JPH07240142A - 回路遮断器 - Google Patents

回路遮断器

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JPH07240142A
JPH07240142A JP3065094A JP3065094A JPH07240142A JP H07240142 A JPH07240142 A JP H07240142A JP 3065094 A JP3065094 A JP 3065094A JP 3065094 A JP3065094 A JP 3065094A JP H07240142 A JPH07240142 A JP H07240142A
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誠 安田
Tamotsu Mori
存 森
Yasushi Matsui
靖 松井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遠隔操作ができ漏電検出機能を有して小型に
する。 【構成】 ハウジングABと、ハウジングABに回動自在に
支持される操作ハンドル67,147と、ハウジングABの一端
部に設けられた2つの入力端子A4,B4 と、ハウジングAB
の他端部に設けられた2つの出力端子A5,B5 と、これら
の入出力端子A4,A5,B4,B5 間に介在するそれぞれの接点
部と、ハウジングABの一方出力端子A5側に設けられて接
点部に流れる不平衡電流を検出する漏電検出部と、ハウ
ジングABの他方出力端子B5側に設けられて遠隔信号を受
けると駆動する駆動装置と、ハウジングの入力端子A4,B
4 側に設けられて操作ハンドル67,147の手動操作により
両接点部を開閉し駆動装置の駆動により少なくとも一方
の接点部を開閉し漏電検出部が不平衡電流を検出したと
きを含み異常電流が流れると両接点部を強制開極する開
閉機構部と、を備えた構成にしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、漏電を含む異常電流が
流れたときに回路を遮断するとともに、遠隔操作で回路
を開閉する回路遮断器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の回路遮断器として、ハウ
ジングの一端部に2つの入力端子を設けるとともに他端
部に2つの出力端子を設け、手動操作又は遠隔信号を受
けたときの2つの駆動装置の駆動によりそれぞれの入出
力端子間の接点部を開閉するとともに、異常電流が流れ
ると接点部を強制開極するリモコンブレーカーブロック
と、そのリモコンブレーカーブロックの接点部に流れる
不平衡電流を検出する漏電検出部を収容してリモコンブ
レーカーブロックの接点部を強制開極させる漏電検出ブ
ロックと、を並べて組み合わせたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の回路遮
断器にあっては、漏電検出部が不平衡電流を検出したと
きを含み異常電流が流れると接点部を強制開極する漏電
ブレーカーと、遠隔信号を受けた駆動装置の駆動により
接点部を開閉するリモコンブレーカーと、を別々に設け
る必要がなくなる。
【0004】しかしながら、かかる従来のものにあって
は、ハウジングの両端部に端子を2つずつ設けるととも
にハウジング内に2つの駆動装置を収容したリモコンブ
レーカーブロックと、リモコンブレーカーブロックの接
点部に流れる不平衡電流を検出する漏電検出部を収容し
た漏電検出ブロックと、を並べて組み合わせたものであ
るから、回路遮断器全体の大きさが大きくなってしま
い、また、回路遮断器内において、リモコンブレーカー
ブロックと漏電検出ブロックとの間の電線の引き廻しが
非常に複雑になるので、組み立ての作業性がよいとはい
えない。
【0005】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、漏電等の異常電流が流れ
たときに接点部を強制開極するとともに、遠隔操作によ
り接点部を開閉することができ、小型で組み立ての作業
性がよい回路遮断器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、請求項1記載のものは、ハウジングと、ハウジ
ングに回動自在に支持される操作ハンドルと、ハウジン
グの一端部に設けられた2つの入力端子と、ハウジング
の他端部に設けられた2つの出力端子と、これらの入出
力端子間に介在するそれぞれの接点部と、ハウジングの
一方出力端子側に設けられて接点部に流れる不平衡電流
を検出する漏電検出部と、ハウジングの他方出力端子側
に設けられて遠隔信号を受けると駆動する駆動装置と、
ハウジングの入力端子側に設けられて操作ハンドルの手
動操作により両接点部を開閉し駆動装置の駆動により少
なくとも一方の接点部を開閉し漏電検出部が不平衡電流
を検出したときを含み異常電流が流れると両接点部を強
制開極する開閉機構部と、を備えた構成にしている。
【0007】また、請求項2記載のものは、請求項1記
載のものにおいて、前記開閉機構部とは独立して前記駆
動装置の駆動により一方の接点部のみ開閉する独立接点
開閉部を設けた構成にしている。
【0008】
【作用】請求項1記載のものによれば、一端部に2つの
入力端子を設け他端部に2つの出力端子を設けたハウジ
ングにおいて、その入力端子側に開閉機構部を設け、2
つの駆動装置を設けていた従来例と違って、その他方出
力端子側にただ一つの駆動装置を設けているから、その
空きスペースとなった一方出力端子側に、従来例におい
てリモコンブレーカーブロックに並べて組み合わせてい
た漏電検出部を設けているので、ハウジング全体の大き
さが大きくならずにすむ。また、それぞれの入出力端子
間の接点部及び漏電検出部が隣接しているので、接点部
から漏電検出部まで引き廻される電線が複雑にならずに
すむ。
【0009】請求項2記載のものによれば、駆動装置
は、その駆動によって、開閉させるのに大きな駆動力を
有する開閉機構部とは独立した独立接点開閉部により、
一方の接点部のみ開閉するものであるから、駆動力が強
力になるよう大きくしなくてもすむ。
【0010】
【実施例】本発明の一実施例を図1乃至図13に基づい
て以下に説明する。この回路遮断器は、漏電ブレーカー
ブロックA 、リモコンブレーカーブロックB 、連動部材
Cで構成されている。
【0011】最初に、漏電ブレーカーブロックA につい
て説明する。漏電ブレーカーブロックA は、器体A1、カ
バーA2、かしめピンAB3,AB3,AB3,AB3 、入力端子A4、出
力端子A5、開閉機構部A6、異常電流検出部A7、消弧装置
A8で構成されている。
【0012】器体A1は、例えばフェノール樹脂のような
絶縁材料にて大略一面が開口した箱状に型造され、カバ
ーA2と後述するリモコンブレーカーブロックB の器体B1
及びカバーB2とともにハウジングABを形成する。また、
器体A1は、上壁面にハンドル用開口部100,漏電表示用開
口部101,テスト釦用開口部102 、一方の側壁に入力端子
装着部103 を、また他方の側壁に出力端子装着部104 を
開口端面から切り欠くように形成し、奥壁面に連動部材
C の挿通穴105,106 と後述する電線164 の通過穴107 が
設けられている。さらに、器体A1は、その奥壁面の外側
において、挿通穴105,106 が設けられた部分が薄く切り
欠かれて、その切り欠き部分に連動部材C の開閉機構連
動部材C1を回動自在に支持する軸(図示せず)が設けら
れている。上下壁や左右側壁は、均一な肉厚ではなく、
内壁側は収容する部材の配置、固定、位置決め等を考慮
し、外壁側は端子用部材の取着等を考慮して適宜設計す
る。
【0013】また、器体A1は、仕切壁により、入力端子
装着部103 側の第1収容空間108 と、出力端子装着部10
4 側の第2収容空間109 に仕切られている。第1収容空
間108 には、後述する開閉機構部A6、過電流検出部A70
、短絡電流検出部A71 、消弧装置A8が収容され、入力
端子A4及び後述するバイメタル700 を仕切る絶縁壁110
と、消弧装置A8と開閉機構部A6の一部との間を塞ぐよう
アーク隔離体111 が配設される。詳しくは、そのアーク
隔離体111 は、その先端部の嵌合突片が後述するガス排
出路115 の側面から嵌めることにより装着される。ま
た、器体A1は、その第2収容空間109 に、後述する漏電
検出部A72 を収容しており、後述する漏電検出用基板72
0 を装着する切溝112 と、後述する零相変流器721 を装
着する凹所113 と、が設けられている。また、器体A1
は、その仕切壁の上部に後述する漏電表示装置721 が配
設される。また、器体A1は、その肉厚部分に、カバーA2
と共にリモコンブレーカーブロックB を固定するかしめ
ピンAB3,AB3,AB3,AB3 用の孔114,114,114,114 や、第1
収容空間108 と外部とを連通するガス排出路115 を有し
ている。
【0014】カバーA2は、例えばフェノール樹脂のよう
な絶縁材料にて器体A1の開口部を塞ぐように形成され
る。カバーA2は、漏電表示用開口部200,テスト釦用開口
部201,等を開口端面から切り欠くように形成し、かしめ
ピンAB3,AB3,AB3,AB3 用の孔202,202,202,202 が穿孔さ
れている。そして、上記した器体A1に各部材を収容し、
器体A1の開口部を塞ぐようにこのカバーA2を被せ、かし
めピンAB3,AB3,AB3,AB3にてかしめて、前述したよう
に、リモコンブレーカーブロックB の器体B1及びカバー
B2とともにハウジングABを形成する。
【0015】入力端子A4は、端子ねじ40、端子板41、ナ
ット42で構成されている。詳しくは、端子ねじ40は、ド
ライバーの操作孔及び山形の当金を設けている。端子板
41は、端子ねじ40が螺合されるねじ孔を穿孔され、後述
する検出用電磁石A710のコイル716 に接続される突出片
が延設されている。ナット42は、端子ねじ40が螺合され
るねじ孔を穿孔されている。
【0016】出力端子A5は、端子ねじ50、端子板51、ナ
ット52で構成されている。詳しくは、端子ねじ50は、ド
ライバーの操作孔及び山形の当金を設けている。端子板
51は、一方片及び他方片によりL字状に形成され、その
一方片に端子ねじ50が螺合されるねじ孔を穿孔され、そ
の他方片が後述する固定接触子811 と電線84を介して接
続されている。ナット52は、端子ねじ50が螺合されるね
じ孔を穿孔されている。
【0017】開閉機構部A6は、可動軸60、可動接触子6
1、開極ばね62、連結リンク63、ラッチリンク64、トリ
ップリンク65、ハンドルリンク66、操作ハンドル67、フ
レーム68、接点部69で構成されている。
【0018】詳しくは、可動軸60は、第1可動軸600 、
第2可動軸601 、第3可動軸602 で構成されている。
【0019】可動接触子61は、一対の脚片及びその脚片
を連結する連結片により大略コ字状に形成されている。
また、可動接触子61は、それぞれの脚片の楕円形状の軸
支穴でフレーム68の第1固定軸682 に軸支され、その脚
片の先端部の爪状の保持片に後述する第1可動軸600 を
挿通して連結リンク63を保持する。また、可動接触子61
は、その連結片の一端部に後述する可動接点691 が設け
られ、さらに、銅より線610 によりフレーム68に連結さ
れている。
【0020】開極ばね62は、コイル状に形成されてい
る。また、開極ばね62は、その一端部が可動接触子61の
連結片に掛止され、その他端部が後述する第2ヨーク71
7 に掛止されて、可動接触子61を開極方向に付勢してい
る。
【0021】連結リンク63は、一対の脚片及びその脚片
のそれぞれの一端部を連結する連結片により大略コ字状
に形成されている。また、連結リンク63は、それぞれの
脚片の一端部の軸孔に第1可動軸600 を挿通して、前述
したように可動接触子61の保持片に保持され、それぞれ
の脚片の他端部の軸孔に第2可動軸601 を挿通してラッ
チリンク64及びハンドルリンク66に連結される。
【0022】ラッチリンク64は、一対の脚片及びその脚
片を連結する連結片により大略コ字状に形成されてい
る。また、ラッチリンク64は、それぞれの脚片の一端部
に円状の軸孔を設け、その軸孔に第2固定軸683 を挿通
して軸支される。また、ラッチリンク64は、それぞれの
脚片の他端部にスリット状の保持穴を設け、その保持穴
に第2可動軸601 を挿通して、前述したように連結リン
ク63及びハンドルリンク66を揺動自在に連結する。
【0023】トリップリンク65は、大きい一方片及び小
さい他方片により大略L字状に形成されている。また、
トリップリンク65は、その一方片の一端部が凸字状に形
成され、その凸字部分の先端部が後述するバイメタル70
0 の変形に連動し、その凸字部分の側部に後述する第1
の伝達レバー728 の開口部が装着され、さらに、その一
方片の他端部が後述する可動鉄芯714 の移動に連動す
る。また、トリップリンク65は、その他方片の基端部の
C字状の軸受孔に第3固定軸684 を挿通して軸支され、
その他方片の先端部がラッチリンク64の連結片を係止し
ている。また、トリップリンク65は、その他方片にねじ
りコイルばね650 が係止されている。詳しくは、そのね
じりコイルばね650 は、フレーム68の第3固定軸684 に
嵌挿支持された状態で、トリップリンク65の他方片と後
述する第1ヨーク710 の上片とに係止され、トリップリ
ンク65の他方片をラッチリンク64の連結片側に付勢す
る。
【0024】ハンドルリンク66は、一対の脚片及びその
脚片を連結する連結片により大略コ字状に形成されてい
る。ハンドルリンク66は、それぞれの脚片の一端部の軸
孔に第2可動軸601 を挿通して前述したように連結リン
ク63を連結し、それぞれの脚片の他端部の軸孔に第3可
動軸602 を挿通して操作ハンドル67に連結される。
【0025】操作ハンドル67は、合成樹脂等の絶縁材料
により、基部と扇状の揺動部と突出した操作部とで構成
されている。詳しくは、基部は、その中央部の軸孔に第
2固定軸683 を挿通してラッチリンク64に保持され、そ
の軸孔近くに後述するばね727 の一端が支持される。揺
動部は、その一端部の軸孔に第3可動軸602 を挿通して
ハンドルリンク66を連結し、基部を支点としてハンドル
用開口部100 の内部を揺動する。操作部は、後述する連
動軸20を軸支する軸支穴が設けられて、器体A1の上壁面
のハンドル用開口部100 から突出している。
【0026】フレーム68は、フレーム本体680 及びフレ
ームカバー681 により構成され、そのフレーム本体680
が第1乃至第3固定軸682,683,684 を介してフレームカ
バー681 を連結している。詳しくは、フレーム本体680
は、側面視で中央付近に開口部を設けた大略三角形状に
形成され、それぞれの頂点部には第1乃至第3固定軸68
2,683,684 の一端が挿入され、一底辺部に後述する第1
ヨーク710 が一体的に設けられている。フレームカバー
681 は、フレーム本体680 と同様に、側面視で中央付近
に開口部を設けた大略三角形状に形成され、それぞれの
頂点部には第1乃至第3固定軸682,683,684 の他端が挿
入される。また、フレームカバー681 は、その一底辺部
の一端部から延設片を設け、その延設片の先端部がフレ
ーム本体680 に溶接され、その一底辺部の突出した他端
部に銅より線610 が溶接される。
【0027】接点部69は、固定接点690 及び可動接点69
1 で構成され、入出力端子A4,A5 間に介在している。詳
しくは、固定接点690 は、溶着しにくい金属材料により
形成され、後述する固定接触子811 の中央部に設けられ
ている。可動接点691 は、前述したように、可動接触子
61の連結片の一端部に設けられている。
【0028】なお、本実施例では、開閉機構部A6は、リ
ンク形式のものであるが、接点部69を開極か閉極のどち
らかの一方に急速に反転する反転形式のものでもよい。
【0029】異常電流検出部A7は、過電流検出部A70 、
短絡電流検出部A70 、漏電検出部A72 で構成されてい
る。
【0030】過電流検出部A70 は、熱膨張の異なる2枚
の薄板を一体的に重合されたバイメタル700 でなってい
る。詳しくは、バイメタル700 は、垂直片及び水平片に
より断面略L字状に形成されている。垂直片は、その先
端部にギャップ調整ねじ701が螺合されるねじ孔が設け
られ、水平片は、前述したように、フレームカバー681
に溶接されることにより、入力端子A4の近傍に配置され
る。
【0031】短絡電流検出部A71 は、検出用電磁石A710
でなっており、第1ヨーク710 と、固定鉄芯711 と、ト
リップリンク駆動棒712 と、復帰ばね713 と、可動鉄芯
714と、コイル筒715 と、コイル716 と、第2ヨーク717
とで構成されている。
【0032】詳しくは、第1ヨーク710 は、両対向片及
び中央片により断面略コ字状に形成され、その一方対向
片がフレーム本体680 に一体的に連設され、その中央片
に嵌合孔が設けられている。固定鉄芯711 は、貫通孔が
設けられ、その先端部が第1ヨーク710 の嵌合孔に内側
から嵌合されてかしめ固定される。トリップリンク駆動
棒712 は、固定鉄芯711 よりも長い円柱状に形成され、
固定鉄芯711 の貫通孔に揺動自在に貫挿される。復帰ば
ね713 は、コイル状に形成され、固定鉄芯711及び可動
鉄芯714 の間に圧縮懸架され、可動鉄芯714 を可動接触
子61側に付勢している。可動鉄芯714 は、コイル筒715
内にスライド自在に嵌められており、その一端部から鍔
部を設けた強制開極棒がコイル筒715 の小径部から外部
へ突出している。コイル筒715 は、貫通孔を設けて、大
径部及び小径部により形成され、その小径部が第2ヨー
ク717 の嵌合孔に内側から嵌合される。コイル716 は、
コイル筒715 に巻回され、その一端部が折り返されて入
力端子A4の突出片に溶接され、その他端部に銅より線71
8 の一端部を溶接している。また、銅より線718 の他端
部がバイメタル700 の垂直片に溶接されるので、コイル
716 は、バイメタル700 に接続されることになる。第2
ヨーク717 は、一方片及び他方片により断面略L字状に
形成され、その一方片の中央部の嵌合孔にコイル筒715
の小径部が嵌合され、その一方片の先端部の凹部分に前
述したように開極ばね62を掛止する。
【0033】漏電検出部A72 は、漏電検出装置A720、漏
電表示装置A721でなっている。詳しくは、漏電検出装置
A720は、漏電検出用基板720 と、零相変流器721 と、制
御回路部722 と、可動接触板723 と、固定接触軸724
と、テスト釦725 とで構成されている。また、漏電表示
装置A721は、漏電表示部材726 と、ばね727 と、第1及
び第2の伝達レバー728,729 と、漏電検出部用電磁石73
0 とで構成されている。
【0034】次に、漏電検出装置A720について、さらに
詳しく説明する。漏電検出用基板720 は、その一端部が
器体A1の切溝112 に装着されて、出力端子A5の近傍に配
置され、零相変流器721 と、制御回路部722 と、可動接
触板723 と、固定接触軸724とを取り付けている。ま
た、漏電検出用基板720 は、その他端部において、零相
変流器721 の近くの側面端部に、後述するリモコンブレ
ーカーブロックB の電線164 が通過可能な切り込みが形
成されている。なお、漏電検出用基板720 及び零相変流
器721 は、別々に設けられてもよい。零相変流器721
は、器体A1の凹所113 に装着され、電路つまり電線84及
び電線164 の不平衡電流を検出する。制御回路部722
は、零相変流器721 が電路の不平衡電流を検出したとき
の出力を増幅するものであり、増幅器(図示せず)と、
スイッチング素子(図示せず)とで構成されている。増
幅器は、電路に流れた不平衡電流が感度以上になったと
きに出力信号を出し、スイッチング素子は、増幅器の出
力信号が出たときにON状態になるサイリスタで構成さ
れている。なお、スイッチング素子は、トランジスタで
構成されていてもよい。
【0035】可動接触板723 は、テスト釦725 の軸太の
操作部を器体A1から突出するように保持する。固定接触
軸724 は、後述する試験回路部(図示せず)を介して零
相変流器721 に不平衡電流を発生させる。テスト釦725
は、軸太の操作部及び軸細の脚部より略円柱状に形成さ
れている。操作部は、器体A1の上面から突出するようテ
スト釦用開口部102 に装着される。脚部は、その先端部
には弾性を有するよう切溝が切られ、テスト釦725 がテ
スト釦用開口部102 に装着されたときに、テスト釦用開
口部102 の内部に係止するとともに可動接触板723 に当
接するよう形成されている。このテスト釦725 を押圧す
ると、可動接触板723 が固定接触軸724に当接し、電流
を限流する限流用抵抗及び試験用巻線より形成される試
験回路部を介して、零相変流器721 に不平衡電流を発生
させる。
【0036】次に、漏電表示装置A721について、さらに
詳しく説明する。漏電表示部材726は、円柱状の表示部
及び略角柱状の脚部より構成されている。表示部は、漏
電したときに漏電表示用開口部101 から突出する。脚部
は、漏電表示用開口部101 に進退自在なものであり、そ
の中央部の切溝にばね727 が挿入され、その先端部の突
出片が第1の伝達レバー728 に係止される。ばね727
は、コイル状に形成され、第2固定軸683 に挿着された
状態で、その一端が操作ハンドル67の基部に支持され、
その他端が漏電表示部材726 の切溝に挿入され、図9に
おいて上方向に付勢するよう装着されている。
【0037】第1の伝達レバー728 は、一方片及び他方
片により、大略L字状に形成され、その一方片の開口部
にトリップリンク65の一方片が挿入されて装着され、そ
の他方片に第2の伝達レバー729 が係合し、その一方片
及び他方片の間の凹部にはフレーム68の第3固定軸684
が挿入されて、フレームカバー681 に回転可能になるよ
う保持される。第2の伝達レバー729 は、斜片及び水平
片により大略L字状に形成されている。斜片は、その先
端部が前述したように漏電表示部材726 の脚部の突出片
を係止し、その基端部が第1の伝達レバー728 の他方片
に係合し、その中間部の凹部にフレーム68の第1固定軸
682 を挿入して装着することにより、フレームカバー68
1 に回転可能になるよう保持される。水平片は、漏電検
出部用電磁石730 の可動鉄芯733 の軸部の先端部を係止
する。
【0038】なお、本実施例では、漏電検出装置A720の
出力は、2つの伝達レバーつまり第1及び第2の伝達レ
バー728,729 により開閉機構部A6に伝達されているが、
1つ又は3つ以上の部材により構成される伝達レバーで
も同様に伝達される。
【0039】漏電検出部用電磁石730 は、コイルボビン
731 、固定鉄芯732 、可動鉄芯733、ヨーク734 でなっ
ている。
【0040】コイルボビン731 は、中央部及び両端の鍔
部で構成され、一端の鍔部から他端の鍔部に至る貫通孔
が設けられている。その中央部は、コイル(図示せず)
が巻回され、両端の鍔部は、ヨーク734 の両対向片を凹
凸嵌合する。また、コイルボビン731 は、その両端の端
末が漏電検出装置A720の制御回路部722 及び試験回路部
(図示せず)にリード線(図示せず)を介して接続され
る。固定鉄芯732 は、切溝が設けられた略円柱状に形成
され、コイルボビン731 の貫通孔に挿入された状態でヨ
ーク734 の凹部に保持される。可動鉄芯733 は、太い本
体及び細い軸部により円柱状に形成され、その軸部の先
端部が第2の伝達レバー729 の水平片に係止されてい
る。また、可動鉄芯733 は、その本体がヨーク734 の凹
部に抜け止めされるよう保持されているので、コイルボ
ビン731 から落ちることがない。ヨーク734 は、両対向
片及び中央片により、略コ字状に形成されている。ま
た、そのヨーク734 は、その両対向片の凹部において、
固定鉄芯732 の切溝及び可動鉄芯733 の本体がコイルボ
ビン731 の貫通孔から抜けないように保持している。ま
た、ヨーク734 は、前述したように、その凹部がコイル
ボビンの鍔部に凹凸嵌合されてコイルボビン731 に装着
される。
【0041】消弧装置A8は、アーク走行板81、消弧グリ
ッド82、アークガス還流側板83でなっている。詳しく
は、アーク走行板81は、アーク走行板本体810 及び固定
接触子811 により略L字状に形成されている。
【0042】次に、アーク走行板81について、さらに詳
しく説明する。アーク走行板本体810 は、基端部の幅が
先端部の幅よりも細くなっており、基端部から先端部に
かけて細長い突リブが設けられている。また、アーク走
行板本体810 は、短絡遮断時に発生するアークを固定接
点690 及び可動接点691 で構成される接点部69から遠間
させ、その突リブによりアークが走行し易くなってこう
着が避けられるようになっている。固定接触子811 は、
その先端部に電線84を介して、前述したように出力端子
A5の端子板の他方片に接続され、その中央部に前述した
ように固定接点690 が設けられている。
【0043】消弧グリッド82は、馬蹄形状の板を積層す
ることにより形成され、アーク走行板本体810 の先端部
を覆うようにして配設され、アークを分断及び冷却す
る。
【0044】アークガス還流側板83,83 は、アーク走行
板本体810 の基端部を挟んだ状態で、固定接触子811 の
先端部の近傍に係合するよう配設されている。
【0045】次に、リモコンブレーカーブロックB につ
いて説明する。リモコンブレーカーブロックB は、器体
B1、カバーB2、かしめピンAB3,AB3,AB3,AB3 、入力端子
B4、出力端子B5、開閉機構部B6、異常電流検出部B7、消
弧装置B8、電磁石装置(駆動装置)B9、独立接点開閉部
B10 で構成されている。
【0046】器体B1は、器体A1と略同様に形成されて、
前述したように、カバーB2と漏電ブレーカーブロックA
の器体A1及びカバーA2とともにハウジングABを形成す
る。また、器体B1は、上壁面にハンドル用開口部900 を
形成され、さらに表示兼操作穴901 を形成されている。
また、器体B1は、その奥壁面において表示兼操作穴901
の近傍に、後述する保持枠182 の軸1820,1820 を軸支す
る軸孔(図示せず)と、後述する表示レバー183 の軸孔
1830を軸支する軸(図示せず)と、が設けられている。
また、器体B1は、一方の側壁に入力端子装着部902 を、
また他方の側壁に出力端子装着部903 を形成している。
また、器体B1は、器体A1と同様に、仕切壁により、第1
収容空間904 と第2収容空間905 に仕切られている。ま
た、器体B1は、その第1収容空間904 には、後述する開
閉機構部B6、過電流検出部B70 、短絡電流検出部B71 、
消弧装置B8が収容され、絶縁壁906 が配設され、さらに
中板907 が配設されている。また、器体B2は、その第2
収容空間905 には、後述する電磁石装置(駆動装置)B9
を収容している。また、器体B1は、その肉厚部分に、か
しめピンAB3,AB3,AB3,AB3 用の孔908,908,908,908 や、
ガス排出路909 を有している。
【0047】カバーB2は、カバーA2と同様に形成され
て、漏電ブレーカーブロックA の挿通穴105,106 に対峙
するよう連動部材C の挿通穴1000,1001 が設けられ、ま
た、漏電ブレーカーブロックA の挿通穴106 に対峙する
よう電線164 の通過穴1002が設けられている。さらに、
漏電ブレーカーブロックA の奥壁の外側に設けられた切
り欠き部分に対峙する位置に、同様の切り欠き部分が設
けられ、また、漏電ブレーカーブロックA の切り欠き部
分の軸に対峙する軸1003が設けられており、器体B1の開
口部を塞ぐように形成される。また、カバーB2は、器体
B2の奥壁の軸孔に対峙する位置に軸孔(図示せず)が設
けられている。また、カバーB2は、かしめピンAB3,AB3,
AB3,AB3 用の孔1004,1004,1004,1004 を穿孔されてい
る。上記した器体B1に各部材を収容し、器体B1の開口部
を塞ぐようにこのカバーB2を被せ、かしめピンAB3,AB3,
AB3,AB3 にてかしめて、前述したように、漏電ブレーカ
ーブロックA の器体A1及びカバーA2と共にハウジングAB
を形成する。
【0048】入力端子B4は、入力端子A4と同様に、端子
ねじ120 、端子板121 、ナット122で構成されている。
【0049】出力端子B5は、出力端子A5と同様に、端子
ねじ130 、端子板131 、ナット132で構成されている。
【0050】開閉機構部B6は、基本的に開閉機構部A6と
同様に、可動軸140 、第1可動接触子141 、第1開極ば
ね142 、連結リンク143 、ラッチリンク144 、トリップ
リンク145 、ハンドルリンク146 、操作ハンドル147 、
フレーム148 、接点149 で構成されている。
【0051】詳しくは、可動軸140 は、第1可動軸140
0、第2可動軸1401、第3可動軸1402で構成されてい
る。
【0052】第1可動接触子141 は、可動接触子61と同
様に形成されている。また、第1可動接触子141 は、フ
レーム148 の第1固定軸1482に軸支され、その爪状の保
持片に後述する第1可動軸1400を挿通して連結リンク14
3 を保持する。また、第1可動接触子141 は、後述する
可動接点1840が設けられ、さらに、銅より線1410により
フレーム148 に連結されている。
【0053】第1開極ばね142 は、開極ばね62と同様に
形成されている。また、第1開極ばね142 は、その一端
部が第1可動接触子141 の連結片に掛止され、その他端
部が後述する第2ヨーク1517に掛止されて、第1可動接
触子141 を開極方向に付勢している。
【0054】連結リンク143 は、連結リンク63と同様に
形成されている。また、連結リンク143 は、それぞれの
脚片の一端部の軸孔に第1可動軸1400を挿通して、前述
したように第1可動接触子141 の保持片に保持され、そ
れぞれの脚片の他端部の軸孔に第2可動軸1401を挿通し
てラッチリンク144 及びハンドルリンク146 に連結され
る。
【0055】ラッチリンク144 は、ラッチリンク64と同
様に形成されている。また、ラッチリンク144 は、それ
ぞれの脚片の一端部の軸孔に第2固定軸1483を挿通して
軸支される。また、ラッチリンク144 は、それぞれの脚
片の他端部の保持穴に第2可動軸1401を挿通して、前述
したように連結リンク143 及びハンドルリンク146 を揺
動自在に連結する。
【0056】トリップリンク145 は、トリップリンク65
と同様に形成されている。また、トリップリンク145
は、その一方片の凸字部分の先端部が後述するバイメタ
ル1500の変形に連動し、その凸字部分の側部に後述する
第1の伝達レバー1528の開口部が装着され、さらに、そ
の一方片の他端部が後述する可動鉄芯1594の移動に連動
する。また、トリップリンク145 は、その他方片の基端
部の軸受孔に第3固定軸1484を挿通して軸支され、その
他方片の先端部がラッチリンク144 の連結片を係止して
いる。また、トリップリンク145 は、その他方片にねじ
りコイルばね1450が係止されている。詳しくは、そのね
じりコイルばね1450は、フレーム148 の第3固定軸1484
に嵌挿支持された状態で、トリップリンク145 の他方片
と後述する第1ヨーク1510の上片とに係止され、トリッ
プリンク145 の他方片をラッチリンク144 の連結片側に
付勢する。
【0057】ハンドルリンク146 は、ハンドルリンク66
と同様に形成されている。ハンドルリンク146 は、それ
ぞれの脚片の一端部の軸孔に第2可動軸1401を挿通して
前述したように連結リンク143 を連結し、それぞれの脚
片の他端部の軸孔に第3可動軸1402を挿通して操作ハン
ドル147 に連結される。
【0058】操作ハンドル147 は、操作ハンドル67と同
様に、基部と揺動部と操作部とで構成されている。詳し
くは、基部は、その中央部の軸孔に第2固定軸1483を挿
通してラッチリンク144 に保持され、その軸孔近くに後
述するばね1527の一端が支持される。揺動部は、その一
端部の軸孔に第3可動軸1402を挿通してハンドルリンク
146 を連結し、基部を支点としてハンドル用開口部900
の内部を揺動する。操作部は、後述する連動軸20を軸支
する軸支穴が設けられて、器体B1の上壁面のハンドル用
開口部900 から突出している。
【0059】フレーム148 は、フレーム68と同様に、フ
レーム本体1480及びフレームカバー1481により構成さ
れ、そのフレーム本体1480が第1乃至第3固定軸1482,1
483,1484を介してフレームカバー1481を連結している。
詳しくは、フレーム本体1480は、フレーム本体680 と同
様に、それぞれの頂点部には第1乃至第3固定軸1482,1
483,1484の一端が挿入され、一底辺部に後述する第1ヨ
ーク1510が一体的に設けられている。フレームカバー14
81は、フレームカバー681 と同様に形成され、それぞれ
の頂点部には第1乃至第3固定軸1482,1483,1484の他端
が挿入される。また、フレームカバー1481は、その一底
辺部の一端部から延設片を設け、その延設片の先端部が
フレーム本体1480に溶接され、その一底辺部の突出した
他端部に銅より線1410が溶接される。
【0060】接点149 は、第1可動接点1490でなり、入
出力端子B4,B5 間に介在しており、後述する独立接点開
閉部B10 の接点184 と一対の接点部BBを構成している。
詳しくは、第1可動接点1490は、前述したように、第1
可動接触子141 の連結片の一端部に設けられ、後述する
第2可動接点1840と対峙している。
【0061】なお、本実施例では、開閉機構部B6は、リ
ンク形式のものであるが、接点部BBを開極か閉極のどち
らかの一方に急速に反転する反転形式のものでもよい。
【0062】異常電流検出部B7は、過電流検出部B70 、
短絡電流検出部B70 で構成されている。
【0063】過電流検出部B70 は、過電流検出部A70 と
同様に、熱膨張の異なる2枚の薄板を一体的に重合され
たバイメタル1500でなっている。詳しくは、バイメタル
1500は、垂直片及び水平片により断面略L字状に形成さ
れている。垂直片は、その先端部にギャップ調整ねじ15
01が螺合されるねじ孔が設けられ、水平片は、前述した
ように、フレームカバー1481に溶接されることにより、
入力端子B4の近傍に配置される。
【0064】短絡電流検出部B71 は、短絡電流検出部A7
1 と同様に、検出用電磁石B710でなっており、第1ヨー
ク1510と、固定鉄芯1511と、トリップリンク駆動棒1512
と、復帰ばね1513と、可動鉄芯1514と、コイル筒1515
と、コイル1516と、第2ヨーク1517とで構成されてい
る。詳しくは、第1ヨーク1510は、第1ヨーク710 と同
様に形成され、その一方対向片がフレーム本体1480に一
体的に連設され、その中央片に嵌合孔が設けられてい
る。固定鉄芯1511は、固定鉄芯711 と同様に、貫通孔が
設けられ、その先端部が第1ヨーク1510の嵌合孔に内側
から嵌合されてかしめ固定される。トリップリンク駆動
棒1512は、トリップリンク駆動棒712 と同様に形成さ
れ、固定鉄芯1511の貫通孔に揺動自在に貫挿される。復
帰ばね1513は、復帰ばね713 と同様に形成され、固定鉄
芯1511及び可動鉄芯1514の間に圧縮懸架され、可動鉄芯
1514を第1可動接触子141 側に付勢している。可動鉄芯
1514は、可動鉄芯714 と同様にコイル筒1515内にスライ
ド自在に嵌められており、その一端部から鍔部を設けた
強制開極棒がコイル筒1515の小径部から外部へ突出して
いる。コイル筒1515は、コイル筒715 と同様に形成さ
れ、その小径部が第2ヨーク1517の嵌合孔に内側から嵌
合される。コイル1516は、コイル716 と同様にコイル筒
1515に巻回され、その一端部が折り返されて入力端子B4
の突出片に溶接され、その他端部に銅より線1518の一端
部を溶接している。また、銅より線1518の他端部がバイ
メタル1500の垂直片に溶接されるので、コイル1516は、
バイメタル1500に接続されることになる。第2ヨーク15
17は、第2ヨーク717 と同様に形成され、その一方片の
中央部の嵌合孔にコイル筒1515の小径部が嵌合され、そ
の一方片の先端部の凹部分に前述したように第1開極ば
ね142 を掛止する。
【0065】消弧装置B8は、アーク走行板161 、消弧グ
リッド162 、アークガス還流側板83でなっている。
【0066】詳しくは、アーク走行板161 は、短絡遮断
時に発生するアークを第1可動接点1490及び第2可動接
点1840から遠間させるものであり、一方片及び他方片に
より、大略L字状に形成されている。また、アーク走行
板161 は、その一方片の先端部で電線164 を支持してい
る。
【0067】消弧グリッド162 は、消弧グリッド82と同
様に形成され、アーク走行板161 の他方片の先端部を覆
うようにして配設され、アークを分断及び冷却する。
【0068】アークガス還流側板163,163 は、アークガ
ス還流側板83,83 と略同様に、アーク走行板161 一方片
の基端部を挟んだ状態で、アーク走行板161 の他方片の
先端部の近傍に係合するよう配設されている。
【0069】電磁石装置(駆動装置)B9は、駆動用電磁
石B90 、レシジュアルプレート1700,1700 、プリント基
板1701でなっている。
【0070】詳しくは、駆動用電磁石B90 は、図3にも
示すように、コイル枠1702と、コイル枠1702に券回され
たコイル1703と、コイル枠1702を貫通するプランジャ17
04と、コイル1703の両側部に配置された内ヨーク1705,1
705 と、それぞれの内ヨーク1705の外側に配置された永
久磁石1706,1706 と、それぞれの永久磁石1706の外側に
配置された外ヨーク1707,1707 と、プランジャ1704の両
端に設けられて内ヨーク1705と外ヨーク1707との両端部
に位置する接極子1708,1708 と、プランジャ1704の一端
部に設けられた連結部材1709とで構成され、支持部材17
10,1710 に支持された状態で器体B1の第2収容空間905
に収容されている。
【0071】レシジュアルプレート1700,1700 は、開口
部を有しており、接極子1708と外ヨーク1707との間にそ
れぞれ設けられている。
【0072】プリント基板1701は、コイル1703の切換ス
イッチ1711と、操作端子1712,1712とを設けている。ま
た、プリント基板1701は、駆動用電磁石B90 の下部に配
設され、リード線1713,1713 によりコイル1703の両端に
接続され、切換スイッチ1711を介して操作端子1712,171
2 に接続されている。
【0073】そして、この駆動用電磁石B90 の近傍に
は、駆動用電磁石B90 から電線164 を絶縁する絶縁ガイ
ド1714が設けられている。
【0074】独立接点開閉部B10 は、第2可動接触子18
0 、第2開極ばね181 、保持枠182、表示レバー183 、
接点184 でなっている。
【0075】詳しくは、第2可動接触子180 は、縦片及
び横片により略十字状に形成されている。また、第2可
動接触子180 は、その縦片の一端部にコイル状の第2開
極ばね181 を介在して、保持枠182 の一端側に揺動可能
に保持され、その縦片の他端部に第2可動接点1840を設
けている。また、第2可動接触子180 は、その横片の一
端部が電線164 により出力端子B5の端子板の他方片に接
続されている。さらに、その電線164 は、前述したよう
に、漏電ブレーカーブロックA の漏電検出用基板720 の
切り込みを通過させられ、絶縁ガイド1714により駆動用
電磁石B90 等から絶縁されている。
【0076】保持枠182 は、一方片及び他方片により大
略L字状に形成されている。また、保持枠182 は、その
角部の両側の軸1820,1820 を器体B1及びカバーB2の軸孔
に軸支される。また、保持枠182 は、その一方片の先端
部に電磁石連結用軸1821を設け、他方片の中央部に軸18
22を設けている。
【0077】表示レバー183 は、板状の表示部及び棒状
の脚部により大略T字状に形成されている。また、表示
レバー183 は、その脚部の中央部の軸孔1830が器体B1の
奥壁の軸に軸支され、その脚部の先端部の長孔状の軸孔
1831が保持枠182 の軸1822と嵌合して保持枠182 の動作
に連動する。この表示レバー183 の表示部は、器体B1の
表示兼操作穴901 を通して見ることができる。また、こ
の表示兼操作穴901 よりドライバー等の治具を挿入して
表示レバー183 を操作することにより、保持枠182 を回
動して第2可動接触子180 を開閉操作することができ
る。
【0078】接点184 は、第2可動接点1840でなってお
り、前述したように、開閉機構部B6の接点149 とともに
一対の接点部BBを構成している。また、接点184 は、前
述したように、第2可動接触子180 の縦片の他端部に設
けられ、入出力端子B4,B5 間に介在している。
【0079】次に、連動部材C について説明する。連動
部材C は、開閉機構連動部材C1及びハンドル連動部材C2
でなっている。
【0080】詳しくは、開閉機構連動部材C1は、一方面
及び他方面を有する板状に形成され、その両方面に第1
連動片C10,C10 及び第2連動片C11,C11 が設けられ、さ
らに挿通穴C12 が穿孔されている。また、開閉機構連動
部材C1は、器体A1及びカバーB2の奥壁の外側の切り欠き
部分に、その挿通穴C12 が器体A1の軸及びカバーB2の軸
1003に挿通されて回動自在に軸支された状態で装着さ
れ、その一方の第1連動片C10 が器体A1の挿通穴106
に、その他方の第1連動片C1が器体A1の挿通穴105に挿
通され、さらに、その一方の第2連動片C11 が器体A1の
挿通穴1000に、その他方の第2連動片C11 がカバーB2の
挿通穴1001に挿通される。こうすることにより、開閉機
構連動部材C1は、その第1連動片C10,C10 が漏電ブレー
カーブロックA とリモコンブレーカーブロックB のそれ
ぞれの第2可動軸601,1401に押圧されて回動すると、そ
の回動動作により第2連動片C11,C11 が、それぞれのト
リップリンク65,145の一方片の凸字部分を押圧するよう
になっている。
【0081】ハンドル連動部材C2は、連動軸C20 と連動
ハンドルC21 とで構成されている。連動軸C20 は、連動
ハンドルC21 の挿通穴に挿通された状態で、操作ハンド
ル67,147の操作部の軸支穴に軸支されることにより、器
体A1及び器体B1を接続する。
【0082】次に、このものの漏電ブレーカーブロック
A の開閉機構部A6と、リモコンブレーカブロックB の開
閉機構部B6との動作を以下に述べる。開閉機構部A6及び
開閉機構部B6は、操作ハンドル67及び操作ハンドル147
を接続するハンドル連動部材C2の連動ハンドルC21 を操
作したときと、異常電流検出部A7又は異常電流検出部B7
が異常電流を検出したときと、リモコンブレーカブロッ
クB の電磁石装置B9に給電したときに動作する。
【0083】詳しくは、異常電流検出部A7による異常電
流の検出は、次の3つのとき、つまり、過電流検出部A7
0 又は過電流検出部B70 が過電流を検出したときと、短
絡電流検出部A71 又は短絡電流検出部B71 が短絡電流を
検出したときと、漏電ブレーカーブロックA の漏電検出
部A72 が漏電を検出したときとがある。
【0084】最初に、ハンドル連動部材C2の連動ハンド
ルC21 を操作したときの動作について説明する。ハンド
ル連動部材C2の連動ハンドルC21 をON状態側に向かっ
て倒すと、操作ハンドル67が図7に示すようにON状態
側に向かって倒れて、ラッチリンク64がトリップリンク
65に係止された状態で、第2可動軸601 がラッチリンク
64の保持孔において上方から下方へ移動するので、第2
可動軸601 とともに連結リンク63も移動する。そして、
連結リンク63は、それが移動するのに伴い第3可動軸60
2 が第2可動軸601 と第2固定軸683 とを結ぶ直線を越
えて変位すると、急速に反転して移動する。すると、そ
の連結リンク63に連結された可動接触子61は、第1固定
軸682 を中心として回転して、可動接点691 が固定接点
690 に当接する。このとき、第1固定軸682 は、可動接
触子61の軸支穴の中間に位置しており、可動接点691 に
接圧力を与えている。
【0085】また、ハンドル連動部材C2の連動ハンドル
C21 をON状態側に向かって倒すと、操作ハンドル67と
同様に、操作ハンドル147 も図8に示すように、ON状
態側に向かって倒れて、ラッチリンク144 がトリップリ
ンク145 に係止された状態で、第2可動軸1401がラッチ
リンク144 の保持孔において上方から下方へ移動するの
で、第2可動軸1401とともに連結リンク143 も移動す
る。そして、連結リンク143 は、連結リンク63と同様
に、それが移動するのに伴い第3可動軸1402が第2可動
軸1401と第2固定軸1483とを結ぶ直線を越えて変位する
と、急速に反転して移動する。すると、その連結リンク
143 に連結された第1可動接触子141 は、第1固定軸68
2 を中心として回転して、第1可動接点1490が第2可動
接点1840に当接する。このとき、第1固定軸1482は、第
1固定軸682 と同様に、第1可動接触子141 の軸支穴の
中間に位置しており、第1可動接点1490に接圧力を与え
ている。
【0086】次に、過電流検出部A70 又は過電流検出部
B70 が過電流を検出したときの動作について説明する。
【0087】ON状態において、電路に過電流が流れる
と、漏電ブレーカブロックA のバイメタル700 又はリモ
コンブレーカーブロックB のバイメタル1500の少なくと
も一方が自己発熱する。バイメタル700 が自己発熱する
と、漸時、ギャップ調整ねじ701 がトリップリンク65の
凸字部分の先端部を付勢する。すると、トリップリンク
65は、押圧されることになってラッチリンク64の連結片
との係止が外れる。するとラッチリンク64が回動して、
可動接触子61は、第1固定軸682 を中心として固定接点
690 から離れる方向へ回転する。そして、操作ハンドル
67は、接点部69を強制開極するとともに、第2可動軸60
1 がフレームカバー681 の開口縁に引っ掛かって中立位
置に保持される。
【0088】そして、第2可動軸601 が開閉機構連動部
材C1の第1連動片C10 を押圧すると、開閉機構連動部材
C1は、回動するようになり、その回動動作に連動して、
その第2連動片C11,C11 がトリップリンク65,145のそれ
ぞれの一方片の凸字部分を押圧する。すると、トリップ
リンク145 は、ラッチリンク144 の連結片との係止が外
れる。するとラッチリンク144 が回動して、第1可動接
触子141 は、第1固定軸1482を中心として第2可動接点
1840から離れる方向へ回転する。そして、操作ハンドル
147 は、操作ハンドル67と同様に、接点部BBを強制開極
するとともに、第2可動軸601 がフレームカバー1481の
開口縁に引っ掛かって中立位置に保持される。よって、
操作ハンドル67,147に接続された連動ハンドルC21 も中
立位置に保持される。
【0089】また、バイメタル1500が自己発熱したとき
も同様に、漸時、ギャップ調整ねじ1501がトリップリン
ク145 の凸字部分の先端部を付勢する。すると、トリッ
プリンク145 は、押圧されることになってラッチリンク
144 の連結片との係止が外れ、バイメタル700 が自己発
熱したときと同様に、操作ハンドル147 は、接点部BBを
強制開極するとともに、開閉機構連動部材C1の第1及び
第2連動片C10,C11 を介して、操作ハンドル67も同様
に、接点部69を強制開極する。
【0090】次に、短絡電流検出部A70 又は短絡電流検
出部B70 が短絡電流を検出したときの動作について説明
する。ON状態において、電路に短絡電流が流れ、検出
用電磁石A710の可動鉄芯714 が固定鉄芯711 に吸引され
ると、トリップリンク駆動棒712 は、押し出されるとと
もにトリップリンク65の一方片の他端部を押圧する。す
ると、トリップリンク65は、押圧されることになって回
動するので、ラッチリンク64の連結片との係止が外れ、
前述したように可動接触子61が強制開極動作して、接点
部69が強制開極される。
【0091】また、可動接触子61は、前述した連動動作
により開極する前、つまり可動鉄芯714 の動作と全く同
時に、可動鉄芯714 の鍔部に係止されることにより引き
寄せられ、可動接点691 が固定接点690 から離間する。
すなわち、可動接触子61は、ラッチリンク64が係止状態
から変位する寸前に、第1固定軸682 を支点として、開
極ばね62を圧縮する方向に回動して強制開極動作する。
【0092】また、第2可動軸601 は、前述したよう
に、ラッチリンク64がトリップリンク65との係止が外れ
て変位するのにつれて、ラッチリンク64の保持穴の中を
開閉機構連動部材C1の第1連動片C10 を押圧しながら移
動する。よって、開閉機構連動部材C1は、過電流検出部
A70 が過電流を検出したときと同様に回動するようにな
り、その回動動作に連動して、その第2連動片C11,C11
がトリップリンク65,145のそれぞれの一方片の凸字部分
を押圧すると、トリップリンク145 は、ラッチリンク14
4 の連結片との係止が外れ、第1可動接触子141 も強制
開極動作して、接点部BBが強制開極される。
【0093】また、ON状態において、電路に短絡電流
が流れ、検出用電磁石B1510 の可動鉄芯1514が固定鉄芯
1511に吸引されると、トリップリンク駆動棒1512は、押
し出されるとともにトリップリンク145 の一方片の他端
部を押圧する。すると、トリップリンク145 は、押圧さ
れることになって回動するので、ラッチリンク144 の連
結片との係止が外れ、前述したように第1可動接触子14
1 が強制開極動作して、接点部BBが強制開極される。
【0094】また、第1可動接触子141 は、前述した連
動動作により開極する前、つまり可動鉄芯1514の動作と
全く同時に、可動鉄芯1514の鍔部に係止されることによ
り引き寄せられ、第1可動接点1490が第2可動接点1840
から離間する。すなわち、第1可動接触子141 は、ラッ
チリンク144 が係止状態から変位する寸前に、第1固定
軸1482を支点として、開極ばね142 を圧縮する方向に回
動して強制開極動作する。
【0095】また、第1可動接触子141 が開極動作する
と、検出用電磁石A710の可動鉄芯714 が固定鉄芯711 に
吸引されたときと同様に、開閉機構連動部材C1の第1連
動片C10,11を介して、可動接触子61が強制開極動作し
て、接点部69が強制開極される。
【0096】次に、漏電ブレーカーブロックA の漏電検
出部A72 が漏電を検出したときの動作について説明す
る。ON状態において、漏電する、つまり不平衡電流が
流れると、漏電検出装置A720は、その零相変流器721 が
その不平衡電流を検出して2次出力を発生し、その制御
回路部722 の増幅器が増幅してスイッチング素子をON
状態にする。すると、漏電検出部用電磁石730 は、その
コイルが励磁されて、その可動鉄芯733 が固定鉄芯732
側に吸引されて、その可動鉄芯733 の軸部の先端部が第
2の伝達レバー729 の水平片を押し上げる。すると、第
2の伝達レバー729 は、第1固定軸682 を中心として回
転し、その斜片の基端部が第1の伝達レバー728 の他方
片を押し下げる。すると、第1の伝達レバー728 は、第
3固定軸684 を中心として回転するので、その開口部が
装着されたトリップリンク65の凸字部分の側部が応動し
て、トリップリンク65が第3固定軸684 を中心として回
転する。そして、過電流検出部A70 が過電流を検出した
とき又は短絡電流検出部A70が短絡電流を検出したとき
と同様に、可動接点691 は固定接点690 から離間され
て、接点部69が強制開極する。
【0097】また、第2可動軸601 は、前述したよう
に、ラッチリンク64がトリップリンク65との係止が外れ
て変位するのにつれて、ラッチリンク64の保持穴の中を
開閉機構連動部材C1の第1連動片C10 を押圧しながら移
動する。よって、開閉機構連動部材C1は、過電流検出部
A70 が過電流を検出したときと同様に回動するようにな
り、その回動動作に連動して、その第2連動片C11,C11
がトリップリンク65,145のそれぞれの一方片の凸字部分
を押圧すると、トリップリンク145 は、ラッチリンク14
4 の連結片との係止が外れ、第1可動接触子141 も強制
開極動作して、接点部BBが強制開極される。
【0098】また、漏電表示部材726 は、第2の伝達レ
バー729 が回転すると、その脚部の突出片と第2の伝達
レバー729 の斜片との係止が外れ、操作ハンドル67及び
第2固定軸683 に支持されたばね727 により付勢され
て、その表示部が器体A2の漏電表示用開口部101 から突
出しする。このとき、操作ハンドル67は、中立位置に保
持される。
【0099】また、漏電試験をするときは、テスト釦72
5 を押圧して可動接触板723 を固定接触軸724 に当接さ
せて試験回路部に信号を与える。すると、零相変流器72
1 に不平衡電流が発生し、前述したように、漏電検出部
用電磁石730 は、その可動鉄芯733 が固定鉄芯732 に吸
引される。そして、前述したように、可動接点691 は固
定接点690 から離間されて、接点部69が強制開極する。
【0100】また、漏電によって、漏電表示部材726 の
表示部が器体A1の漏電表示用開口部101 から突出し、操
作ハンドル67が中立位置にあるとき、操作ハンドル67を
開極位置に向かって変位させると、操作ハンドル67の揺
動部の他端がばね727 の他端部に当接する。すると、ば
ね727 の他端が図11において下方向へ移動して、ばね
727 の他端が挿入された漏電表示部材726 は、器体A2の
内部方向へ移動して、その脚部の突出片が第2の伝達レ
バー729 の斜片の先端部に係止される。
【0101】なお、本実施例では、漏電表示部材726 の
表示部が器体A2の漏電表示用開口部101 から突出し、操
作ハンドル67が中立位置にあるとき、操作ハンドル67を
開極位置に向かって変位させることにより、漏電表示部
材726 の脚部の突出片を第2の伝達レバー729 の斜片の
先端部に係止されているが、操作ハンドル67を閉極位置
に向かって変位させることにより、漏電表示部材726 の
脚部の突出片を第2の伝達レバー729 の斜片の先端部に
係止させるものでも適用できる。
【0102】次に、リモコンブレーカーブロックB の電
磁石装置B9に給電したとき、つまり遠隔信号を送ったと
きの動作について説明する。操作端子1712,1712 に給電
すると、切換スイッチ1711を介してコイル1703に給電さ
れ、プランジャが動作し、永久磁石1706,1706 により安
定位置に保持される。そして、連結部材1709は、保持枠
182 の一方片の軸1821に連結されているので、駆動用電
磁石B90 のプランジャ1704が駆動すると、保持枠182 が
軸1820,1820 を中心に回動し、それにつれて第2可動接
触子180 が開閉動作する。
【0103】また、表示レバー183 は、保持枠182 に連
動して回動する。詳しくは、表示レバー183 は、その軸
孔1830が器体B2の奥壁の軸に軸支され、その軸孔1831が
保持枠182 の軸1822に嵌合された状態で回動する。
【0104】かかる回路遮断器にあっては、その入力端
子A4,B4 側の第1収容空間108,904内に開閉機構部A6,B6
を設け、その一方の出力端子A5に側の第2収容空間109
に漏電検出部A72 を設け、その他方の出力端子B5側の
第2収容空間905 に駆動装置A9を設けているから、ハウ
ジングAB全体の大きさが大きくならずにすむので小型に
することができる。
【0105】また、駆動装置A9は、その駆動によって、
開閉させるのに大きな駆動力を有する開閉機構部A6,B6
とは独立した独立接点開閉部A10 により、リモコンブレ
ーカーブロックB の接点部BBのみ開閉するものであるか
ら、駆動力が強力になるよう大きくしなくてもすむので
回路遮断器を小型にすることができる。
【0106】また、それぞれの入力端子A4,B4 及び出力
端子A5,B5 間の接点部69,BB 及び漏電検出部A72 が隣接
しているので、接点部69,BB から漏電検出部A72 まで引
き廻される電線84,164が複雑にならずにすみ、組み立て
の作業性がよくなる。
【0107】なお、本実施例では、駆動装置A9は、その
駆動によって、独立接点開閉部A10によりリモコンブレ
ーカーブロックB の接点部BBのみ開閉するものである
が、リモコンブレーカーブロックB の第2収容空間905
に収容される大きさで、開閉機構部A6及びB6を動作させ
得る駆動力を有しているならば、独立接点開閉部A10 を
設けずにすむ。
【0108】
【発明の効果】請求項1記載のものは、一端部に2つの
入力端子を設け他端部に2つの出力端子を設けたハウジ
ングにおいて、その入力端子側に開閉機構部を設け、そ
の他方出力端子側にただ一つの駆動装置を設け、一方出
力端子側に漏電検出部を設けているから、ハウジング全
体の大きさが大きくならずにすむので、回路遮断器を小
型化することができる。また、それぞれの入出力端子間
の接点部及び漏電検出部が隣接しているので、接点部か
ら漏電検出部まで引き廻される電線が複雑にならずにす
み、組み立ての作業性がよくなる。
【0109】請求項2記載のものは、駆動装置は、その
駆動によって、開閉させるのに大きな駆動力を有する開
閉機構部とは独立した独立接点開閉部により、一方の接
点部のみ開閉するものであるから、駆動力が強力になる
よう大きくしなくてもすむので、請求項1記載のものよ
りもさらに回路遮断器を小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の斜視図である。
【図2】同上の漏電ブレーカーブロックの分解斜視図で
ある。
【図3】同上のリモコンブレーカーブロックの分解斜視
図である。
【図4】同上の漏電ブレーカーブロックの一部分解斜視
図である。
【図5】同上のリモコンブレーカーブロックの一部分解
斜視図である。
【図6】同上の漏電ブレーカーブロック及びリモコンブ
レーカーブロックの斜視図である。
【図7】同上の漏電ブレーカーブロックにおいて、ハン
ドル操作により接点部が閉じた状態を示す断面図であ
る。
【図8】同上のリモコンブレーカーブロックにおいて、
ハンドル操作により接点部が閉じた状態を示す断面図で
ある。
【図9】同上の漏電ブレーカーブロックにおいて、ハン
ドル操作により接点部が開いた状態を示す断面図であ
る。
【図10】同上のリモコンブレーカーブロックにおい
て、ハンドル操作により接点部が開いた状態を示す断面
図である。
【図11】同上の漏電ブレーカーブロックにおいて、異
常電流が流れて強制開極した状態を示す断面図である。
【図12】同上のリモコンブレーカーブロックにおい
て、異常電流が流れて強制開極した状態を示す断面図で
ある。
【図13】同上のリモコンブレーカーブロックにおい
て、独立接点開閉部により一方の接点部が開いた状態を
示す断面図である。
【符号の説明】
AB ハウジング A4,B4 入力端子 A5,B5 出力端子 A6,B6 開閉機構部 A72 漏電検出部 A9 駆動装置(電磁石装置) A10 独立接点開閉部 67,147 操作ハンドル 69,BB 接点部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと、ハウジングに回動自在に
    支持される操作ハンドルと、ハウジングの一端部に設け
    られた2つの入力端子と、ハウジングの他端部に設けら
    れた2つの出力端子と、これらの入出力端子間に介在す
    るそれぞれの接点部と、ハウジングの一方出力端子側に
    設けられて接点部に流れる不平衡電流を検出する漏電検
    出部と、ハウジングの他方出力端子側に設けられて遠隔
    信号を受けると駆動する駆動装置と、ハウジングの入力
    端子側に設けられて操作ハンドルの手動操作により両接
    点部を開閉し駆動装置の駆動により少なくとも一方の接
    点部を開閉し漏電検出部が不平衡電流を検出したときを
    含み異常電流が流れると両接点部を強制開極する開閉機
    構部と、を備えたことを特徴とする回路遮断器。
  2. 【請求項2】 前記開閉機構部とは独立して前記駆動装
    置の駆動により一方の接点部のみ開閉する独立接点開閉
    部を設けたことを特徴とする請求項1記載の回路遮断
    器。
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