JPH07239030A - ダストカバ− - Google Patents

ダストカバ−

Info

Publication number
JPH07239030A
JPH07239030A JP5490894A JP5490894A JPH07239030A JP H07239030 A JPH07239030 A JP H07239030A JP 5490894 A JP5490894 A JP 5490894A JP 5490894 A JP5490894 A JP 5490894A JP H07239030 A JPH07239030 A JP H07239030A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dust cover
cylinder
peripheral surface
outer peripheral
cylindrical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5490894A
Other languages
English (en)
Inventor
Fukuyoshi Kawakatsu
副喜 川勝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Riko Co Ltd filed Critical Sumitomo Riko Co Ltd
Priority to JP5490894A priority Critical patent/JPH07239030A/ja
Publication of JPH07239030A publication Critical patent/JPH07239030A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Body Suspensions (AREA)
  • Diaphragms And Bellows (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シリンダ外周へのクランプ手段が一体に設け
られていて、シリンダ外周にダストカバ−本体の開口端
部を容易に固着できるダストカバ−を提供する。 【構成】 ばね上重量とばね下重量との間に架設される
筒状のエストラマ−からなる筒状のダストカバ−10で
あって、ダストカバ−本体10′の軸方向一端にシリン
ダの外周に緩挿する筒状の開口端部12を有し、開口端
部12の第1の外周表面部11aから外方に延出した延
出部12と、第1の外周表面部と同一円周上の第2の外
周表面部分11bに前記延出部12の自由端部に設けた
係合部12cと係合する被係合部13とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用サスペンショ
ンダンパのシリンダとピストンロッドとの間の摺動部位
を保護するための筒状ダストカバ−に関するものであ
る。
【0002】ばね下重量すなわち車輪側と、ばね上重量
すなわち車体側との間には、サスペンションダンパが架
設される。このサスペンションダンパは、シリンダと該
シリンダから摺動自在に伸びるピストンロッドとを有し
て、その一方がばね上重量にまた他方がばね下重量に連
結されることになる。
【0003】このサスペンションダンパの外部へ露出し
た摺動部位、すなわちシリンダに対するピストンロッド
の突出部分は勿論のこと、シリンダ内に出入りする部分
に挨が付着したりあるいははね上げられた小石により損
傷されるとシ−ル漏れ等の原因となる。
【0004】このため従来は、この様な事態が生ずるの
を防止するために、上記摺動部を、伸縮自在な筒状ダス
トカバ−で覆っているのが普通である。そして、この筒
状ダストカバ−を設けたタイプの自動車用サスペンショ
ンダンパとしては、例えば、実開昭58−52347号
公報の第3図に開示された様に、筒状ダストカバ−の一
端開口端部をシリンダの外周に嵌合させて、この一端開
口端部の外周にさらに独立分離した締付けリングを嵌合
させた後、この締付けリングを緊締するようにしてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のものは独立分離した締付けリングを必要とすると共
に、締付けリングによりダストカバ−の一端開口部をシ
リンダ外周に固定する場合、その固定作業が手間どると
いう問題がある。すなわち、締付けリングを予めシリン
ダに押通しておき、ダストカバ−をシリンダ外周に嵌装
した後、この後締付けリングをダストカバ−の外周に嵌
合させなければならないことになっていた。
【0006】従って、本発明の目的は、シリンダ外周に
筒状ダストカバ−の一端開口端部を固定するようにした
ものにおいて、この固定操作が容易に行なえるようにし
た自動車用サスペンションダンパのダストカバ−を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、シリンダと該シリンダ内から該シリンダの
軸方向に伸縮自在に延びるピストンロッドとを有するサ
スペンションダンパが、ばね上重量とばね下重量との間
に架設され、該ピストンロッドの該シリンダに対する摺
動部位および該ピストンロッドの該シリンダからの突出
部を覆うエラストマ−からなる筒状のダストカバ−であ
って、ダストカバ−本体と、該シリンダの外周が緩挿す
該ダストカバー本体の軸方向一端の筒状の開口端部と、
該筒状の開口端部の第1の外周表面部分から外方に延出
し、延出した自由端部に係合部を備えた該筒状のダスト
カバ−本体と一体的に形成された延出部と、実質的に該
第1の表周表面部と同一円周上の第2の外周表面部分に
該筒状ダストカバ−本体と一体に形成された該延出部に
備えた該係合部と係合する被係合部とを備えていること
を特徴とするダストカバ−を構成したものである。
【0008】
【作用】本発明は上述の如く、ダストカバ−はダストカ
バ−本体の軸方向一端の開口端部の第1の外周表面部分
から外方に突出して該ダストカバ−本体と一体に形成さ
れた自由端部に係合部をもつ延出部と、実質的に第1の
外表面部分と同一円上に存在する第2外周表面部分にダ
ストカバ−本体と一体に形成された係合部と係合する被
係合部とを備えているので、延出部の自由端を引っ張る
と共に、第1の外周表面部と同一円上の開口端部の外周
表面を巻き付ける如く覆い、自由端部に設けられた係合
部を被係合部に係合して、この延出部を締付け要素とし
て開口端部の外周面に張着でき、ダストカバ−の開口端
部をシリンダの外周面に圧接固着することができる。
【0009】かかる延出部と係合突部を筒状のダストカ
バ−本体の軸方向両端の開口端部に設け、一方を上述の
如くシリンダの外周面に固着し他方を例えばピストンロ
ッドの先端に設けた筒状金具に固着することもできる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜図4に基づい
て説明する。図において10′がゴム、軟質樹脂等のエ
ラストマ−からなる筒状のダストカバ−本体であり、ダ
ストカバ−本体10′の軸方向の下端の開口端部11の
第1の外周表面部分11aから外方に突出した曲り部を
有する帯状の延出部12がダストカバ−本体10′と一
体に加硫成形され、この第1の外周表面部11と同一円
上に第1の外周表面部分11aに近接して、第2の外周
表面部分11bから半径方向外方に突出して先端に鉤部
を有する係合突部13がダストカバ−本体10′と一体
に加硫成形されている。
【0011】また、ダストカバ−本体10′の軸方向の
上端の筒状の開口端部16の2箇所の第1の外周表面部
分16′a16a′からそれぞれ半径方向外方に突出した
帯状の延出部17、17′がダストカバ−本体10′と
一体に加硫成形されている。そして、この第1の外周表
面部分16a、16′aに対して、それぞれこれ等を同一
円周上に周方向に180°弱間隔を隔てたそれぞれの第
2の外周表面部分16b、16′bから半径方向外方に突
出して先端に鉤部を有する係合突部18、18′がダス
トカバ−本体10′の開口端部16と一体に加硫成形さ
れている。
【0012】なお、ダストカバ−本体10′の軸方向両
端の筒状の開口端部11、16にはそれぞれ径に対して
対称位置に軸方向に延びる切欠14、14:19、19
が施されている。従って、ダストカバ−本体10′の軸
方向の下端の筒状の開口端部11がシリンダ20のフラ
ンジ20aを容易に挿通でき、図4に示すように、自動
車のサスペンションダンパのシリンダ20の外周面に取
付可能になると共に、ダストカバ−本体10′の軸方向
の上端の筒状の開口端部16がピストンロッド22のの
先端に設けた筒状金具23の拡径鍔部23aを容易に通
過でき、筒状金具23の筒部23bの外周面に取付可能
となる。
【0013】以下、具体的に説明すると、ダストカバ−
本体10′軸方向の下端の開口端部11の第1の外周表
面部分11aから外方に突出した帯状の延出部12は、
半径方向外方に延びる基部12aを有し、基部12aから
半円弧状に延びると、自由端端部12bに、図1に示す
ような玉子形の係合穴12cが施されている。
【0014】一方、第1の外周表面部分11aの周方向
同一円周上に第1の外周表面部分11aに近接して設け
られた係合突部13は図1に示すように鉤状の円錐形頭
部を備えている。また、ダストカバ−本体10′の軸方
向の上端の筒状の開口端部16に形成された2個の第1
の外周表面部16a、16′aは互いに近接して形成さ
れ、これ等の第1の外周表面部16a、16′aから半径
方向外方に延びる自由端17a、17′a有し、それぞれ
の自由端部17a、17′aに玉子形の係合穴17b、1
7′bが施されている。
【0015】一方、係合突部18、18′は、それぞれ
の第1の外周表面部分16a、16′aから周方向に18
0°弱間隔を隔てて設けられていることになり、延出部
17、17′および係合突部18、18′はこれ等と同
一の径に対して略対称位置に形成されている。
【0016】従って、このように形成されたダストカバ
−10は、上端の筒状の開口端部16を自動車のサスペ
ンションのコイル24を組付ける前に、ロッド22の先
端部に取付けられた筒状金具23の筒部23bに嵌装し
た後、それぞれの延出部17、17′を開口端部16の
外周面に沿わせて周方向に引張りつつ、係合穴17b、
17′bをそれぞれ係合突部18、18′に嵌め込んで
係合することにより、延出部17、17′を上端の開口
端部16の外周面に沿わせて引伸し、締め付け状態に張
着でき、上端の開口端部16が筒状金具23の筒部23
bの外周面に対して圧接状態に固定されている。
【0017】また、下端の筒状開口端部11をシリンダ
−20の外周に嵌装した後、延出部12を周方向に引張
りつつ下端の開口端部11の回りに巻き付けるように沿
わせて引伸ばし、係合穴12cを係合突部13に嵌め込
んで係合することにより、延出部12を下端の開口端部
11の外周面に沿わせて張着でき、下端の開口端部11
がシリンダ20の外周面に対して圧接状態に固定されて
いる。
【0018】ここで、係合穴17b、17′b本発明の要
旨中の「係合部」の一例を示している。また係合突部1
8、18′が本発明の要旨中の「被係合部」の一例を示
している。
【0019】なお、本発明の主目的はダストカバ−10
の下端の開口端部11をシリンダ20の外周に容易に固
定するようにしたものであるが、この実施例において上
端の筒状の開口端部16の構成をそのまま下端の筒状開
口端部に置き換えても差し支えない。即ち、上端の開口
端部16の構成を本発明の他の実施例とすることができ
る。
【0020】また、この実施例では上端の筒状の開口端
部16と下端の筒状の開口端部11は同一内径になされ
ているが、筒状金具23の筒部23bとシリンダ20の
外径が異なる場合は、上端の開口端部16の内径および
下端の開口端部11の内径を適宜それ等に合わせて実施
することができる。
【0021】また、さらに他の実施例として、延出部の
自由端部に「係合部」として、係合突部を施し、第2の
外周表面部分にこの係合突部と係合する「被係合部」と
して、係合穴を施すようにすることもできる。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、シリンダ外周への締付
け手段がダストカバ−と一体に設けられているので、シ
リンダの外周に容易に固着することができる。また、安
価にできるという効果も備えている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図。
【図2】図1のX−X断面図。
【図3】図1のY−Y断面図。
【図4】本発明のダストカバ−の使用状態を説明する要
部断面図。
【符号の説明】
10:ダストカバ− 10′:ダストカバ−本体 11、12:筒状の開口部 11a、16a、16′a:第1の外周表面部分 12a、18、18′:第2の外周表面部分 12、17、17′:延出部 12c、17b、17′b:係合部 13、18、18′:被係合部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダと該シリンダ内から該シリンダ
    の軸方向に伸縮自在に延びるピストンロッドとを有する
    サスペンションダンパが、ばね上重量とばね下重量との
    間に架設され、該ピストンロッドの該シリンダに対する
    摺動部位および該ピストンロッドの該シリンダからの突
    出部を覆うエラストマ−からなる筒状のダストカバ−で
    あって、筒状のダストカバ−本体と、該シリンダの外周
    に緩挿する該ダストカバ−本体の軸方向一端の筒状の開
    口端部と、該筒状の開口端部の第1の外周表面部分から
    外方に延出し、延出した自由端部に係合部を備えた該筒
    状のダストカバ−本体と一体に形成された延出部と、実
    質的に該第1の外周表面部分と同一円周上の第2の外周
    表面部分に該筒状のダストカバ−本体と一体に形成され
    た該延出部に備えた該係合部と係合する被係合部とを備
    えていることを特徴とするダストカバ−。
JP5490894A 1994-02-28 1994-02-28 ダストカバ− Pending JPH07239030A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5490894A JPH07239030A (ja) 1994-02-28 1994-02-28 ダストカバ−

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5490894A JPH07239030A (ja) 1994-02-28 1994-02-28 ダストカバ−

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07239030A true JPH07239030A (ja) 1995-09-12

Family

ID=12983707

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5490894A Pending JPH07239030A (ja) 1994-02-28 1994-02-28 ダストカバ−

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07239030A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016084889A (ja) * 2014-10-27 2016-05-19 東洋ゴム工業株式会社 ダストカバーの製造装置およびダストカバーの製造方法
JP2016084890A (ja) * 2014-10-27 2016-05-19 東洋ゴム工業株式会社 ダストカバーの製造装置およびダストカバーの製造方法
JP2016084888A (ja) * 2014-10-27 2016-05-19 東洋ゴム工業株式会社 ダストカバーの製造具およびダストカバーの製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016084889A (ja) * 2014-10-27 2016-05-19 東洋ゴム工業株式会社 ダストカバーの製造装置およびダストカバーの製造方法
JP2016084890A (ja) * 2014-10-27 2016-05-19 東洋ゴム工業株式会社 ダストカバーの製造装置およびダストカバーの製造方法
JP2016084888A (ja) * 2014-10-27 2016-05-19 東洋ゴム工業株式会社 ダストカバーの製造具およびダストカバーの製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0749187Y2 (ja) ホース、クランプ組立体
JPH0642566A (ja) 流体圧スリーブとその取付け方法
JPH04224328A (ja) 車両部分の受け口に組込まれた支持ブラケットの保安装置
JPH07239030A (ja) ダストカバ−
GB2056307A (en) Air cleaner
US4543924A (en) Reduction of crankshaft noise from an internal combustion engine
BR9801698A (pt) Envoltório de pneumático.
JPH05106675A (ja) シリンダ装置
JP3751743B2 (ja) クラッチレリーズ軸受
JPH0434260Y2 (ja)
US2652286A (en) Wheel structure
JPH07259996A (ja) 保護ベローズ
US2788050A (en) Rim
JPH0749145Y2 (ja) ダストカバーの取付構造
JP2601397Y2 (ja) ダンパのシール構造
CN209942467U (zh) 门把手结构
JP2001003973A (ja) ショックアブソーバのダストカバー
JP7327862B1 (ja) 工事用車輛のタイヤのサイドウォールの保護装置と、取り付け方法
JPH0476334U (ja)
JP2001516300A (ja) タイヤチェーン
JPH1137218A (ja) 防音カバー
JPH01168034U (ja)
JP2601398Y2 (ja) ダンパのシール構造
JPS5819399Y2 (ja) 自動二輪車用緩衝器
JPH08334144A (ja) 緩衝器のダストブーツ取付構造