JPH09706A - 玉払出し装置 - Google Patents

玉払出し装置

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Publication number
JPH09706A
JPH09706A JP17412095A JP17412095A JPH09706A JP H09706 A JPH09706 A JP H09706A JP 17412095 A JP17412095 A JP 17412095A JP 17412095 A JP17412095 A JP 17412095A JP H09706 A JPH09706 A JP H09706A
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JP
Japan
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ball
sprocket
balls
ball payout
solenoid
Prior art date
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Pending
Application number
JP17412095A
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English (en)
Inventor
Takashi Kumagai
隆司 熊谷
Tetsuo Takano
徹雄 高野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH09706A publication Critical patent/JPH09706A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】玉の高速払出しができ、制御が簡単かつ正確で
あり、玉つまりも解決できる。 【構成】周面に玉14の一部が係合する凹部20を複数
個形成し、かつ凹部20を形成した周面一部を玉14が
流下する玉払出し通路13に臨設したスプロケット21
と、このスプロケット21の回転を停止制御するストッ
パ33と、このストッパ33を駆動制御するソレノイド
38とを備え、スプロケット21がストッパ33で停止
制御される所定の回転量で所定個数の玉を払出しする玉
払出し装置10であって、スプロケット21の凹部20
を形成した周面に接触するラチェット爪28a,28b
をスプロケット21に対設し、さらに、ラチェット爪2
8a,28bをスプロケット21に対して付勢させ、さ
らにまた、スプロケット21の回転位置を検知するセン
サ27と、センサ27の回転位置検知信号に基づいて、
ソレノイド38を駆動制御する制御手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、パチンコ遊
技機における入賞玉の玉払出し部や、貸玉装置の玉払出
し部に設置されて用いられるような、玉払出し装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述の玉払出し装置としては、例
えば、特開昭61−76181号公報および特開平1−
62182号公報に開示の装置がある。前者の玉払出し
装置の場合、ソレノイドを1回動作させることで玉を1
個払出すので、複数個の玉を払出すには、玉の数に対応
するだけソレノイドを駆動する必要があり、その時の玉
の流下状態は、1個払出し毎に初速度0から自由落下が
開始されるため、玉1個分のストローク落下に必要な時
間は、重力加速度の理論値を上回る速度での払出しが不
可能となる。また、最近のパチンコ遊技機では高速の玉
払出しを要求しているので、上述のような玉払出し装置
ではこの要求を満たすことができない。
【0003】後者の玉払出し装置は、上述の装置のよう
に、ソレノイドを1回動作させることで玉を1個払出す
1個払出し制御の他に、ソレノイドを連続動作制御し
て、その間フリー状態でスプロケットを回転させて玉を
連続して払出す連続払出し制御とを備え、複数個の玉を
払出すには規定数の数個前までは連続払出し制御で払出
しを実行し、その後、ソレノイドを一旦停止して規定数
まで1個払出し制御で1個ずつ払出しを実行するような
2段払出し制御ができる。
【0004】上述の連続払出し制御の場合、玉の払出し
個数を玉払出し通路に配設した玉検知センサで計数し、
この計数値でソレノイドの動作を制御することになる
が、上述の連続払出し制御のみで所定数を一挙に払出し
すると、玉の流下速度が加速度的に増加するため、玉の
規定数を玉検知センサで計数して直ちにソレノイドをO
FF操作しても、玉の流下速度に対してソレノイドの復
帰が間に合わず、その結果、規定数より余分に払出す問
題点がある。
【0005】そのために、前述の2段払出し制御によれ
ば、上述の問題点が解決され規定数の払出しが可能であ
り、しかも、複数個を連続払出し制御で払出している間
は、2個目以降に払出される玉は徐々に速度が増すた
め、1個払出し制御に比較して払出しの速度が向上し
て、高速の玉払出しを要求している最近のパチンコ遊技
機に対して、その要求を満たすことができる。
【0006】しかし、上述の2段払出し制御の場合、2
種の制御方法を採用するので、制御が複雑である問題点
と、さらに、1個払出し制御が存在することは、連続流
下する玉を一旦停止させるので、玉払出し速度の効率が
低下する問題点を有する。
【0007】また、払出す玉の検知センサは前述のよう
に、玉払出し通路を流下する玉を検知するので、検知セ
ンサと玉とが非常に接近した状態となり、検知センサは
玉の静電気の作用を受け易く、該作用で検知センサに誤
動作や故障が発生し易い問題点を有する。
【0008】さらに、玉が連続することなくとぎれてス
プロケットに供給される場合、図1に示すように、玉つ
まりが発生することがある。すなわち、スプロケット1
の中心部Aと、その隣接凹部2,2間の凸部3と、玉4
の中心部Bとが一直線Cに配列した状態で、玉4の下半
部側が玉払出し通路5の一端Dに接触して玉つまり(ス
プロケットロック)が生じ、玉の払出しが不可となる問
題点を有する。
【0009】その結果、従来構造では、玉の高速払出し
と、その制御の簡略化および正確化並びに玉つまりのな
い機構の連立ができなかった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、玉の払出
しを制御するソレノイドを連続して動作させ、この間連
続して玉を払出す機構の採用で、規定数の玉を計数して
直ちにソレノイドをOFF操作しても、玉の流下速度に
対してソレノイドの復帰が可能であって、玉の高速払出
しができ、しかも、制御が簡単であって、かつ正確であ
り、玉つまりも解決できる機構を備えた玉払出し装置の
提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、周面に玉の一部が係合する凹部を複数個形成
し、かつ該凹部を形成した周面一部を玉が流下する玉払
出し通路に臨設したスプロケットと、このスプロケット
の回転を停止制御するストッパと、このストッパを駆動
制御するソレノイドとを備え、前記スプロケットがスト
ッパで停止制御される所定の回転量で所定個数の玉を払
出しする玉払出し装置であって、前記スプロケットの凹
部を形成した周面に接触するラチェット爪をスプロケッ
トに対設した玉払出し装置であることを特徴とする。
【0012】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成に併せて、前記スプロケットの
凹部を形成した周面に接触するラチェット爪の位置を、
スプロケットの中心部と、隣接凹部間の凸部と、玉中心
部とが一直線状に配列した状態で、玉の下半部側が玉払
出し通路に接触して生じる玉つまり位置(スプロケット
ロック位置)を回避したスプロケットの凹部と玉との係
合位置に対応する凹部の最深部の位置に設定し、前記ラ
チェット爪をスプロケットに対して付勢した玉払出し装
置であることを特徴とする。
【0013】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1または2記載の発明の構成に併せて、前記スプロ
ケットの回転位置を検知するセンサと、該センサの回転
位置検知信号に基づいて、前記ソレノイドを駆動制御す
る制御手段とを備えた玉払出し装置であることを特徴と
する。
【0014】
【発明の作用・効果】この発明の請求項1記載の発明
は、ソレノイドを連続動作させてスプロケットを連続回
転するとラチェット爪の接触により、該スプロケットに
負荷(制動)を与えることになり、この負荷により、加
速度的に増す玉の通過速度が一定速度以下に抑制でき、
この負荷の設定で、ソレノイドの復帰内でのスプロケッ
トの回転停止制御ができ、その結果、玉の高速払出しが
できる。また、この高速払出しはソレノイドの連続動作
であって、従来の2段払出し制御ではないので、制御が
簡単化される。
【0015】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の効果に併せて、スプロケット凹部の
最深部にラチェット爪を付勢すると、スプロケットに玉
の負荷がなくフリーであれば、常に定位置に停止させる
ことができる。したがって、この定位置が玉つまりが生
じない位置に設定することで、玉つまりを解消すること
ができる。
【0016】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項2または3記載の発明の効果に併せて、スプロケッ
トの回転位置でセンサが玉の払出しを検知することで、
センサに玉に生じる静電気の影響がなくて、センサの誤
動作や故障がなく確実に検知動作が実行され、確実な高
速払出しの制御ができる。
【0017】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面はパチンコ遊技機に内蔵されて入賞玉を払
出す玉払出し装置を示し、図2、図3、図4において、
該玉払出し装置10は、相互に接合させる2つのケース
11a,11bにより被覆し、該ケース11a,11b
の内部一側にはケース11a,11bより連設した隔壁
12a,12bにより玉14が流下する玉払出し通路1
3を上下方向に形成し、この玉払出し通路13はその中
間部を後述するスプロケット21側に若干屈曲して形成
している。これはスプロケット21に対する玉14の衝
撃荷重を低減するためである。
【0018】上述の玉払出し通路13の上部一側には、
玉14の供給を確認するための玉検知レバー15を臨ま
せており、該玉検知レバー15の中間部は軸16でケー
ス11a,11bに枢着し、玉14の流下を阻害しない
程度の弾性の復帰バネ17で玉払出し通路13への突出
状態に付勢している。また、玉検知レバー15の後端側
の検知片18は、例えば、反射形光電センサで形成され
た第1センサ19と対向しており、前述の玉検知レバー
15が玉14により可動されると検知片18と第1セン
サ19との対向が外され、この動作により玉14の供給
を検知する。
【0019】前述の玉払出し通路13の屈曲位置下部に
は、周面に玉14の一部が係合する湾曲状の凹部20…
を複数個形成したスプロケット21の周面一部が臨設し
ており、該スプロケット21には、その凹部20の数と
対応する歯22…を周面に均等配置したラチェット板2
3と、前述の凹部20の数と対応するマーク24…を側
面の円周上に均等配置したマーク板25を一体に連結し
て、軸26により前述のケース11a,11bに枢着し
ている。そして、上述のマーク板25にはマーク24…
を検知することで、スプロケット21の凹部20の回転
位置をひいては玉14の払出しを検知するための第2セ
ンサ27を対設し、該第2センサ27も、例えば、反射
形光電センサで形成されている。
【0020】前述のスプロケット21の凹部20には二
股状ラチェット爪28a,28bを摺接させている。上
述の二股状ラチェット爪28a,28bは一体に連設す
ると共に、ラチェット爪28a,28bの間隔は一方が
スプロケット21の凹部20の最深部に位置するとき、
他方は隣接凹部20,20間の凸部29に位置するよう
に設定し、さらに、これらの二股状ラチェット爪28
a,28bには重りホルダ30を連設し、前述の二股状
ラチェット爪28a,28bがシーソー状に可動するべ
くその中間部を軸31でケース11a,11bに枢着し
ている。そして、重りホルダ30にはスプロケット21
の回転に設定された値の負荷を与える重さの重り32を
圧入固定している。
【0021】上述の重り32は、下側のラチェット爪2
8bをスプロケット21の周面に付勢するためであり、
他の手段としてはバネにより付勢するもよい。そして、
この重り32の設定値は、後述するソレノイドを連続動
作させてスプロケット21を連続回転させたとき、ラチ
ェット爪28bの接触により、該スプロケット21に負
荷(制動)を与え、この負荷により、加速度的に増す玉
14の通過速度が一定速度以下に制御できる値、すなわ
ち、前述のソレノイドの復帰内でのスプロケット21の
回転停止制御ができる値に設定している。
【0022】前述のラチェット板23にはストッパ33
を摺接し、該ストッパ33の中間部を軸34でケース1
1a,11bに枢着し、他端には操作片35を形成し
て、該操作片35の外側面はケース11aの内側に形成
した規制面36に当接するように形成し、この当接位置
は下端ストッパ33がラチェット板23の歯22と係合
している時であって、ストッパ33の係合状態を確保す
る。
【0023】上述のストッパ33の操作片35の係合部
37にはソレノイド38の作動片39が係合し、該作動
片39の上端はスプリング40により駆動の解除方向
(復帰方向)に付勢している。なお、上述のソレノイド
38、前述の第1センサ19、第2センサ27は基板4
1に取付け、また、この基板41はケース11bに固定
している。
【0024】前述の玉払出し通路13に臨んでいるスプ
ロケット21の凹部20と、二股状ラチェット爪28
a,28bとラチェット板23の歯22に係合するスト
ッパ33との相対位置関係は次のように設定している。
【0025】すなわち、図5の(b)に示すように、ス
プロケット21の凹部20を形成した周面に接触する下
側のラチェット爪28bの位置を、スプロケット21の
軸芯(軸26)と、玉払出し通路13に突出している凸
部29と、玉払出し通路13中の玉14の中心部S1と
が一直線状S2に配列した状態で、玉14の下半部側が
玉払出し通路13の外側の隔壁12bに接触しない位置
(玉つまりが生じない位置(スプロケットロックがかか
らない位置))に対応するスプロケット21の凹部20
の最深部の位置に設定している。
【0026】例えば、図5の(a)はスプロケット21
の回転位置が玉つまり位置にある状態を示し、スプロケ
ット21の軸芯(軸26)と、玉払出し通路13に突出
している凸部29と、玉14の中心部S1とが一直線状
S2に配列した状態で、玉14の下半部側が玉払出し通
路13の隔壁12bに接触する玉つまり位置(スプロケ
ットロック位置)にスプロケット21の回転位置がある
とき、下側のラチェット爪28bは凹部20の最深部の
後段にあって、まだ最深部には至っていない。そのた
め、重り32に基づくラチェット爪28bの応力により
スプロケット21はS3方向に回動され、図5の(b)
に示す、玉つまりが生じない位置に回動して、戻され停
止する。そして、ストッパ33がラチェット板23の歯
22に係合することで該玉つまりが生じない位置が確保
され、玉14が玉払出し通路13に供給されても玉つま
り、つまり、スプロケットロックがかかることはない。
【0027】図6は上述のように構成し玉払出し装置1
0を駆動制御する制御装置の構成を示し、玉払出し制御
装置50は設定された個数の玉の払出し制御を実行し、
入賞玉検知スイッチ51…からの検知信号に基づいて、
ソレノイド38を駆動する信号を出力し、第2センサ2
7からの玉検知信号を計数して所定個数の玉の払出しを
検知したときソレノイド38の駆動を停止する。また、
第1センサ19が玉14を検知していないときは、玉1
4の払出し制御を停止する。
【0028】上述のように構成した玉払出し制御装置5
0の玉払出し制御処理の動作を、図7のフローチャート
を参照して説明する。玉払出し制御装置50は入賞玉検
知スイッチ51からの検知信号が入力されると、その入
賞に対応した個数の玉14を払出すべく動作を実行す
る。すなわち、第1センサ19の出力により玉払出し通
路13に玉14が供給されているか否かを判定し(ステ
ップn1)、玉14の供給が確認されると、ソレノイド
38を駆動する(ステップn2)。
【0029】ソレノイド38が駆動されると、ストッパ
33がラチェット板23の歯22から外れるので、スプ
ロケット21の回動が許容され、玉14の重量によりス
プロケット21が回動して玉14が払出される。同時に
マーク板25も回動するので、マーク24が第2センサ
27で検知され、この検知信号を計数することで玉14
の払出しが計数される(ステップn3)。
【0030】次いで上述の計数値に基づいて、玉14の
払出しが規定数に達したか否かを判定し(ステップn
4)、規定数に達していないときは第1センサ19から
の検知信号に基づいて玉14の供給を確認し(ステップ
n5)、玉の供給がないときはソレノイド38の駆動を
停止して(ステップn6)、玉14の払出し処理を中止
する。また、前述のステップn5で玉14の供給が確認
されるとステップn3にリターンして玉14の払出しお
よび計数を継続する。そして、玉14の払出しが規定数
を計数するとソレノイド38の駆動を停止して(ステッ
プn7)、玉の払出し処理を完了する。なお、ソレノイ
ド38の駆動を停止すると、ストッパ33はラチェット
板23の歯22係合する位置に移動して該歯22と係合
し、この係合でスプロケット21の回動が阻止される。
【0031】図8〜図11は、玉払出し装置10が玉1
4を払出す処理動作を示し、図8の(a)において、ス
プロケット21の凹部20は、図5で示したように玉つ
まりの生じない位置で玉払出し通路13に臨んでおり、
ストッパ33はラチェット板23の歯22に係合してス
プロケット21の回動を規制し、二股状ラチェット爪の
一方28aは凸部29と対向し、他方28bは凹部20
の最深部と接触すると共に、重り32により付勢してい
る。
【0032】この状態で待機することになるが、図8の
(a)の場合は、玉14の不足状態を示し、玉検知レバ
ー15は玉14により可動されていない。図8の(b)
は、玉14が供給されて玉検知レバー15が可動した状
態を示し、第1センサ19の出力は玉検知信号として読
取られ、玉払出し可能状態と判定される。
【0033】図9の(c)は、玉払出しを開始するため
にソレノイド38を駆動した状態を示し、ソレノイド3
8を駆動するとストッパ33が解除され、スプロケット
21の回動が許容される。そして、図9の(d)に示す
ように、玉14の重量でスプロケット21が回動され始
めると、一方のラチェット爪28bは凹部20の最深部
からその付勢に抗して押出される一方、他方のラチェッ
ト爪28aは凸部29から凹部20側へ対向が移動す
る。すなわち、二股状ラチェット爪28a,28bはシ
ーソー運動を開始して、スプロケット21の回動に負荷
(制動)を与える。
【0034】図10の(e)は、さらにスプロケット2
1の回動が進んだ状態を示し、一方のラチェット爪28
bは凹部20の最深部から相対移動して凸部29と対向
し、他方のラチェット爪28aは凸部29から凹部20
に対向する。なお、払出す玉14の検知タイミングはマ
ーク24が第2センサ27を通過した時点を取出してい
る。図10の(f)は、さらにスプロケット21の回動
が進んだ状態を示し、一方のラチェット爪28bは凸部
29から相対移動して凹部20の最深部側へと移動し、
他方のラチェット爪28aは凹部20から凸部20にと
相対移動する。この移動で玉払出し通路13においてス
プロケット21の凹部20で規制されていた1個の玉1
4が開放されて玉払出し通路13に払出される。そし
て、払出す玉14の数が規定値になるまで図9の(c)
からの動作を繰返し実行する。
【0035】図11の(g)は、規定値の玉14の払出
しを計数してソレノイド38の駆動を停止した状態を示
し、ソレノイド38の駆動を停止するタイミングは、前
述の図10の(e)で示した状態のマーク24が第2セ
ンサ27を通過した時点である。ソレノイド38の駆動
が停止されると、スプリング40の付勢力によりストッ
パ33はラチェット板23側に移動される。このときス
トッパ33は係合する歯22の若干手前側でラチェット
板23の周面に接触しする。
【0036】図11の(h)に示すように、スプロケッ
ト21の玉払出し通路13に突出している凹部20が玉
つまりの生じない位置に移動すると、ストッパ33は歯
22と係合してスプロケット21の回転を停止させる。
【0037】なお、二股状ラチェット爪28a,28b
のスプロケット21の回動に与える負荷(制動)は、連
続回動していたスプロケット21に対して、ソレノイド
38をOFFしてストッパ33がラチェット板23の歯
22に係合できて停止させることができる回転速度にす
る値である。
【0038】以上の実施例によれば、ソレノイド38を
連続動作させてスプロケット21を連続回転するとラチ
ェット爪28a,28bの接触により、該スプロケット
21に負荷(制動)を与えることになり、この負荷によ
り、加速度的に増す玉14の通過速度が一定速度以下に
抑制でき、この負荷の設定で、ソレノイド38の復帰内
でのスプロケット38の回転停止制御ができ、その結
果、玉14の高速払出しができる。また、この高速払出
しはソレノイド38の連続動作であって、従来の2段払
出し制御ではないので、制御が簡単化される。
【0039】さらに、スプロケット21の凹部20の最
深部にラチェット爪28bを重り32で付勢すると、ス
プロケット21に玉14の負荷がなくフリーであれば、
常に定位置に停止させることができる。したがって、こ
の定位置が玉つまりが生じない位置に設定することで、
玉つまりを解消することができる。
【0040】さらに、スプロケット21の回転位置で第
2センサ27が玉14の払出しを検知することで、第2
センサ27に対して玉14に生じる静電気の影響がなく
て、第2センサ27の誤動作や故障がなく確実に検知動
作が実行され、確実な高速払出しの制御ができる。
【0041】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の制御手段は、実施例の玉払出し制
御装置50に対応するも、この発明は、実施例の構成の
みに限定されるものではない。
【0042】例えば、玉検知レバー15はスプロケット
21の玉停止位置より4個目の玉14(図8の(b)参
照)に作用させているが、何個目の玉14に作用させて
もよい。玉払出し通路13はその中間部で若干屈曲し
て、スプロケット21に玉14の衝撃荷重を低減させて
いるが、この屈曲は必ずとも必要ではない。ストッパ3
3はソレノイド38の作動片39で操作するように設け
ているが、作動片39を直接ストッパとして使用すべく
ラチェット板23に対設して構成するもよい。第1セン
サ19および第2センサ27は反射形光電センサを示し
たが、他の磁気センサやその他のセンサで構成すること
もできる。また、二股状ラチェット爪28a,28b
は、スプロケット21の回動に負荷(制動)を与えるこ
とを目的としているので、例えば、一方の1個で構成す
るもよく、また、付勢は重り32に代えて、ラチェット
爪の自重、またはスプリングによるもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の玉払出し装置の玉つまり現象を説明す
る断面説明図。
【図2】 玉払出し装置の断面図。
【図3】 玉払出し装置の分解斜視図。
【図4】 玉払出し装置のケース開放の斜視図。
【図5】 aおよびbは玉つまり位置の説明図とその回
避の設定の説明図。
【図6】 玉払出し制御の構成ブロック図。
【図7】 玉払出し制御処理のフローチャート。
【図8】 aおよびbは玉払出し動作過程を順次示す説
明図。
【図9】 cおよびdは玉払出し動作過程を順次示す説
明図。
【図10】 eおよびfは玉払出し動作過程を順次示す
説明図。
【図11】 gおよびhは玉払出し動作過程を順次示す
説明図。
【符号の説明】
10…玉払出し装置 13…玉払出し通路 14…玉 20…凹部 21…スプロケット 24…マーク 27…第2センサ 28a,28b…二股状ラチェット爪 29…凸部 32…重り 33…ストッパ 38…ソレノイド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周面に玉の一部が係合する凹部を複数個形
    成し、かつ該凹部を形成した周面一部を玉が流下する玉
    払出し通路に臨設したスプロケットと、このスプロケッ
    トの回転を停止制御するストッパと、このストッパを駆
    動制御するソレノイドとを備え、前記スプロケットがス
    トッパで停止制御される所定の回転量で所定個数の玉を
    払出しする玉払出し装置であって、前記スプロケットの
    凹部を形成した周面に接触するラチェット爪をスプロケ
    ットに対設した玉払出し装置。
  2. 【請求項2】前記スプロケットの凹部を形成した周面に
    接触するラチェット爪の位置を、スプロケットの中心部
    と、隣接凹部間の凸部と、玉中心部とが一直線状に配列
    した状態で、玉の下半部側が玉払出し通路に接触して生
    じる玉つまり位置を回避したスプロケットの凹部と玉と
    の係合位置に対応する凹部の最深部の位置に設定し、前
    記ラチェット爪をスプロケットに対して付勢した請求項
    1記載の玉払出し装置。
  3. 【請求項3】前記スプロケットの回転位置を検知するセ
    ンサと、該センサの回転位置検知信号に基づいて、前記
    ソレノイドを駆動制御する制御手段とを備えた請求項1
    または2記載の玉払出し装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1328630C (zh) * 2002-02-05 2007-07-25 珠海天威飞马打印耗材有限公司 一种用于电摄影成像设备的通用粉盒
JP2012192066A (ja) * 2011-03-17 2012-10-11 Asama Seisakusho:Kk 発射用球供給装置

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