JPH0824023B2 - 回路しや断器 - Google Patents

回路しや断器

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JPH0824023B2
JPH0824023B2 JP61183199A JP18319986A JPH0824023B2 JP H0824023 B2 JPH0824023 B2 JP H0824023B2 JP 61183199 A JP61183199 A JP 61183199A JP 18319986 A JP18319986 A JP 18319986A JP H0824023 B2 JPH0824023 B2 JP H0824023B2
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JP
Japan
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contactor
contact
crossbar
pin
torsion spring
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芳武 荒木
和男 桑村
茂 杉山
一彦 加藤
栄治 金森
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、短絡事故等による大電流に基づき第1の接
触子と第2の接触子との間に作用する電磁反発力により
第2の接触子を第1の接触子から離反させる構成の回路
しや断器に関する。
(従来の技術) この種の回路しや断器としては、例えば特開昭60−15
1924号に開示されたものがあり、これの概略構成を第6
図に示す。即ち、1は一端部が軸2により回動可能に支
持された第1の接触子で、他端部の上面に接点部1aを有
し、又、他端部の下面がコイルばね3により支持されて
いる。4は図示しないベースに回動可能に支持されたク
ロスバーで、収納凹部5を有している。6は一端部に前
記第1の接触子1の接点部1aと接離する接点部6aを有し
た第2の接触子で、他端部がクロスバー4の収納凹部5
内に位置し軸7を介してクロスバー4に回動可能に支持
されていて、図に示す第1の接触子との接触位置(閉路
位置)で該第1の接触子1と略平行状態をなす。8は操
作機構の一部を構成する下リンクで、これの下端部が上
記軸7に回動可能に連結されている。又、その操作機構
は、図示はしないが操作ハンドルの手動操作及び過電流
の検出に基づき作動する引外し装置の作動に伴って動作
するようになっている。9は取付けピンで、収納凹部5
内に位置してクロスバー4に支持されている。10は制止
ピンで、第2の接触子6の他端部にこれを貫通して設け
られている。11は上記取付けピン9に巻装されたねじり
ばねで、一端部が収納凹部5の内面に係接し、他端部が
第2の接触子6から側方へ突出した上記制止ピン10に係
接していて、常には第2の接触子6をこれの接点部6aが
第1の接触子1の接点部1aに接触する方向に付勢してい
る。この場合、ねじりばね11は、第2の接触子6の両側
に位置するように2個設けられている(図では一方のみ
示す)。
而して、図に示すように第1及び第2の接触子1及び
6が接触した状態(閉路状態)において、操作ハンドル
を手動にて操作した場合は、操作機構の下リンク8が上
方へ移動することに伴い、第2の可動接触子6がクロス
バー4と一体的に時計回り方向へ回動して図示しない開
路位置へ移動し、又、引外し装置が過電流を検出したと
きには、その引外し装置の作動に基づき下リンク8が同
様に上方へ移動することに伴い、第2の接触子6がクロ
スバー4と一体的に時計回り方向へ回動して図示しない
トリップ位置へ移動する。一方、短絡事故等の大電流が
生じた場合には、第1の接触子1と第2の接触子6とに
互いに逆向きの電流が流れることに基づいてこれらの間
に作用する電磁反発力が所定値を越えることにより、上
記引外し装置の作動に先立ち、第2の接触子6がねじり
ばね11の付勢力に抗して軸7を中心に時計回り方向に単
独で回動し、第1の接触子1から離反する。その後上記
引外し装置の作動に基づきトリップ状態となる。これに
よって、短絡事故等から主回路を保護するようにしてい
る。
(発明が解決しようとする問題点) 上記構成のものの場合、ねじりばね11をクロスバー4
の収納凹部5内に設けるようにしているため、ねじりば
ね11を大電流遮断時に発生するアークから保護できる利
点はあるが、その収納凹部5の側壁にねじりばね11を支
持する取付けピン9を取付けるための穴又は溝を形勢し
なければならない。しかしながら、その穴又は溝は、収
納凹部5の内面であることから、それをクロスバー4を
成形する際に設けるにしても、又、クロスバー4の成形
後に機械加工によって形成するにしても形成し難く、従
ってそのクロスバー4の加工がし難いという欠点があ
る。又、組立てる場合、取付けピン9及びねじりばね11
を収納凹部5という狭いスペースに組込まなければなら
ず、組立て難いという欠点もあった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その
目的は、クロスバーの加工が容易で、しかも組立てを容
易に行なうことのできる回路しや断器を提供するにあ
る。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明の回路しや断器は、接点部を有した第1の接触
子と、回動可能に支持され収納凹部を有したクロスバー
と、一端部に前記第1の接触子の接点部と接離する接点
部を有し他端部が前記収納凹部内に位置してクロスバー
に回動可能に支持され大電流に基づき第1の接触子との
間に作用する電磁反発力により第1の接触子から離反す
る方向へ回動する第2の接触子と、この第2の接触子を
クロスバーと共に閉路位置と開路位置との間で回動させ
る開閉機構と、前記第2の接触子の他端部に設けられこ
の第2の接触子の長手方向に対して直交する方向に配置
されたピンと、このピンに巻装され両端部が上記ピンを
中心として放射方向に延びて、その一端部が前記第2の
接触子に係接すると共に他端部が前記クロスバーに係接
し常には第2の接触子を前記第1の接触子に接触させる
ように付勢し前記大電流に基づく電磁反発力が所定値を
越えたときには第2の接触子が第1の接触子から離反す
る方向へ単独で回動することを許容するねじりばねとを
具備して構成したものである。
(作用) 上記構成のものでは、第2の接触子にねじりばねを支
持するピンを設けることにより、クロスバーの格納凹部
にはそのピンを取付けるための穴等の加工を必要としな
い。又、第2の接触子にその長手方向に対して直交する
方向に配置されたピン及びこのピンにその両端部がピン
を中心として放射方向に延びるようにねじりばねを取付
け、この状態で第2の接触子をクロスバーの収納凹部内
に挿入して取付ければ良いことから、それらピン及びね
じりばねの取付けを容易に行なうことができる。
(実施例) 以下本発明を3相形の回路しや断器に適用した一実施
例につき第1図乃至第5図を参照して説明する。
まず全体構成を示す第3図において、21は全体のケー
ス、22は一端部に接点部22aを有した第1の接触子で、
ケース21に固定され、他端部が電源側端子23に接続され
ている。24はクロスバーで、第4図及び第5図に示すよ
うに3箇所に収納凹部25を有すると共に、各収納凹部25
間の外周部に突条部26,26を有していて、その突条部26,
26が第4図に示すように上記ケース21に突設した支持部
27の溝部28,28に嵌入されことによって、支持部27,27に
回動可能に支持されている。29は一端部に前記第1の接
触子22の接点部22aと接離する接点部29aを有すると共に
支え部材30を有した第2の接触子で、他端部がクロスバ
ー24の収納凹部25内に位置して支え部材30を貫通した軸
31によりクロスバー24に回動可能に支持されていて、第
3図に示す第1の接触子22との接触位置(閉路位置)で
一端部が第1の接触子22と略平行状態をなす。32は一端
部を第2の可動接触子29の他端部下面に接続した可撓導
体で、これの他端部は後述する引外し装置42を介して負
荷側端子33に接続されている。一方、34は操作機構で、
これは、操作ハンドル35、ハンドル受け36、キャッチ3
7、上リンク38、下リンク39、及びトグルばね40等から
構成されている。そのうちトグルばね40は、一端部がハ
ンドル受け36の上端部に引掛けられ、他端部が上リンク
38と下リンク39とを連結する連結軸41に引掛けられてい
る。又、下リンク39の下端部は、上記第2の接触子29を
支持する軸31に連結されている。42は引外し装置で、こ
れは、バイメタル43、アーマチュア44、トリップ作動板
45、キャッチ受け46等から構成されている。このうちキ
ャッチ受け46の一端部は、上記操作機構34のキャッチ37
の一端部に係合している。而してこの場合、操作ハンド
ル35の操作により、操作機構34を介して第2の接触子29
をクロスバー24と一体的に閉路位置とこの位置から時計
回り方向に回動した図示しない開路位置との間で回動さ
せるようになっている。又、引外し装置42が過電流を検
出したときには、アーマチュア44が下方へ吸引されるこ
とに基づき、トリップ作動板45が軸45aを中心に反時計
回り方向に回動して該トリップ作動板45とキャッチ受け
46との係合が外れ、そしてこのキャッチ受け46が軸46a
を支点として時計回り方向に回動して該キャッチ受け46
とキャッチ37との係合が外れ、これにより操作機構34が
動作して第2の接触子29をクロスバー24と一体的に閉路
位置から図示しないトリップ位置へ回動させるようにな
っている。
一方、上記クロスバー24には、第1図に示すように収
納凹部25の後部に前方に向けて突出する突部47を形成し
ている。48は第2の接触子29の他端部(右端部)に支え
部材30を貫通させ第2の接触子29の長手方向に対して直
交する方向に配置して設けたピンで、このピン48にねじ
りばね49のコイル部分を巻装している。そのねじりばね
49は、ピン48を中心として両端部が放射方向に延び、そ
の一端部49aが第2の接触子29に係接し、他端部49bが前
記収納凹部25の突部47に上方から係接していて、常には
第2の接触子29を軸31を支点として接点部29aが第1の
接触子22の接点部22aに接触する方向即ち反時計回り方
向に回動付勢している。この場合、ねじりばね49の他端
部49bの先端部は逆への字状に折曲されている。而して
この場合、短絡事故等の大電流時に、第1の接触子22と
第2の接触子29とに互いに逆向きの電流が流れることに
基づいてこれらの間に作用する電磁反発力が所定値を越
えることにより、前記引外し装置42の動作に先立ち、第
2の接触子29がねじりばね49の付勢力に抗して軸31を中
心に時計回り方向へ単独で回動し、第2図に示すように
第1の接触子22から離反する。この折り、ねじりばね49
の他端部49bが突部47の上面を滑り、その他端部49bの折
曲部を越えた先端部が突部47に係接することにより、第
2の接触子29に対するねじりばね49の付勢力は減少す
る。そして、斯様に第2の接触子29が単独で回動した
後、引外し装置42の作動に基づき、第2の接触子29はク
ロスバー24と一体的にトリップ位置へ回動するようにな
っている。
尚、第3図において、50は周知構成の消弧装置、51は
略U字形の鋼板を多数枚積層して構成された磁気駆動装
置で、この磁気駆動装置51は、第1,第2の接触子22,29
間に短絡事故等の大電流が流れたときに発生する磁場を
集中させて分離中の第1,第2の接触子22,29間に作用す
る電磁反発力を著しく増大させ、第2の接触子29を第1
の接触子22から迅速に離反させる目的で第1及び第2の
接触子22及び26の近傍に配置している。
上記実施例によれば、第2の接触子29を第1の接触子
22に接触させるように付勢するねじりばね49を取付ける
ためのピン48を、第2の接触子29に設けているので、ク
ロスバー24の収納凹部5にねじりばね11を取付けるため
の取付けピン9を設けるようにした従来構成のものとは
違い、クロスバー24の収納凹部25には上記ピン48を取付
ける穴等の加工は必要とせず、よってクロスバー24の加
工を容易に行なうことができる。この場合、クロスバー
24の収納凹部25にはねじりばね49と係接する突部47を形
成しているが、この突部47はクロスバー24の成形時に容
易に形成することができるものである。又、組立てる場
合、第2の接触子29にピン48及びねじりばね49を取付
け、この状態でねじりばね49の他端部49bを少し持ち上
げて第2の接触子29をその長手方向に沿ってクロスバー
24の収納凹部25内に挿入し、次いで支え部材30、下リン
ク29及びクロスバー24を貫通するようにして軸31を挿入
することにより取付ければ良い。従って、取付けピン9
及びねじりばね11を狭いスペースの収納凹部5に組込む
ものとは違い、それらピン48及びねじりばね49の取付け
を収納凹部25から離れた広い場所で行なうことができ、
よって組立ても容易に行なうことができる。
加えて、特に上記実施例によれば、ねじりばね49を第
2の接触子29の他端部の中央部に設けるようにしている
ので、ねじりばね49は1個で良く、ねじりばね11を第2
の接触子6の両側に夫々設けるものに比べて、構成の簡
素化を図ることができる。
尚、本発明は上記し且つ図面に示した実施例にのみ限
定されるものではなく、例えば上記実施例では3相形の
回路しや断器を例示したが、これ以外のものにも適用で
きる等、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施で
きる。
[発明の効果] 以上の記述にて明らかなように、本発明の回路しや断
器によれば、第2の接触子を第1の接触子に接触するよ
うに付勢するねじりばね及びこれを支持するピンを第2
の接触子に取付けるようにし、しかもピンは第2の接触
子の長手方向に対して直交する方向に設けると共に、ね
じりばねの両端部はピンに対して放射方向に延びるよう
に設ける構成としたので、クロスバーの加工が容易にで
き、又、第2の接触子をその長手方向に沿ってクロスバ
ーの収納凹部内に収納して軸の挿通により一体化すれば
良く、組立ても容易に行なうことができるという優れた
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本発明の一実施例を示し、第1図は
第1の接触子と第2の接触子とが接触した状態の要部の
縦断面図、第2図は第2の接触子が単独で回動した状態
の第1図相当図、第3図は全体の縦断面図、第4図はク
ロスバーを負荷側から見た側面図、第5図はクロスバー
の底面図である。そして、第6図は従来構成を示す第1
図相当図である。 図面中、22及び22aは第1の接触子及びその接点部、24
はクロスバー、25は収納凹部、29及び29aは第2の接触
子及びその接点部、34は操作機構、42は引外し装置、47
は突部、48はピン、49はねじりばねである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 一彦 三重県三重郡朝日町大字繩生2121番地 株 式会社東芝三重工場内 (72)発明者 金森 栄治 三重県三重郡朝日町大字繩生2121番地 株 式会社東芝三重工場内 (56)参考文献 特開 昭54−57675(JP,A) 実公 昭54−24280(JP,Y2) 実公 昭59−4535(JP,Y2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】接点部を有した第1の接触子と、 回動可能に支持され収納凹部を有したクロスバーと、 一端部に前記第1の接触子の接点部と接離する接点部を
    有し他端部が前記収納凹部内に位置してクロスバーに回
    動可能に支持され大電流に基づき第1の接触子との間に
    作用する電磁反発力により第1の接触子から離反する方
    向へ回動する第2の接触子と、 この第2の接触子をクロスバーと共に閉路位置と開路位
    置との間で回動させる開閉機構と、 前記第2の接触子の他端部に設けられこの第2の接触子
    の長手方向に対して直交する方向に配置されたピンと、 このピンに巻装され両端部が上記ピンを中心として放射
    方向に延びて、その一端部が前記第2の接触子に係接す
    ると共に他端部が前記クロスバーに係接し常には第2の
    接触子を前記第1の接触子に接触させるように付勢し前
    記大電流に基づく電磁反発力が所定値を越えたときには
    第2の接触子が第1の接触子から離反する方向へ単独で
    回動することを許容するねじりばねとを具備して成るこ
    とを特徴とする回路しや断器。
JP61183199A 1986-08-04 1986-08-04 回路しや断器 Expired - Lifetime JPH0824023B2 (ja)

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JP61183199A JPH0824023B2 (ja) 1986-08-04 1986-08-04 回路しや断器

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JP61183199A JPH0824023B2 (ja) 1986-08-04 1986-08-04 回路しや断器

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Publication Number Publication Date
JPS6340228A JPS6340228A (ja) 1988-02-20
JPH0824023B2 true JPH0824023B2 (ja) 1996-03-06

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ID=16131501

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JP61183199A Expired - Lifetime JPH0824023B2 (ja) 1986-08-04 1986-08-04 回路しや断器

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