JPH072378Y2 - 自転車のスタンド - Google Patents

自転車のスタンド

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JPH072378Y2
JPH072378Y2 JP5321889U JP5321889U JPH072378Y2 JP H072378 Y2 JPH072378 Y2 JP H072378Y2 JP 5321889 U JP5321889 U JP 5321889U JP 5321889 U JP5321889 U JP 5321889U JP H072378 Y2 JPH072378 Y2 JP H072378Y2
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JP
Japan
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leg member
substrate
reinforcing piece
piece
bicycle
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JP5321889U
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JPH02143384U (ja
Inventor
千秋 藤井
Original Assignee
株式会社昭和インダストリーズ
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は自転車のフレームの後端に装着して、駐車時
に自転車の起立状態を維持するようにしたスタンドに関
する。
〔従来の技術〕
この種のスタンドは一般に次のように構成されている。
即ち、自転車のフレームに取付ける為の取付部を有する
基板の表面に脚部材の上部を添わすと共に、裏面に補強
片を添わす。脚部材と補強片とは、脚部材と基板と補強
片とを貫通させた軸体でもって脚部材の枢動を可能に締
着する。上記補強片は、脚部材の幅寸法と同程度の幅寸
法で下方へ細長く形成しその下部を上記脚部材に連結す
ることによって、該補強片により基板を抱き込む状態で
その補強をするようにしてある。その結果、自転車に側
圧が加わって脚部材に第2図の矢印A或いはB方向の大
きな力が加わっても、脚部材の枢着部分の近くの基板が
曲がってしまうことが防がれる。
〔考案が解決しようとする課題〕
この従来のスタンドでは、基板の補強効果をあげること
はできるが、昨今の要望によって基板を塗装する場合、
先ず表面と裏面とを夫々一度塗装を行い、次に基板に対
し脚部材を枢動させることにより基板における表面と、
裏面から夫々脚部材を補強片とを回動させて夫々脚部材
と該補強片の影になっていて塗装されなかった部分を露
出させ、次にその表面と裏面の夫々の未塗装部分に対し
て先の塗装部分と斑が生じないように注意しながら再び
夫々塗装を行うというように、塗装作業を表裏夫々2回
に渡って繰り返さねばならぬ煩わしい問題点があった。
本考案は以上のような点に鑑みてなされたもので、その
目的とするところは、側圧に対して基板を補強でき、し
かも塗装を行う場合は、裏面に関しては塗装を一回のみ
の作業で完了できるようにした自転車のスタンドを提供
することである。
〔課題を解決する為の手段〕
上記目的を達成する為に、本願考案は前記請求の範囲記
載の通りの手段を講じたものであって、その作用は次の
通りである。
〔作用〕
基板の表面に対して上部を添え付け、かつ枢着された脚
部材は、起立位置と跳上位置との間の枢動が可能であ
る。脚部材が起立位置にある状態において自転車に側圧
が加わり、脚部材に横方向の大きな力が加わった場合、
脚部材の幅より大きい径の補強片が基板の裏面から補強
する。一方基板を塗装する場合、基板の裏面に補強片が
添え付けられていてその影になって未塗装となる部分が
上記基板の裏面にあっても、補強片は丸形であるから、
その裏面の未塗装部分は、脚部材の枢動により補強片が
回動しても、見苦しく露出することは無い。従って基板
の裏面の塗装は一回省略することができる。
〔実施例〕
以下本願の実施例を示す図面について説明する。第1図
において、1は自転車のフレーム、2は後部のハブ軸、
3はハブ軸2に螺合させたナットを示す。次に4はスタ
ンドを示す。このスタンドは基板5と脚部材10と、ロッ
ク機構12とから成る。以下第2、3図をも参照して各々
について説明する。
先ず基板5は板金をプレス成形して形成されており、ま
た周知の如く車輪の左側用、右側用が備わっている(図
では左側用のみを示す)。5aは取付部で、長孔5bが形成
されており、前記ナット3によりフレーム1に固定して
ある。5cは脚部材10を枢着する為の枢着部を示し、透孔
5dが形成してある。尚枢着部5cは脚部材10の添付面5Fの
側に僅かに膨出させてある。6は脚部材の起立位置用の
ストッパ、7は跳上位位置用のストッパ、8はばね止付
部を示し、いずれも基板5の一部を曲げて形成してあ
る。
次に脚部材10は金属の丸棒材をU字形に曲げて形成され
ており、上部の連結部10aは平板状に形成してある。上
記連結部10aの上部は基板5の表面5Fに添わせた状態で
枢着部5cに枢着具11を用いて枢着してあり、脚部材10が
周知の如く第1図の起立位置と第5図の跳上位置との間
で移動することを可能にしてある。上記枢着具11につい
て説明すると、11aは脚部材10の透孔10c及び基板5の透
孔5dを貫通させた軸体、11bは基板5における裏面5Rに
添わせた補強片で、基板5に対向する面の中央部を軸体
11aの一端に一体化してある。該補強片11bは第3図に示
される如く丸形形状の一例として円形に形成してある。
その直径は、上記脚部材10の幅寸法Wよりも大きく例え
ば15mm程度に形成される。11cは軸体11aの他端に形成さ
れたかしめ部を示す。
次にロック機構12は周知の構造のもので、12aは上記ス
トッパ6の先端に連設した係止片、13はロック片で、枢
着具14により脚部材10の連結部10aに枢着して、第1図
のロック位置と第4、5図のアンロック位置との間の往
復移動が可能になっている。15はロック片に備えた係合
部で、ロック位置において前記係止片12aと係合するよ
う設けてある。18は位置決片で、ロック片13をアンロッ
ク位置にて位置決めする為のものである。16は引張ばね
で、前記ばね止付部8とロック片13に設けたばね止付部
17との間に張設して、ロック片13をロック位置又はアン
ロック位置に付勢し、かつロック片13を介して脚部材10
を起立位置又は跳上位置に付勢するようになっている。
20はロック片13の下端部に設けたアンロック用の突片、
21はその上面を以て形成した路面を示す。
上記構成のものにおいて、基板5に対する脚部材10の組
付は、枢着具11における軸体11aを基板5の裏面側から
透孔5d及び10cに挿通し、透孔10cから突出する先端部を
脚部材10にかしめ、脚部材10と補強片11bとを軸体11aに
よって締着する。この状態では、基板5における枢着部
5cは膨出状となっていて脚部材10は枢着部5cの中央部以
外では基板5に接触しない為、脚部材10の枢動は軽く行
われることができる。
次にスタンド4の組立完了後の塗装について説明する。
塗装は周知の刷毛塗り手段、吹付手段、電着塗装手段等
によって行われる。特に電着塗装手段は、狭い隙間例え
ば基板5と脚部材10との間にも塗料を容易に付着させる
ことができる為好都合である。電着塗装の場合、アニオ
ンやカチオン等が用いられる。塗装は基板5における表
面側と裏面側とを夫々一回宛塗装する。次に基板5に対
して第4図から第5図の位置へ脚部材を回動させ、表出
する表面5Fにおける未塗装部分を既塗装部分との色斑が
生じないように注意深く塗装する。なお裏面5Rは第3図
から分るように補強片11bの下側にある未塗装部分は補
強片11bが同心的に回動するから表われないので塗装は
省略できる。
次に上記スタンド4の使用法は周知の通りである。即
ち、自転車を発進させようとする場合には、第1図に示
される状態からロック片13を第4図に示されるアンロッ
ク位置に移動させ、次に脚部材10を第5図の如き跳上位
置へ至らしめる。この状態においては、脚部材10はスト
ッパ7に当接し、かつ引張ばね16の引張力により跳上位
置に保持される。
一方自転車を駐車する場合には、脚部材10を第5図の状
態から第4図の如くストッパ6に当接する起立位置に至
らしめ、次にロック片13を前方へ傾動させて第1図に示
される如きロック状態にすれば良い。
上記のように脚部材10を起立位置に位置させて自転車を
立脚させた状態において、自転車を例えば横方向にひき
ずろうとして脚部材10に第2図に矢印AやBで示される
ような横方向の力が加わっても、基板5において透孔5d
の周囲の部分には大きな直径の補強片11bが添わされて
いる為、透孔5dの孔縁に局所的に過大な力が加わること
が阻止される。その結果、基板5における透孔5dの周囲
の部分が上記横方向の力によって変形してしまったりす
ることを防止できる。なお上記補強片11bの形状は上記
実施例の如き真円以外に10角、8角、6角等であって
も、塗装時、塗料は僅かに周辺の内側に入り込むので実
質的な丸形形状として取扱うことができる。
次に第6図は本願の異なる実施例を示すもので、枢着具
として段付きのリベットを用いた例を示したものであ
る。該枢着具11eにおける軸体11aeは段付きとなってお
り、その太径部22は脚部材10eにおける透孔10ceの径よ
りも太径に形成されて、端面に脚部材10eの受面23を有
している。このような枢着具11eを用いた場合には、基
板5eにおいては枢着部5ceを前記実施例の如く膨出させ
ずとも、脚部材10eの軽い枢動を可能にすることができ
る。なお、機能上前図のものと同一又は均等構成と考え
られる部分には、前図と同一の符号にアルファベットの
eを付して重複する説明を省略した。
尚以上は通常の自転車用のU字形の脚部材を備えるスタ
ンドを例にとって説明したが、上記スタンドはスポーツ
車に備えられる1本脚のスタンドであっても良い。
〔考案の効果〕
以上のように本考案にあっては、自転車の走行時には脚
部材10の下部を跳ね上げ、一方駐車時には脚部材10を下
降させて起立状態にして自転車の支えに利用できるは勿
論のこと、自転車の駐車時においてその自転車を横方向
へ引きずったりすることによって脚部材10に第2図にお
ける矢印A或いはB方向の大きな力が加わっても、基板
5に添わせてある脚部材10の幅より大きな直径の補強片
11bが軸体11a周囲の基板5を補強し、基板5の破損を未
然に防止できる効果がある。
しかも上記基板5の裏面5Rを塗装する場合、上記補強片
11bの存在により、その補強片11bが影になって一回の塗
装では未塗装となる部分があっても、そこは第4図から
第5図の如き脚部材10の回動があって、軸体11aと共に
補強片11bが同心的に回動しても、上記補強片11bは丸形
形状であるから、上記未塗装部分は目立つように露出す
ることはないから、上記基板5の裏面5Rの塗装作業を2
回行う必要はなく、1回省略することを可能にする効果
がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示すもので、第1図は脚部材が起
立位置にありかつロック片がロック位置にある状態を示
す一部破断側面図、第2図はII-II線断面図、第3図は
基板に対する脚部材の枢着部分を第1図とは反対の裏面
側から見た状態を示す部分図、第4図はロック片がアン
ロック位置にある状態を示す部分図、第5図は脚部材が
跳上位置にある状態を示す図、第6図は異なる実施例を
示す断面図。 5……基板、10……脚部材、11……枢着具、11a……軸
体、11b……補強片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自転車のフレーム(1)に取付ける為の取
    付部(5a)を有する基板(5)の表面(5F)には脚部材
    (10)の上部(10a)を添わせると共に、上記基板
    (5)の裏面(5R)には補強片(11b)を添わせ、しか
    も上記脚部材(10)の上部(10a)と上記補強片(11b)
    とは、上記脚部材(10)と基板(5)とを貫通させた軸
    体(11a)でもって、上記脚部材(10)が基板(5)に
    対して起立位置と跳上位置との間の枢動が自在となるよ
    うに締着してある自転車のスタンドにおいて、上記補強
    片(11b)は上記脚部材(10)の幅寸法よりも大きい直
    径の丸形形状に形成してあると共に、上記補強片(11
    b)の中心位置を上記軸体(11a)の一端に対して同心的
    に連結一体化してあることを特徴とする自転車のスタン
    ド。
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