JPH07240157A - 電子銃 - Google Patents

電子銃

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JPH07240157A
JPH07240157A JP9711993A JP9711993A JPH07240157A JP H07240157 A JPH07240157 A JP H07240157A JP 9711993 A JP9711993 A JP 9711993A JP 9711993 A JP9711993 A JP 9711993A JP H07240157 A JPH07240157 A JP H07240157A
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Japan
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fixed
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grid
cathode
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 陰極線管用の電子銃において、制御格子の組
立てと、制御格子と加速格子の一体化の際に、高い位置
精度が得られ、取付け精度の高い支持構造および耐衝撃
性に優れる構造の電子銃を提供することにある。 【構成】 制御格子1と陰極構体と中央に孔を有する絶
縁部材4を用い、絶縁部材中央孔に陰極構体を固定し、
固定した陰極構体と絶縁部材を筒状の制御格子内にスペ
ーサ3を用いて位置決め固定する。スペーサ部が内部に
一体化して形成されたパイプ状絶縁部材内に上記制御格
子と加速格子2をスペーサ部を介して挿入固定し、電子
銃を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は陰極線管用の電子銃、特
に小型化した場合において高精度な構造を有する電子銃
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2に示すように、陰極物質19、ヒー
ター20、陰極スリーブ21、ストラップ22、ホルダ
ー18から成る陰極構体14の前方に所定間隔をおい
て、中央にビーム透過孔を有する制御格子15が、ガラ
スから成る絶縁支持棒16に直接埋設されている。陰極
構体14は、ホルダー18の外周部に固定片17の一端
aを取付け、この固定片17の他端a’を絶縁支持棒1
6に埋設して支持している。さらに、制御格子の前方に
所定間隔をおいて加速格子23がその外周部に固定片2
4の一端bを取付け、他端b’を絶縁支持棒16に埋設
して支持固定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ガラスから成る絶縁支
持棒は耐衝撃性に乏しいのでクラックの発生や折損を生
じやすく、ガラスから成る絶縁支持棒に固定片を埋め込
むには50%以上埋め込まなければ、保持強度が十分に
確保できにくい、また深く埋め込すぎてもクラック発生
の原因となってしまう。また固定片を埋設するには熱処
理が必要で、熱処理時の歪が残りやすく、しかも電子銃
の構成部材とガラスとの熱伸縮率に差があるので電子銃
の位置精度が低下してしまうという問題点があった。
【0004】本発明は、電子銃を完成させる際に、位置
精度、取付け精度の高い電子銃の支持構造を得ることを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明では、中央に孔を有する絶縁部材(絶縁性セラ
ミック)を用い中央孔の内壁にロー材を塗布し、中央孔
に陰極構体を挿入接着する。さらに、筒状のビーム透過
孔を有する制御格子を用い、前出の陰極構体を固定した
状絶縁部材の外壁にロー材を塗布し、制御格子内にスペ
ーサを介して接着固定する。
【0006】上記構成による制御格子と加速格子を、ス
ペーサが内部に一体化して形成されたパイプ状絶縁部材
(絶縁性セラミック)の内径部に固定する。その際に、
制御格子と加速格子のビーム透過孔を夫れ夫れ対向さ
せ、パイプ状絶縁部材の内部に一体化して形成されたス
ペーサ部を介して圧入固定する。
【0007】
【実施例】図1は本発明の一実施例の断面図であり、電
子銃の部分図である。7は金属の容器で陰極物質6が含
まれ、電子を放出するための無数の孔のあけられたフタ
部5を有する。金属容器7はヒーター11を含む陰極ス
リーブ8と溶接されている。10はストラップであり、
ストラップ10の一端がホルダー9の上端部に、他端が
陰極スリーブ8の下端部に夫れ夫れ溶接固定され陰極構
体を構成する。絶縁性セラミック4の中央孔内壁にロー
材12を塗布し、前出の陰極構体を挿入し、熱処理をし
て固定する。次に絶縁性セラミック4の上面からフタ部
5の上部までの高さを測定し、制御格子1とフタ5の上
部が所定の間隔となるようにスペーサ3を選定して制御
格子1内にスペーサ3を入れ、陰極構体を固定した絶縁
性セラミック4の外壁にロー材12’を塗布し、制御格
子1内にスペーサ3を介して挿入し、熱処理をして固定
する。
【0008】13はパイプ状絶縁部材、2は加速格子で
ある。前出の制御格子1と加速格子2の外形はパイプ状
絶縁部材13の内径により位置決め固定されている。制
御格子1と加速格子2の対向面は、パイプ状絶縁部材1
3内に一体化して形成されたスペーサ13’により所定
の間隔をあけて位置決めされている。
【0009】
【発明の効果】本発明は上記のように構成したので以下
のような効果を奏する。
【0010】陰極構体は、絶縁部材中央孔に挿入して固
定するだけなので構造が簡単になる。また、製造工程も
容易になり、作業性が向上する。
【0011】ガラスから成る絶縁支持棒を使わず、セラ
ミック部材と筒状の制御格子を用いて構成するので耐衝
撃性に優れる。またセラミックの特性により熱歪や熱伸
縮が小さくなる。
【0012】一本のパイプ状絶縁部材が制御格子と加速
格子を固定する働きをもち、制御格子と加速格子を外形
により位置決めするので、制御格子と加速格子の外形に
対し透過孔を正確に穿っておけば、ビーム透過孔の位置
ずれもなくなり高精度化される。
【符号の説明】
1 制御格子 2 加速格子 3 スペーサ 4 絶縁部材 5 フタ 6 陰極物質 7 金属層容器 8 陰極スリーブ 9 ホルダー 10 ストラップ 11 ヒーター 12 12’ ロー材 13 パイプ状絶縁部材 14 陰極構体 15 制御格子 16 絶縁支持棒 17 固定片 18 ホルダー 19 陰極物質 20 ヒーター 21 陰極スリーブ 22 ストラップ 23 加速格子 24 固定片
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年11月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は陰極線管用の電子銃、特
に小型化した場合において高精度な構造を有する電子銃
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2に示すように、陰極物質19、ヒー
ター20、陰極スリーブ21、ストラップ22、ホルダ
ー18から成る陰極構体14の前方に所定間隔をおい
て、中央にビーム透過孔を有する制御格子15が、ガラ
スから成る絶縁支持棒16に直接埋設されている。陰極
構体14は、ホルダー18の外周部に固定片17の一端
aを取付け、この固定片17の他端a’を絶縁支持棒1
6に埋設して支持している。さらに、制御格子の前方に
所定間隔をおいて加速格子23がその外周部に固定片2
4の一端bを取付け、他端b’を絶縁支持棒16に埋設
して支持固定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ガラスから成る絶縁支
持棒は耐衝撃性に乏しいのでクラックの発生や折損を生
じやすく、ガラスから成る絶縁支持棒に固定片を埋め込
むには50%以上埋め込まなければ、保持強度が十分に
確保できにくい、また深く埋め込すぎてもクラック発生
の原因となってしまう。また固定片を埋設するには熱処
理が必要で、熱処理時の歪が残りやすく、しかも電子銃
の構成部材とガラスとの熱伸縮率に差があるので電子銃
の位置精度が低下してしまうという問題点があった。
【0004】本発明は、電子銃を完成させる際に、位置
精度、取付け精度の高い電子銃の支持構造を得ることを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明では、中央に孔を有する絶縁部材(絶縁性セラ
ミック)を用い中央孔の内壁にロー材を塗布し、中央孔
に陰極構体を挿入接着する。さらに、筒状のビーム透過
孔を有する制御格子を用い、前出の陰極構体を固定した
状絶縁部材の外壁にロー材を塗布し、制御格子内にスペ
ーサを介して接着固定する。
【0006】上記構成による制御格子と加速格子を、ス
ペーサが内部に一体化して形成されたパイプ状絶縁部材
(絶縁性セラミック)の内径部に固定する。その際に、
制御格子と加速格子のビーム透過孔を夫れ夫れ対向さ
せ、パイプ状絶縁部材の内部に一体化して形成されたス
ペーサ部を介して圧入固定する。
【0007】
【実施例】図1は本発明の一実施例の断面図であり、電
子銃の部分図である。7は金属の容器で陰極物質6が含
まれ、電子を放出するための無数の孔のあけられたフタ
部5を有する。金属容器7はヒーター11を含む陰極ス
リーブ8と溶接されている。10はストラップであり、
ストラップ10の一端がホルダー9の上端部に、他端が
陰極スリーブ8の下端部に夫れ夫れ溶接固定され陰極構
体を構成する。絶縁性セラミック4の中央孔内壁にロー
材12を塗布し、前出の陰極構体を挿入し、熱処理をし
て固定する。次に絶縁性セラミック4の上面からフタ部
5の上部までの高さを測定し、制御格子1とフタ5の上
部が所定の間隔となるようにスペーサ3を選定して制御
格子1内にスペーサ3を入れ、陰極構体を固定した絶縁
性セラミック4の外壁にロー材12’を塗布し、制御格
子1内にスペーサ3を介して挿入し、熱処理をして固定
する。
【0008】13はパイプ状絶縁部材、2は加速格子で
ある。前出の制御格子1と加速格子2の外形はパイプ状
絶縁部材13の内径により位置決め固定されている。制
御格子1と加速格子2の対向面は、パイプ状絶縁部材1
3内に一体化して形成されたスペーサ13’により所定
の間隔をあけて位置決めされている。
【0009】
【発明の効果】本発明は上記のように構成したので以下
のような効果を奏する。
【0010】陰極構体は、絶縁部材中央孔に挿入して固
定するだけなので構造が簡単になる。また、製造工程も
容易になり、作業性が向上する。
【0011】ガラスから成る絶縁支持棒を使わず、セラ
ミック部材と筒状の制御格子を用いて構成するので耐衝
撃性に優れる。またセラミックの特性により熱歪や熱伸
縮が小さくなる。
【0012】一本のパイプ状絶縁部材が制御格子と加速
格子を固定する働きをもち、制御格子と加速格子を外形
により位置決めするので、制御格子と加速格子の外形に
対し透過孔を正確に穿っておけば、ビーム透過孔の位置
ずれもなくなり高精度化される。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例で断面図
【図2】従来技術による電子銃部品の断面図
【符号の説明】 1 制御格子 2 加速格子 3 スペーサ 4 絶縁部材 5 フタ 6 陰極物質 7 金属層容器 8 陰極スリーブ 9 ホルダー 10 ストラップ 11 ヒーター 12 12’ ロー材 13 パイプ状絶縁部材 14 陰極構体 15 制御格子 16 絶縁支持棒 17 固定片 18 ホルダー 19 陰極物質 20 ヒーター 21 陰極スリーブ 22 ストラップ 23 加速格子 24 固定片

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御格子と陰極構体と中央に孔を有する
    絶縁部材を用い、絶縁部材中央孔に陰極構体を挿入固定
    し、固定した陰極構体と絶縁部材を制御格子内にスペー
    サを用いて位置決め固定したことを特徴とする電子銃。
  2. 【請求項2】 制御格子と加速格子と、スペーサが内部
    に一体化して形成されたパイプ状絶縁部材を用い、パイ
    プ状絶縁部材の内径部に制御格子と加速格子をスペーサ
    部を介して挿入位置決めし、固定したことを特徴とする
    電子銃。
JP9711993A 1993-03-30 1993-03-30 電子銃 Expired - Lifetime JP2931500B2 (ja)

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JPH07240157A true JPH07240157A (ja) 1995-09-12
JP2931500B2 JP2931500B2 (ja) 1999-08-09

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