JPH0247176Y2 - - Google Patents

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JPH0247176Y2
JPH0247176Y2 JP8455286U JP8455286U JPH0247176Y2 JP H0247176 Y2 JPH0247176 Y2 JP H0247176Y2 JP 8455286 U JP8455286 U JP 8455286U JP 8455286 U JP8455286 U JP 8455286U JP H0247176 Y2 JPH0247176 Y2 JP H0247176Y2
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spring
glass door
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coil spring
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は上げ下げ窓において、少なくとも室内
側に位置するガラス戸を任意の上下高さ位置で停
止させるカウンタバランス機構に関し、ガラス戸
の重量に応じてばね圧を調整する手段に特徴を有
する。
〔従来の技術〕
第2図は本考案が対象とする上げ下げ窓を示し
ており、サツシユ1に内外のガラス戸2,3が嵌
まつており、室外側のガラス戸3はサツシユ1の
上半分に固定され、室内側のガラス戸2はサツシ
ユ1の左右の縦枠4,4に形成した縦溝5,5に
沿つて上下動自在である。
かかる上げ下げ窓において、上下動するガラス
戸2を任意の上下高さ位置で停止させるカウンタ
バランス機構が、例えば実公昭60−16214号公報、
同59−14621号公報、同59−14622号公報、更には
実開昭60−87986号公報などに公知である。
第3図はそのカウンタバランス機構7を示して
おり、これは合成樹脂からなる縦長角筒状のパイ
プ8と、帯板を緩やかに捩つて形成したリード角
の大きいねじ板9と、ナツト部材10と、帯板を
コイル状に巻回してなる螺旋ばね11とからな
る。パイプ8は上端を縦溝5の上部に固定する。
ねじ板9はパイプ8内に上下動自在に挿嵌してあ
り、ねじ板9の下端がパイプ外に突出している。
ナツト部材10はパイプ8内の下端部に配置さ
れ、ねじ板9に螺合して回転する。螺旋ばね11
はパイプ8内においてねじ板9の外周に装着し、
上端をパイプ8の上部に連結するとともに、下端
をナツト部材10に連結してあり、ナツト部材1
0の回転で巻き締められる。
かくして、第7図の従来例に示すごとく各縦溝
5内にスライダ13を上下動自在に装着し、前記
ねじ板9の下端をスライダ13に連結する。そし
て、室内側に位置するガラス戸2の下端の左右に
支軸12を固定し、該支軸12の遊端を前記スラ
イダ13に連結した形態を取る。これによれば、
縦溝5内を摺動するスライダ13を介してガラス
戸2が上下動する。
しかるに、ガラス戸2を最上位に引き上げた状
態において、ガラス戸2が自重で落下しないよう
に保持する必要がある。そのためには、ガラス戸
2の組付け時にカウンタバランス機構7の螺旋ば
ね11の初期ばね圧をガラス戸2の重量に応じて
適正値に設定するばね圧調整機構が要る。このば
ね圧調整機構は、現場でサツシユ1にガラス戸2
を組付けたのち、螺旋ばね11に初期ばね圧を付
与できるようにすることが望まれる。組付け状態
でばね圧調整を行えるときは、長年使用後にばね
圧不足を生じても、容易に再調整が利くことにな
り、この点でも有利だからである。
この種のばね圧調整機構は、外部から操作部材
を介して螺旋ばね11が巻き締め可能であり、不
測に螺旋ばね11が反対方向に巻き戻らないよう
にしたものとなる。
かかるばね圧調整機構に関する第1の従来技術
として、本出願人が先に提案した実公昭58−
19244号公報および同60−16214号公報に開示さ
れ、かつ実願昭60−137325号(実開昭62−46783
号公報参照)を以て提案したものがある。これら
に共通しているのは、螺旋ばね11につながるラ
チエツトギヤを有し、別に該ギヤの外周に係脱す
るラチエツト爪を備えていて、ラチエツトギヤが
直接又は間接的に螺旋ばね11を巻き締める方向
に回転操作可能で、ラチエツト爪でラチエツトギ
ヤの戻り回転を阻止したラチエツト方式を採つて
いる点である。このうち、実公昭60−16214号公
報および実願昭60−137325号に係る形態は、ガラ
ス戸2の組付け後に下方からラチエツトギヤを回
転操作でき、従つてばね圧調整が現場で容易に行
える点が評価できる。また、実願昭60−137325号
の形態ではラチエツト爪も外部からこれが非係合
状態となるよう簡単に操作でき、従つて螺旋ばね
11を巻き締め過ぎたときや、ガラス戸をガラス
の破損などでいつたん取り外す際に、螺旋ばね1
1のばね圧を無くせるものとなつている。
ばね圧調整機構16に関する第2の従来技術と
して、前出の実開昭60−87986号公報に示すもの
がある。これも前述のラチエツト方式と基本的に
は同じであるが、そこでは螺旋ばね11につなが
るラチエツトギヤを上下動不能にしかし回転自在
に配し、別に該ギヤの軸端に上下方向から係脱す
る一方向回転クラツチを回転不能にしかし上下動
自在に配し、別の操作レバーで中間伝動部材を介
してラチエツトギヤがクラツチとのかみ合いが解
除される方向に回転操作でき、これで螺旋ばね1
1を巻き締め得るものとなつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、前出の第1従来技術例にみるラチエツ
ト方式ではラチエツト爪が損傷を受け易い。第2
従来技術例においても係合部材に同様の問題が生
じる。
いずれの従来例、とくに第2従来例では構成部
材が多すぎて構造も複雑であり、これ自体の組付
け作業性が悪く、高価に付き過ぎる。
また、各従来例ともラチエツトギヤを1/3〜1/5
回転ずつ回転させながら逆転を阻止する形態であ
るから、最終的な微調整が無段階に行えない。と
くに、螺旋ばね11を巻き締める方向にラチエツ
トギヤを回転操作する際に、一時的に逆転阻止状
態が外れるために、螺旋ばね11の反力でラチエ
ツトギヤが一気に戻り回転したり、途中で逆転阻
止が掛かつて係合部分が損傷するところに問題が
あつた。
〔考案の目的〕
本考案は、かかる従来技術を背景にして提案さ
れたものである。
本考案の目的は、サツシユにガラス戸を完全に
組付けた状態下でも、カウンタバランス機構の螺
旋ばねのばね圧調整が手軽に行えるものとするに
ある。
本考案の目的は、構成部材を必要最小限とし、
構造が簡単なばね圧調整機構を備えたカウンタバ
ランス機構を得るにある。
本考案の目的は、構成部材に変形・損傷を生じ
難く、長期にわたつて支障なく安定的に作動する
カウンタバランス機構を得るにある。
本考案の目的は、螺旋ばねのばね圧が正確に微
調整できるカウンタバランス機構を得るにある。
本考案の目的は、具体的な実施に際して螺旋ば
ねのばね圧を簡単にゼロに戻せるものとするにあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の原理から説明すると、いま回転部材の
円形外周面にコイルばねを密着状に嵌装したとす
る。つまり、コイルばねのコイル径が自由状態に
おいて回転部材の外径とほぼ一致するものとす
る。かくして、コイルばねの両端を他の部材に係
止固定したとする。この状態では、回転部材をコ
イルばねの巻き戻し方向(拡径方向)には自由に
回転できるが、巻き締め方向(縮径方向)には摺
接抵抗が働いて回転不能となる。
本考案は、この原理をカウンタバランス機構7
のばね圧調整機構16に応用したものである。
すなわち、本考案では前述した基本構成のカウ
ンタバランス機構7において、縦溝5内を上下動
できるスライダ13に、操作軸17を少なくとも
上方への抜け止めを図つて垂直軸まわりに外部か
ら回転操作可能に支持する。この操作軸17の上
端とねじ板9の下端とを直接にもしくは中間部材
を介して間接的に連結し、操作軸17を回転する
とねじ板9が回つて、これに螺合するナツト部材
10が回転し、これで螺旋ばね11が巻き締め・
巻き緩め可能となる関係に置く。
かくして、回転操作軸17の外周にコイルばね
20を密着状に嵌装し、このコイルばね20の上
下端を操作軸17以外の部材に係止連結して、操
作軸17とコイルばね20とが共回りしないよう
にする。そして、コイルばね20の巻き方向を螺
旋ばね11のそれとは逆向きになるように設定し
たものである。
具体的には部材点数を少なくして構造の簡略化
を期すために、回転操作軸17の下端に治具(ド
ライバ)が係合する操作溝22の類を設け、操作
軸17を直接的に回転操作できるものとすること
が望まれるが、回転操作力の低減などの為に操作
軸17を中間伝動部材を介して間接的に回転操作
できるようにしてもよい。
また、コイルばね20の下端を外部から操作可
能な逆転阻止解除部材21に係止連結しておき、
該部材21でコイルばね20をこれの巻き方向と
は逆方向(拡径方向)に操作できるものとすれ
ば、螺旋ばね11を巻き締め過ぎたり、ガラス戸
2を外す際などに有利となる。
〔考案の効果〕
以上のようにした本考案によれば、サツシユ1
にガラス戸2を組付けたのち、カウンタバランス
機構7の螺旋ばね11に初期ばね圧を付与した
り、該ばね11を増す締めする必要の生じたとき
は、回転操作軸17をコイルばね20が拡径する
方向に回転操作するだけでよい。このときは操作
軸17を従来のラチエツト方式に比して遥かに抵
抗なく回転操作できる。これでねじ板9を介して
ナツト部材10が螺旋ばね11を巻き締める方向
に回転し、螺旋ばね11を所定のばね圧に巻き締
めることができる。回転操作軸17をいずれの位
置で止めても、操作軸17は螺旋ばね11の反発
力を受けてコイルばね20が巻き締まる方向に逆
転しようとするが、コイルばね20は密着嵌装状
態にあつてそれ以上縮径できないので、操作軸1
7が戻り回転しない。自動的に操作軸17の逆転
阻止を図れることになる。
したがつて、本考案では、回転操作軸17とコ
イルばね20だけの必要最小限の部材で所期の目
的が達成でき、構造も簡単でカウンタバランス機
構7のばね圧調整機構16が安価に得られる。操
作軸17は螺旋ばね11を巻き締める方向には自
由に回転できるが、任意の回転位置で逆転が阻止
されるので、ばね圧調整を無段階に行え、正確な
微調整を行うに有利である。しかも、従来のラチ
エツト爪の類で逆転阻止を行うものと異なり、変
形や損傷を生じることがない。
具体的な実施に際しては、コイルばね20の下
端を操作部材21に係止連結し、この操作部材を
外部からコイルばね20を拡径させる方向に操作
可能とするだけで、操作軸17を螺旋ばね11の
ばね圧を減少させる方向に逆回転させることも可
能となり、螺旋ばね11の巻き締め過ぎやガラス
戸2の取り外しにもよく対応できる。
〔実施例〕
第1図ないし第6図は本考案の具体例を示す。
まず、上げ下げ窓の基本形態およびカウンタバ
ランス機構7については、既に述べた通りであ
る。
但し、上下動する室内側のガラス戸2には、第
4図に示すごとく下框2aの左右に支軸12の扁
平な基端部12aがそれぞれ固定されている。そ
して、図示例では各支軸12の先端にスライダ1
3を一体に形成した。
このスライダ13は下面を開口した実質的に半
円筒状に形成されていて、サツシユ1の縦溝5に
内側方からそれぞれ案内嵌合される。この縦溝5
内において、スライダ13は第1図に示すごとく
前後方向と左右方向に必要以上に遊動することが
接当規制されるよう寸法設定されており、上下方
向には摺動自在であつて水平軸まわりにも回動自
在である。
スライダ13を水平軸まわりに回動自在とした
のは、ガラス戸2を第5図に示すごとく内倒し可
能とするためである。その関係で、スライダ13
の上壁部には周方向に走る逃がし溝15が貫通形
成されている。この逃がし溝15の前端はスライ
ダ13の中心を通る鉛直線から反時計方向に少し
偏位した位置にあり、後端は鉛直線から時計方向
に90度より少し大きい角度だけ偏位した位置、つ
まり軸中心を通る水平線から時計方向に少し偏位
した位置にある。
さて、本考案が問題にするカウンタバランス機
構7のばね圧調整機構16はスライダ13内に組
み込まれている。
第1図、第4図および第6図において、ばね圧
調整機構16は回転操作軸17と、これの下面を
除く外周を覆う筒体19と、操作軸17の逆転防
止を図るコイルばね20と、該ばね20による逆
転防止を解除するための部材21とからなる。
回転操作軸17は上端部17aが径小に形成さ
れた縦長状であり、下端にドライバの係入を許す
操作溝22を有する。筒体19は下面が開口して
おり、その上面壁19aの中央に通孔23が透設
されている。
スライダ13の内部に筒体19を、ついで該筒
体19内に操作軸17をそれぞれ下方から嵌め込
み、操作軸17の径小上端部17aを筒体19の
通孔23ついでスライダ13の逃がし溝15に挿
通し、この径小上端部17aの上端に前記ねじ板
9の下端を差し込んで相対回転不能にビス止め連
結する。
この組付け状態において、操作軸17の下端の
操作溝22が開放状態にある下方に臨む。そし
て、ねじ板9と操作軸17とが一体化し、スライ
ダ13と操作軸17との間で筒体19を挟持す
る。但し、筒体19の上面壁19aは前後の角落
とし部がスライダ13の内面に接触して相対摺動
可能である。
操作軸17と筒体19との間には、該操作軸1
7の中間径大部の円形外周面に前記コイルばね2
0を密着状に嵌装する。このコイルばね20のコ
イル径は自由状態において操作軸17の外径とほ
ぼ一致しており、操作軸17に密着状に嵌装され
ること、及びその巻き方向が前記螺旋ばね11の
それとは逆向きになつていることが注目されるべ
きである。
更に、操作軸17と筒体19との間には、下端
寄り部位に前述の逆転防止解除部材21を水平面
で回動操作可能であるように位置決め保持する。
図の逆転防止解除部材21は、円筒状に形成され
ていて、操作軸17と筒体19との双方に凹凸係
合しているが、いずれか一方に位置決めされて、
小角度だけ水平回転自在であつて、かつ下方より
回転操作できればそれでよい。かくして、コイル
ばね20は上端20aを筒体19に、下端20b
を前記解除部材21にそれぞれ連結する。
しかるときは、ガラス戸2を支軸12を介して
ばね圧調整機構16およびカウンタバランス機構
7にそれぞれ連繋して組付けたのち、ガラス戸2
をカウンタバランスさせて最上位でも下方にずれ
落ちないように保持するために、螺旋ばね11に
初期ばね圧を付与することになる。
この初期ばね圧付与に際しては、回転操作軸1
7の下端の操作溝22にドライバを差し込み、操
作軸17をコイルばね20が拡径するP方向に回
転操作する。すると、この回転操作量に対応して
ねじ板9、次にこれに螺合したナツト部材10が
螺旋ばね11を巻き締める方向に回転し、ガラス
戸2の重量に応じた初期ばね圧を螺旋ばね11に
付与する。
このとき、操作軸17の回転操作力を解くと、
これに連結したねじ板9を介して螺旋ばね11の
反発力による周方向分力を受け、操作軸17がコ
イルばね20を巻き締めるQ方向に逆転しようと
する。しかし、コイルばね20は操作軸17の外
周に密着状態で嵌装されており、これ以上は縮径
できないので、両者17,20の摩擦係合で操作
軸17は該ばね20を縮径させるQ方向に逆回転
できない。したがつて、螺旋ばね11に付与した
初期ばね圧を微調整しながら確実に維持できる。
なお、長期の使用で螺旋ばね11のばね圧が低下
したときも、同じ要領で該ばね11のばね圧を再
調整する。
螺旋ばね11の初期ばね圧を強く設定し過ぎた
場合や、ガラス戸2を外す必要を生じた場合など
には、逆転防止解除部材21を手にして前述のP
方向に僅かに回す。すると、コイルばね20が拡
径し、該ばね20と操作軸17との摩擦係合が解
けて操作軸17およびねじ板9が多くの場合は一
気に逆転し、ナツト部材10も逆転して螺旋ばね
11のばね圧がゼロないしそれに近くなる。この
とき操作軸17とコイルばね20は全面的に摺接
し、局部的に係合しないので、両者に損傷を生じ
ることはない。
つぎに、螺旋ばね11に初期ばね圧を付与した
使用状態において、ガラス戸2を押し下げて行く
と、これに伴いねじ板9が下降し、これの下降量
に対応する分だけナツト部材10が回転して螺旋
ばね11を次第に巻き締め、この巻き締めによる
螺旋ばね11の反発力でねじ板9とナツト部材1
0とが更に摩擦係合し、この摩擦係合力が螺旋ば
ね11の反発力によるガラス戸2の引き上げ分力
およびガラス戸4の重量に打ち勝ち、ガラス戸2
を常に任意の上下高さ位置に止めて支持する。こ
の点は従来からあるカウンタバランス機構7の作
動と同じである。
ガラス戸2は上下の任意高さ位置において、第
1図に示すごとく下端左右の支軸12まわりにほ
ぼ90度内倒しできる。すなわち、スライダ13に
は周方向に逃がし溝15を設け、操作軸17の上
端部17aが該逃がし溝15に遊嵌状に挿通され
ているので、支軸12と一体のスライダ13が水
平軸まわりに縦溝5内で回動すると、操作軸17
はそのままで上端部17aが逃がし溝15内を相
対的に移動する。回動するのはスライダ13すな
わち支軸12だけである。
なお、縦枠4とガラス戸2の左右側壁とは、第
2図および第5図に示すごとくアーム38で連結
してあり、とくに縦溝5に沿つて摺動する摺動体
39にアーム38の上端を回動自在に連結し、該
摺動体39から延出した規制片40の下端を前記
スライダ13に衝当させることにより、ガラス戸
2の最大内倒し角度をほぼ90度の水平姿勢になる
よう規制してある。また、符号41は常態におい
てガラス戸2の内倒れを規制するノツチであり、
押しボタン42の操作で内倒れ可能状態に切換え
操作でき、内倒れ姿勢からガラス戸2を起こして
行くと自動的に元の内倒れ規制状態になる。
〔別実施態様例〕
図示例の全容は以上の通りであるが、本考案は
これに限られるものではない。
例えば、本考案の構成部材であるスライダ13
は支軸12と一体である必要はない。基本的には
第7図の従来例を踏襲して縦溝5内のスライダ1
3にガラス戸2から延出した支軸12を連結する
ようにしてもよい。
また、支軸12とスライダ13とが一体の場合
も含めて、ガラス戸2は必ずしも内倒れ可能にな
つていることを要しない。したがつて、内倒れ可
能とするための構成は全て省略できる。例えば、
スライダ13にそのまま回転操作軸17を直接支
持し、コイルばね20の上端20aをスライダ1
3に、ばね下端20bを逆転防止解除部材21を
介してスライダ13にそれぞれ係止してもよい。
更に簡略化するときは、この解除部材21も省略
できる。
また、回転操作軸17の上端とねじ板9の下端
とは直結するに代えて中間部材を介して連結して
もよい。該操作軸17も下方からでなく横側方か
ら他の部材を介して回転操作できるようにしても
よいであろう。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本考案の実施例を示す。
第1図は要部の縦断側面図、第2図はサツシユに
対するガラス戸の取付け状態を説明する概略正面
図、第3図はカウンタバランス機構を示す縦断正
面図、第4図は第1図に相当する部分の縦断正面
図、第5図はガラス戸を内倒し状態にしたときの
要部の縦断側面図、第6図は構成部材の分解斜視
図である。第7図は従来例を示す要部の縦断正面
図である。 1……サツシユ、2……ガラス戸、5……縦
溝、7……カウンタバランス機構、8……パイ
プ、9……ねじ板、10……ナツト部材、11…
…螺旋ばね、12……支軸、13……スライダ、
15……逃がし溝、16……ばね圧調整機構、1
7……回転操作軸、19……筒体、20……コイ
ルばね、20a……コイルばねの上端、20b…
…コイルばねの下端、21……逆転防止解除部
材、22……操作溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 少なくとも室内側に位置するガラス戸2が、サ
    ツシユ1の左右の縦溝5に沿つて上下動する上げ
    下げ窓において、 左右の各縦溝5内に縦長のパイプ8を固定し、 パイプ8内に上下動自在に挿嵌されるねじ板9
    を有し、このねじ板9の下端はパイプ8の下方に
    突出しており、 パイプ8内に、ねじ板9に螺合するナツト部材
    10を回転自在に配置してあり、 パイプ8内において、ねじ板9の外周に螺旋ば
    ね11を装着し、この螺旋ばね11はナツト部材
    10の回転で巻き締められるものとなつており、 各縦溝5内に、ガラス戸2の下端左右を支持す
    るスライダ13を上下動自在に挿嵌し、 スライダ13に回転操作軸17を少なくとも上
    方への抜け止めを図つて垂直軸まわりに回転操作
    可能に支持し、 回転操作軸17の上端とねじ板9の下端とを連
    結してあり、 回転操作軸17の外周にコイルばね20を密着
    状に嵌装し、このコイルばね20の上下端20
    a,20bを回転操作軸17以外の部材に係止連
    結し、コイルばね20の巻き方向を前記螺旋ばね
    11のそれとは逆向きに設定してあることを特徴
    とする、上げ下げ窓におけるガラス戸のカウンタ
    バランス機構。
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WO2019155932A1 (ja) * 2018-02-09 2019-08-15 キヤノン電子株式会社 ソレノイドバルブ

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