JP2933750B2 - 回路遮断器 - Google Patents

回路遮断器

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JP2933750B2 JP15169091A JP15169091A JP2933750B2 JP 2933750 B2 JP2933750 B2 JP 2933750B2 JP 15169091 A JP15169091 A JP 15169091A JP 15169091 A JP15169091 A JP 15169091A JP 2933750 B2 JP2933750 B2 JP 2933750B2
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interlocking hole
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洋一 国本
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、リモートコントロー
ル式等の複数極を有する回路遮断器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、複数極を有する回路遮断器とし
て、接点部に消弧装置を設けた複数の機構部を有し、こ
れらの機構部を仕切るとともに連動穴を形成した仕切り
壁を有し、前記連動穴を通して前記機構部を連動させる
連動部材を有するものがあった。すなわち、一極側で短
絡事故が起きるとその極の機構部がトリップ動作する
が、その機構部の動作に連動部材が連動して他極の機構
部をトリップ動作するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この回路遮断
器は、短絡事故が起こったとき、消弧装置内に発生した
アークガスが排気孔を通って外部にでるだけでなく、消
弧装置の上部の機構部より連動穴を通って他極の機構部
に流れ込んだり、両極の機構部で発生したアークガスが
連動穴でつながったりする。この場合、各機構部は異極
の充電部であり、単相三線のとき電位差は200Vであ
るので、機構部間で極間短絡を起こして遮断ができなく
なることがあるという問題点があった。
【0004】したがって、この発明の目的は、連動穴を
介した極間短絡を防止することができる回路遮断を提供
することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の回路遮断器
は、接点部に消弧装置を設けた複数の機構部を有し、こ
れらの機構部を仕切るとともに連動穴を形成した仕切り
壁を有し、前記連動穴を通して前記機構部を連動させる
連動部材を有する回路遮断器において、前記連動穴の前
記消弧装置側にガス遮蔽片を設けたことを特徴とするも
のである。
【0006】
【作用】この発明の構成によれば、短絡事故が起き消弧
装置で発生したアークガスが機構部に流れて連動穴に近
づく場合、ガス遮蔽片によりアークガスが分散されるの
で、アークガスが連動穴に集中するのを抑えることがで
き、これにより連動穴を介した極間短絡を防止すること
ができる。
【0007】
【実施例】この発明の一実施例を図1ないし図6により
説明する。すなわち、このリモートコントロール式回路
遮断器は、接点部1に消弧装置2を設けた複数の機構部
3を有し、これらの機構部3を仕切るとともに連動穴6
を形成した仕切り壁5を有し、連動穴6を通して機構部
3を連動させる連動部材7を有し、かつ連動穴6の消弧
装置2側にガス遮蔽片8を有するものである。
【0008】以下詳細に説明する。この2極のリモート
コントロール式回路遮断器は、同構造の単一極の回路遮
断器を複数積層して複数極すなわち2極としたものであ
る。各極のケース4は図2に示すように、ベース9,1
0と、ベース9,10の側部開口を塞ぐカバー11,1
2からなり、かしめピン38により一体に連結される。
そして、仕切り壁5はベース10とカバー11とからな
り、連動穴6はこれらに互いに相連通するように形成さ
れている。また連動部材7はカバー11の表面の連動穴
6を含む凹部13内に収納され、凹部13の底部に形成
された軸14に回動自在に支持されている。連動部材7
は平板により形成され、一端部に軸14に嵌合する嵌合
穴15を形成し、表裏両面に連動穴6を貫通するラッチ
リンク応動片16およびトリップリンク作動片17を形
成している。またガス遮蔽片8は図2に示すようにカバ
ー11,12の内面の連動穴6の縁部に一体に形成され
たリブを実施例とし、機構部3のがた防止用の押さえを
兼用している。
【0009】また、各極は接点部1と、機構部3と、遠
隔操作用の電磁石装置19と、電源端子20と、負荷端
子21とからなる。機構部3は、図6に示すように各部
品を支持するフレーム22を有し、フレーム22に連動
部材7のラッチリンク応動片16を通す遊嵌孔21を形
成している。またフレーム22がベース9,10の内面
に形成した突起や溝からなる位置決め部(図示せず)に
位置決めされ、このときガス遮蔽片8もフレーム22を
押さ固定してフレーム22のがたつきを防止している。
【0010】機構部3の各部品は、ヨークがフレーム2
2に一体形成された短絡用電磁石23とバイメタル24
からなる異常電流検出手段25と、異常電流検出手段2
5に応動するトリップリンク26と、トリップリンク2
6をラッチするラッチリンク27と、ラッチリンク27
のスリット28に摺動自在に通された可動軸29に取付
けられたハンドルリンク30と、ハンドルリンク30に
連結されラッチリンク27と同じ固定軸31に軸支され
たハンドル32と、可動軸29に一端が連結された連結
リンク33と、中間部が固定軸34に軸支されて基端部
に連結リンク33の他端部が連結されかつ先端部に接点
部1の一方となる可動接点35を設けた第1の可動接触
子36と、第1の可動接触子36とフレーム22との間
に介在された開極ばね37とを有する。接点部1の可動
接点35に対向する可動接点38は第2の可動接触子3
9に設けられている。
【0011】ハンドル32の操作によりハンドルリンク
30を介して可動軸29がスリット28を摺動し、連結
リンク33を介して第1の可動接触子36が可動接点3
8に対して開閉動作する。また異常電流検出手段25の
動作によりトリップリンク26がラッチリンク27のラ
ッチを引外し、ラッチリンク27が開極ばね37のばね
作用によって回動することにより連結リンク33が回動
して第1の可動接触子36がトリップ開極する。
【0012】またこのトリップ動作の際、ラッチリンク
27の釈放動作によりラッチリンク27の動作側に位置
する連動部材7のラッチリンク応動片16がラッチリン
ク27に押されて連動部材7が軸14を中心に回動し、
そのためトリップリンク26の復帰側に位置するトリッ
プリンク作動片17が回動して他極のトリップリンク2
6を押し、これにより他極のラッチリンク27を釈放し
てトリップ動作させ、トリップ連動している。
【0013】消弧装置2は、機構部3の下側でベース
9,10に形成された接点部1が位置する消弧室40
と、消弧室40の接点部1の両側部に配設された絶縁板
41と、消弧室40の可動接点35の近傍のフレーム2
2に一体に設けられたアーク走行板42と、このアーク
走行板42に対向する位置に配設されて第2の可動接触
子39に電気的に接続されたアーク走行板43と、アー
ク走行板42,43の端部間に配設された消弧グリッド
44と、消弧室40の消弧グリッド44の後方に形成さ
れた排気孔45からなる。接点部1に短絡遮断等でアー
クが発生すると、アークが電磁駆動力によりアーク走行
板42,43を走行し、消弧グリッド44により消弧さ
れるが、アークガスは排気孔45へ抜けるとともに、機
構部3側へも拡散し流れる。この場合、アーク走行板4
2に図6に示すようにアーク膠着時間の短縮のためのア
ークガス抜け部46を切欠により形成しており、このア
ークガス抜け部46をアークガスが通り連動穴6に到達
して他極へ流れ込んだり、両方の極から発生したアーク
ガスが連動穴6を通してつながって極間短絡を起こしや
すくなるが、このとき連動穴6の縁部の位置にガス遮蔽
片8が設けられているため、アークガスが分散されて連
動穴6に集中するのを妨げ、極間短絡が起こるのを抑え
ている。
【0014】遠隔操作用の電磁石19は、第2の可動接
触子39の可動接点38を可動接点35に対して開閉駆
動するものであり、双安定の有極型であって、コイル5
0と、内側ヨーク51と、外側ヨーク52と、プランジ
ャ53と、永久磁石54とからなる。64はリード線で
ある。プランジャ53は両端の接極子55の一方が内側
ヨーク51に吸引され他方が外側ヨーク52に吸引され
て保持される。またL字形のレバー56の中間部がベー
ス9,10に固定軸57により軸支され、レバー56の
一端で第2の可動接触子39を接点圧ばね58を介して
保持し、他端をプランジャ53に連結しており、プラン
ジャ53により第2の可動接触子39の可動接点38が
可動接点35に接触した図1の位置または開離した位置
に保持される。リード線64を通してコイル50に外部
より駆動信号が入力されるとたとえば図1の状態からプ
ランジャ53が上方に移動して、レバー56が固定軸5
7を中心に回動して第2の可動接触子39が第1の可動
接触子36に対して開動作し、つぎにコイル50に反対
向きに電流が供給されるまでその状態に保持される。こ
のようにして、第2の可動接触子39の遠隔操作が可能
になる。
【0015】59は補助ばね、60は第2の可動接触子
39の表示部材、61は図3のように電源端子20と第
2の可動接触子39を接続する可撓電線、62は第た1
の可動接触子36とフレーム22を接続する可撓電線、
63はフレーム22に保持されたバイメタル24と短絡
用電磁石23のコイルとを接続する可撓電線であり、こ
のコイルが電源端子21に接続されている。
【0016】この実施例によれば、短絡事故が起き消弧
装置2で発生したアークガスが機構部3に流れて連動穴
6に近づく場合、ガス遮蔽片8によりアークガスが分散
されるので、アークガスが連動穴6に集中するのを抑え
ることができ、これにより連動穴6を介した極間短絡を
防止することができる。また、ガス遮蔽片8で機構部3
を押さえているため、機構部3のがたを防止することが
できる。
【0017】なお、前記実施例はリモートコントロール
式であったが、極間の連動穴6を通してアークガスが流
れることによる機構部3間の極間短絡を防止するもので
あるので、リモートコントロール式でなくてもよい。
【0018】
【発明の効果】この発明の回路遮断器は、接点部に消弧
装置を設けた複数の機構部を有し、これらの機構部を仕
切るとともに連動穴を形成した仕切り壁を有し、前記連
動穴を通して前記機構部を連動させる連動部材を有する
回路遮断器において、前記連動穴の前記消弧装置側にガ
ス遮蔽片を設けたため、短絡事故が起き消弧装置で発生
したアークガスが機構部に流れて連動穴に近づいても、
ガス遮蔽片によりアークガスが分散されるので、アーク
ガスが連動穴に集中するのを抑えることができ、これに
より連動穴を介した極間短絡を防止することができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の断面図である。
【図2】ケースの分解斜視図である。
【図3】回路遮断器のカバーを外した状態の一部破断側
面図である。
【図4】その1極分の平面図である。
【図5】その側面図である。
【図6】機構部の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 接点部 2 消弧装置 3 機構部 5 仕切り壁 6 連動穴 7 連動部材 8 ガス遮蔽片

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接点部に消弧装置を設けた複数の機構部
    を有し、これらの機構部を仕切るとともに連動穴を形成
    した仕切り壁を有し、前記連動穴を通して前記機構部を
    連動させる連動部材を有する回路遮断器において、前記
    連動穴の前記消弧装置側にガス遮蔽片を設けたことを特
    徴とする回路遮断器。
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