係止部材(43B)とから
構成したことを特徴とする1又は2項記載の賞球払出装
置(10)に存する。
【0010】4 前記入賞球排出部(20)と賞球払出
部(30)と回転制御部(40)とを、一のハウジング
(11)に収めてユニットとして構成したことを特徴と
する1,2又は3項記載の賞球払出装置(10)に存す
る。
【0011】5 前記第1スプロケット(21)の側面
に、円周方向に所定間隔で並ぶ複数の被係止爪(21
b)を設け、前記係止部材(43A)の一端側を第1ス
プロケット(21)の側面に対向させて直径方向に延び
るように配し、該係止部材(43A)の一端側に、所定
間隔をおいて対をなす係止爪(44a,b)を設けて前
記第1ロック手段とし、前記第1ロック手段である一対
の係止爪(44a,b)を、前記第1スプロケット(2
1)の複数の被係止爪(21b)に対して、前記係止部
材(43A)が一往復運動のうち一方向へ移動すると一
の係止爪(44a,)が係合していた被係止爪(21
b)から離脱し、第2スプロケット(31)が球を排出
しない程度に回転した後、他の係止爪(44b)が新た
に被係止爪(21b)に係合し、かつ前記係止部材(4
3A)が他方向へ移動すると前記他の係止爪(44b)
が係合していた被係止爪(21b)から離脱し、第2ス
プロケット(31)が球を1個排出させる程度に回転し
た後、前記一の係止爪(44a)が新たに被係止爪(2
1b)に係合するよう配したことを特徴とする1,2,
3又は4項記載の賞球払出装置(10)に存する。
【0012】6 前記第2スプロケット(31)を、そ
の回転軸(32)の軸線方向に沿ってロック位置とロッ
ク解除位置とに移動可能にハウジング(11)に枢支
し、前記第2スプロケット(31)の側面に、円周方向
に所定間隔で並ぶ複数の被係止部(31b)を設ける一
方、該被係止部(31b)が対向するハウジング(1
1)の内壁に、前記第2スプロケット(31)がロック
位置にある時のみ前記被係止部(31b)に係合して、
前記第2スプロケット(31)を回転不能に拘束する係
止部(16)を設け、前記第2スプロケット(31)を
付勢手段(17)によりロック位置方向に付勢すると共
に、前記係止部材(43B)の他端側に、該係止部材
(43B)の往復運動のうち一方向へ移動する際、前記
第2スプロケット(31)を付勢手段(17)の付勢力
に抗してロック位置からロック解除位置へ移動させるよ
う第2スプロケット(31)の回転軸(32)を押す操
作部材(46)を連結して前記第2ロック手段としたこ
とを特徴とする1,2,3,4又は5項記載の賞球払出
装置(10)に存する。
【0013】
【作用】遊技盤上に打ち出された球が入賞口に入ると、
かかる入賞球は遊技盤の裏側にて入賞球排出部(20)
に導かれ、入賞球ガイド(13)内を逐次1個ずつ流下
する。入賞球が入賞球ガイド(13)内を臨む第1スプ
ロケット(21)に達すると、その外周の凹部(21
a)に係合する。それにより、第1スプロケット(2
1)は入賞球の重みにより回転しつつ、入賞球を入賞球
ガイド(13)の下流側に排出する。
【0014】前記入賞球排出部(20)において入賞球
が1個ずつ排出される度に、賞球払出部(30)におい
て賞球1個当たり予め設定された所定数の賞球が遊技者
側に払出される。すなわち、賞球払出部(30)の第2
スプロケット(31)は、前記第1スプロケット(2
1)と同様に球の重みにより回転し、その回転が拘束さ
れない限りは賞球ガイド(15)内を1列に整列した状
態で流下する賞球を連続的に賞球ガイド(15)の下流
側へ払出すことができる。
【0015】第1スプロケット(21)と第2スプロケ
ット(31)とは共に、回転制御部(40)を構成する
一の駆動手段(41)により往復移動する係止部材(4
3A,B)によって回転不能に拘束或は回転可能に拘束
解除され、それにより、入賞球1個に対して所定数の賞
球が払出される。すなわち、係止部材(43A)の一端
側にある第1ロック手段(44a,b)は、該係止部材
(43A)が往復運動する度に入賞球が1個排出される
よう前記第1スプロケット(21)の回転を間欠的に拘
束する。
【0016】一方、係止部材(43B)の他端側にある
第2ロック手段(46)は、往復運動のうち一方向(始
期位置→終期位置)へ移動すると前記第2スプロケット
(31)を回転拘束を解除し、かつ他方向(終期位置→
始期位置)へ移動すると前記第2スプロケット(31)
を再び回転不能に拘束する。従って、係止部材(43
A,B)の往復運動のタイミングを制御すれば、入賞球
1個に対して払出される賞球数を予め適宜設定すること
ができる。
【0017】係止部材(43A,B)の往復運動のタイ
ミングを制御するには各種センサを用いればよい。具体
的には、先ず入賞球排出部(20)には、第1スプロケ
ット(21)の凹部(21a)に係合した入賞球を検出
して信号を出力する入賞球検出センサ(51)を設け、
該入賞球検出センサ(51)の検出信号に基づき前記駆
動手段(41)が作動し、係止部材(43B)が第2ス
プロケット(31)の回転拘束を解除すべく前記一方向
へ移動するよう設定する。
【0018】そして賞球払出部(30)には、第2スプ
ロケット(31)の回転に伴い払出される賞球を計数
し、予め定められた個数に達した時に信号を出力する賞
球検出センサ(52)を設け、該賞球検出センサ(5
2)の信号に基づき前記駆動手段(41)が作動して、
係止部材(43B)が第2スプロケット(31)を回転
不能に拘束する前記他方向へ移動すべく設定すればよ
い。
【0019】それにより、前記各センサ(51,52)
の信号に基づき一の駆動手段(41)が作動し、かかる
駆動手段(41)によって係止部材(43A,B)が所
定のタイミングで一方向へ、更に他方向へ戻る往復運動
を行なう間に、入賞球1個に対して所定数の賞球数が払
出される。
【0020】つまり係止部材(43A,B)の往復運動
の間に、第1スプロケット(21)の回転は係止部材
(43A,B)の第1ロック手段(44a,b)により
間欠的に拘束され、結果として入賞球1個が排出される
程度に回転する。一方、第2スプロケット(31)の回
転は係止部材(43A,B)の第2ロック手段(46)
により拘束されていた状態から先ず拘束解除され、その
後再び拘束されるが、拘束解除されている間に、第2ス
プロケット(31)は所定数の賞球を払出すまで回転す
る。
【0021】また、駆動手段(41)に自己保持型ソレ
ノイドを用いれば、係止部材(43A,B)を何れか一
方向に移動させた後、かかる位置に保持する間中、駆動
手段(41)に給電し続ける必要がなく、正負双方の極
く短いパルス信号を駆動手段(41)に出力するだけ
で、係止部材(43A,B)の一往復動作が可能とな
る。また、前記入賞球排出部(20)と賞球払出部(3
0)と回転制御部(40)とを、一のハウジング(1
1)に収めてユニットとして構成すれば、より簡易かつ
迅速に遊技盤裏側に取付けることができる。
【0022】更に、係止部材(43A)の一端側に、第
1スプロケット(21)の回転を係合関係により拘束す
る係止爪(44a,b)を設けて第1ロック手段を構成
したり、係止部材(43B)の他端側に、第2スプロケ
ット(31)の回転を係合関係により拘束すべく、第2
スプロケット(31)の回転軸(32)を押す操作部材
(46)を設けて第2ロック手段を構成した場合、機械
的に確実かつ迅速に各スプロケット(21,31)の回
転を制御することができる。
【0023】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の一実施例を説明
する。図1〜図10は本発明の一実施例を示している。
本発明に係る賞球払出装置10は、パチンコ機に代表さ
れる遊技機に取付けられるものであり、図示省略した遊
技盤に形成された入賞口に入った入賞球を、遊技盤の裏
側にて1個ずつ排出しその都度、所定数の賞球を遊技者
側に払出す装置である。
【0024】図1及び図2に示すように、賞球払出装置
10は、導入される入賞球を1個ずつ排出処理する入賞
球排出部20と、該入賞球排出部20が入賞球を1個ず
つ排出する度に所定数の賞球を遊技客側に払出す賞球払
出部30と、一の駆動手段である自己保存型ソレノイド
41で入賞球排出部20及び賞球払出部30を制御する
回転制御部40とを具備してなる。
【0025】入賞球排出部20、賞球払出部30、及び
回転制御部40は、一の縦長箱型のハウジング11に収
納されユニットとして構成されている。更に詳しくは、
入賞球排出部20はハウジング11の下部に、賞球払出
部30はハウジング11の上部に、そして回転制御部4
0はハウジング11の中間部に内装されている。なお、
図1に示すハウジング11の開口した正面側には、図示
省略したカバーを別途装着するようになっている。
【0026】入賞球排出部20は、ハウジング11の下
部に形成された入賞球ガイド13と、該入賞球ガイド1
3の途中部位に連通するよう形成された収納空間12内
に、前記入賞球ガイド13内を臨ませた状態にて枢軸2
2を介して回転可能に枢支された第1スプロケット21
とを有する。入賞球ガイド13は、導入された入賞球を
逐次1列に整列した状態にして流下させる球通路であ
り、その球導入口13aは図示省略した遊技盤の入賞口
に連通しており、球排出口13bはハウジング11の底
部に開口している。
【0027】図1,図6及び図9に示すように、第1ス
プロケット21の外周には、一定間隔おきに入賞球が1
個ずつ嵌入する複数の凹部21a,21a…が形成され
ている。かかる第1スプロケット21は、その凹部21
aに順次係合した入賞球の重みにより回転しつつ、入賞
球を球排出口13b側へ排出するための部材である。ま
た、第1スプロケット21の一側面には、各凹部21a
に対応して円周方向に所定間隔で並ぶ複数の被係止爪2
1b,21b…が設けられている。
【0028】各被係止爪21bは、後述する回転制御部
40を構成する第1係止部材43Aに設けられた一対の
係止爪44a,bに係脱して、第1スプロケット21自
体の回転を規制するための部位である。なお、本実施例
では、第1スプロケット21の凹部21a及び被係止爪
21bはそれぞれ6個設けられているが、これらの数は
任意に設定でき、図示した実施例に限定されるものでは
ない。
【0029】図1及び図6に示すように、入賞球ガイド
13の途中には、第1スプロケット21の凹部21aに
係合した入賞球を検出して信号を出力する入賞球検出セ
ンサ51が設けられている。更に詳しくは入賞球検出セ
ンサ51は、入賞球ガイド13に導入された球が第1ス
プロケット21の凹部21aに係合した直後の位置にセ
ンサ光を投光する光センサであり、入賞球の導入状態を
検出するためのものである。
【0030】入賞球検出センサ51は、入賞球を1個ず
つ検出する度に、後述する回転制御部40に信号を出力
するよう接続されている。なお、入賞球検出センサ51
は、入賞球が入賞球ガイド13内の特定の位置に達した
ことを検知する接点、フォトセンサ等の近接センサや、
玉の接近を検知する磁気センサ等により構成してもよ
い。
【0031】図1及び図2に示すように、賞球払出部3
0は、ハウジング11の上部に形成された賞球ガイド1
5と、該賞球ガイド15の途中部位に連通するよう形成
された収納空間14内に、前記賞球ガイド15内を臨ま
せた状態にて枢軸32を介して回転可能に枢支された第
2スプロケット31とを有する。賞球ガイド15は、順
次供給される賞球を1列に整列させた状態にして流下さ
せる球通路であり、その球供給口15aは図示省略した
球貯留タンクに連通しており、球払出口15bはハウジ
ング11の側部に開口し、払出されたパチンコ球の送り
先である、例えばパチンコ機の上皿等に樋等を介して連
通している。
【0032】第2スプロケット31の外周には、前述し
た第1スプロケット21と同様に一定間隔おきに賞球が
1個ずつ嵌入する複数の凹部31a,31a…が形成さ
れている。かかる第2スプロケット31は、その凹部3
1aに順次係合した賞球の重みにより回転しつつ、賞球
を球払出口15b側へ払出すための部材である。また、
第2スプロケット31は枢軸32に一体的に固結されて
おり、枢軸32はその軸線方向に沿って第2スプロケッ
ト31と共に移動可能に、ハウジング11の収納空間1
4内に軸支されている。
【0033】第2スプロケット31の一側面には、各凹
部31aに対応して円周方向に所定間隔で並ぶ複数の被
係止部31b,31b…が設けられている。各被係止部
31bは、第2スプロケット31の一側面に一体的に形
成された小径スプロケットの歯からなり、第2スプロケ
ット31が図5中で左側に移動した際に、ハウジング1
1の内壁に設けられた係止部16に係脱して、第2スプ
ロケット31自体の回転を規制するための部位である。
なお、前記第1スプロケット21と同様に、凹部31a
及び被係止部31bはそれぞれ6個設けられているが、
これらの数は任意に設定でき、図示した実施例に限定さ
れるものではない。
【0034】更に詳しく言えば、第2スプロケット31
は枢軸32と共に、その軸線方向に沿って図2に示すロ
ック位置と図4に示すロック解除位置とに移動可能にハ
ウジング11に軸支されている。すなわち、第2スプロ
ケット31が図2に示すロック位置に移動すると、その
被係止部31bがハウジング11の内壁にある係止部1
6に係合する一方、第2スプロケット31が図4に示す
ロック解除位置に移動すると、その被係止部31bがハ
ウジング11の係止部16から離脱するように設定され
ている。
【0035】図5に示すように、第2スプロケット31
から延出した枢軸32の一端側には、コイルばね17が
巻き付いており、このコイルばね17は、第2スプロケ
ット31及び枢軸32をロック位置の方向に付勢するた
めの付勢手段である。すなわち、第2スプロケット31
は、通常はロック位置にあり回転不能に拘束されてい
る。また、コイルばね17と第2スプロケット31の側
面との間にはワッシャ18が介装されている。なお、付
勢手段はコイルばねの他に、板ばねやスポンジゴム等に
より代用してもよい。
【0036】枢軸32の他端側は、図2に示すように後
述する回転制御部40の第2係止部材43Bに連結され
た操作部材46の押圧部46aに当接している。詳しく
は後述するが、枢軸32及び第2スプロケット31は、
前記第2係止部材43Bの上方向へ移動に伴い揺動する
操作部材46によって押圧され、コイルばね17の付勢
力に抗して通常のロック位置からロック解除位置へ移動
するよう設定されている。
【0037】図1に示すように、賞球ガイド15の途中
には、第2スプロケット31の回転に伴い払出される賞
球を計数し、予め定められた個数(例えば7個等)に達
した時に信号を出力する賞球検出センサ52が設けられ
ている。更に詳しくは賞球検出センサ52は、賞球ガイ
ド15に供給された球が第2スプロケット31の凹部3
1aに係合した直後の位置にセンサ光を投光する光セン
サであり、賞球の払出数を検出するためのものである。
【0038】賞球検出センサ52は、払出された賞球数
が予め定められた個数(例えば7個等)に達した時に、
後述する回転制御部40に信号を出力するよう接続され
ている。なお、賞球検出センサ52は、賞球が賞球ガイ
ド15内の特定の位置に達したことを検知する接点、フ
ォトセンサ等の近接センサや、玉の接近を検知する磁気
センサ等により構成してもよい。
【0039】図1及び図2に示すように、回転制御部4
0は、一の駆動手段により往復移動する係止部材を具備
してなる。駆動手段は、本実施例では自己保持型ソレノ
イド41により構成されている。かかる自己保持型ソレ
ノイド41は、正負何れか一方のパルス信号を受けた時
に励磁して一方向へ移動し、かかる位置にて永久磁石に
より保持される一方、正負何れか他方のパルス信号を受
けた時に励磁して他方向へ移動し、かかる位置にて永久
磁石により保持されるプランジャ42を有している。な
お、駆動手段は、自己保持型ソレノイドに限定されるも
のではなく、通常のソレノイドやその他モータにより代
用してもよい。
【0040】また、前記係止部材は、自己保持型ソレノ
イド41のプランジャ42の下端(一端)側に連結さ
れ、前記第1スプロケット21の側に配された第1係止
部材43Aと、プランジャ42の上端(他端)側に連結
され、前記第2スプロケット31の側に配された第2係
止部材43Bとから構成されている。すなわち、係止部
材の一端側となる第1係止部材43Aの下部は、第1ス
プロケット21側に延びる一方、係止部材の他端側とな
る第2係止部材43Bの上部は、第2スプロケット31
側に延びるように配されている。
【0041】係止部材43A,Bと一体的に動くプラン
ジャ42は、通常は図1、図2に示す如く下方に突出し
た状態にあるが、自己保持型ソレノイド41が入賞球検
出センサ51からの信号を入力すると上方(一方向)へ
移動して、図3,4に示す如く上方に突出した状態に保
持される。そして賞球検出センサ52からの信号を入力
すると下方(他方向)へ移動して、再び元の図1,2に
示す如く下方に突出した状態に保持されるように設定さ
れている。
【0042】第1係止部材43Aは、図10に示す形状
に形成されており、その下部には第1ロック手段が設け
られている。この第1ロック手段は、第1係止部材43
Aが一往復運動する度に、前記入賞球排出部20から入
賞球が1個排出されるよう第1スプロケット21の回転
を間欠的に拘束するものである。更に詳しくは、図6〜
図8に示すように、第1係止部材43Aの下部は、第1
スプロケット21の側面に対向するように配され、第1
スプロケット21の直径方向に延びている。かかる第1
係止部材43Aの下部には、前記第1ロック手段である
上下方向に所定間隔をおいて対をなす係止爪44a,b
が設けられている。
【0043】第1ロック手段44a,bである一対の係
止爪44a,bは、第1スプロケット21の側面に突設
された各被係止爪21bに係脱して、第1スプロケット
21の回転を次のように規制するよう配されている。す
なわち、第1係止部材43Aが、図6に示す始期位置か
ら図7に示す終期位置へ上方向に移動すると、上部係止
爪44aが係合していた被係止爪(図中黒塗りで示す)
21bから離脱し、第2スプロケット31が球を排出し
ない程度に回転した後、下部係止爪44bが新たに被係
止爪21bに係合する。かつ第1係止部材43Aが、図
7に示す終期位置から図8に示す始期位置へ戻るべく下
方向に移動すると、下部係止爪44bが係合していた被
係止爪21bから離脱し、第2スプロケット31が球を
1個排出させる程度に回転した後、上部係止爪44aが
新たに被係止爪21bに係合するようになっている。
【0044】一方、第2係止部材43Bの上部には第2
ロック手段が設けられている。この第2ロック手段は、
第2係止部材43Bが上方向(始期位置→終期位置)へ
移動すると第2スプロケット31の回転拘束を解除し、
かつ下方向(終期位置→始期位置)へ移動すると第2ス
プロケット31を回転不能に拘束するものである。この
第2ロック手段は、第2係止部材43Bの上部に揺動可
能に連結された操作部材46からなる。
【0045】更に詳しく言えば、操作部材46の一端部
は枢軸47を介してハウジング11の内壁に揺動可能に
枢着されており、揺動端側にある押圧部46aは、前記
第2スプロケット31の枢軸32の端部に当接すべく配
されている。また、操作部材46の一端部側には上下方
向に延びるガイド溝46bが形成されており、かかるガ
イド溝46bには、第2係止部材43Bに突設された係
合ピン45が案内可能に嵌合している。
【0046】係合ピン45とガイド溝46bとの嵌合関
係により、第2係止部材43Bが上方向へ移動すると操
作部材46は、図4において時計回り方向、すなわち第
2スプロケット31がコイルばね17の付勢力に抗して
ロック位置からロック解除位置へ移動するように押圧す
る方向に揺動する一方、第2係止部材43Bが下方向へ
移動すると操作部材46は、図3において反時計回り方
向に揺動し、第2スプロケット31がコイルばね17の
付勢力によってロック解除位置から再び元のロック位置
へ戻るように設定されている。
【0047】次に作用を説明する。図1に示すように、
賞球払出部30の賞球ガイド15に供給された賞球は、
第2スプロケット31の凹部31aに1個ずつ嵌入す
る。通常は図2に示すように、第2スプロケット31
は、コイルばね17の付勢力によりロック位置にあり、
第1スプロケット21の一側面にある被係止部31b
に、ハウジング11の内壁にある係止部16が係合して
いる。従って、第2スプロケット31は回転不能に拘束
され、賞球ガイド15内の賞球は、第2スプロケット3
1の外周に阻まれて球払出口15bに落下できず払出さ
れない。
【0048】一方、遊技盤上に打ち出された球が入賞口
に入ると、かかる入賞球は遊技盤の裏側にて入賞球排出
部20に導かれ、入賞球ガイド13内を逐次1個ずつ流
下する。図6に示すように、入賞球が、始期位置にある
第1係止部材43Aによって回転不能に拘束された第1
スプロケット21に達すると、その外周の凹部21aに
係合する。第1スプロケット21によって一時的に保持
された入賞球は、入賞球検出センサ51により逐次1個
ずつ検出され、かかる入賞球検出センサ51は回転制御
部40の自己保存型ソレノイド41に信号を出力する。
【0049】自己保存型ソレノイド41のプランジャ4
2は、通常は図1、図2に示す如く下方に突出した状態
にあるが、入賞球検出センサ51からの信号を入力して
励磁すると上方へ移動して、図3,4に示す如く上方に
突出した状態に保持される。このようにプランジャ42
が上方に移動すると、それに伴い係止部材43A,Bも
上方に移動するが、かかる係止部材43A,Bにより前
記第1スプロケット21、第2スプロケット31は、そ
れぞれ次のように機械的に迅速かつ確実に制御される。
【0050】すなわち、先ず第1係止部材43Aに関し
て言えば、第1係止部材43Aが、図6に示す始期位置
から図7に示す終期位置へ上方向に移動すると、上部係
止爪44aが係合していた被係止爪(図中黒塗りで示
す)21bから離脱し、第2スプロケット31が球を排
出しない程度に回転した後、下部係止爪44bが新たに
被係止爪21bに係合する。この間、入賞球検出センサ
51は同一の入賞球を検知しているON状態にある。次
に第2係止部材43Bに関して言えば、第2係止部材4
3Bが、図2に示す始期位置から図4に示す終期位置へ
上方向に移動すると、操作部材46は時計回り方向に揺
動し、第2スプロケット31をコイルばね17の付勢力
に抗してロック位置からロック解除位置へ移動させる。
【0051】図5に示すように、第2スプロケット31
がロック解除位置に移動すると、第2スプロケット21
の被係止部31bがハウジング11側の係止部16から
離脱し、第2スプロケット31は回転可能な状態とな
る。従って、第1スプロケット31は、その凹部31a
に嵌入しているパチンコ球の重量により回転しつつ、賞
球を賞球ガイド15の賞球払出口15bから払出すこと
ができる。そして、逐次払出された賞球は、賞球検出セ
ンサ52により検出されつつ計数され、かる賞球検出セ
ンサ52は、払出された賞球数が予め定められた個数
(例えば7個等)に達した時に、自己保存型ソレノイド
41に信号を出力する。
【0052】自己保存型ソレノイド41が賞球検出セン
サ52からの信号を入力して励磁すると、プランジャ4
2は、図3,4に示す如く上方に突出した状態から再び
図1、図2に示す如く下方に突出した元の状態に戻る。
このようにプランジャ42が下方に移動すると、それに
伴い係止部材43A,Bも下方に移動するが、かかる係
止部材43A,Bにより前記第1スプロケット21、第
2スプロケット31は、それぞれ次のように機械的に迅
速かつ確実に制御される。
【0053】すなわち、先ず第1係止部材43Aに関し
ては、第1係止部材43Aが、図7に示す終期位置から
図8に示す始期位置へ戻るべく下方向に移動すると、下
部係止爪44bが係合していた被係止爪21bから離脱
し、第2スプロケット31が球を1個排出させる程度に
回転した後、上部係止爪44aが新たに被係止爪21b
に係合する。この時、入賞球検出センサ51はOFF状
態となる。次に第2係止部材43Bに関しては、第2係
止部材43Bが、図4に示す終期位置から図2に示す元
の始期位置へ下方向に移動すると、操作部材46は反時
計回り方向に揺動し、それにより、第2スプロケット3
1がコイルばね17の付勢力によってロック解除位置か
ら再び元のロック位置に戻り、賞球の払出しは停止す
る。
【0054】以上のようにして、入賞球検出センサ51
や賞球検出センサ52の信号に基づき一の駆動手段であ
る自己保存型ソレノイド41が作動し、そのプランジャ
42によって係止部材43A,Bが所定のタイミングで
上方向へ、更に下方向へ戻る往復運動を行なう間に、入
賞球1個に対して所定数の賞球数を払出すことができ
る。
【0055】
【発明の効果】本発明に係る遊技機の賞球払出装置によ
れば、回転制御部の一の駆動手段によって係止部材が所
定のタイミングで往復運動を行なう間に、入賞球排出部
の第1スプロケットは係止部材の第1ロック手段により
間欠的に拘束されて入賞球1個を排出する一方、賞球払
出部の第2スプロケットは係止部材の第2ロック手段に
よって拘束・拘束解除される間に所定球の賞球を払出す
から、入賞球の排出とそれに基づく賞球の払出しと正確
かつ高速に行なえるのみならず、それらの一連の動作を
一の駆動手段にて制御でき、従来のように別々の動力系
を設ける必要がなく、その分、部品工数を削減できると
共に取付け工数も簡略化できる。また、装置として小型
化することができ、それによりスペース的に余裕のない
遊技盤裏側に簡易に設置することも可能となる。更に構
成部品が少なく構造が比較的簡易になるために、故障発
生率を低下させることができ信頼性が向上し、実用的価
値を高めることができる。
【0056】また、一の駆動手段に自己保持型ソレノイ
ドを用いれば、一般のソレノイドの場合のように給電し
続ける必要がなく、正負双方の極く短いパルス信号をソ
レノイドにそれぞれ所定タイミングで出力するだけで、
係止部材の一往復動作が可能であり、入賞球の排出及び
賞球の払出動作に伴う発熱を極力抑えることができる。
【0057】また、入賞球排出部と賞球払出部と回転制
御部とを一のハウジングに収めてユニットとして構成す
れば、より簡易かつ迅速に遊技盤裏側に取付けることが
できる。更に、係止部材の一端側に、第1スプロケット
の回転を係合関係により拘束する係止爪を設けて第1ロ
ック手段とし、係止部材の他端側に、第2スプロケット
の回転を係合関係により拘束すべく、第2スプロケット
の回転軸を押す操作部材を設けて第2ロック手段とした
場合、機械的に確実かつ迅速に各スプロケットの回転を
制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る賞球払出装置におい
て、その係止部材が下方に移動している通常の状態を示
す正面図である。
【図2】本発明の一実施例に係る賞球払出装置におい
て、その係止部材が下方に移動している通常の状態を示
す右側面図である。
【図3】本発明の一実施例に係る賞球払出装置におい
て、その係止部材が上方に移動した状態を示す正面図で
ある。
【図4】本発明の一実施例に係る賞球払出装置におい
て、その係止部材が上方に移動した状態を示す右側面図
である。
【図5】本発明の一実施例に係る賞球払出装置を構成す
る賞球払出部を拡大して示す断面図である。
【図6】本発明の一実施例に係る賞球払出装置を構成す
る入賞球排出部を拡大して示す作用説明図である。
【図7】本発明の一実施例に係る賞球払出装置を構成す
る入賞球排出部を拡大して示す作用説明図である。
【図8】本発明の一実施例に係る賞球払出装置を構成す
る入賞球排出部を拡大して示す作用説明図である。
【図9】本発明の一実施例に係る賞球払出装置を構成す
る入賞球排出部の第2スプロケットを示す斜視図であ
る。
【図10】本発明の一実施例に係る賞球払出装置を構成
する回転制御部の第2係止部材を示す斜視図である。
【符号の説明】
10…賞球払出装置 20…入賞球排出部 21…第1スプロケット 30…賞球払出部 31…第2スプロケット 40…回転制御部 41…自己保存型ソレノイド(駆動手段) 43A…第1係止部材 43B…第2係止部材 44a…上部係止爪(第1ロック手段) 44b…下部係止爪(第1ロック手段) 46…操作部材(第2ロック手段) 51…入賞球検出センサ 52…賞球検出センサ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技盤に形成された入賞口に入った入賞球
    を、前記遊技盤の裏側にて1個ずつ排出しその都度、所
    定数の賞球を遊技者側に払い出す賞球払出装置におい
    て、 外周に入賞球が1個ずつ嵌入する凹部が形成された第1
    スプロケットを、入賞球が逐次1個ずつ流下する入賞球
    ガイド内を臨ませて回転可能に配し、前記凹部に係合し
    た入賞球の重みにより第1スプロケットが回転しつつ入
    賞球を排出する入賞球排出部と、 外周に賞球が1個ずつ嵌入する凹部が形成された第2ス
    プロケットを、賞球が1列に整列した状態で流下する賞
    球ガイド内を臨ませて回転可能に配し、前記凹部に係合
    した賞球の重みにより第2スプロケットが回転しつつ賞
    球を払出す賞球払出部と、 一の駆動手段により往復移動する係止部材を、その一端
    側が前記第1スプロケット側に延びる一方、他端側が前
    記第2スプロケット側に延びるように配し、係止部材の
    一端側に、一往復運動する度に入賞球が1個排出される
    よう前記第1スプロケットの回転を間欠的に拘束する第
    1ロック手段を設ける一方、係止部材の他端側に、一往
    復運動のうち一方向へ移動すると前記第2スプロケット
    の回転拘束を解除し、かつ他方向へ移動すると前記第2
    スプロケットを回転不能に拘束する第2ロック手段を設
    けてなる回転制御部と、 を有することを特徴とする賞球払出装置。
  2. 【請求項2】前記入賞球排出部に、第1スプロケットの
    凹部に係合した入賞球を検出して信号を出力する入賞球
    検出センサを設け、該入賞球検出センサの検出信号に基
    づき前記駆動手段が作動して、前記係止部材が第2スプ
    ロケットの回転拘束を解除する前記一方向へ移動すべく
    設定し、 前記賞球排出部に、第2スプロケットの回転に伴い払出
    される賞球を計数し、予め定められた個数に達した時に
    信号を出力する賞球検出センサを設け、該賞球検出セン
    サの信号に基づき前記駆動手段が作動して、前記係止部
    材が第2スプロケットを回転不能に拘束する前記他方向
    へ移動すべく設定したことを特徴とする請求項1記載の
    賞球払出装置。
  3. 【請求項3】前記駆動手段を、正負何れか一方のパルス
    信号を受けた時に励磁して一方向へ移動し、かかる位置
    にて永久磁石により保持される一方、正負何れか他方の
    パルス信号を受けた時に励磁して他方向へ移動し、かか
    る位置にて永久磁石により保持されるプランジャを有す
    る自己保持型ソレノイドから構成し、 前記係止部材を、前記プランジャの一端側に連結され前
    記第1スプロケット側に配された第1係止部材と、前記
    プランジャの他端側に連結され前記第2スプロケット側
    に配された第2係止部材とから構成したことを特徴とす
    る請求項1又は2記載の賞球払出装置。
  4. 【請求項4】前記入賞球排出部と賞球払出部と回転制御
    部とを、一のハウジングに収めてユニットとして構成し
    たことを特徴とする請求項1,2又は3記載の賞球払出
    装置。
  5. 【請求項5】前記第1スプロケットの側面に、円周方向
    に所定間隔で並ぶ複数の被係止爪を設け、前記係止部材
    の一端側を第1スプロケットの側面に対向させて直径方
    向に延びるように配し、該係止部材の一端側に、所定間
    隔をおいて対をなす係止爪を設けて前記第1ロック手段
    とし、 前記第1ロック手段である一対の係止爪を、前記第1ス
    プロケットの複数の被係止爪に対して、前記係止部材が
    一往復運動のうち一方向へ移動すると一の係止爪が係合
    していた被係止爪から離脱し、第2スプロケットが球を
    排出しない程度に回転した後、他の係止爪が新たに被係
    止爪に係合し、かつ前記係止部材が他方向へ移動すると
    前記他の係止爪が係合していた被係止爪から離脱し、第
    2スプロケットが球を1個排出させる程度に回転した
    後、前記一の係止爪が新たに被係止爪に係合するよう配
    したことを特徴とする請求項1,2,3又は4記載の賞
    球払出装置。
  6. 【請求項6】前記第2スプロケットを、その回転軸の軸
    線方向に沿ってロック位置とロック解除位置とに移動可
    能にハウジングに枢支し、前記第2スプロケットの側面
    に、円周方向に所定間隔で並ぶ複数の被係止部を設ける
    一方、該被係止部が対向するハウジングの内壁に、前記
    第2スプロケットがロック位置にある時のみ前記被係止
    部に係合して、前記第2スプロケットを回転不能に拘束
    する係止部を設け、 前記第2スプロケットを付勢手段によりロック位置方向
    に付勢すると共に、前記係止部材の他端側に、該係止部
    材の往復運動のうち一方向へ移動する際、前記第2スプ
    ロケットを付勢手段の付勢力に抗してロック位置からロ
    ック解除位置へ移動させるよう第2スプロケットの回転
    軸を押す操作部材を連結して前記第2ロック手段とした
    ことを特徴とする請求項1,2,3,4又は5記載の賞
    球払出装置。
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