JPH07240037A - ガラス原盤のセンタリング装置 - Google Patents

ガラス原盤のセンタリング装置

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JPH07240037A
JPH07240037A JP6052772A JP5277294A JPH07240037A JP H07240037 A JPH07240037 A JP H07240037A JP 6052772 A JP6052772 A JP 6052772A JP 5277294 A JP5277294 A JP 5277294A JP H07240037 A JPH07240037 A JP H07240037A
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glass master
turntable
center
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link arms
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Yuichi Aki
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/02Details
    • G11B17/022Positioning or locking of single discs

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  • Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)
  • Rotational Drive Of Disk (AREA)
  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単且つ低コストの構成により、ターンテー
ブルを回転させることなく、迅速に且つ高精度に芯出し
が行なわれるようにした、ガラス原盤のセンタリング装
置を提供すること。 【構成】 各リンクアーム22,23,24のピボット
軸の周りの揺動によって、各案内駒が、ターンテーブル
の回転中心に対して、同一方向に等距離だけ移動して、
ターンテーブル上に載置されたガラス原盤の外周に当接
できるように、ガラス原盤のセンタリング装置20を構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスクのガラス原
盤露光装置において、光ディスクのマスターとなるべき
ガラス原盤を、その中心がターンテーブルの回転中心に
一致するように、芯出しするための、ガラス原盤のセン
タリング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスクのガラス原盤露光装置
において、光ディスクのマスターとなるべきガラス原盤
の中心が、ターンテーブルの回転中心からずれている
と、このガラス原盤に対する回転記録中に、ダイナミッ
クアンバランスによって、振動等が発生する。これによ
り、このガラス原盤に記録されるトラックピッチ等の記
録精度が低下してしまう。
【0003】このため、ガラス原盤の中心に貫通したセ
ンターホールを設けておき、このセンターホールをター
ンテーブル上のセンターピンに嵌合させることにより、
このガラス原盤の芯出しを行なう方法がある。しかしな
がら、この方法では、高精度の芯出しを得るためには、
センターホール及びガラス原盤の外円筒の同心度と、セ
ンターホールの寸法精度を高精度に規定する必要があ
る。従って、ガラス原盤が高価になってしまうという問
題があった。
【0004】また、ガラス原盤にセンターホールが設け
られていると、ガラス原盤にフォトレジストを均一にス
ピンコートする際、及び露光後の現像処理等のウェット
プロセスの際、そしてガラス原盤のリサイクル時の再研
磨の際に、薬液の残留,不連続面による面精度の劣化等
に、上記センターホールに起因する問題が発生しやす
く、むしろセンターホールはない方がよい。
【0005】さらに、上述したセンターホールが設けら
れている場合には、センターホールに微細なクラック等
の欠陥があると、回転中に遠心力に基づいて、亀裂が発
生し、場合によっては、ガラス原盤が破断し、飛散する
おそれが多くなる。かくして、ガラス原盤に設けられた
センターホールを利用する芯出しは、上述した種々の問
題があるため、実際にはあまり利用されていない。
【0006】これに対して、ガラス原盤の外円筒を利用
した芯出しを行なう場合には、ターンテーブル上にて、
このガラス原盤の外円筒を、リングにより全周で抑止
し、または少なくとも三ヶ所以上の位置にて、案内駒に
より、このガラス原盤を抑止することにより、このガラ
ス原盤の芯出しが行なわれ得る。
【0007】しかしながら、この技術においては、ガラ
ス原盤より大きな回転部分が必要であることから、前記
センターホールの場合に比較して、芯出しのための機構
が大幅に大きくなり、高精度に加工するためには、コス
トが高くなってしまうという問題があった。また、ター
ンテーブルの外周に円環状のリングを設けると、ガラス
原盤の取付け,取外しが面倒であると共に、このガラス
原盤の記録面に、傷等のダメージを与える可能性が大き
くなってしまうという問題があった。
【0008】上述した案内駒またはリングに切欠部を設
けておき、ガラス原盤の記録裏面に、指が治具の爪等が
かかりやすくした場合には、ターンテーブル自体のバラ
ンスが崩れてしまうことから、このターンテーブル自体
のバランス修正が必要になると共に、形状が不連続にな
るため、高速回転時には、周囲の気流を大きく乱すこと
になり、騒音及び風損が増大するため、回転速度の精度
が低下してしまうという問題があった。
【0009】近年になって、光ディスク等の高密度化及
び高速アクセス化が進んできて、ガラス原盤への記録時
にも、高速回転が要求されるようになってきている。こ
こで、ガラス原盤のダイナミックアンバランスにより発
生する振動の加速度は、回転数の二乗に比例する。従っ
て、従来と同様の芯出し精度では、振動の加速度は、従
来の加速度の二乗に比例して増大することになる。
【0010】これにより、振動の加速度による影響が非
常に大きくなり、記録精度が著しく低下してしまうこと
になる。さらに、振動の周波数も回転数に比例して高く
なるので、ガラス原盤露光装置の各部の固有振動数と振
動の周波数とが一致してしまった場合、共振によって振
動が増大してしまう等の問題があった。
【0011】このため、従来に比較して、露光装置各部
の剛性を高める等の対策が必要になるので、露光装置自
体のコストが高くなってしまう等の問題があった。ま
た、共振による振動を抑制するための他の方法として、
ターンテーブルを搭載する装置のベースを十分に重く構
成することにより、ダイナミックアンバランスに起因す
る振動の加速度による変位をトラックピッチ等の記録精
度の悪化に寄与しない範囲内に抑える方法もある。しか
しながら、重量の増大による設置場所が制限されたり、
装置の小型化が困難になる傾向があると共に、材料費も
高くなってしまう等の問題があった。
【0012】かくして、ターンテーブルの回転中心に対
して、ガラス原盤の外円筒中心をできるだけ正確に一致
させるための外部からの芯出し作業が必要となり、以下
に述べる方法が採用されている。
【0013】第一の方法は、ターンテーブル上にガラス
原盤を搭載装着する作業者が、ダイヤルゲージまたは電
気マイクロメータ等の変位計を原盤の外円筒端面にセッ
トして、ターンテーブル上のガラス原盤を回転させなが
ら、偏心量が最小または許容範囲内に収まるように、ガ
ラス原盤の位置を微調整する方法である。
【0014】また、第二の方法は、ターンテーブル上に
ガラス原盤を搭載装着する際に、治具等を使用すること
により、このガラス原盤の偏心量が一定の許容範囲内に
収まるようにして、ターンテーブルを所定の回転数で回
転させ、ダイナミックアンバランスによる振動の大きさ
及び方向を検出する釣合試験機またはダイナミックバラ
ンサー等を使用して、ガラス原盤の不釣合を検出して、
釣合重りを付加し、あるいはガラス原盤の位置を調整す
る方法である。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記二
つの方法は、何れも、作業に時間がかかると共に、熟練
した専任の作業者が必要である。また、人が介在するこ
とから、人に起因する塵埃の発生によりガラス原盤の記
録面に塵埃が付着して、ガラス原盤の記録された記録信
号に欠陥が生ずることがある等いう問題があった。さら
に、第二の方法においては、一般に、加速度の検出は、
変位の検出より分解能が劣るため、変位と同等の分解能
を得るためには、高価な検出器が必要になる等の問題が
あった。このため、以下のような方法が、開示されてい
る。
【0016】先づ、上述した第一の方法を自動化して、
人の介在を排除するようにしたものとしては、特開昭6
1−206956号,特開平1−210240号及び特
開平1−217760号等による方法がある。しかしな
がら、これらの方法は、何れもターンテーブルを少なく
とも2回転以上、比較的低速度で回転させることによっ
て、偏心量を補正し且つ確認するものである。従って、
芯出しに要する時間が比較的長く、また変位計測部,駆
動部,制御部が必要であることから、高精度の芯出しを
行なうためには、複雑で且つ高価な装置となってしまう
等の問題があった。
【0017】このため、ターンテーブルを回転させず
に、少なくとも3方向から同時に、または順次にガラス
原盤を位置決め移動する方法として、特開平4−387
640号による方法がある。しかしながら、この方法
は、変位計測部,駆動部,制御部が必要であり、高精度
の芯出しを行なうためには、複雑で且つ高価な装置とな
ってしまう等の問題は、以前として残っていると共に、
さらに演算によってガラス原盤の位置決め移動を行なう
ため、芯出しに時間がかかるという問題があった。
【0018】これに対して、特開平5−28541号等
において、工作機械の旋盤主軸台に被加工物を取り付け
たり、ボール盤にドリル刃を取り付ける際に使用され
る、スクロール式3つ爪チャックに代表される機構を応
用する方法が提案されている。この方法は、ターンテー
ブルを回転させなくても、少なくとも3方向から同時に
ガラス原盤の位置を規制することにより、瞬時に芯出し
が完了する。さらに、変位計測部が必要ないことから、
前述した方法に比較して、簡単に構成されることにな
る。
【0019】しかしながら、このような方法において、
高精度の芯出しを行なうためには、各部材の精度が偏心
量と1対1の対応関係にある、即ち、調整部材の回転中
心と駆動回転テーブルと案内駒との間の高い同心度が要
求されることになる。さらに、少なくとも3個以上設け
られる調整部材のそれぞれの案内溝にも同様の高い精度
が要求されることになる。かくして、装置全体では、精
度を向上させるために、コストが高くなってしまうとい
う問題があった。
【0020】本発明は、以上の点に鑑み、簡単且つ低コ
ストの構成により、ターンテーブルを回転させることな
く、迅速に且つ高精度に芯出しが行なわれ得るようにし
た、ガラス原盤のセンタリング装置を提供することを目
的としている。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、光ディスクのガラス原盤が載置されるべきターン
テーブルの周囲に配設されたベースプレートと、このベ
ースプレート上にて、このターンテーブルの回転中心に
関して等角度間隔で配設された少なくとも3つのピボッ
ト軸に連結されたリンクアームと、隣接するリンクアー
ムを互いに揺動可能に連結する連接棒と、各リンクアー
ム上に取り付けられた案内駒とを有しており、各リンク
アームのピボット軸の周りの揺動によって、各案内駒
が、ターンテーブルの回転中心に対して、同一方向に等
距離だけ移動して、ターンテーブル上に載置されたガラ
ス原盤の外周に当接する構成とした、ガラス原盤のセン
タリング装置により、達成される。
【0022】本発明によるガラス原盤のセンタリング装
置は、好ましくは、前記各案内駒のピボット軸からの距
離が、各連接棒のピボット軸からの距離より、短く選定
されている。
【0023】本発明によるガラス原盤のセンタリング装
置は、好ましくは、前記各案内駒が、外輪が回転可能な
部材により構成されている。
【0024】本発明によるガラス原盤のセンタリング装
置は、好ましくは、前記各リンクアームのうち、少なく
とも一つのリンクアームとベースプレートとの間に、ピ
ボット軸を介して連結された、このリンクアームを揺動
させるための駆動手段が備えられている。
【0025】本発明によるガラス原盤のセンタリング装
置は、好ましくは、駆動手段が、エアシリンダ等の直動
駆動機器であって、その駆動部が、ピボット軸に対して
摺動可能に且つ弾性部材によって弾性変形可能に支持さ
れている。
【0026】本発明によるガラス原盤のセンタリング装
置は、好ましくは、前記ターンテーブル上にてガラス原
盤の外周円の中心がターンテーブルの回転中心に一致す
るように芯出しされたガラス原盤を真空吸着した状態
で、各リンクアームを揺動させて、各案内駒をガラス原
盤の外周縁に当接させるように、ベースプレートを位置
調整し固定される。
【0027】また、上記目的は、本発明によれば、光デ
ィスクのガラス原盤が載置されるべきターンテーブルの
周囲に配設されたベースプレートと、このベースプレー
ト上にて、このターンテーブルの回転中心に関して等角
度間隔で配設された少なくとも3つのピボット軸に連結
されたリンクアームと、隣接するリンクアームを互いに
揺動可能に連結する連接棒と、各リンクアーム上に取り
付けられた案内駒と、各リンクアームのうち、少なくと
も一つのリンクアームとベースプレートとの間に、ピボ
ット軸を介して連結された、このリンクアームを揺動さ
せるための駆動手段とを有しており、駆動手段により、
各リンクアームをピボット軸の周りに揺動させることに
より、各案内駒が、ターンテーブルの回転中心に対し
て、同一方向に等距離だけ移動して、ターンテーブル上
に載置されたガラス原盤の外周に当接する構成とした、
ガラス原盤のセンタリング装置により、達成される。
【0028】
【作用】上記構成によれば、リンクアームと、このリン
クアームを互いに連結する連接棒とから成るリンク機構
によって、各リンクアームに取り付けられた案内駒が、
ターンテーブルの回転中心に対して、同時に同じ方向に
同じ距離だけ移動される。 これにより、ターンテーブ
ル上に載置されたガラス原盤は、各リンクアームの揺動
による案内駒の移動によって、この案内駒が、ガラス原
盤の外周縁に当接する。これにより、このガラス原盤
は、その外周縁の中心が、ターンテーブルの回転中心に
対して一致されるように、ターンテーブル上で移動され
た後、すべての案内駒が、ガラス原盤の外周縁に当接す
ることにより、芯出し調整される。
【0029】各案内駒のピボット軸からの距離が、各連
接棒のピボット軸からの距離より、短く選定されている
場合には、リンクアームと連接棒とのガタや温度変化,
張力変動による連接棒の変動による影響が、リンクアー
ムの揺動誤差、即ち案内駒の移動誤差に対して縮小され
て伝達される。
【0030】各案内駒が、外輪が回転可能な部材により
構成されている場合には、案内駒がターンテール上のガ
ラス原盤の外周縁に当接している場合には、この案内駒
が回転する。これにより、案内駒がガラス原盤の外周縁
に当接していることが、案内駒の回転によって確認され
る。
【0031】各リンクアームのうち、少なくとも一つの
リンクアームとベースプレートとの間に、ピボット軸を
介して連結された、このリンクアームを揺動させるため
の駆動手段が備えられている場合には、この駆動手段を
動作させることにより、各リンクアームが、同時に同じ
方向に同じ角度だけ揺動される。
【0032】駆動手段が、エアシリンダ等の直動駆動機
器であって、その駆動部が、ピボット軸に対して摺動可
能に且つ弾性部材によって弾性変形可能に支持されてい
る場合には、直動駆動機器の作動によって、駆動部が移
動されたとき、その移動が、直接にリンクアームに伝達
されず、弾性部材を介して伝達されることになる。従っ
て、リンクアーム,連接棒や各ピボット軸等に、過大な
負荷がかかることが防止される。
【0033】ターンテーブル上にてガラス原盤の外周円
の中心がターンテーブルの回転中心に一致するように芯
出しされたガラス原盤を真空吸着した状態で、各リンク
アームを揺動させて、各案内駒をガラス原盤の外周縁に
当接させるように、ベースプレートを位置調整し固定さ
れる場合には、センタリング装置の調整が容易に且つ短
時間で行なわれ得ることになる。
【0034】
【実施例】以下、この発明の好適な実施例を図1乃至図
4を参照しながら、詳細に説明する。尚、以下に述べる
実施例は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に
好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲
は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載
がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0035】図1は、本発明によるセンタリング装置の
一実施例を組み込んだガラス原盤露光装置のエアスピン
ドルターンテーブル付近を示している。 図1におい
て、ガラス原盤露光装置10は、ベース11と、このベ
ース11上に備えられた高さ補正用のスピンドルベース
12と、このスピンドルベース12上に取り付けられた
エアスピンドルハウジング13と、このエアスピンドル
ハウジング13の上下に貫通した中空部に空気膜を挟ん
で緩く嵌合した回転軸14と、この回転軸14の上端に
固定された、軸方向の変位を規制すると共に、適正な空
気膜が配置される円板状のスラストプレート15と、こ
のスラストプレート15上に固定されたターンテーブル
16とを有している。
【0036】上記ベース11とスピンドルベース12
は、互いに一体的に固定されているが、一体に構成され
ていてもよい。
【0037】また、回転軸14,スラストプレート15
及びターンテーブル16は、図示しない駆動モータ等の
駆動手段によって、互いに一体に回転駆動されるように
なっている。 ここで、回転軸14及びスラストプレー
ト15、またはスラストプレート15及びターンテーブ
ル16、もしくは回転軸14,スラストプレート15及
びターンテーブル16は、互いに一体に構成されていて
もよい。
【0038】上記ターンテーブル16は、その上面にガ
ラス原盤17が載置されると共に、その上面には、円周
方向に延びる少なくとも一つ以上の円環状の溝16a
と、この円環状の溝16aを互いに連通させる放射状の
溝16bとが形成されている。さらに、上記回転軸14
には、流体通路14aが設けられており、この流体通路
14aを介して、真空排気が行なわれる。これにより、
ターンテーブル16上に載置されたガラス原盤17の下
面と、ターンテーブル16上に形成された溝16a,1
6bが、上記流体通路14aを介して真空排気されるこ
とにより、このガラス原盤17が、ターンテーブル16
の上面に真空吸着されるようになっている。
【0039】この場合、上記円環状の溝16a及び放射
状の溝16bは、このガラス原盤17を真空負圧で吸着
する際、このガラス原盤17の下面の記録面に対して、
回転記録時に記録精度に悪影響を及ぼさない範囲の変形
のみを与えるように、適正な溝幅及び間隔で、且つ残留
する偏心量による回転中の遠心力によって、このガラス
原盤がターンテーブル16上から滑り出さないような静
止摩擦力が得られるように、構成されている。
【0040】また、この溝16a及び16bの深さは、
これらの溝16a,16bとガラス原盤17により画成
される空間の体積に基づいて、真空排気開始時の急激な
圧力変化を緩和し、且つ真空排気による脈動の発生によ
るガラス原盤17の位置ずれ,衝撃によるマイクロクラ
ックの発生が防止されるように、適宜に選定される。
【0041】以上の構成は、従来のガラス原盤露光装置
におけるターンテーブル付近の構成と同じであるが、図
1に示したガラス原盤露光装置10においては、さらに
以下に説明するセンタリング装置20が備えられてい
る。
【0042】即ち、センタリング装置20は、本実施例
にあっては、上記ターンテーブル16の周辺にて固定配
置されたベースプレート21と、このベースプレート2
1上にて、少なくとも3つ(図示の場合、3つ)のピボ
ット軸21a,21b,21c(図2参照)に連結され
たリンクアーム22,23,24と、隣接するリンクア
ーム22,23及び23,24を互いに揺動可能に連結
する二つの連接ロッド25,26と、各リンクアーム2
2,23,24上にそれぞれ取り付けられた案内駒2
7,28,29と、上記リンクアームのうち、リンクア
ーム22に連結された駆動用のエアシリンダ30とを有
している。
【0043】上記ベースプレート21は、図2に示すよ
うに、3つのネジ21d,21e,21fにより、ベー
ス11またはスピンドルベース12に対して、固定され
ている。
【0044】また、リンクアーム22,23,24は、
それぞれピボット軸21a,21b,21cから一定の
距離に配設されたピボット軸22a,23a,23b,
24aを備えており、上述した各連接ロッド25,26
の両端が、それぞれピボット軸22a,23a,23
b,24aにより揺動可能に支持されている。ここで、
上記各連接ロッド25,26の長さは、ピボット軸21
a,21bの間隔、及びピボット軸21b,21cの距
離と同じに選定されている。
【0045】さらに、各案内駒27,28,29は、そ
れぞれピボット軸21a,21b,21cから等距離の
位置に配設されている。これにより、例えばリンクアー
ム22がピボット軸21aの周りに揺動されたとき、こ
のリンクアーム22の揺動が、連接ロッド25を介し
て、リンクアーム23に、そして連接ロッド26を介し
て、リンクアーム24に伝達される。
【0046】かくして、各リンクアーム22,23,2
4は、互いに同じ向きに同じ角度だけ揺動することにな
り、各リンクアーム22,23,24に取り付けられた
案内駒27,28,29は、ターンテーブル16の回転
中心に対して、等距離にあるように、ガイドされること
になる。
【0047】ここで、上記ピボット軸21a,21b,
21cは、好ましくはこのターンテーブル16の回転中
心に関して等角度間隔、即ち120度の角度間隔で配設
されている。これにより、上記各リンクアーム22,2
3,24の互いに連動した揺動によって、各案内駒2
7,28,29が、より高精度で、ターンテーブル16
の回転中心に対して、均等な位置に保持されることにな
る。
【0048】また、同様にして、ベースプレート21上
の各ピボット軸21a,21b,21cに対する各案内
駒27,28,29の距離や、各連接ロッド25,26
を支持するピボット軸22a,23a,23b,24a
とピボット軸21a,21b,21cとの距離、そして
各リンクアーム22,23,24と連接ロッド25,2
6のなす角度、さらに各連接ロッド25,26の長さ
(即ち、ピボット軸22a,23a、そしてピボット軸
23b,24aの距離)は、それぞれできるだけ高精度
にすることが望ましい。
【0049】そして、これらの各部材の加工に際して
は、変位測長計を備えた自動数値制御工作機械等による
穴加工を行なうことにより、一般に、測長計の分解能と
して1μm以下、即ち実加工精度として穴の中心間距離
精度にて、10μm以下の精度で、極めて容易に加工が
行なわれ得る。
【0050】また、上記案内駒27,28,29の揺動
半径、即ち各案内駒27,28,29とピボット軸21
a,21b,21cとの距離は、好ましくは、各連接ロ
ッド25,26の揺動半径、即ちピボット軸22a,2
3a,23b,24aとピボット軸21a,21b,2
1cとの距離よりも、短く設定される。
【0051】これにより、連接ロッド25,26の枢支
部分のガタや温度変化,張力変動による連接ロッド2
5,26の長さの変動によって影響される誤差が、案内
駒27,28,29の揺動角度の誤差として縮小されて
伝達されることにより、できるだけ誤差を少なくするた
めである。
【0052】前記駆動用エアシリンダ30は、図2に示
すように、そしてより詳細には図4に示すように、ベー
スプレート21及びリンクアーム22に対して、それぞ
れピボット軸21g及び22bにより、揺動可能に支持
されている。
【0053】本実施例による原盤露光装置10及びセン
タリング装置20は、以上のように構成されており、図
2においては、このエアシリンダ30は、その直動可動
軸31が、最短の後死点に位置している。これにより、
各リンクアーム22,23,24は、図において、右旋
された開放状態にある。
【0054】この開放状態から、ターンテーブル16上
にガラス原盤17を載置した後、エアシリンダ30を作
動させて、その直動可動軸31を最長の前死点に移動さ
せる。これにより、リンクアーム22は、図2にて、ピ
ボット軸21aの周りに左旋される。このとき、リンク
アーム22の揺動は、連接ロッド25を介して、リンク
アーム23に伝達され、さらに連接ロッド26を介し
て、リンクアーム24に伝達される。これにより、各リ
ンクアーム22,23,24は、同じ方向(左方向)に
同じ角度だけ揺動され、図3及び図4に示す、芯出し状
態に持ち来たされる。
【0055】従って、各リンクアーム22,23,24
に取り付けられた案内駒27,28,29は、ターンテ
ーブル16の回転中心に対して、互いに同じ距離を保持
しつつ、接近することになる。かくして、各案内駒2
7,28,29は、ターンテーブル16上に載置された
ガラス原盤17の外周縁に当接し、且つ押動することに
なる。これにより、このガラス原盤17は、各案内駒2
7,28,29が当接する外周縁が、ターンテーブル1
6の回転中心に対して等距離になるように、即ちこのガ
ラス原盤17の中心がターンテーブル16の回転中心に
一致するように、このターンテーブル16上を移動さ
れ、拘束されることになる。
【0056】この場合、センタリング装置20は、図3
及び図4に示す状態にて、このガラス原盤17をターン
テーブル16の回転中心に一致されるように、前以て調
整しておく必要がある。
【0057】この調整作業は、先ず、ダイヤルゲージま
たは電気マイクロメータ等の変位計を、このガラス原盤
17の外円筒端面にセットする。次に、ターンテーブル
16上のガラス原盤17を回転させながら、このガラス
原盤17の偏心量が、その外円筒の真円度と同程度の精
度で最小になるように、即ち、このターンテーブル16
の回転中心とガラス原盤17の外円筒の中心とが一致す
るように芯出し調整したガラス原盤17をターンテーブ
ル16上に真空吸着させる。
【0058】そして、この状態でネジ21d,21e,
21fを緩めたままで、ガラス原盤17の芯出し調整を
行なった後、エアシリンダ30を作動させて、各案内駒
27,28,29が均等にガラス原盤17の外周縁に当
接するように、ベースプレート21をベース11に対し
て移動調整する。最後にネジ21d,21e,21fを
締めることにより、容易に且つ短時間で位置決め調整が
行なわれることになる。
【0059】尚、上記案内駒27,28,29は、カム
フォロア等の外輪が回転可能な部材によって構成されて
いると、ターンテーブル16を回転させたとき、各案内
駒27,28,29は、ガラス原盤17に当接していれ
ば、回転し、当接していなければ、回転しない。従っ
て、この案内駒27,28,29が滑ることなく回転し
ている状態を確認すれば、各案内駒27,28,29が
ガラス原盤17に対して確実に当接していることが容易
に確認される。
【0060】従って、ベースプレート21の移動調整の
後、ガラス原盤17をゆっくり一回転以上回転させたと
き、すべての案内駒27,28,29が回転していると
共に、ガラス原盤17を一旦ターンテーブル16からは
ずし、再度ガラス原盤17をターンテーブル16上に装
着し、芯出し調整後にターンテーブル16上に真空吸着
した場合、同様にガラス原盤17をゆっくり一回転以上
回転させたとき、すべての案内駒27,28,29が回
転していれば、このガラス原盤17の外円筒中心とこの
ターンテーブル16の回転中心とが一致するように、セ
ンタリング装置30の調整が行なわれたことが、容易に
且つ高精度で確認される。
【0061】また、エアシリンダ30の作動の際、直動
可動軸31は、外部からの空気圧力によって駆動される
が、その移動速度が速過ぎると、案内駒27,28,2
9がガラス原盤17の外周縁に当接するとき、ガラス原
盤17に対して衝撃を与えて、ガラス原盤の当接部分を
破損するおそれがある。従って、エアシリンダ30への
空気の供給路に、スピードコントローラ等の空気流量を
制限する手段を設けておくことにより、エアシリンダ3
0の直動可動軸31の移動速度を抑制することが望まし
い。他方、このエアシリンダ30へ供給される空気の圧
力が十分でないと、直動可動軸31の動作速度が不安定
になってしまうおそれがある。従って、低速度で且つ安
定した動作が得られるような、適正な空気圧力が供給さ
れる必要がある。
【0062】さらに、エアシリンダ30の直動可動軸3
1は、図4に示すように、リンクアーム22のピボット
軸22bの横向きの貫通穴に対して摺動可能に挿通され
ていると共に、直動可動軸31とこのピボット軸22b
の間に、圧縮コイルバネ等の弾性部材32が設けられて
いる。これにより、直動可動軸31が前死点に達したと
き、この弾性部材32の作用によって、この直動可動軸
31の運動が直接的にリンクアーム22に伝達されず、
上記弾性部材32の張力が、リンクアーム22のピボッ
ト軸22bに伝達される。
【0063】従って、この直動可動軸31の直進運動に
よって、過大な負荷が、リンクアーム22,,23,2
4及び連接ロッド25,26、さらに各ピボット軸等に
作用することが回避され、上記各部材が不用意に変形し
てしまわないようになっている。かくして、エアシリン
ダ30の直動可動軸31の運動が、円滑にリンクアーム
22に伝達され、高精度の芯出しが行なわれ得るように
なっている。この場合、上記弾性部材32の弾性力を適
宜に調整することにより、芯出し調整に対して適正な弾
性力が与えられることになる。
【0064】尚、好ましくは、直動可動軸31の先端に
フランジ31aが設けられており、芯出し状態から開放
状態に戻る場合、このフランジ31aが、リンクアーム
22に係合することにより、このリンクアーム22が強
制的に右旋され、連接ロッド25,26を介して、他の
リンクアーム23,24を強制的に右旋される。
【0065】尚、上述した実施例においては、リンクア
ーム22,23,24を駆動する手段として、一つのリ
ンクアーム22に連結されたエアシリンダ30が備えら
れているが、これに限らず、他のリンクアーム23,2
4あるいは、連接ロッド25,26に対して、駆動手段
が備えられていてもよいことは明らかである。
【0066】また、駆動手段として、エアシリンダ30
が使用されているが、これに限らず、他の直線駆動機構
または回転駆動機構によっても、同様の効果が得られ、
さらに手動でリンクアーム22,23,24等を揺動さ
せるようにしてもよいことは明らかである。これら他の
駆動手段を採用した場合にも、同様に駆動力を弾性部材
を介して、リンクアーム22,23,24等に伝達する
ことにより、円滑な駆動力の伝達が行なわれ得る。ま
た、回転駆動機構の場合には、弾性力を調整するため
に、例えばトルクリミッタ等のトルク調整機構が備えら
れていてもよい。
【0067】このように、以上の実施例によれば、リン
クアームと、このリンクアームを互いに廉潔する連接棒
とから成るリンク機構によって、ターンテーブル上のガ
ラス原盤の芯出し調整が行なわれ得る。従って、ガラス
原盤の外円筒の真円度とほぼ同じ精度の芯出し調整が可
能となる。これにより、複数のガラス原盤の外径寸法が
公差内で異なる場合にも、リンクアームの揺動による案
内駒のガラス原盤外周縁への当接によって、ほぼ同等の
精度での芯出しが行なわれ得ることになる。
【0068】各案内駒のピボット軸からの距離が、各連
接棒のピボット軸からの距離より、短く選定されている
場合には、連接棒に関する誤差が縮小して案内駒に伝達
されることになるので、加工精度誤差による芯出し精度
への影響が低減されることになる。各案内駒が、外輪が
回転可能な部材により構成されている場合には、案内駒
の回転によって、この案内駒のガラス原盤への当接状態
が容易に確認されることになる。各リンクアームのう
ち、少なくとも一つのリンクアームとベースプレートと
の間に、ピボット軸を介して連結された、このリンクア
ームを揺動させるための駆動手段が備えられている場合
には、この駆動手段を動作させることにより、簡単な構
成により、容易に芯出し調整が行なわれ得ることとな
る。
【0069】駆動手段が、エアシリンダ等の直動駆動機
器であって、その駆動部が、ピボット軸に対して摺動可
能に且つ弾性部材によって弾性変形可能に支持されてい
る場合には、リンクアーム,連接棒や各ピボット軸等
に、過大な負荷がかかることが防止される。従って、よ
り精度の高い芯出しが行なわれ得ることになる。ターン
テーブル上にてガラス原盤の外周円の中心がターンテー
ブルの回転中心に一致するように芯出しされたガラス原
盤を真空吸着した状態で、各リンクアームを揺動させ
て、各案内駒をガラス原盤の外周縁に当接させるよう
に、ベースプレートを位置調整し固定される場合には、
センタリング装置の調整が容易に且つ短時間で行なわれ
得ることになる。従って、各部材の加工精度があまり高
くなくても、ガラス原盤の外周縁の真円度とほぼ同程度
の芯出し精度が得られることになる。しかも上記位置調
整と芯出し調整の際の負荷の方向が同じであることか
ら、より精度の高い芯出し調整が可能となる。
【0070】このようにして、リンクアームを揺動させ
ることによって、容易に且つ短時間で、高精度の芯出し
が行なわれ得る。従って、偏心による回転記録中のダイ
ナミックアンバランスの発生が極小に抑制されると共
に、発生する振動が最小にされるので、ガラス原盤に記
録されるトラックピッチ精度の悪化等の精度劣化が防止
されることになり、光ディスク等のガラス原盤の記録精
度が向上され、光ディスク等の品質が安定することにな
る。さらに、上述したように、芯出し調整は、単純な駆
動手段と、簡単な構成、そして容易な加工によって、組
立後にベースプレートの位置調整を行なうことによっ
て、実現される。
【0071】
【発明の効果】以上述べた本発明によれば、簡単且つ低
コストの構成により、ターンテーブルを回転させること
なく、迅速に且つ高精度に芯出しが行なわれ得るように
した、ガラス原盤のセンタリング装置が提供されること
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるセンタリング装置の一実施例を示
す概略断面図である。
【図2】図1のセンタリング装置の開放状態における概
略平面図である。
【図3】図1のセンタリング装置の芯出し動作状態にお
ける概略平面図である。
【図4】図3のセンタリング装置の駆動部の部分拡大平
面図である。
【符号の説明】
10 原盤露光装置 11 ベース 12 スピンドルベース 13 エアスピンドルハウジング 14 回転軸 15 スラストプレート 16 ターンテーブル 17 ガラス原盤 20 センタリング装置 21 ベースプレート 22 リンクアーム 23 リンクアーム 24 リンクアーム 25 連接ロッド 26 連接ロッド 27 案内駒 28 案内駒 29 案内駒 30 エアシリンダ 31 直動可動軸

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクのガラス原盤が載置されるべ
    きターンテーブルの周囲に配設されたベースプレート
    と、 このベースプレート上にて、このターンテーブルの回転
    中心に関して等角度間隔で配設された少なくとも3つの
    ピボット軸に連結されたリンクアームと、 隣接する上記リンクアームを互いに揺動可能に連結する
    連接棒と、 上記各リンクアーム上に取り付けられた案内駒とを有し
    ており、 上記各リンクアームのピボット軸の周りの揺動によっ
    て、各案内駒が、ターンテーブルの回転中心に対して、
    同一方向に等距離だけ移動して、ターンテーブル上に載
    置されたガラス原盤の外周に当接する構成としたことを
    特徴とするガラス原盤のセンタリング装置。
  2. 【請求項2】 前記各案内駒のピボット軸からの距離
    が、各連接棒のピボット軸からの距離より、短く選定さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載のガラス原盤
    のセンタリング装置。
  3. 【請求項3】 前記各案内駒が、外輪が回転可能な部材
    により構成されていることを特徴とする請求項1に記載
    のガラス原盤のセンタリング装置。
  4. 【請求項4】 前記各リンクアームのうち、少なくとも
    一つのリンクアームとベースプレートとの間に、ピボッ
    ト軸を介して連結された、このリンクアームを揺動させ
    るための駆動手段が備えられていることを特徴とする請
    求項1から3の何れかに記載のガラス原盤のセンタリン
    グ装置。
  5. 【請求項5】 前記駆動手段が、エアシリンダ等の直動
    駆動機器であって、その駆動部が、ピボット軸に対して
    摺動可能に且つ弾性部材によって弾性変形可能に支持さ
    れていることを特徴とする請求項4に記載のガラス原盤
    のセンタリング装置。
  6. 【請求項6】 前記ターンテーブル上にてガラス原盤の
    外周円の中心がターンテーブルの回転中心に一致するよ
    うに芯出しされたガラス原盤を真空吸着した状態で、各
    リンクアームを揺動させて、各案内駒をガラス原盤の外
    周縁に当接させるように、ベースプレートを位置調整し
    固定されることを特徴とする請求項1から5の何れかに
    記載のガラス原盤のセンタリング装置。
  7. 【請求項7】 光ディスクのガラス原盤が載置されるべ
    きターンテーブルの周囲に配設されたベースプレート
    と、 このベースプレート上にて、このターンテーブルの回転
    中心に関して等角度間隔で配設された少なくとも3つの
    ピボット軸に連結されたリンクアームと、 隣接するリンクアームを互いに揺動可能に連結する連接
    棒と、 上記各リンクアーム上に取り付けられた案内駒と、 上記各リンクアームのうち、少なくとも一つのリンクア
    ームとベースプレートとの間に、ピボット軸を介して連
    結された、このリンクアームを揺動させるための駆動手
    段とを有し、 駆動手段により、各リンクアームをピボット軸の周りに
    揺動させることにより、各案内駒が、ターンテーブルの
    回転中心に対して、同一方向に等距離だけ移動して、タ
    ーンテーブル上に載置されたガラス原盤の外周に当接す
    る構成としたことを特徴とするガラス原盤のセンタリン
    グ装置。
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