JPH0723669Y2 - ワイヤハーネスの固定具 - Google Patents

ワイヤハーネスの固定具

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JPH0723669Y2
JPH0723669Y2 JP1988102281U JP10228188U JPH0723669Y2 JP H0723669 Y2 JPH0723669 Y2 JP H0723669Y2 JP 1988102281 U JP1988102281 U JP 1988102281U JP 10228188 U JP10228188 U JP 10228188U JP H0723669 Y2 JPH0723669 Y2 JP H0723669Y2
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JP
Japan
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wire harness
locking
fixture
piece
flexible portion
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JP1988102281U
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JPH0224185U (ja
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俊哉 東儀
宏 横田
伸篤 高橋
孝彦 水野
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Daiwa Kasei Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiwa Kasei Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 鋼板ボデー等よりなる固定部材に設けられる取付部に対
してワイヤハーネスを固定するための固定具に関する。
(従来の技術) 従来、この種の固定具としては実開昭59−161326号公報
に開示されているような型棒本体に小横断面積部を形成
してコードを所定引き回し形状に固定するワイヤハーネ
ス用型棒があった。
(解決しようとする課題) 上記従来技術のワイヤハーネス用型棒においては、型棒
本体に小横断面積を設けていることから上下方向への弾
性変位は可能であり、公報に開示された図面の如く、コ
ードの折曲げ部分に使用するには適している。
しかし、ワイヤハーネスの配設においては一般に所定の
間隔をおいて複数個の固定具を用いて固定するものであ
り、また固定部材の取付孔も必ずしも直線上に貫設され
ていないことからワイヤハーネスの配設箇所によっては
上下方向、横方向への弾性変形が可能な固定具が必要で
あり、また所定の間隔で複数個の固定具によって固定す
るため、ワイヤハーネスの配設時に固定部材の取付孔と
係止脚の位置のズレが生じて取付けができないといった
解決すべき課題があった。
また、従来技術でのワイヤハーネス用型棒では上下方向
での弾性変形は可能であるが横方向への弾性変形や配置
ピッチ間のズレには対応できないため、このような配置
箇所に適応する固定具を多種類用意する必要があり、こ
の場合誤組付による固定部材の取付孔への取付不能とい
った不具合を起し易く、部品管理、作業管理上解決すべ
き課題があった。
本考案は、上記従来技術の問題点を解消するためになさ
れたもので、上下方向、横方向への弾性変位に適応で
き、ワイヤハーネスの配設ピッチ間のズレにも対応可能
とし、ワイヤハーネスを固定部材の取付部に確実に固定
することが可能なワイヤハーネスの固定具を提供するこ
とを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記技術課題を解決するためになされたもの
で、固定部材に所定の間隔で設けられた取付部に係止可
能な係止部を有する略平板状の保持片において、前記係
止部間に薄肉の可撓部を設け、この可撓部は所定の形状
長さに形成された可撓性を有する棒状片であって、該可
撓部を介して前記保持片の長手方向における係止部間の
ピッチを変位可能に構成したことを特徴とするワイヤハ
ーネスの固定具である。
(作用) ワイヤハーネスを保持できる略平板状の保持片と係止部
は一体に形成され、保持片の一部に設けた薄肉の可撓部
により保持片はワイヤハーネス担持部に関係なく、ワイ
ヤハーネスの剛性、取付箇所の形状に応じた可撓部の変
形により取付可能となる。
(実施例) 次に、本考案の実施例につき、図面に従って説明する。
第1図において1は合成樹脂等からなる固定具であっ
て、略平板状の保持片2のほぼ中央部分に設けられた透
孔3により保持片2はワイヤハーネスWを保持する担持
部2a,2bと透孔3を挟んで担持部2a,2bをつなぐ薄肉の棒
状片からなる連結部4,4により可撓部5を形成する。6
は担持部2a,2bに設けられた突起、7,7は保持部2の両端
に設けられた係止部であり、ピッチPで保持具2と一体
に成形される。
係止部7は略平板状の中央軸7aと該中央軸7aの先端よ
り、該中央軸7aに関して対称的に延びる脚片7bと該脚片
7bの先端に設けられる舌状片7cよりなり略楔状断面をな
す。舌状片7cは楔面よりやや中央軸7a側に脚片7bと段差
をもって形成される 第2図はワイヤハーネスWを直角形状断面を有する固定
部材10に取付ける例であるが、ワイヤハーネスWをテー
プTで固定具1の突起6を利用して固定具1に取付け
る。固定具1の可撓部5に留意してワイヤハーネスWを
折曲げると可撓部5はワイヤハーネスWに対応して折曲
げられることとなるが、テープTは突起6により横ずれ
を起さない。このあと係止部7の一方を固定部材10の取
付孔11に押込む。取付孔11の幅はフリーな状態での係止
部7の断面幅よりやや小さく貫設されているため、係止
部7は取付孔11に押し込まれる際、脚片7bが取付孔11に
案内されつつ変形し、脚片7bが取付孔11を貫通するとス
プリングバックし、舌状片7cが取付孔11に弾性係着する
ことになる。一方、脚片7bの舌状片7cとのつなぎ部分は
スプリングバックにより取付孔11の幅以上に広がるた
め、抜け止めとなる。
次に、他方の係止部7を取付孔11に押込む。この例の場
合、ワイヤハーネスWは一旦は90°以上に折曲げられ、
最終的に固定される時90°に戻すという工程を経ること
となるがテープTが固定具1の突起6を利用して、ワイ
ヤハーネスWを固定具1に固定する手段をとっているた
め、テープTの巻着部の位置ずれの心配はない。
ワイヤハーネスWを平面的に折曲げて使用する場合、連
結片4は、第3図に示すような変形をすることになる。
固定部材10の取付孔11,11間のピッチとして標準的に在
庫している固定具1の係止部7,7間のピッチPよりも小
さいピッチを選択せざるを得ない場合でも第4図に示す
ように固定具1の可撓部5を変形させて係止部間のピッ
チを縮めることにより使用できる。ここに2点鎖線は固
定前の状態を示す。
可撓部の他の実施態様を第5図〜第7図に示す。この第
5図に示す可撓部12は担持部2a,2b間を略円形状に形成
して連結したもので同可撓部12を圧縮・伸長することで
保持片2の長手方向での係止部7間のピッチを変位する
ことができる折曲げて使用することもできる。また、第
6図に示す可撓部14は担持部2a,2b間を棒状片によりヒ
ンジ部13を介して図示対角状に接続したもので、同ヒン
ジ13を介して担持部2a,2bを長手方向へ伸縮して係止部
7間のピッチを変位することができ、折曲げも可能であ
る。また、第7図に示す可撓部17は棒状片のほぼ中央部
にヒンジ部15を設けて略く字形状に屈曲可能に設けて担
持部2a,2bにヒンジ部16を介して接続したもので上記可
撓部12,14と同様に長手方向へ伸縮して係止部7間のピ
ッチを変位することができ、折曲げも可能である。
ワイヤハーネスWの軸線上に固定部材の取付孔を貫設で
きない事情がある場合は第8図に示すような実施例を利
用できる。18は保持片2をワイヤハーネスWの軸線に直
角に延設した基板で、基板18の下に係止部7を垂設した
ものである。
以上の例では固定部材10の取付孔11に弾性係着可能な係
止部7を保持片2の下面に設ける構成としているが、係
止部として例えばボルトに取付可能な略円筒状のものを
採用してもよく、固定部材の取付部形状に応じて任意に
公知技術の中から選択すればよい。
(考案の効果) 本考案は、上記のように構成したことにより、保持片の
任意の方向に曲げ、縮め、伸して使用ができるので、と
くに、保持片長手方向において係止部間のピッチを変位
可能としたので固定部材への取付部間ピッチ寸法の選
択、乃至は、取付けピッチの標準化、寸法管理容易とな
り、単一の固定具の使用域が拡がるため、在庫管理が平
易化し、取付けが簡単化したため作業管理が容易とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は固定具の斜視図、第2図はワイヤハーネスを直
角に取付る場合の説明図、第3図は固定具を平面的に曲
げた場合の平面説明図、第4図は固定具を縮めて使用す
る場合の平面説明図、第5図〜第7図は可撓部の他の態
様を例示する平面図、第8図は固定具の他の態様を示す
平面図である。 1……固定具 2……保持片 5……可撓部(12,14,17) 7……係止部 10……固定部材 11……取付孔 W……ワイヤハーネス
フロントページの続き (72)考案者 高橋 伸篤 愛知県岡崎市保母町字上平地1番地 大和 化成工業株式会社内 (72)考案者 水野 孝彦 愛知県岡崎市保母町字上平地1番地 大和 化成工業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭59−161326(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定部材に所定の間隔で設けられた取付部
    に係止可能な係止部を有する略平板状の保持片におい
    て、前記係止部間に薄肉の可撓部を設け、この可撓部は
    所定の形状長さに形成された可撓性を有する棒状片であ
    って、該可撓部を介して前記保持片の長手方向における
    係止部間のピッチを変位可能に構成したことを特徴とす
    るワイヤハーネスの固定具。
JP1988102281U 1988-08-01 1988-08-01 ワイヤハーネスの固定具 Expired - Lifetime JPH0723669Y2 (ja)

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JPH0224185U JPH0224185U (ja) 1990-02-16
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JP2571101Y2 (ja) * 1990-08-29 1998-05-13 株式会社 ニフコ テーピング用クリップ
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JPS59161326U (ja) * 1983-04-13 1984-10-29 富士重工業株式会社 ハ−ネス用型棒

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JPH0224185U (ja) 1990-02-16

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