JPH07235405A - サーミスタ焼結体 - Google Patents

サーミスタ焼結体

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Publication number
JPH07235405A
JPH07235405A JP32556994A JP32556994A JPH07235405A JP H07235405 A JPH07235405 A JP H07235405A JP 32556994 A JP32556994 A JP 32556994A JP 32556994 A JP32556994 A JP 32556994A JP H07235405 A JPH07235405 A JP H07235405A
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JP
Japan
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thermistor
sintered body
phase
crystal phase
resistance value
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Application number
JP32556994A
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English (en)
Inventor
Shuichi Takeda
修一 武田
Akio Konishi
明夫 小西
Hideki Shishiba
秀樹 紫芝
Takafumi Hajime
啓文 一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高精度で特性の安定なサーミスタ焼結体を提
供する。 【構成】 本発明の特徴は、負の抵抗温度特性を有する
サーミスタ用酸化物半導体においてその構成金属主成分
が、Mn,Coからなり、CuおよびTiをさらに金属
成分のモル%総和で0.1〜24%含有することにあ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サーミスタ焼結体に係
り、特に、温度センサーとして高精度・高信頼性が要求
されるチップ型サーミスタ、ディスク型サーミスタ、高
精度温度補償用として水晶発振回路や、表面実装回路に
使用されるSMTタイプサーミスタなどに用いられる、
負の抵抗値温度係数を有するサーミスタ用酸化物半導体
焼結体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、実用化されている負の抵抗温度特
性を有するサーミスタ用酸化物半導体は、その金属成分
として、マンガン(Mn),コバルト(Co),ニッケ
ル(Ni),銅(Cu)、鉄(Fe)などを含有する2
成分乃至多成分の主に立方晶スピネル型結晶相からなる
酸化物焼結体であり、さらに抵抗値、抵抗値の温度係数
(以下B定数と指称する)を調整する目的でアルミニウ
ムなどが添加されることが知られている。このB定数は
次式で表される。
【0003】B=(lnR25−lnR50)/(1/29
8.15−1/323.15) ここでR25:25℃における抵抗値 R50:50℃における抵抗値 なかでも、特にその比抵抗値が数Ω・cm〜数kΩ・cm領
域用のサーミスタ酸化物焼結体では、その抵抗値とB定
数を調整するため、立方晶スピネル型結晶相が用いられ
ている。しかし立方晶スピネル型結晶相は、焼結工程を
含む電極焼き付け工程など、熱履歴をこうむる過程で、
NaCl型立方晶へ相変態しやすく、特性値歩留りを低
下させる原因となる。また、サーミスタ焼結体の抵抗値
のばらつきを抑えるため、立方晶スピネル型結晶相の単
相でサーミスタを構成することが試みられているが、サ
ーミスタ抵抗特性の各種信頼性(高温放置、熱サイクル
試験など)が低下するなどの問題を含んでいる。加えて
従来のサーミスタ用焼結体では、形状一定でB定数をほ
ぼ一定に保ったまま、抵抗値(あるいは比抵抗値)を制
御することが困難であり、B定数、抵抗値の特性ニーズ
に、十分な対応ができない状況にあった。
【0004】しかしこのような状況であるにもかかわら
ず、負の抵抗温度特性を有するサーミスタに求められる
信頼性は高くなる一方であり、また、新たなB定数や抵
抗値が求められるなど、特性ニーズは年々高くなってい
る。近年Ni−Cd,Ni−H電池充電時の過充電防止
用等の各種センサや、水晶発振回路の温度補償用とし
て、高精度で、信頼性(特に高温放置信頼性)の高いサ
ーミスタの開発が強く望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように高温放置信
頼性の高いサーミスタを形成するために、高精度で特性
の安定したサーミスタ組成物が望まれていた。そこで種
々の研究がなされているが、従来、同一金属成分系で構
成されるサーミスタ焼結体では、金属成分組成比を変化
させただけでは、B定数をほぼ一定に保ちつつ、比抵抗
すなわち抵抗値を大幅に増加することは不可能であっ
た。
【0006】本発明は、前記実情に鑑みてなされたもの
で、1つの成分系で、広範囲の特性展開が可能であり、
特性値歩留りが高く高精度でかつ高温放置信頼性の高い
サーミスタ用焼結体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の特徴は、
負の抵抗温度特性を有するサーミスタ用酸化物半導体に
おいてその構成金属主成分が、Mn,Coで構成され、
CuおよびTiをさらに金属成分のモル%総和で0.1
〜24%含有することにある。
【0008】望ましくは、前記サーミスタ焼結体を構成
する金属主成分MnおよびCoの含有量が、それぞれ金
属成分に関するモル%で30≦Mn≦52,46≦Co
≦65となるようにする。
【0009】また望ましくは、前記サーミスタ焼結体に
おいて、金属主成分であるMn,Coに同時添加される
CuおよびTi含有量が、それぞれ金属成分に関するモ
ル%で0.04≦Cu≦14,0.06≦Ti≦10と
なるようにする。
【0010】本発明の第2の特徴は、金属主成分がM
n,Coで構成され、Cu,Tiを添加してなる前記サ
ーミスタ焼結体において、焼結体が主として立方晶スピ
ネル型結晶相で構成され、かつ第2相としてその金属成
分がCoを主体とするNaCl型立方晶結晶相、Cuを
主体とする立方晶結晶相、同様にCuを主体とする単斜
晶結晶相のいずれか1つまたはそれぞれの第2相結晶相
を少なくとも2種以上含有することにある。
【0011】本発明の第3の特徴は、金属成分として、
Mn,Coを主成分とし、CuおよびTiを総和で0.
1〜40重量%(モル%対応では0.1〜44.4%)
含有することを特徴とするサーミスタ焼結体にある。
【0012】望ましくは、金属成分であるMn,Coの
含有量が、それぞれ金属成分に関する重量%にて24≦
Mn≦50(モル%対応では23.2〜52.3%),
36≦Co≦60(モル%対応では32.4〜59.6
%)となるようにする。
【0013】
【作用】本発明者は、Mn,Co,Cu,Tiから構成
される焼結体において、組成比を変化させて種々の実験
を重ねた結果、Ti量の増加に伴い比抵抗値が大きく増
加するが、B定数はごくわずかしか増加しないことを発
見した。
【0014】従って、金属主成分をMnおよびCoとし
TiおよびCuを所定範囲量含有した焼結体によれば、
B定数の変化を起こすことなく、あるいはB定数の変化
を非常に小さく抑えつつ、素子の抵抗値を大幅に変化さ
せることができるため、抵抗値−B定数の設計が容易で
あり、製品の系列化、多品種化に有効である。
【0015】本発明の第1によれば、サーミスタ焼結体
の構造は立方晶スピネルの単相構造から単相構造に近い
構造であるため、抵抗値、B定数,熱膨脹係数などのば
らつきが非常に小さく安定で、高精度、かつ高い高温放
置信頼性をもつサーミスタを提供することができる。す
なわち、金属成分Mn,Co,Cu,Tiの前記組成範
囲の全般にわたって、焼結温度の選択により、立方晶ス
ピネル型結晶相単相あるいは主として立方晶スピネル型
結晶相からなり、かつ第2相としてその金属成分がCo
を主体とするNaCl型立方晶結晶相、Cuを主体とす
る立方晶結晶相、同様にCuを主体とする単斜晶結晶相
のいずれか1つまたはそれぞれの第2相結晶相を少なく
とも2種以上含有する焼結体構造を得ることができる。
【0016】立方晶スピネル型結晶相単相からなる本発
明のサーミスタ焼結体では、抵抗値の歩留りの向上、精
度の向上は極めて良好に達成でき、例えば特性値の変動
を±1%以内に抑える必要がある場合でも、特性選別の
必要なしにほぼすべてがこの範囲内に入るため、量産性
の向上をはかることができる。
【0017】しかし、例えば125℃の高温放置信頼性
では、選択するMn,Co,Cu,Tiの組成にもよる
が、このサーミスタ焼結体素体の少なくとも両端縁部に
電極を形成してなるサーミスタ装置において数%の抵抗
値変化率を許容する必要がある。
【0018】一方、本発明の第2における、立方晶スピ
ネル型結晶相からなり、かつ第2相としてその金属成分
がCoを主体とするNaCl型立方晶結晶相、Cuを主
体とする立方晶結晶相、同様にCuを主体とする単斜晶
結晶相のいずれか1つまたはそれぞれの第2相結晶相を
少なくとも2種以上含有する焼結体構造を有するサーミ
スタ焼結体では、125℃の高温放置においてその抵抗
値変化率を1%以下に制御することが可能となる。これ
はこのように立方晶スピネル型結晶相に、第2相として
上記結晶相を含有することにより、結晶粒界面に、これ
ら第2相が入り込むことにより安定な構造となり、抵抗
値変化率を小さく抑えることが可能となるものと思われ
る。
【0019】また本発明の第3では、Cu量を増減させ
ることにより、比抵抗は大幅には変化しないがB定数を
大きく変化できるという点に着目するとともに、Ti量
の増加に伴い比抵抗値が大きく増加するが、B定数はご
くわずかしか増加しないことを発見し、これに着目し、
金属成分として、Mn,Coを主成分とし、Cuおよび
Tiを総和で0.1〜40重量%含有することにより、
抵抗値、B定数について高歩留りを達成するとともに、
100℃以下の温度に対する高温放置信頼性を得ること
ができた。
【0020】また、金属成分であるMn,Coの含有量
が、それぞれ金属成分に関する重量%にて24≦Mn≦
50,36≦Co≦60のとき、さらに安定して、上記
特性を得ることができた。
【0021】なお、これらの組成物(焼結体)は金属成
分の他に酸素を含有している。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
つつ詳細に説明する。
【0023】まずこのサーミスタ焼結体の製造工程につ
いて図1のフローチャートを参照しつつ説明する。
【0024】まず、市販の四三酸化マンガン(Mn3
4 )、酸化コバルト(CoO)、酸化銅(CuO)、酸
化チタン(TiO2 )をそれぞれ秤量し、ボールミルで
24時間混合した後、脱水乾燥した(ステップ1)。
【0025】次に、この乾燥粉を大気圧下で850〜9
50℃(ここでは900℃)に維持して2時間仮焼し、
この仮焼粉を再びボールミルで24時間粉砕した後、脱
水乾燥したものを原料粉とした(ステップ2)。このと
き各金属成分はモル%組成比で、Mn40.3/Co5
0.7/Cu3.0/Ti6.0になるようにステップ
1の秤量工程で調整した。
【0026】このようにして得られた原料粉に対して1
wt%のポリビニルアルコールを加え、金型を用いて直
径5mm×厚さ1mmのディスク状に成型した。(ステップ
3)。 そして最後に、この成型体をポリビニルアルコ
ールが十分除去できる加熱スケジュールにて、1200
℃の温度下で2時間加熱することにより焼成を行った
(ステップ4)。
【0027】このようにして得られたサーミスタ用焼結
体の両端面にAg電極ペーストを用いて、電極を形成
し、図2にその工程説明図を示すようにしてディスク型
サーミスタを形成した。
【0028】すなわちこのペレット1(図2(a) )の上
面および下面にAg系ペーストを塗布し(図2(b) )2
00℃で5分加熱し仮乾燥を行った後、さらに750℃
で10分焼成し、電極2を形成する(図2(c) )。
【0029】このようにして得られたディスク型サーミ
スタの抵抗値を25℃で測定し、幾何学的形状から比抵
抗値を算出するとともに、さらに25℃と50℃の抵抗
値よりB定数を算出した。
【0030】電極を形成したディスク状サーミスタ総数
1000個につき、25℃での抵抗値R25並びに25℃
/50℃のB定数B25/50 を測定した。幾何学形状より
算出した25℃での比抵抗ρ25は325Ω±3%の範囲
内であり、その抵抗値はR25=219〜230Ω,B
25/50 =3700±1%の範囲内であった。抵抗値R25
並びにB定数のばらつきは、高精度サーミスタの量産に
は十分な歩留りであった。さらに電極を形成したディス
ク状サーミスタを125℃の恒温槽に1000時間放置
する高温放置信頼性試験を実施した。
【0031】テストサンプルとして、前記抵抗値R25
性並びにB定数を調査したサンプルより総数50個を任
意に抜き取り、125℃、1000時間高温放置前後の
抵抗値変化率およびB定数の変化率を評価した。なお抵
抗値変化率およびB定数の変化率は次式に示すような方
法で求めた。
【0032】 B定数変化率=(B(1000)−B(0) )/B(0)(0) :高温放置前の25℃/50℃のB定数 B(1000):125℃にて1000時間高温放置後の25
℃/50℃のB定数 このような評価試験の結果、本発明のディスク状サーミ
スタの125℃1000時間高温放置後の抵抗値変化
率、25℃/50℃のB定数の変化率はそれぞれ、+
0.1〜0.3%,+0.1〜0.2%と極めて安定し
ていることが確認された。
【0033】得られたディスク状サーミスタの抵抗値並
びにB定数は極めて高精度であり、加えて高温放置信頼
性が高く、優れた安定性をもつが、この原因を明らかに
するため、サーミスタ焼結体素体の断面組織、X線回折
による焼結体結晶相を調査した。断面組織観察、X線回
折結果より、本サーミスタ焼結体は、立方晶スピネル型
結晶相、第2相としてNaCl型立方晶型結晶相よりな
ることが明らかになった。第2相の金属元素主成分をエ
レクトロンプローブマイクロアナライザー(EPMA)
にて分析した結果Coを主成分としたNaCl型立方晶
型結晶相であった。 次に本発明の第2の実施例につい
て説明する。まずこのサーミスタ焼結体は、前記第1の
実施例と同様に、市販の四三酸化マンガン(Mn
3 4 )、酸化コバルト(CoO)、酸化銅(Cu
O)、酸化チタン(TiO2 )を秤量し、ボールミルで
24時間混合した後、脱水乾燥した(ステップ1)。
【0034】次に、この乾燥粉を大気圧下で900℃で
2時間仮焼し、この仮焼粉を再びボールミルで24時間
粉砕した後、脱水乾燥したものを原料粉として使用する
(ステップ2)。ここでは各金属成分はモル%組成比
で、Mn49.0/Co47.4/Cu2.4/Ti
1.2になるようにステップ1の秤量工程で調整した。
【0035】このようにして得られた原料粉に対して1
wt%のポリビニルアルコールを加え、CHP(冷間静
水圧成型装置)を用いて直径30mm×厚さ15mmの円柱
状に成型し、ポリビニルアルコールが十分除去できる加
熱スケジュールにて脱脂後1250℃で1時間焼成を行
った。(ステップ3)。
【0036】このようにして得られた円柱状焼結体試料
からスライサーにて厚み0.2mmのウェハーを切り出
し、ウェハーの両面にAgペーストを印刷、750℃に
て焼き付けを行い、前記第1の実施例と同様に電極を形
成した。
【0037】電極形成後の焼結体ウェハーは再びダイサ
ーにて0.85mm×0.85mmに切断し、チップ状サー
ミスタを作成した。
【0038】このようにして得られたサーミスタについ
て、25℃における抵抗値を測定し比抵抗値を求めると
ともに、25℃と50℃の抵抗値よりB定数を算出し
た。
【0039】ここでは10個の円柱状焼結体から抜き取
りで円柱状焼結体の各部の特性、信頼性ばらつきが評価
できるように各円柱状焼結体から4枚の焼結体ウェハー
を選び、計40枚の焼結体ウェハーから、Ag電極を形
成したチップ状サーミスタ2000個を準備した。
【0040】各チップ状サーミスタの抵抗値、抵抗値の
温度係数のばらつきは、それぞれ、R25=686Ω±3
%以内,B25/50 =3690±1%以内であり、極めて
良好な歩留り並びに高精度特性を達成することができ
た。幾何学形状より算出した25℃での比抵抗ρ25は中
心値が248Ω・cm±3%以内であった。
【0041】125℃、1000時間の高温放置信頼性
も極めて良好であり、 B定数変化率=(B(1000)−B(0) )/B(0) は±0.2%以内 であった。
【0042】また、このサーミスタ焼結体素体の断面組
織、X線回折による焼結体結晶相を調査した結果、立方
晶スピネル型結晶相、第2相としてNaCl型立方晶型
結晶相よりなることが明らかになった。第2相の金属元
素主成分をエレクトロンプローブマイクロアナライザー
(EPMA)にて分析した結果Coを主成分としたNa
Cl型立方晶型結晶相であった。
【0043】次に本発明の第3の実施例について説明す
る。まずこの実施例では、焼結体金属成分組成と高温放
置信頼性との関係を明らかにするため、EIAJ規格
(日本電子機械工業会制定によるチップ積層コンデンサ
の規格に準ずる規格)の2125タイプ(長手方向の電
極間距離2mm、幅方向の距離1.25mm)表面実装型サ
ーミスタ(以後SMTサーミスタと呼ぶ)の特性につい
てその結果を詳述する。
【0044】表1に示すように各金属成分モル%組成を
変化させて、実施例1および2で示したのと同様の方法
で焼結原料粉を作成したのち、このようにして得られた
原料粉に対してバインダとして10wt%のメチルセル
ロースを加え、十分混錬してコンパウンドを作成したの
ち、押し出し成型法によって厚さ0.6〜1.1mmのグ
リーンシートを成型した。
【0045】 ここでCS :立方晶スピネル相 Co1:Co主成分NaCl型立方晶相 Cu2:Cu主成分立方晶相 Cu1:Cu主成分単斜晶相 さらに、このグリーンシートを適切なサイズに切断し、
メチルセルロースバインダが十分に除去できる加熱スケ
ジュールを用いて脱脂したのち1000〜1300℃で
1〜3時間焼成した。(ステップ3)。
【0046】このようにして得られたシート状焼成体1
u(図4(a) )の両面にガラスペーストをスクリーン印
刷し、800℃10分間の焼き付けを行いガラス保護層
3a,3bを形成する(図4(b) 参照)。
【0047】そしてこのガラス焼き付け後のシート状焼
成体1uを図4(c) に示すようにダイサーによって約
1.8mmの短冊状に切断した後、その切断端面に図4
(d) に示すようにAg電極2を塗布し、750℃、10
分間電極焼き付け処理を行う。
【0048】そしてさらに回路実装時の電極部半田濡れ
性を改善するため、Ag電極が焼き付けられた短冊状サ
ーミスタ構造体に対しさらに、電気めっき法を用いてN
iめっき層4、半田めっき層5を形成した(図4(e)
)。
【0049】このようにしてAg電極2,Niめっき層
4、半田めっき層5の形成された短冊状サーミスタ構造
体を、さらにダイサーにて1. 15〜1.2mm幅のチッ
プ状に切断し(図4(f) 参照)、サーミスタ焼結体素体
の少なくとも一対の両端縁部に、電極を形成したSMT
サーミスタを作成する(図5(a) および(b) 参照)。こ
のようにして得られたサーミスタの25℃における比抵
抗値および抵抗値のばらつき、25℃/50℃のB定
数、並びに125℃、1000時間の高温放置信頼性試
験における25℃抵抗値の変化率、25℃/50℃のB
定数の変化率をそれぞれ評価した。抵抗値のばらつきは
目標値に対する、±3%、±1%の抵抗値歩留りで評価
し、量産性の可否を判定した。得られた結果は、表1に
それぞれのサーミスタ組成に対して示す。
【0050】表1中、組成No.1〜No.12、N
o.14〜No.15に示した本発明のSMTサーミス
タの高温放置信頼性試験結果は、比較例として示したN
o.16〜No.23に比べると、25℃における抵抗
値の変化率,B定数の変化率とも本発明によるSMTサ
ーミスタの場合著しく小さく、極めて安定していること
がわかる。
【0051】特に、組成No.1〜No.10のSMT
サーミスタでは、サーミスタ用焼結体結晶相の構成を立
方晶スピネル型結晶相に第2相結晶相としてCoを主金
属成分とするNaCl型立方晶結晶相、Cuを主金属成
分とする立方晶相並びにCuを主金属成分とする単斜晶
結晶相のいずれか1つまたはそれぞれの第2相結晶相を
少なくとも2種以上含有することにより、ほぼ±1%以
内の抵抗値、B定数変化率を達成し、高温放置信頼性の
著しい向上を達成することができた。なお、組成No.
1〜No.10のSMTサーミスタの他、立方晶スピネ
ル型結晶相に第2相結晶相としてCoを主金属成分とす
るNaCl型立方晶、Cuを主金属成分とする立方晶相
並びにCuを主金属成分とする単斜晶結晶相のいずれか
1つまたはそれぞれの第2相結晶相を少なくとも2種以
上含有する組成をもつものを用いた場合についても同様
の結果を得ることができた。これは上述の構成の第2相
を析出させることにより、立方晶スピネル型結晶相の粒
界の結晶性が向上するためと考えられる。
【0052】一方、No.11〜No.12のSMTサ
ーミスタは、立方晶スピネル型結晶構造単相からなる
が、本発明の組成域にあるため、抵抗値変化率は〜1%
程度と同様に良好な信頼性を達成している。
【0053】No.13〜No.15の比較からTiの
添加による効果があきらかとなる。すなわち、金属成分
としてMn,Co,Cuからなるサーミスタ用焼結体組
成(No.13)にTiをそれぞれ6モル%(No.1
4)、10モル%(No.15)添加することにより、
B定数をほぼ一定に保ちつつ、比抵抗を著しく上昇し得
ることがわかる。
【0054】以上の結果から、本発明にかかるサーミス
タ用焼結体は、サーミスタ特性の各種異なる製品を効果
的に製造、管理するのに極めて適していることがあきら
かとなった。
【0055】一方量産性可否判定基準の1つである、目
標抵抗値歩留りは、±3%では、本発明にかかるサーミ
スタ焼結体は、焼結体結晶相の構成いかんにかかわらず
ほぼ100%であり、また±1%では、前記表1にも示
したが、表2にまとめを示すごとくなっている。
【0056】 このように立方晶スピネル単相では90%より高く、立
方晶スピネル相と少なくとも1種以上の第2相を含む場
合では70%より高く80%より低い結果となり、極め
て良好であった。
【0057】No.22〜No.23のようにCu,T
iの含有量が0.1〜24モル%の範囲内にあっても、
Co金属成分のモル%が46〜65を外れた場合には、
目標抵抗値歩留りは高くても、高温放置信頼性(抵抗値
変化率、B定数変化率)が低下してしまう。
【0058】図3にはサーミスタ製品の高精度化・歩留
り向上および高温放置信頼性の向上のために本発明のサ
ーミスタ用焼結体の望ましい構成金属成分モル%組成域
(灰色部)を示した。この組成域をとるとき、信頼性の
高いサーミスタを得ることができる。
【0059】次に、本発明の第4の実施例について図面
を参照しつつ詳細に説明する。
【0060】まずこのサーミスタ焼結体の製造工程につ
いて図1に示したフローチャートを参照しつつ説明す
る。まず、市販の酸化マンガン、酸化コバルト、酸化
銅、酸化チタンをそれぞれ第1表に示すような組成を得
ることができるように秤量し、ボールミルで24時間混
合した後、脱水乾燥した(ステップ1)。
【0061】次に、この乾燥粉を大気圧下で850〜9
50℃として2時間仮焼し、この仮焼粉を再びボールミ
ルで24時間粉砕した後、脱水乾燥したものを原料粉と
した(ステップ2)。
【0062】このようにして得られた原料粉にバインダ
ーを加えて混合したのち、再度乾燥した(ステップ
3)。
【0063】そして最後に、この原料粉を直径5mm厚さ
1mmのペレット状に成型し、得られたペレットを100
0〜1300℃の温度下で1〜4時間加熱することによ
り焼成を行った(ステップ4)。
【0064】このようにして得られたサーミスタ焼結体
のペレットを用いて図2にその工程説明図を示すように
ディスク型サーミスタを形成した。
【0065】すなわちこのペレット1(図2(a) )の上
面および下面にAg系ペーストを塗布し(図2(b) )2
00℃で5分加熱し仮乾燥を行った後、さらに700℃
で10間焼成し、電極2を形成する(図2(c) )。
【0066】このようにして得られたディスク型サーミ
スタの比抵抗値を、25℃で測定したR25と幾何学的形
状より算出するとともに、また25℃と50℃の抵抗値
よりB定数を算出した。
【0067】比較のために、図1のペレット形成工程で
Mn,Co,Ti,Cuの組成比を変化させ、それぞれ
について抵抗値を測定し、比抵抗およびB定数を計算し
た。その結果を表3に示す。表中、焼成後の目標抵抗値
±1%歩留りを従来例(No.115,116)また本
発明における比較例(No.112〜114,117,
118)と比べると本発明によるサーミスタ焼結体の歩
留りは著しく高く、製品の歩留り向上、また高精度化に
加えて100℃以下の高温放置信頼性の向上に大きな効
果を示した。
【0068】 表3中高温放置試験は90℃にて1000時間実施し、
試験前後における25℃での抵抗値変化を測定した。こ
こで試料No.101,102,105は立方晶スピネ
ル型結晶相を主体とし、第2相をCoを主金属成分とす
るNaCl型立方相からなる構造をなしており、前記実
施例3と同様、高温放置信頼性、目標抵抗値歩留り(±
1%)共、十分量産に耐え、良好な結果を示した。試料
No.108は、立方晶スピネル型結晶相を主体とし、
第2相として、Coを主金属成分とするNaCl型立方
晶相、Cuを主金属成分とする立方晶相を含む構造であ
り、前述したのと同様に良好な結果を示した。No.1
03,No.104,No.106,No.107,N
o.109,No.110,No.111は立方晶スピ
ネル型結晶相単相からなり、目標抵抗値歩留り(±1
%)は高く、90℃高温放置信頼性はわずかに低下する
程度である。
【0069】試料No.112〜118には本発明の組
成域からはずれるディスクサーミスタについて結果を示
した。Cu,Ti含有量の総和が重量%で40%を越え
る組成、またCu,Ti含有量の総和が重量%で0.1
〜40%の範囲内にあってもMnあるいはCoの含有量
がそれぞれ24〜50,36〜60を外れた場合には、
目標抵抗値±1%歩留りは著しく低下し、加えて高温放
置信頼性も低下する。
【0070】No.113,No.114は、焼成工程
も含めて熱処理工程で、立方晶スピネル型結晶相が特に
不安定で、正方晶スピネル型結晶相へ相変態したため目
標抵抗値歩留りが低下したものと思われる。
【0071】図6には、製品の特性値歩留り向上および
高集積化に際して、本発明のサーミスタ焼結体の、望ま
しい金属成分重量%組成域(灰色部)を示した。この組
成域をとるとき、目標値特性歩留りが高く、100%以
下の高温法治信頼性を確保することができ量産性の高く
サーミスタを得ることができる。
【0072】このサーミスタ焼結体は、ディスク状サー
ミスタ、チップ状サーミスタ、表面実装型チップサーミ
スタ、サーミスタ焼結体の間に電極を介在させて積層し
た積層型サーミスタなどにも適用可能である。
【0073】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、結晶構造が安定であり、電気的特性の素子間におけ
るばらつきを抑制することができるとともに、耐環境
性、とりわけ高温度下の特性と安定性に優れているた
め、高精度高信頼性が要求される各種温度センサ用サー
ミスタあるいは回路の温度補償用サーミスタの材料に極
めて有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のサーミスタ焼結体の製造工程を
示すフローチャート図
【図2】同サーミスタ焼結体を用いたサーミスタの製造
工程図
【図3】本発明のサーミスタ焼結体の金属成分モル%比
率組成領域を示す擬3元状態図
【図4】本発明の第3の実施例のサーミスタ焼結体を用
いたSMTサーミスタの製造工程図
【図5】本発明の第3の実施例のサーミスタ焼結体を用
いたSMTサーミスタ
【図6】本発明の第4の実施例のサーミスタ焼結体の金
属成分重量%比率組成領域を示す擬3元状態図
【符号の説明】
1 サーミスタ素体 2 電極 3 ガラス保護層 4 Niめっき層 5 半田めっき層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 一 啓文 神奈川県平塚市万田1200 株式会社小松製 作所研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負の抵抗温度特性を有するサーミスタ用
    酸化物半導体においてその構成金属主成分が、Mn,C
    oで構成され、CuおよびTiをさらに金属成分のモル
    %総和で0.1〜24%含有することを特徴とするサー
    ミスタ焼結体。
  2. 【請求項2】 前記サーミスタ焼結体を構成する金属主
    成分MnおよびCoの含有量が、それぞれ金属成分に関
    するモル%で30≦Mn≦52,46≦Co≦65であ
    ることを特徴とする請求項1記載のサーミスタ焼結体。
  3. 【請求項3】 前記サーミスタ焼結体において、金属主
    成分であるMn,Coに同時添加されるCuおよびTi
    含有量が、それぞれ金属成分に関するモル%で 0.04≦Cu≦14,0.06≦Ti≦10 であることを特徴とする請求項1または2に記載のサー
    ミスタ焼結体。
  4. 【請求項4】 金属主成分がMn,Coで構成され、C
    u,Tiを添加してなる前記サーミスタ焼結体におい
    て、焼結体が主として立方晶スピネル型結晶相で構成さ
    れ、かつ第2相としてその金属成分がCoを主体とする
    NaCl型立方晶結晶相、Cuを主体とする立方晶結晶
    相、同様にCuを主体とする単斜晶結晶相のいずれか1
    つまたはそれぞれの第2相結晶相を少なくとも2種以上
    含有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに
    記載のサーミスタ焼結体。
  5. 【請求項5】 金属成分として、Mn,Coを主成分と
    し、CuおよびTiを総和で0.1〜40重量%含有す
    ることを特徴とするサーミスタ焼結体。
  6. 【請求項6】 金属成分であるMn,Coの含有量が、
    それぞれ金属成分に関する重量%にて24≦Mn≦5
    0,36≦Co≦60であることを特徴とする請求項5
    に記載のサーミスタ焼結体。
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