JP4650678B2 - 面取り用砥石のツルーイング方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置や電子部品等のウェーハを面取りする面取り砥石のツルーイング方法に関するものである。
半導体装置や電子部品等の素材となるシリコン等のウェーハは、インゴットの状態から内周刃やワイヤーソー等のスライシング装置でスライスされた後、その周縁の割れや欠け等を防止するために外周部に面取り加工が施される。
従来、ウェーハの周縁の面取り加工においては、良好な加工面の面粗さを得るために、面取り用砥石の回転軸をウェーハ外周の接線方向に所定角度傾斜させて面取り加工することが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
この技術によれば、ウェーハの回転方向に対して砥石の砥粒の運動方向が斜め方向となり、加工面の面粗さが改善される。
特開平5−152259号公報
特許文献1に記載される面取り用砥石の加工用溝形状は、所望の面取り形状に加工された回転する円形のツルーイング砥石を面取り用砥石へ接触させることにより形成される。しかし、ウェーハには、円形の部分の他に結晶方位の判別、及びウェーハの整列を容易にするため、図11(a)に示すように円形のウェーハの一部を直線状に切り欠いたオリフラ(オリエンテーションフラットの略称)、又は図11(b)に示すようなウェーハの一部をV字状に切り欠いたノッチが形成されている。
このとき、特許文献1に記載された面取り方法では、ウェーハ外周部の加工用溝に対する接触領域と、オリフラ部、又はノッチ部の加工用溝に対する接触領域とが異なるため、各部における面取り幅が異なり、断面形状が変化するという問題があった。そのため、ウェーハのオリフラ部又はノッチ部は、それぞれの部位に適合するツルーイング砥石でツルーイングされた加工溝で面取り加工する必要がある。
また、ウェーハ外径が異なると接触部分の曲率が変わり接触領域が変化するため、外径の異なるウェーハの面取り加工を行なう場合は、その外径の大きさに適合したツルーイング砥石に取り替え、面出し作業を行なう必要があったため、ツルーイングに時間がかかり加工効率を下げる原因ともなっていた。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、ウェーハの回転軸に対して傾斜した回転軸を有する面取り用砥石のツルーイング方法において、同じツルーイング砥石によるウェーハ外周部、オリフラ部、又はノッチ部の面取り加工用溝形状のツルーイングが可能であり、ウェーハの径が異なってもツルーイング砥石の変更が必要ない効率的な面取り用砥石のツルーイング方法を提供することを目的としている。
請求項1に係る発明は、前記目的を達成するために、外周部にオリフラ部用溝を有する面取り用砥石を備え、該面取り用砥石の回転軸が、ウェーハの接線方向に所定角度傾斜して設置され、回転する前記面取り用砥石の前記オリフラ部用溝に前記ウェーハのオリフラ部を接触させて、前記ウェーハのオリフラ部を面取りする面取り装置において、前記面取り用砥石の外周部に前記オリフラ部用溝を形成する面取り用砥石のツルーイング方法であって、前記ウェーハと同厚の円盤状に形成されるとともに、外周部が面取りされたツルーイング砥石を前記ウェーハと平行に設置し、前記ツルーイング砥石と前記面取り用砥石とを回転させるとともに、前記ツルーイング砥石と前記面取り用砥石とを相対的に近づく第1の方向に移動させて、前記ツルーイング砥石の外周部を前記面取り用砥石の外周部に接触させ、前記面取り用砥石の外周部に前記オリフラ部用溝を形成するとともに、前記ツルーイング砥石と前記面取り用砥石とを前記第1の方向と直交する第2の方向に相対的に所定量往復移動させて、前記ツルーイング砥石の外周部を相対的に直線状に移動させ、前記オリフラ部用溝を前記オリフラ部の面取りに適した溝形状に形成することを特徴としている。
請求項2に係る発明は、前記目的を達成するために、外周部に外周部用溝とオリフラ部用溝とを有する面取り用砥石を備え、該面取り用砥石の回転軸が、ウェーハの接線方向に所定角度傾斜して設置され、回転する前記面取り用砥石の前記外周部用溝に前記ウェーハの外周部を接触させて、前記ウェーハの外周部を面取りするとともに、前記オリフラ部用溝に前記ウェーハのオリフラ部を接触させて、前記ウェーハのオリフラ部を面取りする面取り装置において、前記面取り用砥石の外周部に前記外周部用溝と前記オリフラ部用溝とを形成する面取り用砥石のツルーイング方法であって、前記ウェーハと同厚の円盤状に形成されるとともに、外周部が面取りされたツルーイング砥石を前記ウェーハと平行に設置し、前記ツルーイング砥石と前記面取り用砥石とを回転させるとともに、前記ツルーイング砥石と前記面取り用砥石とを相対的に近づく方向に移動させて、前記ツルーイング砥石の外周部を前記面取り用砥石の外周部に接触させ、前記面取り用砥石の外周部に前記外周部用溝を形成するとともに、前記ツルーイング砥石の外周部が、前記ウェーハの外周の円弧に相当する軌跡上を所定量往復移動するように、前記ツルーイング砥石と前記面取り用砥石とを相対的に所定量往復移動させ、前記外周部用溝を前記ウェーハの外周部の面取りに適した溝形状に形成し、前記ツルーイング砥石と前記面取り用砥石とを回転させるとともに、前記ツルーイング砥石と前記面取り用砥石とを相対的に近づく第1の方向に移動させて、前記ツルーイング砥石の外周部を前記面取り用砥石の外周部に接触させ、前記面取り用砥石の外周部に前記オリフラ部用溝を形成するとともに、前記ツルーイング砥石と前記面取り用砥石とを前記第1の方向と直交する第2の方向に相対的に所定量往復移動させて、前記ツルーイング砥石の外周部を相対的に直線状に移動させ、前記オリフラ部用溝を前記オリフラ部の面取り加工に適した溝形状に形成することを特徴としている。
請求項3に係る発明は、前記目的を達成するために、外周部に外周部用溝を有する面取り用砥石を備え、該面取り用砥石の回転軸が、ウェーハの接線方向に所定角度傾斜して設置され、回転する前記面取り用砥石の前記外周部用溝にウェーハの外周部を接触させて、前記ウェーハの外周部を面取りする面取り装置において、前記面取り用砥石の外周部に前記外周部用溝を形成する面取り用砥石のツルーイング方法であって、前記ウェーハと同厚の円盤状に形成されるとともに、前記ウェーハと異なる外径で形成され、かつ、外周部が面取りされたツルーイング砥石を前記ウェーハと平行に設置し、前記ツルーイング砥石と前記面取り用砥石とを回転させるとともに、前記ツルーイング砥石と前記面取り用砥石とを相対的に近づく方向に移動させて、前記ツルーイング砥石の外周部を前記面取り用砥石の外周部に接触させ、前記面取り用砥石の外周部に前記外周部用溝を形成するとともに、前記ツルーイング砥石の外周部が、前記ウェーハの外周の円弧に相当する軌跡上を所定量往復移動するように、前記ツルーイング砥石と前記面取り用砥石とを相対的に所定量往復移動させ、前記外周部用溝を前記ウェーハの外周部の面取りに適した溝形状に形成することを特徴としている。
請求項4に係る発明は、前記目的を達成するために、外周部にノッチ部用溝を有する面取り用砥石を備え、該面取り用砥石の回転軸が、ウェーハの接線方向に所定角度傾斜して設置され、回転する前記面取り用砥石の前記ノッチ部用溝に前記ウェーハのノッチ部を接触させて、前記ウェーハのノッチ部を面取りする面取り装置において、前記面取り用砥石の外周部に前記ノッチ部用溝を形成する面取り用砥石のツルーイング方法であって、前記ウェーハと同厚の円盤状に形成されるとともに、外周部が面取りされたツルーイング砥石を前記ウェーハと平行に設置し、前記ツルーイング砥石と前記面取り用砥石とを回転させるとともに、前記ツルーイング砥石と前記面取り用砥石とを相対的に近づく方向に移動させて、前記ツルーイング砥石の外周部を前記面取り用砥石の外周部に接触させ、前記面取り用砥石の外周部に前記ノッチ部用溝を形成するとともに、前記ウェーハのノッチ部の中心を前記面取り用砥石に向けたときの前記ノッチ部の直線部分と平行な方向に前記ツルーイング砥石が相対的に所定量往復移動するように、前記ツルーイング砥石と前記面取り用砥石とを相対的に所定量往復移動させ、前記ノッチ部用溝を前記ノッチ部の面取りに適した溝形状に形成することを特徴としている。
請求項5に係る発明は、前記目的を達成するために、外周部に外周部用溝を有する第1の面取り用砥石と、外周部にオリフラ部用溝を有する第2の面取り用砥石と、外周部にノッチ部用溝を有する第3の面取り用砥石とを備え、前記各面取り用砥石の回転軸が、ウェーハの接線方向に所定角度傾斜して設置され、回転する前記第1の面取り用砥石の前記オリフラ部用溝に前記ウェーハの外周部を接触させて、前記ウェーハの外周部を面取りし、回転する前記第2の面取り用砥石の外周部に形成されたオリフラ部用溝に前記ウェーハのオリフラ部を接触させて、前記ウェーハのオリフラ部を面取りし、回転する前記第3の面取り用砥石の前記ノッチ部用溝に前記ウェーハのノッチ部を接触させて、前記ウェーハのノッチ部を面取りする面取り装置において、前記各面取り用砥石の外周部に前記外周部用溝、前記オリフラ部用溝、前記ノッチ部用溝を形成する面取り用砥石のツルーイング方法であって、前記ウェーハと同厚の円盤状に形成されるとともに、外周部が面取りされたツルーイング砥石を前記ウェーハと平行に設置し、前記ツルーイング砥石と前記第1の面取り用砥石とを回転させるとともに、前記ツルーイング砥石と前記第1の面取り用砥石とを相対的に近づく方向に移動させて、前記ツルーイング砥石の外周部を前記第1の面取り用砥石の外周部に接触させ、前記第1の面取り用砥石の外周部に前記外周部用溝を形成するとともに、前記ツルーイング砥石の外周部が、前記ウェーハの外周の円弧に相当する軌跡上を所定量往復移動するように、前記ツルーイング砥石と前記第1の面取り用砥石とを相対的に所定量往復移動させ、前記外周部用溝を前記ウェーハの外周部の面取りに適した溝形状に形成し、前記ツルーイング砥石と前記第2の面取り用砥石とを回転させるとともに、前記ツルーイング砥石と前記第2の面取り用砥石とを相対的に近づく第1の方向に移動させて、前記ツルーイング砥石の外周部を前記第2の面取り用砥石の外周部に接触させ、前記第2の面取り用砥石の外周部に前記オリフラ部用溝を形成するとともに、前記ツルーイング砥石と前記第2の面取り用砥石とを前記第2の方向と直交する第2の方向に相対的に所定量往復移動させて、前記ツルーイング砥石の外周部を相対的に直線状に移動させ、前記オリフラ部用溝を前記オリフラ部の面取りに適した溝形状に形成し、前記ツルーイング砥石と前記第3の面取り用砥石とを回転させるとともに、前記ツルーイング砥石と前記第3の面取り用砥石とを相対的に近づく方向に移動させて、前記ツルーイング砥石の外周部を前記第3の面取り用砥石の外周部に接触させ、前記第3の面取り用砥石の外周部に前記ノッチ部用溝を形成するとともに、前記ウェーハのノッチ部の中心を前記第3の面取り用砥石に向けたときの前記ノッチ部の直線部分と平行な方向に前記ツルーイング砥石が相対的に所定量往復移動するように、前記ツルーイング砥石と前記第3の面取り用砥石とを相対的に所定量往復移動させ、前記ノッチ部用溝を前記ノッチ部の面取りに適した溝形状に形成することを特徴としている。
請求項6に係る発明は、前記目的を達成するために、請求項1〜5のいずれか一項に記載の発明において、外周部にマスター溝を有するマスター砥石を前記ツルーイング砥石と平行に設置し、前記マスター砥石と前記ツルーイング砥石とを回転させるとともに、前記マスター砥石と前記ツルーイング砥石とを相対的に近づく方向に移動させて、前記ツルーイング砥石の外周部を前記マスター溝に接触させ、前記ツルーイング砥石の外周部を面取りすることを特徴としている。
本発明の請求項1によれば、所望の面取り形状に加工され、オリフラ付きのウェーハと平行に載置されて回転するツルーイング砥石が、面取り用砥石へ所望の面取り形状に対応した溝を形成する。溝を形成する際、ツルーイング砥石は、ウェーハと平行な面内において、ツルーイング砥石の面取り用砥石に対する接近方向と直交する方向に往復移動を行う。
これにより、面取り用砥石に接するツルーイング砥石の周縁が直線状に移動するので、面取り用砥石に形成される溝は、直線状のオリフラ部の面取り加工に適した溝形状となる。
請求項3によれば、ツルーイング砥石と異なる外径を有するウェーハの周縁の形状と同等な円弧に沿ってツルーイング砥石の周縁が往復移動を行い面取り用砥石へ加工用の溝を形成する。
これにより、面取り用砥石に形成される溝の形状は、加工を希望するウェーハ外径と同一の外径を有するツルーイング砥石で形成したものと同等となり、ツルーイング砥石をウェーハの外径に合わせて交換する必要がなくなる。
請求項4によれば、所望の面取り形状に加工され、ノッチ付きのウェーハと平行に載置されて回転するツルーイング砥石が、ノッチ部面取り用砥石へ所望の面取り形状に対応した溝を形成する。溝を形成する際、ツルーイング砥石は、ウェーハと平行な面内において、ウェーハのノッチ部の直線部分と平行な方向に所定量往復移動を行う。
これにより、ノッチ部面取り用砥石に接するツルーイング砥石の周縁がノッチ部の直線部分の方向と角度とに合わせて直線状に移動するので、面取り用砥石に形成される溝は、ノッチ部直線部分の面取り加工に適した溝形状となる。
以上説明したように、本発明の面取り用砥石のツルーイング方法によれば、ウェーハの回転軸に対して所定角度傾斜させた面取り用砥石に対して、ツルーイング砥石を変更することなく、ウェーハ外周部の面取り加工に適した形状の面取り加工用溝と、オリフラ部の面取り加工に適した形状の面取り加工用溝とを形成することが出来る。
また、ノッチ部用面取り砥石に対しても、ノッチ部の面取り加工に適した形状の面取り加工溝を同じツルーイング砥石により形成することができる。更に、ウェーハの径が異なってもツルーイング砥石の変更の必要がないため、効率的な面取り用砥石のツルーイングが可能となる。
以下添付図面に従って本発明に係る面取り用砥石のツルーイング方法の好ましい実施の形態について詳説する。最初に、本発明に係るツルーイング方法で使用するウェーハの面取り装置について説明する。図1は、面取り装置の主要部を示す正面図である。面取り装置10は、ウェーハ送りユニット20、砥石回転ユニット50、図示しないウェーハ供給/収納部、ウェーハ洗浄/乾燥部、ウェーハ搬送手段、及び面取り装置各部の動作を制御するコントローラ等から構成されている。
ウェーハ送りユニット20は、本体ベース11上に載置されたX軸ベース21、2本のX軸ガイドレール22、22、4個のX軸リニアガイド23、23、…、ボールスクリュー及びステッピングモータから成るX軸駆動手段25によって図のX方向に移動されるXテーブル24を有している。
Xテーブル24には、2本のY軸ガイドレール26、26、4個のY軸リニアガイド27、27、…、図示しないボールスクリュー及びステッピングモータから成るY軸駆動手段によって図のY方向に移動されるYテーブル28が組込まれている。
Yテーブル28には、2本のZ軸ガイドレール29、29と図示しない4個のZ軸リニアガイドによって案内され、ボールスクリュー及びステッピングモータから成るZ軸駆動手段30によって図のZ方向に移動されるZテーブル31が組込まれている。
Zテーブル31には、θ軸モータ32、θスピンドル33が組込まれ、θスピンドル33にはウェーハWを吸着載置するウェーハテーブル(載置台)34が取り付けられており、ウェーハテーブル34はウェーハテーブル回転軸心CWを中心として図のθ方向に回転される。
また、ウェーハテーブル34の下部には、ウェーハWの周縁を仕上げ面取りする砥石のツルーイングに用いるツルーイング砥石41(以下ツルアー41と称する)が、ウェーハテーブル回転軸心CWと同心に取り付けられている。
このウェーハ送りユニット20によって、ウェーハW及びツルアー41は図のθ方向に回転されるとともに、X、Y、及びZ方向に移動される。
砥石回転ユニット50は、外周加工砥石52が取り付けられ、図示しない外周砥石モータによって軸心CHを中心に回転駆動される外周砥石スピンドル51、外周加工砥石52の上方に配置されたターンテーブル53に取付けられた外周精研スピンドル54及び外周精研モータ56、ノッチ粗研スピンドル60及びノッチ粗研モータ62、ノッチ精研スピンドル57及びノッチ精研モータ59を有している。
外周精研スピンドル54は、回転軸がウェーハWの接線方向(図1に示すX軸方向)に向かって(本実施例においては8度)傾斜している。外周精研スピンドル54にはウェーハWの外周を仕上げ研削する面取り用砥石である外周精研削砥石55が取付けられている。
ノッチ粗研スピンドル60にはノッチ粗研削砥石61が、またノッチ精研スピンドル57には、ノッチ部を仕上げ研削する面取り砥石であるノッチ精研削砥石58が取付けられている。ノッチ精研削砥石58は、任意の方向に所定量傾斜させることができるように保持されている。
図2は、ノッチ精研削砥石58が取付けられたノッチ精研スピンドル57の傾斜駆動機構を表わしたもので、図2(a)は平面図で、図2(b)は正面断面図である。
ノッチ精研モータ59が組込まれたノッチ精研スピンドル57は、スピンドルホルダ63に取付けられている。スピンドルホルダ63は、段付シャフト63Aを有しており、段付シャフト63Aの下方にはターンテーブル53に取付けられたユニバーサルジョイント64のボール63Bが固定され、段付シャフト63Aの上方にはユニバーサルジョイント66のボール63Cが固定されている。
また、ユニバーサルジョイント66はアーム65の一端に取付けられ、アーム65の他端はアーム67の一端とピン68で回動可能に連結され、アーム67の他端はターンテーブル53に取付けられたモータ69のシャフト69Aに固定されている。
ノッチ精研削砥石58はこのような機構で保持されているため、モータ69のシャフト69Aを回転させることにより図の揺動支点CNを中心としてスリコギ運動を行う。従ってモータ69の回転角を制御することにより、ノッチ精研削砥石58の軸心を任意の方向に所定角度傾斜させることができる。また、ノッチ精研削砥石58の軸心の傾斜角度αは、アーム67とアーム65の長さを変更することによって任意に設定することができる。
外周精研削砥石55、ノッチ精研削砥石58、及びノッチ粗研削砥石61はターンテーブル53の回転によって夫々加工位置に位置付けられる。
図3は、ウェーハテーブル34に取付けられたツルアー41を表わしている。ツルアー41は、図3に示すように、ウェーハテーブル34の下部にウェーハテーブル回転軸心CWと同心で取付けられ、θ軸モータ32によってθ回転される。また、ウェーハテーブル34の上面は、図示しない真空源と連通する吸着面になっており、面取り加工されるウェーハWが載置されて吸着固定される。
図4は、外周加工砥石52の構成を表わしたものである。外周加工砥石52は2段構成になっており、下段はツルアー41の外周形状を形成するマスター溝52aを有するマスター砥石52Aで、上段はウェーハWの外周粗研削用溝52bが形成された外周粗研削砥石52Bになっている。
なお、図4においては説明を簡略にするため、各砥石に夫々1個の溝が記載されているが、実際には摩耗による溝形状の変形に対処するため、各砥石には夫々複数個の溝が形成されている。
本実施の形態においては、ツルアー41は、加工されるウェーハWと同等以下の外径であり、同厚の円盤状GC(Green silicon carbide)砥石、又はWA(White fused alumina)砥石が用いられ、砥石の粒度は#320である。
また、マスター砥石52Aは直径202mmのダイヤモンド砥粒のメタルボンド砥石で、粒度#600とした。また外周粗研削砥石52Bは、直径202mmのダイヤモンド砥粒のメタルボンド砥石で、粒度#800である。
外周精研削砥石55は、直径50mmのダイヤモンド砥粒のレジンボンド砥石で、粒度#3000とした。また、ノッチ粗研削砥石61は直径1.8mm〜2.4mmの小径で、ダイヤモンド砥粒のメタルボンド砥石、粒度#800が用いられ、ノッチ精研削砥石58は、直径1.8mm〜2.4mmの小径で、ダイヤモンド砥粒のレジンボンド砥石、粒度#4000が用いられている。
外周砥石スピンドル51は、ボールベアリングを用いたビルトインモータ駆動のスピンドルで、回転速度8,000rpmで回転される。また、外周精研スピンドル54はエアーベアリングを用いたビルトインモータ駆動のスピンドルで、回転速度35,000rpmで回転される。
ノッチ粗研スピンドル60は、エアーベアリングを用いたエアータービン駆動のスピンドルで、回転速度80,000rpmで回転され、ノッチ精研スピンドル57はエアーベアリングを用いたビルトインモータ駆動のスピンドルで、回転速度150,000rpmで回転される。
面取り装置10のその他の構成部分については、一般的によく知られた機構であるため、詳細な説明は省力する。
次に、本発明に係るツルーイング方法について説明する。最初にマスター砥石52Aでツルアー41の外周に面取り加工を行う。この加工においては、マスター砥石52Aが回転速度8,000rpmで回転されている。この状態でZテーブル31がZ軸駆動手段30によって移動され、ツルアー41の高さがマスター砥石52Aのマスター溝52aと一致する高さに位置決めされる。
次いでYテーブル28がマスター砥石52Aに向かって移動される。図5(a)はこの状態を表わしたものである。Yテーブル28のY方向の移動によって、ツルアー41の外周部がマスター砥石52Aのマスター溝52a内に切り込まれ、ウェーハテーブル34がθ軸モータ32によってゆっくりと1回転することにより、ツルアー41の外周部が面取りされ、ツルアー41の外周部にマスター溝52aの形状が転写される。図5(b)はこの状態を表わしている。
次に、図5(c)に示すように、ツルアー41はマスター砥石52Aから離れる方向に移動され、マスター砥石52Aのマスター溝52aの断面形状からツルアー41の外周部の断面形状への転写が終了する。
次に、外周部にマスター溝52aの断面形状が転写されたツルアー41を用いて、ウェーハW外周部用と、オリフラ部用との面取り加工用溝を、図6(b)に示すような、回転軸がウェーハWの接線方向に8度傾斜した外周精研削砥石55に形成する。この工程では、先ずZテーブル31がZ軸駆動手段30によって移動され、図6(a)に示すように、ツルアー41の高さが外周精研削砥石55の外周部用溝形成位置に位置決めされる。
次いで、ツルアー41が高速回転されるとともにY方向に移動されて、図7(a)に示すように、外周精研削砥石55の外周部用溝形成位置に切り込み、外周精研削砥石55がゆっくりと回転されることにより外周部用溝55aが形成される。
このとき、加工されるウェーハWの外径Dがツルアー41の外径dと異なる場合は、Xテーブル24とYテーブル28との移動量を制御しながら2つのテーブルを同時に移動させることにより、ツルアー41の周縁が、ウェーハWの外形形状と等しい図7(b)に示す矢印Rに沿うようにツルアー41を所定量往復移動させる。
これにより、外周精研削砥石55に形成される外周部用溝55aは、加工されるウェーハWの外径Dと同等の外径を有するツルーイング砥石で形成したものと同等となる。よって、ツルアー41をウェーハWの外径Dに合わせて交換しなくてもよい。
外周部用溝55aの形成加工が終了するとツルアー41がY方向に戻され、Zテーブル31の移動によりツルアー41の高さが外周精研削砥石55のオリフラ部用溝形成位置に位置決めされる。位置決め後、ツルアー41が高速回転されるとともにY方向に移動し、図8(a)に示すように、外周精研削砥石55のオリフラ部用溝形成位置に切り込みオリフラ部用溝55bが形成される。
このとき、ツルアー41はXテーブル24によりX方向へ所定量往復移動を行い、外周精研削砥石55に接するツルアー41の周縁が直線状に移動する。これにより、外周精研削砥石55に形成されるオリフラ部用溝55bは、ウェーハWに直線状に形成されているオリフラ部の面取り加工に適した溝形状となる。
オリフラ部用溝55bの形成加工が終了するとツルアー41がY方向に戻され、外周精研削砥石55のツルーイングが終了する。
外周精研削砥石55のツルーイングが終了すると、ターンテーブル53を回転し、ノッチ精研削砥石58が加工位置まで移動され、ノッチ精研削砥石58のツルーイングが行なわれる。なお、ノッチ精研削砥石58の回転軸は、ウェーハWの中心とノッチ部の中心とを結ぶ方向であるY方向に傾斜している。
Zテーブル31の移動によりツルアー41の高さが、図9(a)に示すようにノッチ精研削砥石58の加工位置まで移動すると、ツルアー41が高速回転されるとともにY方向に移動されてノッチ精研削砥石58のツルーイングを開始する。
図10(a)、(b)に示すように、ツルアー41に向かって傾斜(本実施例においてはα=20度)しているノッチ精研削砥石58へ切り込んだツルアー41は、Z方向下向きに移動してノッチ上面用加工溝58aを加工する。
このとき、ツルアー41は、図9(b)に示すように、Xテーブル24とYテーブル28との移動量を制御しながら2つのテーブルを同時に移動させ、ウェーハWのノッチ部中心を、ノッチ精研削砥石58の回転軸心に向けたときのノッチ部の直線部分と平行な方向である矢印Nの方向(例えば、本実施の形態ではX方向に対して45度の方向)へ往復移動を行なう。
これにより、ノッチ精研削砥石58に接するツルアー41の周縁がノッチ部直線部分に平行な方向に合わせて直線状に移動するので、ノッチ上面用加工溝58aは、ノッチ部直線部分におけるウェーハW上面側の面取り加工に適した溝形状となる。
ノッチ上面用加工溝58aが形成された後、ノッチ精研削砥石58はツルアー41とは逆の方向に傾倒(本実施例においてはα=20度)する。逆方向に傾倒したノッチ精研削砥石58には、ツルアー41に向かって傾倒しているときと同様に、図10(c)に示すように、矢印Nの方向へツルアー41を往復運動させながらZ方向上向きに移動させてノッチ下面用加工溝58bを形成する。これにより、ノッチ下面用加工溝58bは、ノッチ部直線部分におけるウェーハW下面側の面取り加工に適した溝形状となる。
ノッチ下面用加工溝58bのツルーイングが終了するとツルアー41がY方向に戻され、ノッチ精研削砥石58のツルーイングが終了する。
これらの方法により、本発明に係る面取り用砥石のツルーイング方法では、面取り用砥石の回転軸をウェーハの回転軸に対して所定角度傾斜させた面取り方法において、ツルーイング砥石を変更することなく、一つの面取り用砥石へウェーハ外周部とオリフラ部との面取り加工用溝形状が形成される。
また、ウェーハの中心とウェーハのノッチ部中心とを結ぶ方向に面取り用砥石の回転軸を所定角度傾斜させたノッチ部の面取りにおいても、外周部やオリフラ部用の溝を加工したものと同等のツルーイング砥石により、ノッチ部用面取り砥石へツルーイングすることが出来る。更に、ウェーハの径が異なってもツルーイング砥石の変更の必要がないため、効率的な面取り用砥石のツルーイングが可能となる。
なお、本実施の形態は、回転軸をウェーハW外周の接線方向に所定角度傾斜させた面取り用砥石のツルーイングについて説明したが、本発明はこれに限らず、回転軸をウェーハW外周の接線方向以外に所定角度傾斜させた面取り用砥石のツルーイングにも好適に利用可能である。
また、ノッチ上面用加工溝58a、及びノッチ下面用加工溝58bの加工の際、ツルアー41を往復移動させる方向は矢印Nの方向だけでなく、図9(b)に示す矢印N´の方向でもよい。更に、ツルアー41を矢印Nの方向に往復移動させて形成する溝と、矢印N´の方向に往復移動させて形成する溝とを、ノッチ精研削砥石58に別々に形成しても好適に利用可能である。
また、ツルアー41や各砥石の材質、寸法、粒度、及び回転数等、ツルアー41が設けられた位置などを特定した形で説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ツルアー41から面取り加工用の砥石へ形状を転写することが出来れば、種々の材質、寸法、粒度、及び回転数等、もしくはツルーイング専用装置、及びツルーイング専用機構などに適応させることが可能である。
本発明に係わる面取り装置の主要部を示す正面図。 ノッチ用面取り砥石の傾斜機構を表した平面図と正面図。 ウェーハテーブル周りの拡大図。 外周加工砥石を示した側面図。 ツルーイング砥石への面取り形状転写を示した正面図。 外周精研削砥石へのツルーイング動作を示した正面図と側面斜視図。 外周精研削砥石へ外周部用溝形状の形成を示した正面図と側面斜視図。 外周精研削砥石へオリフラ部用溝形状の形成を示した正面図と側面斜視図。 ノッチ精研削砥石へのツルーイング動作を示した正面図と側面斜視図。 ノッチ精研削砥石へのツルーイング動作を拡大して示した正面図。 オリフラ付きウェーハとノッチ付きウェーハを示した上面図。
符号の説明
10…面取り装置,24…Xテーブル,28…Yテーブル,33…θスピンドル,34…ウェーハテーブル,41…ツルアー(ツルーイング砥石),52…外周加工砥石,54…外周精研スピンドル,55…外周精研削砥石(面取り用砥石),55a…外周部用溝,55b…オリフラ部用溝,58…ノッチ精研削砥石(面取り用砥石),58a…ノッチ上面用加工溝,58b…ノッチ下面用加工溝,W…ウェーハ

Claims (6)

  1. 外周部にオリフラ部用溝を有する面取り用砥石を備え、該面取り用砥石の回転軸が、ウェーハの接線方向に所定角度傾斜して設置され、回転する前記面取り用砥石の前記オリフラ部用溝に前記ウェーハのオリフラ部を接触させて、前記ウェーハのオリフラ部を面取りする面取り装置において、前記面取り用砥石の外周部に前記オリフラ部用溝を形成する面取り用砥石のツルーイング方法であって、
    前記ウェーハと同厚の円盤状に形成されるとともに、外周部が面取りされたツルーイング砥石を前記ウェーハと平行に設置し、
    前記ツルーイング砥石と前記面取り用砥石とを回転させるとともに、前記ツルーイング砥石と前記面取り用砥石とを相対的に近づく第1の方向に移動させて、前記ツルーイング砥石の外周部を前記面取り用砥石の外周部に接触させ、前記面取り用砥石の外周部に前記オリフラ部用溝を形成するとともに、前記ツルーイング砥石と前記面取り用砥石とを前記第1の方向と直交する第2の方向に相対的に所定量往復移動させて、前記ツルーイング砥石の外周部を相対的に直線状に移動させ、前記オリフラ部用溝を前記オリフラ部の面取りに適した溝形状に形成することを特徴とする面取り砥石のツルーイング方法。
  2. 外周部に外周部用溝とオリフラ部用溝とを有する面取り用砥石を備え、該面取り用砥石の回転軸が、ウェーハの接線方向に所定角度傾斜して設置され、回転する前記面取り用砥石の前記外周部用溝に前記ウェーハの外周部を接触させて、前記ウェーハの外周部を面取りするとともに、前記オリフラ部用溝に前記ウェーハのオリフラ部を接触させて、前記ウェーハのオリフラ部を面取りする面取り装置において、前記面取り用砥石の外周部に前記外周部用溝と前記オリフラ部用溝とを形成する面取り用砥石のツルーイング方法であって、
    前記ウェーハと同厚の円盤状に形成されるとともに、外周部が面取りされたツルーイング砥石を前記ウェーハと平行に設置し、
    前記ツルーイング砥石と前記面取り用砥石とを回転させるとともに、前記ツルーイング砥石と前記面取り用砥石とを相対的に近づく方向に移動させて、前記ツルーイング砥石の外周部を前記面取り用砥石の外周部に接触させ、前記面取り用砥石の外周部に前記外周部用溝を形成するとともに、前記ツルーイング砥石の外周部が、前記ウェーハの外周の円弧に相当する軌跡上を所定量往復移動するように、前記ツルーイング砥石と前記面取り用砥石とを相対的に所定量往復移動させ、前記外周部用溝を前記ウェーハの外周部の面取りに適した溝形状に形成し、
    前記ツルーイング砥石と前記面取り用砥石とを回転させるとともに、前記ツルーイング砥石と前記面取り用砥石とを相対的に近づく第1の方向に移動させて、前記ツルーイング砥石の外周部を前記面取り用砥石の外周部に接触させ、前記面取り用砥石の外周部に前記オリフラ部用溝を形成するとともに、前記ツルーイング砥石と前記面取り用砥石とを前記第1の方向と直交する第2の方向に相対的に所定量往復移動させて、前記ツルーイング砥石の外周部を相対的に直線状に移動させ、前記オリフラ部用溝を前記オリフラ部の面取り加工に適した溝形状に形成することを特徴とする面取り砥石のツルーイング方法。
  3. 外周部に外周部用溝を有する面取り用砥石を備え、該面取り用砥石の回転軸が、ウェーハの接線方向に所定角度傾斜して設置され、回転する前記面取り用砥石の前記外周部用溝にウェーハの外周部を接触させて、前記ウェーハの外周部を面取りする面取り装置において、前記面取り用砥石の外周部に前記外周部用溝を形成する面取り用砥石のツルーイング方法であって、
    前記ウェーハと同厚の円盤状に形成されるとともに、前記ウェーハと異なる外径で形成され、かつ、外周部が面取りされたツルーイング砥石を前記ウェーハと平行に設置し、
    前記ツルーイング砥石と前記面取り用砥石とを回転させるとともに、前記ツルーイング砥石と前記面取り用砥石とを相対的に近づく方向に移動させて、前記ツルーイング砥石の外周部を前記面取り用砥石の外周部に接触させ、前記面取り用砥石の外周部に前記外周部用溝を形成するとともに、前記ツルーイング砥石の外周部が、前記ウェーハの外周の円弧に相当する軌跡上を所定量往復移動するように、前記ツルーイング砥石と前記面取り用砥石とを相対的に所定量往復移動させ、前記外周部用溝を前記ウェーハの外周部の面取りに適した溝形状に形成することを特徴とする面取り砥石のツルーイング方法。
  4. 外周部にノッチ部用溝を有する面取り用砥石を備え、該面取り用砥石の回転軸が、ウェーハの接線方向に所定角度傾斜して設置され、回転する前記面取り用砥石の前記ノッチ部用溝に前記ウェーハのノッチ部を接触させて、前記ウェーハのノッチ部を面取りする面取り装置において、前記面取り用砥石の外周部に前記ノッチ部用溝を形成する面取り用砥石のツルーイング方法であって、
    前記ウェーハと同厚の円盤状に形成されるとともに、外周部が面取りされたツルーイング砥石を前記ウェーハと平行に設置し、
    前記ツルーイング砥石と前記面取り用砥石とを回転させるとともに、前記ツルーイング砥石と前記面取り用砥石とを相対的に近づく方向に移動させて、前記ツルーイング砥石の外周部を前記面取り用砥石の外周部に接触させ、前記面取り用砥石の外周部に前記ノッチ部用溝を形成するとともに、前記ウェーハのノッチ部の中心を前記面取り用砥石に向けたときの前記ノッチ部の直線部分と平行な方向に前記ツルーイング砥石が相対的に所定量往復移動するように、前記ツルーイング砥石と前記面取り用砥石とを相対的に所定量往復移動させ、前記ノッチ部用溝を前記ノッチ部の面取りに適した溝形状に形成することを特徴とする面取り砥石のツルーイング方法。
  5. 外周部に外周部用溝を有する第1の面取り用砥石と、外周部にオリフラ部用溝を有する第2の面取り用砥石と、外周部にノッチ部用溝を有する第3の面取り用砥石とを備え、前記各面取り用砥石の回転軸が、ウェーハの接線方向に所定角度傾斜して設置され、回転する前記第1の面取り用砥石の前記オリフラ部用溝に前記ウェーハの外周部を接触させて、前記ウェーハの外周部を面取りし、回転する前記第2の面取り用砥石の外周部に形成されたオリフラ部用溝に前記ウェーハのオリフラ部を接触させて、前記ウェーハのオリフラ部を面取りし、回転する前記第3の面取り用砥石の前記ノッチ部用溝に前記ウェーハのノッチ部を接触させて、前記ウェーハのノッチ部を面取りする面取り装置において、前記各面取り用砥石の外周部に前記外周部用溝、前記オリフラ部用溝、前記ノッチ部用溝を形成する面取り用砥石のツルーイング方法であって、
    前記ウェーハと同厚の円盤状に形成されるとともに、外周部が面取りされたツルーイング砥石を前記ウェーハと平行に設置し、
    前記ツルーイング砥石と前記第1の面取り用砥石とを回転させるとともに、前記ツルーイング砥石と前記第1の面取り用砥石とを相対的に近づく方向に移動させて、前記ツルーイング砥石の外周部を前記第1の面取り用砥石の外周部に接触させ、前記第1の面取り用砥石の外周部に前記外周部用溝を形成するとともに、前記ツルーイング砥石の外周部が、前記ウェーハの外周の円弧に相当する軌跡上を所定量往復移動するように、前記ツルーイング砥石と前記第1の面取り用砥石とを相対的に所定量往復移動させ、前記外周部用溝を前記ウェーハの外周部の面取りに適した溝形状に形成し、
    前記ツルーイング砥石と前記第2の面取り用砥石とを回転させるとともに、前記ツルーイング砥石と前記第2の面取り用砥石とを相対的に近づく第1の方向に移動させて、前記ツルーイング砥石の外周部を前記第2の面取り用砥石の外周部に接触させ、前記第2の面取り用砥石の外周部に前記オリフラ部用溝を形成するとともに、前記ツルーイング砥石と前記第2の面取り用砥石とを前記第2の方向と直交する第2の方向に相対的に所定量往復移動させて、前記ツルーイング砥石の外周部を相対的に直線状に移動させ、前記オリフラ部用溝を前記オリフラ部の面取りに適した溝形状に形成し、
    前記ツルーイング砥石と前記第3の面取り用砥石とを回転させるとともに、前記ツルーイング砥石と前記第3の面取り用砥石とを相対的に近づく方向に移動させて、前記ツルーイング砥石の外周部を前記第3の面取り用砥石の外周部に接触させ、前記第3の面取り用砥石の外周部に前記ノッチ部用溝を形成するとともに、前記ウェーハのノッチ部の中心を前記第3の面取り用砥石に向けたときの前記ノッチ部の直線部分と平行な方向に前記ツルーイング砥石が相対的に所定量往復移動するように、前記ツルーイング砥石と前記第3の面取り用砥石とを相対的に所定量往復移動させ、前記ノッチ部用溝を前記ノッチ部の面取りに適した溝形状に形成することを特徴とする面取り砥石のツルーイング方法。
  6. 外周部にマスター溝を有するマスター砥石を前記ツルーイング砥石と平行に設置し、
    前記マスター砥石と前記ツルーイング砥石とを回転させるとともに、前記マスター砥石と前記ツルーイング砥石とを相対的に近づく方向に移動させて、前記ツルーイング砥石の外周部を前記マスター溝に接触させ、前記ツルーイング砥石の外周部を面取りすることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の面取り砥石のツルーイング方法。
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