JPH07237136A - 砥石および切削装置 - Google Patents

砥石および切削装置

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JPH07237136A
JPH07237136A JP476293A JP476293A JPH07237136A JP H07237136 A JPH07237136 A JP H07237136A JP 476293 A JP476293 A JP 476293A JP 476293 A JP476293 A JP 476293A JP H07237136 A JPH07237136 A JP H07237136A
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JP
Japan
Prior art keywords
cutting
grindstone
cutting portion
cut
respect
Prior art date
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Pending
Application number
JP476293A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Yokoyama
行雄 横山
Ryuzo Yamamoto
隆造 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuarukon Internatl Kk
Original Assignee
Fuarukon Internatl Kk
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuarukon Internatl Kk filed Critical Fuarukon Internatl Kk
Priority to JP476293A priority Critical patent/JPH07237136A/ja
Publication of JPH07237136A publication Critical patent/JPH07237136A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 切削加工に要する時間を短縮することがで
き、かつ鋭利な刃先を複数同時に得ることができる砥石
および切削装置を提供することを目的とする。 【構成】 被切削物に対して所定方向に移動させられる
断面直線状の第1切削部40と、その第1切削部40の
終端43から前記所定方向の反対方向に設けられ、前記
第1切削部40に対して所定の角度をなす断面直線状の
第2切削部41とを有する刃先部を複数個連続して備え
た砥石であって、前記所定方向と、前記第1切削部40
の直線状方向とが一致することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋸刃の目立て加工およ
び溝入加工等の精密加工を行うための砥石および切削装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、鋸刃の目立て加工を行う場合に
は、図6に示すような目立て装置が使用されている。こ
の装置を用いた目立て加工は、まず鋸刃の素材50を1
本、または数本束ねてクランパ51に挟んで固定し、そ
のクランパ51をさらに鋸刃移動用のクランパ52に固
定する。このとき、砥石刃が素材50に進入する深さに
相当する目立て深さを考慮して、クランパ51表面から
素材加工深さ分を突出されておく。次いでクランパ52
を移動させるためのスライド装置53を駆動させて素材
50を所定の加工位置まで移動させ、素材50が加工位
置で停止すると、砥石ハウジング54がハウジングスラ
イド装置55によって矢M方向にスライドし、それによ
って砥石56は矢印M方向に往復動作する。同時にハウ
ジング上下駆動装置57が駆動して砥石ハウジング54
を徐々に下降させ、それにより、砥石56は素材50の
被加工部分と接触し、1つの刃先に相当する1回目の目
立てが始まる。そして1回目の目立てが終了すると、砥
石56を素材50から一旦離し、素材50を次の加工位
置に移動させるためクランパ51を緩めて素材50を矢
印N方向に若干巻き取り、クランパ51により素材50
を締め付けた後、上述した動作を繰り返すことにより、
素材50に複数の刃先を順次形成していくようになって
いる。なお、図中58はクランパ51の締め付け/締め
付け解除動作を行うためのクランパ駆動装置である。
【0003】このように、従来の目立て加工は1つの砥
石で1山ずつ目立てを行っており、図7に示すように、
素材50の刃先先端Kを鋭利にするために、の方向か
ら砥石56刃先を進入させて目立て加工を行い、加工
後、砥石56刃先を加工面から若干離した状態での方
向へ移動させることにより1山の加工を行っており、刃
先の数に応じてこの加工を繰り返し行っていた。
【0004】また、目立て加工の時間を短縮する方法と
して、ドラム状基材表面に複数のリング状砥石刃先を形
成し、そのドラム状基材を回転させることにより、素材
50に対して同時に複数の目立てを行う方法も検討され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
1山ずつ目立てを行う方法では、鋭利な刃先を得ること
ができるものの、目立て加工に費やされる時間が長くな
るという課題があり、一方、複数の目立てを同時に行う
方法では、加工時間を短縮できるものの、鋭利な刃先を
得ることができないという課題があった。
【0006】本発明は以上のような従来の目立て加工の
課題を考慮し、加工時間を短縮することができ、かつ鋭
利な刃先を同時に複数得ることができる砥石および切削
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明は、被
切削物に対して所定方向に移動させられる断面直線状の
第1切削部と、その第1切削部の終端から所定方向の反
対方向に設けられ、第1切削部に対して所定の角度をな
す断面直線状の第2切削部とを有する刃先部を複数個連
続して備えた砥石である。
【0008】請求項7の本発明は、被切削物に対して所
定方向に移動させられる断面直線状の第1切削部と、そ
の第1切削部の終端から所定方向の反対方向に設けら
れ、第1切削部に対して所定の角度をなす断面直線状の
第2切削部とを有する刃先部を複数個連続して備えた砥
石と、被切削物を切削位置まで搬送するとともに、切削
時にその被切削物を固定する被切削物搬送手段と、砥石
を固定して一方向に移動させ、被切削物に対し切削加工
を行わせる砥石駆動手段と、を備えた切削装置である。
【0009】
【作用】請求項1の本発明では、砥石が所定方向に移動
していくと、直線状の第1切削部が被切削物に対し例え
ば略垂直方向の刃先面を加工していき、直線状の第2切
削部が例えば斜め方向の刃先面を加工していくと、2つ
の刃先面が鋭角に近づくように加工されていき、第1切
削部の終端が切削を先に終える。そしてその終端の、移
動方向の反対方向に第2切削部がある。したがってその
後、第2切削部が、第1切削部が形成した鋭角部分をさ
らに鋭利に加工する。
【0010】請求項7の本発明では、被切削物搬送手段
が駆動すると、前記被切削物が切削位置まで搬送されて
固定され、砥石駆動手段が駆動すると、砥石が一方向に
移動させられて被切削物に対し切削加工が開始され、被
切削物に対し同時に複数の切削が行われる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0012】図1は、本発明の一実施例の目立て装置の
要部構成を示す正面図および側面図である。同図におい
て、駆動モータ1は昇降装置10の駆動によって、本体
壁面に設けられた開口2内を上下方向(A方向またはB
方向)に移動できるよう構成されており、目立て加工時
には下降し、目立て加工終了時には上昇するようになっ
ている。上記駆動モータ1および昇降装置10は砥石駆
動手段として機能するものであり、昇降装置10は、精
密加工分野で使用される例えばオートマティック・ダイ
シングマシンにおける主軸モータ昇降装置と同種の機構
を利用することができる。
【0013】また、駆動モータ1の回転軸(図示しな
い)には、砥石5をその回転軸に固定するための調整用
の中間筒材3が固定されており、その中間筒材3胴部表
面に、複数のリング状の砥石刃先部4を回転軸方向に連
続して備えた砥石5が設けられている。
【0014】砥石5の下方に配置される板状部材からな
る被切削物6は、例えば高張力鋼からなる金属素材であ
り、クランパ7によって1本または複数本束ねられた状
態で固定保持されている。その被切削物6を固定保持し
たクランパ7は、搬送テーブル8上に固定されて矢印C
方向に移動できるよう構成されている。上記クランパ7
および搬送テーブル8は被切削物搬送手段として機能す
るものであり、搬送テーブル8の移動制御には、高精度
な寸法出しが可能なパルスモータを使用することが好ま
しい。
【0015】砥石5の近傍に配置されているエアーノズ
ル9は、目立て加工時に発生する切削くずを被切削物6
表面から吹き飛ばすためのものであり、図示しないコン
プレッサと接続されている。
【0016】上記した砥石5は、目立て加工時には、駆
動モータ1によって回転しながら被切削物6に対して所
定方向であるB方向に下降させられるようになってお
り、その砥石刃先部4は、図2の断面拡大図に示すよう
に、基材H表面に、略垂直に形成された直線状の第1切
削部40と、その第1切削部40に対して所定の角度を
なすように、すなわち鋭角を構成するように傾斜して形
成された直線状の第2切削部41とを備えており、それ
ら第1切削部40と第2切削部41とが収束交差する部
分であって、第2切削部41の延長線上にはコ字状の切
り欠き部42が形成されている。43は第1切削部40
の終端であり、切り欠き部42の縁部と連絡しており、
この切り欠き部42を介して連絡している第1切削部と
第2切削部は実質的に鋭角をなすものと考えられる。従
って、第1切削部40の終端の、第1切削部40に沿っ
た延長線上に第2切削部が存在することになる。また、
本実施例では、第1切削部40の方向に砥石5が移動す
る(B方向)になっている。なお、コ字状の切り欠き部
42が第2切削部41の延長線上に形成されている理由
は、切り欠き部42を形成するための切削工具を、第2
切削部の傾斜と平行して移動させれば、容易にその切り
欠きを形成することができるためである。また、少なく
とも第1切削部40と第2切削部41の表面は、メタル
ボンドによりダイヤモンド成型されている。
【0017】このような構成を有する目立て装置の動作
を、図3に示す加工工程図を参照して以下に説明する。
【0018】同図の(a)において、回転している砥石
5がB方向に下降して被切削物6に若干進入した状態で
は、第1切削部40および第2切削部41とによって被
切削物6表面にV字状の溝が形成される。
【0019】同図の(b)において、上記砥石5がさら
に下降してその第1切削部40の終端43が被切削物6
表面位置まで進入した状態では、被切削物6における垂
直方向刃先面60については加工終了しているが、逃げ
角に相当する斜め方向刃先面61については、加工途中
である。
【0020】同図の(c)において、上記砥石5がさら
に下降すると、切り欠き部42が下降してくるため、垂
直方向刃先面60については加工が施されない。一方、
斜め方向刃先面61については第2切削部41による切
削が継続して行われているため、垂直方向刃先面60と
斜め方向刃先面61とによって構成される三角状頂部D
は鋭角に近づいていく。
【0021】同図の(d)において、上記砥石5がさら
に下降して所定の加工深さに到達すると、第2切削部4
1が垂直方向刃先面60を若干削り落とした状態で、三
角状頂部Eを完全に鋭角にする。
【0022】このように、本実施例の目立て装置によれ
ば、垂直方向の刃先面60と斜め方向の刃先面61を同
時に形成していき、刃先の頂部については、既に加工し
終えた垂直方向の刃先面60を若干削り落しながら斜め
方向の刃先面61をさらに加工していくことにより、刃
先の頂部を鋭利に形成することができる。しかも、その
加工を、一方向(B方向)のみの砥石の移動で簡単に実
現することができる。
【0023】また、図4は砥石刃先形状の変形例および
その加工結果を示したものである。同図の(a)は、被
切削物に略正三角形の刃先面を加工するための砥石刃先
形状を示しており、44は第1切削部、45は第2切削
部そして46は切り欠き部となる。なお、この場合、被
切削物70に対して砥石刃先をF方向に進入させ、さら
に反F方向に離脱移動させる。同図の(b)は、被切削
物80に凸状の刃先を形成するための砥石刃先形状を示
しており、47は第1切削部、48は第2切削部そして
49は切り欠き部となる。
【0024】また、第1切削部44の直線状方向は、移
動方向と異なっていてもよく、図4の(c)は、同図
(a)のG方向に砥石刃先を往復移動させて得られた加
工結果である。また、図4の(d)は、同図(a)にお
いてG方向に砥石刃先を移動させた後、反F方向に砥石
刃先を移動させることによって得られた加工結果であ
り、図中破線部は、その反F方向の砥石刃先移動によっ
て削り落とされた部分である。
【0025】また、上記実施例における砥石は、その砥
石刃先が基材表面に連続して一体に形成されている構成
について説明したが、これに限らず、図5に示すよう
に、同一形状の砥石刃先を個別に複数形成し、砥石刃先
位置が一線上に揃うようにしてそれらを組み合わせ、砥
石として構成することもできる。同図において90は1
つの砥石刃先の形状を示しており、91〜95は、組み
合わされた状態の砥石の形状を示している。また、この
場合、101〜104が切り欠き部となり、組み合わせ
ることによって生じることになる。
【0026】なお、本発明の切り欠き部は、上記実施例
ではコ字状の切り欠きで構成したが、これに限らず、半
円状,くさび状,三角状,台形状等の切り欠きで構成す
ることもできる。
【0027】なお、本発明の砥石は、上記実施例ではド
ラム状の基材にリング状に設けられたが、これに限ら
ず、板状基材上に凸状に設けることもできる。この場合
の目立て装置の構成は、図6に示したような砥石を往復
移動させる構成と実質的に同じ構成となるが、砥石を昇
降させる方向を単一の方向のみに簡略化することができ
る。
【0028】また、本発明の切削装置は、上記実施例の
目立て加工に限らず、精密加工、比較的浅い溝入れ加
工、切断加工にも適用することができる。
【0029】
【発明の効果】請求項1の本発明では、被切削物表面に
鋭利な刃先を複数同時に形成することができるという長
所を有する。
【0030】請求項7の本発明では、1方向に砥石を移
動させるだけで、被切削物表面に鋭利な刃先を複数同時
に形成することができるため、切削加工に要する時間を
短縮することができ、装置の構成を簡素化することがで
きるという長所を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての目立て装置の要部構
成図である。
【図2】図1に示す砥石の断面拡大図である。
【図3】実施例の目立て装置の切削動作を説明する加工
工程図である。
【図4】実施例の砥石刃先形状の変形例を示す説明図で
ある。
【図5】実施例における他の砥石形成方法を示す説明図
である。
【図6】従来の目立て装置の構成図である。
【図7】従来の目立て方法を示す説明図である。
【符号の説明】
1 駆動モータ(砥石駆動手段) 2 開口 3 中間筒材 4 砥石刃先部 5 砥石 6 被切削物 7 クランパ(被切削物搬送手段) 8 搬送テーブル(被切削物搬送手段) 9 エアーノズル 10 昇降装置(砥石駆動手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被切削物に対して所定方向に移動させら
    れる断面直線状の第1切削部と、その第1切削部の終端
    から前記所定方向の反対方向に設けられ、前記第1切削
    部に対して所定の角度をなす断面直線状の第2切削部と
    を有する刃先部を複数個連続して備えたことを特徴とす
    る砥石。
  2. 【請求項2】 前記所定方向と、前記第1切削部の直線
    状方向とが一致することを特徴とする請求項1記載の砥
    石。
  3. 【請求項3】 前記第1切削部の終端と前記第2切削部
    とが、切り欠き部によって連絡されており、その切り欠
    き部は、前記第2切削部の直線状方向と平行する方向に
    溝状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の
    砥石。
  4. 【請求項4】 前記基材は板状部材から構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の砥石。
  5. 【請求項5】 前記基材はドラム状部材から構成されて
    いることを特徴とする請求項1記載の砥石。
  6. 【請求項6】 前記刃先部の第1の直線部および/また
    は第2の直線部の表面が、メタルボンドによりダイヤモ
    ンド成型されていることを特徴とする請求項1記載の砥
    石。
  7. 【請求項7】 被切削物に対して所定方向に移動させら
    れる断面直線状の第1切削部と、その第1切削部の終端
    から前記所定方向の反対方向に設けられ、前記第1切削
    部に対して所定の角度をなす断面直線状の第2切削部と
    を有する刃先部を複数個連続して備えた砥石と、 前記被切削物を切削位置まで搬送するとともに、切削時
    にその被切削物を固定する被切削物搬送手段と、 前記砥石を固定して一方向に移動させ、前記被切削物に
    対し切削加工を行わせる砥石駆動手段と、 を備えたことを特徴とする切削装置。
JP476293A 1993-01-14 1993-01-14 砥石および切削装置 Pending JPH07237136A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017202141A (ja) * 2016-05-12 2017-11-16 株式会社シマノ 履き物の製造方法
KR102232639B1 (ko) * 2019-10-14 2021-03-25 김호덕 톱날 연삭 가공장치
DE102021121577A1 (de) 2021-08-19 2023-02-23 Georg Kesel Gmbh & Co. Kg Vorrichtung zum Schleifen von Sägezähnen sowie ein entsprechendes Verfahren

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US12064825B2 (en) 2021-08-19 2024-08-20 Georg Kesel Gmbh & Co. Kg Device for grinding saw teeth and a corresponding method

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