JPH07235228A - ワイヤーハーネス組立用図板及びその図板台 - Google Patents

ワイヤーハーネス組立用図板及びその図板台

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JPH07235228A
JPH07235228A JP6026990A JP2699094A JPH07235228A JP H07235228 A JPH07235228 A JP H07235228A JP 6026990 A JP6026990 A JP 6026990A JP 2699094 A JP2699094 A JP 2699094A JP H07235228 A JPH07235228 A JP H07235228A
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実 稲岡
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勝司 南出
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Abstract

(57)【要約】 【目的】図板上で布線されたワイヤーハーネスに外装部
品を取り付ける際に、作業者の負担を軽減すると共に、
多数の外装部品を図板周辺に効率的に配置すること。 【構成】図板10上の外装部品取付位置付近の空き空間
に収容容器B1〜B5を取り付ける。さらに、図板10
下方の邪魔にならない空間に収容容器B6,B7を取り
付ける。 【効果】外装部品を取り付ける際に、従作業者は後ろを
振り向かなくても、外装部品を取り出すことができる。
図板上の収容容器は、外装部品取付位置近傍に配置され
ているので、該当する外装部品が収容されている収容容
器がすぐに分かり、図板上の外装部品取付位置が分から
なくなることはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤーハーネスを組
み立てるための図板及びその図板台に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車等における電装品の配線
に用いられるワイヤーハーネスは、所定の寸法に切断さ
れた複数の電線を結束して構成されており、柔軟性があ
って形態的には細長く、複雑に枝分かれした構造を有し
ているのが特徴である。このワイヤーハーネスの組み立
ては、ワイヤーハーネス組立用の図板を図板供給ライン
の組立作業位置に順次供給し、各組立作業位置にて作業
者が電線束を図板上で順次組み付けていくことで達成さ
れる。
【0003】ところで、ワイヤーハーネスには、極めて
多種多様な外装部品が取り付けられている。主な外装部
品としては、クランプ、コルゲートチューブ、縦割りチ
ューブ、PVCシート等がある。クランプの場合は種類
の違い、コルゲートチューブ、縦割りチューブ、PVC
シートの場合が長さ及び径の違いにより、部品は多種類
となる。
【0004】上記外装部品を図板供給ラインの組立作業
位置に供給する方法として、現在一般的に、図11に示
すような外装部品シューター方式が採用されている。図
11を参照して、外装部品を収容した収容容器1をシュ
ーター2と称されるものに複数段積み重ねる。このシュ
ーター2を図板供給ライン3に沿って設けられた作業領
域4の後方に設置する。そして、作業者が、必要のたび
ごとに、シユーター2の収容容器1から外装部品を取り
出すようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記シ
ューター方式では、以下の問題点が指摘されている。 外装部品を取り出す際に、作業者は必ず後ろを振り向
かなければならない。そのため、作業者に腰痛等の肉体
的障害が発生する可能性がある。また、作業者が後ろに
振り向くという無駄な動作を行うことにより、作業効率
の低下を招くといった問題点がある。
【0006】外装部品は、上述の如く多種多様であ
る。この外装部品をシューター方式で管理しようとする
と、シューター2の数を多くしなければならない。とこ
ろで、シューター方式では、収容容器1の位置と、図板
上の外装部品取付位置とが離れている。そのため、作業
者が振り向いて複数のシューター2の中から該当する外
装部品が収容されている収容容器1を捜し出し、その外
装部品を取り出して取り付ける際、図板上の取付位置が
一時分からなくなることがある。その結果、外装部品の
取り付けが迅速に行われず、また間違った取付位置に取
り付けられるといった不具合が発生することになる。よ
って、作業性及び品質の低下の原因となっている。
【0007】そこで、上記に対処するため、本出願人
は、図板上の外装部品取付位置付近の空き空間に収容容
器を保持するようにしたり、図板下方の邪魔にならない
空間に収容容器を保持するようにしたりすればよいので
はないかと着想した。本発明は、上記技術的課題に鑑み
なされたもので、作業者に負担をかけることなく外装部
品を取り出すことができ、しかも作業性及び品質の向上
に貢献し得るワイヤーハーネス組立用図板及びその図板
台の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明請求項1によるワイヤーハーネス組立用図板
は、電線束をワイヤーハーネスの最終形態に布線し、布
線された電線束に所定の外装部品を取り付けてワイヤー
ハーネスを組み立てる際に使用するものであって、図板
上に、外装部品が収容される収容容器が備えられている
ものである。
【0009】請求項2によるワイヤーハーネス組立用図
板は、請求項1記載のワイヤーハーネス組立用図板にお
いて、図板の表面に収容容器を保持するための保持具が
取り付けられており、上記保持具で外装収容容器が保持
されていることを特徴とする。請求項3によるワイヤー
ハーネス組立用図板は、請求項1記載のワイヤーハーネ
ス組立用図板において、図板に取付孔が形成されてお
り、上記取付孔から図板の裏側にへこむように配置され
た収容容器を含むことを特徴とする。
【0010】請求項4によるワイヤーハーネス組立用図
板は、請求項3記載のワイヤーハーネス組立用図板にお
いて、収容容器は、深さを調整できることを特徴とす
る。請求項5による図板台は、ワイヤーハーネス組立用
図板を支持するためのものであって、架台部、及び上記
架台部には、図板を保持したときに、図板の手前側又は
側面側に少なくとも一部が図板の前端辺又は側端辺から
はみ出す位置に、収容容器が備えられているものであ
る。
【0011】請求項6による図板台は、請求項5記載の
図板台において、上記保持部に、収容容器を保持するた
めの保持具が取り付けられ、上記保持具で収容容器が保
持されていることを特徴とする。請求項7による図板台
は、請求項5記載の図板台において、上記架台部に、図
板の奥行き方向に沿って細長い形状をした収容容器が取
り付けられていることを特徴とする。
【0012】
【作用】上記請求項1乃至3によるワイヤーハーネス組
立用図板では、図板上の外装部品取付位置付近の空き空
間に収容容器を備えているので、外装部品を取り付ける
際に、従来のシューター方式のように、作業者は後ろを
振り向かなくても、外装部品を取り出すことができ、作
業効率が向上する。また、該当する外装部品が収容され
ている収容容器がすぐに分かり、図板上の外装部品取付
位置が分からなくなることはない。その結果、外装部品
を間違って取り付けることがなく、この点においても作
業性及び品質の向上を実現することができる。
【0013】請求項4によるワイヤーハーネス組立用図
板において、収容容器は、深さを調整できるようになっ
ているので、外装部品を収容容器に入れるときに、その
長さに合わせて深さを設定することができる。また、収
容容器の深さ調整を調整できるため、収容容器に入れる
外装部品の長さが変更になっても、深さを調整して入れ
ることができる。さらに、全く異なる図板に再利用する
場合でも利用し易くなる。
【0014】請求項5乃至7による図板台では、図板下
方の邪魔にならない空間に収容容器を取り付けているの
で、外装部品を取り付ける際に、従来のシューター方式
のように、作業者は後ろを振り向かなくても、外装部品
を取り出すことができ、作業効率が向上する。また、外
装部品の取付位置を確認しながら外装部品を取り出せる
ので、図板上の外装部品取付位置が分からなくなること
がない。そのため、外装部品を間違って取り付けること
がなく、この点においても作業性及び品質の向上を実現
することができる。
【0015】以上のことから、作業者に負担をかけるこ
となく外装部品を取り出すことができ、しかも作業性及
び品質の向上に貢献し得る。また、ワイヤーハーネス製
作時に必要な多数の外装部品を効率よく図板の周辺に配
置することができるようになる。さらに、コンベア作業
における個々の外装部品を取り出す工数を減少させる上
でも有効である。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づき
説明する。図1は、本発明の一実施例に係るワイヤーハ
ーネス組立用図板及びその図板台を用いてワイヤーハー
ネスの組み立てを行っている状態を示す斜視図である。
同図を参照して、10はワイヤーハーネスWを組み立て
るための図板、20は図板10を支持するための図板台
である。
【0017】図板10は、長手の長方形形状をしてい
て、作業者が作業を行い易いように、図板台20上に所
定の角度傾けて載せられている。図板10上では、電線
束が布線され、必要な外装部品が取り付けられてワイヤ
ーハーネスWが組み立てられる。図板10の表面には、
ワイヤーハーネスWの最終形態と、クランプ、コルゲー
トチューブ、縦割りチューブ、PVCシート等の外装部
品の取付位置とを表示した布線図(図には現れていな
い。)が描かれている。そして、図板10の表面には、
布線図に合わせて、所定位置に、それぞれ、例えばU字
治具等の予め定める種類の複数の布線治具30が植立さ
れている。複数の電線束は布線治具30に受け止められ
ることによって、図板10上にワイヤーハーネスWの最
終形態として保持される。さらに、電線束には、クラン
プ、コルゲートチューブ、縦割りチューブ、PVCシー
ト等の外装部品が取り付けられる。
【0018】また、図板10の表面上の外装部品の取付
位置近傍の空き空間には、外装部品が収容される収容容
器B1,B2,B3,B4,B5が備えられている。な
お、収容容器B1乃至B5の取付構造については後述す
る。図板台20は、ワイヤーハーネスWの組立ラインの
軌道上に移動可能に設置された架台部21と、架台部2
1の上方に配置され、図板10を保持するための保持部
22とを備えている。図板10下方の作業の邪魔になら
ない架台部21の左側前方には、図板10の長さ方向に
沿って細長い複数の収容容器B6が取り付けられてい
る。一方、図板10下方の作業の邪魔にならない架台部
21の右側には、図板10に奥行き方向に沿って細長い
複数の収容容器B7が左右方向に整列して取り付けられ
ている。保持部22は、図板10の形状に対応した枠形
状を有している。なお、収容容器B6,B7の取付構造
については後述する。
【0019】図2は、収容容器B1の取付構造を拡大し
て示しており、同図(a)は斜視図、同図(b)は同図
(a)のI−I線に沿う断面図である。図2を参照し
て、収容容器B1は、クランプ等の小物の外装部品P1
を収容するためのものであり、異なる種類の小物外装部
品P1を収容するため複数に区画されている。そして、
収容容器B1は、その底面が図板10の表面に当接さ
れ、底面から図板10にねじ40が螺合されて、図板1
0に取り付けられている。
【0020】このように、収容容器B1は、底面が図板
10に当接されて取り付けられているので、図板10が
作業者に向かって斜めに保持されている結果、収容容器
B1内に収容された外装部品P1の種類を容易に確認で
きる。特に、収容容器からこぼれにくい外装部品を入れ
るのに有用である。図3は、収容容器B2の取付構造を
拡大して示す斜視図である。同図を参照して、収容容器
B2は、収容容器B1と同様、小物外装部品P2を収容
するためのものであり、異なる種類の小物外装部品P2
を収容するため複数に区画されている。この収容容器B
2は、保持具51,52,53,54により図板10上
に水平に係止されている。
【0021】すなわち、図板10には、倒立L字形の一
対の保持具51,52及び棒状の保持具53,54が植
立されている。倒立L字形の保持具51,52は、収容
容器B2の長さに対応した間隔をもって配置されてお
り、収容容器B2を側方から挟み込んで保持するための
ものである。一方、棒状の保持具53,54は、倒立L
字形の保持具51,52の間に配置されており、収容容
器B2を下方から受け止めて保持するためのものであ
る。それゆえ、収容容器B2を保持具51,52の間に
挿入して保持具53,54に載置することにより、収容
容器B2は、保持具51,52で挟持されると共に、保
持具53,54で受け止められ、図板10上に取り付け
られる。
【0022】このように、収容容器B2は、保持具5
1,52,53,54により図板10上に水平に保持さ
れているので、収容容器B2内に収容された外装部品P
2はこぼれにくくなる。特に、収容容器からこぼれ易い
外装部品を収容するのに有用である。また、収容容器B
2は、図4に示すような取付具55で図板10上に取り
付けることができる。図4は、収容容器B2の取付構造
の変更例を拡大して示しており、同図(a)は斜視図、
同図(b)はII−II線に沿う断面図である。図4を参照
して、取付具55は、図板10にねじ込まれてナット5
6で固定されるねじ部材57と、ねじ部材57の先端に
取り付けられ、収容容器B2の鍔部が挿入されるコ字形
の保持部材58とが備えられている。ねじ部材57の長
さ寸法は、収容容器B2を図板10に対して浮遊状態で
保持できる長さに設定されている。つまり、収容容器B
2を図板10に取り付ける際には、取付具55のねじ部
材57を図板10上に植立した後、収容容器B2の鍔部
を保持部材58に挿入する。そうすると、収容容器B2
が図板10上から浮遊した状態で取り付けられる。
【0023】このように、収容容器B2が図板10上か
ら浮遊した状態で取り付けられるので、図板10上に描
かれた作業指示を容易に確認することができる。また、
収容容器B2の鍔部が保持部材58に挿入されて保持さ
れているので、図板10がコンベアラインの軌道上を移
動する際に伴い振動によっても揺れないので、内部の外
装部品はこぼれることはない。
【0024】なお、図2乃至図4に示した収容容器B
1,B2は、複数の外装部品を収納できるため、大きな
空間が必要となるので、スペース的に余裕の出来やすい
図板10の上方に配置されることが多い。図5は、収容
容器B3の取付構造を拡大して示しており、同図(a)
は斜視図、同図(b)は同図(a)のIII −III 線に沿
う断面図である。図4を参照して、収容容器B3は、小
物外装部品やコルゲートチューブ、縦割りチューブ、P
VCシート等の長物の外装部品のうち比較的長さの短い
ものP3を収容するためのものである。そして、収容容
器B3は、側面が図板10に当接されて、側面がねじ6
0で図板10に取り付けられている。
【0025】このように、収容容器B3は、側面が図板
10に当接されて取り付けられているので、収容容器B
3内に収容された外装部品P3は、図板台20が組立ラ
インの軌道上を移動する際の振動によってもこぼれにく
い。特に、収容容器からこぼれ易い外装部品を収容する
のに有用である。図6は、収容容器B3の取付構造の変
更例を拡大して示しており、同図(a)は斜視図、同図
(b)はIV−IV線に沿う断面図である。収容容器B3
は、その底面が図板10の表面に当接され、底面から図
板10にねじ61が螺合されて、図板10に取り付けら
れている。この場合、収容容器B2の開口は、作業者に
正対することになるので、外装部品が取り出し易い。
【0026】図7は、収容容器B4,B5の取付構造を
拡大して示しており、同図(a)は図板を表側から視た
斜視図、同図(b)は図板を裏側から視た斜視図であ
る。図5を参照して、収容容器B4,B5は、バンドク
ランプ、コルゲートチューブ、縦割りチューブ、PVC
シート等の長物の外装部品のうち比較的長さの長いもの
P4,P5を収容するためのものである。特に、収容容
器B4の下方には、複数段に切り込みCが形成されてい
る。それゆえ、収容容器B4は、切り込みCに蓋Fを選
択的に挿入することにより、段階的に深さ調整可能とさ
れている。このように、コルゲートチューブ、縦割りチ
ューブ等の長物外装部品P4を収容容器B4に入れると
きに、その長さに合わせて深さを設定することができ
る。
【0027】図8は、収容容器B5の変形例を示す斜視
図である。同図を参照して、収容容器B5には、収容容
器B5の長手方向(上下方向)に沿って長孔C1が開け
られており、この長孔C1に沿って蓋Fが移動できるよ
うに構成されている。それゆえ、収容容器B5の深さ調
整を連続的に変更可能とすることができる。具体的な構
成としては、蓋Fよりボルト部F1を突出させて長孔C
1に係合させている。そしてボルト部F1に収容容器B
5の外側からずれ防止押えF2をはめ、その上からナッ
ト部F3でボルト部F1、ずれ防止押えF2を固定して
いる。
【0028】再び図7を参照して、図板10には、布線
の妨げにならない位置で、布線図等の表示のない位置
で、かつ、取付位置の近くに、収容容器B4,B5の形
状に対応した取付孔71,72が開けられている。そし
て、収容容器B4,B5は、取付孔71,72に挿入さ
れることにより、図板10上に取り付けられる。このと
き、収容容器B4,B5の上端周縁には鍔部が設けられ
ており、この鍔部が取付孔71,72の周縁に係止する
ことによって、収容容器B4,B5の上端は、図板10
の表面と略面一に保持される。このように、収容容器B
4,B5は、取付位置近傍に配置されているが、図板1
0の表面と略面一に保持されるので、電線束の布線作業
及び外装部品の取付作業の邪魔になることはない。
【0029】図9は、収容容器B6の取付構造を拡大し
て示しており、同図(a)は斜視図、同図(b)は同図
(a)のV−V線に沿う断面図である。図9を参照し
て、収容容器B6は、小物外装部品や比較的長さの短い
長物外装部品P6を収容するためのものであり、異なる
種類の外装部品P6を収容するため複数に区画されてい
る。
【0030】図板台20の保持部22の下枠221から
は、先端部に収容容器B6を下方から受け止める受け部
801を有する複数の保持具80が、架台部21の前方
に向かって垂下されている。この保持具80は、鉤形を
しており、その上端部は、下枠221に係止されてねじ
81を介して固定されている。それゆえ、収容容器B6
を保持具80の受け部801に挿入することにより、収
容容器B6が受け部801に受け止められて、図板10
の下方の使用しない空間にある架台部21の前方に取り
付けられる。このように、収容容器B6は、保持具80
の受け部801に挿入するだけで保持具80に保持され
る結果、収容容器B6の脱着は容易となる。
【0031】図10は、収容容器B7の取付構造を拡大
して示しており、同図(a)は斜視図、同図(b)は同
図(a)のVI−VI線に沿う断面図である。同図を参照し
て、収容容器B7は、比較的長さの長い長物外装部品P
7を収容するのに適しているが、小物外装部品を収容す
るものとしても流用可能なものである。架台部21間に
は、前桟211及び後桟212が橋架されている。収容
容器B7は、前桟211及び後桟212にねじ90を介
して取り付けられている。つまり、収容容器B7は、図
板10下方の使用しない空間において架台部21上に前
後方向に挿入されて取り付けられる。
【0032】このように、収容容器B7を図板10の下
方に設置すると、図板10上に収容すると布線作業及び
外装部品取付作業に邪魔になる長物外装部品P7を、図
板10下方の使用しない空間に収容できるので、外装部
品P7が布線作業及び外装部品取付作業に邪魔になるこ
とはなく、その結果作業性が向上する。本実施例では、
図板10上の外装部品取付位置付近の空き空間に収容容
器B1〜B5を保持し、さらに図板10下方の邪魔にな
らない空間に収容容器B6,B7を保持するようにして
いるので、外装部品を取り付ける際に、従来のシュータ
ー方式のように、作業者は後ろを振り向かなくても、外
装部品を取り出すことができ、作業効率が向上する。
【0033】また、特に図板10上の収容容器B1〜B
5は、外装部品取付位置近傍に配置されているので、該
当する外装部品が収容されている収容容器がすぐに分か
り、図板10上の外装部品取付位置が分からなくなるこ
とはない。その結果、外装部品を間違って取り付けるこ
とがなく、この点においても作業性及び品質の向上を実
現することができる。よって、本実施例の図板及び図板
台を使用することにより、作業者に負担をかけることな
く外装部品を取り出すことができ、しかも作業性及び品
質の向上に貢献し得る。
【0034】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の範囲内で多くの修正及び変更を
加え得ることは勿論である。収容容器の形状にしても箱
形の形状のものを実施例として挙げるが、有底円筒形に
してもよいし、その他の形状としてもよい。例えば上記
実施例においては、外装部品の収容容器B1〜B7を全
て図板10及び図板台20に備えた例について記載した
が、必要な収容容器のみを図板10及び図板台20に備
える構成としてもよい。
【0035】また、収容容器を備えた図板を収容容器を
備えない従来の図板台で支持する構成としてもよく、あ
るいは収容容器を備えた図板台で収容容器を備えない従
来の図板を支持するようにしてもよい。さらに、図板1
0の長さ方向端縁において、収容容器を図板10の幅方
向に沿って取り付ける構成としてもよい。
【0036】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
よると、作業者に負担をかけることなく外装部品を取り
出すことができ、しかも作業性及び品質の向上に貢献し
得るといった優れた効果がある。また、ワイヤーハーネ
ス製作時に必要な多数の外装部品を効率よく図板周辺に
配置することができる。
【0037】さらに、コンベア作業における個々の外装
部品を取り出す工数を減少させる上でも有効である。特
に、請求項4は、収容容器の深さを調整できるため、収
容容器に入れる外装部品の長さが変更になっても、深さ
を調整することができる。また、全く異なる図板に再利
用する場合でも利用し易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るワイヤーハーネス組立
用図板及びその図板台を用いてワイヤーハーネスの組み
立てを行っている状態を示す斜視図である。
【図2】収容容器B1の取付構造を拡大して示してお
り、同図(a)は斜視図、同図(b)は同図(a)のI
−I線に沿う断面図である。
【図3】収容容器B2の取付構造を拡大して示す斜視図
である。
【図4】収容容器B2の取付構造の変更例を拡大して示
しており、同図(a)は斜視図、同図(b)はII−II線
に沿う断面図である。
【図5】収容容器B3の取付構造を拡大して示してお
り、同図(a)は斜視図、同図(b)は同図(a)のII
I −III 線に沿う断面図である。
【図6】収容容器B3の取付構造の変更例を拡大して示
しており、同図(a)は斜視図、同図(b)はIV−IV線
に沿う断面図である。
【図7】収容容器B4,B5の取付構造を拡大して示し
ており、同図(a)は図板を表側から視た斜視図、同図
(b)は図板を裏側から視た斜視図である。
【図8】収容容器B5の変形例を示す斜視図である。
【図9】収容容器B6の取付構造を拡大して示してお
り、同図(a)は斜視図、同図(b)は同図(a)のV
−V線に沿う断面図である。
【図10】収容容器B7の取付構造を拡大して示してお
り、同図(a)は斜視図、同図(b)は同図(a)のVI
−VI線に沿う断面図である。
【図11】従来の外装部品シューター方式を示す斜視図
である。
【符号の説明】
W ワイヤーハーネス P1〜P7 外装部品 B1〜B7 収容容器 10 図板 20 図板台 21 架台部 22 保持部 71,72 取付孔 80 保持具

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電線束をワイヤーハーネスの最終形態に布
    線し、布線された電線束に所定の外装部品を取り付けて
    ワイヤーハーネスを組み立てる際に使用するものであっ
    て、 図板上に、外装部品が収容される収容容器が備えられて
    いることを特徴とするワイヤーハーネス組立用図板。
  2. 【請求項2】請求項1記載のワイヤーハーネス組立用図
    板において、 図板の表面に収容容器を保持するための保持具が取り付
    けられており、 上記保持具で外装収容容器が保持されていることを特徴
    とする。
  3. 【請求項3】請求項1記載のワイヤーハーネス組立用図
    板において、 図板に取付孔が形成されており、 上記取付孔から図板の裏側にへこむように配置された収
    容容器を含むことを特徴とする。
  4. 【請求項4】請求項3記載のワイヤーハーネス組立用図
    板において、 収容容器は、深さを調整できることを特徴とする。
  5. 【請求項5】ワイヤーハーネス組立用図板を支持するた
    めのものであって、 架台部、及び上記架台部には、図板を保持したときに、
    図板の手前側又は側面側に少なくとも一部が図板の前端
    辺又は側端辺からはみ出す位置に、収容容器が備えられ
    ていることを特徴とする図板台。
  6. 【請求項6】請求項5記載の図板台において、 上記保持部に、収容容器を保持するための保持具が取り
    付けられ、 上記保持具で収容容器が保持されていることを特徴とす
    る。
  7. 【請求項7】請求項5記載の図板台において、 上記架台部に、図板の奥行き方向に沿って細長い形状を
    した収容容器が取り付けられていることを特徴とする。
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