JPH07236762A - 遊技状況個別案内装置 - Google Patents

遊技状況個別案内装置

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JPH07236762A
JPH07236762A JP5515594A JP5515594A JPH07236762A JP H07236762 A JPH07236762 A JP H07236762A JP 5515594 A JP5515594 A JP 5515594A JP 5515594 A JP5515594 A JP 5515594A JP H07236762 A JPH07236762 A JP H07236762A
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JP
Japan
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game
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big hit
signal
guide device
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Application number
JP5515594A
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English (en)
Inventor
Kichihei Niiyama
吉平 新山
Koji Ito
広司 伊東
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Sophia Co Ltd
Original Assignee
Sophia Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遊技機の遊技状況を遊技を行いながら容易に
把握可能で、比較的安価に導入できる遊技状況個別案内
装置を提供する。 【構成】 遊技機11からの遊技情報Aを遊技状況個別
案内装置41の遊技情報記憶部111に取り込んで記憶
し、記憶した遊技情報Aに基づいて演算処理部112に
より特定の遊技情報として始動情報、大当り情報、パン
ク情報、出玉情報、打ち込み球情報、図柄情報の詳細な
データに加工して表示可能な演算処理を行う。そして、
遊技者が外部操作部104の中の1つのスイッチを操作
することにより、特定の遊技情報の中から必要なものが
1つ選択され、表示部103に表示される。これによ
り、遊技を行いながら、遊技をしている当該遊技機11
の遊技状況をリアルタイムで把握できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊技状況個別案内装置
に係わり、詳しくは、遊技客に遊技機の遊技状況を案内
するものであって、各遊技機にそれぞれ1つずつ配置し
て好適な遊技状況個別案内装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、遊技媒体を用いた遊技装置とし
ては、例えばパチンコ機、アレンジボール機、雀球機、
メダルを用いたスロットルマシン、球を用いたスロット
ルマシン等があり、遊技店内に多数の遊技機を配置して
遊技者の遊技を可能にしている。従来、このような遊技
情報の案内方法として、遊技店内に掲示板を設け、遊技
機番号と大当たり回数を掲示する方法がある。また、遊
技店に設置された各遊技機の遊技状況を管理する管理装
置より、遊技店内に設けられた1つの端末装置を遊技客
が操作することにより、特定の遊技情報を取得できる方
法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の遊技状況方法にあっては、遊技を行う前に、端末
装置または掲示板を参考にして遊技機を選択するのには
便利であるが、いざ、遊技機に向かい遊技を開始してし
まった後に、その遊技機の遊技情報を確認したい場合に
は、席を離れて再び店内の所定箇所に1つだけ設置され
ている端末装置へ出向いて当該遊技機の情報を確認しな
ければならず、面倒であるという問題点があった。な
お、端末装置は、例えば島設備毎に設置されていても同
様の欠点がある。また、このような管理装置および端末
装置を用いた案内方法は各種の遊技情報を見るのには便
利であるが、その反面高価であり、遊技店にとってなか
なか導入に踏み切れないというのが現状である。
【0004】そこで本発明は、上述した問題点に鑑みて
なされたもので、当該遊技機の遊技状況を遊技を行いな
がら容易に把握できるとともに、比較的安価に導入でき
る遊技状況個別案内装置を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明による遊技状況個別案内装置は、遊技機11からの
遊技情報A(例えば、始動入賞信号、大当たり信号、特
図回動信号、継続信号、補給球数信号、回収球数信号、
図柄データ信号、大当たり確率設定値信号)を取り込
み、記憶する遊技情報記憶手段(例えば、遊技情報記憶
部111)と、前記遊技情報記憶手段に記憶された遊技
情報に基づいて、特定の遊技情報を演算処理する演算処
理手段(例えば、演算処理部112)と、遊技客による
外部操作に応じて前記演算処理手段で演算された特定の
遊技情報(例えば、始動情報、大当り情報、パンク情
報、出玉情報、打ち込み球情報、図柄情報)の演算結果
を選択する外部操作手段(例えば、外部操作部104)
と、前記外部操作手段の操作による特定の遊技情報に対
応する演算結果を表示する表示手段(例えば、表示部1
03)と、を備えたことを特徴とする。
【0006】また、好ましい態様として、例えば請求項
2記載のように、前記遊技状況個別案内装置は、遊技機
毎にそれぞれ配置されるとともに、配置は少なくとも遊
技機とは別の場所であるようにしてもよい。例えば請求
項3記載のように、前記遊技状況個別案内装置41は、
遊技機の上側の島設備10に配置されるようにしてもよ
い。例えば請求項4記載のように、前記遊技情報記憶手
段は、遊技機からの遊技情報として始動入賞信号、特図
回動信号、継続信号、補給球数信号、回収球数信号、図
柄データ信号、大当り確率設定値信号を取り込んで記憶
するようにしてもよい。例えば請求項5記載のように、
前記演算処理手段は、特定の遊技情報として始動情報、
大当り情報、パンク情報、出玉情報、打ち込み球情報、
図柄情報を演算処理するようにしてもよい。例えば請求
項6記載のように、前記演算処理手段は、前記遊技情報
記憶手段に取り込まれた予め定められた大当り発生確率
(例えば、1/200)を基に、大当りの発生期待度を
予測する大当り発生期待度予測手段(例えば、演算処理
部112)を有するようにしてもよい。例えば請求項7
記載のように、前記遊技機のラッキーナンバの設定、遊
技機の大当たり確率設を行う設定手段を有するようにし
てもよい。
【0007】
【作用】本発明では、各遊技機からの遊技情報は遊技情
報記憶手段に取り込まれて記憶され、この遊技情報記憶
手段に記憶された遊技情報に基づいて演算処理手段によ
り特定の遊技情報(例えば、始動情報、大当り情報、パ
ンク情報、出玉情報、打ち込み球情報、図柄情報)が演
算される。そして、遊技客による外部操作に応じて特定
の遊技情報の中から必要なものが選択され、表示され
る。したがって、遊技を行いながらリアルタイムで当該
遊技機の遊技情報を把握できる。また、管理装置を含め
たシステムとして構成するのではなく、遊技機に対応し
て単体で設けることで、容易にかつ安価に設置すること
ができる。さらに、大当りの発生期待度を予測する大当
り発生期待度予測手段を設けることにより、大当り発生
具合を遊技者が容易に判断することが可能になる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1〜図9は本発明をパチンコ遊技機に適
用した場合の一実施例を示している。島設備の構成 図1は遊技店内の島設備の一部を示す斜視図である。図
1において、10は島設備であり、島設備10には複数
のパチンコ遊技機(以下、単に遊技機という)11、1
2、13、・・・が配置されている(他の多くの遊技機
は図示略)。また、遊技機11、12、13の前面下部
にはカウンタ21が配置されている。遊技機11、1
2、13の左側にはそれぞれ遊技媒体貸出装置としての
玉貸機31、32、33が配置されている。玉貸機31
はコインを投入可能なコイン挿入口31aと、コイン挿
入口31aに投入したコインの数に応じた玉を貸し出す
べく排出する玉排出口31bとが設けられている。な
お、他の玉貸機32、33についても、同様にコイン挿
入口および玉排出口が設けられている(繁雑になるの
で、番号は省略)。
【0009】遊技機11、12、13の上部側に対応す
る島設備10には、遊技状況個別案内装置41、42、
43がそれぞれ配置されている。遊技状況個別案内装置
41、42、43は遊技客にそれぞれの遊技機11、1
2、23の遊技状況を案内するもので、各遊技機11、
12、13に1つずつ配置されている。遊技状況個別案
内装置41は各種の遊技情報を表示可能な後述の表示部
(表示手段)103と、遊技者によって操作される外部
操作部(外部操作手段)104とを有している。なお、
他の遊技状況個別案内装置42、43についても、同様
に表示部および外部操作部が配置されている(繁雑にな
るので、番号は省略)。
【0010】島設備10の上端部には2方向(特に、通
路側)に延在して表示装置61、62が配置されてお
り、各表示装置61、62は店員を呼び出す呼出しラン
プを含む各種のランプを有している。呼出しランプ以外
の各種のランプとしては、例えばラッキーNO.大当り
表示器、アンラッキーNO.大当り表示器、大当り表示
器がある。表示装置61、62のうち店員を呼び出す呼
出しランプは、各遊技機11、12、13に備えられた
呼出し釦(図示略)を遊技者が押すことにより、点灯し
て店員に知らせるものである。なお、呼出し釦は、例え
ば遊技状況個別案内装置41、42、43の下方あるい
は側方に配置される。ラッキーNO.大当り表示器、ア
ンラッキーNO.大当り表示器、大当り表示器について
は、各遊技機11、12、13からの信号が供給され、
点灯が制御される。
【0011】遊技状況個別案内装置の構成 次に、遊技状況個別案内装置について詳細に説明する。
代表例として、図2は遊技機11に対応して配置された
遊技状況個別案内装置41の構成を示すブロック図であ
る。図2において、遊技状況個別案内装置41は遊技機
11との間で信号の伝送が可能になっている。ここで、
遊技機11の種類としては、本発明の適用対象である遊
技媒体として遊技球を使用するパチンコ遊技機であれ
ば、その遊技領域は任意の構成を取り得る。例えば、複
数の図柄を可変表示可能な図柄表示装置を備え、この図
柄表示装置における可変表示結果が予め定められた特別
図柄で表示されたことを条件に遊技者に有利な特別遊技
状態(大当り状態)を発生可能な遊技機(いわゆる「第
1種」に属するもの)、図柄表示装置を備えた「第3
種」に属する遊技機、あるいはいわゆる「第2種」に属
する遊技機、さらにはその他の種類の遊技機(例えば、
電動役物装置を備えた遊技機)等に幅広く適用が可能で
ある。本実施例では「第1種」に属するタイプの遊技盤
を有する遊技機を使用している。また、遊技機の種類と
しては、通常のパチンコ遊技機に限らず、例えば封入球
式遊技機についても本発明の適用対象である。玉貸機は
コイン方式に限らず、カード方式のものであってもよ
い。
【0012】遊技状況個別案内装置41は大きく分けて
制御部101、設定部102、表示部103、外部操作
部104により構成される。制御部101は遊技情報記
憶部(遊技情報記憶手段)111および演算処理部(演
算処理手段)112を有している。遊技情報記憶部11
1には遊技機11から遊技情報Aを伝える信号が入力さ
れている。遊技情報Aとしては、始動入賞信号、大当た
り信号、特図回動信号、継続信号、補給球数信号、回収
球数信号、図柄データ信号、大当たり確率設定値信号が
ある。また、これらの信号は制御部101の外部端子板
(図示略)を介してホールの管理装置にも出力される。
一方、管理装置からは打ち止め信号が出力されており、
この打ち止め信号は遊技情報個別案内装置41を経て遊
技機11に出力される。これは、他の遊技機についても
同様であり、管理装置からの打ち止め信号は各遊技情報
個別案内装置を経て各遊技機にそれぞれ出力される。
【0013】ここで、始動入賞信号とは、第1種の役物
装置を備えた遊技盤で始動入賞口に玉が入賞して有効な
始動入賞(例えば、始動記憶の範囲内)となったことを
知らせる信号である。大当たり信号とは、大当りが発生
したことを知らせる信号である。特図回動信号とは、第
1種の役物装置(特別図柄表示装置)の図柄変動を知ら
せる信号である。継続信号とは、第1種の役物装置が大
当りになった場合に、いわゆるアタッカーのV入賞口に
入賞して大当りのサイクルが継続可能になったことを知
らせる信号(つまり、V信号)のことである。これによ
り”パンク”等の発生がわかることになる。また、V入
賞口への入賞率を演算することが可能になる。補給球数
信号とは、島設備から貯留タンクに玉を補給した場合
に、補給した玉数を知らせる信号である。回収球数信号
とは、遊技領域を経てセーフ球あるいはアウト球となっ
て回収された玉の合計数を知らせる信号である。図柄デ
ータ信号とは、第1種の役物装置(特別図柄表示装置)
の出現図柄を知らせる信号である。大当たり確率設定値
信号とは、第1種の役物装置(特別図柄表示装置)の大
当り発生確率の設定値(例えば、1/220、1/21
0、1/200のうちの何れかの設定値)を知らせる信
号である。
【0014】遊技情報記憶部111は、例えば不揮発性
のEEPROMによって構成され、遊技機11から送信
された遊技情報Aを情報毎に所定のエリアに記憶する。
演算処理部112は遊技情報記憶部111に記憶された
遊技情報を用いて各種の演算処理を行って特定の遊技情
報を算出するもので、特定の遊技情報としては、例えば
始動情報、大当り情報、パンク情報、出玉情報、打ち込
み球情報、図柄情報がある(後述の図3参照)。また、
これら各情報の詳細なデータ(例えば、後述の図4に示
すように1分間の入賞数のデータ)についても演算処理
する。さらに、演算処理部112は遊技情報記憶部11
1に記憶された予め定められた大当り発生確率を基に、
大当りの発生期待度を予測する演算処理を行う。したが
って、演算処理部112は大当り発生期待度予測手段と
しての機能を有する。大当りの発生期待度は、以下の演
算式に従って演算される。 大当りの発生期待度={(X/Y)×50}×(Z/
6) ただし、X・・・大当たり回数/総特図回動数 Y・・・大当たり確率(設定値) Z・・・1分間当たりの始動口入賞数
【0015】大当り確率(設定値)とは、遊技機11側
で設定された値(例えば、ホールの係員の操作によって
設定された大当り確率値)であって、遊技機11から遊
技情報Aの1つである大当たり確率設定値信号として遊
技情報記憶部111に取り込まれたもの、および外部の
管理装置側で設定された値(例えば、ホールの管理室の
係員の操作によって設定された大当り確率値)であっ
て、管理装置から大当たり確率設定値信号として遊技情
報記憶部111に取り込まれたものの双方を含むもので
ある。
【0016】大当りの発生期待度は、遊技状況個別案内
装置41の表示部103に大当りの出現期待度としてア
ナログ的に表示されるようになっている。例えば、Xと
Yの値が同じである場合は(X/Y)=1であるから、
{(X/Y)×50}=50となり、これに始動口への
設定値に対する入賞個数の比率を乗算することで、期待
度を表示する。始動口への設定値に対する入賞個数の比
率とは、始動口周辺の釘調整を考慮した場合における始
動口入賞数の割り合いであり、例えばほぼ1分間に始動
口へ6個入賞する前提で遊技を行うような釘調整がなさ
れているとした場合に、(Z/6)の値が始動入賞個数
の比率となる。なお、大当りの発生期待度の演算式は上
記例に限るものではなく、他の演算式で大当りの発生期
待度を算出してもよい。例えば、普通図柄表示装置を備
えた遊技機であっていわゆる普図確率がアップした場合
には、始動入賞個数の比率に所定の確率アップ値に対応
する値を乗算したり、あるいはラッキーナンバーの出現
によって大当り確率が変動した場合には、その変動に対
応した値を乗算するようにしてもよい。
【0017】設定部102は、遊技機11側でラッキー
ナンバーや大当り確率の設定を行うことかできない機種
である場合に、遊技状況個別案内装置41側でラッキー
ナンバーの設定を行ったり、遊技機11の大当たり確率
の設定を行ったりするものである。なお、このような設
定部102の機能は管理装置側で実現してもよい。外部
操作部104は、遊技者が特定の遊技情報を取得したい
場合に操作されるもので、例えばシートスイッチなどが
使用される。表示部104は外部操作部104によって
操作された特定の遊技情報を表示する。
【0018】図3は遊技状況個別案内装置41の表示部
103および外部操作部104の具体例を示す図であ
る。図3において、表示部103は例えばカラーあるい
はモノクロタイプのLCDからなり、所定の大きさを有
している。そして、表示部103には、通常は上側に設
定確率が表示される。図3の例では設定確率→1/20
0と表示されている。また、表示部103には、下側に
大当り発生の期待度が表示される。図3の例では大当り
発生の期待度がアナログ的に表示され、大当りの発生期
待度を示す部分(60%程度の期待度)が色を変えて表
示されている(例えば、赤色で表示)。表示部103の
側方には外部操作部104が配置されており、外部操作
部104は始動情報を選択するスイッチ104a、大当
り情報を選択するスイッチ104b、パンク情報を選択
するスイッチ104c、出玉情報を選択するスイッチ1
04d、打ち込み球情報を選択するスイッチ104e、
図柄情報を選択するスイッチ104fを有している。そ
して、所望のスイッチを押すことにより、1つの情報の
詳しい内容を選択することができるようになっている。
【0019】動作説明 以上の構成において、遊技状況個別案内装置41の動作
を説明する。図3に示すように、通常は、表示部103
の上側に設定確率が表示され、下側に大当りの発生期待
度が表示されている。 A.始動情報(図4) 外部操作部104のうち始動情報を選択するスイッチ1
04aを操作(押す)すると、図4に示すような始動情
報の画面が表示部103に表示される。この場合、本
日、前日、前々日と3日分の表示領域があり、以下の項
目が表示される。 「1分間の始動口への入賞数」これは、図柄変動を開始
する有効な始動入賞数ではなく、始動口への全入賞数を
1分単位で表した平均値のことである。例えば、本日=
5個、前日=6個、前々日=5個となっている。 「前回大当たりからの有効入賞数」これは、前回の大当
りが発生した以後の有効な始動入賞数である。したがっ
て、特図の変動回数に相当し、大当たりの出現具合を遊
技者なりに判断することができる。 「全入賞数」これは、図柄変動を開始する有効な始動入
賞数ではなく、始動口への全入賞数の総計のことであ
る。したがって、上記1分間の始動口への入賞数および
全入賞数のデータに基づき、遊技者なりに始動口への入
賞具合を把握できる。 「有効入賞数当たりの大当たり出現率」これは、(大当
たり回数/全有効入賞数)のことであり、このデータか
ら定量的に大当たりの出現具合を判断できる。
【0020】B.大当り情報(図5) 外部操作部104のうち大当り情報を選択するスイッチ
104bを操作すると、図5に示すような大当り情報の
画面が表示部103に表示される。この場合、本日、前
日、前々日と3日分の表示領域があり、以下の項目が表
示される。 「発生回数」これは、大当りの発生した回数である。 「発生間隔の最短」これは、大当りが発生した場合の最
短の間隔のことであり、この数値は有効始動入賞個数で
表される。例えば、本日の大当り発生間隔の最短は、1
0個であり、10個の有効始動入賞の後に、はやくも次
の大当りが発生したことを示している。 「発生間隔の最長」これは、大当りが発生した場合の最
長の間隔のことであり、この数値は有効始動入賞個数で
表される。例えば、本日の大当り発生間隔の最長は、1
000個であり、1000個の有効始動入賞の後に、よ
うやく次の大当りが発生したことを示している。 「発生間隔の平均」これは、大当りが発生した場合の平
均の間隔のことであり、この数値は有効始動入賞個数で
表される。例えば、本日の大当り発生間隔の平均は、2
02個であり、202個の有効始動入賞があれば、平均
的には次の大当りが発生することを示している。以上の
表示により、遊技者は当該遊技機の大当たりの発生具合
を把握することができ、遊技機選びの一因子とすること
ができる。
【0021】C.パンク情報(図6) 外部操作部104のうちパンク情報を選択するスイッチ
104cを操作すると、図6に示すようなパンク情報の
画面が表示部103に表示される。この場合、本日、前
日、前々日と3日分の表示領域があり、以下の項目が表
示される。 「パンク回数」これは、パンクの発生した回数であり、
大当たりが最後まで継続できたかどうかで判断する。図
6の例では本日、前日、前々日の何れも、パンク回数=
0として表示されている。このような表示により、遊技
者は当該遊技機のパンクの発生具合を把握することがで
き、遊技機選びの一因子とすることができる。
【0022】D.出玉情報(図7) 外部操作部104のうち出玉情報を選択するスイッチ1
04dを操作すると、図7に示すような出玉情報の画面
が表示部103に表示される。この場合、本日、前日、
前々日と3日分の表示領域があり、以下の項目が表示さ
れる。 「前回大当り時」これは、前回の大当り時における出玉
数である。出玉数は、大当たり信号の発生より補給球数
信号を計数し、大当たり信号が消滅までの間における累
計値である。なお、大当り信号は大当たり中アクティブ
になる。例えば、本日の前回大当り時出玉は、2400
個であり、2400個の玉が大当り時に出たことを表示
している。
【0023】「大当り時最大」これは、大当り時におけ
る出玉の最大数である。例えば、本日の大当り時におけ
る出玉の最大数は、2700個であり、2700個の玉
を大当り時の最大出玉数として獲得できたことを表示し
ている。 「大当り時最小」これは、大当り時における出玉の最小
数である。例えば、本日の大当り時における出玉の最小
数は、2100個であり、2100個の玉が大当り時の
最小出玉数になったことを表示している。 「大当り時平均」これは、大当り時における出玉の平均
数である。例えば、本日の大当り時における出玉の平均
数は、2400個であり、大当りが発生すれば少なくと
も2400個の玉を平均的に獲得できることを表示して
いる。このように「前回の大当たり時」、「大当たり時
最大」、「大当たり時最少」、「大当たり時平均」の出
玉数を表示することにより、遊技機11の癖を把握すす
ことができ、遊技機選びに役に立つ。
【0024】E.打ち込み球情報(図8) 外部操作部104のうち打ち込み球情報を選択するスイ
ッチ104eを操作すると、図8に示すような打ち込み
球情報の画面が表示部103に表示される。この場合、
本日、前日、前々日と3日分の表示領域があり、以下の
項目が表示される。 「前回大当りから」これは、前回の大当り発生から打ち
込んだ玉数のデータであり、表示された数値を100倍
したものが実際に打ち込んだ玉数になる。例えば、本日
における前回の大当り発生から打ち込んだ玉数のデータ
は100という数値であるから、これを100倍した1
0000個が実際に打ち込んだ玉数として表示されてい
る。なお、打ち込み球とは、遊技盤面に放たれた遊技球
(アウト球とセーフ球)のことである。
【0025】「大当りまでの打ち込み球数の平均」これ
は、大当り発生から次の大当りが発生するまでの間に打
ち込んだ玉数の平均値のデータであり、表示された数値
を100倍したものが実際に打ち込んだ玉数の平均値に
なる。例えば、本日における大当りまでの打ち込み球数
の平均データは30という数値であるから、これを10
0倍した3000個が実際に打ち込んだ玉数の平均値と
して表示されている。 「総打ち込み球数」これは、開店時から現在までの間に
打ち込んだ玉数のデータ(つまり打ち込み玉の累積デー
タ)であり、表示された数値を100倍したものが実際
に打ち込んだ玉数になる。例えば、本日における総打ち
込み球数のデータは540という数値であるから、これ
を100倍した54000個が実際に打ち込んだ総打ち
込み球数として表示されている。このような表示によ
り、遊技者は“もうそろそろ大当たりがくるだろう”と
いう自分なりの判断をすることが可能になる。例えば、
いわゆる”ハイエナ打法”というような判断も下すこと
ができる。
【0026】F.図柄情報(図9) 外部操作部104のうち図柄情報を選択するスイッチ1
04fを操作すると、図9に示すような図柄情報の画面
が表示部103に表示される。この場合、本日、前日、
前々日と3日分の表示領域があり、以下の項目が表示さ
れる。 「ラッキーNo.出現数」これは、ラッキーナンバーが
出現した場合の発生数のことである。このラッキーナン
バー出現数は、設定部102を用いて遊技店(ホールの
係員)がラッキーナンバー(例えば、「777)を予め
設定しておいた場合に、遊技機11より送られてくる図
柄データ信号と比較することで、ラッキーナンバーが出
現したかどうかを判断してラッキーNo.出現数の処理
が行われる。ここでいうラッキーナンバーとは、遊技店
が営業で利用するラッキーNo.のことで、いわゆるホ
ールラッキーと称されるものである。具体的には、遊技
店で定めたラッキーナンバーが出現すると、持ち玉遊技
の続行を許可するものである。例えば、本日におけるラ
ッキーNo.出現数は10回として表示されている。こ
のように、ラッキーNo.出現数を表示することによ
り、遊技機11の表示図柄の癖を把握することができ
る。
【0027】以上のように、本実施例では遊技機11か
らの遊技情報Aが遊技状況個別案内装置41の遊技情報
記憶部111に取り込まれて記憶され、この遊技情報記
憶部111に記憶された遊技情報Aに基づいて演算処理
部112により特定の遊技情報として始動情報、大当り
情報、パンク情報、出玉情報、打ち込み球情報、図柄情
報の詳細なデータに加工して表示可能な演算処理が行わ
れる。そして、遊技者が外部操作部104の1つのスイ
ッチを操作することにより、特定の遊技情報の中から必
要なものが1つ選択され、表示部103に表示される。
したがって、遊技を行いながら、遊技をしている当該遊
技機11の遊技状況をリアルタイムで把握することがで
き、より一層遊技への興趣を高めることができる。例え
ば、遊技機に向かい遊技を開始してしまった後であって
も、その遊技機の遊技情報を確認したい場合には、席を
離れて店内の所定箇所に1つだけ設置されている端末装
置へ出向いて当該遊技機の情報を確認するという面倒な
状態がなくなる。
【0028】また、管理装置を含めたシステムとして構
成するのではなく、遊技機11に対応して単体で遊技状
況個別案内装置41を設けることにより、比較的容易に
かつ安価に遊技情報を提供する装置を設置することがで
きる。したがって、遊技店にとっても、比較的安価に導
入することができる。この場合、管理装置を含めた構成
にしていないので、遊技状況個別案内装置41の拡張性
が高く、例えば他の装置と組み合せたり、あるいは他の
装置に内蔵することも可能になる。因みに、典型的な従
来の遊技状況の案内システムは、ホール管理コンピュー
タに各遊技機の稼働情報を記憶し、遊技者の外部操作に
応じて管理コンピュータに記憶された稼働情報を表示用
端末器に表示するというものであり、どうしても大容量
の管理コンピュータが必要でシステム自体が極めて大掛
かりになっている(容易にかつ安価ではなく、コスト高
で拡張性も低い)。これに対して、本実施例の遊技状況
個別案内装置はシステムが簡単で、安価に配置できる。
また、ホールに1台あるいは2〜3台しか配置されず、
各遊技機に対応して単体で設けるものではないから、こ
の面でも容易にかつ安価に遊技情報を提供するシステム
とはなっていない。これに対して、本実施例の遊技状況
個別案内装置はシステムが簡単で、安価に配置可能であ
る。従来装置の表示用端末器は画面操作のとき、メニュ
選択、タイプ選択、台番号選択、データ表示の選択等の
ために、かなり複雑な操作が必要で、遊技者にとっては
甚だ面倒である。これに対して、本実施例の遊技状況個
別案内装置はシステムが簡単であり、必要な情報を簡単
に操作で行うことができ、遊技者の操作性が良い。
【0029】遊技機11よりの遊技情報Aをそのまま管
理装置へ出力するための外部端子板を備えることによ
り、既存の設備に容易に遊技状況個別案内装置41を取
り付けることができる。さらに、大当りの発生期待度を
予測する機能を演算処理部112によって実現すること
により、大当り発生具合を遊技者が容易に判断すること
ができる。なお、上記説明は1台の遊技機11と遊技状
況個別案内装置41についてのものであるが、他の遊技
機およびそれに対応する遊技状況個別案内装置について
も同様の効果が得られるのは勿論である。
【0030】本発明の実施態様は上記実施例に限らず、
以下に述べるような各種の変形実施が可能である。 (a)遊技状況個別案内装置は遊技機の上部側に対応す
る島設備に配置するのではなく、遊技機の側方に対応す
る島設備に配置してもよく、あるいは他の場所に配置し
てもよい。 (b)遊技状況個別案内装置の大きさや形状は上記実施
例の例に限るものではなく、本発明の目的の範囲内で各
種変形が可能である。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、各遊技機からの遊技情
報を遊技情報記憶手段に取り込んで記憶し、この遊技情
報記憶手段に記憶した遊技情報に基づいて演算処理手段
により特定の遊技情報(例えば、始動情報、大当り情
報、パンク情報、出玉情報、打ち込み球情報、図柄情
報)を演算し、遊技客による外部操作に応じて特定の遊
技情報の中から必要なものを選択して表示しているの
で、以下の効果を得ることができる。 遊技を行いながら、遊技をしている当該遊技機の遊技
状況をリアルタイムで把握することができ、より一層遊
技への興趣を高めることができる。例えば、遊技機に向
かい遊技を開始してしまった後であっても、その遊技機
の遊技情報を確認したい場合には、席を離れて店内の所
定箇所に設置されている端末装置へ出向いて当該遊技機
の情報を確認するという面倒な状態をなくすことができ
る。 管理装置を含めたシステムとして構成するのではな
く、遊技機に対応して単体で遊技状況個別案内装置を設
けることにより、比較的容易にかつ安価に遊技情報を提
供する装置を設置することができる。したがって、遊技
店にとっても、比較的安価に遊技状況個別案内装置を導
入することができる。この場合、管理装置を含めた構成
にしていないので、遊技状況個別案内装置の拡張性が高
く、例えば他の装置と組み合せたり、あるいは他の装置
に内蔵することも可能になる。 従来の表示用端末器の操作に比較してシステムが簡単
であり、必要な情報を簡単な操作で行うことができ、遊
技者の操作性が良い。 遊技機よりの遊技情報をそのまま管理装置へ出力する
ための外部端子板を備えることにより、既存の設備に容
易に遊技状況個別案内装置を取り付けることができる。 大当りの発生期待度を予測する機能を設けることによ
り、大当り発生具合を遊技者が容易に判断することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる遊技状況個別案内装
置が配置された島設備を示す斜視図である。
【図2】同実施例の遊技状況個別案内装置の構成を示す
ブロック図である。
【図3】同実施例の遊技状況個別案内装置の表示部およ
び外部操作部の具体例を示す図である。
【図4】同実施例の始動情報の画面を示す図である。
【図5】同実施例の大当り情報の画面を示す図である。
【図6】同実施例のパンク情報の画面を示す図である。
【図7】同実施例の出玉情報の画面を示す図である。
【図8】同実施例の打ち込み球情報の画面を示す図であ
る。
【図9】同実施例の図柄情報の画面を示す図である。
【符号の説明】
10 島設備 11、12、13 遊技機 41、42、43 遊技状況個別案内装置 101 制御部 102 設定部 103 表示部(表示手段) 104 外部操作部(外部操作手段) 111 遊技情報記憶部(遊技情報記憶手段) 112 演算処理部(演算処理手段、大当り発生期待度
予測手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機からの遊技情報を取り込み、記憶
    する遊技情報記憶手段と、 前記遊技情報記憶手段に記憶された遊技情報に基づい
    て、特定の遊技情報を演算処理する演算処理手段と、 遊技客による外部操作に応じて前記演算処理手段で演算
    された特定の遊技情報の演算結果を選択する外部操作手
    段と、 前記外部操作手段の操作による特定の遊技情報に対応す
    る演算結果を表示する表示手段と、を備えたことを特徴
    とする遊技状況個別案内装置。
  2. 【請求項2】 前記遊技状況個別案内装置は、遊技機毎
    にそれぞれ配置されるとともに、配置は少なくとも遊技
    機とは別の場所であることを特徴とする請求項1記載の
    遊技状況個別案内装置。
  3. 【請求項3】 前記遊技状況個別案内装置は、遊技機の
    上側の島設備に配置されることを特徴とする請求項2記
    載の遊技状況個別案内装置。
  4. 【請求項4】 前記遊技情報記憶手段は、遊技機からの
    遊技情報として始動入賞信号、特図回動信号、継続信
    号、補給球数信号、回収球数信号、図柄データ信号、大
    当り確率設定値信号を取り込んで記憶することを特徴と
    する請求項1記載の遊技状況個別案内装置。
  5. 【請求項5】 前記演算処理手段は、特定の遊技情報と
    して始動情報、大当り情報、パンク情報、出玉情報、打
    ち込み球情報、図柄情報を演算処理することを特徴とす
    る請求項1記載の遊技状況個別案内装置。
  6. 【請求項6】 前記演算処理手段は、前記遊技情報記憶
    手段に取り込まれた予め定められた大当り発生確率を基
    に、大当りの発生期待度を予測する大当り発生期待度予
    測手段を有することを特徴とする請求項1記載の遊技状
    況個別案内装置。
  7. 【請求項7】 前記遊技機のラッキーナンバの設定、遊
    技機の大当たり確率の設定を行う設定手段を有すること
    を特徴とする請求項1記載の遊技状況個別案内装置。
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