JPH07237423A - 能動型サスペンション - Google Patents

能動型サスペンション

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JPH07237423A
JPH07237423A JP3043894A JP3043894A JPH07237423A JP H07237423 A JPH07237423 A JP H07237423A JP 3043894 A JP3043894 A JP 3043894A JP 3043894 A JP3043894 A JP 3043894A JP H07237423 A JPH07237423 A JP H07237423A
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JP
Japan
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stroke
component
acceleration
control command
command value
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Application number
JP3043894A
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English (en)
Inventor
Takeshi Kimura
健 木村
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】疑似的にばね上質量を増加させて、ばね上質量
の小さい小型車でも共振周波数の低いゆったりとした乗
り心地を実現させながら、減衰力を低下させないで良好
な制振効果を得ることのできる能動型サスペンションを
提供する。 【構成】上下方向加速度センサ28FL〜28RRで検出され、
実際の上下方向加速度と同等の値となったパス成分ZGP
に、アンプ5で質量変更ゲインG1 を乗じることにより
加速度成分G1 GPを算出し、ストロークセンサ27FL〜
27RRによるストローク検出値SFL〜SRRから算出された
ストローク偏差Δに、アンプ7でばね定数変更ゲインG
2 を乗じることによりストローク成分G2 ΔSを算出
し、これらを加減算器8で、車高を目標車高に維持する
ために必要な制御指令値UN から減じることにより駆動
回路46FL〜46RRへの制御指令値Uを算出する構成とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車体側部材と車輪側部
材との間に各輪別に介装されたアクチュエータに、制御
指令値に応じた制御力を発生させることにより、車体の
振動を低減することのできる能動型サスペンションに関
する。
【0002】
【従来の技術】車体の振動を低減するための能動型サス
ペンションの従来例としては、例えば、特開昭62−2
89420号公報に記載のものがある。この例では、図
16に示すように、上下方向加速度センサ28を車体の
各車輪の直上付近に設け、この上下方向加速度センサ2
8により各車輪位置における車体の上下方向加速度Zを
検出し、コントローラ30a内で、各検出値に一定の制
御ゲインG1 を乗じた値に基づく制御指令値Uを算出
し、この制御指令値Uに応じた制御力Fを各車輪のアク
チュエータに出力している。
【0003】このサスペンション系における運動方程式
は、車輪の上下変位をx1 、車体の上下変位をx2 とす
ると、下記(1)式で表されるが、 F=mx2"+c(x2'−x1')+k(x2 −x1 ) ……(1) (但し、mは車体の重量、cはサスペンション系の減衰
定数、kはサスペンション系のばね定数、x2"はx2
二回微分で車体の上下方向加速度、x2'はx2 の一回微
分で車体の上下方向速度、x1'はx1 の一回微分で車輪
の上下方向速度である。) この例では、車体の上下加速度を抑制して制振効果を発
現するために、上記Fに対抗する逆向きの力 F=−G1 2" ……(2) (但し、G1 は制御ゲインでG1 >0、x2"は車体の上
下方向加速度検出値である。)を制御力としてアクチュ
エータに与えている。
【0004】そして、これら(1)式および(2)式よ
り、下記の(3)式が導かれ、 (m+G1 )x2"+c(x2'−x1')+k(x2 −x1 )=0 ……(3) この(3)式から分かるように、前記制御により、疑似
的に車体の質量(ばね上質量)が増加したような効果が
得られる。すなわち、ばね上質量の小さい小型車でも、
ばね上質量が大きい大型車のような共振周波数が低いゆ
ったりとした乗り心地を実現することが可能になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の能動型サスペンションでは、疑似的にばね上質量を
増加させているために、当該サスペンション系の減衰比
ζは下記の(4)式で表される値から下記の(5)式で
表される値に変化するため、 ζ=c/(2√(mk)) ……(4) ζ=c/(2√((m+G1 )k)) ……(5) ばね上質量の増加に伴い減衰比ζが小さくなって、減衰
力が不足するという問題点がある。すなわち、周波数−
伝達特性曲線を示す図17のグラフから分かるように、
前記制御を行った場合の特性曲線Lcは前記制御を行わ
ない場合の特性曲線LN と比べて、共振周波数が低くな
る一方で、減衰比ζの低下によりピーク値が大きくな
り、制振効果が減少するという問題点がある。
【0006】本発明は、このような従来技術の問題点を
解決することを課題としてなされたものであり、疑似的
にばね上質量を増加させて、ばね上質量の小さい小型車
でも共振周波数の低いゆったりとした乗り心地を実現さ
せながら、減衰力を低下させないで良好な制振効果を得
ることのできる能動型サスペンションを提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、前記問題
点を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、以下の知見を得
て発明を完成させた。すなわち、前記従来技術では、前
述のように、上下方向加速度に所定のゲインG1 を乗じ
た制御力をアクチュエータに与えているため、このゲイ
ンG1 が疑似的にばね上質量を増加させることにより減
衰比ζを低下させているが、下記の各発明では、減衰比
ζを決定する他の要素、すなわち、サスペンション系の
ばね定数kおよび減衰定数cを変更するゲインに基づく
制御力を加えることにより、減衰比ζをほぼ一定に保持
できることに着目した。
【0008】そして、上記目的を達成するために、請求
項1の発明は、図1の基本構成図に示すように、車体側
部材と車輪側部材との間に各輪別に介装されて制御指令
値に応じた制御力を発生するアクチュエータと、各車輪
の直上またはその近傍での車体の上下方向加速度を検出
する上下方向加速度検出手段と、各車輪と車体側部材と
の間の相対変位を検出するストローク検出手段と、前記
上下方向加速度検出手段からの上下方向加速度検出値に
質量変更ゲインを乗じて制御指令値の加速度成分を算出
する加速度成分算出手段と、前記ストローク検出手段か
らのストローク検出値に基づいて得られるストローク偏
差にばね定数変更ゲインを乗じて制御指令値のストロー
ク成分を算出するストローク成分算出手段と、前記加速
度成分算出手段からの加速度成分と前記ストローク成分
算出手段からのストローク成分とを加算した値に基づい
て前記アクチュエータに制御指令値を出力する制御指令
値出力手段とを備え、前記質量変更ゲインおよびばね定
数変更ゲインを、当該サスペンション系の減衰比を一定
またはほぼ一定に保持できる値に設定したことを特徴と
する能動型サスペンションを提供する。
【0009】また、請求項2の発明は、図2の基本構成
図に示すように、車体側部材と車輪側部材との間に各輪
別に介装されて制御指令値に応じた制御力を発生するア
クチュエータと、各車輪の直上またはその近傍での車体
の上下方向加速度を検出する上下方向加速度検出手段
と、各車輪と車体側部材との間の相対速度を検出するス
トローク速度検出手段と、前記上下方向加速度検出手段
からの上下方向加速度検出値に質量変更ゲインを乗じて
制御指令値の加速度成分を算出する加速度成分算出手段
と、前記ストローク速度検出手段からのストローク速度
検出値に減衰定数変更ゲインを乗じて制御指令値の速度
成分を算出する速度成分算出手段と、前記加速度成分算
出手段からの加速度成分と前記速度成分算出手段からの
速度成分とを加算した値に基づいて前記アクチュエータ
に制御指令値を出力する制御指令値出力手段とを備え、
前記質量変更ゲインおよび減衰定数変更ゲインを、当該
サスペンション系の減衰比を一定またはほぼ一定に保持
できる値に設定したことを特徴とする能動型サスペンシ
ョンを提供する。
【0010】さらに、請求項3の発明は、図3の基本構
成図に示すように、車体側部材と車輪側部材との間に各
輪別に介装されて制御指令値に応じた制御力を発生する
アクチュエータと、各車輪の直上またはその近傍での車
体の上下方向加速度を検出する上下方向加速度検出手段
と、各車輪と車体側部材との間の相対変位を検出するス
トローク検出手段と、各車輪と車体側部材との間の相対
変位を検出するストローク速度検出手段と、前記上下方
向加速度検出手段からの上下方向加速度検出値に質量変
更ゲインを乗じて制御指令値の加速度成分を算出する加
速度成分算出手段と、前記ストローク検出手段からのス
トローク検出値に基づいて得られるストローク偏差にば
ね定数変更ゲインを乗じて制御指令値のストローク成分
を算出するストローク成分算出手段と、前記ストローク
速度検出手段からのストローク速度検出値に減衰定数変
更ゲインを乗じて制御指令値の速度成分を算出する速度
成分算出手段と、前記加速度成分算出手段からの加速度
成分と前記ストローク成分算出手段からのストローク成
分と前記速度成分算出手段からの速度成分とを加算した
値に基づいて前記アクチュエータに制御指令値を出力す
る制御指令値出力手段とを備え、前記質量変更ゲインと
ばね定数変更ゲインと減衰定数変更ゲインとを、当該サ
スペンション系の減衰比を一定またはほぼ一定に保持で
きる値に設定したことを特徴とする能動型サスペンショ
ンを提供する。
【0011】
【作用】請求項1の能動型サスペンションによれば、図
1の基本構成図に示すように、加速度成分算出手段にお
いて、上下方向加速度検出手段からの上下方向加速度検
出値に質量変更ゲインを乗じて制御指令値の加速度成分
が算出され、ストローク成分算出手段において、ストロ
ーク検出手段からのストローク検出値に基づいて得られ
るストローク偏差にばね定数変更ゲインを乗じて制御指
令値のストローク成分が算出され、制御指令値出力手段
において、前記加速度成分算出手段からの加速度成分と
前記ストローク成分算出手段からのストローク成分とを
加算した値に基づいて制御指令値がアクチュエータに出
力される。ここで、前記質量変更ゲインおよびばね定数
変更ゲインは、当該サスペンション系の減衰比を一定ま
たはほぼ一定に保持できる値に設定してあるため、当該
サスペンション系の減衰比は一定またはほぼ一定に保持
される。
【0012】請求項2の能動型サスペンションによれ
ば、図2の基本構成図に示すように、加速度成分算出手
段において、上下方向加速度検出手段からの上下方向加
速度検出値に質量変更ゲインを乗じて制御指令値の加速
度成分が算出され、速度成分算出手段において、ストロ
ーク速度検出手段からのストローク速度検出値に減衰定
数変更ゲインを乗じて制御指令値の速度成分が算出さ
れ、制御指令値出力手段において、前記加速度成分算出
手段からの加速度成分と前記速度成分算出手段からの速
度成分とを加算した値に基づいて制御指令値がアクチュ
エータに出力される。ここで、前記質量変更ゲインおよ
び減衰定数変更ゲインは、当該サスペンション系の減衰
比を一定またはほぼ一定に保持できる値に設定してある
ため、当該サスペンション系の減衰比は一定またはほぼ
一定に保持される。
【0013】請求項3の能動型サスペンションによれ
ば、図3の基本構成図に示すように、加速度成分算出手
段において、上下方向加速度検出手段からの上下方向加
速度検出値に質量変更ゲインを乗じて制御指令値の加速
度成分が算出され、ストローク成分算出手段において、
ストローク検出手段からのストローク検出値に基づいて
得られるストローク偏差にばね定数変更ゲインを乗じて
制御指令値のストローク成分が算出され、速度成分算出
手段において、ストローク速度検出手段からのストロー
ク速度検出値に減衰定数変更ゲインを乗じて制御指令値
の速度成分が算出され、制御指令値出力手段において、
前記加速度成分算出手段からの加速度成分と前記ストロ
ーク成分算出手段からのストローク成分と前記速度成分
算出手段からの速度成分とを加算した値に基づいて制御
指令値がアクチュエータに出力される。ここで、前記質
量変更ゲインとばね定数変更ゲインと減衰定数変更ゲイ
ンは、当該サスペンション系の減衰比を一定またはほぼ
一定に保持できる値に設定してあるため、当該サスペン
ション系の減衰比は一定またはほぼ一定に保持される。
【0014】すなわち、前記請求項1〜3の各発明にお
いては、前記従来技術と同様に、質量変更ゲイン分だけ
疑似的にばね上質量を増加させて、ばね上質量の小さい
小型車でも共振周波数の低いゆったりとした乗り心地を
実現させながら、従来技術で問題であった減衰力の低下
を生じさせないようにすることが可能となる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。まず、請求項1の発明の実施例に相当する第一実
施例について説明する。図4は、本実施例を示す概略構
成図であり、図中、10は車体側部材を、11FL〜1
1RRは前左〜後右の各車輪を、12は能動型サスペン
ションを夫々示す。
【0016】能動型サスペンション12は、車体側部材
10と車輪11FL〜11RRの各車輪側部材14との
間に各々介装されたアクチュエータとしての油圧シリン
ダ18FL〜18RRと、これら油圧シリンダ18FL
〜18RRの作動圧を個別に調整する圧力制御弁20F
L〜20RRと、これら圧力制御弁20FL〜20RR
に所定圧力の作動油を供給側配管21Sを介して供給す
るとともに、圧力制御弁20FL〜20RRからの戻り
油を戻り側配管21Rを通じて回収する油圧源22と、
この油圧源22および圧力制御弁20FL〜20RR間
の供給圧側配管21Sに介挿された蓄圧用のアキュムレ
ータ24Rと、各油圧シリンダ18FL〜18RRと並
列に配設されて各車輪11FL〜11RRと車体側部材
10との間の相対変位を検出するストロークセンサ27
FL〜27RRと、車体側部材10の各車輪11FL〜
11RR側に配設されて、夫々対応する位置における車
体の上下方向加速度を夫々個別に検出する上下方向加速
度センサ28FL〜28RRと、ストロークセンサ27
FL〜27RRのストローク検出値SFL〜SRRおよび各
上下方向加速度センサ28FL〜28RRの上下方向加
速度検出値ZGFL 〜ZGRR に基づき、各圧力制御弁20
FL〜20RRの出力圧を個別に制御するコントローラ
30とを備えている。
【0017】油圧シリンダ18FL〜18RRの夫々
は、シリンダチューブ18aを有し、このシリンダチュ
ーブ18aには、軸方向に貫通孔を有するピストン18
cにより隔設された下側の圧力室Lが形成され、ピスト
ン18cの上下面の受圧面積差と内圧とに応じた推力を
発生する。そして、シリンダチューブ18aの下端が車
輪側部材14に取付けられ、ピストンロッド18bの上
端が車体側部材10に取付けられている。また、圧力室
Lの各々は、油圧配管38を介して圧力制御弁20FL
〜20RRの出力ポートに接続されている。また、油圧
シリンダ18FL〜18RRの圧力室Lの各々は、絞り
弁32を介してばね下振動吸収用のアキュムレータ34
に接続されている。また、油圧シリンダ18FL〜18
RRの各々のばね上,ばね下相当間には、比較的低いば
ね定数であって車体の静荷重を支持するコイルスプリン
グ36が配設されている。
【0018】各圧力制御弁20FL〜20RRの夫々
は、スプールを摺動自在に内装した円筒状の弁ハウジン
グとこれに一体的に設けられた比例ソレノイドとを有す
る、従来周知の3ポート比例電磁減圧弁(例えば特開昭
64−74111号参照)で構成されている。そして、
比例ソレノイドの励磁コイルに供給する指令電流i(指
令値)を調整することにより、弁ハウジング内に収容さ
れたポペットの移動距離、すなわちスプールの位置を制
御し、供給ポートおよび出力ポート又は出力ポートおよ
び戻りポートを介して油圧源22と油圧シリンダ18F
L〜18RRとの間で流通する作動油を制御できるよう
になっている。
【0019】ここで、励磁コイルに加えられる指令電流
i(:iRL〜iRR)と圧力制御弁20FL〜20RRの
出力ポートから出力される制御圧Pとの関係は、図5に
示すように、ノイズを考慮した最小電流値iMIN のとき
には最低制御圧PMIN となり、この状態から電流値iを
増加させると、電流値iに比例して直線的に制御圧Pが
増加し、最大電流値iMAX のときには油圧源22の設定
ライン圧に相当する最高制御圧PMAX となる。この図5
で、iN は中立指令電流,PCNは中立制御圧である。
【0020】前記ストロークセンサ27FL〜27RR
の夫々は、図6に示すように、前記各車輪11FL〜1
1RRと車体側部材10との間の相対変位STFL〜ST
RRを検出するために、これらストロークセンサ27FL
〜27RRから車高に応じた電圧でなるストローク検出
値SFL〜SRRを出力し、車高が予め設定された目標車高
ST0 に一致するときに中立電圧でなる標準ストローク
値S0 を出力する。また、ここでは、前記相対変位ST
FL〜STRRに対してストローク検出値SFL〜S RRは何ら
の係数も介さない(すなわち係数が“1”である)リニ
アな関数であるとして、このストローク検出値SFL〜S
RRを当該相対変位STFL〜STRRと同等のものとして採
用するものとする。
【0021】前記上下方向加速度センサ28FL〜28
RRの夫々は、図7に示すように、上下方向加速度GFL
〜GRRが0であるときに中立電圧でなる中立値ZG0を出
力し、上方向の加速度GFL〜GRRを検出したときには前
記中立電圧にその加速度値に応じた電圧を加えた電圧、
下方向の加速度GFL〜GRRを検出したときには前記中立
電圧からその加速度値に応じた電圧を減じた電圧でなる
車体上下方向加速度検出値ZGFL 〜ZGRR を出力するよ
うに構成されている。また、ここでは、上下方向加速度
FL〜GRRに対して上下方向加速度検出値ZGFL 〜Z
GRR は何らの係数も介さない(すなわち係数が“1”で
ある)リニアな関数であるとして,この上下方向加速度
検出値ZGFL 〜ZGRR を上下方向加速度GFL〜GRRと同
等のものとして採用するものとする。
【0022】コントローラ30は、図8に示すように、
ストロークセンサ27FL〜27RRから出力されるス
トローク検出値SFL〜SRRおよび上下方向加速度センサ
28FL〜28RRから出力される上下方向加速度検出
値ZGFL 〜ZGRR が入力されるマイクロコンピュータ4
4と、このマイクロコンピュータ44からD/A変換さ
れて出力される圧力指令値UFL〜URRが供給されて、こ
れらを圧力制御弁20FL〜20RRに対する駆動電流
FL〜iRRに変換する例えばフローティング形定電圧回
路で構成される駆動回路46FL〜46RRとを備えて
いる。
【0023】ここで、マイクロコンピュータ44は、少
なくともA/D変換機能を備えた入力側インタフェース
回路44a、D/A変換機能を備えた出力側インタフェ
ース回路44b、演算処理装置44cおよび記憶装置4
4dを有する。入力インタフェース回路44aには、各
センサ27FL〜27RR,28FL〜28RRからの
検出値SFL〜SRR,ZGFL 〜ZGRR が入力され、出力側
インタフェース回路44bからは各圧力制御弁20FL
〜20RRに対する制御指令値UFL〜URRが出力され
る。
【0024】また、図9は前記マイクロコンピュータ4
4に構築されたブロック図であり、具体的には、既知の
ようにマイクロコンピュータ44内に組み込まれた前記
記憶装置44dに、所定の演算処理を実行可能なプログ
ラミングを予め記憶し、このプログラミングを前記演算
処理装置44cが読み込んで演算処理を実行することで
成立する。
【0025】このブロック図は、上下方向加速度センサ
28FL〜28RRで検出された上下方向加速度検出値
G (ZGFL 〜ZGRR )から制御指令値の加速度成分を
算出する加速度成分演算部1と、ストロークセンサ27
FL〜27RRで検出されたストローク検出値S(SFL
〜SRR)から制御指令値のストローク成分を算出するス
トローク成分演算部2と、前記加速度成分演算部1で算
出された加速度成分および前記ストローク成分演算部2
で算出されたストローク成分から制御指令値U(UFL
RR)を算出する制御指令値演算部3を備えている。
【0026】前記加速度成分演算部1は、前記上下方向
加速度検出値ZG (ZGFL 〜ZGRR)から加速度成分を
算出するために、まず当該上下方向加速度検出値ZG
らオフセット成分(図7における中立値ZG0に相当する
電圧分)およびノイズ成分を除去するバンドパスフィル
タ4と、このバンドパスフィルタ4をパスしたパス成分
GP(ZGPFL〜ZGPRR)に質量変更ゲインG1 を乗じて
加速度成分G1 GPを出力するアンプ5とを備えてい
る。
【0027】前記ストローク成分演算部2は、前記スト
ローク検出値S(SFL〜SRR)からストローク成分を算
出するために、まず当該ストローク検出値Sから標準ス
トローク値S0 を減算してその偏差ΔSを出力する加減
算器6と、この偏差ΔSにばね定数変更ゲインG2 を乗
じてストローク成分G2 ΔSを出力するアンプ7とを備
えている。
【0028】なお、前記質量変更ゲインG1 およびばね
定数変更ゲインG2 は、本実施例における車体の重量を
m、サスペンション系の減衰定数をc、サスペンション
系のばね定数をkとしたときの減衰比(ζ=c/(2√
(mk)))をほぼ一定に保持するために、下記の
(6)式をほぼ満たす値に設定されている。 c/(2√((m+G1 )(k+G2 )))=c/(2√(mk))……(6) (但し、G1 >0、G2 <0) 前記制御指令値演算部3は、車高を目標車高に維持する
ために必要な制御指令値UN から、前記加速度成分演算
部1で算出された加速度成分G1 GPおよび前記ストロ
ーク成分演算部2で算出されたストローク成分G2 ΔS
を減じて、各駆動回路46FL〜46RRへ制御指令値
U(UFL〜URR)を出力するために、加減算器8で構成
されている。すなわち、制御指令値U(UFL〜URR)は
下記の(7)式で表される。
【0029】 U=UN −(G1 GP+G2 ΔS) ……(7) 次に、この第一実施例における能動型サスペンション1
2の基本原理について説明する。このサスペンション系
における運動方程式は、前述の特開昭62−28942
0号公報に記載の能動型サスペンションの場合と同様に
前記(1)で表されるが、本実施例では、前記(1)で
表されるFに対抗する制御力として、下記(8)で表さ
れる逆向きの力Fを加える。
【0030】 F=−G1 2"−G2 (x2 −x1 ) ……(8) したがって、(1)式および(8)式より下記の(9)
式が導かれ、 (m+G1 )x2"+c(x2'−x1')+(k+G2 )(x2 −x1 )=0 ……(9) この(9)式から分かるように、質量変更ゲインG
1 (>0)分だけ疑似的にばね上質量が増加されるとと
もに、ばね定数変更ゲインG2 (<0)分だけばね定数
が疑似的に小さくなる。
【0031】また、質量変更ゲインG1 およびばね定数
変更ゲインG2 は前記(6)式をほぼ満たす値に設定さ
れているため、本実施例のサスペンション系における減
衰比ζはほぼ一定に保持される。以上の基本原理に基づ
いて、本実施例の能動型サスペンションによる作用を説
明する。
【0032】車両の振動状態に応じた値として検出され
る各上下方向加速度センサ28FL〜28RRの加速度
検出値ZGFL 〜ZGRR が、加速度成分演算部1のバンド
パスフィルタ4に入力され、このバンドパスフィルタ4
をパスすることでノイズが除去され、且つ加速度検出値
GFL 〜ZGRR から中立値ZG0が減じられて実際の上下
方向加速度GFL〜GRRと同等の値となったパス成分ZGP
(ZGPFL〜ZGPRR)がアンプ5に出力されて、アンプ5
でこのパス成分ZGPに前記質量変更ゲインG1を乗じる
ことにより制御指令値の加速度成分G1 GPが算出さ
れ、算出された加速度成分G1 GPが制御指令値演算部
3に出力される。
【0033】これと同時に、ストロークセンサ27FL
〜27RRのストローク検出値SFL〜SRRが、ストロー
ク成分演算部2の加減算器6に入力され、ここで標準ス
トロークS0 を減じることによりストローク偏差ΔSが
算出され、アンプ7でストローク偏差ΔSにばね定数変
更ゲインG2 を乗じることにより制御指令値のストロー
ク成分G2 ΔSが算出され、算出されたストローク成分
2 ΔSが制御指令値演算部3に出力される。
【0034】そして、制御指令値演算部3の加減算器8
で、車高を目標車高に維持するために必要な制御指令値
N から、前記加速度成分演算部1で算出された加速度
成分G1 GPおよび前記ストローク成分演算部2で算出
されたストローク成分G2 ΔSを減じることにより、前
記(7)式に従って制御指令値U(UFL〜URR)が算出
され、算出された制御指令値U(UFL〜URR)が駆動回
路46FL〜46RRに出力される。
【0035】これに伴って、駆動回路46RL,46R
Rで制御指令値UFL〜URRはこれらに対応した指令電流
RL〜iRRに変換されて各圧力制御弁20FL〜20R
Rに供給される。この結果、圧力制御弁20FL〜20
RRから指令電流iRL〜iRRに応じた制御圧Pが各油圧
シリンダ18FL〜18RRに出力され、これら油圧シ
リンダ18FL〜18RRに前記(8)式で示される制
御力が加えられるため、前記(9)式から分かるよう
に、質量変更ゲインG1 (>0)分だけ疑似的にばね上
質量が増加されるとともに、ばね定数変更ゲインG
2 (<0)分だけばね定数が疑似的に小さくなる。これ
とともに、各ゲインG1 ,G2 を前記(6)式をほぼ満
たすように設定しているため、このサスペンション系に
おける減衰比ζがほぼ一定に保持される。
【0036】したがって、図10に示す周波数−伝達特
性曲線LA のように、制御を行わない場合の周波数−伝
達特性曲線LN と比べて共振周波数が低くなるため、ば
ね上質量の小さい小型車でも、ばね上質量が大きい大型
車のようなゆったりとした乗り心地を実現することがで
きるとともに、振動伝達関数(x2 /x1 )のピーク値
を曲線LN より小さくすることもできるため、減衰力を
低下させずに良好な制振効果を得ることができる。ま
た、ばね定数変更ゲインG2 によりばね定数が疑似的に
小さくなるため、図10からも分かるように、特に乗り
心地を重視する場合に好適な制御となる。
【0037】なお、この第一実施例においては、上下方
向加速度センサ28FL〜28RRとバンドパスフィル
タ4とが請求項1の上下方向加速度検出手段に相当し、
ストロークセンサ27FL〜27RRが請求項1のスト
ローク検出手段に相当し、加速度成分演算部1が請求項
1の加速度成分算出手段に相当し、ストローク成分演算
部2が請求項1のストローク成分算出手段に相当し、制
御指令値演算部3が請求項1の制御指令値出力手段に相
当する。
【0038】次に、請求項2の発明の実施例に相当する
第二実施例について説明する。図11は、第二実施例を
示す概略構成図であり、この図と、前記第一実施例の構
成を示す図4とを比べれば分かるように、本実施例の構
成は第一実施例の構成と以下の点を除いて同じである。
すなわち、第一実施例のストロークセンサ28FL〜2
8RRの代わりに、その配設位置に上下方向速度センサ
29FL〜29RRを備えている。
【0039】これら上下方向速度センサ29FL〜29
RRの夫々は、図12に示すように、各車輪11FL〜
11RRと車体側部材10との間の上下方向相対速度を
ストローク速度vFL〜vRRとして検出するものであり、
ストローク速度vFL〜vRRが零であるときに零の電圧、
上方向の速度vFL〜vRRを検出したときにその速度値に
応じた正のアナログ電圧、下方向の速度vFL〜vRRを検
出したときに、その速度値に応じた負のアナログ電圧で
なるストローク速度検出値VFL〜VRRを出力するように
構成されている。ここでは、ストローク速度vFL〜vRR
に対してストローク速度検出値VFL〜VRRは何らの係数
も介さない(すなわち係数が“1”である)リニアな関
数であるとして,このストローク速度検出値VFL〜VRR
をストローク速度vFL〜vRRと同等のものとして採用す
るものとする。
【0040】また、コントローラ30の構成は図8に示
す第一実施例と同じものであるが、マイクロコンピュー
タ44の入力側インタフェース回路44aには、図13
に示すように、上下方向速度センサ29FL〜29RR
から出力されるストローク速度検出値VFL〜VRRと、上
下方向加速度センサ28FL〜28RRから出力される
上下方向加速度検出値ZGFL 〜ZGRR とが入力される。
【0041】さらに、マイクロコンピュータ44には図
14に示すブロック図が構築してある。このブロック図
は、上下方向加速度センサ28FL〜28RRで検出さ
れた上下方向加速度検出値ZG (ZGFL 〜ZGRR )から
制御指令値の加速度成分を算出する加速度成分演算部1
と、上下方向速度センサ29FL〜29RRで検出され
たストローク速度検出値V(VFL〜VRR)から制御指令
値の速度成分を算出する速度成分演算部9と、前記加速
度成分演算部1で算出された加速度成分および前記速度
成分演算部9で算出された速度成分から制御指令値U
(UFL〜URR)を算出する制御指令値演算部3aを備え
ている。
【0042】前記加速度成分演算部1は、前記上下方向
加速度検出値ZG (ZGFL 〜ZGRR)から加速度成分を
算出するために、まず当該上下方向加速度検出値ZG
らオフセット成分(図7における中立値ZG0に相当する
電圧分)およびノイズ成分を除去するバンドパスフィル
タ4と、このバンドパスフィルタ4をパスしたパス成分
GP(ZGPFL〜ZGPRR)に質量変更ゲインG1 を乗じて
加速度成分G1 GPを出力するアンプ5とを備えてい
る。
【0043】前記速度成分演算部9は、前記ストローク
速度検出値V(VFL〜VRR)から速度成分を算出するた
めに、これらストローク速度検出値V(VFL〜VRR)に
減衰定数変更ゲインG3 を乗じて速度成分G3 Vを出力
するアンプ71で構成されている。なお、前記質量変更
ゲインG1 および減衰定数変更ゲインG3 は、本実施例
における車体の重量をm、サスペンション系の減衰定数
をc、サスペンション系のばね定数をkとしたときの減
衰比(ζ=c/(2√(mk)))をほぼ一定に保持す
るために、下記の(10)式をほぼ満たす値に設定され
ている。 (c+G3 )/(2√((m+G1 )k))=c/(2√(mk)) ……(10) (但し、G1 >0、G3 >0) 前記制御指令値演算部3aは、車高を目標車高に維持す
るために必要な制御指令値UN から、前記加速度成分演
算部1で算出された加速度成分G1 GPおよび前記速度
成分演算部9で算出された速度成分G3 Vを減じて、各
駆動回路46FL〜46RRへ制御指令値U(UFL〜U
RR)を出力するために、加減算器8aで構成されてい
る。すなわち、制御指令値U(UFL〜URR)は下記の
(11)式で表される。
【0044】 U=UN −(G1 GP+G3 V) ……(11) 次に、この第二実施例における能動型サスペンション1
2の基本原理について説明する。このサスペンション系
における運動方程式は、前述の特開昭62−28942
0号公報に記載の能動型サスペンションの場合と同様に
前記(1)で表されるが、本実施例では、前記(1)で
表されるFに対抗する制御力として、下記(12)で表
される逆向きの力Fを加える。
【0045】 F=−G1 2"−G3 (x2'−x1') ……(12) したがって、(1)式および(12)式より下記の(1
3)式が導かれ、 (m+G1 )x2"+(c+G3 )(x2'−x1')+k(x2 −x1 )=0 ……(13) この(13)式から分かるように、質量変更ゲインG1
(>0)分だけ疑似的にばね上質量が増加されるととも
に、減衰定数変更ゲインG3 (>0)分だけ減衰定数が
疑似的に大きくなる。
【0046】また、質量変更ゲインG1 および減衰定数
変更ゲインG3 は前記(10)式をほぼ満たす値に設定
されているため、本実施例のサスペンション系における
減衰比ζはほぼ一定に保持される。以上の基本原理に基
づいて、本実施例の能動型サスペンションによる作用を
説明する。車両の振動状態に応じた値として検出される
各上下方向加速度センサ28FL〜28RRの加速度検
出値ZGFL 〜ZGRR が、加速度成分演算部1のバンドパ
スフィルタ4に入力され、このバンドパスフィルタ4を
パスすることでノイズが除去され、且つ加速度検出値Z
GFL 〜ZGRR から中立値ZG0が減じられて実際の上下方
向加速度GFL〜GRRと同等の値となったパス成分Z
GP(ZGPFL〜ZGPRR)がアンプ5に出力されて、アンプ
5でこのパス成分ZGPに前記質量変更ゲインG1を乗じ
ることにより制御指令値の加速度成分G1 GPが算出さ
れ、算出された加速度成分G1 GPが制御指令値演算部
3aに出力される。
【0047】これと同時に、上下方向速度センサ29F
L〜29RRのストローク速度検出値V(VFL〜VRR
が、速度成分演算部9のアンプ71に入力され、ここで
ストローク速度検出値Vに減衰定数変更ゲインG3 を乗
じることにより制御指令値の速度成分G3 Vが算出さ
れ、算出された速度成分G3 Vが制御指令値演算部3a
に出力される。
【0048】そして、制御指令値演算部3aの加減算器
8aで、車高を目標車高に維持するために必要な制御指
令値UN から、前記加速度成分演算部1で算出された加
速度成分G1 GPおよび前記速度成分演算部9で算出さ
れた速度成分G3 Vを減じることにより、前記(11)
式に従って制御指令値U(UFL〜URR)が算出され、算
出された制御指令値U(UFL〜URR)が駆動回路46F
L〜46RRに出力される。
【0049】これに伴って、駆動回路46RL,46R
Rで制御指令値UFL〜URRはこれらに対応した指令電流
RL〜iRRに変換されて各圧力制御弁20FL〜20R
Rに供給される。この結果、圧力制御弁20FL〜20
RRから指令電流iRL〜iRRに応じた制御圧Pが各油圧
シリンダ18FL〜18RRに出力され、これら油圧シ
リンダ18FL〜18RRに前記(12)式で示される
制御力が加えられるため、前記(13)式から分かるよ
うに、当該サスペンション系において、質量変更ゲイン
1 (>0)分だけ疑似的にばね上質量が増加されると
ともに、減衰定数変更ゲインG3 (>0)分だけ減衰定
数が疑似的に大きくなる。これとともに、各ゲイン
1 ,G3 を前記(10)式をほぼ満たすように設定し
ているため、このサスペンション系における減衰比ζが
ほぼ一定に保持される。
【0050】したがって、図10に示す周波数−伝達特
性曲線LB のように、制御を行わない場合の周波数−伝
達特性曲線LN と比べて共振周波数が低くなるため、ば
ね上質量の小さい小型車でも、ばね上質量が大きい大型
車のようなゆったりとした乗り心地を実現することがで
きるとともに、振動伝達関数(x2 /x1 )のピーク値
を曲線LN より小さくすることもできるため、減衰力を
低下させずに良好な制振効果を得ることができる。ま
た、減衰定数変更ゲインG3 により減衰定数が疑似的に
大きくなるため、図10からも分かるように、特に操縦
安定性を重視する場合に好適な制御となる。
【0051】なお、この第二実施例においては、上下方
向加速度センサ28FL〜28RRとバンドパスフィル
タ4とが請求項2の上下方向加速度検出手段に相当し、
上下方向速度センサ29FL〜29RRが請求項2のス
トローク速度検出手段に相当し、加速度成分演算部1が
請求項2の加速度成分算出手段に相当し、速度成分演算
部9が請求項2の速度成分算出手段に相当し、制御指令
値演算部3aが請求項2の制御指令値出力手段に相当す
る。
【0052】次に、請求項3の発明の実施例に相当する
第三実施例について説明する。第三実施例の構成は図4
に示す第一実施例の構成と同じであるが、マイクロコン
ピュータ44には、図9に示すブロック図の代わりに図
15に示すブロック図が構築してある。このブロック図
は、上下方向加速度センサ28FL〜28RRで検出さ
れた上下方向加速度検出値ZG (ZGFL 〜ZGRR )から
制御指令値の加速度成分を算出する加速度成分演算部1
と、ストロークセンサ27FL〜27RRで検出された
ストローク検出値S(SFL〜SRR)から制御指令値のス
トローク成分を算出するストローク成分演算部2と、ス
トロークセンサ27FL〜27RRで検出されたストロ
ーク検出値S(SFL〜SRR)を微分してストローク速度
V(VFL〜VRR)を算出する微分器72と、この微分器
72で算出されたストローク速度V(VFL〜VRR)から
制御指令値の速度成分を算出する速度成分演算部9a
と、前記加速度成分演算部1で算出された加速度成分と
前記ストローク成分演算部2で算出されたストローク成
分と前記速度成分演算部9aで算出された速度成分とか
ら制御指令値U(UFL〜URR)を算出する制御指令値演
算部3bとを備えている。
【0053】前記加速度成分演算部1は、前記上下方向
加速度検出値ZG (ZGFL 〜ZGRR)から加速度成分を
算出するために、まず当該上下方向加速度検出値ZG
らオフセット成分(図7における中立値ZG0に相当する
電圧分)およびノイズ成分を除去するバンドパスフィル
タ4と、このバンドパスフィルタ4をパスしたパス成分
GP(ZGPFL〜ZGPRR)に質量変更ゲインG1 を乗じて
加速度成分G1 GPを出力するアンプ5とを備えてい
る。
【0054】前記ストローク成分演算部2は、前記スト
ローク検出値S(SFL〜SRR)からストローク成分を算
出するために、まず当該ストローク検出値Sから標準ス
トローク値S0 を減算してその偏差ΔSを出力する加減
算器6と、この偏差ΔSにばね定数変更ゲインG2 を乗
じてストローク成分G2 ΔSを出力するアンプ7とを備
えている。
【0055】前記微分器72は、前記ストローク検出値
S(SFL〜SRR)からストローク速度V(VFL〜VRR
を算出するために、前記ストローク成分演算部2の加減
算器6から出力されたストローク偏差ΔSを入力し、こ
れを微分することによりストローク速度V(VFL
RR)を算出出力する。前記速度成分演算部9aは、前
記微分器72から出力されたストローク速度Vに減衰定
数変更ゲインG3 を乗じて速度成分G3 Vを出力するア
ンプ71を備えている。
【0056】なお、前記質量変更ゲインG1 、ばね定数
変更ゲインG2 、および減衰定数変更ゲインG3 は、本
実施例における車体の重量をm、サスペンション系の減
衰定数をc、サスペンション系のばね定数をkとしたと
きの減衰比(ζ=c/(2√(mk)))をほぼ一定に
保持するために、下記の(14)式をほぼ満たす値に設
定されている。 (c+G3 )/(2√((m+G1 )(k+G2 )))=c/(2√(mk)) ……(14) (但し、G1 >0、G2 >0且つG3 >0またはG2
0且つG3 <0) 前記制御指令値演算部3bは、車高を目標車高に維持す
るために必要な制御指令値UN から、前記加速度成分演
算部1で算出された加速度成分G1 GPと、前記ストロ
ーク成分演算部2で算出されたストローク成分G2 ΔS
と、前記速度成分演算部9aで算出された速度成分G3
Vとを減じて、各駆動回路46FL〜46RRへ制御指
令値U(UFL〜URR)を出力するために、加減算器8b
で構成されている。すなわち、制御指令値U(UFL〜U
RR)は下記の(15)式で表される。
【0057】 U=UN −(G1 GP+G2 ΔS+G3 V) ……(15) 次に、この第三実施例における能動型サスペンション1
2の基本原理について説明する。このサスペンション系
における運動方程式は、前述の特開昭62−28942
0号公報に記載の能動型サスペンションの場合と同様に
前記(1)で表されるが、本実施例では、前記(1)で
表されるFに対抗する制御力として、下記(16)で表
される逆向きの力Fを加える。
【0058】 F=−G1 2"−G2 (x2 −x1 )−G3 (x2'−x1') ……(16) したがって、(1)式および(16)式より下記の(1
7)式が導かれ、 (m+G1)x2"+ (c+G3) (x2'−x1') + (k+G2) (x2 −x1)=0 ……(17) この(17)式から分かるように、質量変更ゲインG1
(>0)分だけ疑似的にばね上質量が増加されるととも
に、ばね定数変更ゲインG2 >0且つ減衰定数変更ゲイ
ンG3 >0に設定すれば、各ゲインG2 ,G3 分だけば
ね定数kおよび減衰定数cが疑似的に大きくなり、ばね
定数変更ゲインG2 <0且つ減衰定数変更ゲインG3
0に設定すれば、各ゲインG2 ,G3 分だけばね定数k
および減衰定数cが疑似的に小さくなる。したがって、
ばね定数変更ゲインG2 と減衰定数変更ゲインG3 の設
定の仕方により、車両の乗り心地や操縦安定性といった
味付けを変えることができる。
【0059】また、質量変更ゲインG1 、ばね定数変更
ゲインG2 、減衰定数変更ゲインG 3 は前記(14)式
をほぼ満たす値に設定されているため、本実施例のサス
ペンション系における減衰比ζはほぼ一定に保持され
る。以上の基本原理に基づいて、本実施例の能動型サス
ペンションによる作用を説明する。
【0060】車両の振動状態に応じた値として検出され
る各上下方向加速度センサ28FL〜28RRの加速度
検出値ZGFL 〜ZGRR が、加速度成分演算部1のバンド
パスフィルタ4に入力され、このバンドパスフィルタ4
をパスすることでノイズが除去され、且つ加速度検出値
GFL 〜ZGRR から中立値ZG0が減じられて実際の上下
方向加速度GFL〜GRRと同等の値となったパス成分ZGP
(ZGPFL〜ZGPRR)がアンプ5に出力されて、アンプ5
でこのパス成分ZGPに前記質量変更ゲインG1を乗じる
ことにより制御指令値の加速度成分G1 GPが算出さ
れ、算出された加速度成分G1 GPが制御指令値演算部
3bに出力される。
【0061】これと同時に、ストロークセンサ27FL
〜27RRのストローク検出値SFL〜SRRが、ストロー
ク成分演算部2の加減算器6に入力され、ここで標準ス
トロークS0 を減じることによりストローク偏差ΔSが
算出され、アンプ7でストローク偏差ΔSにばね定数変
更ゲインG2 を乗じることにより制御指令値のストロー
ク成分G2 ΔSが算出され、算出されたストローク成分
2 ΔSが制御指令値演算部3bに出力される。
【0062】また、加減算器6で算出されたストローク
偏差ΔSが微分器72に入力され、ここでストローク偏
差ΔSが微分されてストローク速度Vが算出され、アン
プ71でこの算出されたストローク速度Vに減衰定数変
更ゲインG3 を乗じることにより制御指令値の速度成分
3 Vが算出され、算出された速度成分G3 Vが制御指
令値演算部3bに出力される。
【0063】そして、制御指令値演算部3bの加減算器
8bで、車高を目標車高に維持するために必要な制御指
令値UN から、前記加速度成分演算部1で算出された加
速度成分G1 GPと、前記ストローク成分演算部2で算
出されたストローク成分G2ΔSと、前記速度成分演算
部9aで算出された速度成分G3 Vとを減じることによ
り、前記(15)式に従って制御指令値U(UFL
RR)が算出され、算出された制御指令値U(UFL〜U
RR)が駆動回路46FL〜46RRに出力される。
【0064】これに伴って、駆動回路46RL,46R
Rで制御指令値UFL〜URRはこれらに対応した指令電流
RL〜iRRに変換されて各圧力制御弁20FL〜20R
Rに供給される。この結果、圧力制御弁20FL〜20
RRから指令電流iRL〜iRRに応じた制御圧Pが各油圧
シリンダ18FL〜18RRに出力され、これら油圧シ
リンダ18FL〜18RRに前記(16)式で示される
制御力が加えられるため、前記(17)式から分かるよ
うに、質量変更ゲインG1 (>0)分だけ疑似的にばね
上質量が増加されるとともに、ばね定数変更ゲインG2
>0且つ減衰定数変更ゲインG3 >0としてあれば、各
ゲインG2 ,G3 分だけばね定数kおよび減衰定数cが
疑似的に大きくなり、ばね定数変更ゲインG2 <0且つ
減衰定数変更ゲインG3 <0としてあれば、各ゲインG
2 ,G3 分だけばね定数kおよび減衰定数cが疑似的に
小さくなる。これとともに、各ゲインG1 ,G2 ,G3
を前記(14)式をほぼ満たすように設定しているた
め、このサスペンション系における減衰比ζがほぼ一定
に保持される。
【0065】したがって、制御を行わない場合の周波数
−伝達特性曲線と比べて共振周波数が低くなるため、ば
ね上質量の小さい小型車でも、ばね上質量が大きい大型
車のようなゆったりとした乗り心地を実現することがで
きるとともに、振動伝達関数(x2 /x1 )のピーク値
を小さくすることもできるため、減衰力を低下させずに
良好な制振効果を得ることができる。また、ばね定数変
更ゲインG2 と減衰定数変更ゲインG3 の設定の仕方に
より、乗り心地と操縦安定性との兼ね合いから走行状態
等に応じて車両の味付けを変えることができる。
【0066】なお、この第三実施例においては、上下方
向加速度センサ28FL〜28RRとバンドパスフィル
タ4とが請求項3の上下方向加速度検出手段に相当し、
ストロークセンサ27FL〜27RRが請求項3のスト
ローク検出手段に相当し、ストロークセンサ27FL〜
27RRと加減算器6と微分器72とが請求項3のスト
ローク速度検出手段に相当し、加速度成分演算部1が請
求項3の加速度成分算出手段に相当し、ストローク成分
演算部2が請求項3のストローク成分算出手段に相当
し、速度成分演算部9aが請求項2の速度成分算出手段
に相当し、制御指令値演算部3bが請求項3の制御指令
値出力手段に相当する。
【0067】また、上記第三実施例では、ストロークセ
ンサ27FL〜27RRを備え、これらストロークセン
サ27FL〜27RRからのストローク検出値を微分器
72で微分することによりストローク速度を算出してい
るが、第二実施例のような上下方向速度センサ29FL
〜29RRを設置して、これら上下方向速度センサ29
FL〜29RRからのストローク速度検出値を積分器で
積分することによりストロークを算出するようにしても
よい。
【0068】さらに、前記第一から第三の各実施例にお
いては、各演算処理装置をマイクロコンピュータのプロ
グラミングによって構成したが、例えば図9,14,1
5に示す各実施例のブロック図と同等の演算処理装置を
論理回路等のハードウエアによって構成することも勿論
可能である。
【0069】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1〜3
の各発明によれば、質量変更ゲインだけでなく、サスペ
ンション系のばね定数kを変更するばね定数変更ゲイン
および/またはサスペンション系の減衰定数cを変更す
る減衰定数変更ゲインに基づく制御力を加えることによ
り、質量変更ゲイン分だけ疑似的にばね上質量を増加さ
せながら、減衰比ζをほぼ一定に保持することができ
る。
【0070】その結果、ばね上質量の小さい小型車でも
共振周波数の低いゆったりとした乗り心地が得られなが
ら、減衰力が低下しない、良好な制振効果を得ることが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の概略構成を示す基本構成図で
ある。
【図2】請求項2の発明の概略構成を示す基本構成図で
ある。
【図3】請求項3の発明の概略構成を示す基本構成図で
ある。
【図4】第一および第三実施例を示す概略構成図であ
る。
【図5】各実施例において使用した圧力制御弁の、指令
電流に対する制御圧の関係を示す特性線図である。
【図6】第一および第三実施例において使用したストロ
ークセンサの出力特性を示す特性線図である。
【図7】各実施例において使用した上下方向加速度セン
サの出力特性を示す特性線図である。
【図8】第一および第三実施例におけるコントローラの
一例を示すブロック図である。
【図9】第一実施例においてマイクロコンピュータに構
築された、制御指令値を算出するためのブロック図であ
る。
【図10】第一および第二実施例における、周波数に対
する振動伝達関数(x2 /x1 )の関係を示すグラフで
ある。
【図11】第二実施例を示す概略構成図である。
【図12】第二実施例において使用した上下方向速度セ
ンサの出力特性を示す特性線図である。
【図13】第二実施例におけるコントローラの一例を示
すブロック図である。
【図14】第二実施例においてマイクロコンピュータに
構築された、制御指令値を算出するためのブロック図で
ある。
【図15】第三実施例においてマイクロコンピュータに
構築された、制御指令値を算出するためのブロック図で
ある。
【図16】車体の振動を低減する能動型サスペンション
の従来例を示す概要図である。
【図17】従来例における、周波数に対する振動伝達関
数(x2 /x1 )の関係を示すグラフである。
【符号の説明】 1 加速度成分演算部(加速度成分算出手段) 2 ストローク成分演算部(ストローク成分算出手
段) 3 制御指令値演算部(制御指令値出力手段) 3a 制御指令値演算部(制御指令値出力手段) 3b 制御指令値演算部(制御指令値出力手段) 9 速度成分演算部(速度成分算出手段) 9a 速度成分演算部(速度成分算出手段) 12 能動型サスペンション 10 車体側部材 11FL〜11RR 車輪 14 車輪側部材 18FL〜18RR 油圧シリンダ 20FL〜20RR 圧力制御弁 22 油圧源 27FL〜27RR ストロークセンサ(ストローク検出手段) 28FL〜28RR 上下方向加速度センサ(上下方向加速度検出手段) 29FL〜29RR 上下方向速度センサ(ストーク速度検出手段) 30 コントローラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側部材と車輪側部材との間に各輪別
    に介装されて制御指令値に応じた制御力を発生するアク
    チュエータと、各車輪の直上またはその近傍での車体の
    上下方向加速度を検出する上下方向加速度検出手段と、
    各車輪と車体側部材との間の相対変位を検出するストロ
    ーク検出手段と、前記上下方向加速度検出手段からの上
    下方向加速度検出値に質量変更ゲインを乗じて制御指令
    値の加速度成分を算出する加速度成分算出手段と、前記
    ストローク検出手段からのストローク検出値に基づいて
    得られるストローク偏差にばね定数変更ゲインを乗じて
    制御指令値のストローク成分を算出するストローク成分
    算出手段と、前記加速度成分算出手段からの加速度成分
    と前記ストローク成分算出手段からのストローク成分と
    を加算した値に基づいて前記アクチュエータに制御指令
    値を出力する制御指令値出力手段とを備え、前記質量変
    更ゲインおよびばね定数変更ゲインを、当該サスペンシ
    ョン系の減衰比を一定またはほぼ一定に保持できる値に
    設定したことを特徴とする能動型サスペンション。
  2. 【請求項2】 車体側部材と車輪側部材との間に各輪別
    に介装されて制御指令値に応じた制御力を発生するアク
    チュエータと、各車輪の直上またはその近傍での車体の
    上下方向加速度を検出する上下方向加速度検出手段と、
    各車輪と車体側部材との間の相対速度を検出するストロ
    ーク速度検出手段と、前記上下方向加速度検出手段から
    の上下方向加速度検出値に質量変更ゲインを乗じて制御
    指令値の加速度成分を算出する加速度成分算出手段と、
    前記ストローク速度検出手段からのストローク速度検出
    値に減衰定数変更ゲインを乗じて制御指令値の速度成分
    を算出する速度成分算出手段と、前記加速度成分算出手
    段からの加速度成分と前記速度成分算出手段からの速度
    成分とを加算した値に基づいて前記アクチュエータに制
    御指令値を出力する制御指令値出力手段とを備え、前記
    質量変更ゲインおよび減衰定数変更ゲインを、当該サス
    ペンション系の減衰比を一定またはほぼ一定に保持でき
    る値に設定したことを特徴とする能動型サスペンショ
    ン。
  3. 【請求項3】 車体側部材と車輪側部材との間に各輪別
    に介装されて制御指令値に応じた制御力を発生するアク
    チュエータと、各車輪の直上またはその近傍での車体の
    上下方向加速度を検出する上下方向加速度検出手段と、
    各車輪と車体側部材との間の相対変位を検出するストロ
    ーク検出手段と、各車輪と車体側部材との間の相対速度
    を検出するストローク速度検出手段と、前記上下方向加
    速度検出手段からの上下方向加速度検出値に質量変更ゲ
    インを乗じて制御指令値の加速度成分を算出する加速度
    成分算出手段と、前記ストローク検出手段からのストロ
    ーク検出値に基づいて得られるストローク偏差にばね定
    数変更ゲインを乗じて制御指令値のストローク成分を算
    出するストローク成分算出手段と、前記ストローク速度
    検出手段からのストローク速度検出値に減衰定数変更ゲ
    インを乗じて制御指令値の速度成分を算出する速度成分
    算出手段と、前記加速度成分算出手段からの加速度成分
    と前記ストローク成分算出手段からのストローク成分と
    前記速度成分算出手段からの速度成分とを加算した値に
    基づいて前記アクチュエータに制御指令値を出力する制
    御指令値出力手段とを備え、前記質量変更ゲインとばね
    定数変更ゲインと減衰定数変更ゲインとを、当該サスペ
    ンション系の減衰比を一定またはほぼ一定に保持できる
    値に設定したことを特徴とする能動型サスペンション。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008190631A (ja) * 2007-02-05 2008-08-21 Yuei Caster Co Ltd 油圧式ダンパー及びそれを用いた油圧式ダンパー付きキャスター

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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