JP3526988B2 - 農用トラクタ - Google Patents

農用トラクタ

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JP3526988B2
JP3526988B2 JP28132795A JP28132795A JP3526988B2 JP 3526988 B2 JP3526988 B2 JP 3526988B2 JP 28132795 A JP28132795 A JP 28132795A JP 28132795 A JP28132795 A JP 28132795A JP 3526988 B2 JP3526988 B2 JP 3526988B2
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mission case
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中村  健太郎
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機体後方に作業装
置をリフトアームによって昇降自在に装着可能な農用ト
ラクタに関し、機体後部に配置されたミッションケース
の上方に運転シートを備え、ミッションケースの後部に
左右一対のリフトアームを支持して、リフトアームを上
下揺動させる左右一対の油圧シリンダを、ミッションケ
ースの後部に外装配置してある農用トラクタに関する。
【0002】
【従来の技術】前述の[発明の属する技術分野]に記載
の農用トラクタは、リフトアームを上下揺動させる油圧
シリンダをミッションケースの後部に外装しているの
で、例えば実開昭60−89807号公報に開示された
構造のように、リフトアームを上下揺動させる油圧シリ
ンダをミッションケースの上部に内装してある構造に比
べて、ミッションケースの上方に配置される運転シート
とミッションケースの上面との隙間を小さくして、運転
シートの位置を下げることができ、ハウス内作業や果樹
園作業等が行い易いものとなっている。
【0003】前述の農用トラクタでは、例えば実開平2
−120110号公報に開示されているように、リフト
アームを上下揺動させる油圧シリンダを、ミッションケ
ースから後方に突出するように配置された左右の車軸ケ
ースの基部の内側に、入れ込ませた状態に外装配置した
ものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】リフトアームを上下揺
動させる油圧シリンダが、ミッションケースの後部に外
装配置されることにより、運転シートの前部横側部に配
置されたリフトアームの操作用レバーの近傍に配置され
るコントロールバルブと、油圧シリンダとの配管が長く
なって、配管の管路抵抗による作動油の昇温の生じる不
都合がある。この場合、作動油の昇温を抑える手段とし
て、油圧シリンダの排油路にオイルクーラを設けること
も考えられるが、コストの増大を招く不都合がある。本
発明は農用トラクタにおいて、簡単な構造改良により前
述の不都合を解消することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
[構成] 請求項1の特徴は、機体後部に配置されたミッションケ
ースの上方に運転シートを備え、ミッションケースの後
部上方に左右一対のリフトアームを支持して、リフトア
ームを上下揺動させる左右一対の油圧シリンダを、ミッ
ションケースの後部に外装配置してある農用トラクタに
おいて、前記油圧シリンダに対するコントロールバルブ
を、ミッションケース内における後部上方の隅角近く
で、前記リ フトアームの揺動支点の下方に入り込ませて
配置してあることにある。
【0006】
【0007】[作用] 請求項1の特徴によると、リフ
トアームの揺動支点の下方に入り込ませて、コントロー
ルバルブを配置することによって、コントロールバルブ
から油圧シリンダへの配管を短くすることができる。
【0008】[発明の効果] 請求項1の特徴による
と、コントロールバルブから油圧シリンダへの配管を短
くすることによって配管の管路抵抗が小さくなり、作動
油の昇温を抑えることができて、作動油の早期の劣化を
抑制することができた。コントロールバルブから油圧シ
リンダへの配管を短くすることによって、配管の組み付
けが行い易くなり、しかも配管の低コスト化も図ること
ができた。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】 [構成] 請求項2の特徴は、請求項1の特徴を備えた
農用トラクタにおいて、次のように構成することにあ
る。リフトアームの下降速度を調節する落下速度調節バ
ルブを、コントロールバルブの前後方向の近傍位置で、
且つ、ミッションケースの横外側面に取り付けてある。
【0013】[作用]請求項2 の特徴によると、請求項1の場合と同様に前述
の請求項1の[作用]を備えており、この[作用]に加
えて以下のような[作用]を備えている。請求項2の特
徴によると、リフトアームの下降速度を調節する落下速
度調節バルブを、コントロールバルブの前後方向の近傍
位置で、且つ、ミッションケースの横外側面に取り付け
ているので、落下速度調節バルブから油圧シリンダへの
配管を短くすることができる。
【0014】[発明の効果]請求項2 の特徴によると、請求項1の場合と同様に前述
の請求項1の[発明の効果]を備えており、この[発明
の効果]に加えて以下のような[発明の効果]を備えて
いる。請求項2の特徴によると、落下速度調節バルブを
備えたものでありながら、配管の管路抵抗による作動油
の昇温を抑えて、作動油の早期の劣化を抑制することが
できた。落下速度調節バルブをミッションケースの横外
側面に取り付けることにより、ミッションケース内に落
下速度調節バルブを配置する構造に比べて、メンテナン
スが行い易くなった。
【0015】 [構成] 請求項3の特徴は、請求項2の特徴を備えた
農用トラクタにおいて、次のように構成することにあ
る。落下速度調節バルブの操作ロッドを、三次元に屈曲
可能な可撓性のロッドにより構成してある。
【0016】[作用] 請求項3の特徴によると、請求
項2の場合と同様に前述の請求項2の[作用]を備えて
おり、この[作用]に加えて以下のような[作用]を備
えている。請求項3の特徴によると、落下速度調節バル
ブの操作ロッドを三次元に屈曲可能な可撓性のロッドに
より構成することにより、ミッションケースの横外側面
に取り付けられた落下速度調節バルブに対して、落下速
度調節バルブの調節ノブを運転シートの左右中央に配置
することができる。
【0017】[発明の効果] 請求項3の特徴による
と、請求項2の場合と同様に前述の請求項2の[発明の
効果]を備えており、この[発明の効果]に加えて以下
のような[発明の効果]を備えている。請求項3の特徴
によると、落下速度調節バルブの直杆状の操作ロッドに
直接に調節ノブを取り付ける場合のように、落下速度調
節バルブの位置によって調節ノブの配置が、ミッション
ケースの横外側部という操作し難い位置に決められるこ
とがなく、落下速度調節バルブ及び調節ノブの配置に設
計的自由度が増して、落下速度調節バルブの操作性の向
上を図ることができた。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1に、リフトアーム1によって
昇降自在な作業装置(図示せず)を機体後方に装着可能
な農用トラクタの後部が示されている。図1及び図2に
示すように、機体後部に配置されたミッションケース3
の上方に運転シート4が備えられ、ミッションケース3
の後部に左右一対のリフトアーム1を支持するボス部5
が備えられている。リフトアーム1を上下揺動させる左
右一対の油圧シリンダ6がミッションケース3の後部に
外装配置され、ミッションケース3の上部において左右
の後輪フェンダ7をつなぐカバープレート9を設置され
ている。
【0019】図1,2,3に示すように、油圧シリンダ
6は、ミッションケース3から後方に突出するように配
置された左右の車軸ケース13の基部の内側に、入れ込
んだ状態に外装配置されている。左右の車軸ケース13
とミッションケース3の後部に設けられたブラケット1
5とに亘って両持ち状に支持されたシリンダピン16
に、油圧シリンダ6の下側取付部12が回動自在に支持
されている。図1及び図2に示すように、油圧シリンダ
6の上側取付部11が、リフトアーム1の揺動支点を構
成する機体側の揺動軸17とリフトロッド10の支持点
との間に支持されている。
【0020】図1及び図2に示すように、リフトアーム
1は、ミッションケース3の上面のボス部5に回動自在
に軸支された1本の揺動軸17に連結されており、油圧
シリンダ6の同時駆動により同時に上下揺動可能に構成
されている。リフトロッド10の下端に連結されたロア
リンク21の機体側への支持は、左右の車軸ケース13
の厚肉基板13aにボス座23が固定されて、ボス座2
3に片持ち状に支持された支軸22に三次元揺動可能
に、例えばピロボール等を介した構成となっている。
【0021】次に、油圧シリンダ6の下部の取付構造に
ついて説明する。図2及び図3に示すように、左右の車
軸ケース13の厚肉基板13aにシリンダピン16の嵌
入用の穴が備えられ、ミッションケース3の後部から一
体的に延出されたブラケット15に、シリンダピン16
の先端の小径ピンの挿入用の孔が備えられている。これ
により、左右の車軸ケース13の着脱に伴ってシリンダ
ピン16が着脱可能に構成されて、油圧シリンダ6の下
部取付部12を支持するように構成されている。
【0022】図1,2,4に示すように、油圧シリンダ
6の上部取付部11が、リフトアーム1から突出した片
持ち状のストレートピン18に支持されている。図4に
示すように、ストレートピン18は段付きボルトから構
成されており、リフトアーム1の側面を貫通してスプリ
ング座金19及びナット20を介して固定され、ストレ
ートピン18に回り止め工具挿入兼グリス用の孔18a
が備えられている。
【0023】図4に示すように、リフトアーム1の側面
にストレートピン18を固定する場合、ナット20の締
め込みによりストレートピン18が共回りすることがな
いように、ストレートピン18を固定しなければならな
いが、回り止め工具挿入兼グリス用の孔18aに、ドラ
イバー等の回り止め工具を挿入することによって、ナッ
ト20の締め込みによりストレートピン18が共回りす
ることが防止される。油圧シリンダ6のピストンロッド
先端(上側取付部11)のボス部6Aに、特定の回動位
相で回り止め工具挿入兼グリス用の孔18aに連通する
グリスニップル6Bが備えられている。
【0024】図6に示すように、油圧シリンダ6は単動
型で、コントロールレバー30の操作によりポジション
制御される。コントロールレバー30の操作により、コ
ントロールバルブ31及び落下速度調節用の可変絞りバ
ルブ25を介して、油圧シリンダ6が同時駆動され、油
圧シリンダ6の作動に伴うフィードバックリンク機構3
2の作動により、コントロールバルブ31が中立位置に
復帰操作されるように構成されている。
【0025】図5に示すように、コントロールバルブ3
1はミッションケース3の上面の蓋の内面に取り付けら
れており、揺動軸17の下方に前後方向で一部入り込む
ように配置されている。図1に示すように、可変絞りバ
ルブ25はコントロールバルブ31の前後方向の近傍位
置で、且つ、ミッションケース3の横外側面に取り付け
られている。可変絞りバルブ25の操作ロッド33が、
中間部に撓みスプリング33aを備えて三次元に屈曲可
能な可撓性のロッドにより構成されている。操作ロッド
33の先端の調節ノブ34が運転シート4の左右中央に
配置されて、調節ノブ34の回転操作に伴い操作力伝達
用の撓みスプリング33aを介して、可変絞りバルブ2
5が調節操作されるように構成されている。
【0026】[発明の実施の別形態] 前述の[発明の
実施の形態]では、可変絞りバルブ25の操作ロッド3
3を三次元に屈曲させる場合に撓みスプリング33aを
用いたが、調節ノブ34の回転操作による操作力を伝達
可能な弾性ゴム等を用いてもよい。
【0027】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】農用トラクタの後部の側面図
【図2】農用トラクタの後部の背面図
【図3】農用トラクタの後部の横断平面図
【図4】油圧シリンダとリフトアームとの連結状態を示
す断面図
【図5】ミッションケースの上部の付近の縦断側面図
【図6】油圧シリンダに対する油圧回路図
【符号の説明】
1 リフトアーム 3 ミッションケース 4 運転シート 6 油圧シリンダ 17 揺動支点 25 落下速度調節バルブ 31 コントロールバルブ 33 操作ロッド

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体後部に配置されたミッションケース
    (3)の上方に運転シート(4)を備え、前記ミッショ
    ンケース(3)の後部上方に左右一対のリフトアーム
    (1)を支持して、前記リフトアーム(1)を上下揺動
    させる左右一対の油圧シリンダ(6)を、前記ミッショ
    ンケース(3)の後部に外装配置してある農用トラクタ
    において、 前記油圧シリンダ(6)に対するコントロールバルブ
    (31)を、ミッションケース(3)内における後部上
    方の隅角近くで、前記リフトアーム(1)の揺動支点
    (17)の下方に入り込ませて配置してある農用トラク
    タ。
  2. 【請求項2】 前記リフトアーム(1)の下降速度を調
    節する落下速度調節バルブ(25)を、前記コントロー
    ルバルブ(31)の前後方向の近傍位置で、且つ、前記
    ミッションケース(3)の横外側面に取り付けてある
    求項1記載の農用トラクタ。
  3. 【請求項3】 前記落下速度調節バルブ(25)の操作
    ロッド(33)を、三次元に屈曲可能な可撓性のロッド
    により構成してある請求項2記載の農用トラクタ。
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