JPH0723660B2 - 粘性流体を用いたフラップ扉用ダンパー - Google Patents

粘性流体を用いたフラップ扉用ダンパー

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JPH0723660B2
JPH0723660B2 JP1113281A JP11328189A JPH0723660B2 JP H0723660 B2 JPH0723660 B2 JP H0723660B2 JP 1113281 A JP1113281 A JP 1113281A JP 11328189 A JP11328189 A JP 11328189A JP H0723660 B2 JPH0723660 B2 JP H0723660B2
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Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本発明は、上下方向へ回動させることで開閉自在とし
た。便蓋とか、吊下式扉などの所謂フラップ扉に関し、
ポリイソブチレン等の高分子粘性流体その他の粘性流体
と、スプリングとを用い、これらの夫々粘性剪断抵抗と
スプリング力とを利用することによって、抵抗力が得ら
れるようにし、当該抵抗力により上記フラップ扉におけ
る扉の閉方向への回動時には、当該扉荷重トルクに対す
る緩衝作用、すなわち制動力を発揮させるようにすると
共に、上記扉の開方向への回動時には、粘性剪断抵抗の
作用は消去してしまい、当該スプリングによる作用によ
り、扉を軽く回動させ得るように構成した粘性流体を用
いたフラップ扉用ダンパーに関する。
《従来の技術》 従来、粘性流体を用いたダンパーとしては、第6図
(イ)(ロ)に示した通り、ケースa内に、外力により
回転自在とした回転軸bには当該回転軸bと直交状に所
要数枚の可動ディスクc、c′、c″……を固定し、こ
れらの可動ディスクc、c′、c″……と交互配置であ
り、かつケースaとの係合により回転軸bの回転には非
連動であるが、板厚方向へは変動自在である所要数枚の
固定ディスクd、d′、d″……が配設され、これら可
動ディスクc、c′、c″……と固定ディスクd、
d′、d″……との板面間に、ケースa内に充填された
粘性流体eを介在させるようにしたものや、図示しない
が、回転軸に可動ディスクを固定することなく、回転軸
の回転には連動するよう係止されるが、その板厚方向へ
は変動自在であるようにしたものもある。
従って、上記両ダンパーは、回転軸bに回転力としての
外力が加えられることにより、該回転軸bと共に回転す
る可動ディスクc、c′……と、ケースaに係止の固定
ディスクd、d′……との相対運動により、両ディスク
c、c′……、d、d′……間の粘性流体による粘性剪
断抵抗を利用して、当該外力に対する緩衝作用を発揮さ
せ得ることとなる。
《発明が解決しようとする課題》 しかし、上記各ダンパーにあっては、回転軸bの回転方
向(正転、逆転)において、その抵抗力を可変にしたい
としても、抵抗力の決定要因となる可動ディスクc、
c′……と固定ディスクd、d′……との相対運動時に
おける両ディスク間の粘性流体による粘性剪断抵抗は不
変であるから、抵抗力、すなわち制動力を回転軸の正逆
転方向によって、夫々変化させることはできない。
従って、フラップ扉等の開閉時における軸トルク、すな
わち扉荷重トルク曲線fは第5図に示す如く余弦(co
s)荷重曲線となるものであるから、この場合上記各ダ
ンパーの回転軸を扉に固定して使用しても、扉の開閉動
作、特に扉の0°位置(閉扉横向状態)から90°位置
(開扉起立状態)へ開く(又は閉じる)動作は非常に重
くなってしまい、これを是正して、扉が軽く開けるよう
に、又扉がゆっくりと閉じるように扉の開閉動作、すな
わち制動力を開閉方向によって適切に制動しようとする
と、極めて複雑な付帯機構を用いなければならないこと
となる。
本発明は、上記従来の技術の有するこのような問題点に
鑑みてなされたもので、扉を0°から90°まで等に開成
するときは、スプリング作用により軽く操作でき、又90
°から0°まで等の閉成時にはスプリング作用と粘性剪
断抵抗力の作用とを併用することにより緩やかにして、
かつ円滑に閉扉動作が行われるようにし、又、扉の開閉
動作を複雑な機構を用いないで一軸にて制御可能なる粘
性流体を用いたフラップ扉用ダンパーを提供しようとし
ている。
《課題を解決するための手段》 本発明は上記の目的を達成するため扉取付部材側に取着
されるケースには、扉の上下方向への開閉動により回動
自在なるよう軸承された可動軸と、当該可動軸の扉開方
向への回動により断の状態となり、扉閉方向への回動に
より続の状態となるスプリングワンウェイクラッチを介
して、可動軸の上記扉閉方向の回動のみが伝達されるよ
う配設された可動部材と、当該可動部材の回動を粘性剪
断抵抗により制御するように、上記のケースと可動部材
との間に充填された粘性流体とを内設すると共に、可動
軸が扉開方向へ回動される際には巻き込み状態にあり、
これによる復元力が当該扉開方向への回動を助勢し、か
つ、当該可動軸が扉閉方向へ回動される際には巻き込ま
れることにより、前記可動部材の回動に対する粘性流体
による粘性剪断抵抗と共に、当該扉の閉動を抑制するよ
うにしたスプリングが、上記のケースと可動軸とに各端
部を掛止して配設されていることを特徴とする粘性流体
を用いたフラップ扉用ダンパーを提供しようとしてい
る。
《作用》 外力が可動軸にフラップ扉における扉開方向の回動力と
して加えられると、当該可動軸と可動部材とはスプリン
グワンウェイクラッチを介して断続自在となるので、当
該可動軸の扉開方向回転時には、可動部材が回転され
ず、従って粘性剪断抵抗は生じないが、例えば、フラッ
プ扉等が0°で閉じ位置、90°開き位置となるよう取付
けられる場合には、扉を閉じ方向へ回動すれば、可動軸
はスプリングが巻き方向へねじ込まれていくので、この
ねじ込み抵抗が可動軸に働くこととなり、これにより得
られたスプリングの復元力が、開扉操作を容易にするこ
ととなる。
一方、可動軸の扉閉方向への回転により、スプリングワ
ンウェイクラッチを介して該可動軸と可動部材とが接続
される為、可動軸と共に可動部材が回転されることとな
って粘性剪断抵抗が生じる。
従って、スプリングの効果とダンパー効果とによって扉
は緩やかに、スムーズに閉じることとなる。
従って、この際スプリング効果とダンパー効果を、前記
の扉荷重トルク曲線fに対して適度に選定してやれば、
扉は、閉成時にあって、何れの閉成角度においても、略
一定のスピードで閉扉させることが可能となる。
又、扉が閉じる0°付近において若干速度を遅くした
り、スプリングに、その定数の異なるものを用いること
により、扉開閉時における動きを様々に変えることも可
能となる。
《実施例》 以下、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図、第2図に示したように、横向き円筒形状のケー
ス1は、その端末壁1aの中心に軸孔1bが貫通されている
と共に、その周壁1cにあって他端側である開口部側の内
周に雌螺子部1dが刻設されている。
可動軸2は、上記軸孔1bに回動可能にして、かつ液密状
態となるよう貫通されていると共に、上記ケース1の雌
螺子部1dに液密状態にて螺着してある蓋板3の中心に
は、軸承凹所3aが設けてあり、これに、可動軸2の一端
部が嵌合されることで、当該可動軸2が、軸回り方向へ
回動自在にして、上記ケース1の中心線上に軸承されて
いる。
上記可動軸2の他端である突出端部には、外力としての
回転力が作用するように、図示しないフラップ扉におけ
る扉の回転中心部が固定されることとなる。
前記蓋板3の内面からは円筒部3bが、軸方向にあって、
上記ケース1の長さよりも所要寸法だけ短く突設させて
あり、該円筒部3bはケース1内にあって、その周壁1c
と、上記可動軸2との略中間部と配置されている。
更に、上記可動軸2には、そのケース1内にあって、端
末壁1aに内接する外向きフランジ2aが設けてあり、これ
によって可動軸2はケース1からの抜け出しが阻止され
る。
円筒形状の可動部材4は、その軸方向の長さが上記ケー
ス1の軸方向における有効長さよりも僅かに短く形成さ
れていると共に、その外径は、上記ケース1の内径より
も小さく、その内径は、上記円筒部3bの外径よりも大き
く各々形成されており、当該可動部材4は上記ケース1
に、その周壁1cと上記円筒部3bとの略中間部配置にて、
かつその一端部が上記外向きフランジ2aに回転自在なる
よう外装された状態にて内装されている。
そして、上記可動部材4の一端部外周と、ケース1にお
ける周壁1c、端末壁1aとの間にOリング5が介在されて
いることにより、該可動部材4の一端部と端末壁1a間は
液密状態にシールされ、一方、可動部材4と、上記円筒
部3bの先端部との間にもOリング6が介在されているこ
とにより、当該部分も液密状態にシールされ、これによ
りケース1内部は、その中心部の室Aと、外周部の室B
とに画成されている。
上記各Oリング5、6は、可動部材4の周方向回転によ
っても移動してしまったり、脱落してしまうことがな
く、当該部分のシール効果を維持できるよう、可動部材
4の一端部外周及び、同部材4の内周と円筒部3bの外周
に各々段差部4a、4b、3c等を設けて嵌着させてある。
このようにして蓋板3により閉成され、Oリング5、6
にて2室A、Bに画成されているが、そのうちケース1
内部における外周部の室B内には、例えばポリイソブチ
レン等の高分子粘性体とか、ピッチ或いは高粘度の水ガ
ラス等による粘性流体Cが収容されている。
一方、スプリングワンウェイクラッチ7は、横断面矩形
状、又は横断面円形状のバネ鋼線条をもって軸方向へ密
に巻回することにより、一定の外径を有して上記可動部
材4の内周面と密着するようにして形成されている。
上記スプリングワンウェイクラッチ7は、軸方向へ曲突
した一端7aを、可動軸2の外向きフランジ2aに掛止して
可動部材4内に密着状態に配設され、その他端は何れの
部材とも掛止等されることなくフリーの状態としてあ
る。
従って、可動軸2が一方向、すなわち第2図に示す矢印
D方向へ回転されると、当該一端7aによってスプリング
ワンウェイクラッチ7が巻き締られて、その外径が縮径
され、その外周面と可動部材4の内周面との密着が、第
2図に示した如く解かれることとなり、これにより可動
軸2と可動部材4との接続が解かれ、逆に可動軸2が上
記回転方向と反対方向、すなわち反矢印方向へ回転され
ることにより、その外径が拡径され、可動部材4の内周
面と密着し、可動軸2と共に可動部材4も回転されるよ
うになっている。
すなわち、上記スプリングワンウェイクラッチ7は、可
動軸2の回転方向により、該可動軸2と可動部材4相互
間の動力伝達を断または続の状態に切り変える機能をも
っている。
次に、本発明の重要部材であるスプリング8としての図
示例では、上記ケース1の前記中心部における室A内に
あって、可動軸2に外装されており、コイルスプリング
を用いるようにし、可動軸2に一方向への回転力を付勢
する為と、該可動軸2が反対方向へ回転される際には同
軸2に抵抗力を付与する為に配設される。
すなわち、当該コイルスプリングの場合は、軸方向へ曲
突した一端8aと他端8bが夫々蓋板3と可動軸2の外向き
フランジ2aとに掛止されることにより、ケース1内に配
設されるが、配設に際して、予め巻き方向へある程度ね
じ込んだ状態にて、各端8a、8bを蓋板3、外向きフラン
ジ2aに掛止させるようにしてもよく、この場合には、そ
の復元力で可動軸2が一方向、すなわち、第2図の矢印
D方向へ回転されるよう当該可動軸2に一方向への回転
力が付勢されている。
ここで、スプリング8として、コイルスプリングでなく
棒状等のトーションスプリングを用いようとするとき
は、可動軸を中空とし、これに当該トーションスプリン
グを内装することができる。
上記のダンパーをフラット扉に用いる際には、可動軸2
をフラップ扉における扉に軸着し、ケース1は扉取付部
材側に固定されるが、例えば、フラップ扉が便蓋のよう
に水平状態の0°にて閉じ位置となり、垂直状態の90°
にて開き状態となるよう取付けられる場合には、可動軸
2の回転方向(図示の矢印D方向)へ扉が開かれるよう
に両者は接続される。
そこで、今閉成状態にある扉に開成のための外力が与え
られると、可動軸2が第2図の矢印D方向へ回転力さ
れ、これによりスプリングワンウェイクラッチ7が縮径
されることとなるから、可動軸2と可動部材4との接続
が断たれ可動軸2のみが矢印D方向へ回転されるだけで
ある為、可動部材4は回転せず、この為当然のことなが
ら粘性剪断抵抗力は作用しない。
しかも、この際可動軸2には、垂直8の復元力が回転方
向へ蓄勢されているから、扉は軽い力で開かれることと
なる。
又、扉を閉じ方向へ動かしてやることにより、可動軸2
は反矢印方向へ回転され、これにより、スプリングワン
ウェイクラッチ7は拡径されて、可動部材4と密着し、
該可動部材4は可動軸2と共に回転されるから、この場
合には、粘性剪断抵抗が作用する。
又、可動軸2の反矢印方向の回転により、スプリング8
が巻き方向へねじ込まれ、当該ねじ込みによる抵抗力が
可動軸2に対して作用し、この結果扉はゆっくり、円滑
に閉じて行くこととなる。
第3図は他の実施例を示している。
ケース1は、その両端部に液密状態にて嵌着してある蓋
板3、9の中心に軸承凹所3aと軸孔1bが設けてあると共
に、該ケース1の一端部近傍に画壁1eが一体に設けてあ
ることにより、当該ケース1内部は軸方向へ室Aと室B
に画成されている。
上記画壁1eの中心に貫通の軸孔1fに、中実状の可動部材
4が嵌通され、これにより可動部材4がケース1の中心
線上にあって、軸回り方向へ回転自在なるよう軸承され
ていると共に、上記蓋板3の軸承凹所3aに、当該可動部
材4の一端部が回転可能なるよう嵌合されている。
一方、蓋板9の軸孔1bに可動軸2が挿通されることによ
りケース1の中心線上にあって、軸回り方向へ回転自在
に支持されていると共に、該可動軸2の内端が、上記可
動部材4にあって、ケース1の室A内へ突出されている
他端部の端面中心に凹設の軸承凹所4cに、回転自在なる
よう嵌合されており、これにより、該可動軸2と可動部
材4とは、ケース1中心である軸線状にあって支承され
ている。
スプリングワンウェイクラッチ7は、上記可動部材4に
あって、ケース1の室A内へ突出している部分の外周
に、断続自在となるよう密着状態にて配設され、その一
端が上記可動軸2に掛止されている。
すなわち、上記スプリングワンウェイクラッチ7は、可
動軸2が図示の矢印D方向へ回転されることで、その巻
き方向と反対方向へ一端7aが回動されることにより、拡
径状態となって可動部材4との密着が解かれ、可動軸2
と可動部材4との動力伝達が断たれ、又可動軸2が反矢
印方向へ回動されることで、縮径され、これにより可動
部材4の外周へ密着されるから、可動軸2と共に反矢印
方向へ回動されるよう機能する。
スプリング8の一端8aは、前記実施例では蓋板3に掛止
されていたものが、本実施例では上記画壁1eに掛止させ
てある。
ケース1の他方の室B内には、一方向(図示の反矢印方
向)へのみ回動自在である上記可動部材4と共に回動可
能なるよう、当該可動部材4と直交状にて係設され、か
つ板厚方向へは変動自在である所要数枚の可動ディスク
10、10′……と、これらの可動ディスク10、10′と交互
配置にて、ケース1との係合により可動部材4の回動に
非連動であるが、板厚方向へは変動自在である所要数枚
の固定ディスク11……とが配設されており、さらにこれ
らの可動ディスク10、10′……と固定ディスク11……の
板面間に、ケース1の室B内に充填された粘性流体Cを
介在させてある。
従って、可動軸2と共に可動部材4が反矢印方向へ回動
されることにより、該可動部材4と共に回転する可動デ
ィスク10、10′と固定ディスク11……とが相対運動した
ときの両ディスク10、10′、11間の粘性流体による粘性
剪断抵抗が活用されて、可動軸2、つまり扉による外力
に対する制動作用が発揮され得ることとなる。
尚、第4図は、前記の通り当該ダンパーの制動力を一軸
で制御する場合における扉荷重トルク曲線fに対する制
動領域を示した図表である。
この図表から理解される通り、扉荷重トルク曲線fより
も大とならない低い位置の領域にあってスプリング8に
よる力を可動軸2に与えることによりスプリング制御領
域Eを得るようにし、又、その時の扉荷重トルク曲線f
とスプリング力直線gとの差により形成される粘性剪断
抵抗制御領域F内にあって、前記の粘性剪断抵抗を選定
し、所要の制動力を付与すればよい。
このようにすることにより、扉は閉成時にあって何れの
閉成角度においても可成りの一定スピードを確保した状
態で90°から0°へ向け下降させるようにしたり、さら
に扉が0°付近まで閉成して来たときは第4図の如く若
干スピードがおそくなるようにして、扉の動作としては
理想的な状態を得るようにすることもできる。
《発明の効果》 本発明は上記のようにして構成され、扉閉方向の回動に
際し、扉荷重トルクをスプリング力と、粘性流体に基づ
く粘性剪断抵抗の両者によって受承しながら閉扉させる
から、当該両者による制動力を適宜選定することによっ
て、各種の扉に対して緩やかな閉止のための挙動を行わ
せることが可能となる。
しかも、スプリングワンウェイクラッチによって、上記
粘性剪断抵抗を扉閉方向への回動のみに発現させ、扉開
方向への回動時には同上スプリングワンウェイクラッチ
により、当該粘性剪断抵抗を消去させるようにしたの
で、扉開成時にあって粘性剪断抵抗が負荷となることな
く、前記スプリング力によって扉の開動作が効果的に助
勢され、軽快な扉の開成を保証することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る粘性流体を用いたフラップ扉用ダ
ンパーの実施例を示す縦断正面図、第2図は同実施例に
おいて、可動軸を一方向へ回転した状態を示す縦断正面
図、第3図は同ダンパーの他の実施例を示す縦断正面
図、第4図は扉荷重トルク曲線と、制動力制御方法にお
けるスプリング制御領域、粘性剪断抵抗制御領域を示す
グラフ、第5図はフラップ扉の扉荷重トルク曲線を示す
図表、第6図(イ)(ロ)は、粘性流体を用いたダンパ
ーの従来例を示す縦断正面図と横断平面図である。 1……ケース 2……可動軸 4……可動部材 7……スプリングワンウェイクラッチ 8……スプリング C……粘性流体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−190326(JP,A) 特開 平2−99023(JP,A) 特開 昭63−38422(JP,A) 特開 昭63−13927(JP,A) 実開 昭58−32874(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】扉取付部材側に取着されるケースには、扉
    の上下方向への開閉動により回動自在なるよう軸承され
    た可動軸と、当該可動軸の扉開方向への回動により断の
    状態となり、扉閉方向への回動により続の状態となるス
    プリングワンウェイクラッチを介して、可動軸の上記扉
    閉方向の回動のみが伝達されるよう配設された可動部材
    と、当該可動部材の回動を粘性剪断抵抗により制御する
    ように、上記のケースと可動部材との間に充填された粘
    性流体とを内設すると共に、可動軸が扉開方向へ回動さ
    れる際には巻き込み状態にあり、これによる復元力が当
    該扉開方向への回動を助勢し、かつ、当該可動軸が扉閉
    方向へ回動される際には巻き込まれることにより、前記
    可動部材の回動に対する粘性流体による粘性剪断抵抗と
    共に、当該扉の閉動を抑制するようにしたスプリング
    が、上記のケースと可動軸とに各端部を掛止して配設さ
    れていることを特徴とする粘性流体を用いたフラップ扉
    用ダンパー。
JP1113281A 1989-05-02 1989-05-02 粘性流体を用いたフラップ扉用ダンパー Expired - Fee Related JPH0723660B2 (ja)

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