JP3969674B2 - パチンコゲーム機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコゲーム機に関し、特に、「役物」といわれる電動式の入賞装置の不正を防止するものに関する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコゲーム機には、遊技客へのサービス向上や遊技をより楽しめるようにすること等を目的とした役物(やくもの)と呼ばれる入賞装置が備えられている。そして、遊技過程における所定の状態をきっかけにして入賞確率が大きくなるよう、例えば特定入賞口や大入賞口等の役物が作動する構成がとられている。そのため、その大入賞口等の役物へパチンコ球が多く入れば大きな入賞の利益を得ることが可能となる。しかし、そのような役物の開閉扉を開くことは、遊技の過程で所定の状態を達成することによって実現できるものであるが、中には不正によって役物の開閉扉を開こうとする行為が行なわれることがある。
そこで、従来から不正使用を防止するための手段がパチンコゲーム機に採用されている。例えば、従来のパチンコゲーム機に備えられた不正防止のための手段の第1従来例として、特開昭61−284278号公報に開示されている。
【0003】
当該公報のパチンコゲーム機では、大入賞口へ入賞したパチンコ球の球数を検出するカウント検出器を設け、これによって入賞球数が一定数または一定時間に達したら大入賞口を閉じて入賞球数を制限する構成を有している。
しかし、パチンコゲーム機では、故意に配線の切断あるいは短絡させること等によりカウント機能を不能にさせ、大量の入賞を行なう等の不正が行なわれるおそれがあった。そのため、そのカウントの不能を検出する手段がさらに取り入れられているが、更にそのカウント検出器不能検出手段そのものの機能を取り外されてしまうおそれもあった。
そこで、その解除を大幅に困難化させるために、カウント検出器の機能を論理判断するようにしたカウント検出器不能検出手段を備え、大入賞口の開閉を行なう入賞装置の制御手段及びその大入賞口への入賞球数を制限する入賞制限手段とを、プログラム格納式のマイクロコンピュータによって一つの連続したプログラムの中に不可分な形で一体化したものが採用されている。
【0004】
また、従来のパチンコゲーム機に備えられた不正防止のための手段の第2従来例として、特開昭63−145689号公報に開示されたものがある。
当該公報のパチンコゲーム機も、大入賞口へ入賞したパチンコ球の球数を検出するカウント検出器を設け、これによって入賞球数が一定数に達したら大入賞口の開閉扉を閉じて入賞球数を制限する構成を有しているものである。
そして、当該パチンコゲーム機では、カウント検出器等に対する不正やそれが故障の場合だけでなく、無関係に警報を発してしまう欠点を解決すべく正常時と異常時の区別をし、大入賞口へのパチンコ球の入賞を検知する検知回路の故障や不正を確実に検出することができるようにしたものである。
【0005】
具体的には、扉用ソレノイドによって開閉する大入賞口の開閉扉の開閉に連動する反転用ソレノイドが、その大入賞口へのパチンコ球の入賞球数を検知する計数スイッチの接点を開閉扉の開閉に応じて切り換え、判断回路が、その開閉扉の開閉に応じて計数スイッチから出力される信号が正常か否かを判断するものである。
従って、例えば、計数スイッチの接点が溶着する等の故障や、計数スイッチの接点を短絡または解放して計数動作を不能にする等の不正に対しては、開閉扉の動作に連動して反転用ソレノイドが計数スイッチを強制的に働かせ、判断回路が、検出回路が正常に働くか否かを計数スイッチからの信号によって確認し、これらの故障や不正を迅速に判断する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、不正行為にはカウントを不能にするといったものだけでなく、パチンコゲーム機の前面を覆っているガラスパネルの隙間からピアノ線を挿入させ、そのピアノ線の操作によって大入賞口等の役物の開閉扉を空けることにより、パチンコ球が入賞し易い状態を故意に作り出して不当に多大な入賞の利益を得ようとすることが行なわれる。また、このようなことは、不正行為を行なおうとする遊技客と本来管理側の従業員とが結託し、合鍵を用いてガラスパネルを開いて直接大入賞口等の役物へパチンコ球を不当に入れるといったことによっても行なわれるおそれがある。
そうした場合、上述した第1,第2従来例のように大入賞口等の役物への球数のカウントを不能とさせる不正に対するものでは、不当に大入賞口等の役物の開閉扉を開いて入賞の利益を得ようとする不正の発見が困難であった。
【0007】
そこで、本発明は、開閉部材を不当に開ける不正行為が行なわれた場合には、そのような不正行為の迅速な確認、またそのような不正行為に対して遊技者に警告を与えることが可能なパチンコゲーム機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のパチンコゲーム機は、開閉部材の開閉を操作する操作手段を備えた入賞装置と、発射装置から透明なガラスパネルに覆われた遊技領域に発射されたパチンコ球による所定の状態の達成に応じて前記操作手段への通電を制御する制御手段とを備えたパチンコゲーム機において、前記操作手段は、ステッピングモータと、前記ステッピングモータの回転軸に固定された回転盤と、前記回転盤の回転運動を前記開閉部材の開閉運動へと変換する変換部材と、を備え、前記回転盤に設けられ回転盤の回転運動に伴って前記ステッピングモータの回転軸を中心に回転するマークと、前記マークの回転位置を検出することにより前記入賞装置の開閉部材の開閉状態を検出するセンサと、前記センサからの検出信号と前記制御手段から前記操作手段への通電とを比較する比較手段と、前記センサから送られる前記開閉部材の開閉の信号と前記制御手段から前記操作手段への通電の有無とを比較した前記比較手段からの所定状態での出力信号によって警告を発する警告出力手段とを有することを特徴とする。
【0009】
また、本発明のパチンコゲーム機は、開閉部材の開閉を操作する操作手段を備えた入賞装置と、発射装置から透明なガラスパネルに覆われた遊技領域に発射されたパチンコ球による所定の状態の達成に応じて前記操作手段への通電を制御する制御手段とを備えたパチンコゲーム機において、前記操作手段は、ステッピングモータと、前記ステッピングモータの回転軸に固定された回転盤と、前記回転盤の回転運動を前記開閉部材の開閉運動へと変換する変換部材と、を備え、前記回転盤に設けられ回転盤の回転運動に伴って前記ステッピングモータの回転軸を中心に回転するマークと、前記マークの回転位置を検出することにより前記入賞装置の開閉部材の開閉状態を検出するセンサと、前記センサからの検出信号の間隔を所定の設定時間と比較する比較手段と、前記センサから送られる前記開閉部材の開閉の信号の間隔が前記所定の設定時間よりも長い場合に、前記比較手段から発信される出力信号によって警告を発する警告出力手段とを有するように構成しても良い。
【0010】
また、本発明のパチンコゲーム機は、前記警告出力手段が、当該パチンコゲーム機に備えられた警告音発信手段若しくは警告表示発信手段、又は警告音発信手段及び警告表示発信手段を動作させるものであることが望ましい。
【0011】
また、本発明のパチンコゲーム機は、開閉部材の開閉を操作する操作手段を備えた入賞装置と、発射装置から透明なガラスパネルに覆われた遊技領域に発射されたパチンコ球による所定の状態の達成に応じて前記操作手段への通電を制御する制御手段とを備えたパチンコゲーム機において、前記操作手段は、ステッピングモータと、前記ステッピングモータの回転軸に固定された回転盤と、前記回転盤の回転運動を前記開閉部材の開閉運動へと変換する変換部材と、を備え、前記回転盤に設けられ回転盤の回転運動に伴って前記ステッピングモータの回転軸を中心に回転するマークと、前記マークの回転位置を検出することにより前記入賞装置の開閉部材の開閉状態を検出するセンサと、前記センサからの検出信号と前記制御手段から前記操作手段への通電とを比較する比較手段と、前記センサから送られる前記開閉部材の開閉の信号と前記制御手段から前記操作手段への通電の有無とを比較した前記比較手段からの所定状態での出力信号によって、前記発射装置からのパチンコ球の発射を停止させ、或は入賞によって得られる賞球の排出を停止させる機能停止手段を有するように構成しても良い。
【0012】
また、本発明のパチンコゲーム機は、開閉部材の開閉を操作する操作手段を備えた入賞装置と、発射装置から透明なガラスパネルに覆われた遊技領域に発射されたパチンコ球による所定の状態の達成に応じて前記操作手段への通電を制御する制御手段とを備えたパチンコゲーム機において、前記操作手段は、ステッピングモータと、前記ステッピングモータの回転軸に固定された回転盤と、前記回転盤の回転運動を前記開閉部材の開閉運動へと変換する変換部材と、を備え、前記回転盤に設けられ回転盤の回転運動に伴って前記ステッピングモータの回転軸を中心に回転するマークと、前記マークの回転位置を検出することにより前記入賞装置の開閉部材の開閉状態を検出するセンサと、前記センサからの検出信号の間隔を所定の設定時間と比較する比較手段と、前記センサから送られる前記開閉部材の開閉の信号の間隔が前記所定の設定時間よりも長い場合に、前記比較手段から発信される出力信号によって、前記発射装置からのパチンコ球の発射を停止させ、或は入賞によって得られる賞球の排出を停止させる機能停止手段を有するように構成しても良い。
【0013】
本発明のパチンコゲーム機は、前記警告を発する警告出力手段とを有するとともに、前記センサから送られる前記開閉部材の開閉の信号と前記制御手段から前記操作手段への通電の有無とを比較した前記比較手段からの所定状態での出力信号によって、または、前記センサから送られる前記開閉部材の開閉の信号の間隔が前記所定の設定時間よりも長い場合に、前記比較手段から発信される出力信号によって、前記発射装置からのパチンコ球の発射を停止させ、或は入賞によって得られる賞球の排出を停止させる機能停止手段を有するものであることが望ましい。
【0014】
上記構成を有する本発明のパチンコゲーム機では、警告出力手段が前記センサから送られる前記開閉部材の開閉状態の信号と前記制御手段から前記操作手段への通電の有無とを比較した前記比較手段からの所定状態での出力信号によって警告を発することにより、開閉部材を不当に開ける不正行為に対して、そのような不正行為の迅速な確認、また、そのような不正行為に対して遊技者に警告を与えることが可能となった。
【0015】
また、本発明のパチンコゲーム機では、警告出力手段が前記センサから送られる前記開閉部の開閉状態の信号との間隔が前記所定の設定時間よりも長い場合には、警告出力手段が前記比較手段から発信される出力信号によって警告を発するように構成すれば、開閉部材を不当に開ける不正行為に対して、そのような不正行為の迅速な確認、またそのような不正行為に対して遊技者に警告を与えることが可能となる。
また、本発明のパチンコゲーム機では、当該パチンコゲーム機に備えられた警告音発信手段または警告表示発信手段を動作させることによって、不正使用者に警告を与えて当該行為を中止させることができ、再発を防止することが可能となった。
【0016】
また、本発明のパチンコゲーム機は、開閉部材を不当に開ける不正行為等の所定状態が生じた場合に、比較手段から発信される出力信号を受けた機能停止手段が、発射装置からのパチンコ球の発射を停止させ、或は入賞によって得られる賞球の排出を停止させるように構成すれば、不正行為の実行を不可能にすることによって、そのような行為をする遊技者に警告を与えることが可能となる。
また、本発明のパチンコゲーム機では、開閉部材を不当に開ける不正行為等の所定状態が生じた場合に、比較手段から発信される出力信号を受けた警告出力手段が、前記比較手段から発信される出力信号によって警告を発し、比較手段から発信される出力信号を受けた機能停止手段が、発射装置からのパチンコ球の発射を停止させ、或は入賞によって得られる賞球の排出を停止させるように構成すれば、不正行為を行なう遊技者に警告を与えることが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、本発明にかかるパチンコゲーム機を具体化した一実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、パチンコゲーム機の遊技領域を示した正面図である。このパチンコゲーム機1は、不図示のガラスパネルに覆われた遊技領域2に、図示するような多数本の障害釘や各種の誘導部材、方向設定部材等の障害物が設けられ、また、そのような各障害物とともに、各種入賞口3,3a…が設けられている。
【0018】
これら入賞口のうち、特に始動口3は、パチンコ球が入賞する切欠部が1箇所形成された回転体が10秒間で1回転するよう構成されたものであり、この始動口3への入賞によって後述する大入賞口が開放する。また、通過口3bは、常時開口されたものであって、この通過口3bをパチンコ球が通過すことによって可変表示装置6が起動され、可変表示装置6が所定の状態(例えば、セグメントによる表示が777の数字に揃った場合等)が達成された場合には、権利発生装置5が開いて入賞の確率が格段に増すことによって、特別な入賞の利益を得るための機会が与えられる。
【0019】
権利発生装置5は、図2に示すように、開閉扉5pを開いた入賞口の後方に凹室が形成され、そこには中央に一段低い権利発生入賞口5aが、そしてその左右には一般入賞口5b,5bが設けられている。そして、これらの権利発生入賞口5a及び一般入賞口5b,5bには、それら各入賞口を通過するパチンコ球を検出する不図示の継続入賞スイッチ及び一般入賞スイッチがそれぞれ係設されている。この権利発生入賞口5aの入賞によって後述する特別待遇を受けることができる。
【0020】
次に、本発明の特徴をなす入賞装置4の構成について更に詳細に説明する。図3及び図4は、大入賞口を有する入賞装置4を示した斜視図であり、図3は大入賞口が閉口した状態を示し、図4は大入賞口が開放した状態を示した図である。
入賞装置4は、遊技領域2を構成する板材に取り付けるための基板11とその基板11に固設された突板12とが、遊技領域2の一部を構成するよう装飾が施されている。この基板11には、所定状態の達成によって開放する大入賞口11aが形成され、その大入賞口11aの開閉を行なうための開閉扉13が係設されている。また、大入賞口11aの下には、発光ダイオードによる表示手段14が設けられている。
【0021】
開閉扉13は、基板11の表面側の両側に前方に突出した回動片13a,13aが形成される一方、裏面側の片側には後述するソレノイドに係合される係合片13b(図5参照)が形成されている。この回動片13a,13aは、開閉扉13を前方に回動させ開放させるためのおもりの役割を果たすものである。一方、係合片13bは、それに形成された突起13mによって、ソレノイド15に係設された後述するクランク16によって掛止めされ、通常の遊技時には大入賞口11aが閉口するように開閉扉13の回動を規制するためのものである。
【0022】
次に、図5は入賞装置4を示した側面図である。図から分かるように開閉扉13には、前面及び後面に回動片13a,13aと係合片13bが突設され、特に係合片13bの突起13mには、上述したようにソレノイド15に係設されたクランク16が引っかけられている。ここで、ソレノイド15及びクランク16からなる操作手段の関係を図6に示す。
図6に示すように、ソレノイド15のプランジャ17の下端には円形のフランジ18が形成され、またプランジャ17にはフランジ18に対応した円筒型のストッパ19が嵌装されている。そして、そのストッパ19のフランジ部とソレノイド15のコイル部20との間にスプリング21が設けられている。
【0023】
一方、クランク16は、光を通す透過性透明樹脂によって段付形状に形成され、その下方部には光センサ22(図5参照)によって検出可能なように、印刷や塗装等によって黒く塗られた光を遮断するマーク16aが付されている。また、このクランク16の端部には、ソレノイド15のフランジ18が挿入されるカラー23が一体に固定されている。
そこで、図5に示すようにフランジ18がカラー23に挿入された状態では、ストッパ19がスプリング21に付勢されてカラー23上面に当接することとなり、その結果ソレノイド15のコイル部20への非通電時には、スプリング21によってカラー23が下方へ付勢され、クランク16が突起13mを介して、回動片13a,13aによって回動しようとする開閉扉13を閉口状態にさせることとなる。
【0024】
次に、図7は、入賞装置4を裏側から示した分解斜視図である。基板11の裏面側には、図示するように入賞球案内ケース25及び後カバー26がネジ止めされている。
基板11の裏面は大入賞口11aを囲うように案内枠27が設けられている。この案内枠27は、開閉扉13が係設された大入賞口11aの下側に図面左方に傾斜した下降路27aが形成され、その下降路27a下端には凸部が後方に傾斜した段差部27bが形成されている。そして、この案内枠27を塞ぐように入賞球案内ケース25が基板11にネジ止めされている。
【0025】
一方、入賞球案内ケース25には、段差部27bから後方へ案内された入賞球が通る案内口28が空けられ、そこへ傾斜角をもって形成された下降路29aを有する案内枠29が形成され、下降路29aの下には支持棚30が設けられている。そして、下降路29a下端には落下部29bが構成され、その支持棚30と下降路29aとの間にセンサ31が嵌装され、下降路29aから下に落ちる入賞球がセンサ31の検出部31aを通るように配設される。また入賞球案内ケース25には、クランク16の移動を案内するスリット32が切られている。
そして、入賞球案内ケース25を基板11にネジ止めする際には、クランク16を入賞球案内ケース25のスリット32を通し、その先端を突起13mに掛ける。入賞球案内ケース25をネジ止めした後、ソレノイド15及びセンサ31を配置させ、後カバー26で後方から押えてネジ止めする。
【0026】
なお、本実施の形態では、入賞装置4についてのみ記載したが、権利発生装置5にも図2に示すように、その開閉扉5pに係設された係合片5gの突起5mが形成され、同様にソレノイドによる開閉操作が行なわれる。そして、権利発生装置5は、入賞装置4と同様次に示す制御装置によって開閉の操作及び異常が検出される。
【0027】
次に、パチンコゲーム機1の制御装置のうち、特に本発明の特徴的な構成をなす入賞装置4の制御部分について簡単に説明する。図8は、パチンコゲーム機の制御装置を示したブロック図である。
制御装置を構成するCPU52は、図示していない実行データ等を記憶したROM、ワークエリアをなすRAM及びデコード等を介してパチンコゲーム機1本体の各作動部に接続され、ROMに記憶された所定のプログラム等に従って作動部を制御するよう設定されている。
そして、このようなCPU52は、特に入賞装置4の開閉扉13を開閉するためのソレノイド15への通電を制御する開閉制御手段53、光センサ22からの検出データを確認する検出手段54、そして開閉制御手段53からソレノイド15への通電情報と検出手段54が確認した検出データとを比較する比較手段55を有する。
【0028】
また、CPU52の比較手段55には、その比較手段55からの出力信号に基づいてパチンコゲーム機1に設けられた照明手段41(図1参照)や、不図示の音声出力手段を駆動させる警告手段56が、また、その出力信号に基づいてパチンコ遊技機1の発射装置の機能や入賞によって得られる賞球の排出機能を停止させる機能停止手段57が接続されている。更に、比較手段55には、タイミングパルスを発信するパルス発信器58も接続されている。
【0029】
そこで、このような構成からなるパチンコゲーム機1では、遊技者が遊技中になす所定の状態の達成に応じ、ROMに記憶された特定入賞プログラムに基づいて以下のように動作する。
不図示の発射装置から遊技盤2内へ発射されたパチンコ球が通過口3bを通過すると、それを検出した検出信号を受けて可変表示装置6が起動し図柄が変動する。そして、その図柄が特定の数字等にそろうことによって不図示のソレノイドが通電され、権利発生装置5の開閉扉5pが5.8秒間開放する。そして、開放した権利発生装置5の権利発生入賞口5aへパチンコ球が入賞すると、それを検出して権利発生フラグが立てられ、続く遊技による特別待遇を受ける権利が発生する。
【0030】
そして、約10秒間で1回転する始動口3へパチンコ球が1個入ること(動作1)によって、ソレノイド15への通電が行なわれ入賞装置4に形成された大入賞口11の開閉扉13が約10秒間または入賞球が10個に達するまで開放される(動作2)。このような動作1及び動作2は16回繰り返されるが、途中で、権利発生装置5の権利発生入賞口5aへパチンコ球が入賞した時点でこのような特別待遇は終了する。
【0031】
このように動作1に基づいてソレノイド15への通電が行なわれると、励磁された不図示の固定鉄心に吸引されたプランジャ17が、図9に示す状態からスプリング21の付勢力に抗して上昇する。そのため、そのプランジャ17に係設されたカラー23及びクランク16も、図10に示すように上昇することとなる。その際、クランク16に設けられたマーク16aが光センサ22を横切るため、その光センサ22からの検出信号がCPU52の検出手段54に伝達されることとなる。
一方、クランク16が上昇すると、そのクランク16に突起13mを介して引っかけられていた係合片13bがフリーになり、回動片13a,13aによって開閉扉13がパチンコゲーム機1前面に開くこととなる。
【0032】
開閉扉13が開くと、次々に遊技領域2内に発射されるパチンコ球が高い確率でその大入賞口11aへ入賞することとなり、賞球の排出によって多大な入賞の利益を得ることとなる。
そこで、大入賞口11aへ入ったパチンコ球は、1球づつ基板11裏面に形成された案内枠27の下降路27aを転がって段差部27bから入賞球案内ケース25の案内口28から案内枠29へ入り、更に下降路29aを転がって落下部29bを落下する際にセンサ31の検出部31aを通過することによって入賞装置4へ入ったパチンコ球の入賞球数を確認することができる。これは、過剰にパチンコ球が入賞装置4へ入ることに伴って入賞の利益も過剰になれば、遊技者の射幸心を煽る恐れがあるため、入賞球数をカウントして一定数に制限するためのものであるが、本実施例のパチンコゲーム機1では、上述したように入賞球を10個までカウントする。
【0033】
ところで、特別待遇時の開閉扉13の開閉制御は、具体的には図11に示すようなタイミングでソレノイド15への通電(ON)及び非通電(OFF)を16回繰り返すことが行なわれる。この時、ソレノイド15のON状態は10秒または入賞球が10個に達する時間間隔(一般的には5〜30秒の間隔)で行なわれ、図12に示すようにクランク16がソレノイド15に連動するので、光センサ22が発信する検出信号のパルス間隔Tと一致することとなる。
一方、OFF状態は0.5〜10秒の間で行なわれる。このとき、0.5秒以下の時間は特定できないため、OFF状態はそれ以上で設定する必要がある。これは、大入賞口11aを通ったパチンコ球が、案内枠27の下降路27aから入賞球案内ケース25の下降路29aを転がり、配設されたセンサ31の検出部31aへ到達するのに必要な時間を確保する必要があるためである。このようなタイミングは、パルス発信器58から発信されるタイミングパルスによって制御され、また、確認されることとなる。
【0034】
ここで、入賞装置4の開閉扉13の開閉及び開閉時の光センサ22の検出信号との比較を行なうことによって、入賞装置4が正常に開閉されているか否かを確認する。図13は、不図示のROMに記憶された確認プログラムのフローを示した図である。
特定入賞プログラムに従ってCPU52の開閉制御手段53がソレノイド15へのON,OFFを繰り返す(本実施の形態では16回の開閉を行なう)と、その度にプランジャ17が上下するのに伴ってクランク16も上下するため、マーク16aが光センサ22を横切ることによって光センサ22からCPU52の検出手段54へ検出信号が伝達される。
【0035】
そこで、図13のフローに示すように、先ずステップ(以下、単に「S]と記す)1で比較手段55によって開閉制御手段53からソレノイド15への通電があったことが確認される。そして、開閉制御手段53からソレノイド15への通電があったことを確認した場合(S1:YES)には、光センサ22からの検出信号を検出手段54が受けたか否かが確認される(S2)。ソレノイド15への通電とともに光センサ22からの検出信号を受けた場合(S2:YES)には、確認プログラムが終了される。
【0036】
一方、ソレノイド15への通電は確認したが(S1:YES)、光センサ22からの検出信号を受信しなかった場合(S2:NO)には、カラー23が何かに引っかかる等してプランジャ17が上昇せずに開閉扉13が開閉しないことが想定される。そこで、このような場合にはエラーであることを確認して(S3)、比較手段55から警告手段56へ警告信号が発信され、照明手段41を作動させて利用者に故障であることを知らせるとともに、不図示の管理者側の警告手段をも動作させる。更に、パルス発信器57へも警告信号が発信されることによって、パチンコ遊技機1の発射装置の機能や入賞によって得られる賞球の排出機能が停止され、遊技者のその後の遊技が不可能とされる。
【0037】
以上は入賞装置4を駆動させるべき特定入賞時の検出の場合であるが、開閉制御手段53からソレノイド15への通電が行なわれていない特定入賞時でない場合も(S1:NO)、光センサ22から検出手段54への検出信号の伝達があるか否かが確認される(S4)。そして、ソレノイド15への通電がない場合に(S1:NO)、光センサ22からの検出信号の受信を検出しない場合(S4:NO)には、確認プログラムが終了する。一方、ソレノイド15への通電がない(S1:NO)にもかかわらず、光センサ22からの検出信号の受信を検出した場合(S4:YES)には、故意に開閉扉13を開けたことが想定される。
【0038】
具体的には、パチンコゲーム機1内に針金等を挿入して開閉扉13を開けたり、ガラスを開けて直接開閉扉13を開ける等した場合には、突起13mが上昇するのに伴ってクランク16が上昇するため、マーク16aが光センサ22を横切るため検出信号が発信される。
そこで、このような場合にはエラーであることを確認して(S3)、比較手段55から警告手段56へ警告信号が発信され、照明手段41等を作動させて遊技者に警告を発するとともに、不図示の管理者側の警告手段をも作動させる。更に、パルス発信器57へも警告信号が発信されることによって、パチンコ遊技機1の発射装置の機能や入賞によって得られる賞球の排出機能が停止され、遊技者のその後の遊技が不可能とされる。
【0039】
このような構成を有する本実施の形態のパチンコゲーム機1は、故意に開閉扉13を開けて不当に入賞の利益を得ようとする者に対して、警告を与えることによって不正行為を早期に中止させることができ、その再発を防止することができる。また、従業員が遊技者と共同で不正行為を行なおうとした場合にも、照明手段41や音等によって警告を発するとともに管理者側の警告手段の作動によって、確実にそのような不正行為を発見することが可能となる。更に、機能を停止させてその後の遊技を不可能とさせることによって、いたずらに不正行為を継続させることも不可能となった。
【0040】
ところで、上記確認プログラムでは、ソレノイド15のON,OFF状態と光センサ22からの検出信号との関係から正常に入賞装置4が開閉されているか否かを確認したが、図12に示すように、入賞装置4のソレノイド15のON状態は5〜30秒の間に設定されたT時間が決定されているため、そのT時間を確認することによって、入賞装置4の正常動作を確認するようにしてもよい。図14は、光センサからのパルス間隔によって、入賞装置4が正常に開閉されているか否かを確認する他の実施の形態における確認プログラムを示したフローである。
【0041】
そこで、先ず、光センサ22からの検出信号を検出手段54が受けたか否かが確認されるが(S11)、確認されなければ(S11:NO)、そのまま確認プログラムが終了する。一方、ソレノイド15が通電されるとクランク16が上昇することによって入賞装置4の開閉扉13が開くが、その際クランク16のマーク16aが光センサ22を横切るため、図12に示すようにパルスAが確認される(S11:YES)。そして、このパルスAが確認されると、比較手段55によってパルス発信器58からのタイミングパルスに基づき、ソレノイド15の非通電によって発信される光センサ22からの信号までの時間が計測される(S12)。これは、図12に示すようにパルスAに続くパルスBまでのT時間であり、本実施の形態では、ソレノイド15のON状態を維持する最大の30秒に設定されている。
【0042】
そして、ソレノイド15への通電が遮断され、再びクランク16のマーク16aが光センサ22を横切ることによって、パルスBをT時間以内に確認した場合(S12:NO)にはそのまま確認プログラムを終了する。
それに対し、T時間を超えてもパルスBが確認されない場合(S12:YES)には、故意に開閉扉13を開けて不正を行なっていることや、パチンコ球が開閉扉13に挟まれている等の何らかのトラブルが発生したことが想定される。
そこで、このような場合にはエラーであることを確認して(S13)、比較手段55から警告手段56へ警告信号が発信され、照明手段41等を作動させて遊技者に警告を発するとともに、不図示の管理者側の警告手段をも作動させる。更に、パルス発信器57へも警告信号が発信されることによって、パチンコ遊技機1の発射装置の機能や入賞によって得られる賞球の排出機能が停止され、遊技者のその後の遊技が不可能とされる。
【0043】
従って、本実施の形態の確認プログラムによっても、故意に開閉扉13を開けて不当に入賞の利益を得ようとする者に対して、警告を与えることによって不正行為を早期に中止させることができ、その再発を防止することができる。また、従業員が遊技者と共同で不正行為を行なおうとした場合にも、照明手段41や音等によって警告を発するとともに管理者側の警告手段の作動によって、確実にそのような不正行為を発見することが可能となる。更に、機能を停止させてその後の遊技を不可能とさせることによって、いたずらに不正行為を継続させることも不可能となった。
【0044】
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、上記実施の形態ではクランク16にマーク16aを設けて光センサ22で開閉扉13の開閉の状態を検出するようにしたが、開閉扉13自体に直接マークを設けることによって、その開閉状態を確認するようにしてもよい。
また、例えば、上記実施の形態では、操作手段としてソレノイドを利用して開閉扉の開閉を操作したが、図15に示すようにステッピングモータの回転軸61に固定した回転盤62に対し、開閉扉13の係合片13bに連結棒63を回転可能に連結する一方、回転盤62に付したマーク64の回転位置を検出する光センサ65備えた構成としてもよい。
【0045】
また、例えば、上記実施の形態では、確認プログラムを別々のものとして記載したが、ソレノイドへの通電とセンサからの検出信号との確認に加え、センサから検出される入賞装置4のON状態の時間の確認を同時に実行するようなものとしてもよい。
【0046】
【発明の効果】
本発明は、開閉部材の開閉状態を検出するセンサと、センサからの検出信号と制御手段から操作手段への通電とを比較する比較手段と、センサから送られる前記開閉部材の開閉の信号と制御手段から操作手段への通電の有無とを比較した比較手段からの所定状態での出力信号によって警告を発する警告出力手段とを有するので、開閉部材を不当に開ける不正行為が行なわれた場合には、そのような不正行為の迅速な確認、またそのような不正行為に対して遊技者に警告を与えることができるパチンコゲーム機を提供することが可能となった。
【0047】
【0048】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるパチンコゲーム機の一実施の形態を示した遊技領域の正面図である。
【図2】 権利発生装置の開閉扉を開いた状態を示した斜視図である。
【図3】 特別入賞装置を示した閉口状態の斜視図である。
【図4】 特別入賞装置を示した開放状態の斜視図である。
【図5】 特別入賞装置を示した側面図である。
【図6】 特別入賞装置を構成する操作手段を示した斜視図である。
【図7】 特別入賞装置を裏側から見た分解斜視図である。
【図8】 パチンコゲーム機の制御装置を示したブロック図である。
【図9】 特別入賞装置の操作手段を示した閉口時の側面図である。
【図10】 特別入賞装置の操作手段を示した開放時の側面図である。
【図11】 特定入賞時の開閉扉の開閉制御のタイミングを示した図である。
【図12】 特定入賞時の開閉扉の開閉制御のタイミング間隔を示した図である。
【図13】 特別入賞装置の開閉扉の開閉及び開閉時の光センサの検出信号との比較を行なうフローを示した図である。
【図14】 特別入賞装置が正常に開閉されているか否かの確認のためのフローを示した図である。
【図15】 特別入賞装置を構成する他の操作手段を示した斜視図である。
【符号の説明】
15 ソレノイド
22 光センサ
52 CPU
53 開閉制御手段
54 検出手段
55 比較手段
56 警告手段
57 機能停止手段
58 パルス発信器
Claims (1)
- 開閉部材の開閉を操作する操作手段を備えた入賞装置と、発射装置から透明なガラスパネルに覆われた遊技領域に発射されたパチンコ球による所定の状態の達成に応じて前記操作手段への通電を制御する制御手段とを備えたパチンコゲーム機において、
前記操作手段は、
ステッピングモータと、
前記ステッピングモータの回転軸に固定された回転盤と、
前記回転盤の回転運動を前記開閉部材の開閉運動へと変換する変換部材と、
を備え、
前記回転盤に設けられ回転盤の回転運動に伴って前記ステッピングモータの回転軸を中心に回転するマークと、
前記マークの回転位置を検出することにより前記入賞装置の開閉部材の開閉状態を検出するセンサと、
前記センサからの検出信号と前記制御手段から前記操作手段への通電とを比較する比較手段と、
前記センサから送られる前記開閉部材の開閉の信号と前記制御手段から前記操作手段への通電の有無とを比較した前記比較手段からの所定状態での出力信号によって警告を発する警告出力手段とを有することを特徴とするパチンコゲーム機。
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Family Applications (1)
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JP05693796A Expired - Lifetime JP3969674B2 (ja) | 1996-02-19 | 1996-02-19 | パチンコゲーム機 |
Country Status (1)
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-
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- 1996-02-19 JP JP05693796A patent/JP3969674B2/ja not_active Expired - Lifetime
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