JPH0723912Y2 - 防滴型弱電用コネクタ - Google Patents
防滴型弱電用コネクタInfo
- Publication number
- JPH0723912Y2 JPH0723912Y2 JP17588387U JP17588387U JPH0723912Y2 JP H0723912 Y2 JPH0723912 Y2 JP H0723912Y2 JP 17588387 U JP17588387 U JP 17588387U JP 17588387 U JP17588387 U JP 17588387U JP H0723912 Y2 JPH0723912 Y2 JP H0723912Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plug
- jack
- latch
- cap
- rosette
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、電話器、あるいはファクシミリ等の通信機に
接続されたプラグを挿着させる弱電用コネクタに係り、
詳しくは防滴構造のローゼットに内装されたジャックか
らプラグを容易に引き外すことができる防滴型弱電用コ
ネクタに関するものである。
接続されたプラグを挿着させる弱電用コネクタに係り、
詳しくは防滴構造のローゼットに内装されたジャックか
らプラグを容易に引き外すことができる防滴型弱電用コ
ネクタに関するものである。
(従来の技術) 従来、防滴型弱電用コネクタの場合、防滴構造のローゼ
ット内装のジャックに挿着された通信機用のプラグはラ
ッチにより引き外し阻止状態になっているため、通信機
の交換、電話器の移動、あるいは点検時などに同プラグ
を引き外す必要が生じた場合は、前記ローゼットのカバ
ーを取り外したうえ、ラッチを押圧して同ラッチをアン
ラッチ状態にさせ、プラグを引き外していた。
ット内装のジャックに挿着された通信機用のプラグはラ
ッチにより引き外し阻止状態になっているため、通信機
の交換、電話器の移動、あるいは点検時などに同プラグ
を引き外す必要が生じた場合は、前記ローゼットのカバ
ーを取り外したうえ、ラッチを押圧して同ラッチをアン
ラッチ状態にさせ、プラグを引き外していた。
(考案が解決しようとする問題点) 上記従来の防滴型弱電用コネクタの場合、通信機の交
換、電話器の移動、あるいは通信回線の点検などの必要
が生じて通信機に接続されたプラグをジャックから引き
外す場合には、ローゼットのカバーを取り外したあと、
プラグのラッチを押圧して同プラグをアンラッチ状態に
させ、そのあと、プラグを引き外すという手順が必要で
あったため、通信機の交換、電話器の移動、あるいは通
信回線の点検作業に手間がかかるという問題があった。
換、電話器の移動、あるいは通信回線の点検などの必要
が生じて通信機に接続されたプラグをジャックから引き
外す場合には、ローゼットのカバーを取り外したあと、
プラグのラッチを押圧して同プラグをアンラッチ状態に
させ、そのあと、プラグを引き外すという手順が必要で
あったため、通信機の交換、電話器の移動、あるいは通
信回線の点検作業に手間がかかるという問題があった。
そこで本考案においては、防滴構造のローゼットのカバ
ーを取り外さなくても通信機に接続されたプラグをジャ
ックから引き外すことができるような掛止解除機構を設
けることにより、通信機の交換、電話器の移動、回線の
点検作業時間を短縮させることを解決すべき技術的課題
とするものである。
ーを取り外さなくても通信機に接続されたプラグをジャ
ックから引き外すことができるような掛止解除機構を設
けることにより、通信機の交換、電話器の移動、回線の
点検作業時間を短縮させることを解決すべき技術的課題
とするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記課題解決のための技術的手段は、ラッチ状態におい
て引外し方向の外力が加えられたとき引外しを阻止する
一方、アンラッチ状態において引外しを可能にさせるた
めのラッチが一体的に形成された通信機用のプラグが、
防滴構造のローゼットに形成されたプラグ挿入口から同
ローゼット内に取り付けられたジャックの所定位置に挿
着されたとき、前記ラッチがラッチ状態になって前記プ
ラグが電気的に前記ジャックに接続される防滴型弱電用
コネクタを、前記プラグ挿入口に嵌合して外部からの水
滴の浸入を防止させる構造に形成されるとともに前記プ
ラグ挿入口に嵌合された状態で所定の方向に回動された
とき前記ラッチを押圧し、同ラッチを前記ジャックに対
する掛止状態から掛止解除状態にさせ、前記プラグを前
記ジャックから引外し可能状態にさせるカム面を有する
キャップを備えた構成にすることである。
て引外し方向の外力が加えられたとき引外しを阻止する
一方、アンラッチ状態において引外しを可能にさせるた
めのラッチが一体的に形成された通信機用のプラグが、
防滴構造のローゼットに形成されたプラグ挿入口から同
ローゼット内に取り付けられたジャックの所定位置に挿
着されたとき、前記ラッチがラッチ状態になって前記プ
ラグが電気的に前記ジャックに接続される防滴型弱電用
コネクタを、前記プラグ挿入口に嵌合して外部からの水
滴の浸入を防止させる構造に形成されるとともに前記プ
ラグ挿入口に嵌合された状態で所定の方向に回動された
とき前記ラッチを押圧し、同ラッチを前記ジャックに対
する掛止状態から掛止解除状態にさせ、前記プラグを前
記ジャックから引外し可能状態にさせるカム面を有する
キャップを備えた構成にすることである。
(作用) 上記構成の防滴型弱電用コネクタに依れば、通信機用の
プラグが防滴構造のローゼットに形成されたプラグ挿入
口から挿入され、同ローゼット内のジャックの所定位置
に挿着されたとき、プラグのラッチがラッチ状態にな
り、かつ、キャップがプラグ挿入口に嵌合された状態に
なっている。そして何んらかの理由により前記プラグを
ジャックから引き外す必要が生じた場合、上記キャップ
を所定の方向に回動すると、この回動過程でキャップに
形成されたカムが前記ラッチを押圧してジャックに対す
るラッチ状態、即ち掛止め状態が解除されるため、上記
プラグに対して引き外し方向の力を加えると同プラグを
容易にジャックから引き外すことができる。
プラグが防滴構造のローゼットに形成されたプラグ挿入
口から挿入され、同ローゼット内のジャックの所定位置
に挿着されたとき、プラグのラッチがラッチ状態にな
り、かつ、キャップがプラグ挿入口に嵌合された状態に
なっている。そして何んらかの理由により前記プラグを
ジャックから引き外す必要が生じた場合、上記キャップ
を所定の方向に回動すると、この回動過程でキャップに
形成されたカムが前記ラッチを押圧してジャックに対す
るラッチ状態、即ち掛止め状態が解除されるため、上記
プラグに対して引き外し方向の力を加えると同プラグを
容易にジャックから引き外すことができる。
(実施例) 次に本考案の一実施例を図面を参照しながら説明する。
第1図は、例えば屋外に設けた電話器等のリード線先端
に接続された通信機用のプラグをジャックに挿着接続さ
せるための防滴型弱電用コネクタのローゼットベース1
の平面図、第2図は同ローゼットベース1の正面図、第
3図はローゼットベース1の左側面図である。なお、
上,下,左,右等の方向を示す記載は図面上における方
向とする。
に接続された通信機用のプラグをジャックに挿着接続さ
せるための防滴型弱電用コネクタのローゼットベース1
の平面図、第2図は同ローゼットベース1の正面図、第
3図はローゼットベース1の左側面図である。なお、
上,下,左,右等の方向を示す記載は図面上における方
向とする。
上記それぞれの図に示すように、ローゼットベース1に
電話器等に接続されているリード線先端の標準規格プラ
グを挿着させるジャック2が取り付けられている。同ジ
ャック2は第2図に示すように下部に前記プラグの接触
子と接触される接触子3,4が設けられており、同接触子
3,4それぞれは、第1図に示されている端子5及び端子
6に電気的に接続されている。そして端子5及び端子6
には局線側に接続される回線7が接続されるようになっ
ている。
電話器等に接続されているリード線先端の標準規格プラ
グを挿着させるジャック2が取り付けられている。同ジ
ャック2は第2図に示すように下部に前記プラグの接触
子と接触される接触子3,4が設けられており、同接触子
3,4それぞれは、第1図に示されている端子5及び端子
6に電気的に接続されている。そして端子5及び端子6
には局線側に接続される回線7が接続されるようになっ
ている。
第4図は前記ジャック2に挿着される通信機用のプラグ
8の正面図、第5図は同プラグ8の底面図、第6図は同
プラグ8の右側面図である。そして第7図はプラグ8が
リード線11を介して電話器20に接続された状態を示して
いる。上記プラグ8は、本体部9とラッチ10とを備えて
いる。本体部9には複数の板状の接触子12が設けられて
おり、同板状接触子12には電話器20のリード線11の芯線
が圧着接続されている。上記各接触子12が取り付けられ
た面と反対の端面には上記ラッチ10が形成されており、
第6図に示すようにラッチ10に矢印F方向の力が加えら
れたとき、ラッチ10は矢印F方向に押圧されてラッチ10
の掛止切欠面10Aが、ジャック2に形成された後述の掛
止面2Aとの当接状態から外れ、プラグ8がジャック2か
ら引き外し可能な状態になるように形成されている。
8の正面図、第5図は同プラグ8の底面図、第6図は同
プラグ8の右側面図である。そして第7図はプラグ8が
リード線11を介して電話器20に接続された状態を示して
いる。上記プラグ8は、本体部9とラッチ10とを備えて
いる。本体部9には複数の板状の接触子12が設けられて
おり、同板状接触子12には電話器20のリード線11の芯線
が圧着接続されている。上記各接触子12が取り付けられ
た面と反対の端面には上記ラッチ10が形成されており、
第6図に示すようにラッチ10に矢印F方向の力が加えら
れたとき、ラッチ10は矢印F方向に押圧されてラッチ10
の掛止切欠面10Aが、ジャック2に形成された後述の掛
止面2Aとの当接状態から外れ、プラグ8がジャック2か
ら引き外し可能な状態になるように形成されている。
第8図はプラグ8がジャック2に挿着され、引き外し阻
止状態になったときの縦断面図である。なお、第8図に
おいて2点鎖線がプラグ8及びリード線11を示してい
る。
止状態になったときの縦断面図である。なお、第8図に
おいて2点鎖線がプラグ8及びリード線11を示してい
る。
図より明らかなように、プラグ8のラッチ10に形成され
た前記掛止切欠面10Aは、ジャック2に形成された掛止
面2Aに当接しており、プラグ8に引き外し方向Bの力が
加えられたとしてもプラグ8の掛止切欠面10Aがジャッ
ク2の掛止面2Aに掛止されているため、プラグ8の引き
外しが阻止されるようになっている。
た前記掛止切欠面10Aは、ジャック2に形成された掛止
面2Aに当接しており、プラグ8に引き外し方向Bの力が
加えられたとしてもプラグ8の掛止切欠面10Aがジャッ
ク2の掛止面2Aに掛止されているため、プラグ8の引き
外しが阻止されるようになっている。
第9図は前記ローゼットベース1に蓋せられるローゼッ
トカバー15の正面図、第10図はその底面図、第11図はそ
の左側面図、第12図は第9図のA−A断面図である。
トカバー15の正面図、第10図はその底面図、第11図はそ
の左側面図、第12図は第9図のA−A断面図である。
上記それぞれの図に示すようにローゼットカバー15には
円筒状のプラグ挿入口16が形成されており、プラグ挿入
口16は、ローゼットカバー15が前記ローゼットベース1
に蓋せられた状態で前記ジャック2と対面するような位
置に形成されている。なお、ローゼットカバー15には第
12図に示すように、同ローゼットカバー15が前記ローゼ
ットベース1に蓋せられた状態で同ベース1に形成され
た溝1A(第3図参照)に係合される掛爪17が形成されて
いる。また、ローゼットカバー15の側面に形成された切
欠き18は、同ローゼットカバー15をローゼットベース1
から外すときに、ドライバ等が差し込まれ、同ドライバ
でこじあけることができるようにするためのものであ
る。さらに切欠き19は前記回線7を引き出すための回線
挿通穴として用いられる。次に、前記ローゼットカバー
15に形成された前記プラグ挿入口16に嵌合され、ジャッ
ク2に挿着されたプラグ8を引き外し可能な状態にさせ
るための掛止解除機構、即ちカム付プラグハンドルキャ
ップ21について第13図〜第20図を参照しながら説明す
る。
円筒状のプラグ挿入口16が形成されており、プラグ挿入
口16は、ローゼットカバー15が前記ローゼットベース1
に蓋せられた状態で前記ジャック2と対面するような位
置に形成されている。なお、ローゼットカバー15には第
12図に示すように、同ローゼットカバー15が前記ローゼ
ットベース1に蓋せられた状態で同ベース1に形成され
た溝1A(第3図参照)に係合される掛爪17が形成されて
いる。また、ローゼットカバー15の側面に形成された切
欠き18は、同ローゼットカバー15をローゼットベース1
から外すときに、ドライバ等が差し込まれ、同ドライバ
でこじあけることができるようにするためのものであ
る。さらに切欠き19は前記回線7を引き出すための回線
挿通穴として用いられる。次に、前記ローゼットカバー
15に形成された前記プラグ挿入口16に嵌合され、ジャッ
ク2に挿着されたプラグ8を引き外し可能な状態にさせ
るための掛止解除機構、即ちカム付プラグハンドルキャ
ップ21について第13図〜第20図を参照しながら説明す
る。
図に示すようにカム付プラグハンドルキャップ21は円筒
型でかつ中心軸方向に沿って半割り可能に形成されてお
り、一方のキャップ21Aと他方のキャップ21Bとを結合さ
せることによって第17図,第18図に示すように一体化さ
れるものである。第13図はキャップ21Aの平面図、第14
図はキャップ21Aの正面図であり、両図から明らかなよ
うに同キャップ21Aは半円筒状に形成されている。ま
た、22は面が曲線状に形成されたカムであり、同カム22
の回動過程で前記プラグ8のラッチ10に当接し、前記第
6図の矢印F方向に同ラッチ10を押圧して同ラッチ10に
形成された掛止切欠面10Aをジャック2の掛止部2Aから
外すためのものである。25は軸方向に形成された小幅の
嵌合溝であり、また26は軸方向に形成された嵌合爪であ
って、上記嵌合溝25には、第15図に示した後述のキャッ
プ21Bに形成された嵌合爪31が嵌合される一方、上記嵌
合爪26はキャップ21Bに形成された嵌合溝32に嵌合され
る。なお、突起27は前記プラグ8をジャック2に挿着す
るときの位置、及びプラグ8をジャック2から引き外す
ときの回動位置を認識させるための目印にするために形
成されたものである。
型でかつ中心軸方向に沿って半割り可能に形成されてお
り、一方のキャップ21Aと他方のキャップ21Bとを結合さ
せることによって第17図,第18図に示すように一体化さ
れるものである。第13図はキャップ21Aの平面図、第14
図はキャップ21Aの正面図であり、両図から明らかなよ
うに同キャップ21Aは半円筒状に形成されている。ま
た、22は面が曲線状に形成されたカムであり、同カム22
の回動過程で前記プラグ8のラッチ10に当接し、前記第
6図の矢印F方向に同ラッチ10を押圧して同ラッチ10に
形成された掛止切欠面10Aをジャック2の掛止部2Aから
外すためのものである。25は軸方向に形成された小幅の
嵌合溝であり、また26は軸方向に形成された嵌合爪であ
って、上記嵌合溝25には、第15図に示した後述のキャッ
プ21Bに形成された嵌合爪31が嵌合される一方、上記嵌
合爪26はキャップ21Bに形成された嵌合溝32に嵌合され
る。なお、突起27は前記プラグ8をジャック2に挿着す
るときの位置、及びプラグ8をジャック2から引き外す
ときの回動位置を認識させるための目印にするために形
成されたものである。
一方、キャップ21Bは第15図に示すように前記キャップ2
1Aと同じ外径寸法の半円筒状に形成されており、キャッ
プ21Aに形成された前記嵌合溝25に嵌合される嵌合爪31
とキャップ21Aに形成された前記嵌合爪26が嵌合される
嵌合溝32とが軸方向に形成されている。そしてそれぞれ
の嵌合爪が相対する嵌合溝に嵌合された状態で、第17図
〜第20図に示すようにカム付プラグハンドルキャップ21
は一体に組付けられる。なお、第20図は第19図のA−A
断面図である。同断面図に示すように、円筒状に溝29が
形成されており、同溝29には後述するようにプラグ挿入
口16が嵌合され、さらにパッキン30が挿着される。
1Aと同じ外径寸法の半円筒状に形成されており、キャッ
プ21Aに形成された前記嵌合溝25に嵌合される嵌合爪31
とキャップ21Aに形成された前記嵌合爪26が嵌合される
嵌合溝32とが軸方向に形成されている。そしてそれぞれ
の嵌合爪が相対する嵌合溝に嵌合された状態で、第17図
〜第20図に示すようにカム付プラグハンドルキャップ21
は一体に組付けられる。なお、第20図は第19図のA−A
断面図である。同断面図に示すように、円筒状に溝29が
形成されており、同溝29には後述するようにプラグ挿入
口16が嵌合され、さらにパッキン30が挿着される。
第17図に示すように、一体的に組付けられたカム付プラ
グハンドルキャップ21の背面には長穴28が開穴されてお
り、この長穴28は前記電話器20のリード線11の外径形状
に合わせて形成されており、リード線11を固定させるた
めのものである。即ち、前記キャップ21Aとキャップ21B
を分離した状態では、上記長穴28はキャップ21A側に形
成された穴28Aと、キャップ21B側に形成された穴28Bと
に分離される。従って前記リード線11を固定させる場合
は、前記キャップ21Aとキャップ21Bとを分離した状態
で、リード線11を前記穴28Aあるいは穴28Bに嵌め、その
あとキャップ21Aとキャップ21Bを一体化することによ
り、リード線11はカム付プラグハンドルキャップ21に固
定される。上記リード線11がカム付プラグハンドルキャ
ップ21に固定された状態を第21図(B)に示す。この状
態で前記プラグ8のラッチ10は、第25図及び第26図に示
すように、カム付プラグハンドルキャップ21の前記カム
22の薄肉面22Aに当接しているためラッチ10に対して押
圧力が働かない。この状態でプラグ8を矢印Iの方向か
ら第21図(A)に示すようにプラグ挿入口16に挿入し、
前記ジャック2に挿着させると第22図の縦断面図に示す
ような状態になる。第22図に示すように円筒状のプラグ
挿入口16がカム付プラグハンドルキャップ21の前記溝29
に嵌合され、さらにプラグ挿入口16の端面は上記溝29に
挿着されたパッキン30に圧接し、外部からの水滴がロー
ゼットベース1に浸入することを防止する。
グハンドルキャップ21の背面には長穴28が開穴されてお
り、この長穴28は前記電話器20のリード線11の外径形状
に合わせて形成されており、リード線11を固定させるた
めのものである。即ち、前記キャップ21Aとキャップ21B
を分離した状態では、上記長穴28はキャップ21A側に形
成された穴28Aと、キャップ21B側に形成された穴28Bと
に分離される。従って前記リード線11を固定させる場合
は、前記キャップ21Aとキャップ21Bとを分離した状態
で、リード線11を前記穴28Aあるいは穴28Bに嵌め、その
あとキャップ21Aとキャップ21Bを一体化することによ
り、リード線11はカム付プラグハンドルキャップ21に固
定される。上記リード線11がカム付プラグハンドルキャ
ップ21に固定された状態を第21図(B)に示す。この状
態で前記プラグ8のラッチ10は、第25図及び第26図に示
すように、カム付プラグハンドルキャップ21の前記カム
22の薄肉面22Aに当接しているためラッチ10に対して押
圧力が働かない。この状態でプラグ8を矢印Iの方向か
ら第21図(A)に示すようにプラグ挿入口16に挿入し、
前記ジャック2に挿着させると第22図の縦断面図に示す
ような状態になる。第22図に示すように円筒状のプラグ
挿入口16がカム付プラグハンドルキャップ21の前記溝29
に嵌合され、さらにプラグ挿入口16の端面は上記溝29に
挿着されたパッキン30に圧接し、外部からの水滴がロー
ゼットベース1に浸入することを防止する。
第23図は、建物の壁面等に取り付けられたローゼットベ
ース1にローゼットカバー15を取り付け、さらにカム付
プラグハンドルキャップ21をプラグ挿入口16に嵌合させ
た状態での斜視外観図である。この状態でプラグ8がジ
ャック2に挿着された状態になっており、かつ前記ラッ
チ10の掛止切欠面10Aがジャック2の前記掛止面2Aに掛
止されているため、プラグ8は引き外し阻止状態になっ
ている。
ース1にローゼットカバー15を取り付け、さらにカム付
プラグハンドルキャップ21をプラグ挿入口16に嵌合させ
た状態での斜視外観図である。この状態でプラグ8がジ
ャック2に挿着された状態になっており、かつ前記ラッ
チ10の掛止切欠面10Aがジャック2の前記掛止面2Aに掛
止されているため、プラグ8は引き外し阻止状態になっ
ている。
ある期間が経過して電話器20を交換または移動する必要
が生じたり、あるいは電話局側の回線の点検等のため、
プラグ8をジャック2から引き外す場合には、カム付プ
ラグハンドルキャップ21の端面に刻印された矢印33の方
向に同キャップ21を回動させ、突起27が90度回動する過
程で、プラグ8のラッチ10が前記カム22の薄肉面22Aか
ら厚肉面22Bに相対回動されるため、ラッチ10がカム22
により押圧されるようになり第26図の二点鎖線の位置に
相対移動されると、ラッチ10の掛止切欠面10Aがジャッ
ク2の掛止面2Aから外れるため、カム付プラグハンドル
キャップ21を引外し方向に引くとプラグ8がジャック2
から外れる。
が生じたり、あるいは電話局側の回線の点検等のため、
プラグ8をジャック2から引き外す場合には、カム付プ
ラグハンドルキャップ21の端面に刻印された矢印33の方
向に同キャップ21を回動させ、突起27が90度回動する過
程で、プラグ8のラッチ10が前記カム22の薄肉面22Aか
ら厚肉面22Bに相対回動されるため、ラッチ10がカム22
により押圧されるようになり第26図の二点鎖線の位置に
相対移動されると、ラッチ10の掛止切欠面10Aがジャッ
ク2の掛止面2Aから外れるため、カム付プラグハンドル
キャップ21を引外し方向に引くとプラグ8がジャック2
から外れる。
なお、第24図はカム付プラグハンドルキャップ21をプラ
グ挿入口16に嵌合させないとき、ジャック2に水滴が入
らないようにプラグ挿入口16に栓34を嵌合した状態を示
したものである。また、前記回線7を挿通させるための
切欠き19部にはキャップ35が嵌められ防滴作用をしてい
る。
グ挿入口16に嵌合させないとき、ジャック2に水滴が入
らないようにプラグ挿入口16に栓34を嵌合した状態を示
したものである。また、前記回線7を挿通させるための
切欠き19部にはキャップ35が嵌められ防滴作用をしてい
る。
(考案の効果) 以上のように本考案に依れば、防滴構造のローゼットに
形成されたプラグ挿入口に嵌合されたキャップが所定方
向に回動されると、回動過程でキャップに形成されたカ
ムが、ジャックに挿着された通信機用のプラグのラッチ
を押圧し、アンラッチ状態にさせるため、防滴状態のま
ま上記プラグを容易に引き外すことができるようにな
り、電話交換作業あるいは回線点検作業等の効率を上げ
ることができるという効果がある。
形成されたプラグ挿入口に嵌合されたキャップが所定方
向に回動されると、回動過程でキャップに形成されたカ
ムが、ジャックに挿着された通信機用のプラグのラッチ
を押圧し、アンラッチ状態にさせるため、防滴状態のま
ま上記プラグを容易に引き外すことができるようにな
り、電話交換作業あるいは回線点検作業等の効率を上げ
ることができるという効果がある。
図面は実施例に係り、第1図はローゼットベースの平面
図、第2図はローゼットベースの正面図、第3図はロー
ゼットベースの左側面図、第4図はプラグの正面図、第
5図はプラグの底面図、第6図はプラグの右側面図、第
7図はプラグと電話器の接続状態を示した外観図、第8
図はプラグとジャックの挿着結合状態を示した部分断面
説明図、第9図はローゼットカバーの正面図、第10図は
ローゼットカバーの底面図、第11図はローゼットカバー
の左側面図、第12図は第9図のA−A断面図、第13図は
カム付プラグハンドルキャップの半割り状態の一方のキ
ャップの平面図、第14図は同キャップの正面図、第15図
は他方のキャップの平面図、第16図は同キャップの正面
図、第17図はカム付プラグハンドルキャップの背面図、
第18図はその右側面図、第19図はカム付プラグハンドル
キャップの正面図、第20図は第19図のA−A断面図、第
21図(A),第21図(B)はプラグの挿着説明図、第22
図はプラグの挿着状態の断面説明図、第23図は防滴コネ
クタとして組付けられた状態の全体外観斜視図、第24図
はカム付プラグハンドルキャップを嵌合しない状態での
外観図である。 また、第25図はカム付プラグハンドルキャップの拡大正
面図、第26図はカム付プラグハンドルキャップの拡大側
面断面図である。 1…ローゼットベース 2…ジャック 2A…掛止面 8…プラグ 10…ラッチ 10A…掛止切欠面 11…リード線 15…ローゼットカバー 16…プラグ挿入口 20…電話器 21…カム付プラグハンドルキャップ 22…カム
図、第2図はローゼットベースの正面図、第3図はロー
ゼットベースの左側面図、第4図はプラグの正面図、第
5図はプラグの底面図、第6図はプラグの右側面図、第
7図はプラグと電話器の接続状態を示した外観図、第8
図はプラグとジャックの挿着結合状態を示した部分断面
説明図、第9図はローゼットカバーの正面図、第10図は
ローゼットカバーの底面図、第11図はローゼットカバー
の左側面図、第12図は第9図のA−A断面図、第13図は
カム付プラグハンドルキャップの半割り状態の一方のキ
ャップの平面図、第14図は同キャップの正面図、第15図
は他方のキャップの平面図、第16図は同キャップの正面
図、第17図はカム付プラグハンドルキャップの背面図、
第18図はその右側面図、第19図はカム付プラグハンドル
キャップの正面図、第20図は第19図のA−A断面図、第
21図(A),第21図(B)はプラグの挿着説明図、第22
図はプラグの挿着状態の断面説明図、第23図は防滴コネ
クタとして組付けられた状態の全体外観斜視図、第24図
はカム付プラグハンドルキャップを嵌合しない状態での
外観図である。 また、第25図はカム付プラグハンドルキャップの拡大正
面図、第26図はカム付プラグハンドルキャップの拡大側
面断面図である。 1…ローゼットベース 2…ジャック 2A…掛止面 8…プラグ 10…ラッチ 10A…掛止切欠面 11…リード線 15…ローゼットカバー 16…プラグ挿入口 20…電話器 21…カム付プラグハンドルキャップ 22…カム
Claims (1)
- 【請求項1】ラッチ状態において引外し方向の外力が加
えられたとき引外しを阻止する一方、アンラッチ状態に
おいて引外しを可能にさせるためのラッチが一体的に形
成された通信機用のプラグが、防滴構造のローゼットに
形成されたプラグ挿入口から同ローゼット内に取り付け
られたジャックの所定位置に挿着されたとき、前記ラッ
チがラッチ状態になって前記プラグが電気的に前記ジャ
ックに接続される防滴型弱電用コネクタであって、前記
プラグ挿入口に嵌合して外部からの水滴の浸入を防止さ
せる構造に形成されるとともに前記プラグ挿入口に嵌合
された状態で所定の方向に回動されたとき前記ラッチを
押圧し、同ラッチを前記ジャックに対する掛止状態から
掛止解除状態にさせて前記プラグを前記ジャックから引
外し可能状態にさせるカム面を有するキャップを備えた
防滴型弱電用コネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17588387U JPH0723912Y2 (ja) | 1987-11-18 | 1987-11-18 | 防滴型弱電用コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17588387U JPH0723912Y2 (ja) | 1987-11-18 | 1987-11-18 | 防滴型弱電用コネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0180774U JPH0180774U (ja) | 1989-05-30 |
JPH0723912Y2 true JPH0723912Y2 (ja) | 1995-05-31 |
Family
ID=31467658
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17588387U Expired - Lifetime JPH0723912Y2 (ja) | 1987-11-18 | 1987-11-18 | 防滴型弱電用コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0723912Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-11-18 JP JP17588387U patent/JPH0723912Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0180774U (ja) | 1989-05-30 |
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