JPH07237271A - スチールコード整列装置およびこれを用いたラジアルタイヤ用トリートの製造方法 - Google Patents

スチールコード整列装置およびこれを用いたラジアルタイヤ用トリートの製造方法

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JPH07237271A
JPH07237271A JP6029552A JP2955294A JPH07237271A JP H07237271 A JPH07237271 A JP H07237271A JP 6029552 A JP6029552 A JP 6029552A JP 2955294 A JP2955294 A JP 2955294A JP H07237271 A JPH07237271 A JP H07237271A
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cross
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cord
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 単撚り又は複撚り構造のスチールコードの断
面が楕円形または長円形でその長径線が、トリートの幅
方向と平行になるように、整列させるためのスチールコ
ード整列装置と、この装置を使用してラジアルタイヤ用
トリートを製造する方法を提供する。 【構成】 カレンダー装置1の入口6側に、自身の表面
に複数の環状溝を備え、その溝の断面形状はスチールコ
ード10の断面とほぼ等しい楕円または長円の略下半分
と、自身の軸線とほぼ平行な長径線とから囲まれる形状
とされているスチールコード整列装置としてのプレスロ
ール9を配置し、複数のスチールコード10を前記複数
の環状溝に通し整列させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、空気入りタイヤを製
造するときの扁平スチールコードの整列装置及びこれを
用いたラジアルタイヤ用トリートの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】同一径のスチール製フィラメントによる
単撚り又は複撚り構造のスチールコードで、該コードの
長手方向と直交する断面が楕円形または長円形をしたも
のを扁平スチールコードと称している。また、複数本の
スチールコードをカレンダー装置のロールの間を通して
ゴムで上下からコーティングしたものをトリートと称し
ている。また、複数のフィラメントにより1回の撚り工
程で作った1層構造のコードを単撚り構造のコード、各
層ごとに1本以上のフィラメントにより複数回の撚り工
程で作った複数層構造のコードを複撚り構造のコードと
称している。そして例えば、3本のスチール製フィラメ
ントからなる1×3撚り構造で長手方向と直交する断面
の形状が楕円形または長円形の扁平スチールコードを、
カレンダー装置のロールの間を通してゴムを上下からコ
ーティングしてトリートを製造する方法として、スチー
ルコードの整列装置として請求項1に係る装置であるプ
レスロールを使用するか、または、請求項2に係る装置
である櫛ロールを使用していた。プレスロールを使用す
る場合は、このプレスロール表面の軸方向に等間隔に形
成した複数の環状溝の断面形状は、円の下半分である半
円溝やV型をしたV溝等であった。また、櫛ロールを使
用する場合は、この櫛ロール表面の軸方向に等間隔に形
成した複数の環状溝の断面形状は、凹型をした凹溝で底
辺及び両側面は直線に形成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような断面形状の
環状溝を持った前記プレスロールや櫛ロールを使用し
て、例えば1×3撚り構造の偏平スチールコード入りの
トリートを製造すると、この偏平スチールコードの長手
方向と直交する断面(以後はスチールコードの断面と記
す)は楕円形または長円形をしているので、これら複数
の偏平スチールコードの断面の方向はトリートの幅方向
に対して一定とはならずに、例えばこれら楕円形または
長円形をした断面の長径線の方向が、水平になったり、
垂直になったり、または斜めになったりする。このよう
に、垂直になったり、斜めになったりすると、部分的に
スチールコードの表面から前記トリート厚さ方向のゴム
の外表面までの距離が小さくなるところが生じる。そし
て、当該距離が小さくなったところは、前記トリートを
重ねてタイヤを作ったときに、接着性能が悪くなり剥離
する問題を起こす恐れがある。一方、これを防止するた
めにトリートの厚さを厚くすると、それを使用するタイ
ヤの重量が増大することによってタイヤの転がり抵抗が
増大し、高速耐久性が低減し、さらに、材料コストが嵩
むという問題がある。そこで、これらの問題をなくすた
めには、スチールコードの断面が楕円形または長円形の
偏平スチールコードを使用してトリートの厚さを出来る
だけ薄くしてなおかつ、偏平スチールコードの断面の長
径線がトリートの幅方向と平行にする必要がある。そこ
で、本発明の目的は、これらの問題を解決して、n本の
フィラメントからなる単撚り又は複撚り構造のスチール
コードの断面が楕円形または長円形で、その長径線がト
リートの幅方向と平行になるように整列させるためのス
チールコード整列装置と、この装置を使用してラジアル
タイヤ用トリートを製造する方法を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るためには、請求項1に係る発明として、スチールコー
ドにゴムをコーティングするためのカレンダー装置の入
口側に、自身の表面に複数の環状溝を軸方向に等間隔で
形成したプレスロールを配置し、複数のスチールコード
を前記複数の環状溝に通すことで、スチールコードの間
隔を一定に整列するようにしたスチールコード整列装置
において、前記スチールコードは、同一径のフィラメン
トによる単撚り又は複撚り構造であって、該コードの断
面が楕円形または長円形をなし、前記環状溝の断面形状
は、前記スチールコードの断面とほぼ等しい楕円または
長円の略下半分と、前記プレスロールの軸線とほぼ平行
な長径線とから囲まれる形状とすることにより達成でき
る。また請求項2に係る発明として、スチールコードに
ゴムをコーティングするためのカレンダー装置の入口側
に、自身の表面に複数の環状溝を軸方向に等間隔で形成
した櫛ロールを配置し、複数のスチールコードを前記複
数の環状溝に通すことで、スチールコードの間隔を一定
に整列するようにしたスチールコード整列装置におい
て、前記スチールコードは、同一径のフィラメントによ
る単撚り又は複撚り構造であって、該コードの断面が楕
円形または長円形をなし、前記環状溝の底辺の断面形状
は、前記スチールコードの断面とほぼ等しい楕円または
長円の略下半分と、前記櫛ロールの軸線とほぼ平行な長
径線とから囲まれる形状とすることにより達成出来る。
またラジアルタイヤ用トリートの製造方法として、請求
項1記載または請求項2記載のスチールコード整列装置
を用いて、同一径のフィラメントによる単撚り又は複撚
り構造であって、該コードの断面が楕円形または長円形
をなすスチールコードを、当該コードの断面の長径線が
前記カレンダー装置のロールの軸線と平行になるように
整列した後、当該スチールコードをカレンダー装置のロ
ールの間を通してゴムをコーティングすることにより達
成できる。
【0005】
【作用】請求項1に記載の発明の作用について述べる。
今、薄いコーティングゴムがカレンダー装置の上下ロー
ル両方の表面に圧延された状態で、カレンダー装置のロ
ールが上下で近接した平行位置でお互いに逆方向に回転
している。そのカレンダー装置の入口に、自身の回転軸
をカレンダー装置のロールの回転軸と平行にし、かつ、
自身の表面に複数の環状溝を軸方向に等間隔で形成した
プレスロールを配置しており、複数のスチールコードを
前記複数の環状溝に通すことで、スチールコードの間隔
を一定に整列するようにしたあとで、当該スチールコー
ドが前記カレンダー装置の上下ロール間を通るときに、
前記薄いコーティングゴムが当該扁平スチールコードの
上下表面に圧着され擦り込まれてラジアルタイヤ用トリ
ートが作られているとする。このとき、水平方向に流れ
ている前記扁平スチールコードが前記プレスロールに円
弧状にある角度巻きついて流れるように、前記プレスロ
ールは前記スチールコードを、上から押えるような位置
に配置している。また、このプレスロールの表面に形成
されている環状溝の断面形状は前記スチールコードの断
面とほぼ等しい楕円または長円の略下半分と、前記プレ
スロールの軸線とほぼ平行な長径線とから囲まれる形状
とされている。そしてこれらスチールコードには引張力
を加えているので、当該スチールコードが前記プレスロ
ールの複数の環状溝に、円弧状のある角度巻きついて流
れる間は常に、前記プレスロールの半径方向軸心に向か
って前記スチールコードは押しつけられる力を受けてい
る。そこで、これら扁平スチールコードは、前記プレス
ロールの環状溝の底辺方向に隙間なく、押しつけられる
ことになる。そして、前記プレスロールの環状溝の底辺
方向に隙間なく、押しつけられながらプレスロールと一
緒に回転する前記スチールコードの断面形状の方向は、
前記プレスロールの環状溝の断面形状に合うようにな
る。このようにして、同一径のフィラメントによる単撚
り又は複撚り構造であって、該コードの断面が楕円形ま
たは長円形をしたスチールコードを、当該コードの断面
の長径線が前記カレンダーロールの軸線と平行になるよ
うに整列させることが出来る。
【0006】次に、請求項2に記載の発明の作用につい
て述べる。今、薄いコーティングゴムがカレンダー装置
の上下ロール両方の表面に圧延された状態で、カレンダ
ー装置のロールが上下で近接した平行位置でお互いに逆
方向に回転している。そのカレンダー装置の入口に、ロ
ールと平行で自身の表面に複数の環状溝を軸方向に等間
隔で形成した櫛ロールを配置しており、複数の扁平スチ
ールコードを前記複数の環状溝に通すことで、スチール
コードの間隔を一定に整列するようにしたあとで、当該
扁平スチールコードが前記カレンダー装置の上下ロール
間を通るときに、前記薄いコーティングゴムが当該扁平
スチールコードの上下表面に圧着され擦り込まれてラジ
アルタイヤ用トリートが作られているとする。このと
き、水平方向に流れている前記扁平スチールコードを下
から少し押し上げるような位置に前記櫛ロールを配置し
ている。また、この櫛ロールの表面に形成されている環
状溝の底辺の断面形状は前記扁平スチールコードの断面
とほぼ等しい楕円または長円の略下半分と、前記プレス
ロールの軸線とほぼ平行な長径線とから囲まれる形状と
されている。そしてこれら扁平スチールコードには引張
力を加えているので、当該扁平スチールコードが前記櫛
ロールの複数の環状溝の底辺に接触しながら流れる間
に、前記櫛ロールの複数の環状溝の底辺に形成している
断面形状の方向と同じ方向に動かされ、当該扁平スチー
ルコードの断面形状の方向は合うことになる。このよう
にして、同一径のフィラメントによる単撚り又は複撚り
構造であって、該コードの断面が楕円形または長円形を
したスチールコードを、当該コードの断面の長径線が前
記カレンダー装置のロールの軸線と平行になるように整
列させることが出来る。
【0007】次に、請求項3に記載の発明の作用につい
て述べる。前述したように、請求項1に記載または請求
項2に記載のスチールコード整列装置を用いると、同一
径のフィラメントによる単撚り又は複撚り構造であっ
て、該コードの断面が楕円形または長円形をした扁平ス
チールコードを、当該コードの断面の長径線が前記カレ
ンダー装置のロールの軸線と平行になるように整列させ
ることが出来る。したがって、当該スチールコードをこ
のあとで、前記カレンダー装置の上下のロール間を通
し、前記薄いコーティングゴムを当該スチールコードの
上下表面に圧着し擦り込ませることにより、扁平スチー
ルコードの断面が楕円または長円の長径線がトリートの
幅方向と平行となるラジアルタイヤ用トリートを製造す
ることが出来る。そして、このような製造方法により接
着性能を悪くせず剥離する問題を起こさずに、薄いトリ
ートを作ることが出来るので、タイヤの重量を軽減し転
がり抵抗を低減するラジアルタイヤ用トリートを製造す
ることが出来る。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基いて説明
する。まず、請求項1に係る発明の一実施例を図1ない
し図5に基いて説明する。図1において、符号1は複数
の扁平スチールコード10にゴムをコーティングするた
めのカレンダー装置で、このカレンダー装置1は、Iロ
ール2、IIロール3、IIIロール4、IVロール5を主体
として構成されている。これら全てのロールは各々の回
転軸(図示せず)を平行に設けてあり、図1の矢印の方
向に回転するようになっている。前記扁平スチールコー
ド10は、図1に示すようにカレンダー装置1の入口6
から、IIロール3とIIIロール4で構成される上下ロー
ルの間を通るときに、前記Iロール2とIIロール3とで
薄いシート状のゴムに圧延された上側のコーティングゴ
ム7と、前記IIIロール4とIVロール5とで薄いシート
状のゴムに圧延された下側のコーティングゴム8とを上
下から圧着され擦り込まれてラジアルタイヤ用トリート
11になる。
【0009】そして、複数の扁平スチールコード10を
幅方向に等間隔に整列させるために整列装置としてのプ
レスロール9を、前記カレンダー装置1の入口6の下方
で前記IIIロール4の前方側に前記複数の扁平スチール
コード10を上からIIIロール4の表面に押し付ける形
で配置している。このプレスロール9は自身では回転駆
動力を持っていないが、図2に示す両側の軸端部19,
19を回転軸受(図示せず)で支持されながら、公知の
図示しないシリンダー等により前記IIIロール4の表面
に接離されるようになっている。そして、前記IIIロー
ル4の表面に前述のように押し付けられているときに
は、前記IIIロール4とは逆回転するようになってい
る。従って、前記複数の扁平スチールコード10は、前
記プレスロール9の環状溝17に入って接触した状態
で、円弧の角度で約90°巻きついて流れた後、前記プ
レスロール9から離れて、前記IIIロール4の表面にあ
る下側コーティングゴム8の上になって前記IIIロール
4の回転と共に進んでいくようになっている。また、プ
レスロール9の図2に示す胴部18の表面には図2に示
すごとく複数の環状溝17が等間隔に、当該プレスロー
ル9の軸線と直交する方向に形成されている。そして前
記複数の扁平スチールコード10の一本一本が、前記複
数の環状溝17の一条一条に沿って入り、整列されなが
ら流れるようになっている。
【0010】ここで、前記扁平スチールコード10の断
面は図5に示すように、例えば単撚り構造である1×3
撚り構造を例に説明すると、この扁平スチールコード1
0を構成するフィラメント13は当該扁平スチールコー
ド10の断面形状14である楕円または長円に内接する
配置になっている。そして、二点鎖線で示す符号21は
長径線を示している。このようにフィラメント13相互
の間には空間があり、断面形状14が楕円または長円に
なって撚られているスチールコード10をオープン撚り
扁平スチールコードと称している。
【0011】前記環状溝17の断面形状は、前記扁平ス
チールコード10の断面とほぼ等しい楕円または長円の
略下半分と、前記プレスロール9の軸線とほぼ平行な長
径線とから囲まれる形状とされており、拡大図である図
3の如くなっている。したがって、前記扁平スチールコ
ード10と異なったサイズの扁平スチールコードを使用
してトリートを生産する時には、それに見合ったプレス
ロールと交換する。一具体例を上げると、図5におい
て、スチールコード10の断面の長軸の長さaが0.9
6mm、で短軸の長さbが0.67mmのときには、図
3において、プレスロールの環状溝の断面形状の寸法は
溝幅c=1.03mm,溝低部の円弧の半径R1=0.
75mm,これに連なる溝側部の円弧の半径R2=0.
28mm,R1による円弧の弦の長さd=0.77m
m,e=0.13とする。なお、このときプレスロール
9の環状溝17の断面形状を近似溝として図4に示す如
くしてもよい。すなわち、図4において、溝幅f=1.
00mm,溝低部の円弧の半径R3=0.75mm,R
3による円弧の弦の長さg=0.75mm,溝の深さk
=0.55mm,としてもよい。
【0012】次に、上記実施例の作用について説明す
る。今、図1のように、複数の扁平スチールコード10
が、カレンダー装置1の入口6の下部に設けている整列
装置としてのプレスロール9の環状溝17に入って接触
した状態で、円弧の角度で約90°巻きついて流れてい
るとする。前記複数の扁平スチールコード10には、直
線性を保ち、あまりぶれないように前記複数の扁平スチ
ールコード10の長手方向に、ある程度の引張力を加え
ているので、前記複数の扁平スチールコード10が前記
プレスロール9に円弧の角度で約90°巻きついて流れ
ている間は、前記引張力はプレスロール9の半径方向軸
心に向かって作用する。そこで、前記複数の扁平スチー
ルコード10の断面は、前記プレスロール9に形成して
いる環状溝17の断面形状に押し付けられる。
【0013】ここで、前記プレスロール9に形成してい
る環状溝17の断面形状は、前記扁平スチールコード1
0の断面とほぼ等しい楕円または長円の略下半分と、前
記プレスロール9の軸線とほぼ平行な長径線とから囲ま
れる形状となっていることから、前記複数の扁平スチー
ルコード10がプレスロール9に円弧の角度で約90°
巻きついて回転しながら流れている間に、当該スチール
コード10の断面形状の方向は、前記プレスロール9に
形成している環状溝17の断面形状の方向と合って安定
しようと動く。その結果、当該複数の扁平スチールコー
ド10が、プレスロール9に円弧の角度で約90°巻き
ついて流れた後、このプレスロール9を離れるときに
は、両方の断面形状の方向は合っている。すなわち、前
記複数の扁平スチールコード10の断面は楕円形または
長円形でそれらの長径線21がプレスロール9の軸線と
平行になる。
【0014】次に、請求項2に係る発明の一実施例を図
7,図8,図9ないし図10に基づいて説明する。本実
施例では、複数のスチールコード10を幅方向に等間隔
に整列させるための整列装置としての櫛ロール12を、
前記カレンダー装置1の入口6の付近でスチールコード
10の下側から、少し前記スチールコード10を上に押
し上げるような位置に軸端部20(図8)を回転自由に
支持させた形で設けている。櫛ロール12の胴部15の
表面には図8に示すごとく複数の環状溝16が等間隔
に、当該櫛ロール12の軸線と直交する方向に形成され
ている。そして前記複数の扁平スチールコード10の一
本一本が、前記複数の環状溝16の一条一条に沿って入
り、整列されながら流れるようになっている。そこで、
当該櫛ロール12は自身では駆動しないが、流れる前記
複数の扁平スチールコード10との接触抵抗により回転
されるようになっている。そして、前記複数の扁平スチ
ールコード10は、前記櫛ロール12を通過した後は、
カレンダー装置1のIIロール3とIIIロール4で構成さ
れる上下ロールの間に向かって進むようになっている。
【0015】前記環状溝16の底辺の断面形状は、前記
扁平スチールコード10の断面とほぼ等しい楕円または
長円の略下半分と、前記櫛ロール12の軸線とほぼ平行
な長径線とから囲まれる形状とされている。そして、溝
の両側面は前記櫛ロール12の軸線と直交した垂直の直
線となっており、拡大図である図9の如くなっている。
したがって、前記扁平スチールコード10と異なったサ
イズの扁平スチールコードを使用してトリートを生産す
る時には、それに見合った櫛ロールと交換する。一具体
例を上げると、図5において、スチールコード10の断
面の長軸の長さaが0.96mm、で短軸の長さbが
0.67mmのときには、図9において、櫛ロールの環
状溝の底辺の断面形状の寸法は溝幅y=1.03mm,
溝低部の円弧の半径R4=0.75mm,これに連なる
溝側部の円弧の半径R5=0.28mm,R4による円
弧の弦の長さm=0.77mm,n=0.13とする。
なお、このとき櫛ロール12の環状溝16の底辺の断面
形状を近似溝として図10に示す如くしてもよい。すな
わち、図10において、溝幅p=1.00mm,溝低部
の円弧の半径R6=0.75mm,R6による円弧の弦
の長さq=0.75mm,溝の深さr=0.55mm,
としてもよい。
【0016】次に、上記実施例の作用について説明す
る。今、図7のように、複数の扁平スチールコード10
が、カレンダー装置1の入口6の付近に設けている整列
装置としての櫛ロール12の環状溝16に入って、前記
櫛ロール12により下側から上に少し押し上げられ、ゆ
るい山形に接触した状態で流れているとする。前記複数
の扁平スチールコード10には、直線性を保ち、あまり
ぶれないように前記複数の扁平スチールコード10の長
手方向に、ある程度の引張力を加えているので、前記複
数の扁平スチールコード10が前記櫛ロール12にゆる
い山形に接触した状態で流れている間は、前記引張力は
櫛ロール12の半径方向軸心に向かって作用する。そこ
で、前記複数の扁平スチールコード10の断面は、前記
櫛ロール12に形成している環状溝16の底辺の断面形
状に押し付けられる。
【0017】ここで、前記櫛ロール12に形成している
環状溝16の底辺の断面形状は、前記扁平スチールコー
ド10の断面とほぼ等しい楕円または長円の略下半分
と、前記櫛ロール12の軸線とほぼ平行な長径線とから
囲まれる形状となっていることから、前記複数の扁平ス
チールコード10が櫛ロール12にゆるい山形に接触し
た状態で流れている間に、当該扁平スチールコード10
の断面形状の方向は、前記櫛ロール12に形成している
環状溝16の底辺の断面形状の方向と合って安定しよう
と動く。その結果、当該複数の扁平スチールコード10
が、櫛ロール12にゆるい山形に接触した状態で流れた
後、この櫛ロール12を離れるときには、両方の断面形
状の方向は合っている。すなわち、前記複数の扁平スチ
ールコード10の断面は楕円形または長円形でそれらの
長径線21が櫛ロール12の軸線と平行になっている。
【0018】次に、請求項3に記載の発明の一実施例を
図面に基いて説明する。ここでまず、請求項1に記載の
整列装置としてのプレスロール9を用いてラジアルタイ
ヤ用トリート11を製造する方法を図1を参照しながら
説明する。前述の請求項1に係る発明の一実施例で説明
したごとく、前記カレンダー装置1の入口6の下方で前
記IIIロール4の横側に前記複数の扁平スチールコード
10を上からIIIロール4の表面に押し付けるようにし
て、前記カレンダー装置1のロールと平行に配置してい
るプレスロール9により、複数の扁平スチールコード1
0の断面は、楕円形または長円形でそれらの長径線21
がプレスロール9の軸線と平行に整列される。そして、
前述のように整列された複数の扁平スチールコード10
がプレスロール9を離れる時には、図1に示すように、
IIIロール4の表面の下側コーティングゴム8の上に前
記プレスロール9により押えられるので、前記複数の扁
平スチールコード10は前述のように整列された状態を
維持して、IIIロール4の回転と共に進み、IIロール3
とIIIロール4で構成される上下ロールの間を通るとき
に、前記Iロール2とIIロール3とで薄いシート状のゴ
ムに圧延された上側のコーティングゴム7と、前記III
ロール4とIVロール5とで薄いシート状のゴムに圧延さ
れた下側のコーティングゴム8とを上下から圧着され擦
り込まれてラジアルタイヤ用トリート11になる。した
がって、このような方法で製造された前記ラジアルタイ
ヤ用トリート11は、図6に示すように、複数の扁平ス
チールコード10の断面の長径線21がトリートの幅方
向と平行に整列されたものとなる。
【0019】つぎに、請求項2に記載の整列装置として
の櫛ロール12を用いてラジアルタイヤ用トリート11
を製造する方法を図7を参照しながら説明する。前述の
請求項2に係る発明の一実施例で説明したごとく、複数
の扁平スチールコード10が、カレンダーロールの入口
6の付近に前記カレンダーロールと平行に設けている櫛
ロール12の環状溝16に入って、前記櫛ロール12に
より下側から上に少し押し上げられ、ゆるい山形に接触
した状態で流れることにより、複数の扁平スチールコー
ド10の断面は、楕円形または長円形でそれらの長径線
21が櫛ロール12の軸線と平行に整列される。そし
て、このように整列された前記複数の扁平スチールコー
ド10が、IIロール3とIIIロール4で構成される上下
ロールの間を通るときに、前記Iロール2とIIロール3
とで薄いシート状のゴムに圧延された上側のコーティン
グゴム7と、前記IIIロール4とIVロール5とで薄いシ
ート状のゴムに圧延された下側のコーティングゴム8と
を上下から圧着され擦り込まれてラジアルタイヤ用トリ
ート11になる。
【0020】したがって、このような方法で製造された
前記ラジアルタイヤ用トリート11は、図6に示すよう
に、複数の扁平スチールコード10の断面の長径線21
がトリートの幅方向と平行に整列されたものとなる。こ
れにより、厚さの薄いラジアルタイヤ用トリート11を
製造することが出来る。又同様に、複撚りの例として、
図11に示すような2本のフィラメント30を撚ったコ
ア(1層目)の周りに、2層目として6本のフィラメン
ト31を1層目と逆方向に撚った2層構造の扁平スチー
ルコード32を使用してラジアルタイヤ用トリートを製
造しても、同様に複数の扁平スチールコード32の断面
の長径線がトリートの幅方向と平行に整列されたものが
得られる。又同様に、複撚りの他の例として、図12に
示すような、コアを形成する1本のフィラメント35
に、二次元方向にサインカーブ状に波打ったクリンプト
と称しているクセ付けをし、その周りに、2層目として
6本のフィラメント36を撚った2層構造の扁平スチー
ルコード37を使用してラジアルタイヤ用トリートを製
造しても、同様に複数の扁平スチールコード37の断面
の長径線がトリートの幅方向と平行に整列されたものが
得られる。これにより、ラジアルタイヤ用トリートの厚
さを薄く製造することが出来るので、このようなトリー
トを使用してタイヤを作ることにより、タイヤの重量を
軽減し、転がり抵抗を小さくして、燃費の向上を図るこ
とが出来る。
【0021】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明による
整列装置によれば、カレンダー装置の入口付近で効率よ
くしかも確実に複数の扁平スチールコードを整列させる
ことが出来る。更にその装置を用いたラジアルタイヤ用
トリートの製造方法によれば、この複数の扁平スチール
コードの断面の長径線を前記トリートの幅方向と平行に
したラジアルタイヤ用トリートを、複雑な装置を使用す
ることなく比較的簡単な方法で製造出来る。しかも作業
能率を落さずに、このトリートを使用してタイヤの性能
を格段に向上させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る全体側面図(断面図)である。
【図2】本発明の請求項1に係る整列装置の全体図であ
る。
【図3】図2の一部拡大図である。
【図4】図3の別の実施例の図である。
【図5】本発明に係る単撚りスチールコードの断面図で
ある。
【図6】本発明に係るトリートの幅方向の断面図であ
る。
【図7】本発明に係る全体側面図(断面図)である。
【図8】本発明の請求項2に係る整列装置の全体図であ
る。
【図9】図8の一部拡大図である。
【図10】図9の別の実施例の図である。
【図11】本発明に係る複撚りスチールコードの断面図
である。
【図12】本発明に係る複撚りスチールコードの他の例
の断面図である。
【符号の説明】
1:カレンダー装置 2:Iロール 3:IIロール 4:IIIロール 5:IVロール 6:(カレンダ
ー装置の)入口 7:上側コーティングゴム 8:下側コーテ
ィングゴム 9:(整列装置としての)プレスロール 10:(単撚り構造の)スチールコード 11:トリート 12:(整列装置としての)櫛ロール 13:フィラメ
ント 14:断面形状 15:胴部 16:環状溝 17:環状溝 18:胴部 19:軸端部 20:軸端部 21:長径線 30:(1層目の)フィラメント 31:(2層目
の)フィラメント 32:(複撚り構造の)スチールコード 35:(1層目の)フィラメント 36:(2層目の)フィラメント 37:(複撚り構
造の)スチールコード R1,R2,R3,R4,R5,R6:半径 a:長軸 b:短軸 c:溝幅
d;弦の長さ f:溝幅 g:弦の長さ k:溝の深さ
m:弦の長さ p:溝幅 q:弦の長さ r:溝の深さ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スチールコードにゴムをコーティングす
    るためのカレンダー装置の入口側に、自身の表面に複数
    の環状溝を軸方向に等間隔で形成したプレスロールを配
    置し、複数のスチールコードを前記複数の環状溝に通す
    ことで、スチールコードの間隔を一定に整列するように
    したスチールコード整列装置において、 前記スチールコードは、同一径のフィラメントによる単
    撚り又は複撚り構造であって、該コードの長手方向と直
    交する断面が楕円形または長円形をなし、前記環状溝の
    断面形状は、前記スチールコードの断面とほぼ等しい楕
    円または長円の略下半分と、前記プレスロールの軸線と
    ほぼ平行な長径線とから囲まれる形状とされていること
    を特徴とするスチールコード整列装置。
  2. 【請求項2】 スチールコードにゴムをコーティングす
    るためのカレンダー装置の入口側に、自身の表面に複数
    の環状溝を軸方向に等間隔で形成した櫛ロールを配置
    し、複数のスチールコードを前記複数の環状溝に通すこ
    とで、スチールコードの間隔を一定に整列するようにし
    たスチールコード整列装置において、前記スチールコー
    ドは、同一径のフィラメントによる単撚り又は複撚り構
    造であって、該コードの長手方向と直交する断面が楕円
    形または長円形をなし、前記環状溝の底辺の断面形状
    は、前記スチールコードの断面とほぼ等しい楕円または
    長円の略下半分と、前記櫛ロールの軸線とほぼ平行な長
    径線とから囲まれる形状とされていることを特徴とする
    スチールコード整列装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載または請求項2記載のスチ
    ールコード整列装置を用いて、同一径のフィラメントに
    よる単撚り又は複撚り構造であって、該コードの長手方
    向と直交する断面が楕円形または長円形をなすスチール
    コードを、当該コードの断面の長径線が前記カレンダー
    装置のロールの軸線と平行になるように整列した後、当
    該スチールコードをカレンダー装置のロールの間を通し
    てゴムをコーティングするようにしたことを特徴とする
    ラジアルタイヤ用トリートの製造方法。
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