JPS6410901B2 - - Google Patents
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- JPS6410901B2 JPS6410901B2 JP17233485A JP17233485A JPS6410901B2 JP S6410901 B2 JPS6410901 B2 JP S6410901B2 JP 17233485 A JP17233485 A JP 17233485A JP 17233485 A JP17233485 A JP 17233485A JP S6410901 B2 JPS6410901 B2 JP S6410901B2
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- Expired
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Landscapes
- Microwave Tubes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明はマグネトロン陰極に関する。
第1図はマグネトロン陰極の従来の例を示し、
例えば実開昭52−82358号などがある。
例えば実開昭52−82358号などがある。
熱電子を放出するヘリカルフイラメント1はマ
グネトロンの管軸と同心に配置され、熱電子の軸
方向への逸脱を防止する上エンドシールド2及び
下エンドシールド3に固定、支持されている。上
エンドシールド2は管軸上にあるセンタリード4
の上端にリードに直角に固定され、下エンドシー
ルド3はその円形孔3aの中心をセンタリード4
が通るようにサイドリード5の上端にリードに直
角に固定されている。センタリード4及びサイド
リード5の下端には、端子6がステムセラミツク
7とともに銀銅ろう付けされており、またこのス
テムセラミツク7にはシール部品8が銀銅ろう付
けされている。センタリード4およびサイドリー
ド5は、それぞれスペーサ9の貫通孔と嵌合して
おり、このスペーサ9の位置ずれ防止のためにス
リーブ10がリードに溶接して固定してある。セ
ンタリード4とサイドリード5とは、長さの相違
などのため、外部からの加振による共振点がそれ
ぞれ異なつており、1個のスペーサ9で互いに連
結することは防振効果を生ずることとなり、陰極
全体としての耐振動強度を高める効果を有する。
この効果はスペーサ9の取付位置によつて大きく
影響され、極力フイラメント1に近い位置に取付
けることが防振の面からは好ましい。しかし実際
には、フイラメント1と上エンドシールド2およ
び下エンドシールド3とをろう付け(通常ルテニ
ウムモリブデン合金や白金などの高融点金属を用
いる)する際、これら部材の周囲に加熱用フイラ
メントを配置してこのフイラメントを高温に加熱
して行なうが、その時スペーサ9の位置が下エン
ドシールド3に余り近いと、高温放射熱によつて
スペーサ9が融けてしまう場合がある。スペーサ
9の材質は、耐熱性が比較的良いと考えられてい
るセラミツクではあるが、融けて損傷するのを避
けるため、第1図に示すように、下エンドシール
ド3から約10mm以上離れた個所に設置せざるを得
ない。一方陰極の耐振強度を向上させるため、セ
ンタリード4やサイドリード5の線径を大きくし
て剛性を上げるという手段もあるが、これらリー
ドの材料は高価なモリブデンやタングステンであ
るから、原価上昇をまねき好ましくない。
グネトロンの管軸と同心に配置され、熱電子の軸
方向への逸脱を防止する上エンドシールド2及び
下エンドシールド3に固定、支持されている。上
エンドシールド2は管軸上にあるセンタリード4
の上端にリードに直角に固定され、下エンドシー
ルド3はその円形孔3aの中心をセンタリード4
が通るようにサイドリード5の上端にリードに直
角に固定されている。センタリード4及びサイド
リード5の下端には、端子6がステムセラミツク
7とともに銀銅ろう付けされており、またこのス
テムセラミツク7にはシール部品8が銀銅ろう付
けされている。センタリード4およびサイドリー
ド5は、それぞれスペーサ9の貫通孔と嵌合して
おり、このスペーサ9の位置ずれ防止のためにス
リーブ10がリードに溶接して固定してある。セ
ンタリード4とサイドリード5とは、長さの相違
などのため、外部からの加振による共振点がそれ
ぞれ異なつており、1個のスペーサ9で互いに連
結することは防振効果を生ずることとなり、陰極
全体としての耐振動強度を高める効果を有する。
この効果はスペーサ9の取付位置によつて大きく
影響され、極力フイラメント1に近い位置に取付
けることが防振の面からは好ましい。しかし実際
には、フイラメント1と上エンドシールド2およ
び下エンドシールド3とをろう付け(通常ルテニ
ウムモリブデン合金や白金などの高融点金属を用
いる)する際、これら部材の周囲に加熱用フイラ
メントを配置してこのフイラメントを高温に加熱
して行なうが、その時スペーサ9の位置が下エン
ドシールド3に余り近いと、高温放射熱によつて
スペーサ9が融けてしまう場合がある。スペーサ
9の材質は、耐熱性が比較的良いと考えられてい
るセラミツクではあるが、融けて損傷するのを避
けるため、第1図に示すように、下エンドシール
ド3から約10mm以上離れた個所に設置せざるを得
ない。一方陰極の耐振強度を向上させるため、セ
ンタリード4やサイドリード5の線径を大きくし
て剛性を上げるという手段もあるが、これらリー
ドの材料は高価なモリブデンやタングステンであ
るから、原価上昇をまねき好ましくない。
本発明はフイラメントの耐振強度を高めるため
のマグネトロン陰極を提供することを目的とす
る。
のマグネトロン陰極を提供することを目的とす
る。
上記目的を達成するために本発明においては、
フイラメントの両端をそれぞれ上、下エンドシー
ルドを介してセンタリード、サイドリード端部に
接続した後、下エンドシールドのセンタリード通
過用円形孔とほぼ等径の円筒部と、両リードの直
径とほぼ等幅で外周から前記円筒部中心に達する
切欠きとを有する絶縁体スペーサを、センタリー
ドが切欠きの最奥部すなわち円筒部中心に達する
まで両リードを切欠きに挾んでリードに直角に移
動させ、つぎにスペーサ円筒部が下エンドシール
ドの円形孔と嵌合するように、スペーサを両リー
ドに沿つて移動させ、最終的にはスペーサを、円
筒嵌合部と、切欠きに挾んだサイドリードとを介
して、下エンドシールドに固定された状態とし、
この状態でスペーサのリードに沿つた位置ずれ防
止手段を施すこととした。
フイラメントの両端をそれぞれ上、下エンドシー
ルドを介してセンタリード、サイドリード端部に
接続した後、下エンドシールドのセンタリード通
過用円形孔とほぼ等径の円筒部と、両リードの直
径とほぼ等幅で外周から前記円筒部中心に達する
切欠きとを有する絶縁体スペーサを、センタリー
ドが切欠きの最奥部すなわち円筒部中心に達する
まで両リードを切欠きに挾んでリードに直角に移
動させ、つぎにスペーサ円筒部が下エンドシール
ドの円形孔と嵌合するように、スペーサを両リー
ドに沿つて移動させ、最終的にはスペーサを、円
筒嵌合部と、切欠きに挾んだサイドリードとを介
して、下エンドシールドに固定された状態とし、
この状態でスペーサのリードに沿つた位置ずれ防
止手段を施すこととした。
第2図は本発明の一実施例である。図中、11
は本発明に係るスペーサ、12はスペーサの位置
ずれ防止用リボンで、その他の符号は第1図の場
合と同様である。第3図は本実施例に用いたスペ
ーサ11を示す斜視図で、図中11aは切欠きで
ある。第2図、第3図から、本発明に係るスペー
サ11は、フイラメント1、上エンドシールド
2、下エンドシールド3、センタリード4、サイ
ドリード5などの陰極部材を組上げ、ろう付け接
続した後に取付け得ることがわかる。スペーサ1
1は円筒部が下エンドシールド3の円形孔3aに
嵌合し、切欠き11aは周辺の近くでサイドリー
ド5を挾んでいるから、下エンドシールド3、サ
イドリード5、スペーサ11は相互変位不能であ
る。センタリード4は切欠き11a内をスペーサ
11の周辺方向には移動できる形であるが、切欠
き面との摩擦があり、かつ移動可能な方向が1方
向だけ(逆向き不可)であるから、センタリード
4がスペーサ11と交差する個所ではセンタリー
ド4は実際には振動せず、本発明者の実験では、
この様にしてスペーサ11で両リードを連結する
ことにより、十分な防振効果が得られた。なお位
置ずれ防止用金属性リボン12はリード上の所要
個所に巻きつけ溶接して固定する。リボンを用い
る代りに、その個所のリードの断面を変形させ
て、スペーサ11のリードに沿つた移動を防止す
ることもできる。
は本発明に係るスペーサ、12はスペーサの位置
ずれ防止用リボンで、その他の符号は第1図の場
合と同様である。第3図は本実施例に用いたスペ
ーサ11を示す斜視図で、図中11aは切欠きで
ある。第2図、第3図から、本発明に係るスペー
サ11は、フイラメント1、上エンドシールド
2、下エンドシールド3、センタリード4、サイ
ドリード5などの陰極部材を組上げ、ろう付け接
続した後に取付け得ることがわかる。スペーサ1
1は円筒部が下エンドシールド3の円形孔3aに
嵌合し、切欠き11aは周辺の近くでサイドリー
ド5を挾んでいるから、下エンドシールド3、サ
イドリード5、スペーサ11は相互変位不能であ
る。センタリード4は切欠き11a内をスペーサ
11の周辺方向には移動できる形であるが、切欠
き面との摩擦があり、かつ移動可能な方向が1方
向だけ(逆向き不可)であるから、センタリード
4がスペーサ11と交差する個所ではセンタリー
ド4は実際には振動せず、本発明者の実験では、
この様にしてスペーサ11で両リードを連結する
ことにより、十分な防振効果が得られた。なお位
置ずれ防止用金属性リボン12はリード上の所要
個所に巻きつけ溶接して固定する。リボンを用い
る代りに、その個所のリードの断面を変形させ
て、スペーサ11のリードに沿つた移動を防止す
ることもできる。
以上説明した如く本発明によれば、極めて簡単
な構造で、スペーサと両リードとの結合個所を防
振上一層有効な位置に改め、マグネトロン陰極の
フイラメントの耐振性向上という効果が得られ
る。
な構造で、スペーサと両リードとの結合個所を防
振上一層有効な位置に改め、マグネトロン陰極の
フイラメントの耐振性向上という効果が得られ
る。
第1図はマグネトロン陰極の従来例を示し、第
2図は本発明の一実施例図、第3図はこの実施例
に用いた絶縁体スペーサを示す図である。 1…フイラメント、3…下エンドシールド、3
a…円形孔、4…センタリード、5…サイドリー
ド、11…絶縁体スペーサ、11a…切欠き、1
2…位置ずれ防止リボン。
2図は本発明の一実施例図、第3図はこの実施例
に用いた絶縁体スペーサを示す図である。 1…フイラメント、3…下エンドシールド、3
a…円形孔、4…センタリード、5…サイドリー
ド、11…絶縁体スペーサ、11a…切欠き、1
2…位置ずれ防止リボン。
Claims (1)
- 1 ほぼ円板状でその中心でセンタリードに直角
に該センタリード端部に支持された上エンドシー
ルドと、ほぼ円板状で内部にほぼ同心の円形孔を
有し該円形孔中心をセンタリードが直角に通り、
該センタリードに平行なサイドリード端部に支持
された下エンドシールドとの間に、熱電子放出用
ヘリカルフイラメントをセンタリードと同心に設
置し、両端をそれぞれ前記両エンドシールドにろ
う付け接続したマグネトロン陰極において、前記
下エンドシールドの円形孔直径にほぼ等径の円筒
部を上端に有し、その下端には外周方向に突出し
たつば状部を有してなり、前記円筒部およびつば
状部の半径方向に外周から中心に達する両リード
の直径にほぼ等幅の一個の切欠きを有し、該切欠
きに前記両リードを挟持する絶縁体スペーサを、
該絶縁体スペーサの前記円筒部を前記下エンドシ
ールドの円形孔に嵌合させ、固定してなることを
特徴とするマグネトロン陰極。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17233485A JPS6145534A (ja) | 1985-08-07 | 1985-08-07 | マグネトロン陰極の防振方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17233485A JPS6145534A (ja) | 1985-08-07 | 1985-08-07 | マグネトロン陰極の防振方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6145534A JPS6145534A (ja) | 1986-03-05 |
JPS6410901B2 true JPS6410901B2 (ja) | 1989-02-22 |
Family
ID=15939971
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17233485A Granted JPS6145534A (ja) | 1985-08-07 | 1985-08-07 | マグネトロン陰極の防振方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6145534A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5247849A (en) * | 1992-03-10 | 1993-09-28 | Niles Parts Co., Ltd. | Shift lever construction |
JP3105698B2 (ja) * | 1993-04-14 | 2000-11-06 | ナイルス部品株式会社 | シフトノブ |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4912807U (ja) * | 1972-05-11 | 1974-02-02 |
-
1985
- 1985-08-07 JP JP17233485A patent/JPS6145534A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6145534A (ja) | 1986-03-05 |
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