JPH0724103U - 合成樹脂製甲プロテクタ - Google Patents

合成樹脂製甲プロテクタ

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JPH0724103U
JPH0724103U JP5643593U JP5643593U JPH0724103U JP H0724103 U JPH0724103 U JP H0724103U JP 5643593 U JP5643593 U JP 5643593U JP 5643593 U JP5643593 U JP 5643593U JP H0724103 U JPH0724103 U JP H0724103U
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JP
Japan
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instep
synthetic resin
protector
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instep protector
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JP5643593U
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祥雅 桜井
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ミドリ安全工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 その耐衝撃性能が保持されて、軽量化が可能
で、外覆を使用しないで事故が防止され、甲革の摩滅が
防止され、外観上の美観が保持される。 【構成】 材質を合成樹脂とし、表面または/および裏
面に横方向を蛇腹状部19を設け、または/および縦方
向にリブ17,17Aを設け、かつ表面にシボ模様21
を付してなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、足甲安全靴における落下物による衝撃から足の甲部を保護する合成 樹脂製甲プロテクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、JIS規格(JIS T8104 足甲安全靴)には、足の甲部を保護 するために、金属製または合成樹脂製の甲プロテクタについて規定されているが 、耐衝撃性能についての規定であって、この性能を満足するものは金属製であっ た。
【0003】 図5に示すように安全靴1の甲革2に設けられた金属製甲プロテクタ3が設け られている。なお、図6に示す5は安全靴本体1に取付けるための靴紐(図示省 略)を通す穴である。
【0004】 また、図7に示すように安全靴1の甲革2に設けられた甲プロテクタ3には、 外覆7が設けられ、図8に示すように靴固定用紐通し部9および甲革2へのミシ ンによる縫い糸11または図9に示すように靴固定用カシメ13によつて安全靴 1に固定されていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、従来の甲プロテクタ3については、次のような問題点があった。
【0006】 (1) 金属製で外覆7がないもの(図5,6) 無塗装であると、照明等の光が反射して眩しく、また塗装したものは使用中に 塗装が剥げて汚くなる。なお、外覆7がないために、靴1への固定が靴紐でなさ れ、止めていない時には歩行中にパカパカと音がしてうるさく、摩擦によって安 全靴1の甲革2が摩滅するという問題もあった。
【0007】 (2) 金属製で外覆7を付けたもの(図7,8,9) 通常、クッション性を良くするために、本体(安全靴)1と一緒の材料(革) で外覆7を付けて、本体1と一体化させていたが、プロテクタと靴1との間に溶 接火花等が入り込み、着火するという事故が起こることがあった。
【0008】 また、外覆7はミシン等で縫うために、摩擦や溶接火花等によって焼け、外覆 革7が取れてしまうことがあり、そのためにカシメ、ステープル等でさらに補強 すると外観上、見苦しくなるという問題もあった。
【0009】 なお、(1),(2)はともに、甲プロテクタ3自体が金属であるために、重く、 軽いプロテクタへの要望が強かった。
【0010】 合成樹脂製の場合には、同じ肉厚であれば金属よりも軽くなるが、JIS規格 (JIS T8104)の性能を満足するためには、肉厚を厚くする必要があっ て、実際には軽量化にならなかった。また、合成樹脂製の表面にキズが付き易く 、美観が損われるという問題もあった。
【0011】 本考案の目的は、上記問題点を改善するために、その耐衝撃性能が保持されて 、しかも軽量化が可能で、外覆を使用しないで事故が防止され、甲革の摩滅が防 止され、外観上の美観が保持される合成樹脂製甲プロテクタを提供することにあ る。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、落下物から足の甲部を保護する甲プロ テクタを有する足甲安全靴において、材質を合成樹脂とし、外覆を設けることな く、表面または/および裏面に横方向に蛇腹状部を設け、または/および縦方向 にリブを設け、かつ表面にシボ模様を付してなることを特徴とする合成樹脂製甲 プロテクタである。
【0013】
【作用】
本考案の合成樹脂製甲プロテクタを採用することにより、材質を合成樹脂とし 、外覆を設けることなく、表面または/および裏面に横方向に蛇腹状部を設け、 または/および縦方向にリブを設け、かつ表面にシボ模様を付することによって 、その耐衝撃性能が保持されて、しかも軽量化が可能で、外覆を使用しないで事 故が防止され、甲革の摩滅が防止され、外観上の美観が保持される。
【0014】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて、詳細に説明する。
【0015】 図1は本考案の一実施例の概略構成図を示す。図において合成樹脂製甲プロテ クタ15は、表面に横方向に蛇腹状に形成された複数の蛇腹状部19が設けられ 、縦方向に複数本,本実施例では3本のリブ17が設けられ、落下物に対して耐 衝撃性能(機械的強度)の向上が図られている。かつ、表面には細かいシボ模様 (ナシ地模様)21が付与されて、表面に付いたキズを目立ち難くして、外観上 の美観が保持されている。
【0016】 図2は本考案の他の実施例の概略構成図を示す。図において合成樹脂製甲プロ テクタ15Aは、表面に横方向に図1と同様な蛇腹状部19が設けられ、シボ模 様(ナシ地模様)21が付与されると共に、裏面には縦方向に複数本、本実施例 では2本の長いリブ17Aが設けられ、落下物に対する耐衝撃性能の向上が図ら れている。
【0017】 図3は本考案のさらに他の実施例の概略構成図を示す。図において合成樹脂製 甲プロテクタ15Bは、表面にシボ模様21が設けられると共に、裏面に横方向 への蛇腹状部19が設けられ、かつ縦方向へ複数本,本実施例では3本のリブ1 7が設けられ、落下物に対する耐衝撃性能の向上が図られている。
【0018】 図4は本考案のさらに他の実施例の概略構成図を示す。図において合成樹脂製 甲プロテクタ15Cは、図2と同様に表面に横方向への蛇腹状部19が設けられ 、シボ模様(ナシ地模様)21が付与されると共に、裏面に縦方向への複数本、 本実施例では2本のリブ17Aが設けられ、このリブ17Aの間にクッション材 であるスポンジ23を貼り付けて、落下物の衝撃を緩和し耐衝撃性能の向上が図 られている。
【0019】 以上のように構成されたことにより、合成樹脂製甲プロテクタ15,15A, 15B,15Cは、耐衝撃性能を低下させることなく、軽量化が可能で、外覆革 7を使用せずに済み、溶接火花等が入り込み着火することがない。
【0020】 また、外覆革7を使用しないから、その破損防止に使用されたカシメ等によっ て靴1の甲革2が摩滅するのを防止する。
【0021】 なお、表面に細かいシボ模様が付されているから、表面に付いたキズが目立ち 難く、美観が保持され、かつ光の反射が押えられる。
【0022】 さらに、裏面にクッション材23を貼り付ける場合に、裏面に設けられた17 Aがガイドとなり使用中のはずれ防止となる。
【0023】 なお、本考案は、上記実施例に限定されるものではなく、適宜の設計的変更を 行うことにより、他の態様においても実施することが可能である。
【0024】
【考案の効果】
上述の説明ですでに明らかなように、本考案の合成樹脂製甲プロテクタは、材 質を合成樹脂とし、表面または/および裏面に横方向に蛇腹状部を設け、または /および縦方向にリブを設け、かつ表面にシボ模様を付することによって、従来 技術の問題点が有効に解決され、その耐衝撃性能を低下させないで、軽量化が可 能で、外覆を使用しないで事故が防止され、甲革の摩滅が防止され、外観上の美 観が保持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の概略構成図である。
【図2】本考案の他の実施例の概略構成図である。
【図3】本考案のさらに他の実施例の概略構成図であ
る。
【図4】本考案のさらに他の実施例の概略構成図であ
る。
【図5】従来の外覆なし甲プロテクタを有する安全靴の
外観図である。
【図6】図5の甲プロテクタの外観図である。
【図7】従来の外覆付き甲プロテクタを有する安全靴の
外観図である。
【図8】図7の甲プロテクタの外観図である。
【図9】図7の甲プロテクタの他の外観図である。
【符号の説明】
1 安全靴 15,15A,15B,15C 合成樹脂製甲プロテク
タ 17,17A リブ 19 蛇腹状部 21 シボ模様 23 スポンジ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 落下物による衝撃から足の甲部を保護す
    る甲プロテクタを有する足甲安全靴において、材質を合
    成樹脂とし、外覆を設けることなく、表面または/およ
    び裏面に横方向に蛇腹状部を設け、または/および縦方
    向にリブを設け、かつ表面にシボ模様を付してなること
    を特徴とする合成樹脂製甲プロテクタ。
JP1993056435U 1993-10-19 1993-10-19 合成樹脂製甲プロテクタ Expired - Lifetime JP2602810Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1993056435U JP2602810Y2 (ja) 1993-10-19 1993-10-19 合成樹脂製甲プロテクタ

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JPH0724103U true JPH0724103U (ja) 1995-05-09
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009160010A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Hayakawa Seni Kogyo Kk 武道シューズ
JP2013059374A (ja) * 2011-09-12 2013-04-04 Midori Anzen Co Ltd 靴用甲プロテクター
JP2013128729A (ja) * 2011-12-22 2013-07-04 Midori Anzen Co Ltd 作業靴および甲プロテクター
JP2013215439A (ja) * 2012-04-10 2013-10-24 Midori Anzen Co Ltd 作業靴および甲プロテクター
KR20230021970A (ko) * 2021-08-06 2023-02-14 김광진 발등보호대

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