JPH07237403A - キャスター成形品およびキャスター成形品の製造方法 - Google Patents
キャスター成形品およびキャスター成形品の製造方法Info
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- JPH07237403A JPH07237403A JP3268494A JP3268494A JPH07237403A JP H07237403 A JPH07237403 A JP H07237403A JP 3268494 A JP3268494 A JP 3268494A JP 3268494 A JP3268494 A JP 3268494A JP H07237403 A JPH07237403 A JP H07237403A
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- resin
- molding
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- core part
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Abstract
(57)【要約】
【構成】コア部が(A)ポリアミド樹脂40〜90重量
%、(B)ABS樹脂5〜50重量%、および(C)芳
香族ビニル、シアン化ビニルおよびα、β−不飽和カル
ボン酸からなる変性ビニル系共重合体3〜20重量%か
らなる樹脂組成物からなり、シェル部が熱可塑性ポリウ
レタン樹脂からなることを特徴とするキャスター成形
品。 【効果】本発明のキャスター成形品は、キャスターに要
求される、コア部のウェルド部の耐衝撃性、コア部とシ
ェル部の接着性、コア部の耐磨耗性、コア部の成形加工
性に優れ、かつ非ウェルド部とウェルド部の色むらが小
さい極めて実用価値の高いものである。本発明の製造方
法はまた製造工程が簡素であり、生産性の点で優れてい
る。
%、(B)ABS樹脂5〜50重量%、および(C)芳
香族ビニル、シアン化ビニルおよびα、β−不飽和カル
ボン酸からなる変性ビニル系共重合体3〜20重量%か
らなる樹脂組成物からなり、シェル部が熱可塑性ポリウ
レタン樹脂からなることを特徴とするキャスター成形
品。 【効果】本発明のキャスター成形品は、キャスターに要
求される、コア部のウェルド部の耐衝撃性、コア部とシ
ェル部の接着性、コア部の耐磨耗性、コア部の成形加工
性に優れ、かつ非ウェルド部とウェルド部の色むらが小
さい極めて実用価値の高いものである。本発明の製造方
法はまた製造工程が簡素であり、生産性の点で優れてい
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐久性に優れた新規な
キャスター成形品およびキャスター成形品の製造方法に
関するものである。
キャスター成形品およびキャスター成形品の製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、事務機器あるいは運搬用の台車等
に使われるキャスターは、耐摩耗性および耐衝撃性の点
で、ポリアミド樹脂が多く用いられている。さらに、床
面への傷付や走行時の音や振動を低減させることを目的
に、コア部をポリアミド樹脂とし、シェル部を熱可塑性
ポリウレタン樹脂としたものが高品質キャスターとして
使われている。しかしながら、ポリアミド樹脂と熱可塑
性ポリウレタン樹脂には両者の間で接着性が無く、何ら
かの方法で接着する必要がある。ポリアミド樹脂で成形
したコア部成形品に、接着剤を塗布して、熱可塑性ポリ
ウレタン樹脂との接着性を向上させる方法や、また、特
開平5−193302号公報で知られる、コア部をポリ
アミド樹脂およびABS樹脂からなるブレンド組成物と
する方法が知られている。
に使われるキャスターは、耐摩耗性および耐衝撃性の点
で、ポリアミド樹脂が多く用いられている。さらに、床
面への傷付や走行時の音や振動を低減させることを目的
に、コア部をポリアミド樹脂とし、シェル部を熱可塑性
ポリウレタン樹脂としたものが高品質キャスターとして
使われている。しかしながら、ポリアミド樹脂と熱可塑
性ポリウレタン樹脂には両者の間で接着性が無く、何ら
かの方法で接着する必要がある。ポリアミド樹脂で成形
したコア部成形品に、接着剤を塗布して、熱可塑性ポリ
ウレタン樹脂との接着性を向上させる方法や、また、特
開平5−193302号公報で知られる、コア部をポリ
アミド樹脂およびABS樹脂からなるブレンド組成物と
する方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記接
着剤を塗布する方法では、生産工程が繁雑となり、生産
性の点で優れた方法ではない。また、特開平5−193
302号公報に記載されたコア部をポリアミド樹脂とA
BS樹脂からなるブレンド組成物とする方法では、コア
部の耐衝撃性、特にウェルド部の耐衝撃性が低くなり、
キャスタ−としての耐久性にも劣る。コア部は構造的
に、車輪軸を通す穴が必要であり、ウェルド発生は避け
られない。ゲートの変更、例えば、車輪軸を通す穴の部
分に、リングゲートを設ける方法等、によりウェルド発
生は防止できる。しかしながら、車輪軸を通す穴は寸法
精度が重要であり、精度良くゲート切断するのは、工程
が繁雑となり、生産性の点で優れた方法では無い。また
特開平5−193302号公報に記載のブレンド組成物
からなるコア部では、射出成形時、溶融樹脂の流れの影
響によって、ウエルド部と非ウエルド部との間に色調の
差が発生するという問題があった。
着剤を塗布する方法では、生産工程が繁雑となり、生産
性の点で優れた方法ではない。また、特開平5−193
302号公報に記載されたコア部をポリアミド樹脂とA
BS樹脂からなるブレンド組成物とする方法では、コア
部の耐衝撃性、特にウェルド部の耐衝撃性が低くなり、
キャスタ−としての耐久性にも劣る。コア部は構造的
に、車輪軸を通す穴が必要であり、ウェルド発生は避け
られない。ゲートの変更、例えば、車輪軸を通す穴の部
分に、リングゲートを設ける方法等、によりウェルド発
生は防止できる。しかしながら、車輪軸を通す穴は寸法
精度が重要であり、精度良くゲート切断するのは、工程
が繁雑となり、生産性の点で優れた方法では無い。また
特開平5−193302号公報に記載のブレンド組成物
からなるコア部では、射出成形時、溶融樹脂の流れの影
響によって、ウエルド部と非ウエルド部との間に色調の
差が発生するという問題があった。
【0004】本発明は、コア部のウェルド部の耐衝撃
性、コア部とシェル部の接着性、キヤスターの耐久性に
優れ、コア部の色調の均一性に優れたキャスター成形
品、および生産工程が簡素であるその製造方法の取得を
目的とする。
性、コア部とシェル部の接着性、キヤスターの耐久性に
優れ、コア部の色調の均一性に優れたキャスター成形
品、および生産工程が簡素であるその製造方法の取得を
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は(1)
「コア部が(A)ポリアミド樹脂40〜90重量%、
(B)ABS樹脂5〜50重量%、および(C)芳香族
ビニル、シアン化ビニルおよびα、β−不飽和カルボン
酸からなる変性ビニル系共重合体3〜20重量%からな
る樹脂組成物からなり、シェル部が熱可塑性ポリウレタ
ン樹脂からなることを特徴とするキャスター成形
品。」、(2) 「(1) の樹脂組成物でシェル部を成形した
後、(1) のコア部を成形してなるキャスター成形品の製
造方法。」および(3) 「熱可塑性ポリウレタン樹脂でシ
ェル部を成形した後、(1) のコア部を成形してなるキャ
スター成形品の製造方法。」からなるものである。
「コア部が(A)ポリアミド樹脂40〜90重量%、
(B)ABS樹脂5〜50重量%、および(C)芳香族
ビニル、シアン化ビニルおよびα、β−不飽和カルボン
酸からなる変性ビニル系共重合体3〜20重量%からな
る樹脂組成物からなり、シェル部が熱可塑性ポリウレタ
ン樹脂からなることを特徴とするキャスター成形
品。」、(2) 「(1) の樹脂組成物でシェル部を成形した
後、(1) のコア部を成形してなるキャスター成形品の製
造方法。」および(3) 「熱可塑性ポリウレタン樹脂でシ
ェル部を成形した後、(1) のコア部を成形してなるキャ
スター成形品の製造方法。」からなるものである。
【0006】以下に、本発明の詳細について説明する。
【0007】コア部を形成する樹脂組成物では、(A)
ポリアミド樹脂により、キャスターとして本来必要な、
耐衝撃性および耐摩耗性が付与され、(B)ABS樹脂
によりシェル部の熱可塑性ポリウレタン樹脂との接着性
を向上させる効果が付与される。さらに(C)芳香族ビ
ニル、シアン化ビニルおよびα、β−不飽和カルボン酸
からなる変性ビニル系共重合体(以下、変性ビニル系共
重合体と記述する)を加えることにより、ウェルド部の
耐衝撃性の向上、また色調の均一性向上の効果が付与さ
れる。このことは、ポリアミド樹脂およびABS樹脂の
相溶性が改善され、ポリアミド樹脂とABS樹脂の分散
性が良好となり、より均一な混合状態になったためと考
えられる。
ポリアミド樹脂により、キャスターとして本来必要な、
耐衝撃性および耐摩耗性が付与され、(B)ABS樹脂
によりシェル部の熱可塑性ポリウレタン樹脂との接着性
を向上させる効果が付与される。さらに(C)芳香族ビ
ニル、シアン化ビニルおよびα、β−不飽和カルボン酸
からなる変性ビニル系共重合体(以下、変性ビニル系共
重合体と記述する)を加えることにより、ウェルド部の
耐衝撃性の向上、また色調の均一性向上の効果が付与さ
れる。このことは、ポリアミド樹脂およびABS樹脂の
相溶性が改善され、ポリアミド樹脂とABS樹脂の分散
性が良好となり、より均一な混合状態になったためと考
えられる。
【0008】本発明で適用される(A)ポリアミド樹脂
としては、ε−カプロラクタム、ω−ドデカラクタムな
どのラクタム類の開環重合によって得られるポリアミ
ド、6−アミノカプロン酸、11−アミノウンデカン
酸、12−アミノドデカン酸、などのアミノ酸から導か
れるポリアミド、エチレンジアミン、テトラメチレンジ
アミン、ヘキサメチレンジアミン、ウンデカメチレンジ
アミン、ドデカメチレンジアミン、2,2,4−トリメ
チルヘキサメチレンジアミン、1,3−および1,4−
ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、ビス(4,4´
−アミノシクロヘキシル)メタン、メタおよびパラキシ
リレンジアミンなどの脂肪族、脂環族、芳香族ジアミン
とアジピン酸、スベリン酸、セバシン酸、ドデカン二
酸、1,3−および1,4−シクロヘキサンジカルボン
酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ダイマ−酸などの脂
肪族、脂環族、芳香族ジカルボン酸とから導かれるポリ
アミド樹脂、およびこれらの共重合ポリアミド樹脂、混
合ポリアミド樹脂である。これらのうち、通常はポリカ
プロアミド(ナイロン6)、ポリウンデカンアミド(ナ
イロン11)、ポリドデカンアミド(ナイロン12)、
ポリヘキサメチレンアジパミド(ナイロン66)および
これらを主成分とする共重合ポリアミド樹脂が例示され
る。なかでも、(B)ABS樹脂との相溶性およびコス
トの面からナイロン6、ナイロン66が好ましく用いら
れる。
としては、ε−カプロラクタム、ω−ドデカラクタムな
どのラクタム類の開環重合によって得られるポリアミ
ド、6−アミノカプロン酸、11−アミノウンデカン
酸、12−アミノドデカン酸、などのアミノ酸から導か
れるポリアミド、エチレンジアミン、テトラメチレンジ
アミン、ヘキサメチレンジアミン、ウンデカメチレンジ
アミン、ドデカメチレンジアミン、2,2,4−トリメ
チルヘキサメチレンジアミン、1,3−および1,4−
ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、ビス(4,4´
−アミノシクロヘキシル)メタン、メタおよびパラキシ
リレンジアミンなどの脂肪族、脂環族、芳香族ジアミン
とアジピン酸、スベリン酸、セバシン酸、ドデカン二
酸、1,3−および1,4−シクロヘキサンジカルボン
酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ダイマ−酸などの脂
肪族、脂環族、芳香族ジカルボン酸とから導かれるポリ
アミド樹脂、およびこれらの共重合ポリアミド樹脂、混
合ポリアミド樹脂である。これらのうち、通常はポリカ
プロアミド(ナイロン6)、ポリウンデカンアミド(ナ
イロン11)、ポリドデカンアミド(ナイロン12)、
ポリヘキサメチレンアジパミド(ナイロン66)および
これらを主成分とする共重合ポリアミド樹脂が例示され
る。なかでも、(B)ABS樹脂との相溶性およびコス
トの面からナイロン6、ナイロン66が好ましく用いら
れる。
【0009】ポリアミド樹脂の重合方法は、通常公知の
溶融重合、固相重合およびこれらを組み合わせた方法を
採用することができる。また、ポリアミド樹脂の重合度
は特に制限はなく、相対粘度(ポリマ1gを98%濃硫
酸100mlに溶解し、25℃で測定)が2.0〜5.
0の範囲内にあるポリアミド樹脂が目的に応じて好まし
く用いられる。
溶融重合、固相重合およびこれらを組み合わせた方法を
採用することができる。また、ポリアミド樹脂の重合度
は特に制限はなく、相対粘度(ポリマ1gを98%濃硫
酸100mlに溶解し、25℃で測定)が2.0〜5.
0の範囲内にあるポリアミド樹脂が目的に応じて好まし
く用いられる。
【0010】本発明で使用される(B)ABS樹脂と
は、(イ)ジエン系ゴム、(ロ)シアン化ビニル単量
体、(ハ)芳香族ビニル単量体、および必要に応じて
(ニ)共重合可能な他の単量体からなり、かつ該単量体
の全量が(イ)ジエン系ゴムにグラフト共重合したグラ
フト共重合体、または該単量体の一部が(イ)ジエン系
ゴムにグラフト共重合したグラフト共重合体と残りの単
量体が共重合した共重合体との樹脂組成物を意味する。
は、(イ)ジエン系ゴム、(ロ)シアン化ビニル単量
体、(ハ)芳香族ビニル単量体、および必要に応じて
(ニ)共重合可能な他の単量体からなり、かつ該単量体
の全量が(イ)ジエン系ゴムにグラフト共重合したグラ
フト共重合体、または該単量体の一部が(イ)ジエン系
ゴムにグラフト共重合したグラフト共重合体と残りの単
量体が共重合した共重合体との樹脂組成物を意味する。
【0011】本発明で適用される(イ)ジエン系ゴムと
しては、ポリブタジエンゴム、アクリロニトリル−ブタ
ジエン共重合体ゴム、スチレン−ブタジエン共重合体ゴ
ム、ポリイソプレンゴムなどを挙げることができ、これ
らは一種または二種以上併用することができる。本発明
ではポリブタジエンゴムおよび/またはスチレン−ブタ
ジエン共重合体ゴムが好ましく用いられる。
しては、ポリブタジエンゴム、アクリロニトリル−ブタ
ジエン共重合体ゴム、スチレン−ブタジエン共重合体ゴ
ム、ポリイソプレンゴムなどを挙げることができ、これ
らは一種または二種以上併用することができる。本発明
ではポリブタジエンゴムおよび/またはスチレン−ブタ
ジエン共重合体ゴムが好ましく用いられる。
【0012】(ロ)シアン化ビニルとして、アクリロニ
トリル、メタクリロニトリルを挙げることができるがな
かでもアクリロニトリルが好ましい。
トリル、メタクリロニトリルを挙げることができるがな
かでもアクリロニトリルが好ましい。
【0013】(ハ)芳香族ビニルとして、スチレン、α
−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−t−ブチ
ルスチレンを挙げることができるが、なかでもスチレン
が好ましい。
−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−t−ブチ
ルスチレンを挙げることができるが、なかでもスチレン
が好ましい。
【0014】(ニ)共重合可能な他の単量体として、メ
タクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸
−t−ブチル、メタクリル酸シクロヘキシルなどのα、
β−不飽和カルボン酸エステル類、無水マレイン酸、無
水イタコン酸などのα、β−不飽和ジカルボン酸無水物
類、N−フェニルマレイミド、N−メチルマレイミド、
N−t−ブチルマレイミドなどのα、β−不飽和ジカル
ボン酸のイミド化合物類などを挙げることができる。こ
こで(ニ)共重合可能な他の単量体を添加するか否かは
任意である。
タクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸
−t−ブチル、メタクリル酸シクロヘキシルなどのα、
β−不飽和カルボン酸エステル類、無水マレイン酸、無
水イタコン酸などのα、β−不飽和ジカルボン酸無水物
類、N−フェニルマレイミド、N−メチルマレイミド、
N−t−ブチルマレイミドなどのα、β−不飽和ジカル
ボン酸のイミド化合物類などを挙げることができる。こ
こで(ニ)共重合可能な他の単量体を添加するか否かは
任意である。
【0015】(B)ABS樹脂の組成比においては、特
に制限はないが、物性のバランスの観点から(イ)ジエ
ン系ゴムは5〜75重量%が好ましく、特に15〜85
重量%が好ましい。また同様に(ロ)シアン化ビニルに
ついては7〜45重量%が好ましく、特に8〜40重量
%が好ましい。(ハ)芳香族ビニルについては10〜9
0重量%が好ましく、特に15〜80重量%が好まし
い。
に制限はないが、物性のバランスの観点から(イ)ジエ
ン系ゴムは5〜75重量%が好ましく、特に15〜85
重量%が好ましい。また同様に(ロ)シアン化ビニルに
ついては7〜45重量%が好ましく、特に8〜40重量
%が好ましい。(ハ)芳香族ビニルについては10〜9
0重量%が好ましく、特に15〜80重量%が好まし
い。
【0016】(B)ABS樹脂の製造方法については、
特に制限はなく、塊状重合、溶液重合、塊状懸濁重合、
懸濁重合、乳化重合など通常公知の方法が用いられる。
特に制限はなく、塊状重合、溶液重合、塊状懸濁重合、
懸濁重合、乳化重合など通常公知の方法が用いられる。
【0017】本発明で適用される(C)変性ビニル系共
重合体とは、(イ)芳香族ビニルと(ロ)シアン化ビニ
ル単量体、(ハ)α、β−不飽和カルボン酸からなる単
量体混合物を共重合してなる共重合体である。(イ)芳
香族ビニルとしては、スチレン、α−メチルスチレン、
p−メチルスチレン、p−t−ブチルスチレンを挙げる
ことができるが、なかでもスチレンが好ましい。(ロ)
シアン化ビニルとして、アクリロニトリル、メタクリロ
ニトリルを挙げることができるがなかでもアクリロニト
リルが好ましい。(ハ)α、β−不飽和カルボン酸とし
てはアクリル酸、メタクリル酸などが挙げられ、これら
は2種以上併用することもできる。
重合体とは、(イ)芳香族ビニルと(ロ)シアン化ビニ
ル単量体、(ハ)α、β−不飽和カルボン酸からなる単
量体混合物を共重合してなる共重合体である。(イ)芳
香族ビニルとしては、スチレン、α−メチルスチレン、
p−メチルスチレン、p−t−ブチルスチレンを挙げる
ことができるが、なかでもスチレンが好ましい。(ロ)
シアン化ビニルとして、アクリロニトリル、メタクリロ
ニトリルを挙げることができるがなかでもアクリロニト
リルが好ましい。(ハ)α、β−不飽和カルボン酸とし
てはアクリル酸、メタクリル酸などが挙げられ、これら
は2種以上併用することもできる。
【0018】(C)変性ビニル系共重合体の組成比にお
いては、特に制限はないが、(C)変性ビニル系共重合
体中において、(イ)芳香族ビニルは50〜90重量%
が好ましく、特に55〜85重量%が好ましい。また同
様に(ロ)シアン化ビニルについては10〜50重量%
が好ましく、特に8〜45重量%が好ましい。(ハ)
α、β−不飽和カルボン酸については0.1〜40重量
%が好ましく、特に0.5〜35重量%が好ましい。
いては、特に制限はないが、(C)変性ビニル系共重合
体中において、(イ)芳香族ビニルは50〜90重量%
が好ましく、特に55〜85重量%が好ましい。また同
様に(ロ)シアン化ビニルについては10〜50重量%
が好ましく、特に8〜45重量%が好ましい。(ハ)
α、β−不飽和カルボン酸については0.1〜40重量
%が好ましく、特に0.5〜35重量%が好ましい。
【0019】(C)変性ビニル系共重合体の製造方法に
ついては、特に制限はなく、塊状重合、溶液重合、塊状
懸濁重合、懸濁重合、乳化重合など通常公知の方法が用
いられる。
ついては、特に制限はなく、塊状重合、溶液重合、塊状
懸濁重合、懸濁重合、乳化重合など通常公知の方法が用
いられる。
【0020】本発明のコア部の樹脂組成物において
(A)ポリアミド樹脂と(B)ABS樹脂および(C)
変性ビニル系共重合体の配合割合は、(A)が40〜9
0重量%、好ましくは45〜85重量%、(B)が5〜
50重量%、好ましくは12〜45重量%、(C)が3
〜20重量%、好ましくは6〜18重量%で、かつ、
(A),(B)および(C)の合計量が100重量%と
なる割合である。(A)が40重量%以下,(B)が5
0重量%以上では車輪軸である金属との耐摩耗性に劣
り、(A)が90重量%以上,(B)が5重量%以下で
は熱可塑性ポリウレタン樹脂との接着性に劣り、(C)
が3重量%以下ではウェルド部の耐衝撃性に劣り、
(C)が20重量%以上では成形加工性に劣る。
(A)ポリアミド樹脂と(B)ABS樹脂および(C)
変性ビニル系共重合体の配合割合は、(A)が40〜9
0重量%、好ましくは45〜85重量%、(B)が5〜
50重量%、好ましくは12〜45重量%、(C)が3
〜20重量%、好ましくは6〜18重量%で、かつ、
(A),(B)および(C)の合計量が100重量%と
なる割合である。(A)が40重量%以下,(B)が5
0重量%以上では車輪軸である金属との耐摩耗性に劣
り、(A)が90重量%以上,(B)が5重量%以下で
は熱可塑性ポリウレタン樹脂との接着性に劣り、(C)
が3重量%以下ではウェルド部の耐衝撃性に劣り、
(C)が20重量%以上では成形加工性に劣る。
【0021】本発明のコア部の樹脂組成物中の、α、β
−不飽和カルボン酸の含有量は特に制限はないが、ポリ
アミド樹脂とABS樹脂の相溶性、得られる樹脂組成物
の成形加工性の点から0.07〜2重量%となるよう
に、(C)変性ビニル系共重合体のα、β−不飽和カル
ボン酸の量およびコア部の樹脂組成物中の(C)変性ビ
ニル系共重合体の配合量を選ぶのが好ましい。
−不飽和カルボン酸の含有量は特に制限はないが、ポリ
アミド樹脂とABS樹脂の相溶性、得られる樹脂組成物
の成形加工性の点から0.07〜2重量%となるよう
に、(C)変性ビニル系共重合体のα、β−不飽和カル
ボン酸の量およびコア部の樹脂組成物中の(C)変性ビ
ニル系共重合体の配合量を選ぶのが好ましい。
【0022】本発明のコア部の樹脂組成物の製造方法に
関しては特に制限はなく、通常公知の方法を採用するこ
とができる。すなわち、(A)ポリアミド樹脂と(B)
ABS樹脂および(C)変性ビニル系共重合体をペレッ
ト、粉末状態などで、高速撹拌機などを用いて均一混合
した後、十分な混練能力のある一軸または多軸の押出機
で溶融混練する方法およびバンバリ−ミキサ−やゴムロ
ール機を用いて溶融混練する方法など種々の方法を採用
することができる。本発明のコア部成形用の樹脂組成物
に、必要に応じて他に、ポリスチレン、スチレン/アク
リロニトリル共重合体、ポリメタクリル酸メチル、スチ
レン/N−フェニルマレイミド共重合体などのビニル系
共重合体、メタクリル酸メチル/ブタジエン/スチレン
三元共重合体(MBS)樹脂、AES樹脂,AAS樹
脂、ポリカーボネート、ポリブチレンテレフタレート、
ポリエチレンテレフタレートなど熱可塑性樹脂を適宜混
合したり、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン/
プロピレン共重合体、エチレン/プロピレン/ジシクロ
ペンタジエン共重合体,エチレン/酢酸ビニル共重合体
およびエチレン/アクリル酸ブチル共重合体などのポリ
オレフィン系ゴムを適宜混合することによってさらに望
ましい物性に調節することも可能である。また、樹脂組
成物に、目的に応じて着色用の顔料や染料、ガラス繊
維、金属繊維、金属フレーク、炭素繊維、などの補強材
や充填材、熱安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安
定剤、滑剤、可塑剤、帯電防止剤および難燃剤などを添
加することができる。本発明の効果である色調の均一性
が、有効に作用するものとして、着色用の顔料および/
または染料が添加されたコア部であることが好ましく、
顔料および染料の添加量としては、それらの総和が、コ
ア部重量に対し、0.0001〜5重量%、さらに0.
0005%〜2重量%が好ましく用いられる。
関しては特に制限はなく、通常公知の方法を採用するこ
とができる。すなわち、(A)ポリアミド樹脂と(B)
ABS樹脂および(C)変性ビニル系共重合体をペレッ
ト、粉末状態などで、高速撹拌機などを用いて均一混合
した後、十分な混練能力のある一軸または多軸の押出機
で溶融混練する方法およびバンバリ−ミキサ−やゴムロ
ール機を用いて溶融混練する方法など種々の方法を採用
することができる。本発明のコア部成形用の樹脂組成物
に、必要に応じて他に、ポリスチレン、スチレン/アク
リロニトリル共重合体、ポリメタクリル酸メチル、スチ
レン/N−フェニルマレイミド共重合体などのビニル系
共重合体、メタクリル酸メチル/ブタジエン/スチレン
三元共重合体(MBS)樹脂、AES樹脂,AAS樹
脂、ポリカーボネート、ポリブチレンテレフタレート、
ポリエチレンテレフタレートなど熱可塑性樹脂を適宜混
合したり、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン/
プロピレン共重合体、エチレン/プロピレン/ジシクロ
ペンタジエン共重合体,エチレン/酢酸ビニル共重合体
およびエチレン/アクリル酸ブチル共重合体などのポリ
オレフィン系ゴムを適宜混合することによってさらに望
ましい物性に調節することも可能である。また、樹脂組
成物に、目的に応じて着色用の顔料や染料、ガラス繊
維、金属繊維、金属フレーク、炭素繊維、などの補強材
や充填材、熱安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安
定剤、滑剤、可塑剤、帯電防止剤および難燃剤などを添
加することができる。本発明の効果である色調の均一性
が、有効に作用するものとして、着色用の顔料および/
または染料が添加されたコア部であることが好ましく、
顔料および染料の添加量としては、それらの総和が、コ
ア部重量に対し、0.0001〜5重量%、さらに0.
0005%〜2重量%が好ましく用いられる。
【0023】本発明でシェル部に適用される熱可塑性ポ
リウレタン樹脂とは、一般的にはウレタン結合によりラ
ンダムに頭尾結合した直鎖状長鎖ウレタン単位および短
鎖ウレタン単位からなるセグメントの繰り返しからなる
ポリウレタン共重合体である。一般的には長鎖ウレタン
単位は分子量700以下のジイソシアネートおよび分子
量500〜6000の長鎖グリコールから形成される。
分子量700以下のジイソシアネートとしてヘキサメチ
レンジイソシアネートなどが例示され、分子量500〜
6000の長鎖グリコールとしてはポリエステルジオー
ル、ポリオキシアルキレンジオールなどが例示される。
また短鎖ウレタン単位は一般的には分子量700以下の
ジイソシアネートおよび分子量350以下のグリコール
から形成される。分子量700以下のジイソシアネート
としてヘキサメチレンジイソシアネートなどが例示さ
れ、分子量350以下のグリコールとしてはエチレング
リコール、プロピレングリコールなどが例示される。熱
可塑性ポリウレタン樹脂の製造方法には特に制限はなく
公知の方法を用いることができる。また、目的に応じて
顔料や染料、ガラス繊維、金属繊維、金属フレーク、炭
素繊維、などの補強材や、充填材、熱安定剤、酸化防止
剤、紫外線吸収剤、光安定剤、滑剤、可塑剤、帯電防止
剤および難燃剤などを添加することができる。
リウレタン樹脂とは、一般的にはウレタン結合によりラ
ンダムに頭尾結合した直鎖状長鎖ウレタン単位および短
鎖ウレタン単位からなるセグメントの繰り返しからなる
ポリウレタン共重合体である。一般的には長鎖ウレタン
単位は分子量700以下のジイソシアネートおよび分子
量500〜6000の長鎖グリコールから形成される。
分子量700以下のジイソシアネートとしてヘキサメチ
レンジイソシアネートなどが例示され、分子量500〜
6000の長鎖グリコールとしてはポリエステルジオー
ル、ポリオキシアルキレンジオールなどが例示される。
また短鎖ウレタン単位は一般的には分子量700以下の
ジイソシアネートおよび分子量350以下のグリコール
から形成される。分子量700以下のジイソシアネート
としてヘキサメチレンジイソシアネートなどが例示さ
れ、分子量350以下のグリコールとしてはエチレング
リコール、プロピレングリコールなどが例示される。熱
可塑性ポリウレタン樹脂の製造方法には特に制限はなく
公知の方法を用いることができる。また、目的に応じて
顔料や染料、ガラス繊維、金属繊維、金属フレーク、炭
素繊維、などの補強材や、充填材、熱安定剤、酸化防止
剤、紫外線吸収剤、光安定剤、滑剤、可塑剤、帯電防止
剤および難燃剤などを添加することができる。
【0024】以上の材料を用いてキャスター成形品が構
成される。次にキャスター成形品の製造方法について説
明する。第1の方法としては、コア部となる樹脂組成物
でコア部を成形した後で、熱可塑性ポリウレタン樹脂で
成形する方法がある。また第2の方法としては熱可塑性
ポリウレタン樹脂でシェルを成形した後、コア部となる
樹脂組成物でコアを成形する方法がある。
成される。次にキャスター成形品の製造方法について説
明する。第1の方法としては、コア部となる樹脂組成物
でコア部を成形した後で、熱可塑性ポリウレタン樹脂で
成形する方法がある。また第2の方法としては熱可塑性
ポリウレタン樹脂でシェルを成形した後、コア部となる
樹脂組成物でコアを成形する方法がある。
【0025】本発明において、コア部となる樹脂組成物
および熱可塑性ポリウレタンのキャスターへの成形方法
は特に制限はないが、コア部の成形には射出成形法が好
ましく用いられる。またその樹脂の温度としては、コア
部は200〜300℃であることが好ましく、またシェ
ル部は180〜230℃であることが好ましい。
および熱可塑性ポリウレタンのキャスターへの成形方法
は特に制限はないが、コア部の成形には射出成形法が好
ましく用いられる。またその樹脂の温度としては、コア
部は200〜300℃であることが好ましく、またシェ
ル部は180〜230℃であることが好ましい。
【0026】
【実施例】以下、合成例、実施例、比較例によって本発
明をさらに詳しく説明する。以下の部数および%はそれ
ぞれ重量部および重量%を現す。
明をさらに詳しく説明する。以下の部数および%はそれ
ぞれ重量部および重量%を現す。
【0027】また特性評価については、以下の方法で実
施した。
施した。
【0028】(1)試験片での特性 (a)ウェルド部衝撃強度 コア部となる樹脂組成物を長さ64mm×幅12.7m
m×厚さ3.2mmで長さ方向の両端にゲートを有し、
試験片中央がウェルドとなる試験片を成形して、ウェル
ド部のノッチなし衝撃強度をアイゾット衝撃試験機で評
価した。
m×厚さ3.2mmで長さ方向の両端にゲートを有し、
試験片中央がウェルドとなる試験片を成形して、ウェル
ド部のノッチなし衝撃強度をアイゾット衝撃試験機で評
価した。
【0029】(b)接着性 コア部となる樹脂組成物を長さ80mm×幅10mm×
厚さ1mmに成形して、長さ80mm×幅10mm×厚
さ3mmの金型キャビティにインサートした後、熱可塑
性ポリウレタン樹脂(武田バーディシュウレタン工業社
製エラストランC80A)を成形温度200℃で成形し
た試験片を作成した。引張試験機を用いて、試験片か
ら、熱可塑性ポリウレタン樹脂を、剥離速度50mm/
分、角度180度で剥離させ、その剥離力を測定した。
厚さ1mmに成形して、長さ80mm×幅10mm×厚
さ3mmの金型キャビティにインサートした後、熱可塑
性ポリウレタン樹脂(武田バーディシュウレタン工業社
製エラストランC80A)を成形温度200℃で成形し
た試験片を作成した。引張試験機を用いて、試験片か
ら、熱可塑性ポリウレタン樹脂を、剥離速度50mm/
分、角度180度で剥離させ、その剥離力を測定した。
【0030】(c)耐摩耗性 コア部となる樹脂組成物を長さ30mm×幅30mm×
厚さ3mmに成形して、鈴木式摩擦摩耗試験機にて、鋼
(S45C)に対する摩耗量ををJISのK7218法
に準拠して測定した。
厚さ3mmに成形して、鈴木式摩擦摩耗試験機にて、鋼
(S45C)に対する摩耗量ををJISのK7218法
に準拠して測定した。
【0031】(d)成形加工性 コア部となる樹脂組成物の溶融粘度を高化式フローテス
ターで評価した。溶融粘度が低いほど成形性が良いこと
を意味する。
ターで評価した。溶融粘度が低いほど成形性が良いこと
を意味する。
【0032】(2)キャスター実用特性 キャスターの製造方法として、コア部を先に成形した
後、シェル部を成形する方法と、シェル部を先に成形し
た後、コア部を成形する方法があり、それぞれ成形法
A,成形法Bと称した。それぞれの方法は以下に記す。
後、シェル部を成形する方法と、シェル部を先に成形し
た後、コア部を成形する方法があり、それぞれ成形法
A,成形法Bと称した。それぞれの方法は以下に記す。
【0033】成形法:A コア部となる樹脂組成物で、中心に直径10mmの車輪
軸穴があいた,直径60mm、厚さ10mmのコア部を
成形し、コア部成形品を得た。その後、コア部成形品を
金型キャビティにインサートした後、熱可塑性ポリウレ
タン樹脂(武田バーディシュウレタン工業社製エラスト
ランC80A)を成形温度200℃で成形して、中心に
直径10mmの車輪軸穴があいた,直径80mm、厚さ
10mmのキャスター成形品を得た。
軸穴があいた,直径60mm、厚さ10mmのコア部を
成形し、コア部成形品を得た。その後、コア部成形品を
金型キャビティにインサートした後、熱可塑性ポリウレ
タン樹脂(武田バーディシュウレタン工業社製エラスト
ランC80A)を成形温度200℃で成形して、中心に
直径10mmの車輪軸穴があいた,直径80mm、厚さ
10mmのキャスター成形品を得た。
【0034】成形法:B 熱可塑性ポリウレタン樹脂(武田バーディシュウレタン
工業社製エラストランC80A)で、成形温度200℃
で成形して、外径80mm、内径60mm、厚さ10m
mのシェル部を成形し、シェル部成形品を得た。その
後、シェル部成形品を金型キャビティにインサートした
後、コア部となる樹脂組成物で成形して、中心に直径1
0mmの車輪軸穴があいた,直径80mm、厚さ10m
mのキャスター成形品を得た。
工業社製エラストランC80A)で、成形温度200℃
で成形して、外径80mm、内径60mm、厚さ10m
mのシェル部を成形し、シェル部成形品を得た。その
後、シェル部成形品を金型キャビティにインサートした
後、コア部となる樹脂組成物で成形して、中心に直径1
0mmの車輪軸穴があいた,直径80mm、厚さ10m
mのキャスター成形品を得た。
【0035】キャスターの実用特性の評価は下記の方法
で行った。
で行った。
【0036】(a)落下強度 キャスター成形品の車輪軸穴に通した鋼製丸棒の両端
に、それぞれ12.5kgの重りを固定し、10cmの
高さから、シェル部が着地する方向でキャスター成形品
を繰り返し落下させ、キャスター成形品のコア部が破壊
するまでの落下回数を破壊回数として評価した。
に、それぞれ12.5kgの重りを固定し、10cmの
高さから、シェル部が着地する方向でキャスター成形品
を繰り返し落下させ、キャスター成形品のコア部が破壊
するまでの落下回数を破壊回数として評価した。
【0037】(b)色差 キャスター成形品のコア部のウェルド部と非ウェルド部
のそれぞれの色調(明度、色相、彩度)を測定して、ウ
ェルド部と非ウェルド部の色差ΔEを評価した。
のそれぞれの色調(明度、色相、彩度)を測定して、ウ
ェルド部と非ウェルド部の色差ΔEを評価した。
【0038】合成例1 次の処方により(B)ABS樹脂B1〜B2を製造し
た。
た。
【0039】B1:ポリブタジエンラテックス(ゴム粒
子系0.3μ、ゲル含率80%)40部(固形分換算)
の存在下、スチレン70%、アクリロニトリル30%か
らなる単量体混合物60部を乳化重合した。得られたグ
ラフト共重合体は硫酸で凝固し、水酸化ナトリウムで中
和、洗浄、濾過、乾燥してパウダー状のグラフト共重合
体(B1)を調整した。得られたグラフト共重合体は、
配合組成比を保持する化学構造を有するものであった。
子系0.3μ、ゲル含率80%)40部(固形分換算)
の存在下、スチレン70%、アクリロニトリル30%か
らなる単量体混合物60部を乳化重合した。得られたグ
ラフト共重合体は硫酸で凝固し、水酸化ナトリウムで中
和、洗浄、濾過、乾燥してパウダー状のグラフト共重合
体(B1)を調整した。得られたグラフト共重合体は、
配合組成比を保持する化学構造を有するものであった。
【0040】B2:B1で使用したポリブタジエンラテ
ックス60部(固形分換算)の存在下、スチレン65
%、アクリロニトリル20%、メタクリル酸メチル15
%からなる単量体混合物40部を乳化重合した後、B1
と同様にしてパウダー状のグラフト共重合体(B2)を
調整した。得られたグラフト共重合体は、配合組成比を
保持する化学構造を有するものであった。
ックス60部(固形分換算)の存在下、スチレン65
%、アクリロニトリル20%、メタクリル酸メチル15
%からなる単量体混合物40部を乳化重合した後、B1
と同様にしてパウダー状のグラフト共重合体(B2)を
調整した。得られたグラフト共重合体は、配合組成比を
保持する化学構造を有するものであった。
【0041】合成例2 次の処方により(C)変性ビニル系共重合体C1〜C2
を製造した。
を製造した。
【0042】C1:スチレン70部、アクリロニトリル
25部、メタクリル酸5部を懸濁重合してビーズ状の変
性ビニル系共重合体(C1)を調整した。得られた変性
ビニル系共重合体は、配合組成比を保持する化学構造を
有するものであった。
25部、メタクリル酸5部を懸濁重合してビーズ状の変
性ビニル系共重合体(C1)を調整した。得られた変性
ビニル系共重合体は、配合組成比を保持する化学構造を
有するものであった。
【0043】C2:スチレン60部、アクリロニトリル
23部、アクリル酸3部、メタクリル酸メチル14部を
懸濁重合してビーズ状の変性ビニル系共重合体(C2)
を調整した。得られた変性ビニル系共重合体は、配合組
成比を保持する化学構造を有するものであった。
23部、アクリル酸3部、メタクリル酸メチル14部を
懸濁重合してビーズ状の変性ビニル系共重合体(C2)
を調整した。得られた変性ビニル系共重合体は、配合組
成比を保持する化学構造を有するものであった。
【0044】実施例1〜4 ポリアミド樹脂として東レ製ナイロン6であるCM10
17と合成例1で製造したB1〜B2および合成例2で
製造したC1〜C2を、それぞれ表1の配合割合でヘン
シェルミキサーで混合し、次に40mmφ単軸押出機によ
り、押出温度250℃で押出し、それぞれペレット化し
た。各ペレットについて、成形温度250℃で射出成形
に供し、各試験片を作成しそれらについて特性を評価し
た。溶融粘度は250℃で評価した。また表1記載の成
形法に従ってキャスタを成形した。試験片特性およびキ
ャスターの実用特性の評価結果を表1に示す。
17と合成例1で製造したB1〜B2および合成例2で
製造したC1〜C2を、それぞれ表1の配合割合でヘン
シェルミキサーで混合し、次に40mmφ単軸押出機によ
り、押出温度250℃で押出し、それぞれペレット化し
た。各ペレットについて、成形温度250℃で射出成形
に供し、各試験片を作成しそれらについて特性を評価し
た。溶融粘度は250℃で評価した。また表1記載の成
形法に従ってキャスタを成形した。試験片特性およびキ
ャスターの実用特性の評価結果を表1に示す。
【0045】表1より明らかなように、いずれの場合に
もコア部のウェルド部の耐衝撃性およびコア部とシェル
部の接着性に優れ、さらにコア部の耐摩耗性、成形加工
性の良好な、きわめて実用価値の高いものであることが
判明した。キャスター成形品での評価でも、落下強度に
優れ、実用価値が高く、また非ウェルド部とウェルド部
の色差が小さい、すなわち色むらの少ない商業的価値の
高いものであることが判明した。
もコア部のウェルド部の耐衝撃性およびコア部とシェル
部の接着性に優れ、さらにコア部の耐摩耗性、成形加工
性の良好な、きわめて実用価値の高いものであることが
判明した。キャスター成形品での評価でも、落下強度に
優れ、実用価値が高く、また非ウェルド部とウェルド部
の色差が小さい、すなわち色むらの少ない商業的価値の
高いものであることが判明した。
【0046】比較例1〜4 表1に記載の配合割合およびキャスターの成形法を用い
た他は、実施例1〜4と同様の条件で、試験片およびキ
ャスターの実用特性を評価した。結果を表1に示す。
た他は、実施例1〜4と同様の条件で、試験片およびキ
ャスターの実用特性を評価した。結果を表1に示す。
【0047】変性ビニル共重合体を含有しない場合はウ
ェルド部の耐衝撃性が劣り、またキャスター成形品での
評価では、落下強度に劣り、非ウェルド部とウェルド部
の色差が大きい、すなわち色むらが大きく、商業的価値
の小さいものである。ナイロン樹脂とABS樹脂および
変性ビニル共重合体の配合割合は特定の範囲からはずれ
ると耐摩耗性、熱可塑性ポリウレタン樹脂との接着性、
成形加工性のいずれかが劣ることが判明した。
ェルド部の耐衝撃性が劣り、またキャスター成形品での
評価では、落下強度に劣り、非ウェルド部とウェルド部
の色差が大きい、すなわち色むらが大きく、商業的価値
の小さいものである。ナイロン樹脂とABS樹脂および
変性ビニル共重合体の配合割合は特定の範囲からはずれ
ると耐摩耗性、熱可塑性ポリウレタン樹脂との接着性、
成形加工性のいずれかが劣ることが判明した。
【0048】
【表1】
【0049】実施例5〜8 それぞれ実施例1〜4のコア形成用樹脂組成物に、灰色
の顔料である酸化チタンとカーボンブラックを樹脂組成
物に対して、それぞれ1%、0.001%添加したもの
をコア形成用の材料とした他は、実施例1〜4と同様に
試験片およびキャスターを作成して、評価を行った。組
成および評価結果を表2に示す。キャスター成形品での
評価でも、落下強度に優れ、実用価値が高く、また非ウ
ェルド部とウェルド部の色差が小さい、すなわち色むら
の少ない商業的価値の高いものであることが判明した。
の顔料である酸化チタンとカーボンブラックを樹脂組成
物に対して、それぞれ1%、0.001%添加したもの
をコア形成用の材料とした他は、実施例1〜4と同様に
試験片およびキャスターを作成して、評価を行った。組
成および評価結果を表2に示す。キャスター成形品での
評価でも、落下強度に優れ、実用価値が高く、また非ウ
ェルド部とウェルド部の色差が小さい、すなわち色むら
の少ない商業的価値の高いものであることが判明した。
【0050】比較例5 比較例1のコア形成用樹脂組成物に、実施例5〜8と同
様に灰色顔料である酸化チタンとカーボンブラックを添
加して、実施例5〜8と同様に、試験片の作成、キャス
ターを作成し評価を行った。配合量および評価結果を表
2に示す。落下強度が低く、さらに色むらの著しく大き
いものであった。
様に灰色顔料である酸化チタンとカーボンブラックを添
加して、実施例5〜8と同様に、試験片の作成、キャス
ターを作成し評価を行った。配合量および評価結果を表
2に示す。落下強度が低く、さらに色むらの著しく大き
いものであった。
【0051】
【表2】
【0052】実施例9〜12 ポリアミド樹脂として東レ製ナイロン66であるCM3
001Nを用い、押出温度280℃、成形温度280
℃、溶融粘度は280℃とし、また表3に記載の成形法
を用いてキャスター実用特性を評価した他は、実施例1
〜4と同様の条件で試験片およびキャスターを作成し評
価した。配合割合および特性の評価結果を表3に示す。
001Nを用い、押出温度280℃、成形温度280
℃、溶融粘度は280℃とし、また表3に記載の成形法
を用いてキャスター実用特性を評価した他は、実施例1
〜4と同様の条件で試験片およびキャスターを作成し評
価した。配合割合および特性の評価結果を表3に示す。
【0053】表3より明らかなように、いずれの場合に
もコア部のウェルド部の耐衝撃性およびコア部とシェル
部の接着性に優れ、さらにコア部の耐摩耗性、成形加工
性の良好な、きわめて実用価値の高いものであることが
判明した。キャスター成形品での評価でも、落下強度に
優れ、実用価値が高く、また非ウェルド部とウェルド部
の色差が小さい、すなわち色むらの少ない商業的価値の
高いものであることが判明した。
もコア部のウェルド部の耐衝撃性およびコア部とシェル
部の接着性に優れ、さらにコア部の耐摩耗性、成形加工
性の良好な、きわめて実用価値の高いものであることが
判明した。キャスター成形品での評価でも、落下強度に
優れ、実用価値が高く、また非ウェルド部とウェルド部
の色差が小さい、すなわち色むらの少ない商業的価値の
高いものであることが判明した。
【0054】比較例6〜9 配合割合を表3の内容とした他は、実施例9〜12と同
様の条件で評価した。各種特性の評価結果を表3に示
す。
様の条件で評価した。各種特性の評価結果を表3に示
す。
【0055】変性ビニル共重合体を含有しない場合はウ
ェルド部の耐衝撃性が劣り、またキャスター成形品での
評価では、落下強度に劣り、非ウェルド部とウェルド部
の色差が大きい、すなわち色むらが大きく、商業的価値
の小さいものである。ナイロン樹脂とABS樹脂および
変性ビニル共重合体の配合割合は特定の範囲からはずれ
ると耐摩耗性、熱可塑性ポリウレタン樹脂との接着性、
成形加工性のいずれかが劣ることが判明した。
ェルド部の耐衝撃性が劣り、またキャスター成形品での
評価では、落下強度に劣り、非ウェルド部とウェルド部
の色差が大きい、すなわち色むらが大きく、商業的価値
の小さいものである。ナイロン樹脂とABS樹脂および
変性ビニル共重合体の配合割合は特定の範囲からはずれ
ると耐摩耗性、熱可塑性ポリウレタン樹脂との接着性、
成形加工性のいずれかが劣ることが判明した。
【0056】
【表3】
【0057】実施例13〜16 実施例9〜12のコア形成用樹脂組成物に、灰色顔料で
ある酸化チタンおよびカーボンブラックを樹脂組成物に
対して、それぞれ1%、0.001%添加し、コア形成
用材料とした他は、実施例9〜12と同様に評価を行っ
た。配合割合および評価結果を表に示す。キャスター成
形品での評価でも、落下強度に優れ、実用価値が高く、
また非ウェルド部とウェルド部の色差が小さい、すなわ
ち色むらの少ない商業的価値の高いものであることが判
明した。
ある酸化チタンおよびカーボンブラックを樹脂組成物に
対して、それぞれ1%、0.001%添加し、コア形成
用材料とした他は、実施例9〜12と同様に評価を行っ
た。配合割合および評価結果を表に示す。キャスター成
形品での評価でも、落下強度に優れ、実用価値が高く、
また非ウェルド部とウェルド部の色差が小さい、すなわ
ち色むらの少ない商業的価値の高いものであることが判
明した。
【0058】比較例10 表4に記載の配合割合のコア形成用樹脂組成物に、灰色
顔料である酸化チタンおよびカーボンブラックを樹脂組
成物に対して、それぞれ1%、0.001%添加して、
実施例13〜16と同様に評価を行った。表4に結果を
示す。得られたものは落下強度が低く、さらに色むらの
著しく大きいものであった。
顔料である酸化チタンおよびカーボンブラックを樹脂組
成物に対して、それぞれ1%、0.001%添加して、
実施例13〜16と同様に評価を行った。表4に結果を
示す。得られたものは落下強度が低く、さらに色むらの
著しく大きいものであった。
【0059】
【表4】
【0060】
【発明の効果】本発明の耐久性に優れたキャスター成形
品は、コア部がナイロン樹脂とABS樹脂および特定の
変性ビニル系共重合体を特定量、配合してなり、シェル
部が熱可塑性ポリウレタン樹脂からなっているため、キ
ャスター成形品として要求される、コア部のウェルド部
の耐衝撃性、コア部とシェル部の接着性、コア部の耐磨
耗性、コア部の成形加工性に優れ、かつ非ウェルド部と
ウェルド部の色差が小さい極めて実用価値の高いもので
ある。また製造工程が簡素であり、生産性の点で優れた
製造方法である。
品は、コア部がナイロン樹脂とABS樹脂および特定の
変性ビニル系共重合体を特定量、配合してなり、シェル
部が熱可塑性ポリウレタン樹脂からなっているため、キ
ャスター成形品として要求される、コア部のウェルド部
の耐衝撃性、コア部とシェル部の接着性、コア部の耐磨
耗性、コア部の成形加工性に優れ、かつ非ウェルド部と
ウェルド部の色差が小さい極めて実用価値の高いもので
ある。また製造工程が簡素であり、生産性の点で優れた
製造方法である。
Claims (7)
- 【請求項1】コア部が(A)ポリアミド樹脂40〜90
重量%、(B)ABS樹脂5〜50重量%、および
(C)芳香族ビニル、シアン化ビニルおよびα、β−不
飽和カルボン酸からなる変性ビニル系共重合体3〜20
重量%からなる樹脂組成物からなり、シェル部が熱可塑
性ポリウレタン樹脂からなることを特徴とするキャスタ
ー成形品。 - 【請求項2】請求項1記載の(A)ポリアミド樹脂がナ
イロン6またはナイロン66である請求項1記載のキャ
スター成形品。 - 【請求項3】コア部が着色用顔料および/または染料を
含有するものであることを特徴とする請求項1または2
記載のキャスター成形品。 - 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載のコア部を
成形した後、熱可塑性ポリウレタン樹脂でシェル部を成
形してなるキャスター成形品の製造方法。 - 【請求項5】熱可塑性ポリウレタン樹脂でシェル部を成
形した後、請求項1〜3のいずれかのコア部を成形して
なるキャスター成形品の製造方法。 - 【請求項6】コア部の成形が射出成形法であることを特
徴とする請求項4または5記載のキャスター成形品の製
造方法。 - 【請求項7】コア部の樹脂組成物の成形温度が200〜
300℃であることを特徴とする請求項6記載のキャス
ター成形品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3268494A JPH07237403A (ja) | 1994-03-02 | 1994-03-02 | キャスター成形品およびキャスター成形品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3268494A JPH07237403A (ja) | 1994-03-02 | 1994-03-02 | キャスター成形品およびキャスター成形品の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07237403A true JPH07237403A (ja) | 1995-09-12 |
Family
ID=12365710
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3268494A Pending JPH07237403A (ja) | 1994-03-02 | 1994-03-02 | キャスター成形品およびキャスター成形品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07237403A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011224895A (ja) * | 2010-04-21 | 2011-11-10 | Daicel Polymer Ltd | 複合成形体 |
JP2017109321A (ja) * | 2015-12-14 | 2017-06-22 | 旭化成株式会社 | ポリオキシメチレン樹脂成形体及びその製造方法 |
-
1994
- 1994-03-02 JP JP3268494A patent/JPH07237403A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011224895A (ja) * | 2010-04-21 | 2011-11-10 | Daicel Polymer Ltd | 複合成形体 |
JP2017109321A (ja) * | 2015-12-14 | 2017-06-22 | 旭化成株式会社 | ポリオキシメチレン樹脂成形体及びその製造方法 |
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