JPH01263152A - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents

熱可塑性樹脂組成物

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JPH01263152A
JPH01263152A JP9199188A JP9199188A JPH01263152A JP H01263152 A JPH01263152 A JP H01263152A JP 9199188 A JP9199188 A JP 9199188A JP 9199188 A JP9199188 A JP 9199188A JP H01263152 A JPH01263152 A JP H01263152A
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JP
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weight
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vinyl
monomer
polyamide
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JP9199188A
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Tadashi Saeki
佐伯 忠
Shoji Ueno
上野 捷二
Seiji Kurita
栗田 誠二
Masanori Ito
雅典 伊藤
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Sumika Polycarbonate Ltd
Original Assignee
Sumika Polycarbonate Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 らなる複合系の熱可塑性樹脂組成物に関するものである
さらに詳しくは、ポリアミド、グラフト共重合体、カル
ボン酸変性共重合体および必要に応じて未変性重合体か
らなるノツチ付衝撃強度、耐薬品性および成形品外OM
に摩れる熱+jJ Jj性樹脂組成物に関するものであ
る。
〈従来の技術〉 ポリアミド樹脂は、成形性、耐熱性、機械的強度、耐薬
品性、耐摩耗性等に優れることから、機械部品、電気・
電子部品および自動車部品等に広く使われているが、乾
燥状態でのノツチ付衝撃強度の低下、吸1回による寸法
変化の問題点がある。一方、代表的なゴム強化耐衝撃性
樹脂として、アクリロニトリル−ブタジェン−スチレン
共重合体(ABS樹脂)や、ABS樹脂のゴム成分をエ
チレン−プロピレン系ゴムやアクリル系ゴムへ置換した
AES樹脂およびAAS樹脂も自動車部品、電気機器部
品、事務機器部品等に多用されており、耐衝撃性および
寸法安定性は優れるが、耐薬品性が相対的に劣るという
問題がある。
これらの問題を改良するためにポリアミドおよびABS
樹脂を溶融混合することが提案されている(特公昭38
−23476)が、ポリアミドとABS樹脂の相溶性が
悪く、成形品が層状剥離状態を示し、衝撃強度の低い材
料しか得られないことが知られている。
ポリアミドとABS系樹脂の相溶性を向トさせるために
、ポリアミドと反応性又は親和性を有するカルボン酸、
アミド基等の官能基をA BS系樹脂に導入・変性する
ことが提案されている(特開昭54−11159、特開
昭58−32656、特開昭58−93745等)が、
官能基の導入により衝撃強度や層状剥離は改良されるが
、成形品表面にフローマークが発生し外観を損うという
問題が発生する。
〈発明が解決しようとする問題点〉 本発明者らは、ポリアミド樹脂とゴム強化耐衝撃性樹脂
からなる組成物の上記の品質上の問題点の改良について
鋭意検討した結果、ポリアミド、特定のグラフト共重合
体、特定のカルボン酸変性共重合体および必要に応じて
特定の未変性重合体を特定の割合で混合し、かつポリア
ミドの末端アミノ基の反応率が特定の範囲となる様溶融
混練することにより、衝撃強度および耐薬品性に晴れる
と共に、層状剥離やフローマークの無い成形品外観の良
好な材料が得られることを見出し、本発明に到達した。
く問題点を解決するための手段〉 即ち本発明は、 八 ポリアミド、 (Bl  ゴム状重合体の存在下に、芳香族ビニル系単
1体、シアン化ビニル系単量体およヒメタアクリル酸エ
ステル系単量体から選ばれた少なくとも一種のビニル系
単量体50〜100重1%および共重合可能な他のビニ
ル系単量体0〜50重量%からなる単量体を重合したグ
ラフト共重合体、 (q 芳香族ビニル系単量体、シアン化ビニル系単量体
およびメタアクリル酸エステル系単量体から選ばれた少
なくとも一種のビニル系Lu量体50〜100重量%お
よび共重合可能な他のビニル系1lit体0〜50重潰
%からなる重合体、および 0 芳香族ビニル系単量体、シアン化ビニル系単量体お
よびメタアクリル酸エステル系単作体から選ばれた少な
くとも一種のビニル系単量体50〜99.9重世%、a
、β不飽和カルボン酸0.1〜50重量%および共重合
可能な他のビニル系単量体0〜49,9重量%からなる
カルボン酸変性共重合体とを、■、(均、◎および0の
合計量を100重量部として、^5〜90重量部、(B
)5〜90重量部、00〜80重債部および(Di 0
.1〜80重量部の混合比で、かつポリアミドへの末端
アミノ基の反応率が1〜20%となる様溶融混凍してな
る熱可塑性樹脂組成物を提供するものである。
以下に本発明について詳細に説明する。
本発明で用いられるポリアミド八としては、エチレンジ
アミン、ジアミノブタン、へキサメチレンジアミン、デ
カメチレンジアミン、ドデカメチレンジアミン、2.2
.4−および2゜4.4−1−リメチルへキサメチレン
ジアミン、1.3および1.4−ビス(アミノメチル)
シクロヘキサン、ビス(P−アミノシクロヘキシル)メ
タン、メタキシリレンジアミン、パラキシリレンジアミ
ンなどの脂肪族、脂環族、芳香族ジアミンとアジピン酸
、スペリン酸、セバシン酸、シクロヘキサンジカルボン
酸、テレフタル酸、イソフタル酸などの脂肪族、脂環族
、芳香族ジカルボン酸とから導かれるポリアミド;ε−
カプロラクタム、ω−ドデカラクタムなどのラクタム類
の開環重合によってえられるポリアミド、6−アミノカ
プロン酸、11−アミノウンデカン酸、12−アミノド
デカン酸などから導かれるポリアミドおよびこれらの共
重合ポリアミド、混合ポリアミドなどが挙げられる。
工業的に安価かつ大量に製造されているという意味でポ
リカプロアミド(ナイロン6)、ポリドデカアミド(ナ
イロン12)、ポリテトラメチレンアジパミド(ナイロ
ン46)、ポリヘキサメチレンアジパミド(ナイロン6
6)、ポリへキサメチレンセバカミド(ナイロン61O
)、およびこれらの共重合体、たとえばナイロン6/6
6(ゝゝ/I印は共重合体であることを意味する)、ナ
イロン6/610、ナイロン6/12、ナイロン66/
12、ナイロン6/66/610/12、およびこれら
の混合体などが有用である。また、ビス(p−アミノシ
クロヘキシル)メタン/テレフタル酸/イソフタル酸系
のポリアミドも有用である。
なお、用いられるポリアミドの重合度には制限はなく、
濃硫酸相対粘度(ポリマー1gを98%濃硫酸100−
に溶解し、25°Cで測定、以下同じ)が1.0〜6o
の範囲内にあるポリアミドを任意に選択できる。
ポリアミドの分子構造についても制限はなく、線状ポリ
アミド、分岐ポリアミドなどいづれを用いても構わない
。線状ポリアミドは通常の方法によって製造されるが、
分岐ポリアミドは原料中にポリアミド形成可能な官能基
を3つ以上有する分岐剤、たとえばビス(to−アミノ
ヘキシル)アミン、ジエチレントリアミン、トリメシン
酸、ビスラクタムなどを少量添加して重合する。重合方
法は溶融重合、界面重合、溶液重合、塊状重合、固相重
合およびこれらの方法を組合せた方法が利用され、−船
釣には溶融重合が最も適当である。また特にポリアミド
原料がラクタム類の場合にはアニオン重合によってポリ
マーを得てもよい。
本発明におけるグラフト共重合体(Blに用いられるゴ
ム状重合体としては、ポリブタジェン、ブタジェン−ス
チレン共重合体、ブタジェン−アクリロニトリル共重合
体等のジエン系ゴム状重合体およびエチレン−プロピレ
ン共重合体、エチレン−プロピレン−非共役ジエン共重
合体、アクリル系ゴム状重合体、塩素化ポリエチレン等
の非ジエン系ゴム状重合体が例示され、−i又は二種以
上使用することができる。これらのゴム状重合体は乳化
重合、溶液重合・塊状重合・懸濁重合等により製造され
る。
なお、乳化重合により製造する場合におけるゴム状重合
体の粒子径およびゲル含有率については特に制限はない
が、粒子径0.1〜1μmおよびゲル含有率θ〜95%
であることが好ましい。
芳香族ビニル系単量体としては、スチレン、a−メチル
スチレン、0−メチルスチレン、m−メチルスチレン、
p−メチルスチレン、t−ブチルスチレン、α−メチル
ビニルトルエン、ジメチルスチレン、クロルスチレン、
ジクロルスチレン、ブロムスチレン、ジブロムスチレン
、ビニルナフタレン等が例示され、一種又は二種以上使
用することができる。
シアン化ビニル系単量体としては、アクリロニトリル、
メタクリレートリル、フマロニトリル等が例示され、一
種又は二種以上使用することができる。
メタアクリル酸エステル系単量体と1)では、メチルメ
タクリレート、エチルメタクリレート、プロピルメタク
リレート、ブチルメタクリレート、2−エチルへキシル
メタクリレート、ラウリルメタクリレート、シクロへキ
シルメタクリレート等が例示され、一種又は二種以上使
用することができる。
芳香族ビニル系単量体、シアン化ビニル系1lffi体
および7′またはメタアクリル酸エステル系1iia体
と共重合aJ能な他のビニル系1−iiは体としては、
メチルアクリレート、エチルアクリレート、ブチルアク
リレート、2−エチルへキシルアクリレート等のアクリ
ル酸エステル系at fit 体、マレイミド、N〜フ
ェニルマレイミド、N−シクロへキシルマレイミド等の
マレイミド系単量体が例示され、それぞれ一種又は二種
以1−使用することができる。
グラフト共重合体(IIは、ゴム状重合体(+)−1)
の存在下に、芳香族ビニル系Ii量体、シアン化ビニル
系単量体およびメタアクリル酸エステル系単量体から選
ばれた少なくとも一種のビニル系t11屓体(b−2−
i)so〜100屯情%および共重合可能な他のビニル
系単量体(1)−2−ji:+o〜50重量%からなる
単量体(b−2)を重合することにより製造される。
グラフト共重合体(均におけるゴム状重合体(b−1)
と弔4体(b−2)との比率については特に制限はない
が、ゴム状重合体(b−1)20〜80重鼠%、単量体
(b −2) 80〜20重け%でJ)ることが好ま(
)い。又、単量体(1)=2)におけるビニル系1i1
量体(+) −2−i )60〜100重星%、他のビ
ニル系lii量体(1)−2−ii)40〜0重量%が
好ましい。特に単量体(1) −2)としては、芳香族
ビニル系1]覆量体■とシアン化ビニル系単量体および
/′またはメタアクリル酸エステル系単量体■との組合
わせ、■および■とイミド系単量体■との組合わせ、又
は■と■との組合オつせが好ましい。
また、グラフト共重合体のグラフト率についても特に制
限はないが、20〜100%であることが好ましい、、
単量体混合物の組成が上記の組成の範囲外では、グラフ
ト共重合体(均とカルボン酸変性共重合体0の相溶性が
劣るため、ポリアミドと混合した場合の衝撃強度が低下
する3゜グラフト重合方法としては、公知の乳化重合、
懸濁重合、溶液重合、塊状重合またはこれらを組合わせ
た方法が用いられる。
本発明における重合体C)は、ゴム強化樹脂成分中のゴ
ム量を調節するために、必要に応じて、用いられる。ゴ
ム強化樹脂成分中のゴム量はグラフト共重合体σ3)の
製造時におけるゴム状重合体とlti a体の使用比率
を変えることによっても調節できるが、この場合は多数
のグラフト共重合体が必要となる。実生産トは、グラフ
ト共重合体(均と重合体(qのブレンド比率を変えてゴ
ム潰を調節する方が好ましい。
重合体(qは芳香族ビニル系LH1体、シアン化ビニル
系it体およびメタアクリル酸エステル系1−11里体
から選ばれた少なくとも一種のビニル系単量体(c−1
)50〜100重量%および共重合可能な他のビニル系
単環体(c−2) 0〜50重量%から構成される。芳
香族ビニル系ti m 体、シアン化ビニル系単量体、
メタアクリル酸エステル系111体および共重合可能な
他のビニル系+1ffi体としては、各々、グラフト共
重合体(B)の項において例示されたものと同一のもの
が挙げられ、各々一種又は二種以上使用できる。
重合体(qの組成が上記の範囲外では、グラフト共重合
体(均と重合体◎の相溶性が低下し、最終的に得られる
組成物の衝撃強度が低下する。
ビニル系1jiilk(c−1)60〜100重量%、
他のビニル系単量体(c−2)40〜0重量%が好まI
、(、特に芳香族ビニル系単量体■とシアン化ビニル系
単量体および/まt:はメタアクリル酸エステル系単量
体■との組合わせ、■と■およびイミド系Ii量体■と
の組合わせ、又は■と■との組わせが好ましい。なお、
グラフト共重合体(功を構成する単量体(b−2)組成
と重合体(Q組成とは必ずしも一致する必要はない。
重合体Ωの製造方法としては、乳化重合、懸濁重合、溶
液重合、塊状重合又はこれらを組合わせた方法が用いら
れる。
本発明におけるカルボン酸変性共重合体0は、芳香族ビ
ニル系単量体、シアン化ビニル系単量体およびメタアク
リル酸エステル系単量体から選ばれた少なくとも一種の
ビニル系単量体(d−1)50〜99.9重量%、a、
β不飽和カルボン酸(d−2)0.1〜50重量%およ
び共重合可能な他のビニル系単量体(d−3)0〜49
9重量%からなる。かかる範囲外では最終ニル系単量体
、シアン化ビニル系単量体、メタアクリル酸エステル系
単量体および共重合可能な他のビニル系単量体としては
、各々L記のグラフト共重合体急の項において例示され
たものと同一のものが、挙げられ、各々一種又は二種以
上使用できる。また、α、β−不飽和カルボン酸として
は、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸
、イタコン酸などが例示され、−i又は二種以上使用で
きる。
ビニル系単量体(d−1)60〜99重量%、α、β−
不飽和カルボン酸(d−2)1〜30重量%および他の
ビニル系単量体(di)0〜39重世%が好ましく、特
に芳香族ビニル系単量体の、シアン化ビニル系L11[
体および/またはメタアクリル酸エステル系単量体■お
よび舶 α、β不飽岳カルボン酸■の組合わせ、それら■、■、
■とイミド系単量体■との組合わせ、又は■、■および
■の組合わせが好ましい。
カルボン酸変性共重合体0の製造方法としては、乳化重
合、懸濁重合、溶液重合、塊状重合またはこれらを組合
せた方法が用いられる。また、a、β−不飽和カルボン
酸の添加方法についても特に制限はなく、他の単量体と
混合して重合系へ添加する方法、水溶液として添加する
方法等が用いられる。
本発明におけるポリアミド式、グラフト共重合体(均、
重合体(Qおよびカルボン酸変性共重合体◎の混合組成
は、(2)、■、(Qおよび◎の合計量を100重量部
として、(2)5〜90重量部、(I5〜90重量部、
00〜80重量部および00、1〜80重量部である。
好ましくは、■10〜80重量部、(B)10〜80重
量部、(C1O〜60重量部および01〜60重量部で
ある。■が5重壜部未満では耐薬品性が低下し、90重
量部を越えると衝撃強度が低下する。(均が5重量部未
満では衝撃強度が低下し、90重量部を越えると耐薬品
性が低下する。0又は0が80重里部を越えると衝撃強
度が低下する。又、◎が0.1重量部未満では、衝撃強
度が低下する他、成形品表面に層状剥離が起り好ましく
ない。
ポリアミド式、グラフト共重合体(I31、重合体(q
およびカルボン酸変性共重合体0の混合順序ならびにそ
の状態には何ら制限はなく、パウダー、ペレットなどの
形態による、式、(均、ΩおよびDの四成分の一括同時
混合、二又は三成分を予備混合した後桟る二又は−成分
を混合する方法が例示される。溶融混合方法としては、
バンバリーミキサ−、ロール、押出機等の公知のの末端
アミノ基とカルボン酸変性共重合体◎のカルボキシル基
との反応によりポリアミド鎖とカルボン酸変性共重合体
調とからなる共重合体が生成し、かかる共重合体がゴム
強化樹脂とポリアミドの相溶性の向上に寄与すると考え
られる。本発明の組成物において、ポリアミドの末端ア
ミノ基の反応率は1〜20%である。
反応率が1%未満では衝撃強度が低下すると共に層状剥
離が発生し、20%を越えると成形品表面にフローマー
クが発生し外観を損う。末端アミノ基の反応率は、八と
0の混合比、◎中のカルボン酸量、溶融混線方法および
条件(温度、時間)等により調整する。
末端アミノ基の反応率は次式により求めた。
但し、Yは末端アミノ基の反応率(%)、AおよびBは
、各々、用いたポリアミドおよび組成物中の末端アミノ
基量(■O17Kg)、Xは組成物中のポリアミドの重
量分率(%)を表わす。
末端アミノ基量は、試料1g8m−クレゾール40−に
溶解し0.05 N塩酸で滴定して測定する。
なお、混合時に、必要に応じて酸fヒ防止剤、紫外線吸
収剤、光安定剤、帯?[防庄剤、滑剤、染料、顔料、E
J塑剤、難燃剤、離型剤、カラス繊維、金属繊維、炭素
繊維、金属フレーク等の添加剤、補強剤、充填剤等を添
加できる。又、ポリアセタール、ポリカーボネート、ポ
リブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリフェニレンオキサイド、ポリ塩化ビニル等の熱
可塑性樹脂を適宜配合することもできる。
又、公知のポリアミドの衝撃変性剤を添加して衝撃強度
を史に高めることも可能である。ポリアミドの衝撃変性
剤の具体例としては、ポリエチレン、エチレン−プロピ
レン共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレ
ン−メタクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸−
メタクリル酸亜鉛共重合体、エチレン−グリシジルメタ
クリレート共重合体、エチレン−酢酸。
ビニル−グリシジルメタクリレート共重合体、エチレン
−無水マレイン酸共重合体、エチレン−エチルアクリレ
ート−無水マレイン酸共重合体、エチレン−プロピレン
−無水マレイン酸共重合体、エチレンープロピレンージ
シクロヘンタジエンー無水マレイン酸共重合体、エチレ
ン−プロピレン−エチリデンノルボルネン−無水マレイ
ン酸共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体およびそ
のけん化物、スチレン−ブタジェン−スチレンブロック
共重合体、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共
重合体、スチレン−エチレン・ブチレン−スチレンブロ
ック共重合体等が挙げられる。
次に実施例および比較例により本発明を具体的に説明す
る。尚、部数およびパーセントについてはいずれも爪槍
基準で示した。
参考例1 グラフト共重合体(B)の製造B −1平均
粒子径0.4μ、ゲル含有率80%のポリブタジェンラ
テックス60部(固形分)の存在下に、乳化重合法によ
り、アクリロニトリル12部およびスチレン28部を共
重合させてA I3 Sグラフト共重合体ラテックス(
グラフト率38%)を作成した。
13−2 平均粒子径0.3μの架橋ポリブチルアクリ
レートラテックス50部(固形分)の存在下に、乳化重
合法により、アクリロニトリル12部およびスチレン3
5部を共重合させてAASグラフト共重合体ラテックス
(グラフト率50%)を作成した。
21、ムーニー粘F 75、プロピレン含量50%)5
0部、アクリロニトリル15部およびスチレン35部か
らなるAESグラフト共重合体(グラフト率52%)を
溶液重合法により作成した。
各グラフト共重合体ラテ1.クス又は溶液を大量のメタ
ノール中へ添加し、沈澱した重合体を分離・回収しtこ
参考例2 共重合体0 C−1懸濁重合法により、スチレン72部およびアクリ
ロニトリル28部からなる共重合体を作成した。
C−2懸濁重合法により、メチルメタクリレート60部
、スチレン20部およびアクリロニトリル20部からな
る共重合体を作成した。
参考例3 カルボン酸変性共重合体0の製造D−1窒素
置換した反応器に、純水120部および過硫酸カリウム
0.3部を仕込んだ後、攪拌下に65°Cに昇温した。
その後アクリロニトリル30部、スチレン65部、メタ
クリル酸5部およびt−ドデシルメルカプタン05部か
らなる混合モノマー溶液およびドデシルベンゼンスルホ
ン酸ナトリウム2部を含む乳化剤水溶液30部を各々5
時間に亘って連続添加し、その後重合系を70°Cに昇
温し、3時間熟成して重合を完結した。
D−2D−1と同様にして、アクリロニトリル30部、
スチレン60部およびメタクリル酸10部からなる共重
合体を作成した。
D−3I)−1と同様にして、アクリロニトリル30部
、スチレン65部およびアクリJし酸5部からなる共重
合体を作成した。
各カルボン酸変性共重合体ラテンクスを大量のメタノー
ル中に添加し、沈澱した重合体を分離・回収した。
実施例 ポリアミド(2)、参考例で製造したグラフト共重合体
CB)、共重合体(Qおよびカルボン酸変性共重合体0
を第1〜2表に示す配合組成で混合し、20■径の二軸
押出機を用いて溶融混練、造粒した。この際、酸化防止
剤として、スミライザー■GA−800,2部およびス
ミライザー@ T P −D 0.6部を組成物100
部へ、各々、添加した。
ポリアミドとしては以下のものを用いた。
A−1;ナイロン6、末端アミノ基61.2 mo L
/KgA−2;ナイロン6、末端アミノ基42.9■a
t/KgA−3;ナイロン66、末端アミノ基40.l
■o 17Kgなお、溶融混線温度は、ナイロン6を使
用した組成物では250°C、ナイロン66を使用した
組成物では280°Cに設定した。
得られた樹脂組成物の品質を以下の方法により測定し、
その結果を第1〜2表に示した。
0 衝撃強度(ノツチ付アイゾツト):ASTM  D
−256 0成形品外観 100m幅、l■厚みのフィルムゲートを有する平板(
100■×150鰭×2.5醪)を射出成形1ノ、成形
品表面のフローマークの有無を目視判定した。又、同一
成形品について、接着テープを用いたクロスカット試験
により、層状剥離状態の有無を目視判定した。
O耐薬品性 150■X 20 m X 3 #の射出成形品を片持
ばりの治具に固定し80+mのたわみをかけた後、各種
薬品中に24時間浸漬し、クラックの有無を判定した。
なお、を記の品質評価用の試験片は、シリンダー温度を
ナイロン6を用いた組成物では250°Cにナイロン6
6を用いた組成物では280°Cに、各々、設定して射
出成形により作成した。
〈実施例1〜4および比較例1〜3〉 〈実施例5〜6および比較例4〜6〉 第1表のとおり、ポリアミド式およびグラフト共重合体
(B)の量の品質に及ぼす影響を示す。
〈実施例7〜10> 第1表あとおり、各種のグラフト共重合体(均、重合体
◎およびカルボン酸変性共重合体◎の使用例を示す。
〈実施例11〜12および比較例7〜8〉第2表のとお
り、各種のナイロンを用いた例を示す。
〈発明の効果〉 本発明の熱可塑性樹脂組成物は、衝撃強度および耐薬品
性に優れると共に、成形品の外観が良好であり、各種の
工業部品用の材料として実用的価値が極めて高い。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (A)ポリアミド、 (B)ゴム状重合体の存在下に、芳香族ビニル系単量体
    、シアン化ビニル系単量体およびメタアクリル酸エステ
    ル系単量体から選ばれた少なくとも一種のビニル系単量
    体50〜100重量%および共重合可能な他のビニル系
    単量体0〜50重量%からなる単量体を重合したグラフ
    ト共重合体、 (C)芳香族ビニル系単量体、シアン化ビニル系単量体
    およびメタアクリル酸エステル系単量体から選ばれた少
    なくとも一種のビニル系単量体50〜100重量%およ
    び共重合可能な他のビニル系単量体0〜50重量%から
    なる重合体、および (D)芳香族ビニル系単量体、シアン化ビニル系単量体
    およびメタアクリル酸エステル系単量体から選ばれた少
    なくとも一種のビニル系単量体50〜99.9重量%、
    α,β不飽和カルボン酸0.1〜50重量%および共重
    合可能な他のビニル系単量体0〜49.9重量%からな
    をカルボン酸変性共重合体(D)とを、 (A)、(B)、(C)および(D)の合計量を100
    重量部として、(A)5〜90重量部、(B)5〜90
    重量部、(C)0〜80重量部および(D)0.1〜8
    0重量部の混合比で、かつポリアミド(A)の末端アミ
    ノ基の反応率が1〜20%となる様溶融混練してなる熱
    可塑性樹脂組成物。
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