JPH0723623Y2 - 電磁連結装置 - Google Patents

電磁連結装置

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JPH0723623Y2
JPH0723623Y2 JP1988047529U JP4752988U JPH0723623Y2 JP H0723623 Y2 JPH0723623 Y2 JP H0723623Y2 JP 1988047529 U JP1988047529 U JP 1988047529U JP 4752988 U JP4752988 U JP 4752988U JP H0723623 Y2 JPH0723623 Y2 JP H0723623Y2
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JP
Japan
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bearing
fixed
armature
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dust cover
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JP1988047529U
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JPH01150227U (ja
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久雄 中沢
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Ogura Clutch Co Ltd
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Ogura Clutch Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は内側部材と、この内側部材に軸受を介回転自在
に支持された外側部材と、この外側部材に支持されたア
ーマチュアとを備え、動力の伝達,制動を行う電磁クラ
ッチや電磁ブレーキ等の電磁連結装置に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
電磁連結装置は励磁コイルの励磁,非励磁によりロータ
とアーマチュアとの間で動力の伝達を断接するものであ
って、一般にこの種電磁連結装置は、例えば本出願人が
提案して実開昭59−142524号公報に開示されているよう
に構成されている。すなわち、この種電磁連結装置は、
例えば電磁クラッチの場合、機器固定部側に固定された
励磁コイル内設のフィールドコアと、このフィールドコ
アの内孔を貫通する機器回転軸に固定されたボス部とこ
れに支持された円板部とからなる内側部材としてのロー
タと、このロータのボス部との間に軸受を介在させて同
心状に配置された外側部材としての回転体と、この回転
体に板ばねを介し支持されてロータの摩擦面と対向する
アーマチュアとを備えており、励磁コイルの励磁による
磁束の発生によりアーマチュアが板ばねの弾発力に抗し
ロータの摩擦面に吸着されて回転軸と回転体との間で動
力が伝達される。
そして前記回転軸と回転体との間に介装される軸受は、
回転体の内周面に形成された段差状の突当て部と、回転
体内周面の環状溝内に嵌装されたスナップリングとで外
輪の両側を挟持されることにより軸方向への移動を規制
されて回転体に対し抜止めされている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来の電磁連結装置における
軸受の抜止め構造では、上記のようにスナップリング用
の環状溝を必要とするので、その加工が面倒であり、ま
たこの環状溝へスナップリングを嵌装しながら組立を行
わなければならないので、組立作業が煩わしいという問
題があった。また、軸受用のダストカバーやオイルレテ
ーナを設ける場合も、これらの一端を前記段差状突当て
部と軸受との間へ挿入しているので、同じく加工と組立
が面倒であった。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係る電磁連結装置は、軸受を介在させて同心状
に配置され少なくともいずれか一方が回転部材である内
側外側両部材と、これら部材のうち外側部材の端面に内
端部が固定された板ばねと、この板ばねの外端部が固定
されたアーマチュアと、前記板ばねの内端部と共に複数
個のボルトにより前記外側部材の端面に固定され前記軸
受の端面側を覆うダストカバーとを備え、前記外側部材
の端面と前記軸受の端面を略同一平面上に構成すると共
に、前記ダストカバーには前記軸受用の抜止め部を形成
したものである。
〔作用〕
軸受はダストカバーの抜止め部に設けた抜止め部の弾性
復元力で抜止めされるので、軸受嵌合部分のがたつきが
無くなり、また面倒な溝加工や組立を必要としない。
〔実施例〕
本実施例は本考案に係る電磁連結装置を電磁クラッチに
適用した例を示し、第1図はこれを適用した電磁クラッ
チを上半部と下半部とで破断箇所を円周方向へ位相を違
えて破断した縦断面図である。図において機器側に軸支
された回転軸1上には、ボス部2aとこれに複数個のボル
ト2bで固定された円板部2cとからなる内側部材としての
ロータ2が、ボス部2aをキー3で固定されて嵌装されて
おり、ボス部2aの外周部には、軸受4がスナップリング
5で一方への移動を規制されて嵌装固定されている。さ
らにこの軸受4の外輪には、ボス部2aと同心状に配置さ
れた外側部材としてのVプーリ6が、段差突当て部6aで
一方への移動を規制されて嵌着固定されている。そし
て、軸受4の端面とVプーリ6の端面は、略同一平面上
に構成されている。一方、機器固定部側に固定された回
り止め7には、環状に形成されたフィールドコア8が固
定されていて、その環状溝8a内には、環状に形成された
電磁コイル9が樹脂10で固定されて内設されており、前
記ロータ2の円板部2cの平面は、フィールドコア8の端
面に近接している。
11は軸受4の端面側を覆うようにして複数個のボルト12
で固定されたダストカバーであって、円周方向を複数等
分する複数個の小径部11aと大径部11bとを有するほゞ円
板状に形成されており、その内周部には、軸受4を抜止
めする抜止め部11cが全周にわたって形成されている。
さらに、ダストカバー11の各小径部11aと、短冊状に形
成された複数個の板ばね13の各内端部とが、Vプーリ6
の端面に共締めされて固定されている。環状に形成され
たアーマチュア14は、ロータ2とVプーリ6との間に位
置し、外周部にリベット15で外端部を固定された板ばね
13によって支持されている。14aはアーマチュア14の外
周部に形成された断磁部としての複数個の円弧状スリッ
トである。このアーマチュア14とロータ2の摩擦面との
間には、図に符号Gで示す所定の間隙が形成されてお
り、またダストカバー11の大径部11bには、アーマチュ
ア14のVプーリ6側への移動限を規制するストッパ11d
が形成されている。16はVプーリ6の端面に固定された
カバーであり、また、17はロータ2の環状溝2dへ給油す
る給油口である。
以上のように構成された電磁クラッチの動作を、回転軸
1側が駆動側である場合を例にとって説明する。回転軸
1が回転している状態で励磁コイル9が消磁されている
と、図示のようにアーマチュア14が板ばね13によりVプ
ーリ6側に付勢されてロータ2との間には間隙Gが形成
されているので、動力が伝達されず、Vプーリ6が停止
している。なお、アーマチュア14はストッパ11dにより
移動端限を規制され、ロータ2との間に前記所定の間隙
Gが保持されている。
この状態で励磁コイル9が励磁されると、磁束が発生す
ることにより、アーマチュア14が板ばね13の弾発力に抗
してロータ2の摩擦面に吸着されるので、ロータ2とア
ーマチュア14およびVプーリ6が一体となって回転し、
回転軸1の回転がVプーリ6に伝達される。
このような電磁クラッチにおいては、軸受4がダストカ
バー11の抜止め部11cによりスナップリング5と突当て
部6aとに圧接されていることにより、がたつくことがな
い。
第2図および第3図は本考案の他の実施例を示し、第2
図は第1図の上半部に対応して示す第3図のII II断面
図、第3図は第2図のIII III断面図である。図におい
て、第1図に示す実施例と同構成の部材にはこれと同符
号を付してその説明を省略する。本実施例においては、
前記実施例において別体で形成されていたダストカバー
11と板ばね13とが一体形成されている。すなわち、ダス
トカバー21は、アーマチュア14と同径の円板状に形成さ
れていて、その外周部には、板ばね21aが一体形成され
ており、板ばね21aの外周部は、リベット15でアーマチ
ュア14に固定されている。軸受4を抜止めする抜止め部
21bが形成されていることは前記実施例と同じである。
なお、前記実施例におけるストッパ11dは、図示されて
いないが、ダストカバー21の外周部に前記実施例と同様
に設けられている。21cはダストカバー21の板ばね21aに
設けられたスリットである。
このように構成されていることにより、動力の断接動作
は前記実施例と同じであり、また、抜止め部21bが設け
られていることにより、これで軸受4が圧接され、がた
つくことがない。
なお、前記各実施例ではアーマチュア14の移動端限を規
制するストッパをダストカバー11,21に設けた例を示し
たが、アーマチュア14またはVプーリ6に突起やストッ
パゴムを設けたリベット15の頭部を利用したりしてもよ
い。また前記各実施例は本考案を電磁クラッチに適用し
た例を示したが、電磁ブレーキにも適用することがで
き、同様の作用効果が得られる。
〔考案の効果〕
以上の説明により明らかなように本考案によれば電磁連
結装置において、内側部材と外側部材との間に介装され
た軸受の端面側を覆うダストカバーを外側部材に固定し
て設け、このダストカバーに前記軸受用の抜止め部を形
成したことにより、従来のように軸受固定用のスナップ
リングを必要とせず、溝の加工や、スナップリングで係
止しながらの組立が無くなるので、製造が容易になり、
安価な電磁連結装置が得られる。また、スナップリング
用の溝を加工するために必要とされていた分だけ回転体
の寸法を小さくすることができるので、装置の軽量小形
化が計れる。さらに、ダストカバーの弾性を利用して軸
受を圧接固定することができ、軸受嵌合用の孔加工精度
が緩和されて生産性が向上するとともに、軸受嵌合部分
のがたが前記弾性により無くなるので、アーマチュアと
ロータまたはフィールドコアとの間のエアギャプがばら
つかず、安定した作動が得られる。加えて、板ばねの内
端部と共にダストカバーを複数個のボルトにより外側部
材の端面に固定したため、板ばねとダストカバーを共通
のボルトにより外側部材に固定することができる。これ
によっても生産性を向上させることができる。その上、
外側部材の端面と軸受の端面とを略同一平面上に構成し
たため、外側部材の軸線方向の寸法を、スナップリング
用の溝が不要になる構成を採りながら可及的に短縮する
ことができる。このため、ダストカバーで軸受を抜止め
することにより回転体が小型化されるという前記作用効
果と相俟って、より一層装置の軽量化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案に係る電磁連結装置の実施
例を示し、第1図はこれを適用した電磁クラッチを上半
部と下半部とで破断箇所を円周方向へ位相を違えて破断
した縦断面図、第2図および第3図は本考案の他の実施
例を示し、第2図は第1図の上半部に対応して示す第3
図のII II断面図、第3図は第2図のIII III断面図であ
る。 1……回転軸、2……ロータ、4……軸受、6……Vプ
ーリ、8……フィールドコア、9……電磁コイル、11,2
1……ダストカバー、11c,21b……抜止め部。13,21a……
板ばね、14……アーマチュア。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸受を介在させて同心状に配置され少なく
    ともいずれか一方が回転部材である内側外側両部材と、
    これら部材のうち外側部材の端面に内端部が固定された
    板ばねと、この板ばねの外端部が固定されたアーマチュ
    アと、前記板ばねの内端部と共に複数個のボルトにより
    前記外側部材の端面に固定され前記軸受の端面側を覆う
    ダストカバーとを備え、前記外側部材の端面と前記軸受
    の端面を略同一平面上に構成すると共に、前記ダストカ
    バーには前記軸受用の抜止め部を形成したことを特徴と
    する電磁連結装置。
JP1988047529U 1988-04-08 1988-04-08 電磁連結装置 Expired - Lifetime JPH0723623Y2 (ja)

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JP1988047529U JPH0723623Y2 (ja) 1988-04-08 1988-04-08 電磁連結装置

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JP1988047529U JPH0723623Y2 (ja) 1988-04-08 1988-04-08 電磁連結装置

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JPH01150227U JPH01150227U (ja) 1989-10-17
JPH0723623Y2 true JPH0723623Y2 (ja) 1995-05-31

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4289804B2 (ja) * 2001-05-15 2009-07-01 Ntn株式会社 回転伝達装置
JP4495584B2 (ja) * 2004-12-21 2010-07-07 サンデン株式会社 圧縮機の動力伝達装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS558222U (ja) * 1978-07-03 1980-01-19
JPS55122539U (ja) * 1979-02-24 1980-08-30

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JPH01150227U (ja) 1989-10-17

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