JPH07238725A - ドアの施錠装置 - Google Patents
ドアの施錠装置Info
- Publication number
- JPH07238725A JPH07238725A JP5443494A JP5443494A JPH07238725A JP H07238725 A JPH07238725 A JP H07238725A JP 5443494 A JP5443494 A JP 5443494A JP 5443494 A JP5443494 A JP 5443494A JP H07238725 A JPH07238725 A JP H07238725A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- striker
- joint
- hole
- handle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Lock And Its Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構成で安価に実現可能な、一方向の操
作でストライカーによるロックの解除とドアの解放を行
わせることができる構造にしたドアの施錠装置を提供す
る。 【構成】 ドア2に固定して取り付けられるベース53
と、ベース53にシャフト69を介して第1の位置と第
2の位置とに往復回動自在に取り付けられているジョイ
ント54と、ドア2の外側でジョイント54の一端に固
定されて取り付けられており、ジョイント54の回動と
一体にドア面に対して接近または離れる方向に往復移動
されるハンドル51と、ハンドル51と共にジョイント
54を常に第1の位置側に回動付勢しておくためのバネ
55と、ジョイント54とストライカー11との間に介
装されており、ジョイント54が第1の位置に配置され
ているときにはストライカー11がロック位置に配置さ
れているのを許容し、ジョイント54が前記第2の位置
に回動されるのに連動してスプリング18の付勢に抗し
てストライカー11をロック位置より退避させる連動制
御手段14とを設けた。
作でストライカーによるロックの解除とドアの解放を行
わせることができる構造にしたドアの施錠装置を提供す
る。 【構成】 ドア2に固定して取り付けられるベース53
と、ベース53にシャフト69を介して第1の位置と第
2の位置とに往復回動自在に取り付けられているジョイ
ント54と、ドア2の外側でジョイント54の一端に固
定されて取り付けられており、ジョイント54の回動と
一体にドア面に対して接近または離れる方向に往復移動
されるハンドル51と、ハンドル51と共にジョイント
54を常に第1の位置側に回動付勢しておくためのバネ
55と、ジョイント54とストライカー11との間に介
装されており、ジョイント54が第1の位置に配置され
ているときにはストライカー11がロック位置に配置さ
れているのを許容し、ジョイント54が前記第2の位置
に回動されるのに連動してスプリング18の付勢に抗し
てストライカー11をロック位置より退避させる連動制
御手段14とを設けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば部屋の出入口等
を閉じるドアに用いられる施錠装置の構造に関するもの
である。
を閉じるドアに用いられる施錠装置の構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】建物用のドアでは、例えば図15に示す
ように、スプリングで付勢されてロック位置に突出され
ているストライカー201と、このストライカー201
をロック位置より退避させてロックを外すためのレバー
ハンドルド202等を備え、レバーハンドル202を一
方向に回転させると、この回転に連動してストライカー
201が退避されてロックが外れ、このレバーハンドル
202を回動させたままの状態でドア203を押すか、
または引くことによって解放することができる構造にな
っている。したがって、ストライカーを有するドアの施
錠装置では「まず回動させて、さらに押す」か、あるい
は「まず回動させて、さらに引く」と言う、2方向の操
作を必要とするものであった。
ように、スプリングで付勢されてロック位置に突出され
ているストライカー201と、このストライカー201
をロック位置より退避させてロックを外すためのレバー
ハンドルド202等を備え、レバーハンドル202を一
方向に回転させると、この回転に連動してストライカー
201が退避されてロックが外れ、このレバーハンドル
202を回動させたままの状態でドア203を押すか、
または引くことによって解放することができる構造にな
っている。したがって、ストライカーを有するドアの施
錠装置では「まず回動させて、さらに押す」か、あるい
は「まず回動させて、さらに引く」と言う、2方向の操
作を必要とするものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の建物用のドア等に用いられるドアの施錠装置は、一般
に2方向の操作を必要としていた。したがって、レバー
ハンドルを握って、これを回転させ、この回転でロック
を外し、この回転をさせたままの状態でドア203を押
すか、または引かないと解放することができない。この
ため、荷物等を持って手がふさがっている場合や、手等
が不自由な人にとっては操作がしにくいと言う問題点が
あった。
の建物用のドア等に用いられるドアの施錠装置は、一般
に2方向の操作を必要としていた。したがって、レバー
ハンドルを握って、これを回転させ、この回転でロック
を外し、この回転をさせたままの状態でドア203を押
すか、または引かないと解放することができない。この
ため、荷物等を持って手がふさがっている場合や、手等
が不自由な人にとっては操作がしにくいと言う問題点が
あった。
【0004】そこで、ハンドルを押すか、または引くと
ストライカーによるロックが解除され、さらにそのまま
押し続けるか、または引き続けるとドアを解放させるこ
とができるようにしたドアの施錠装置の構造も従来より
知られている。しかしながら、この種における従来のド
アの施錠装置は、構造が複雑で高価であると言う問題点
がある。このため、従来より簡単な構成で安価に製造す
ることができる構造のドアの施錠装置が望まれていた。
ストライカーによるロックが解除され、さらにそのまま
押し続けるか、または引き続けるとドアを解放させるこ
とができるようにしたドアの施錠装置の構造も従来より
知られている。しかしながら、この種における従来のド
アの施錠装置は、構造が複雑で高価であると言う問題点
がある。このため、従来より簡単な構成で安価に製造す
ることができる構造のドアの施錠装置が望まれていた。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は簡単な構成で安価に実現可能な、
一方向の操作でロック解除からドアの解放までを行わせ
ることができる構造にしたドアの施錠装置を提供するこ
とにある。
のであり、その目的は簡単な構成で安価に実現可能な、
一方向の操作でロック解除からドアの解放までを行わせ
ることができる構造にしたドアの施錠装置を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的は、本発明にあ
っては、スプリングで付勢されてロック位置に突出して
いるストライカーを前記ロック位置より退避させてロッ
クを外すドアの施錠装置において、ドア本体に固定して
取り付けられるベースと、前記ベースに枢軸を介して第
1の位置と第2の位置とに往復回動自在に取り付けたジ
ョイントと、前記ドア本体の外側で前記ジョイントの一
端に固定して取り付けられており、前記ジョイントの回
動と一体に前記ドア面に対して接近または離れる方向に
往復移動されるハンドルと、前記ハンドルと共に前記ジ
ョイントを常に前記第1の位置側に回動付勢しておくた
めの付勢部材と、前記ジョイントと前記ストライカーと
の間に介装されており、前記ジョイントが前記第1の位
置に配置されているときには前記ストライカーが前記ロ
ック位置に配置されているのを許容し、前記ジョイント
が前記第2の位置に回動されるのに連動して前記ストラ
イカーを前記ロック位置より前記スプリングの付勢に抗
して退避させる連動制御手段とを備えた、構成とするこ
とによって達成される。
っては、スプリングで付勢されてロック位置に突出して
いるストライカーを前記ロック位置より退避させてロッ
クを外すドアの施錠装置において、ドア本体に固定して
取り付けられるベースと、前記ベースに枢軸を介して第
1の位置と第2の位置とに往復回動自在に取り付けたジ
ョイントと、前記ドア本体の外側で前記ジョイントの一
端に固定して取り付けられており、前記ジョイントの回
動と一体に前記ドア面に対して接近または離れる方向に
往復移動されるハンドルと、前記ハンドルと共に前記ジ
ョイントを常に前記第1の位置側に回動付勢しておくた
めの付勢部材と、前記ジョイントと前記ストライカーと
の間に介装されており、前記ジョイントが前記第1の位
置に配置されているときには前記ストライカーが前記ロ
ック位置に配置されているのを許容し、前記ジョイント
が前記第2の位置に回動されるのに連動して前記ストラ
イカーを前記ロック位置より前記スプリングの付勢に抗
して退避させる連動制御手段とを備えた、構成とするこ
とによって達成される。
【0007】
【作用】この構成によれば、ハンドルを押すかまたは引
くと、このハンドルと一体にジョイントが第1の位置か
ら第2の位置に回動されるとともに、連動制御手段によ
りストライカーがロック位置より退避されて、このスト
ライカーによるロックが解除される。そして、そのまま
押し続けるか、または引き続けるとドアを解放させるこ
とができる。しかも、この構造ではベース,ジョイン
ト,ハンドル,付勢部材,連動制御手段等、少ない部材
で構成することができる。
くと、このハンドルと一体にジョイントが第1の位置か
ら第2の位置に回動されるとともに、連動制御手段によ
りストライカーがロック位置より退避されて、このスト
ライカーによるロックが解除される。そして、そのまま
押し続けるか、または引き続けるとドアを解放させるこ
とができる。しかも、この構造ではベース,ジョイン
ト,ハンドル,付勢部材,連動制御手段等、少ない部材
で構成することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。図1乃至図5は本発明の一実施例とし
て示すドアの要部構造で、図1は図3のA−A線に沿う
概略断面図、図2はそのドアを上面方向より見た図、図
3はそのドアの側面方向より見た図、図4は図3のB−
B線に沿う概略断面図、図5はそのドアの要部分解斜示
図である。
詳細に説明する。図1乃至図5は本発明の一実施例とし
て示すドアの要部構造で、図1は図3のA−A線に沿う
概略断面図、図2はそのドアを上面方向より見た図、図
3はそのドアの側面方向より見た図、図4は図3のB−
B線に沿う概略断面図、図5はそのドアの要部分解斜示
図である。
【0009】図1乃至図5において、ドアノブ1は、大
きくはドア2の端面2aに形成されている収納凹部3内
に収納配置されているストライカー・ユニット部4と、
ドア2の室外側面2bに取り付けられるドアノブ半体5
Aと、ドア2の室内側面2cに取り付けられるドアノブ
半体5Bとで構成されていて、これらはユニット化され
た状態で用意されてドア2に順次組み込まれる。
きくはドア2の端面2aに形成されている収納凹部3内
に収納配置されているストライカー・ユニット部4と、
ドア2の室外側面2bに取り付けられるドアノブ半体5
Aと、ドア2の室内側面2cに取り付けられるドアノブ
半体5Bとで構成されていて、これらはユニット化され
た状態で用意されてドア2に順次組み込まれる。
【0010】さらに詳述すると、ドア2には、図5で分
かるように、その両側面2b,2cにそれぞれ、収納凹
部3内に通じる貫通孔6と、この貫通孔6を中心とした
周囲にその両側面を貫通した状態にして4つの取付孔7
が形成されている。なお、ここでの取付孔7は収納凹部
3内には通じていない。一方、収納凹部3が形成されて
いる端面2a側には、その収納凹部3の周囲にザグリ8
が設けられているとともに、このザグリ8内で収納凹部
3を挟んだ上下の位置にタッピング用孔9が形成されて
いる。
かるように、その両側面2b,2cにそれぞれ、収納凹
部3内に通じる貫通孔6と、この貫通孔6を中心とした
周囲にその両側面を貫通した状態にして4つの取付孔7
が形成されている。なお、ここでの取付孔7は収納凹部
3内には通じていない。一方、収納凹部3が形成されて
いる端面2a側には、その収納凹部3の周囲にザグリ8
が設けられているとともに、このザグリ8内で収納凹部
3を挟んだ上下の位置にタッピング用孔9が形成されて
いる。
【0011】ストライカー・ユニット部4は、その単体
として図6乃至図10にも示されている。すなわち、図
6は図7のC−C線に沿う概略断面図、図7は図6の矢
印D方向より見たストライカー・ユニット部4の側面
図、図8は図6の矢印E方向より見たストライカー・ユ
ニット部4の側面図、図9はストライカー・ユニット部
4の上板13の一部を破断して図6の矢印E方向より見
てその内部構造を示す側面図、図10はストライカー・
ユニット部4の分解斜示図である。そこで、次に、図1
乃至図5のストライカー・ユニット部4の構成を図6乃
至図10と共にさらに説明する。
として図6乃至図10にも示されている。すなわち、図
6は図7のC−C線に沿う概略断面図、図7は図6の矢
印D方向より見たストライカー・ユニット部4の側面
図、図8は図6の矢印E方向より見たストライカー・ユ
ニット部4の側面図、図9はストライカー・ユニット部
4の上板13の一部を破断して図6の矢印E方向より見
てその内部構造を示す側面図、図10はストライカー・
ユニット部4の分解斜示図である。そこで、次に、図1
乃至図5のストライカー・ユニット部4の構成を図6乃
至図10と共にさらに説明する。
【0012】ストライカー・ユニット部4は、ストライ
カー11と、ケース12と、上板13と、連動制御手段
14の一部を構成しているカム15,16及びリンク片
17と、コイルスプリング18等で構成されている。
カー11と、ケース12と、上板13と、連動制御手段
14の一部を構成しているカム15,16及びリンク片
17と、コイルスプリング18等で構成されている。
【0013】ストライカー11は、例えばPOM(ポリ
アセタール)等の樹脂材で略ブロック状の小片として形
成されており、その先端部分のドア閉方向と対応してい
る面には、ドア2が閉じられたときに、このストライカ
ー11が退避方向に移動される外力を受けるためのテー
パー面19が形成されている。一方、後端側の一側面に
は、この一側面より直角に延ばされた状態にして翼部2
0が一体に設けられており、さらに翼部20の一面(図
10では下面)に係合ピン21が突設されている。ま
た、後面側にはコイルスプリング18の一端を受け入れ
て位置決めするための凹所22(図6参照)が形成され
ている。
アセタール)等の樹脂材で略ブロック状の小片として形
成されており、その先端部分のドア閉方向と対応してい
る面には、ドア2が閉じられたときに、このストライカ
ー11が退避方向に移動される外力を受けるためのテー
パー面19が形成されている。一方、後端側の一側面に
は、この一側面より直角に延ばされた状態にして翼部2
0が一体に設けられており、さらに翼部20の一面(図
10では下面)に係合ピン21が突設されている。ま
た、後面側にはコイルスプリング18の一端を受け入れ
て位置決めするための凹所22(図6参照)が形成され
ている。
【0014】ケース12は、例えばABS等の樹脂で一
面が開口された略ブロック状の小片として形成され、前
面側にはストライカー11を前後方向摺動自在に受け入
れるためのストライカー収納用凹部23が形成されてい
る。なお、このストライカー収納用凹部23は前面にも
開口されている。加えて、凹部23の後部内面には、コ
イルスプリング18の他端が位置決めされるためのスプ
リング位置決めピン24が前面側に向かって突設されて
いる。さらに、ケース12の前面にはタッピング用孔2
5が凹部23を挟んだ両側に各々形成されている。ま
た、ケース12の後端側には、カム15,16等が収納
される略円形をしたカム収納用凹部26が形成されてい
る。なお、カム収納用凹部26とストライカー収納用凹
部23との間は、切り欠き27で通じており、この切り
欠き27の部分にリンク片17をスライド自在に配置で
きる状態になっている。加えて、カム収納用凹部26内
には、その中心に大径部28aと小径部28bとでなる
枢軸ピン28が一体に設けられているとともに、枢軸ピ
ン28の先端面にタッピング用孔39が形成されてい
る。さらに、カム収納用凹部26と対応している位置に
は、前後方向に細長く延びる長孔29が貫通して形成さ
れている。
面が開口された略ブロック状の小片として形成され、前
面側にはストライカー11を前後方向摺動自在に受け入
れるためのストライカー収納用凹部23が形成されてい
る。なお、このストライカー収納用凹部23は前面にも
開口されている。加えて、凹部23の後部内面には、コ
イルスプリング18の他端が位置決めされるためのスプ
リング位置決めピン24が前面側に向かって突設されて
いる。さらに、ケース12の前面にはタッピング用孔2
5が凹部23を挟んだ両側に各々形成されている。ま
た、ケース12の後端側には、カム15,16等が収納
される略円形をしたカム収納用凹部26が形成されてい
る。なお、カム収納用凹部26とストライカー収納用凹
部23との間は、切り欠き27で通じており、この切り
欠き27の部分にリンク片17をスライド自在に配置で
きる状態になっている。加えて、カム収納用凹部26内
には、その中心に大径部28aと小径部28bとでなる
枢軸ピン28が一体に設けられているとともに、枢軸ピ
ン28の先端面にタッピング用孔39が形成されてい
る。さらに、カム収納用凹部26と対応している位置に
は、前後方向に細長く延びる長孔29が貫通して形成さ
れている。
【0015】リンク片17は、ステンレス板材をプレス
打ち抜きして細長い小片として形成されおり、一端には
小孔30が形成され、他端側にはストライカー11側の
係合ピン21が摺動自在に係合される長孔31が形成さ
れている。
打ち抜きして細長い小片として形成されおり、一端には
小孔30が形成され、他端側にはストライカー11側の
係合ピン21が摺動自在に係合される長孔31が形成さ
れている。
【0016】カム15は、カム収納用凹部26内に収納
配置可能な外径寸法をした円板状にPOM樹脂材で形成
されており、中心には枢軸ピン28の大径部28aに対
応した貫通孔33が形成されている。また、一面側には
後述するカム16の凹所37と同じ凹所37が設けられ
ているとともに、後述するカム16の隔壁34と同じ一
対の隔壁34,34が形成されている。なお、一対の隔
壁34,34間は、ケース12の長孔29と対応関係に
ある。一方、他面側にはリンク片17の小孔30と対応
関係にある小孔35が形成されている。
配置可能な外径寸法をした円板状にPOM樹脂材で形成
されており、中心には枢軸ピン28の大径部28aに対
応した貫通孔33が形成されている。また、一面側には
後述するカム16の凹所37と同じ凹所37が設けられ
ているとともに、後述するカム16の隔壁34と同じ一
対の隔壁34,34が形成されている。なお、一対の隔
壁34,34間は、ケース12の長孔29と対応関係に
ある。一方、他面側にはリンク片17の小孔30と対応
関係にある小孔35が形成されている。
【0017】カム16は、カム収納用凹部26内に収納
配置可能な外径寸法をした円板状にPOM樹脂材で形成
されており、中心には枢軸ピン28の小径部28bに対
応した貫通孔36が形成されている。また、一面側には
カム15と同じ凹所37が設けられているとともに、カ
ム15の隔壁34と同じ一対の隔壁34,34が形成さ
れている。一方、他面側にはリンク片17の小孔30と
対応関係にある係合ピン38が、この他面より直角に突
出した状態にして形成されている。
配置可能な外径寸法をした円板状にPOM樹脂材で形成
されており、中心には枢軸ピン28の小径部28bに対
応した貫通孔36が形成されている。また、一面側には
カム15と同じ凹所37が設けられているとともに、カ
ム15の隔壁34と同じ一対の隔壁34,34が形成さ
れている。一方、他面側にはリンク片17の小孔30と
対応関係にある係合ピン38が、この他面より直角に突
出した状態にして形成されている。
【0018】上板13は、ステンレス鋼板をプレス成形
してなり、ケース12の上面を閉じて装着される上面部
13aと、ケース12の前面に添設されて装着される前
面部13bとを一体に有している。また、上面部13a
には、カム16の一対の隔壁34,34間と対応関係に
して前後方向に延ばして設けられた長孔40と、枢軸ピ
ン28のタッピング用孔39と対応関係にある取付孔4
1とが設けられている。これに対して、前面部13bに
は、ストライカー収納用凹部23と対応する位置にスト
ライカー11の突出を許容するための切欠部42を設け
ているとともに、ケース12のタッピング用孔25と対
応関係にある取付孔43とドア2側のタッピング用孔9
と対応関係にある取付孔44が設けられている。
してなり、ケース12の上面を閉じて装着される上面部
13aと、ケース12の前面に添設されて装着される前
面部13bとを一体に有している。また、上面部13a
には、カム16の一対の隔壁34,34間と対応関係に
して前後方向に延ばして設けられた長孔40と、枢軸ピ
ン28のタッピング用孔39と対応関係にある取付孔4
1とが設けられている。これに対して、前面部13bに
は、ストライカー収納用凹部23と対応する位置にスト
ライカー11の突出を許容するための切欠部42を設け
ているとともに、ケース12のタッピング用孔25と対
応関係にある取付孔43とドア2側のタッピング用孔9
と対応関係にある取付孔44が設けられている。
【0019】次に、このストライカー・ユニット部4の
組立手順を説明する。まず、凹部37を下側にしてカム
15をカム収納用凹部26内に収納させ、貫通孔33に
枢軸ピン28の大径部28aを挿入させて回動自在に位
置決めさせる。次いで、小孔35に小孔30を対応させ
てリンク片17を切り欠き27内に前後方向に横たえて
配置させる。次いで、コイルスプリング18をスプリン
グ位置決めピン24と凹所22との間に圧縮配置させ
て、ストライカー11をストライカー収納用凹部23内
に収納させる。このとき、ストライカー11の係合ピン
21をリンク片17の長孔31内に係合させ、翼部20
をストッパー45の内側に配置させる。すると、ストラ
イカー11はコイルスプリング18に押されて翼部20
がストッパー45に当接された位置(以下、これを「ロ
ック位置」と言う)で保持される。次に、係合ピン38
を小孔30と小孔35に対応させてカム16をカム収納
用凹部26内に収納させるとともに、貫通孔36に枢軸
ピン28の小径部28bを挿入させて回動自在に位置決
めする。これにより、カム15とカム16は一体化され
て一体に回転する。そして、係合ピン38を介して連結
されたリンク片17も、カム15,16の回転に連動し
て前後方向に移動されることになり、リンク片17が後
方に移動されるとストライカー11を「ロック位置」よ
り後方に退避させることができる。次いで、前面部13
bの切欠部42よりストライカー11の先端を突出させ
た状態にして上板13を重ねて配置し、取付孔41を通
してタッピング用孔39にタッピングスクリュー46を
ねじ止めすると共に、取付孔43を通してタッピング用
孔25にタッピングスクリュー47をねじ止めするとス
トライカー・ユニット部4が完成する。
組立手順を説明する。まず、凹部37を下側にしてカム
15をカム収納用凹部26内に収納させ、貫通孔33に
枢軸ピン28の大径部28aを挿入させて回動自在に位
置決めさせる。次いで、小孔35に小孔30を対応させ
てリンク片17を切り欠き27内に前後方向に横たえて
配置させる。次いで、コイルスプリング18をスプリン
グ位置決めピン24と凹所22との間に圧縮配置させ
て、ストライカー11をストライカー収納用凹部23内
に収納させる。このとき、ストライカー11の係合ピン
21をリンク片17の長孔31内に係合させ、翼部20
をストッパー45の内側に配置させる。すると、ストラ
イカー11はコイルスプリング18に押されて翼部20
がストッパー45に当接された位置(以下、これを「ロ
ック位置」と言う)で保持される。次に、係合ピン38
を小孔30と小孔35に対応させてカム16をカム収納
用凹部26内に収納させるとともに、貫通孔36に枢軸
ピン28の小径部28bを挿入させて回動自在に位置決
めする。これにより、カム15とカム16は一体化され
て一体に回転する。そして、係合ピン38を介して連結
されたリンク片17も、カム15,16の回転に連動し
て前後方向に移動されることになり、リンク片17が後
方に移動されるとストライカー11を「ロック位置」よ
り後方に退避させることができる。次いで、前面部13
bの切欠部42よりストライカー11の先端を突出させ
た状態にして上板13を重ねて配置し、取付孔41を通
してタッピング用孔39にタッピングスクリュー46を
ねじ止めすると共に、取付孔43を通してタッピング用
孔25にタッピングスクリュー47をねじ止めするとス
トライカー・ユニット部4が完成する。
【0020】また、このようにしてユニット化されたス
トライカー・ユニット部4は、ドア2の収納凹部3内
に、上板13の前面部13bの背面が当接されて位置決
めされるまで差し込まれ、かつその後から化粧板80を
重ね、さらに取付孔49,44を通してタッピングスク
リュー48をタッピング用孔9にねじ止めするとドア2
に組み込むことができる。そして、このようにして組み
込まれたストライカー・ユニット部4は、ドア2の貫通
孔6に長孔29及び長孔40がそれぞれ対応した状態に
なっている。また、ストライカー11の先端は化粧板8
0の窓孔50を貫通して突出されており、外側から押さ
れた場合には、長孔31の遊びにより、単独で一時的に
内側へ退避される。
トライカー・ユニット部4は、ドア2の収納凹部3内
に、上板13の前面部13bの背面が当接されて位置決
めされるまで差し込まれ、かつその後から化粧板80を
重ね、さらに取付孔49,44を通してタッピングスク
リュー48をタッピング用孔9にねじ止めするとドア2
に組み込むことができる。そして、このようにして組み
込まれたストライカー・ユニット部4は、ドア2の貫通
孔6に長孔29及び長孔40がそれぞれ対応した状態に
なっている。また、ストライカー11の先端は化粧板8
0の窓孔50を貫通して突出されており、外側から押さ
れた場合には、長孔31の遊びにより、単独で一時的に
内側へ退避される。
【0021】このように構成されたストライカー・ユニ
ット部4では、通常はコイルスプリング18の付勢力
で、ストライカー11が「ロック位置」に配置されてい
ている。そして、カム15及びカム16が後述する手段
にて図10中の時計回り方向に回転されてリンク片17
が後方にスライドされると、このリンク片17に引かれ
てストライカー11が「ロック位置」より後方に退避さ
れてストライカー11によるロックが解除できる。ま
た、ドア2を閉じる場合は、ドア2が閉じられて行っ
て、ストライカー11のテーパー面19が図示せぬ壁側
の枠にぶつかると、一時的にストライカー11がケース
12内に逃がされて閉動作を許容し、上記壁側に設けら
れているロック孔(不図示)と対応すると、その対応し
た位置で再びロック孔内に突出されてロック状態にな
る。
ット部4では、通常はコイルスプリング18の付勢力
で、ストライカー11が「ロック位置」に配置されてい
ている。そして、カム15及びカム16が後述する手段
にて図10中の時計回り方向に回転されてリンク片17
が後方にスライドされると、このリンク片17に引かれ
てストライカー11が「ロック位置」より後方に退避さ
れてストライカー11によるロックが解除できる。ま
た、ドア2を閉じる場合は、ドア2が閉じられて行っ
て、ストライカー11のテーパー面19が図示せぬ壁側
の枠にぶつかると、一時的にストライカー11がケース
12内に逃がされて閉動作を許容し、上記壁側に設けら
れているロック孔(不図示)と対応すると、その対応し
た位置で再びロック孔内に突出されてロック状態にな
る。
【0022】ドアノブ半体5Aは、大きくはハンドル5
1、カバー52、ベース53、ジョイント54、及び付
勢部材としてのバネ55等で構成されている。
1、カバー52、ベース53、ジョイント54、及び付
勢部材としてのバネ55等で構成されている。
【0023】ハンドル51は、アルミダイキャスト製で
あり、比較的細長い平板状に形成されている。また、裏
面側には一端側に片寄った位置に取付部56が突設され
ており、この取付部56の先端面に断面が小判形をした
取付凹部57が設けられいるとともに、その取付部56
の周面に取付凹部57へ通じる取付孔58が形成されて
いる。
あり、比較的細長い平板状に形成されている。また、裏
面側には一端側に片寄った位置に取付部56が突設され
ており、この取付部56の先端面に断面が小判形をした
取付凹部57が設けられいるとともに、その取付部56
の周面に取付凹部57へ通じる取付孔58が形成されて
いる。
【0024】ベース53は、環状体として形成されてお
り、中心には前後方向に貫通した孔53aが形成されて
いる。この貫通孔53aは真円とせずに、左右方向に若
干広がった形状にして作られており、また左右両側面に
はジョィント54の左右方向の回動を約18度の範囲で
許容するためのテーパー面59が形成されている。さら
に、貫通孔53aの上面には前後方向に延ばされた状態
にして溝61が設けられている。加えて、ベース53の
周面には貫通孔53a及び溝61を上下に貫通した状態
にして軸挿入用孔60が形成されている。なお、ベース
53の外周面において、軸挿入用孔60の周囲には、シ
ャフト69の頭部69a及びトラスネジ70の頭部70
aを埋没させるためのザグリ71が形成されている。そ
のシャフト69はベース53の直径と略等しい長さで、
かつ軸挿入用孔60の内径と略等しい外径で形成されて
おり、また先端側にはトラスネジ70がネジ止めされる
タッピング用孔72が形成されている。さらに、ベース
53の一端面側には、貫通孔53aの周囲に点在した状
態にして4つのピン状をした突軸部81が突設されてい
る。この各突軸部81は、ドア2側の取付孔7と対応関
係にあり、各々の突軸部81を取付孔7に差し込んで位
置決めできる状態になっている。また、各突軸部81に
は、前後に貫通して取付孔63が形成されている。
り、中心には前後方向に貫通した孔53aが形成されて
いる。この貫通孔53aは真円とせずに、左右方向に若
干広がった形状にして作られており、また左右両側面に
はジョィント54の左右方向の回動を約18度の範囲で
許容するためのテーパー面59が形成されている。さら
に、貫通孔53aの上面には前後方向に延ばされた状態
にして溝61が設けられている。加えて、ベース53の
周面には貫通孔53a及び溝61を上下に貫通した状態
にして軸挿入用孔60が形成されている。なお、ベース
53の外周面において、軸挿入用孔60の周囲には、シ
ャフト69の頭部69a及びトラスネジ70の頭部70
aを埋没させるためのザグリ71が形成されている。そ
のシャフト69はベース53の直径と略等しい長さで、
かつ軸挿入用孔60の内径と略等しい外径で形成されて
おり、また先端側にはトラスネジ70がネジ止めされる
タッピング用孔72が形成されている。さらに、ベース
53の一端面側には、貫通孔53aの周囲に点在した状
態にして4つのピン状をした突軸部81が突設されてい
る。この各突軸部81は、ドア2側の取付孔7と対応関
係にあり、各々の突軸部81を取付孔7に差し込んで位
置決めできる状態になっている。また、各突軸部81に
は、前後に貫通して取付孔63が形成されている。
【0025】ジョイント54は、ベース53の貫通孔5
3aの最小径寸法と略等しく、貫通孔53a内に受け入
れ可能な短いロッド状に形成されており、貫通孔53a
内の溝61と対応する位置には溝64が前後方向に延ば
された状態にして形成されている。また、ジョイント5
4の周面には、溝64内を通って上下に貫通した状態に
して軸挿入用孔65が形成されている。さらに、一端面
側にはハンドル51の取付部56の取付凹部57と対応
する取付用の突部66が一体に形成されている。なお、
この突部66は断面が取付凹部57と対応していて、取
付凹部57内に嵌合できるようになっているとともに、
取付孔58と対応する位置にタッピング用孔67が形成
されている。一方、ジョイント54の他端面側にはスト
ライカー・ユニット部4側のカム15,16及びリンク
片17と共に連動制御手段14の一部を構成しているピ
ン68が一体に形成されている。なお、このピン68は
上板13に形成されている長孔40内に遊動可能に挿入
される大きさで形成されている。
3aの最小径寸法と略等しく、貫通孔53a内に受け入
れ可能な短いロッド状に形成されており、貫通孔53a
内の溝61と対応する位置には溝64が前後方向に延ば
された状態にして形成されている。また、ジョイント5
4の周面には、溝64内を通って上下に貫通した状態に
して軸挿入用孔65が形成されている。さらに、一端面
側にはハンドル51の取付部56の取付凹部57と対応
する取付用の突部66が一体に形成されている。なお、
この突部66は断面が取付凹部57と対応していて、取
付凹部57内に嵌合できるようになっているとともに、
取付孔58と対応する位置にタッピング用孔67が形成
されている。一方、ジョイント54の他端面側にはスト
ライカー・ユニット部4側のカム15,16及びリンク
片17と共に連動制御手段14の一部を構成しているピ
ン68が一体に形成されている。なお、このピン68は
上板13に形成されている長孔40内に遊動可能に挿入
される大きさで形成されている。
【0026】バネ55は、コイル状をした巻バネであ
り、高さはベース53側における溝61の底とジョイン
ト54側における溝64迄の距離に略等しく、かつ外径
寸法も溝61及び溝64内に収納可能な大きさで形成さ
れている。また、両端55a,55bは互いに末広がり
の方向に直線的に延ばされている。
り、高さはベース53側における溝61の底とジョイン
ト54側における溝64迄の距離に略等しく、かつ外径
寸法も溝61及び溝64内に収納可能な大きさで形成さ
れている。また、両端55a,55bは互いに末広がり
の方向に直線的に延ばされている。
【0027】カバー52はアルミ板をプレス成形して略
カップ状に形成されており、ベース53を緩く嵌合させ
た状態で受け入れて外側から覆うこができる大きさで作
られており、奥壁の中央部にはハンドル51の取付部5
6を遊動自在に嵌合貫通させるための孔73が形成され
ている。
カップ状に形成されており、ベース53を緩く嵌合させ
た状態で受け入れて外側から覆うこができる大きさで作
られており、奥壁の中央部にはハンドル51の取付部5
6を遊動自在に嵌合貫通させるための孔73が形成され
ている。
【0028】次に、このドアノブ半体5Aの組立手順を
説明する。まず、軸挿入用孔65に中心の孔を対応させ
て、ジョイント54の溝64内にバネ55の一端55a
側を配置し、この一端55aを溝64の一側内面に当接
させて位置決めさせる。この状態で、突部66を先端側
にして突軸部81が設けられている側より、溝64に溝
61を対応させて溝61内にバネ55の他端55b側が
収納されるようにして、ジョイント54をバネ55と共
にベース53の貫通孔53a内に挿入させる。すると、
バネ55が溝61内を滑りながら、かつ他端55bを溝
61の一側内面に当接させてバネチャージされた状態
で、軸挿入用孔60と軸挿入用孔65が対応する位置ま
で挿入される。次いで、ベース53の一側面側より軸挿
入用孔65内にシャフト69を挿入させる。すると、こ
のシャフト69は、バネ55の中心及びジョイント54
の軸挿入用孔65を通ってベース53の他側面側にその
先端が露出する。次に、このシャフト69の先端に設け
られているタッピング用孔72にトラスネジ70を締め
付ける。これにより、シャフト69が抜け止めされてベ
ース53,ジョイント54,バネ55が一体化され、か
つジョイント54には図5中において矢印G方向に回動
力が与えられて、このジョイント54がベース53の軸
に沿って前後方向に延ばされた状態(この状態にある位
置を以下「第1の位置」と言う)にして保持される。そ
して、このようにして組み込まれているジョイント54
は、このジョイント54にバネ55の付勢力に抗して矢
印H方向の外力が付与されると、この状態から矢印H方
向に約18度程回動された位置(この状態にある位置を
以下「第2の位置」と言う)まで回動変位でき、また外
力が解かれるとバネ55の力で再び矢印G方向に回転さ
れて「第1の位置」に復帰できる。
説明する。まず、軸挿入用孔65に中心の孔を対応させ
て、ジョイント54の溝64内にバネ55の一端55a
側を配置し、この一端55aを溝64の一側内面に当接
させて位置決めさせる。この状態で、突部66を先端側
にして突軸部81が設けられている側より、溝64に溝
61を対応させて溝61内にバネ55の他端55b側が
収納されるようにして、ジョイント54をバネ55と共
にベース53の貫通孔53a内に挿入させる。すると、
バネ55が溝61内を滑りながら、かつ他端55bを溝
61の一側内面に当接させてバネチャージされた状態
で、軸挿入用孔60と軸挿入用孔65が対応する位置ま
で挿入される。次いで、ベース53の一側面側より軸挿
入用孔65内にシャフト69を挿入させる。すると、こ
のシャフト69は、バネ55の中心及びジョイント54
の軸挿入用孔65を通ってベース53の他側面側にその
先端が露出する。次に、このシャフト69の先端に設け
られているタッピング用孔72にトラスネジ70を締め
付ける。これにより、シャフト69が抜け止めされてベ
ース53,ジョイント54,バネ55が一体化され、か
つジョイント54には図5中において矢印G方向に回動
力が与えられて、このジョイント54がベース53の軸
に沿って前後方向に延ばされた状態(この状態にある位
置を以下「第1の位置」と言う)にして保持される。そ
して、このようにして組み込まれているジョイント54
は、このジョイント54にバネ55の付勢力に抗して矢
印H方向の外力が付与されると、この状態から矢印H方
向に約18度程回動された位置(この状態にある位置を
以下「第2の位置」と言う)まで回動変位でき、また外
力が解かれるとバネ55の力で再び矢印G方向に回転さ
れて「第1の位置」に復帰できる。
【0029】次に、突軸部62が形成されている面と反
対側よりカバー52を装着させた後、タッピングスクリ
ュー78でベース53に固定する。続いて、ジョイント
54の突部66をハンドル51の取付凹部57内に挿入
させ、ハンドル51をジョイント54に位置決めする。
次いで、タッピングスクリュー74を突部66のタッピ
ング用孔67に取付部56の取付孔58を通してネジ止
めする。すると、ジョイント54にハンドル51が固定
され、これによりユニット化されたドアノブ半体5Aが
組み立てられる。このようにして組み立てられたドアノ
ブ半体5Aでは、通常はジョイント54が「第1の位
置」に保持されていることによってハンドル51が軸と
直角(ドア2と平行)に配置されていて、ハンドル51
を(ドア2側に)押すと、バネ55の付勢力に抗してジ
ョイント54をハンドル51と一体に略18度回転する
ことができる。
対側よりカバー52を装着させた後、タッピングスクリ
ュー78でベース53に固定する。続いて、ジョイント
54の突部66をハンドル51の取付凹部57内に挿入
させ、ハンドル51をジョイント54に位置決めする。
次いで、タッピングスクリュー74を突部66のタッピ
ング用孔67に取付部56の取付孔58を通してネジ止
めする。すると、ジョイント54にハンドル51が固定
され、これによりユニット化されたドアノブ半体5Aが
組み立てられる。このようにして組み立てられたドアノ
ブ半体5Aでは、通常はジョイント54が「第1の位
置」に保持されていることによってハンドル51が軸と
直角(ドア2と平行)に配置されていて、ハンドル51
を(ドア2側に)押すと、バネ55の付勢力に抗してジ
ョイント54をハンドル51と一体に略18度回転する
ことができる。
【0030】次に、ドアノブ半体5Bの構成について説
明すると、ドアノブ半体5Bは、大きくはハンドル15
1、カバー152、ベース153、ジョイント154、
及び付勢部材としてのバネ155等で構成されている。
明すると、ドアノブ半体5Bは、大きくはハンドル15
1、カバー152、ベース153、ジョイント154、
及び付勢部材としてのバネ155等で構成されている。
【0031】ハンドル151は、アルミダイキャスト製
であり、比較的細長い平板状に形成されている。また、
裏面側には一端側に片寄った位置に取付部156が突設
されており、この取付部156の先端面に断面が小判形
をした取付凹部157が設けられいるとともに、その取
付部156の周面に取付凹部157へ通じる取付孔15
8が形成されている。さらに、各突軸部181の反対側
において、取付孔163の周囲には図4に示すようにナ
ット76が埋め込まれて固定されている。
であり、比較的細長い平板状に形成されている。また、
裏面側には一端側に片寄った位置に取付部156が突設
されており、この取付部156の先端面に断面が小判形
をした取付凹部157が設けられいるとともに、その取
付部156の周面に取付凹部157へ通じる取付孔15
8が形成されている。さらに、各突軸部181の反対側
において、取付孔163の周囲には図4に示すようにナ
ット76が埋め込まれて固定されている。
【0032】ベース153は、環状体として形成されて
おり、中心には前後方向に貫通した孔153aが形成さ
れている。この貫通孔153aは真円とせずに、左右方
向に若干広がった形状にして作られており、また左右両
側面にはジョィント154の左右方向の回動を約18度
の範囲で許容するためのテーパー面159が形成されて
いる。さらに、貫通孔153aの下面には前後方向に延
ばされた状態にして溝161が設けられている。加え
て、ベース153の周面には貫通孔153a及び溝16
1を上下に貫通した状態にして軸挿入用孔160が形成
されている。なお、ベース153の外周面において、軸
挿入用孔160の周囲には、シャフト169の頭部16
9a及びトラスネジ170の頭部170aを埋没させる
ためのザグリ171が形成されている。そのシャフト1
69はベース153の直径と略等しい長さで、かつ軸挿
入用孔160の内径と略等しい外径で形成されており、
また先端側にはトラスネジ170がネジ止めされるタッ
ピング用孔172が形成されている。さらに、ベース1
53の一端面側には、貫通孔153aの周囲に点在した
状態にして4つのピン状をした突軸部181が突設され
ている。この各突軸部181は、ドア2側の取付孔7と
対応関係にあり、各々の突軸部181を取付孔7に差し
込んで位置決めできる状態になっている。また、各突軸
部181には前後に貫通して取付孔163が形成されて
いる。
おり、中心には前後方向に貫通した孔153aが形成さ
れている。この貫通孔153aは真円とせずに、左右方
向に若干広がった形状にして作られており、また左右両
側面にはジョィント154の左右方向の回動を約18度
の範囲で許容するためのテーパー面159が形成されて
いる。さらに、貫通孔153aの下面には前後方向に延
ばされた状態にして溝161が設けられている。加え
て、ベース153の周面には貫通孔153a及び溝16
1を上下に貫通した状態にして軸挿入用孔160が形成
されている。なお、ベース153の外周面において、軸
挿入用孔160の周囲には、シャフト169の頭部16
9a及びトラスネジ170の頭部170aを埋没させる
ためのザグリ171が形成されている。そのシャフト1
69はベース153の直径と略等しい長さで、かつ軸挿
入用孔160の内径と略等しい外径で形成されており、
また先端側にはトラスネジ170がネジ止めされるタッ
ピング用孔172が形成されている。さらに、ベース1
53の一端面側には、貫通孔153aの周囲に点在した
状態にして4つのピン状をした突軸部181が突設され
ている。この各突軸部181は、ドア2側の取付孔7と
対応関係にあり、各々の突軸部181を取付孔7に差し
込んで位置決めできる状態になっている。また、各突軸
部181には前後に貫通して取付孔163が形成されて
いる。
【0033】ジョイント154は、ベース153の貫通
孔153aの最小径寸法と略等しく、貫通孔153a内
に受け入れ可能な短いロッド状に形成されており、貫通
孔153a内の溝161と対応する位置には溝164が
前後方向に延ばされた状態にして形成されている。ま
た、ジョイント154の周面には、溝164内を通って
上下に貫通した状態にして軸挿入用孔165が形成され
ている。さらに、一端面側にはハンドル151の取付部
156の取付凹部157と対応する取付用の突部166
が一体に形成されている。なお、この突部166は断面
が取付凹部157と対応していて、取付凹部157内に
嵌合できるようになっているとともに、取付孔158と
対応する位置にタッピング用孔167が形成されてい
る。一方、ジョイント154の他端面側にはストライカ
ー・ユニット部4側のカム15,16及びリンク片17
と共に連動制御手段14の一部を構成しているピン16
8が一体に形成されている。なお、このピン168はケ
ース12に形成されている長孔29内に遊動可能に挿入
される大きさで形成されている。
孔153aの最小径寸法と略等しく、貫通孔153a内
に受け入れ可能な短いロッド状に形成されており、貫通
孔153a内の溝161と対応する位置には溝164が
前後方向に延ばされた状態にして形成されている。ま
た、ジョイント154の周面には、溝164内を通って
上下に貫通した状態にして軸挿入用孔165が形成され
ている。さらに、一端面側にはハンドル151の取付部
156の取付凹部157と対応する取付用の突部166
が一体に形成されている。なお、この突部166は断面
が取付凹部157と対応していて、取付凹部157内に
嵌合できるようになっているとともに、取付孔158と
対応する位置にタッピング用孔167が形成されてい
る。一方、ジョイント154の他端面側にはストライカ
ー・ユニット部4側のカム15,16及びリンク片17
と共に連動制御手段14の一部を構成しているピン16
8が一体に形成されている。なお、このピン168はケ
ース12に形成されている長孔29内に遊動可能に挿入
される大きさで形成されている。
【0034】バネ155は、コイル状をした巻バネであ
り、高さはベース153側における溝161の底とジョ
イント154側における溝164迄の距離に略等しく、
かつ外径寸法も溝161及び溝164内に収納可能な大
きさで形成されている。また、両端155a,155b
は互いに末広がりの方向に直線的に延ばされている。
り、高さはベース153側における溝161の底とジョ
イント154側における溝164迄の距離に略等しく、
かつ外径寸法も溝161及び溝164内に収納可能な大
きさで形成されている。また、両端155a,155b
は互いに末広がりの方向に直線的に延ばされている。
【0035】カバー152はアルミ板をプレス成形して
略カップ状に形成されており、ベース153を緩く嵌合
させた状態で受け入れて外側から覆うこができる大きさ
で作られており、奥壁の中央部にはハンドル151の取
付部156を遊動自在に嵌合貫通させるための孔173
が形成されている。
略カップ状に形成されており、ベース153を緩く嵌合
させた状態で受け入れて外側から覆うこができる大きさ
で作られており、奥壁の中央部にはハンドル151の取
付部156を遊動自在に嵌合貫通させるための孔173
が形成されている。
【0036】次に、このドアノブ半体5Bの組立手順を
説明する。まず、軸挿入用孔165に中心の孔を対応さ
せて、ジョイント154の溝164内にバネ155の一
面側を配置し、一端155aを溝164の一側内面に当
接させて位置決めさせる。この状態で、突部166を先
端側にして突軸部181が設けられている側より、溝1
64に溝161を対応させて溝161内にバネ155の
他面側が収納されるようにして、ジョイント154をバ
ネ155と共にベース153の貫通孔153a内に挿入
させる。すると、バネ155が溝161内を滑りなが
ら、かつ他端155bを溝161の一側内面に当接させ
てバネチャージされた状態で、軸挿入用孔160と軸挿
入用孔165が対応する位置まで挿入される。次いで、
ベース153の一側面側より軸挿入用孔165内にシャ
フト169を挿入させる。すると、このシャフト169
は、バネ155の中心及びジョイント154の軸挿入用
孔165を通ってベース153の他側面側にその先端が
露出する。次に、このシャフト169の先端に設けられ
ているタッピング用孔172にトラスネジ170を締め
付ける。これにより、シャフト169が抜け止めされて
ベース153,ジョイント154,バネ155が一体化
され、かつジョイント154には図5中において矢印I
方向に回動力が与えられて、このジョイント154がベ
ース153の軸に沿って前後方向に延ばされた状態(こ
の状態にある位置を以下「第1の位置」と言う)にして
保持される。そして、このようにして組み込まれている
ジョイント154は、このジョイント154にバネ15
5の付勢力に抗して矢印J方向の外力が付与されると、
この状態から矢印J方向に約18度程回動された位置
(この状態にある位置を以下「第2の位置」と言う)ま
で回動変位でき、また外力が解かれるとバネ155の力
で再び矢印I方向に回転されて「第1の位置」に復帰で
きる。
説明する。まず、軸挿入用孔165に中心の孔を対応さ
せて、ジョイント154の溝164内にバネ155の一
面側を配置し、一端155aを溝164の一側内面に当
接させて位置決めさせる。この状態で、突部166を先
端側にして突軸部181が設けられている側より、溝1
64に溝161を対応させて溝161内にバネ155の
他面側が収納されるようにして、ジョイント154をバ
ネ155と共にベース153の貫通孔153a内に挿入
させる。すると、バネ155が溝161内を滑りなが
ら、かつ他端155bを溝161の一側内面に当接させ
てバネチャージされた状態で、軸挿入用孔160と軸挿
入用孔165が対応する位置まで挿入される。次いで、
ベース153の一側面側より軸挿入用孔165内にシャ
フト169を挿入させる。すると、このシャフト169
は、バネ155の中心及びジョイント154の軸挿入用
孔165を通ってベース153の他側面側にその先端が
露出する。次に、このシャフト169の先端に設けられ
ているタッピング用孔172にトラスネジ170を締め
付ける。これにより、シャフト169が抜け止めされて
ベース153,ジョイント154,バネ155が一体化
され、かつジョイント154には図5中において矢印I
方向に回動力が与えられて、このジョイント154がベ
ース153の軸に沿って前後方向に延ばされた状態(こ
の状態にある位置を以下「第1の位置」と言う)にして
保持される。そして、このようにして組み込まれている
ジョイント154は、このジョイント154にバネ15
5の付勢力に抗して矢印J方向の外力が付与されると、
この状態から矢印J方向に約18度程回動された位置
(この状態にある位置を以下「第2の位置」と言う)ま
で回動変位でき、また外力が解かれるとバネ155の力
で再び矢印I方向に回転されて「第1の位置」に復帰で
きる。
【0037】次に、突軸部162が形成されている面と
反対側よりカバー152を装着させ、さらにタッピング
スクリュー178でベース153に固定する。続いて、
ジョイント154の突部166をハンドル151の取付
凹部157内に挿入させ、ハンドル151をジョイント
154に位置決めする。次いで、タッピングスクリュー
174を突部166のタッピング用孔167に取付部1
56の取付孔158を通してネジ止めする。すると、ジ
ョイント154にハンドル151が固定され、これによ
りユニット化されたドアノブ半体5Bが組み立てられ
る。このようにして組み立てられたドアノブ半体5Bで
は、通常はジョイント154が「第1の位置」に保持さ
れていることによってハンドル151が軸と直角(ドア
2と平行)に配置されていて、ハンドル151を手前側
に引くと、バネ155の付勢力に抗してジョイント15
4をハンドル151と一体に略18度回転することがで
きる。
反対側よりカバー152を装着させ、さらにタッピング
スクリュー178でベース153に固定する。続いて、
ジョイント154の突部166をハンドル151の取付
凹部157内に挿入させ、ハンドル151をジョイント
154に位置決めする。次いで、タッピングスクリュー
174を突部166のタッピング用孔167に取付部1
56の取付孔158を通してネジ止めする。すると、ジ
ョイント154にハンドル151が固定され、これによ
りユニット化されたドアノブ半体5Bが組み立てられ
る。このようにして組み立てられたドアノブ半体5Bで
は、通常はジョイント154が「第1の位置」に保持さ
れていることによってハンドル151が軸と直角(ドア
2と平行)に配置されていて、ハンドル151を手前側
に引くと、バネ155の付勢力に抗してジョイント15
4をハンドル151と一体に略18度回転することがで
きる。
【0038】図11乃至図14はドアブ1をドア2に組
み込む手順を示した図である。そこで、次にドアノブ1
をドア2に組み込む手順を図11乃至図14と共に説明
する。まず、ドア2の収納凹部3内にストライカー・ユ
ニット部4及び化粧板47を前述したようにして組み込
み、タッピングスクリュー48で固定する。次いで、ユ
ニット状に組み立てられているノブ半体5Aを用意し、
ドア2の側面2b側より各突軸部81を対応する取付孔
7に挿入させる。すると、ノブ半体5A側のピン68が
貫通孔6内で上板13の長孔40を通してカム16の凹
部33内に挿入され、隔壁34と係合可能な状態とな
る。
み込む手順を示した図である。そこで、次にドアノブ1
をドア2に組み込む手順を図11乃至図14と共に説明
する。まず、ドア2の収納凹部3内にストライカー・ユ
ニット部4及び化粧板47を前述したようにして組み込
み、タッピングスクリュー48で固定する。次いで、ユ
ニット状に組み立てられているノブ半体5Aを用意し、
ドア2の側面2b側より各突軸部81を対応する取付孔
7に挿入させる。すると、ノブ半体5A側のピン68が
貫通孔6内で上板13の長孔40を通してカム16の凹
部33内に挿入され、隔壁34と係合可能な状態とな
る。
【0039】次に、ジョイント154及びバネ155は
既にベース153に取り付けられ、カバー152及びハ
ンドル151が未だ取り付けられていないドアノブ半体
5Bが用意され、図12に示すように、対応する取付孔
7に各突軸部181を挿入させるようにして、側面2c
側よりベース153をドア2に組み込む。すると、ノブ
半体5A側とベース153がドア2を挟んで対向した状
態になると共に、ノブ半体5B側のピン168が貫通孔
6内でケース12の長孔29を通してカム15の凹部3
3内に挿入され、カム16の隔壁34と係合可能な状態
となる。続いて、突軸部181の取付孔163に取付ネ
ジ77を差し込み、取付孔63を通してドアノブ半体5
A側のナット76にネジ止めする。すると、この取付ネ
ジ77の固定により、ノブ半体5Aとノブ半体5Bがド
ア2を間に挟んで互いに固定される。次いで、カバー1
52をベース153に装着させ、タッピングスクリュー
178でベース153に固定するとともに、ジョイント
154の突部166をハンドル151の取付凹部157
内に挿入させてハンドル151をジョイント154に位
置決めする。その後、突部166のタッピング用孔16
7にタッピングスクリュー174を取付部156の取付
孔158を通してネジ止めする。すると、ジョイント1
54にハンドル151が固定され、これによりドアノブ
の組み付けが完了する。
既にベース153に取り付けられ、カバー152及びハ
ンドル151が未だ取り付けられていないドアノブ半体
5Bが用意され、図12に示すように、対応する取付孔
7に各突軸部181を挿入させるようにして、側面2c
側よりベース153をドア2に組み込む。すると、ノブ
半体5A側とベース153がドア2を挟んで対向した状
態になると共に、ノブ半体5B側のピン168が貫通孔
6内でケース12の長孔29を通してカム15の凹部3
3内に挿入され、カム16の隔壁34と係合可能な状態
となる。続いて、突軸部181の取付孔163に取付ネ
ジ77を差し込み、取付孔63を通してドアノブ半体5
A側のナット76にネジ止めする。すると、この取付ネ
ジ77の固定により、ノブ半体5Aとノブ半体5Bがド
ア2を間に挟んで互いに固定される。次いで、カバー1
52をベース153に装着させ、タッピングスクリュー
178でベース153に固定するとともに、ジョイント
154の突部166をハンドル151の取付凹部157
内に挿入させてハンドル151をジョイント154に位
置決めする。その後、突部166のタッピング用孔16
7にタッピングスクリュー174を取付部156の取付
孔158を通してネジ止めする。すると、ジョイント1
54にハンドル151が固定され、これによりドアノブ
の組み付けが完了する。
【0040】このように構成されたドアノブ1が組み込
まれたドア2は、室内側に開けられる構造になってい
て、閉じられているときにはストライカー11の先端が
「ロック位置」に突出されて図示せぬ壁側のロック孔内
に係合されている。まず、室内側からドア2を開ける場
合について説明する。室内側からストライカー11のロ
ックを外してドア2を開ける場合は、ハンドル151の
先端を掴んで手前側に引く。すると、ハンドル151と
ジョイント154とが一体に第2の位置側に約18度回
転され(図2の二点鎖線の状態)、このときジョイント
154のピン168がカム15の隔壁34に当接され
て、カム15及びカム16を図10中で時計回り方向に
一体に回転させる。これにより、リンク片17が退避す
る側に引かれ、このリンク片17と共にストライカー1
1がケース12の内側に移動されて「ロック位置」より
退避する。これによりストライカー11のロックが解除
され、かつそのままドア2を開放させることができる。
すなわち、ハンドル151を引くだけの操作でストライ
カー11によるロック解除からドア2の開放に至る迄の
一連の操作を行うことができる。一方、ドア2を閉じる
場合は、単にドア2を閉じて行くだけで良い。すなわ
ち、ドア2が閉じられて行って、ストライカー11のテ
ーパー面19が図示せぬ壁側の枠にぶつかると、一時的
にストライカー11がケース12内に逃げ、上記壁側に
設けられているロック孔(不図示)と対応した位置で再
びロック孔内に突出されてロック状態になる。
まれたドア2は、室内側に開けられる構造になってい
て、閉じられているときにはストライカー11の先端が
「ロック位置」に突出されて図示せぬ壁側のロック孔内
に係合されている。まず、室内側からドア2を開ける場
合について説明する。室内側からストライカー11のロ
ックを外してドア2を開ける場合は、ハンドル151の
先端を掴んで手前側に引く。すると、ハンドル151と
ジョイント154とが一体に第2の位置側に約18度回
転され(図2の二点鎖線の状態)、このときジョイント
154のピン168がカム15の隔壁34に当接され
て、カム15及びカム16を図10中で時計回り方向に
一体に回転させる。これにより、リンク片17が退避す
る側に引かれ、このリンク片17と共にストライカー1
1がケース12の内側に移動されて「ロック位置」より
退避する。これによりストライカー11のロックが解除
され、かつそのままドア2を開放させることができる。
すなわち、ハンドル151を引くだけの操作でストライ
カー11によるロック解除からドア2の開放に至る迄の
一連の操作を行うことができる。一方、ドア2を閉じる
場合は、単にドア2を閉じて行くだけで良い。すなわ
ち、ドア2が閉じられて行って、ストライカー11のテ
ーパー面19が図示せぬ壁側の枠にぶつかると、一時的
にストライカー11がケース12内に逃げ、上記壁側に
設けられているロック孔(不図示)と対応した位置で再
びロック孔内に突出されてロック状態になる。
【0041】次に、室外側からドア2を開ける場合につ
いて説明する。室外側からストライカー11のロックを
外してドア2を開ける場合は、ハンドル151の先端を
掴んでドア2側に押す。すると、ハンドル51とジョイ
ント54とが一体に第2の位置側に約18度回転され
(図2の二点鎖線の状態)、このときジョイント54の
ピン68がカム15の隔壁34に当接されて、カム15
及びカム16を図10中で時計回り方向に一体に回転さ
せる。これにより、リンク片17が退避する側に引か
れ、このリンク片17と共にストライカー11がケース
12内側に移動されて「ロック位置」より退避する。こ
れによりストライカー11のロックが解除され、かつそ
のままドア2を開放させることができる。すなわち、ハ
ンドル51を押すだけの操作でストライカー11による
ロック解除からドア2の開放に至る迄の一連の操作を行
うことができる。一方、ドア2を閉じる場合は、室内側
から開けて閉じたときと同様に、単にドア2を閉じて行
くだけで良い。すなわち、ドア2が閉じられて行って、
ストライカー11のテーパー面19が図示せぬ壁側の枠
にぶつかると、一時的にストライカー11がケース12
内に逃げ、上記壁側に設けられているロック孔(不図
示)と対応した位置で再びロック孔内に突出されてロッ
ク状態になる。
いて説明する。室外側からストライカー11のロックを
外してドア2を開ける場合は、ハンドル151の先端を
掴んでドア2側に押す。すると、ハンドル51とジョイ
ント54とが一体に第2の位置側に約18度回転され
(図2の二点鎖線の状態)、このときジョイント54の
ピン68がカム15の隔壁34に当接されて、カム15
及びカム16を図10中で時計回り方向に一体に回転さ
せる。これにより、リンク片17が退避する側に引か
れ、このリンク片17と共にストライカー11がケース
12内側に移動されて「ロック位置」より退避する。こ
れによりストライカー11のロックが解除され、かつそ
のままドア2を開放させることができる。すなわち、ハ
ンドル51を押すだけの操作でストライカー11による
ロック解除からドア2の開放に至る迄の一連の操作を行
うことができる。一方、ドア2を閉じる場合は、室内側
から開けて閉じたときと同様に、単にドア2を閉じて行
くだけで良い。すなわち、ドア2が閉じられて行って、
ストライカー11のテーパー面19が図示せぬ壁側の枠
にぶつかると、一時的にストライカー11がケース12
内に逃げ、上記壁側に設けられているロック孔(不図
示)と対応した位置で再びロック孔内に突出されてロッ
ク状態になる。
【0042】なお、上記実施例では、室外側にノブ半体
5Aを設けて、室内側にノブ半体5Bを設けた構造を開
示したが、ドア2を室外側に開けるようにした場合で
は、逆に室内側にノブ半体5Aを設けて、室外側にノブ
半体5Bを設けた構造にするのが好ましい。また、ドア
2にノブ半体5Aとノブ半体5Bの両方を設けた構造を
開示したが、どちらか一方のノブ半体が設けられた構造
にすることも可能である。
5Aを設けて、室内側にノブ半体5Bを設けた構造を開
示したが、ドア2を室外側に開けるようにした場合で
は、逆に室内側にノブ半体5Aを設けて、室外側にノブ
半体5Bを設けた構造にするのが好ましい。また、ドア
2にノブ半体5Aとノブ半体5Bの両方を設けた構造を
開示したが、どちらか一方のノブ半体が設けられた構造
にすることも可能である。
【0043】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明に係るドア
の施錠装置によれば、ハンドルを押すまたは引くと、こ
のハンドルと一体にジョイントが第1の位置から第2の
位置に回動されるとともに、連動制御手段によりストラ
イカーが「ロック位置」より退避されて、このストライ
カーによるロックが解除される。そして、そのまま押し
続ける、または引き続けるとドアを解放させることがで
きる。しかも、この構造ではベース,ジョイント,ハン
ドル,付勢部材,連動制御手段等、少ない部材で構成す
ることができるので、組立作業等も簡単になり、コスト
を抑えて安価に提供することが可能になる等の効果が期
待できる。
の施錠装置によれば、ハンドルを押すまたは引くと、こ
のハンドルと一体にジョイントが第1の位置から第2の
位置に回動されるとともに、連動制御手段によりストラ
イカーが「ロック位置」より退避されて、このストライ
カーによるロックが解除される。そして、そのまま押し
続ける、または引き続けるとドアを解放させることがで
きる。しかも、この構造ではベース,ジョイント,ハン
ドル,付勢部材,連動制御手段等、少ない部材で構成す
ることができるので、組立作業等も簡単になり、コスト
を抑えて安価に提供することが可能になる等の効果が期
待できる。
【図1】図3のA−A線に沿う概略断面図である。
【図2】本発明の一実施例として示すドアを上面方向よ
り見た図である。
り見た図である。
【図3】本発明の一実施例として示すドアを側面方向よ
り見た図である。
り見た図である。
【図4】図3のB−B線に沿う概略断面図である。
【図5】本発明の一実施例として示すドアの要部分解斜
示図である。
示図である。
【図6】図7のC−C線に沿う概略断面図である。
【図7】図6の矢印D方向より見たストライカー・ユニ
ット部の側面図である。
ット部の側面図である。
【図8】図6の矢印E方向より見たストライカー・ユニ
ット部の側面図である。
ット部の側面図である。
【図9】ストライカー・ユニット部の上板の一部を破断
して図6の矢印E方向より見てその内部構造を示す側面
図である。
して図6の矢印E方向より見てその内部構造を示す側面
図である。
【図10】ストライカー・ユニット部の分解斜示図であ
る。
る。
【図11】ドアノブの組立手順を説明するための図であ
る。
る。
【図12】ドアノブの組立手順を説明するための図であ
る。
る。
【図13】ドアノブの組立手順を説明するための図であ
る。
る。
【図14】ドアノブの組立手順を説明するための図であ
る。
る。
【図15】従来のドアにおける施錠装置の構造を説明す
るための図である。
るための図である。
1 ドアノブ 2 ドア 4 ストライカユニット部 5A ドラノブ半体 5B ドラノブ半体 11 ストライカ 14 連動制御手段 15 カム 16 カム 17 リンク片 51 ハンドル 54 ジョイント 55 バネ(付勢部材) 69 シャフト(枢軸) 151 ハンドル 154 ジョイント 155 バネ(付勢部材) 169 シャフト(枢軸)
Claims (1)
- 【請求項1】 スプリングで付勢されてロック位置に突
出しているストライカーを前記ロック位置より退避させ
てロックを外すドアの施錠装置において、 ドア本体に固定して取り付けられるベースと、 前記ベースに枢軸を介して第1の位置と第2の位置とに
往復回動自在に取り付けたジョイントと、 前記ドア本体の外側で前記ジョイントの一端に固定して
取り付けられており、前記ジョイントの回動と一体に前
記ドア面に対して接近または離れる方向に往復移動され
るハンドルと、 前記ハンドルと共に前記ジョイントを常に前記第1の位
置側に回動付勢しておくための付勢部材と、 前記ジョイントと前記ストライカーとの間に介装されて
おり、前記ジョイントが前記第1の位置に配置されてい
るときには前記ストライカーが前記ロック位置に配置さ
れているのを許容し、前記ジョイントが前記第2の位置
に回動されるのに連動して前記ストライカーを前記ロッ
ク位置より前記スプリングの付勢に抗して退避させる連
動制御手段、 とを備えたことを特徴とするドアの施錠装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5443494A JPH07238725A (ja) | 1994-03-01 | 1994-03-01 | ドアの施錠装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5443494A JPH07238725A (ja) | 1994-03-01 | 1994-03-01 | ドアの施錠装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07238725A true JPH07238725A (ja) | 1995-09-12 |
Family
ID=12970614
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5443494A Pending JPH07238725A (ja) | 1994-03-01 | 1994-03-01 | ドアの施錠装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07238725A (ja) |
-
1994
- 1994-03-01 JP JP5443494A patent/JPH07238725A/ja active Pending
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