JPH03163232A - 粘性流体を用いたダンパー - Google Patents

粘性流体を用いたダンパー

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JPH03163232A
JPH03163232A JP30362189A JP30362189A JPH03163232A JP H03163232 A JPH03163232 A JP H03163232A JP 30362189 A JP30362189 A JP 30362189A JP 30362189 A JP30362189 A JP 30362189A JP H03163232 A JPH03163232 A JP H03163232A
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JP
Japan
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movable
housing
fixed
cylinder
movable shaft
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Application number
JP30362189A
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English (en)
Inventor
Kazuyoshi Oshima
大島 一吉
Yojiro Nakayama
洋二郎 中山
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Sugatsune Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Sugatsune Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本発明は、例えばプリインブチレン等の高分子粘性流体
、その他の粘性流体を用い,その粘性剪断抵抗を利用す
ることにより抵抗力を得るようにし、当該抵抗力によっ
て外力に対する緩衝作用、即ち制動力を発揮させるよう
にした各種の用途に供し得るダンパーに関する. 《従来の技術》 従来,この種のダンパーとしては、第8図(イ)(口)
に示した如く,ハウジングa内に、外力により回転自在
とした可動軸bと共に回転可能なるよう当該可動軸bと
直交状に固定した所要複数枚の可動部材C,C’ ,C
  ・・・・・・と、これらの可動部材c,c’ ,c
  ・・・・・・との交互配置にてハウジングaとの係
合により可動軸bとの回転に非連動である所要複数枚の
固定部材d,d’,d”・・・・・・とを配設し、ハウ
ジングa内に充填された粘性流体eを可動部材c,c’
・・・・・・と固定部材d.d’・・・・・・の板面間
に介在させるようにしたもの等が知られている. このようなダンパーは,可動軸bに回転力としての外力
が加えられることにより、該可動軸bと共に回転する可
動部材c,c’ ,c  ・・・・・・とハウジングa
に係設の固定部材d.d’.d”・・・・・・とを相対
運動させ、このとき両部材C,C’ ,C  ・・・・
・・、d,d’ ,d”・・・・・・間の粘性流体によ
る粘性剪断抵抗を利用して、当該外力に対する緩衝作用
を発揮させ得ることとなる. 従って、この種のダンパーにあっては,粘性流体eが介
在されるハウジングa,可動軸b及び可動部材C,C’
・・・・・・、固定部材d.d’・・・・・・間のクリ
アランスが粘性流体による粘性剪断抵抗力の決定要因と
なるが、当該クリアランスは、ダンパーが使用される場
所における温度、即ち環境、温度の変化により以下のよ
うに変化することとなる.すなわち、上記ダンバーでは
、外側の部材(ハウジング)のほうが、内側の部材(可
動軸、可動部材及び固定部材)に比べて環境温度変化を
うけ易いため、当該環境温度が高くなると、内側の部材
に対して外側の部材の線(熱)W張が大きくなり、この
結果該部材間のクリアランスが大となるよう変化し、従
って、この際、粘性流体による粘性剪断抵抗力は、低下
し,逆に環境温度が降下すると当該抵抗力が大となり、
上記粘性剪断抵抗力、即ち制動力が変化してしまうこと
となる.《発明が解決しようとする課題》 本発明は、上記従来の技術が有するこのような問題点に
鑑みてなされたもので、ハウジング、可動部材及び、固
定部材、可動軸等の間に粘性流体が配在されているダン
パーにおいて、上記各部材の配在位置が外側である部材
を線膨張係数の小さい材料で形成すると共に、内側の部
材は線膨張係数の大きい材料で形或することによって、
環境温度の変化に対し、外側部材の線膨張が小さく、こ
れに比し内側部材の線膨張が太き〈なるようにし、この
ことで、環境の温度変化に対して粘性流体による粘性剪
断抵抗力の変化を可及的に小さ〈できるようにし、かく
して、環境温度変化の大きい箇所にあっても使用できる
粘性流体を用いたダンパーを提供しようとするのが、そ
の目的である. 《課題を解決するための手段》 本発明は上記の目的を達成するため、ハウジング内に,
外力により回転自在とした可動軸と共に回転する可動部
材と、該可動部材と隣装配置にてハウジングとの係合に
より可動軸の回転に非連動である固定部材とが配置され
、上記ハウジング内の粘性流体が、当該ハウジング、可
動部材、固定部材、可動軸等の間に配在されているダン
パーにおいて、上記のハウジング、可動部材及び固定部
材、可動軸等のうち、それらの配在位置が外側である部
材を線膨張係数の小さい材料で、内側である部材は線膨
張係数の大きい材料で夫々形威したことを特徴とする粘
性流体を用いたダンパーを提供しようとするものである
. 《作   用》 外力が可動軸に回転力として加えられることで、該可動
軸が回転されると、該可動軸と共に可動部材が回転され
ることとなるから、該可動部材と固定部材、ハウジング
との間の粘性流体による粘性剪断抵抗力が生じ、これが
外力に対する抵抗として作用することでダンパーとして
機能することとなる. 環境温度が高くなると、各部材は熱膨張することとなる
が、外側の部材,つまりハウジングは線膨張係数の小さ
い材料からなるので、該ハウジングの膨張は小さいのに
対し,内側の部材,つまり可動軸、可動部材及び固定部
材はm+*張係数の大きい材料からなるので、これらの
膨張は大となり、これにより、ダンパー全体の容積増加
が抑制されることとなって、粘性流体による粘性剪断抵
抗力の変化が抑止される. 又、環境温度が低〈なると、上述とは逆に外側の部材及
び内側の部材は何れも縮小することとなるが、内側の部
材の縮小変化量に対し,外側の部材のそれは小さいので
、ダンパー全体の容積の減少は抑制され、環境温度の低
下に対して粘性剪断抵抗力の変化は小さくなる. 《実 施 例》 以下,本発明の実施例について図面を参照して説明する
. 第1図から第4図までが可動筒、固定筒の回転による多
円筒式ダンパーの実施例を示し,第5図,第6図が可動
板、固定板の回転による多板式タンパーの実施例であり
,さらに第7図(A) (B)はt『f動筒,固定筒の
回転による横型の単円筒式ダンパーの各実施例を示して
いる. 先ず、第1図〜第4図の回転による多円筒式ダンパーに
つき説示すれば,器状のハウジング1は,その底jp1
aの中心に軸承四部!bが設けられていると共に,該底
171aの直径方向に四溝条1cが門設されている. 次に可動軸2が、1一記ハウジング1の中心線上に軸嵌
されて、その先端部が,上記軸承四所1bに嵌合されて
いると共に、該可動軸2のhFiflに設けられたフラ
ンジ2aに被嵌の蓋板3が,干記ハウジングlの1一端
雌螺子部+dにfg着されることで,上記7ランジ2d
から突出した、連結田螺孔2bをもった角頭部2Cが,
上記の蓋板3を貫通している.七記角頭部2cの突出端
部には、外力としての四転力が作用する回動腕4の角孔
4aが嵌合し、同腕4の抜出しを咀止するため、抜+}
−め螺子5が、上記の連結用螺孔2bに螺着されている
.また、上記可動軸2におけるフランジ2aの下面には
、上記の凹溝条1cと対向する凹溝条2dが直径方向に
凹設されている. このようにして,蓋板3により閉威されたハウジング1
内には、前記の如〈ポリイソブチレン等の高分子粘性体
とか、ピッチあるいは高粘度の水ガラス等による粘性流
体Aが収容されると共に、該粘性流体A内には、所要数
(図示例では二個)の可動筒6,6゛と、固定筒7,r
とが、交互に隣装配置となるよう同心内状に配設されて
いる.即ち、可動筒6,6゜,固定筒7,7゜は、その
直径を,固定筒7,可動筒B、固定筒7゜、可動筒6゜
の舶に、等しい寸法宛大きくなるよう形成されていると
共に、該固定筒7と可動軸2との間隔及び可動筒6′と
ハウジングlとの間隔とが、上記各筒7,6,7゜.6
゜の各間隔と同一となるよう各々が形威されている. ヌ,各可動筒6,6゜は、その上端対向位置から二個の
回肥突片8a,8a.8a’ ,8a’が上方に突設さ
れていて、上記したフランジ2aの凹溝条2dに係嵌さ
れることにより可動軸2と共に回転自在としてある. 一方,固定筒?,7゜は、その下端対向位置から二個の
回止突片?a,7a,7a’ ,7a’が下方に突設さ
れていて、上記した底壁1aの凹溝条1cに係嵌される
ことにより、上記可動軸2とは非連動であるようハウジ
ングlには固定されている. ここで,第1図、第2図に示した多円筒式ダンパーでは
、上記可動軸6.B゜、固定筒7.7“が完全な円筒状
に形成してあるのに対して、第3図、第4図に示した多
円筒式ダンパーでは、可動筒6,6゜、固定筒7.7゛
が、その周壁に切割Bb,8b’ ,7b,7b’ を
上端から下端までに切設させてあって、後述するように
して,それらの直径が拡径又は縮径し易〈してある. そして、上記ハウジングl、可動軸2及び可動筒6,6
゛、固定筒7,7゜は、それらの外側から内側の順、即
ち、例えばハウジング1、可動筒6゛、固定筒7゜、可
動筒6、固定筒7、可動軸2の順にて何れも線(熱)膨
張係数が小さくなるように、その材料が選定されており
、環境温度の変化にょうて、各々の円周長さ,つまり直
径が、各棒に変化するようにしてある. 即ち、環境温度の変化に対し、ハウジング1の直径は変
化が小さいように、一方,可動軸2,可動筒6.6′、
固定筒7.7゜等の直径は変化が大きくなるように形威
されている. 次に、第5図、第6図の回転による多板式ダンパーにつ
き示すれば,器状のハウジングlは、その底壁1aに軸
承凹所1bが設けられていると共に、内周壁!eの対向
する箇所に縦長凹溝条H,H・・・・・・が凹設されて
いる. 可動軸2は、第1図〜第4図に示し、前記したものと同
様に、蓋板3を貫通した状態にてハウジングlの中心軸
線上に軸承されている.上記蓋板3により閉成されたハ
ウジングl内に収容の粘性流体A内には、円板状である
二枚の可動板8.8’ ,8”と、二枚の固定板θ,9
′とが、上下方向へ交互に隣装配置となるよう配設され
ている.すなわち、可動板8,8゜,8”は、その中心
に係嵌軸孔8aが開口され、該軸孔8a・・・・・・の
係嵌溝部8b,8b・・・・・・に、前記可動軸2に縦
設した係嵌突条2e,2e・・・・・・が係嵌されるこ
とにより、可動軸2の回転と共に、当該可動板8,8゜
.8”も回転するが、この可動板8・・・・・・は可動
軸2に対し、その軸方向、即ち板厚方向へは変動可能で
あり、従って第5図にあっては昇降自在となっている.
一方、固定板9,9゜は、その中心に軸孔3aが形威さ
れていると共に、外周縁には回出突片9b,9b・・・
・・・が突設された円板であり、前記可動軸2は上記軸
孔9aに遊嵌されているから、同軸2の回転が固定板9
.9゛に伝達されることなく、かつ上記回士突片9b・
・・・・・はハウジング】の縦長凹溝条IF・・・・・
・に係合され、これにより固定板9,9゜は、回転力に
対して追随することな〈、板厚方向への変動が可動板8
・・・・・・と同じ〈可能となっている.そして、外側
の部材であるハウジング1や着板3は、&9膨張係数の
小さい材料にて形成されているのに対し,内側の部材で
ある可動板8・・・・・・又は固定板9・・・・・・、
もし〈は可動板8・・・・・・と固定板9・・・・・・
は、線膨張係数の大きい材料にて形威されている. さらに、第7図(A) (B)の回転による横型の円筒
式ダンパーにつき説示すれば、横向き円筒形状のハウジ
ングlは、その端末壁tHの中心に軸孔1kが貢通され
ていると共に、他端である開口部には蓋板3が液密状態
にて嵌着させてある. 呵動軸2は、上記軸孔1kに回転可能にかつ液密状態と
なるよう貫通されている, 上記蓋板3の中心に貫通した軸孔3aには,ダイヤル保
持i10が回転自在に嵌挿させてあり、該ダイヤル保持
筒10の,上記軸孔3aから突出する外端部には調整ダ
イヤルl1が螺子にて固定され、これにより蓋板3に対
して、ダイヤル保持筒10と調整ダイヤルUは軸方向移
動が阻止された状態にて一体に回転可能なるよう支承さ
れている.又,上記蓋板3は、その内面から固定筒7が
軸方向へ一体に、かつ上記ハウジング1の長さよりも所
要寸法だけ短く突設され、該固定筒7は、上記ハウジン
グ1内にあって、その周壁hと上記可動軸2との間に配
置されている. 上記固定筒7には、その内周面の対向位置に係嵌用凹溝
条7c , 7cが、軸方向へ長〈凹設されている. 円筒形状の調整ネジI3は、その周壁外周に雄蝶子13
aが刻設させてあると共に、その内端には回止突片13
b,13bが対称に半径方向へ突設され、該雄蝶子13
aを、上記ダイヤル保持筒IOの内周に刻設した雌螺子
10aと螺合させてあり、かつ、上記回止突片13b,
13bを、上記固定筒7の係嵌凹溝条7c,7cに係嵌
させ、これにより上記調整ネジlOは,調整ダイヤル1
1の回転により軸方向へ摺動可能となっている. 又、上記可動軸2の内端部は、上記調整ネジl3の内部
孔13cに回転、かつ軸方向へ摺動自在に嵌挿されてい
る. 又、上記可動軸2には、前記ハウジング1の端末Jfl
gの内面に゛当接する径大部2fが設けてあり,これに
よって可動軸2はハウジングlからの抜け出しが阻止さ
れている. 円筒形状の可動筒6は、その軸方向の長さが、上記ハウ
ジング1の内部の軸方向における有効長さよりも僅かに
短く形成されていると共に、その外径は,上記ハウジン
グlの内径より小さく、かつその内径は、上記固定筒7
の外径よりも大きく形成され、上記ハウジング1内に,
その周壁hと上記固定%V7との略中間部配置にて,か
つ上記可動軸2の径大部2fに対して回転自在なるよう
外装された状態にて配設されている. そして、上記可動筒6の一端部外周と、ハウジング1の
周壁h、端末壁!gとの間及び可動筒6と固定筒7の先
端部との間は、0リング14.15等によって液密状態
にてシールされ、これにより、ハウジング1内には室B
が画成され、該室B内には、前記した如く粘性流体Aが
収容されている.スプリングワンウエイクラッチl6は
、適宜の横断面形状であるバネ鋼線条を軸方向へ密に巻
回することにより、一定の直径にて上記可動筒Bの内周
面と密着するように形威されている.上記スプリングワ
ンウエイクラッチIBは、その半径方向内側へ曲突した
一端leaが、上記可動軸2における径大部2fに凹設
の凹所2gと掛止した状態にて,可動筒B内に密着状態
となるよう配設され、その他端は何れの部材とも掛止さ
れることなく、フリーの状態となっており、可動軸2が
一方向へ回転されることにより,その一端16aによっ
て巻き締めされ、その外径が縮径されることで、その外
周面と可動筒6の内周面との密着が解除され,可動軸2
と可動筒6との接続が解かれ、又逆に可動軸2が上記回
転方向とは反対方向へ回転されると、その外径が拡径さ
れて可動筒6と密着し、該可動筒6が可動軸2と接続さ
れ、これにより、両者共に回転する構威となっている.
上記可動軸2に一方向への回転力を付勢するためと、該
可動軸2が反対方向へ回転される際には抵抗力を付与す
るために配設されるバネとして,図示例ではトーション
バーl7が用いられ,該トーションバ−17は、中空軸
に形成された可動軸2内に挿通して配設され、その一端
は、前記調整ネジl3の中心に穿設の角孔に嵌着されて
いる.そして、このような円筒式ダンパーにあっては、
外側の部材であるハウジング1は、線膨張係数の小さい
材料で形威され、内側の部材である可動筒6と、固定筒
7は1a膨張係数の大きい材料にて形成する. 尚、第7図(^)(B)においてCは,ハウジング1と
可動筒6間のクリアランスを示す. ここで、.ヒ記線膨張係数の小さい材料及び線膨張係数
の大きい材料としては、下記に例示したものを用いるこ
とができる. 上記材料を用いて20φの円筒を形威し,これにつき+
40℃〜−10℃(50℃の変化)温度変化を与えたと
きの変形状況を以下に示す. (1)鋼 軸方向長さが0.036短かくなる. 直径で19.989、片側で0.00575小さ〈なる
.(2) ROM(線膨張係数を8.IX10−5×℃
−1として)軸方向長さが0.25短かくなる. 直径で19.91i11、片側で0.0405小さ〈な
る.尚,N−8/8の場合も同程度である.(3) N
− 8/6 G入(線膨張係数2XIQ−’ X”O”
”として)軸方向長さが0.0133短かくなる.直径
で19.98 ,片側で0.01小さくなる.従って,
外側の円筒と、内側の円筒を、N−6/6G入とN−8
/8で形威した場合の両部材間のクリアランスは、+4
0℃〜−lO℃で0.031一広〈なる. これとは逆にPOMと鋼で形戊した場合の両部材間のク
リアランスは、+40℃〜−lO℃で、0.035mm
狭くなる. 従って,本発明のダンパーによるときは、前記ハウジン
グ1、可動筒8,6゜、可動板8,8゜・・・・・・及
び固定筒7.7゜,固定板9,8゜、可動軸2に適当な
線膨張係数の材料を選定することによって,環境温度の
変化に対して、各部材間のクリアランス,つまり(粘性
流体Aが収容される室の容積の増加又は減少を抑制でき
ることになる. このようなダンパーをフラップ扉等に用いる際には,可
動軸2を屏に連結し、ハウジングlは扉取付部材に取着
させ、従来のこの種のダンパーと同様に機能することに
なる. 《発明の効果》 本発明は、以上説明したように構威されているので、環
境の温度変化に対して、外側のハウジングや蓋板の膨張
による変形が小さく、内側の可動部材や固定部材の変形
が大きくなることにより、各部材間のクリアランス、即
ち、粘性流体による粘性剪断抵抗力の決定要因となる粘
性流体が収容される室につき、その容積の増減が抑制さ
れることによって、環境温度が変化しても粘性流体によ
る粘性剪断抵抗力の変化を極力小さくすることができ、
この結果、環境温度の変化の大きい場所での使用が可能
となるだけでなく、当該場所でも信頼性の高い抵抗力が
得られる. 又、他部品を付加して温感機能をもたせるものとは違い
.M成部品自体の線膨張係数を利用しているため、安価
に提供することができる.
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本発明に係る粘性流体を用いたダンパ
ーの一実施例である多円筒四転式ダンパーを示す縦断正
面図と分解斜視図,第3図、第4図は多円筒回転式ダン
バーの変形例を示す縦断正而図と分解斜視図、第5図、
第6図は本発明の多板回転式ダンパーを示す縦断正而図
と分解斜視図、第7図(A) (B)は本発明の横型単
円筒式ダンパーを示す環境温度に対する夫々変形前の全
体縦断面図と、変形後の部分縦断面図、第8図(イ)(
口)は従来の粘性流体を用いた多板回転式ダンパーを例
示した縦断面図と横断面図である.1・・・・・・ハウ
ジング 2・・・・・・可動軸 6.6゜・・・・可動筒 7,7゜・・・・固定筒 8,8゜,8”・・・・・・可動板 8,9゜・・・・固定板 A・・・・・・粘性流体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ハウジング内に、外力により回転自在とした可動軸と共
    に回転する可動部材と、該可動部材と隣装配置にてハウ
    ジングとの係合により可動軸の回転に非連動である固定
    部材とが配置され、上記ハウジング内の粘性流体が、当
    該ハウジング、可動部材、固定部材、可動軸等の間に配
    布されているダンパーにおいて、上記のハウジング、可
    動部材及び固定部材、可動軸等のうち、それらの配在位
    置が外側である部材を線膨張係数の小さい材料で、内側
    である部材は線膨張係数の大きい材料で夫々形成したこ
    とを特徴とする粘性流体を用いたダンパー。
JP30362189A 1989-11-22 1989-11-22 粘性流体を用いたダンパー Pending JPH03163232A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999027275A1 (en) * 1997-11-22 1999-06-03 Honeywell Inc. Direct fluid shear damper

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999027275A1 (en) * 1997-11-22 1999-06-03 Honeywell Inc. Direct fluid shear damper

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