JPH0648151U - 電子レンジ用マグネトロン - Google Patents
電子レンジ用マグネトロンInfo
- Publication number
- JPH0648151U JPH0648151U JP8407292U JP8407292U JPH0648151U JP H0648151 U JPH0648151 U JP H0648151U JP 8407292 U JP8407292 U JP 8407292U JP 8407292 U JP8407292 U JP 8407292U JP H0648151 U JPH0648151 U JP H0648151U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cathode
- stem
- magnetron
- eyelet
- microwave oven
- Prior art date
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- Pending
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- Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)
- Microwave Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】この考案は、組立て寸法精度を正しく出すこと
が出来、予定通りの接合面積および陰極支持棒の位置関
係を安定に維持することが出来る電子レンジ用マグネト
ロンを提供することを目的とする。 【構成】この考案の電子レンジ用マグネトロンは、陰極
ステム6の内面側にアイレット16,17の筒状部が埋
め込まれて接合され、このアイレットの筒状部内で陰極
1を支持する高融点金属からなる陰極支持棒4,5と陰
極ステムを貫通した外部リ−ド11,12とがろう接に
より連結されてなり、上記の目的を達成することができ
る。
が出来、予定通りの接合面積および陰極支持棒の位置関
係を安定に維持することが出来る電子レンジ用マグネト
ロンを提供することを目的とする。 【構成】この考案の電子レンジ用マグネトロンは、陰極
ステム6の内面側にアイレット16,17の筒状部が埋
め込まれて接合され、このアイレットの筒状部内で陰極
1を支持する高融点金属からなる陰極支持棒4,5と陰
極ステムを貫通した外部リ−ド11,12とがろう接に
より連結されてなり、上記の目的を達成することができ
る。
Description
【0001】
この考案は電子レンジ用マグネトロンに係わり、特にそのステム構造の改良に 関する。
【0002】
従来、電子レンジ用マグネトロンのステム構造として、図5に示す特開昭62-9 8537号公報に記載のものや、図6〜図8に示す特開昭63-52253号公報に記載のも のがある。これらは、陽極円筒(図示せず)に金属容器13を介して陰極ステム 6が設けられ、陰極1を支持するモリブデン等の高融点金属からなる一対の陰極 支持棒4,5が金属容器13の内側を延びて配設されている。この陰極支持棒4 ,5に鉄等の比較的に低融点金属からなる外部リ−ド11,12が連結され、セ ラミックスからなる陰極ステム6に貫通固定されている。この場合、陰極支持棒 4,5と外部リ−ド11,12との結合、および陰極ステム6への真空気密接合 を、筒状アイレット7,8を用いて行なっている。このアイレット7,8は、従 来、図示のように陰極側に突出して陰極ステム6に接合されている。尚、図中の 符号2,3はエンドシ−ルド、9,10は陰極ステム6に穿たれた貫通孔である 。
【0003】
上記のような従来の電子レンジ用マグネトロンにおいて、アイレット7,8は 陰極ステム6との真空気密接合のために熱膨脹係数の略等しい鉄−ニッケル合金 で作られる。この場合、陰極ステム6の接合面上をアイレット7,8は自由にず れることが出来、組立て寸法精度が旨く出せないという不都合がある。そして、 アイレット7,8がずれてしまうと、気密接合面積が減って信頼性が落ちる懸念 があった。又、一対の陰極支持棒の位置関係も不安定になり、正しい陰極支持寸 法を維持することが出来ない恐れがある。
【0004】 この考案は、以上のような不都合を解消したもので、組立て寸法精度を正しく 出すことが出来、予定通りの接合面積および陰極支持棒の位置関係を安定に維持 することが出来る電子レンジ用マグネトロンを提供することを目的とする。
【0005】
この考案は、陰極ステムの内面側にアイレットの筒状部が埋め込まれて接合さ れ、このアイレットの筒状部内で陰極を支持する高融点金属からなる陰極支持棒 と陰極ステムを貫通した外部リ−ドとがろう接により連結されてなる電子レンジ 用マグネトロンである。
【0006】 又、アイレットはその筒状部の内径が途中で異なる段付きにして、この筒状部 の径小部に陰極支持棒が挿入され、径大部に外部リ−ドが挿入され、両者が筒状 部内でろう接により連結されている。
【0007】
この考案によれば、一対の陰極支持棒の寸法精度が正しく維持され、信頼性お よび作業性の高いステム構造を得ることが出来る。
【0008】
以下、図面を参照して、この考案の実施例を詳細に説明するが、従来例(図5 〜図8)と同一箇所には同一符号を付すことにする。
【0009】 先ず、請求項1に対応する電子レンジ用マグネトロンのステム構造は、図1お よび図2に示すように構成され、図2は図1における陰極ステムとアイレットを 拡大して示したものである。即ち、図示しない陽極円筒に金属容器13を介して セラミック製の陰極ステム6が設けられている。又、陽極円筒内には軸心に沿っ て螺旋状陰極1が配設され、その両端はそれぞれエンドシ−ルド3(片方のみ図 示)に接続されている。この図示しないエンドシ−ルドには陰極支持棒4が、エ ンドシ−ルド3には陰極支持棒5がそれぞれ固着され、いずれも金属容器13の 内側に延在している。これら陰極支持棒4,5は、高融点金属例えばモリブデン からなっている。一方、陰極ステム6には一対の陰極支持棒4,5に対応して一 対の貫通孔14,15が穿たれ、図2から明らかなように各貫通孔14,15は それぞれ径大部14a,15aと径小部14b,15bとからなっている。この 貫通孔14,15の各々径大部14a,15aには、それぞれアイレット16, 17が接合されている。つまり、この発明では、従来例とは異なりアイレット1 6,17はその大部分が陰極ステム6の内面側に位置している。そして、各アイ レット16,17は、陰極ステム6の外に露出したフランジ部と陰極ステム6の 内面側に埋め込まれた筒状部とから構成され、鉄−ニッケル合金のような陰極ス テム6のセラミックと略膨脹率が等しい金属からなっている。このような各アイ レット16,17にそれぞれ陰極支持棒4,5と鉄製の外部リ−ド11,12が 挿入され、両者が突き合わされてろう接により連結されており、外部リ−ド11 ,12はそれぞれ貫通孔14,15の各径小部14b,15bを貫通して一部が 陰極ステム6外に露出している。
【0010】 尚、上記の場合、陰極支持棒4,5と外部リ−ド11,12の各外径は同一に 形成されている。又、アイレット16,17のフランジ部は、陰極支持棒4,5 が挿入し易い形状となっている。更に、貫通孔14,15の各々径大部14a, 15aの内径は、アイレット16,17の筒状部の外径と膨脹係数が略等しいた め、比較的しっくりした寸法関係に出来る。又、貫通孔14,15の各径小部1 4b,15bのピッチは、比較的精度良く出来るため、結果として一対の陰極支 持棒4,5は精度良く寸法を維持出来る。そして、予め一対のアイレット16, 17を陰極ステム6に例えばTiペ−スト法により接合しておけば、陰極ステム 6を陰極支持棒4,5に被せることは容易に出来、従来、複雑であった組立て性 が大幅に改善される。図2中の符号18はメタライズを表わしている。 (他の実施例)
【0011】 請求項2に対応する電子レンジ用マグネトロンのステム構造は、図3および図 4に示すように構成され、図4は図3における陰極ステムとアイレットを拡大し て示したものである。即ち、この他の実施例では図示のように陰極支持棒4,5 の外径は外部リ−ド11,12と同一ではなく、外部リ−ド11,12の外径よ りも細い。これに対応して、一対のアイレット19,20の各筒状部は段付きに 形成され、この筒状部の径小部に外径の細い陰極支持棒4,5が挿入され、径大 部に外部リ−ド11,12が挿入され、両者が突き合わされてろう接により連結 されている。勿論、上記実施例と同様効果が得られることは言うまでもない。
【0012】
以上説明したようにこの考案によれば、アイレットは陰極ステムの内面側に筒 状部が埋め込まれて接合され、この筒状部内で陰極支持棒と外部リ−ドとがろう 接により連結されているので、一対の陰極支持棒の寸法精度が正しく維持され、 信頼性および作業性の高いステム構造を得ることが出来る。
【図1】この考案の一実施例に係る電子レンジ用マグネ
トロンのステム構造を示す断面図。
トロンのステム構造を示す断面図。
【図2】図1の要部を拡大して示す断面図。
【図3】この考案の他の実施例に係る電子レンジ用マグ
ネトロンのステム構造を示す断面図。
ネトロンのステム構造を示す断面図。
【図4】図3の要部を拡大して示す断面図。
【図5】従来の電子レンジ用マグネトロンのステム構造
を示す断面図。
を示す断面図。
【図6】従来の他の電子レンジ用マグネトロンのステム
構造を示す断面図。
構造を示す断面図。
【図7】従来の他の電子レンジ用マグネトロンのステム
構造を示す断面図。
構造を示す断面図。
【図8】従来の他の電子レンジ用マグネトロンのステム
構造を示す断面図。
構造を示す断面図。
1…陰極、4,5…陰極支持棒、6…陰極ステム、1
1,12…外部リ−ド、13…金属容器、16,17,
19,20…アイレット。
1,12…外部リ−ド、13…金属容器、16,17,
19,20…アイレット。
Claims (2)
- 【請求項1】 陰極ステムに筒状アイレットが接合さ
れ、陰極を支持する高融点金属からなる陰極支持棒と上
記陰極ステムを貫通した外部リ−ドとが上記アイレット
に挿入連結されてなる電子レンジ用マグネトロンにおい
て、 上記アイレットは上記陰極ステムの内面側に筒状部が埋
め込まれて接合され、該アイレットの筒状部内で上記陰
極支持棒と上記外部リ−ドとがろう接により連結されて
なることを特徴とする電子レンジ用マグネトロン。 - 【請求項2】 上記アイレットは筒状部の内径が途中で
異なる段付きにして、該筒状部の径小部に上記陰極支持
棒が挿入され、径大部に上記外部リ−ドが挿入され、両
者が上記アイレットの筒状部内でろう接により連結され
てなることを特徴とする電子レンジ用マグネトロン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8407292U JPH0648151U (ja) | 1992-12-07 | 1992-12-07 | 電子レンジ用マグネトロン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8407292U JPH0648151U (ja) | 1992-12-07 | 1992-12-07 | 電子レンジ用マグネトロン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0648151U true JPH0648151U (ja) | 1994-06-28 |
Family
ID=13820287
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8407292U Pending JPH0648151U (ja) | 1992-12-07 | 1992-12-07 | 電子レンジ用マグネトロン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0648151U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100414192B1 (ko) * | 2000-08-10 | 2004-01-07 | 산요덴키가부시키가이샤 | 마그네트론 |
-
1992
- 1992-12-07 JP JP8407292U patent/JPH0648151U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100414192B1 (ko) * | 2000-08-10 | 2004-01-07 | 산요덴키가부시키가이샤 | 마그네트론 |
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