JP3034537B2 - カラー陰極線管の電子銃 - Google Patents

カラー陰極線管の電子銃

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、インライン形カラー陰極線管の電子銃の3
個の陰極の方向が確実に平行に保持され、且つ、電子銃
組立の自動化に好適なカラー陰極線管の陰極支持構体に
関する。
[従来の技術] インライン形カラー陰極線管では電子銃の3本の電子
ビームは1平面内に存在しなければならない。此の場
合、少なくとも陰極から第1格子電極までの区間では各
陰極からの電子放出方向が平行なことが必要であり、そ
のために各陰極は1平面内で互いに平行な方向に支持さ
れていなければならない。
カラー陰極線管は大量生産品であるから、その電子銃
の組立も簡単容易に、しかも正確に、各部材が所定の相
対位置に保持されるように作業できなければならない。
上記の如き条件に沿って、3個の陰極を1平面内で互
いに平行な方向に支持するために、従来から、例えば1
平面内に並列した3個の陰極嵌挿用金属パイプの外周を
1個の長円形金属製外枠に囲ませ、この外枠と3個の金
属パイプの間に粉末ガラスを充填し、更に、この粉末ガ
ラスを上記各部材の相対位置を正確に保持しながら加熱
溶融固化させて形成した、組立工程の自動化が比較的容
易となる構造のカラー陰極線管の陰極支持構体が特願昭
55−011512号(特開昭56−109429号公報)に開示されて
いる。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来の技術では、組立後の金属部材とガラスとの
固着についての信頼性に対する配慮から、各部材の熱膨
張係数が、外枠>結晶化ガラス>金属パイプの順の関係
にあるように、具体的には、外枠はニッケル・鉄系軟質
ガラス用封着合金を、粉末ガラスには加熱溶融固化させ
た低融点結晶化粉末硬質ガラスを、金属パイプには鉄・
ニッケル・コバルト系硬質ガラス用封着合金を選定し、
低融点結晶化ガラスの加熱溶融固化の工程以降、各部材
間に焼嵌め的効果が働くようにしている。
従来は、外枠の金属パイプ軸方向の高さが、溶融固化
した結晶化ガラス部分の金属パイプ軸方向高さの2倍以
上あって、上記材料の選択は各部材を相互に強固に固着
するという目的を十分達成していた。しかし、完成後の
陰極支持構体において、外枠の高さ方向の一方の端部
は、結晶化ガラス部分の一方の端面と一致しているが、
外枠は高さがガラス部分の2倍もあり、外枠の他方の端
部は結晶化ガラス部分の他方の端面を超えて更にガラス
部分の高さ以上伸びた所に存在するため、この金属外枠
単独部分の収縮力が強く作用して、3個の金属パイプの
うち外側の2個のパイプの、外枠がガラス部分端面より
も長く伸びた側の端部は、中心パイプの方に引き寄せら
れ、3個の金属パイプの配列方向は平行ではなくなって
しまう。3個の金属パイプ間のピッチはインライン形カ
ラー陰極線管の3本の電子ビーム間のピッチに対応する
もので、±0.05mm以上の誤差は許されないのに、従来は
上記熱膨張係数の差による応力変形だけで、上記許容誤
差以上になってしまうという問題が生じていた。
本発明は上記のような問題が生じないようにしたカラ
ー陰極線管の陰極支持構体を提供することを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために本発明においては、インラ
イン形カラー陰極線管の電子銃の3個の陰極を1平面内
に平行に支持するために、それぞれ所定の相対位置に配
列した硬質ガラス用封着合金製の3個の陰極嵌挿用パイ
プの周囲を共通に囲んで、軟質ガラス用封着合金製の外
周が長円形の筒状外枠を所定の相対位置に配置し、これ
ら各金属部材の間に低融点結晶化粉末硬質ガラスを充填
し、更に、この粉末ガラスを上記各部材の相対位置を正
確に保持しながら加熱溶融固化させて形成したカラー陰
極線管の陰極支持構体において、上記筒状外枠の上記パ
イプ軸方向の高さを、長円形外周の長辺側の長さ20%以
上の領域にわたって、上記溶融固化させたガラス部分の
パイプ軸方向高さの1.1〜1.6倍にすることにした。
なお、上記倍率の高さ以外の部分(長円形外枠の長さ
方向両端近傍)には、この陰極支持構体を他の各電極と
共に、電子銃の各電極を相互に絶縁しながら支持する絶
縁支持棒(通常マルチフォームガラスと呼ばれる粉体ガ
ラス成形品)に取付けるための金属製の中間部材を上記
外枠単独部分に溶接等で固着させる必要があり、外枠単
独部分の高さが溶接機の電極が入る程度に存在しなけれ
ばならない(従って上記倍率以上になる)。
[作用] 上記倍率の下限値1.1未満になると、ガラスのせり上
がりが生じ、上記外枠の縁にガラスが付着し、クラック
発生の恐れが生じる。また逆に上限値1.6を越えると、
外枠単独部分の力が強くなって3個の金属パイプの配列
が平行でなくなる恐れが生じる。上記倍率の部分が外枠
の長手方向の長さの20%未満の場合も同様に金属パイプ
の配列の平行性が保てなくなる恐れが生じる。
上記のような条件の外枠を用いることにより、溶融固
化した結晶化ガラスの金属パイプ軸方向の両端(上下)
面近傍に作用する応力は、ほぼ同程度の圧縮応力のみと
なって平衡し、この結果、低融点結晶化粉末ガラスの加
熱溶融固化後も、3個の金属パイプは十分な精度で平行
に保たれ、パイプの軸の間のピッチの狂いも許容公差内
に収まるようになった。
[実施例] 第1図は本発明一実施例の要部断面図で、図中、11は
鉄・ニッケル・コバルト系硬質ガラス用封着合金(コバ
ールA)で作られた陰極嵌挿用のパイプ、12は42%ニッ
ケル・鉄系軟質ガラス用封着合金(白熱電球封止部導入
線の芯の材料)で作られた外枠、13は低融点結晶化粉末
硬質ガラスを加熱溶融固化させた結晶化ガラスである。
外枠12のパイプ軸方向の高さl1は1.8mm、結晶化ガラス1
3の部分のパイプ軸方向の高さl2は1.5mmであって、l1/l
2=1.2になっている。
本実施例では、パイプ11の相互間の傾きは殆ど認めら
れず、パイプ相互間のピッチ誤差(結晶化ガラスの上面
側と下面側のピッチの差)を5μm以下にすることがで
きた。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、3個の陰極嵌挿
用パイプの、相互間のピッチ誤差も傾斜も生じないよう
に、インライン形カラー陰極線管の陰極支持構体を簡単
に高精度で形成できるため、電子銃電極組立の作業性が
向上し、自動化、省力化が容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明一実施例の要部断面図である。 11……硬質ガラス用封着合金製の陰極嵌挿用パイプ、12
……軟質ガラス用封着合金製の外枠、13……低融点結晶
化粉末硬質ガラスを加熱溶融固化させた結晶化ガラス。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カソードをインライン方向に配列する陰極
    支持構体を有するインライン形カラー陰極線管の電子銃
    において、前記陰極支持構体は、陰極が嵌め込まれるイ
    ンライン方向に並んだ複数の金属のパイプと,前記パイ
    プを共通に囲む金属の筒状外枠と、前記パイプを前記筒
    状外枠内に固定する電気絶縁性の固定部からなり、前記
    筒状外枠の熱膨張係数は前記電気絶縁性の固定部の熱膨
    張係数よりも大きく、前記パイプの軸方向はインライン
    形カラー陰極線管の管軸方向と一致し、前記筒状外枠は
    管軸方向にみて上部と底部を有し、かつ、インライン方
    向と略略平行な長辺側壁部とを少なくとも有し、前記固
    定部は前記筒状外枠の上部側に形成され、前記外枠の長
    辺側壁部には前記底部から前記上部にむかって、切欠部
    を設けてあり、前記切欠部における前記筒状外枠の管軸
    方向の長さは、前記固定部の管軸方向の長さの1.1倍な
    いし1.6倍であることを特徴とするカラー陰極線管の電
    子銃。
  2. 【請求項2】前記切欠き部の前記筒状外枠の上部側のイ
    ンライン方向の長さは、前記筒状外枠のインライン方向
    の外径の20%以上であることを特徴とする請求項1に記
    載のカラー陰極線管の電子銃。
  3. 【請求項3】前記固定部は結晶化ガラスであることを特
    徴とする請求項1−2に記載のカラー陰極線管の電子
    銃。
  4. 【請求項4】熱膨張係数は前記固定部のほうが前記パイ
    プよりも大きいことを特徴とする請求項1−3に記載の
    カラー陰極線管の電子銃。
  5. 【請求項5】前記切欠き部のインライン方向の長さは、
    前記筒状外枠の底部側のほうが、上部側よりも大である
    ことを特徴とする請求項1−4に記載のカラー陰極線管
    の電子銃。
  6. 【請求項6】前記切欠き部の形状は略略台形であること
    を特徴とする請求項5に記載のカラー陰極線管の電子
    銃。
JP1235661A 1988-09-16 1989-09-13 カラー陰極線管の電子銃 Expired - Fee Related JP3034537B2 (ja)

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IT02144690A IT1244436B (it) 1989-09-13 1990-09-12 Struttura di supporto di catodo per tubo a raggi catodici a colori.
FR909011287A FR2653268B1 (fr) 1989-09-13 1990-09-12 Structure de support de cathodes pour un tube cathodique en couleurs.
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