JPH07236308A - スプライン軸端部へのリンク部材取付構造 - Google Patents

スプライン軸端部へのリンク部材取付構造

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Publication number
JPH07236308A
JPH07236308A JP3010494A JP3010494A JPH07236308A JP H07236308 A JPH07236308 A JP H07236308A JP 3010494 A JP3010494 A JP 3010494A JP 3010494 A JP3010494 A JP 3010494A JP H07236308 A JPH07236308 A JP H07236308A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
link member
spline shaft
spline
link
end part
Prior art date
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Pending
Application number
JP3010494A
Other languages
English (en)
Inventor
Kentaro Nakamura
中村  健太郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP3010494A priority Critical patent/JPH07236308A/ja
Publication of JPH07236308A publication Critical patent/JPH07236308A/ja
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  • Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スプライン軸を延長したり、他の加工を施し
たりすることなく、リンクを取り付けることができるよ
うにした、スプライン軸端部へのリンク部材取付構造を
提供すること。 【構成】 スプライン軸端部へのリンク部材取付構造
は、スプライン軸18の端部にリンク部材20がスプラ
イン嵌合され、該リンク部材20よりも内側のスプライ
ン軸18の外周面に係止溝19が形成され、前記スプラ
イン軸18の端面及び前記リンク部材20の外面側に沿
って延びる外面部22と、該外面部22の両端部を前記
リンク部材20の内面側に折り返してなる折返部23
と、該折返部23から前記リンク部材20の内面側に沿
って延びてその端部が前記係止溝19に係合する内面部
24とからなるC型係止手段21が設けられてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラクタの油圧装置の
リフトアーム軸等として設けられているスプライン軸端
部へのリンク部材取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図9に示すように、ケース50にスプライ
ン軸51が回動自在に支持され、該ケース50から突出する
スプライン軸51の端部にアーム52がスプライン嵌合さ
れ、該アーム52の抜け止めを止め輪53で行ったものがあ
る。このようなスプライン軸端部に、更にリンクを取り
付ける場合、従来は、図10、に示すように、スプライ
ン軸51を延長し、該延長部にリンク54をスプライン嵌合
するか、又は、図11に示すように、リンク55を軸端部
にボルト56で固定する等していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のスプライン
軸を延長したり、ボルト孔を加工したりするものでは、
スプライン軸の材料費や加工費が増大するという問題が
あった。また、スプライン軸を延長すると、その分スペ
ースを確保しなければならず、装置が大形化すると言う
問題があった。
【0004】そこで、本発明は、スプライン軸を延長し
たり、他の加工を施したりすることなく、リンクを取り
付けることができるようにした、スプライン軸端部への
リンク部材取付構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、次の手段を講じた。即ち、本発明の特徴
とするところは、スプライン軸端部にリンク部材がスプ
ライン嵌合され、該リンク部材よりも内側のスプライン
軸外周面に係止溝が形成され、前記スプライン軸の端面
及び前記リンク部材の外面側に沿って延びる外面部と、
該外面部の両端部を前記リンク部材の内面側に折り返し
てなる折返部と、該折返部から前記リンク部材の内面側
に沿って延びてその端部が前記係止溝に係合する内面部
とからなるC型係止手段が設けられている点にある。
【0006】
【作用】通常、スプライン軸端部には、該軸端面から少
し内側に入った位置に、止め輪を嵌合するための係止溝
が形成されている。そして、この係止溝と軸端面との間
の軸外周面には、スプラインが形成されている。けだ
し、スプラインを軸端面まで形成しないと、アーム等の
部材を軸端部からスプライン嵌合させることができない
から。
【0007】従って、係止溝と軸端面間のスプラインに
リンクをスプライン嵌合させることができるので、本発
明では、この部分にリンクをスプライン嵌合させる。そ
して、このリンクの抜け止めをC型係止手段で行う。本
発明によれば、C型係止手段を設けるだけで足り、従来
のように、スプライン軸を延長したり、スプライン軸端
部を加工したりする必要がなくなる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図5において、トラクタ1 の車体2 の後部には、
三点リンク機構3 を介して作業機4 が着脱自在に装着さ
れている。この作業機4 として、この実施例ではプラウ
が例示されている。前記三点リンク機構3 は、上部の中
央部に設けられたトップリンク5 と、下部の左右に設け
られたロアーリンク6 とからなる。前記トップリンク5
は、そのトラクタ側端部がトップリンク取付台7 に枢着
され、該トップリンク取付台7 はトーションバー8 を介
してトラクタ車体2 に固定のブラケット9 に支持されて
いる。前記ロアーリンク6 は、そのトラクタ側端部がト
ラクタ車体2 に上下方向回動自在に枢着されている。
【0009】トラクタ車体2 の後部上面には前記作業機
4 を昇降させるための油圧装置10が設けられている。こ
の油圧装置10には、図示省略の油圧シリンダにより上下
方向に回動操作される左右一対のリフトアーム11が設け
られ、該リフトアーム11と前記ロアーリンク6 とがリフ
トロッド12を介して連結されている。しかして、リフト
アーム11を上下方向に回動させることにより、作業機4
が昇降自在とされている。
【0010】また、この油圧装置10には、前記リフトア
ーム11の回動量を制御するための油圧制御装置13が設け
られている。この油圧制御装置13と前記トップリンク取
付台7 とが負荷検出ロッド14を介して連結され、作業機
4 に作用する牽引負荷を油圧制御装置13に伝達するよう
構成されている。そして、この油圧制御装置13と前記リ
フトアーム11との間にフィードバック伝達ロッド15が設
けられ、リフトアーム11の回動量を油圧制御装置13にフ
ィードバックするよう構成されている。
【0011】尚、前記トラクタ車体2 の後端面下部に
は、トラクタ1 の動力を外部に取り出すためのPTO軸
16が設けられている。このPTO軸16は、不使用時、カ
バー17ににより施蓋されている。図1、2に示すよう
に、前記油圧装置10には、スプライン軸18が回動自在に
支持されており、該スプライン軸18の端部に前記リフト
アーム11がスプライン嵌合されている。このスプライン
軸18は、図示省略の油圧シリンダにより回動操作され
る。
【0012】前記スプライン軸18に設けられたスプライ
ン部は、軸端面に達している。そして前記スプライン軸
18には、前記リフトアーム11から更に外方に突出する部
分に係止溝19が周設され、該係止溝19より更に外方に突
出する部分にリンク部材20がスプライン嵌合している。
このリンク部材20に前記フィードバック伝達ロッド15が
結合されている。
【0013】前記リンク部材20の抜け止めを行うための
C型係止手段21が設けられている。この係止手段21は、
バネ板等から折り曲げ成形され、図3、4にも示すよう
に、前記スプライン軸18の端面及び前記リンク部材20の
外面側に沿って延びる外面部22と、該外面部22の両端部
を前記リンク部材20の内面側に折り返してなる折返部23
と、該折返部23から前記リンク部材20の内面側に沿って
延びてその端部が前記係止溝19に係合する内面部24とか
らなる。
【0014】前記構成のC型係止手段21は、スプライン
軸18の端部にリフトアーム11及びリンク部材20をスプラ
イン嵌合した後、その内面部24の端縁が係止溝19に嵌合
するよう、スプライン軸18の径方向から押し込むことに
より、スプライン軸18に取り付けられる。また、その取
り外しは、スプライン軸18の径方向に殴打することによ
り簡単に取り外せる。
【0015】前記構成の実施例によれば、スプライン軸
18の端部を延長したり、また、別途加工したりすること
なく、リンク部材20を取付けることができる。図6〜8
に示すものは、前記PTO軸16のカバー取り付け構造で
あり、前記カバー17は、車体2 の後端面に取り付けられ
たブラケット25に上下方向回動自在に設けられている。
前記カバー17は左右の側壁26と該側壁26の上端縁を結ぶ
天井壁27とを有してコの字状に折り曲げ成形されてな
る。この左右の側壁26の一端部が前記ブラケット25に、
ボルト28、平座金29、皿バネ30、ナット31を介して枢結
されている。
【0016】前記ブラケット25には、ストッパー32が突
設され、該ストッパー32に前記側壁26の端縁が接離自在
に当接する。即ち、図6の実線で示す位置が閉じ位置で
あり、仮想線で示す位置が開き位置である。前記両位置
は皿バネ30の力により保持される。前記閉じ位置を検出
するためのリミットスイッチ33が前記ブラケット25に設
けられている。このリミットスイッチ33はトラクタ1 の
エンジンのスタータに接続され、該リミットスイッチ33
がオン状態のとき、エンジンスタートが可能にされてい
る。
【0017】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではない。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、C型係止手段を設ける
だけで足り、従来のように、スプライン軸を延長した
り、スプライン軸端部を加工したりする必要がなくな
り、コスト低減が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の要部を示す側面図である。
【図2】同、平面図である。
【図3】C型係止手段の正面図である。
【図4】同、側面図である。
【図5】トラクタの全体構成を示す側面図である。
【図6】PTO軸のカバー取り付け構造を示す側面図で
ある。
【図7】同、平面図である。
【図8】同、分解組立図である。
【図9】従来例を示す側面図である。
【図10】従来例を示す側面図である
【図11】従来例を示す側面図である。
【符号の説明】
18 スプライン軸 19 係止溝 20 リンク部材 21 C型係止手段 22 外面部 23 折返部 24 内面部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプライン軸端部にリンク部材がスプラ
    イン嵌合され、 該リンク部材よりも内側のスプライン軸外周面に係止溝
    が形成され、 前記スプライン軸の端面及び前記リンク部材の外面側に
    沿って延びる外面部と、該外面部の両端部を前記リンク
    部材の内面側に折り返してなる折返部と、該折返部から
    前記リンク部材の内面側に沿って延びてその端部が前記
    係止溝に係合する内面部とからなるC型係止手段が設け
    られていることを特徴とするスプライン軸端部へのリン
    ク部材取付構造。
JP3010494A 1994-02-28 1994-02-28 スプライン軸端部へのリンク部材取付構造 Pending JPH07236308A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3010494A JPH07236308A (ja) 1994-02-28 1994-02-28 スプライン軸端部へのリンク部材取付構造

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3010494A JPH07236308A (ja) 1994-02-28 1994-02-28 スプライン軸端部へのリンク部材取付構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07236308A true JPH07236308A (ja) 1995-09-12

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ID=12294479

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3010494A Pending JPH07236308A (ja) 1994-02-28 1994-02-28 スプライン軸端部へのリンク部材取付構造

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JP (1) JPH07236308A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002177575A (ja) * 2000-12-18 2002-06-25 Mrd:Kk パチンコ機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002177575A (ja) * 2000-12-18 2002-06-25 Mrd:Kk パチンコ機

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