JPH0723995Y2 - 電子部品の自動供給装置 - Google Patents

電子部品の自動供給装置

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JPH0723995Y2
JPH0723995Y2 JP1989132664U JP13266489U JPH0723995Y2 JP H0723995 Y2 JPH0723995 Y2 JP H0723995Y2 JP 1989132664 U JP1989132664 U JP 1989132664U JP 13266489 U JP13266489 U JP 13266489U JP H0723995 Y2 JPH0723995 Y2 JP H0723995Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、チップ型の電子部品やフラットパッケージ型
ICの如き異型の電子部品をプリント基板に装着するのに
用いられる電子部品の自動供給装置に関するものであ
る。
従来の技術 従来、電子部品の収納ケースとしては円盤状のケース本
体を備え、このケース本体の内部には複数個の電子部品
を整列させて収容するスパイラル状の部品収納溝を設
け、その部品収納溝の最外周端をケース本体の側部に開
口位置する部品送出口とした電子部品の収納ケースが知
られている(実開昭60−119799号)。この電子部品の収
納ケースは、ケース本体を振動式のパーツフィーダーに
横に寝せて装備し、そのパーツフィーダーの振動をケー
ス本体に作用することから、部品収納溝の内部に収容さ
れた電子部品を部品送出口より外方に送り出すものとし
て構成されている。
然し、この収納ケースでは部品送出口がスパイラル状に
形成された部品収納溝でケース本体の側部に開口位置す
る最外周端で形成されているから、電子部品が該部品送
出口よりケース本体の接線方向に送り出されることにな
る。そのため、電子部品の自動供給装置に装備される電
子部品の受取り手段としては電子部品をケース本体の接
線方向より安定よく受け取れる特有な機構のものに構成
しなければならない。また、電子部品を送り出すには振
動をケース本体に作用することによるパーツフィーダー
を適用することから設備全体として大型化することも避
けられない。
上述した電子部品の収納ケースの他に、多数個の電子部
品をバラ状態でカセット本体の内部に収容すると共に、
電子部品を個々に分離させてカセット本体より外部に送
り出すバルク型式の収納カセットが知られている(特開
昭63−127600号)。
この電子部品の収納カセットは、多数個の電子部品をバ
ラ状態で収容する貯溜室をカセット本体の内部に設け、
各電子部品を貯溜室から個々に自重で下部方向に滑降さ
せ、その貯溜室の底部から下方に連続傾斜させて電子部
品の整列孔を設け、この整列孔の途上にはエアーを間歇
的に噴出する噴気口を設けることにより、整列孔の終端
位置に開口する部品取出口から電子部品を個々に分離供
給できるよう構成されている。
然し、その電子部品の収納カセットでは複数個の電子部
品をランダムに収容する空間から略一個分が通るに足る
隙間状の部品送出溝を介して電子部品を送り出すもので
あるため、電子部品が部品送出溝の空間側で開口に引っ
掛かり易く、一個づつ円滑に分離させて送り出すのに困
難を伴う。
考案が解決しようとする課題 本考案は、電子部品を収納ケースの部品送出口に安定よ
く確実に送り出せ、また、電子部品を収納ケースの部品
送出口より電子部品の装着ヘッドが昇降動する位置まで
円滑に持ち運べ、各機構部を含む装置全体をコンパクト
なものに構成する電子部品の自動供給装置を提供するこ
とを目的とする。
課題を解決するための手段 本考案の請求項1に係る電子部品の自動供給装置におい
ては、板状のケース本体を有し、そのケース本体には複
数個の電子部品をケース内に整列収容するスパイラル状
の部品収納溝と、この部品収納溝の最外周より水平方向
側方に引き続く直線状の部品送り溝と、該部品送り溝か
ら延長線上にケース開口として位置する部品送出口と、
更に、ケース本体の側面から部品収納溝に連通させて電
子部品を部品収納溝より部品送出口に移動するエアーの
送込み孔とを設けた電子部品の収納ケースと、 その収納ケースを板面上に立てて装備するケース搭載用
の基台とを具備し、 前記基台には電子部品の圧送エアーをエアーの送込み孔
より部品収納溝に送り込むエアーの送込み機構と、この
圧送エアーで収納ケースの部品送出口から送り出される
電子部品を個々に受け取る受け台と、その受け台を収納
ケースの部品送出口より装着ヘッドの昇降動位置まで水
平方向に前進,後退動する受け台の移動機構と、圧送エ
アーの送込み機構並びに受け台の移動機構を所定のシー
ケンスで駆動制御する制御回路機構とを装備することに
より構成されている。
本考案の請求項2に係る電子部品の自動供給装置におい
ては、収納ケースには圧送エアーの送込みと同期して部
品送出口を開閉するシャッター機構を備え、制御回路機
構は該シャッター機構を所定のシーケンスに応じて駆動
制御する制御回路を含むことにより構成されている。
本考案の請求項3に係る電子部品の自動供給装置におい
ては、受け台には収納ケースの部品送出口より送り出さ
れる電子部品を受け取る切欠溝を設けると共に、その切
欠溝の内面に連通させて電子部品を吸持するエアーの吸
引機構を装備し、制御回路機構は該エアーの吸引機構を
所定のシーケンスに応じて駆動制御する制御回路を含む
ことにより構成されている。
作用 本考案の請求項1に係る電子部品の自動供給装置では、
電子部品をスパイラル状の部品収納溝に装填させて複数
個をケース本体の内部に整列収容し、その電子部品を部
品収納溝の最外周より水平方向側方に引き続く直線状の
部品送り溝から延長線上に開口位置する部品送出口まで
移動する電子部品の収納ケースを備えるため、電子部品
の圧送エアーをエアーの送込み機構から部品収納溝に送
り込むと、電子部品を部品収納溝の各螺旋溝に沿って旋
回動させて部品送出口まで整列状態で押せ押せに移動す
ることができる。この電子部品は直線状の部品送り溝で
水平方向の一定方向に方向付けて送り出すことにより部
品送出口から受け台に安定よく送り出せ、また、受け台
は電子部品を受け取って水平方向に前進することにより
電子部品を装着ヘッドの昇降動位置まで円滑に持ち運ぶ
ことができる。
その電子部品の収納ケースを含む各機構部は基台を共通
のベースにして装備されているから、装置全体をコンパ
クトなものに構成することができる。また、各機構部の
制御回路機構も共通のベースとなる基台に装備し、所定
のシーケンスに応じて各機構部を正確に駆動制御するこ
とができる。
本考案の請求項2に係る電子部品の自動供給装置では、
部品送出口を圧送エアーの送込みと同期して開閉するシ
ャッター機構を備えることから、電子部品を個々に分離
させて部品送出口から確実に送り出せる。また、各機構
部の制御回路機構がシャッター機構の制御回路も含むと
ころから、圧送エアーの送込みと同期させて部品送出口
をシャッター機構で正確に開閉するようにできる。
本考案の請求項3に係る電子部品の自動供給装置では、
電子部品を受け台で支持すると共に、当該電子部品を吸
引エアーで受け台に定着できるため、電子部品を装着ヘ
ッドの昇降動位置まで安定よく確実に持ち運ぶことがで
きる。そのエアー吸引機構も所定のシーケンスに応じて
制御回路機構で駆動制御することから、電子部品を部品
送出口より受け台に送り出すのと同時に吸引エアーを受
け台の電子部品に作用することができる。
実施例 以下、添付図面を参照して説明すれば、次の通りであ
る。
第1図で示す電子部品の自動供給装置は、電子部品をプ
リント基板に装着する自動装着機の装着ヘッドHに対
し、チップ状のコンデンサ,抵抗等のチップ部品やLSI
等の如きフラットパッケージ型の異型部品を逐次供給す
るものとして構成されている。その電子部品の自動供給
装置は電子部品の収納ケース1を備え、この収納ケース
1は後述する如く複数個の電子部品をケース内に整列収
容することにより機器本体の基台2に着脱交換自在に立
てて縦型に装備されている。その電子部品の収納ケース
1の他に、基台2には電子部品の圧送エアーを収納ケー
ス1の内部に送り込むエアーの送込み機構3と、電子部
品の収納ケース1から圧送エアーで送り出される電子部
品を個々に受け取る受け台4と、この受け台4を装着ヘ
ッドHの昇降動位置まで水平方向に移動する前進,後退
動可能な受け台の移動機構5とが装備されている。ま
た、その基台2には第2図で示す如き回路構成で少なく
とも圧送エアーの送込み機構3並びに受け台の移動機構
5を所定のシーケンスに応じて動作させる制御回路機構
6を装備することにより装置全体が構成されている。
装着ヘッドHは電子部品をノズル先端で吸持することに
より、電子部品の摘出位置からプリント基板における装
着位置まで移動するよう電子部品の自動供給装置に装備
されている。また、装着ヘッドHは電子部品の摘出位置
並びに装着位置で昇降動すると共に、電子部品の摘出位
置と装着位置との間を往復動できるようXY方向に移動可
能に装備されている。
電子部品の収納ケース1は、第3図で示すようにケース
本体10が板状に形成されている。このケース本体10は、
電子部品を複数個整列させて保持するケース基板部11
と、そのケース基板部11の部品保持面を遮蔽するケース
蓋板部12とを嵌合せ固定することにより形成されてい
る。
ケース本体10の内部には、第4図で示すように複数個の
電子部品を所定向きに整列させて収容するスパイラル状
の部品収納溝13が設けられている。その部品収納溝13
は、第5図で示すように電子部品Eの形状と略相似形な
断面の凹溝状に形成され、ケース基板部11の板中央寄り
から各螺旋溝13a…13nを連続形成することにより板面の
略全面に亘って設けられている。この部品収納溝13の最
外周13nからは、水平方向側方に連続する直線状の部品
送り溝13Pを介し、部品送出口14が部品送り溝130の延長
線上でケース本体10の下角部付近の板厚面にケース開口
として位置するよう設けられている。
そのケース本体10には部品収納溝13に連通させて、電子
部品の圧送エアーを送り込むのに必要なエアーの送込み
孔15a…15nがケース基板部11の板面に設けられている。
このエアーの送込み孔15a…15nは、第6図で示すように
後述するエアーノズルのノズル先端を挿置可能な略長方
形で電子部品Eの横幅よりも狭く形成されている。その
エアーの送込み孔15a…15nは、第7図で示す如く部品収
納溝13に引き続く孔縁側を電子部品の圧送方向に向って
上り勾配の斜面15Pで形成するのが好ましい。このエア
ーの送込み孔15a…15nは、電子部品の圧送エアーを複数
本のエアーノズルを整列保持するカップリングから各螺
旋溝13a…13nに送り込めるよう、ケース本体10の中心位
置から半径方向の直線上に並べて配列することにより設
けられている。また、そのエアーの送込み孔15a…15nは
電子部品の圧送エアーをケース本体10の上方に流動させ
るようケース本体10の側面下半部位置に設けられてい
る。このエアーの送込み孔15a…15nは、圧送エアーを部
品取出口14に向う順方向に送り込めるよう一列設ければ
足りる。
また、ケース本体10の側面下半部位置には適宜な開き角
を隔て、上述したと同様な別のエアーの送込み孔15a′
…15n′を更に一列に設けることもできる。この各エア
ーの送込み孔15a′…15n′には上述したエアーの送込み
孔15a…15nに挿置する圧送エアーのノズルと相対方向か
らノズル先端を向けて圧送エアーを送り込み、電子部品
を相向かい合う圧送エアーで部品取出口14に向けて移動
させるようにできる。その各エアーの送込み孔15a…15
n、15a′…15n′は、第8図で示すようにケース基板部1
1の背面側に突設した楕円形の枠縁16a,16bで囲み、各エ
アーの送込み孔15a…15n,15a′…15n′を内包するカッ
プリングを嵌合せ係着するよう形成することができる。
エアーの送込み孔15a…15n、15a′…15n′に対応させ
て、ケース本体10にはエアーの排出孔17a…17n,17′…1
7n′が側面上半部位置に設けられている。そのエアーの
排出孔17a…17n,17a′…17n′は、部品収納溝13の各螺
旋溝13a…13nと連通するよう設けられている。また、ケ
ース本体10の中心位置から半径方向の直線上に複数列配
列することによりケース蓋板部12に設けられている。こ
のエアーの排出孔17a…17n,17a′…17n′に加えて、上
述した部品送出口14の近傍にも電子部品を圧送するエア
ーの流出孔18を部品送り方向順向きの斜めに穿設すると
よい。
この収納ケース1は基台2の板面上に立てて縦型に装備
されるものであり、その基台2の板面上には収納ケース
1を左右から嵌合せ支持するスタンド支枠19a,19bが立
付け装備されている。
収納ケース1には、第9,10図で示すように電子部品を一
個づつ分離するシャッター機構7が部品送出口14の開口
付近に備え付けられている。このシャッター機構7は部
品送出口14の開口内に突出位置する掛止爪70を片端側に
備え、その中腹部をケース本体10の各板部11,12に挿通
固定した支ピン71で軸支し、この支ピン17を介して後端
側をケース基板部11との間に介装するスプリング72で偏
位自在に支持することにより装備されている。そのシャ
ッター機構7は、後述する如き突上げピンでスプリング
72に抗して後端側を支ピン71を支点に偏位動することに
より、通常時は掛止爪70で閉鎖する電子部品の部品送出
口14を開放するよう装備されている。また、エアーの送
込み孔15a…15n,15a′…15n′から圧送エアーを部品収
納溝13に送込むのに同期させて作動し、電子部品を一個
づつ分離させて部品送出口10から外部に送り出すよう装
備されている。そのシャッター機構7の駆動手段として
は駆動シリンダ73を基台2に備え、シャッター機構7の
後端側をロッド先端の突上げピン74で押圧することによ
り部品送出口14の開放動させるよう装備することができ
る。
圧送エアーの送込み機構3は、第1図で示すようにエア
ーバルブ30の継手31,32と接続パイプ33並びに分岐パイ
プ34とを備え、この分岐パイプ34の各先端にエアー送込
み孔15a…15n,15′…15n′を個々に被包可能な開放口を
持つカップリング35,36を備えることにより構成されて
いる。そのカップリング35,36は、第11図に示す如くケ
ース基板部11の背面側に設けた楕円形の枠縁16a,16b
(第8図参照)と嵌り合う周側壁35aを有するカップ状
のものでなり、内側には開放縁側と分岐パイプ34の接続
側とを仕切る隔壁35bが設けられている。この隔壁35bに
はノズル先端を開放縁側に向けて、エアー送込み孔15a
…15n,15a′…15n′と同数のエアーノズル35cが突出装
着されている。また、カップリング35,36には気密状に
圧接可能なO状のゴムリング35dを開放縁の端面に装備
するとよい。そのカップリング35,36は、収納ケース1
を基台2に立付け装備し乃至は取り外すのに伴って、収
納ケース1の背面側に接近及び離間動可能で駆動シリン
ダやリンク等と連結装備することができる。
受け台4には、第12図で示すように電子部品を一個受け
取れる切欠溝40が上側面に形成されている。その切欠溝
40の内面から斜め下方には、電子部品の吸着エアーを作
用するエアー吸引孔41が設けられている。また、このエ
アー吸引孔41にはエアー吸引機構を構成するエアーパイ
プ42を介して基台2に装備するエアー吸引源(図示せ
ず)に連結されている。その受け台4は、摺動バー43を
基台2の下部側にスライド自在に軸承支持し、この摺動
バー43の軸先端側にブラケット片44を介して装着するこ
とにより水平方向に前進乃至後退動可能に取り付けられ
ている。その受け台の駆動機構5としては、駆動シリン
ダ50がロッド先端を摺動バー43の軸線上に備えた突片45
と当接するよう基台2の水平方向に備え付けられてい
る。また、この駆動シリンダ50で前進動する所定位置に
はストッパ片51が受け台4と当接するよう基台2から突
出させて配設されている。その受け台4は基台2の適宜
箇所との間に張設されたテンションスプリング52で後退
方向に引張され、駆動シリンダ50がストローク後退する
のに伴って摺動バー43の軸後側がストッパ片53に当接す
るまで後退動するよう取り付けられている。なお、受け
台4がストッパ片51と当接する上方位置には電子部品の
吸着ヘッドが昇降動自在に配設されている。
これら各機構部の制御回路機構6は、圧送エアーの送込
み機構3に内蔵させて装備することができる。また、圧
送エアーの送込み乃至は停止,シャッター7の開閉動,
受け台4による電子部品Eの吸着エアー送込み乃至は停
止,受け台4の前進動を所定のシーケンスに応じて駆動
制御するよう装備されている。その制御回路機構6は、
第2図で示すように所定の出力パターンを各構成部に発
する複数のソレノイドバルブ60,ドライバー用IC61,ソレ
ノイドバルブの出力パターンを記憶させるメモリ62,ア
ドレスカウンター63,発振回路64,リセット回路65を備え
て回路構成されている。メモリ62には電子部品の種別に
応じた圧送エアーの送込み量や動作パターン等を適宜書
き換えて記録でき、その出力パターンに基づいて発振回
路64から各機構部に作動指令を発するよう回路構成され
ている。
このように構成する電子部品の自動供給装置では、収納
ケース1の部品送出口14を下部側に位置させて板厚面を
前方に向けることにより収納ケース1が基台2の板面上
に立てて縦型に装備されている。その収納ケース1に対
しては、カップリング35,36を収納ケース1の枠縁16a,1
6bと嵌め合せることにより収納ケース1の背面側にあて
がい接続する。この収納ケース1の装備状態で電源スイ
ッチを操作することにより機器全体を駆動すると、ま
ず、制御回路機構6からエアーの送込み機構3に作動信
号を発し、エアーの送込み機構3は電子部品の圧送エア
ーをエアバルブ30からエアー送込み孔15a…15n,15a′…
15n′の長手方向内部に斜めに位置するエアーノズル35c
に供給するよう動作する。その電子部品の圧送エアーが
部品収納溝13の孔縁近傍に位置するノズル先端より収納
溝13の各螺旋溝13a…13nに間歇的に送り込まれると、電
子部品は各螺旋溝13a…13nに沿って収納ケース1の板面
上半分側に旋回移動し、圧送エアーの送込み停止に伴っ
て収納ケース1の板面下半分側に自重で再降下する。そ
の旋回乃至は下降動は、圧送エアーが各カップリング3
5,36から相対方向に送り込まれることにより所定の間隔
を隔てて反復継続的に行われる。また、各カップリング
35,36から送り込まれる圧送エアーは各エアー圧で適度
に調整されしかも相反発し合うことにより、電子部品を
収納ケース1の左右略半分ずつで時計回り,反時計回り
に夫々移動させる。この移動に伴って、電子部品は収納
ケース1の板面上半分側の略中央位置で先頭同志が当り
合って、部品収納溝13の最外周側13nにまで徐々に移動
する。その圧送エアーによる旋回動は各螺旋溝13a…13n
の電子部品が相互に当り合う収納ケース1の板面上半分
位置までで、電子部品の圧送エアーはエアーの排出孔17
a…17n,17a′…17n′からケース外に排出されることに
よりエアー溜りを生ずることなく、電子部品を円滑に旋
回動させることができる。また、各電子部品は圧送エア
ーの排出に伴って部品収納溝13の各螺旋溝13a…13nに沿
って自重で下降し、その自重降下または圧送エアーで直
線状の部品送り溝13Pからシャッター機構7で閉鎖され
た部品送出口14まで押せ押せに移動する。
この移動タイミングに応じて制御回路機構6からは駆動
シリンダ73に作動信号を発し、シャッター機構7を突上
げピン74で突き上げるよう駆動シリンダ73を動作させ
る。そのシャッター機構7が押圧されると部品送出口14
が開放され、電子部品は上述した如く部品収納溝13に間
歇的に送り込まれる圧送エアーで部品送出口14から受け
台4の切欠溝40に押し出される。この送出しの際、電子
部品は直線状の部品送り溝13Pで水平方向の一定方向に
方向付けられて送り出されるため、受け台4の切欠溝40
に安定よく確実に転送することができる。また、その電
子部品の送出し後は駆動シリンダ73が直ちにストローク
降下し、突上げピン76によるシャッター機構7の押圧を
解除させて部品送出口14を元のように閉鎖する。
電子部品が受け台4に送り出されると、制御回路機構6
からはエアー吸引機構に駆動信号を発し、エアー吸引孔
41を介して吸引エアーを切欠溝40の内側に作用すること
により電子部品を受け台4で吸持させる。これと同期さ
せて制御回路機構6から受け台の駆動機構5に作動信号
を発し、受け台40を吸着ヘッドHの昇降動位置まで水平
方向に前進動させる。その受け台4が吸着ヘッドHの昇
降動位置まで前進動すると、受け台の駆動機構5が停止
すると共にエアー吸引機構も停止し、吸着ヘッドHが電
子部品を受け台4からノズル先端で吸持することにより
上方に持ち出すよう動作する。この後、受け台4は駆動
シリンダ50のストローク縮小で後退動することにより制
御回路機構6から次の動作指令を受けるまで待機する。
なお、収納ケース1の部品送出し終了時点はホトセンサ
ー等を部品送出口14の近傍で基台2に装備することによ
り検知することができる。
考案の効果 以上の如く、本考案に係る電子部品の自動供給装置に依
れば、電子部品を部品収納溝に複数個整列させて収容
し、電子部品を直線状の部品送り溝より部品送出口まで
水平方向に移動し、また、部品送出口から一定方向に方
向付けて送り出せる電子部品の収納ケースを備えるた
め、その電子部品を簡略な受け台でも安定よく確実に受
け取れて装着ヘッドの昇降動位置まで円滑に持ち運ぶこ
とができる。また、圧送エアーの送込み機構を含めて各
機構部を共通のベースとなる基台に装備することから装
置全体をコンパクトなものに構成でき、その各機構部を
コントロールする制御回路機構を機器本体に装備するこ
とにより各機構間を正確に連繋動作させるようにでき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る電子部品の自動供給装置を示す概
略全体図、第2図は同装置に装備される制御回路機構の
回路構成を示す説明図、第3図は同装置に装備される電
子部品の収納ケースを示す断面図、第4図は同ケースの
正面図、第5図は同ケースの収納溝を示す部分断面図、
第6図は同ケースのエアー送込み孔を示す部分平面図、
第7図は同エアー送込み孔を示す部分断面図、第8図は
同ケースの背面図、第9,10図は同ケースに装備されるシ
ャッター機構を示す部分拡大正面図並びに同側面図、第
11図は同装置に装備されるカップリングの側面図、第12
図は同装置に装備される電子部品の受け台を示す平面図
である。 1:収納ケース、10:ケース本体、13:部品収納溝、13P:直
線状の部品送り溝、14:部品送出口、15a…15n,15a′…1
5n′:エアーの送込み孔、2:基台、3:圧送エアーの送込
み機構、4:受け台、40:切欠溝、41,42:エアー吸引機
構、5:受け台の駆動機構、6:制御回路機構、7:シャッタ
ー機構。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】板状のケース本体(10)を有し、そのケー
    ス本体(10)には複数個の電子部品をケース内に整列収
    容するスパイラル状の部品収納溝(13)と、この部品収
    納溝(13)の最外周(13n)より水平方向側方に引き続
    く直線状の部品送り溝(13P)と、該部品送り溝(13P)
    から延長線上にケース開口として位置する部品送出口
    (14)と、更に、ケース本体(10)の側面から部品収納
    溝(13)に連通させて電子部品(E)を部品収納溝(1
    3)より部品送出口(14)に移動するエアーの送込み孔
    (15a…15n)とを設けた電子部品の収納ケース(1)
    と、 その収納ケース(1)を板面上に立てて装備するケース
    搭載用の基台(2)とを具備し、 前記基台(2)には電子部品の圧送エアーをエアーの送
    込み孔(15a…15n)より部品収納溝(13)に送り込むエ
    アーの送込み機構(3)と、この圧送エアーで収納ケー
    ス(1)の部品送出口(14)から送り出される電子部品
    を個々に受け取る受け台(4)と、その受け台(4)を
    収納ケース(1)の部品送出口(14)より装着ヘッド
    (H)の昇降動位置まで水平方向に前進,後退動する受
    け台の移動機構(5)と、圧送エアーの送込み機構
    (3)並びに受け台の移動機構(5)を所定のシーケン
    スで駆動制御する制御回路機構(6)とを装備したこと
    を特徴とする電子部品の自動供給装置。
  2. 【請求項2】上記収納ケース(1)には圧送エアーの送
    込みと同期して部品送出口(14)を開閉するシャッター
    機構(7)を備え、上記制御回路機構(6)は該シャッ
    ター機構(7)を所定のシーケンスに応じて駆動制御す
    る制御回路を含むことを特徴とする請求項1記載の電子
    部品の自動供給装置。
  3. 【請求項3】上記受け台(4)には収納ケース(1)の
    部品送出口(14)より送り出される電子部品(E)を受
    け取る切欠溝(40)を設けると共に、その切欠溝(40)
    の内面に連通させて電子部品(E)を吸持するエアーの
    吸引機構(41,42)を装備し、上記制御回路機構(6)
    は該エアーの吸引機構(41,42)を所定のシーケンスに
    応じて駆動制御する制御回路を含むことを特徴とする請
    求項1または2記載の電子部品の自動供給装置。
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